ブリーダーのきもち
近々友人のところに海を渡って新しい家族がやってくる。
たまたま先方からのメールの翻訳を頼まれて訳したのだが、途中で涙が出てきてしまった。
かわいいわが子を遠く離れた日本に送り出す。
しかも直接会ったことのない相手である。
もちろん、友人を介してお互いのことはよく知りあっているのだろうが、旅立つわが子へのきもちはたとえよく見知った相手であっても、その子を丸ごと愛してもらいたいと思うのが人情。
子犬のことを良く知っておいてもらいたいという思いが書き綴られ、最後は、もし万が一のことがあった時は、その子犬が何歳になっていようが、病気を患っていようが、かまわないから送り返して欲しいと。
そして子犬と対面したときは大きなハグをとも。
18年前、我が家の子犬たちが新しい家族の元に旅立って行ったときも、やはり同じような気持ちで送り出したっけ。
ブリーダー(本業であろうと副業であろうと)は、犬種のスタンダードを継ぎながら、生まれてきた子犬たちを新し家族の元に送り出していく。
当然健康であることが大前提だし、そのための努力を惜しまない。
そして人間の愛情を沢山注いで、人と暮らしていくことの楽しさを教えてあげる。それがお仕事。
ブリーダーがそういうきもちを忘れず、新しい家族となるひともそのきもちを繋ぐことが出来れば、犬たちの幸せはある程度担保されるに違いない。
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