老犬パワー
今月14歳になったハンスは、足腰も大分弱り、
散歩のスピードも大分スローになった。
クリスがかつてそうであったように、
確実にハンスも衰えてきているのはあきらか。
ところが、そんなハンスが公園などでスケボーの兄ちゃんを見ると、
どこからそんなパワーが出るのかと思うほど、猛ダッシュするのである。
先日も公園で雨が降り出し、早く帰ろうと急ぎたいのに、
ハンスは相変わらずのスローペース。
仕方ない。濡れて帰るか。
先を急ぐニコルに右手を引っ張られ、ドナドナなハンスに左手を引っ張られていた時、
急に左手が軽くなり、管理人を前に引っ張り出した。
何事かと思ったら、ハンスが走り出して管理人を追い越していくではないか。
その眼の先には、スケボーの兄ちゃん。
確かに、土砂降りになる前に車に戻りたいから、
このスペースなら大丈夫そうだ。
っが、絶対あとからガタが来るに違いない。
小走りにハンスを追いかけながら、そんなことを考えていたが、
ハンスは公園の出口まで走り続けて、相手を見失ったところで、つまづいた。
やっぱり。
つまづくのはしょっちゅうだからいいんだけど、
そういえば走っているときにはつまづかなかったな。
火事場の馬鹿力?
「まだまだボクはイケル!」
そんなハンスを見たような気がした。
でも、ほどほどにね。
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