懐かしい時間

今日の午後の公園散歩はニコルと二人で行った。
嵐の合間に出かけた昨日の散歩ではかなり暑くなったので、
台風一過の今日は更に暑くなると思ったからである。

ニコルと公園から帰って、ハンスを近所散歩に連れ出した。
もう辺りはすっかり暗くなっていたが、
風が吹いて、気持ちいい。

ニコルと一緒の散歩では、管理人の横やら前やらチョロチョロするニコルを避けてか、ハンスはリード一本分後ろから、トボトボと付いてくる。
クリスが逝ってしまってからはず～っとそんな距離感。

今日も出始めは、管理人の後ろから、着いてきていたが、
半分くらい行ったところで、管理人の横を歩くようになった。

もちろん、ハンスに合わせてゆっくり歩くのだが、
ハンスは彼なりに、私に合わせようと横を歩いてくる。

こんな距離感はもう何年も前のこと。
耳の聞こえないハンスに、昔のように言葉をかけて歩くことはないが、言葉が無くても、「一緒だよ。」と、ハンスが態度で示してくれているような気がした。

ハンス、14歳4か月

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