IPカメラ
ニコルが我が家にやってきたとき、管理人はフルタイムで働いていたので、
留守中彼女はいろいろやらかしてくれた。
その時の一番の悩みの種は食糞。
明日以降、誰もニコルに触ってくれなくなりそうだが、
7年半前に卒業しているので今は大丈夫(笑)。
当時我が家には14歳と12歳のボーダー・コリーの母息子がいた。
当然留守中老犬に負担がかかってはいけないと、
ニコルのみサークルで隔離していたのだが、
これが彼女にとってはつまらなかったので、
日々サークルの中に置かれたベッドやサークルのジョイント、床に敷いてあるクッションフロアを破壊し、毎日家に帰るたびにがっかりさせられたものだった。
そんな彼女の監視と、老犬の様子を確認するために部屋にIPカメラを設置したのが7年前。
その後老犬たちが旅立ち、ニコルも自由の身となり食糞を卒業したとき、東京で少し大き目な地震があった。
仕事場からカメラで確認すると、ニコルが部屋の中を右往左往している姿が映っていた。
あいにく、管理人のIPカメラは簡易バージョンで音声のやり取りが出来ないが、不安げな様子は十分伝わってきた。
今でも地震で「ガタ」と音がするとハウスに飛び込むニコルである。
この時のトラウマだろう。
その後チンピラくんが我が家に加わった後も、IPカメラはとても役立っている。
彼はニコルと違い、我が家に来て3日目からフリーな生活をしているが、目立った悪戯も無く、留守中も大体ニコルにくっついて寝ている姿が見られた。
ところが、ある日チンピラくんだけを置いて出かけたところ、ドアに向かって顔を上げてじっと動かない姿が映っていた。
何をしていたんだろうと、帰ってから家人に聞いてみると、遠吠えをしていたそうだ。
確かに、月に向かって吠えているオオカミと同じ形だった。
そんなこんなで8年近く活用しているIPカメラが突然繋がらなくなった。
3日前の夜のことである。
IDとパスワードを入力しても、再三同じ請求画面が出る。
無料のDDSNサービスだから、急になくなったのかとサイトを確認したり、
メールアドレスがハッキングされて変更したことを届けてなかったことで、
重大なお知らせを見逃したのではないか、とか、こちら側のルーターの設定が変わったのかとかいろいろ試してもらちが明かず、結局サーバーに問い合わせをしたところ、サーバー側の問題だったということが判明。
4日目にしてようやく留守中の犬たちを確認することができた。
急に使えなくなると、ひどく困るIPカメラである。
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