健康診断に行ってきた。
新卒で入った会社に健康診断があったかどうかは覚えていないが、初めてバリウムを飲んだのが、第三号被保険者になった時だったから、かれこれうん十年前のこと。
それからいたってまじめに、区から検診の通知が来るようになっても、その後務めた会社でも、とにかく毎年欠かさず受けている。
しかし、去年からバリウムの検査法が若干変わって、とても私には受け入れられない状態になってしまった。
そこで、今回は胃カメラを選択。
胃カメラもかれこれ5~6回は飲んでいるが、かかりつけの先生は、かわいそうなおばさんのために、鼻から入れる細いスコープを口から入れて検査してくれていたが、今回の検診にはそんな心遣いは当然無い。
しかも私には不整脈があるので、胃の動きを抑える鎮痙剤を投与できない。
以前投与されたときは心拍数が異常にあがって、検査後6時間ぐらい起き上がれなかったのである。
いずれにしてもリスキーな胃カメラだが、バリウムよりはましだと意を決してでかけたが、病院の扉の前で、帰って来られなかったらどうしようと思うほどの意気地なしであった。
案の定始まると地獄のような苦しみ。
「はい、鼻から大きく息を吸って、口から深呼吸のように大きく吐いてください。」
と看護師はテンション高めで声をかけてくれるのだが、上向きで寝たとたん鼻がつまって息が吸えない。
結局口から吸って口から吐く。
「リラックスして、のどの力を抜いてくださ~い。」
喉の力ってどうやって抜くんだ?
悲しくないのに涙が出る。
痛いよ~!
どれくらい時間がかかったかは覚えていないが、終わるときはあっけなかった。
鼻をかみながら医師のコメントを聴く。
「きれいな方ですよ~。〇〇と〇〇がちょっとありますけど・・・。」
確かに、以前勤めていた会社のパワハラで苦しんだときに飲んだ胃カメラで見つかった、「紅豚」のぼこぼこにされたポルコの顔のようにな胃壁はそこにはなかった。
しかし、終わって心拍数を計ったら130。
冗談でしょう?
まぁ、元々心拍数は多いから、人より寿命は短いらしい。
他の検査の結果も含めておそらく1か月以内には連絡が来るのだろう。
普段はなかなか見つからない血管も無事みつかって採血も済み、1時間は飲まず食わずでいるように言われたので、その足でめったに行かない二子玉川まで買い物に行った。
そう言えば、イベントやら母の入院やらでバタバタしていたので姉の誕生日をすっぽかしたのを思い出し、プレゼントも買うことに。
これで少しはいろんな風当たりもやわらぐだろう。
地下の食料品街を通っていたら、空腹も限界を感じたので思わずパンを購入。
家までもたないので、車内で完食。
帰ってからもひどい不整脈は出ず、とりあえず年に一度の嫌なイベントが終わった。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
年甲斐も無くまた若犬と暮らし始めた管理人に励ましのワンクリックを!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント