先週末ドッグダンスのイベントに参加してきたのだが、今日はその時から引っ張っていた変な話を。
長くなるので、お時間の無い方はまた改めて。
ドッグダンスのイベントで管理人はトレーニングショウとコンペの撮影をボランティアで受けていた。
もちろん管理人もエントリーしているので、自分の番の前後は着替えやら犬のガス抜きやらで撮影出来ないので、今回も管理人ともうひとりのボランティアで撮影することになっていた。
二日目のコンペの出番は午後の中盤ということで、午後の前半は準備のためもう一人にお願いし、自分の出番が終わって着替えを済ませた後半を管理人が請け負うことにした。
着替えた後15分の休憩時間を使って犬たちのガス抜きを兼ねて屋外ドッグランに行き、戻ろうとドッグランを出た時会場から音楽が聞こえてきた。
まずい!
休憩時間が終わってしまった。
周りを見ると、もうひとりのカメラマンも犬を連れて会場を出ている。
しまった!
あわてて犬たちを連れて会場に戻り、犬たちを知人に預けてカメラを手に競技リンクに。
そして帰る日の朝、その時犬たちが遊んでいたお気に入りのボールが無くなっているのに気付いた。
車の中や荷物ひとつひとつをくまなく探したもののみつからない。
家に帰って荷物をぜんぶ開いたがやはり見つからなかった。
どこかで落としたのだろうか。
犬たちが気に入っていただけにがっかりである。
ところが、なんと翌日車のカーゴを覗きこんだら、荷物運びに使っていたカートのそこにボールが落ちているのを発見。
あんなに探したのになぜ見つからなかったのだろう。
ちょっと嬉しくなって犬と遊ぼうと思い、公園で投げようとしたところ、手からすっぽ抜け、なんと3本先の銀杏の木の枝に引っかかってしまった。
うそでしょう!!!
ようやく見つけたのに、わずか10分で手元からまた無くなってしまったボール。
アホとしか言いようがないが、このまま見捨てるのはなんとも納得がいかない。
公園の前の通りはよく職人さんたちが休憩を取っている場所でもある。
しばらく待っていれば梯子を積んだ車が休憩しに止まるかもしれない。
そんなことを思って1時間ほど待ったが収穫無し。
車に乗せてあるトレーニングで使う道具などを連結させればなんとか届くかも知れないが、つなぐテープやひもが無い。
結局あきらめて帰宅することにした。
翌日出かける用事があったので、途中で寄ってボール救出作戦を実行することにした。
朝の公園はさすがに人出も少ないが、なぜか銀杏の木の近くで撮影している人たちが3人。
長い棒を振り回して怪我をさせてはいけないので、
「すみません、昨日ひっかけてしまったボールを取るので。」と声をかけると、「そうなんですね。」とにこやかに笑う若い女性。
ボールのありかを再確認してから、ポールを養生テープと紐で繋いでみる。
さすがに5本も繋ぐと安定感が悪いが、先端にハエたたき(未使用)を付けてボールをひっかけやすくしてみた。
なんとか繋がったところでトライしてみると、ギリギリ届かない。
それを見ていた先ほどの女性が同伴の男性に声をかける。
「ねぇねぇ、〇〇さんなら取れるんじゃない?」
「えっ、そんな、お忙しいのに申し訳ないです。」と管理人。
男性も快く引き受けて下さり、しなるポールを上手に動かしながらボールのひっかかかった枝を揺らして一つ下の枝に落とし、さらにまた揺らして次の枝へ。と少しずつ落としてくれて、最後は地面にポトッ。
なんとやさしい人たちだろう。
こんなアホ相手に。
お礼はどうしよう。
車の中を覗いても、特に無いもないし。
そうだっ!
「あのぅ、撮影でしたら、モデル犬お貸ししましょうか。」とさらにアホなことを言ってしまった。
「えっ?犬ですか?いいんですか?」
「宜しければ。」
そう言って、ニコルとVinを車から下ろすと、
「じゃぁ、茶色い子を。」
ということで、
我が家の犬たち、とりあえず取材などの経験も多いので、管理人がレンズを向けなければ、みんな気楽に被写体を引き受けてくれる。
※ニコルは管理人がレンズを向けると、魂が抜き取られるとでも言いたげにそっぽを向く。
どんな風に撮れたのかわからないが、とりあえず管理人としてはボールを取ってもらって一安心。
失せ物があると眠れなくなる管理人。
今夜はぐっすり眠れそうだ。
世の中捨てたものじゃないな。
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