ロードプライシングの話
TOKYO2020が終わって、日常が戻ってきた。
仕事柄平日も休日も無く車で動いている管理人にとって、今回首都高速の一律1000円値上げはとても痛かった。
この時期をずらしていたら、今伝えなければいけないことが伝えられないと、出費が増えても出かけた。
中には、値上げ分を補填してくださったクライアントさんもいらして感謝。
深夜の料金半額で助かったのは、輸送関連の業種で、個人宅に訪問するようなサービス業の人間にとっては、早くTOKYO2020が終わって欲しいと思うのみだった。
ところが、今後もこの方式、つまり「ロードプライシング」を取り入れていこうと政府が考えているらしい。
確かに、この方式で首都高速はガラガラとなり、まさしく高速道路という感じであったが、そもそも料金をあげられても高速道路が使える人たちはゆとりのある人たちである。
一般の営業マンやサービス業の人たちは料金の値上げによってコストが大幅に増え、持つ者と持たざる者の格差は確実に広がっていくだろう。
しかも、今回のロードプライシングと、首都高速の出入り口閉鎖のあおりで、246や甲州街道は終日渋滞が続き、近隣の排ガス公害はきっとかなり高まったはずである。
誰も、そんなことには一切触れていないようだが。
日常的に246界隈を犬との散歩でも歩いているが、空気の悪さは尋常ではない。
高速環状線のおかげで、ある程度都心に入る車の量はかなり減ったはずである。
最近車を持つ人が減ってきているとは言っても、都心の交通量は依然減らない。
個人的にも、車の無い生活はやはり考えられない。
いつも上から目線で多くのことを決めていくお上であるが、是非庶民の目線でロードプライシングも考えて欲しいものである。
TOKYO2020中の246上り線池尻界隈。
三軒茶屋の高架手前から渋滞は続き、10分で帰りつけるはずが30分近くかかったという日。
池尻の高速入り口が閉鎖され、高速を利用できない車が溢れていた。
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