歳をとると・・・。
誰でも歳を取ると多少頑固になったり、
あるいは丸くなったり、気弱になったりと、
いろいろ精神的に変化が出てくるのは当然のことである。
若い頃から全く変わらない人などいないのではないだろうか。
そして、その原因のひとつには、肉体的な老化も含まれているに違いない。
我が家の犬たちも、老いて旅立ったクリスや、
13歳を超えて、若い子と暮らすことを余儀なくされたハンスを見ていると
「歳をとって変わったなぁ。」と思うところがいくつかある。
特に最近のハンスは、自分がイヤなことをされると
必ず新人ニコルに当たりに行く。
別に、嫌がることをわざとやっているのではないが、
今まで平気だったブラッシングひとつでも、
体に痛いところがあるのか、部位によっては非常に嫌がることがある。
極めつけは爪きり。
以前はパッドの毛を切ると、必ず爪の手入れもしていたが、
最近は全く触らせようとしない。
去年ぐらいまでは、多少は嫌がるものの、それでも我慢していた。
ところが、先日意を決して切ろうとしたところ、
管理人を噛むと大変なことになるので、持っていた爪きりをガジガジ噛んで抵抗した。
そして挙句の果てはニコルに向かって文句たらたら。
仕方なく、ニコルの抜糸のついでに、獣医さんで切ってもらうことにした。
もちろん、保定は管理人。
それでも暴れるので、スタッフの方も手伝って下さり、
三人がかかりで爪きりを敢行。
もちろん管理人は首を押さえてみたり、
最悪マズルを抑えたり、おやつを見せたりと、あの手この手でなだめすかし、
なんとか無事爪きり完了。
しかし、その間、診察台の下で待っているニコルは、
いつハンスの八つ当たりが飛んでくるかと、
その存在を消すかのように、ドアの隅に小さくなって、
目を合わせようとしなかった。
我が家に来た頃は、ハンスがどんなことを言っても
笑ってかわしていたのに・・・。
頑固爺さんにも困ったものだ。
これ以上嫌なことが増えないといいのだけれど・・。
「なにか言った?」
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