不覚にも・・・。
我が家のクリ母さん、13歳と9カ月。
人間で言えば、いい歳のおばあちゃん。
人間もそうだが、犬も加齢とともに、
いぼやらおできやら、いろいろ出てくる。
いわゆる脂肪腫と言われているが、
良性のものばかりではないので、注意は必要。
ちょうど2年くらい前、
長年クリスの尻尾の付け根に巣くっていた脂肪腫が爆発し、
投薬、軟膏の塗布などで、バンテージやエリザベスカラーがはずせなくなり、
年明けに手術となった話はここに書いてあるが、
そこに至るまでの治療中は、よく貧血を起こしてひっくり返ったことがある。
尻尾が温存出来るかどうかの瀬戸際だったから、
かなりひどい症状ではあった。
その後尻尾は再発せず、背中に似たようなものがあったが、
全く変化が無かったので、放っておいた。
ところが、その背中のおできを先週自分で噛んで爆発させてしまった。
近所の獣医師(初めて行くところ)で診察してもらい、
中身をかきだし、薬を塗り続けて、中から肉が上がってくるのを待つよう指示された。
このくらいはどうってことはなかった。
毎日、傷口を洗って、ふさがらないように口を広げて、
シリンジで薬を注入する。
どうってことはなかった。
っが、一昨日はダメだった。
もう治ったころだと診せに行ったら、奥の方が取りきれていないと
その場で切開されたのである。
傷口が広げられ、小さなメスでゴシゴシ中身をかき出している。
出血量はさほどない。
部分麻酔なので痛くはないと言われても、
奥にメスが入るたびに、ビクッと体を動かすクリス。
傷口を見ているより、クリに、「大丈夫だから、頑張ってね」と声をかけているうちに
貧血を起こしてへたりこんだ。
自分が怪我をしても、出血だけ見ても平気だが、
誰かが痛い思いをしているのを見ていると、具合が悪くなる。
影が小学生の頃、ガラスに突撃して腕を何針も縫った時もそうだった。
傷口ではなく、痛がっている影の様子を見ているうちに立っていられなくなった。
お隣のスウェーデン人の赤ちゃんが、テーブルの角に激突して
大出血で病院まで送った時は平気だったが、
治療が始まって、押さえていた赤ちゃんが泣きだした途端具合が悪くなった。
普段から立ちくらみもするし、貧血気味ではあるが、
なんで大事な時に、いつもひっくり返るのか・・・。
情けない限りである。
しかも、傍目にそういう人間に見えないところがますます悪い。
もちろん、クリスの背中の傷は毎日洗って、
漿液でベタベタ貼りついた毛を傷口からはがし
傷口が閉じないように綿棒で奥までゴシゴシして、
その後シリンジで薬を注入している。
ひっくり返ることはない。
なんなんだろう。
不可解だ・・・。。
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コメント
大変でいらしたのですね・・・
私は 切開などの処置に立ち会ったことがないのです
わたしがいるとおじゃまになるのがわかっていまして・・・大騒ぎ、するにちがいないですから・・・
毎日のお手当ても 想像しただけでドキドキします (冷や汗
クリさんもママさんも どうぞお大事になさってくださいませ
投稿: たかふさ母 | 2010.10.26 00:54
★たかふさ母さん
いらっしゃいませ♪
>毎日のお手当ても 想像しただけでドキドキします
家での治療は問題なしです(笑)。
実は姉が馬に踏まれて、頭部にパックリ割れ目が入ったときも、
本人には、「大したこと無いわよ。」と言いながら
救急病院に搬送したので、
本人や本犬が痛がらないと全然平気なんです。
投稿: クリまま | 2010.10.26 07:08