「犬バカと呼んで」犬の被害その2(#057)
ちょっと空いていしまったが、痛い話の続編である。
足の指の骨折から一年経った週末のある日、
管理人は犬たちを連れていつもの公園で、
心地よい日差しの中、ピクニックシートなど芝生の上に敷いて
まったり本を読んでいた。
犬たちも管理人の周りで伏せている。
う~ん、極上のひととき。のはずだった。
ところが、突然に木の影からスケートボードが現れ、
その音に反応した子供たちが急にたちあがって
一瞬追いかけようとした。
リードだけは死んでも放すまいとしっかり握りしめていたが、
指に三本のリードが絡みついたまま、いやと言うほど引っ張られた。
いった~い!!!
左手の薬指が折れた。
ボキッという音はしなかったので、最初は折れたとは思わなかったが、
ひどい激痛が走り、足の指と同じように次第に気持ちが悪くなってきた。
まずい・・・。
負荷がかかりすぎたのだろう。吐き気がおさまるまでじっと芝生に座っていると、
指がみるみる腫れてきた。
またやってしまったか。
いつもはベンチの足やフェンス、ポールなど、絶対に動かない物にリードを繋いでいるのだが、
その日に限って公園内がやけに混んでいて、周りに何も無い芝生の一角しか空いていなかった。
どんな場合も油断は禁物である。
注意はしていたのだが、ついつい本に夢中になっていたらしい。
帰る途中で近所の救急病院に寄った。
さすがに足の指の時とは違って体重がかからないので歩くことはなんでもないが、
左手はリードが持てないし、車の運転も片手。
オートマチックで本当に良かったとまた思った。
レントゲンを撮ってもらうと、
「折れてますね。」
「やっぱり。」
「いったい何をやったんですか。」
「犬にひっぱられて。」
「犬ですか。よほど大きな犬なんですね。」
「・・・・。」
これもやはり全治2ヶ月だった。
右利きの私にとっては、被害が右手でなくてまずは良かった。
しかし、日常生活はかなり不便だった。
一番の問題は犬たちの散歩である。
普段から左側につけて歩く習慣があるので、
右手でリードを握るとコントロールしづらいばかりか、
思ったより力が入らないことが分かった。
慣れていないからだろう。
仕方なく、手で持たなくてもいいようなタイプのリードを探しに行った。
幸い結構頑丈そうな肩掛けリードを見つけたのでその場で購入。
財布も痛い。
そのリードに、短く改造した3本のリードをナスカンでジョイントした。
これで左手を使わなくても散歩に行かれる。
ところが、この怪我のせいで自転車で散歩に行かれなくなった。
しかし、普段自転車で走っている管理人が歩いていると
会う人会う人に理由を聞かれ、その都度理由を説明しなくてはならない。
それは同時にうちの犬たちの行儀の悪さを宣伝するようなもので、たいそう恥ずかしかった。
残念ながら、手の指も完治することはなく、
いまだに気圧の変化を感じたり、重たいものをもったりするとズキンと痛む。
やはり3頭飼うには体力は不可欠。
何かあるたびに、『犬飼いは体が資本』と念仏の如くつぶやく管理人であった。
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コメント
あらら~。
なんか大変なことなのに、ちょっと笑ってしまってすみません(笑)。
僕の母親は結構小さいヒトなのですが、
大型犬を散歩中に突然引っ張られ、
漫画のように空中で真横になったそうです。
しかも学習がないのか、2回も。
1回はアバラにヒビが入りました。
確かに犬を飼うのは体力が必要ですね。
投稿: がぶつかい | 2009.02.09 23:11
も~。。ママ。。ほんとに。。やけくそな日でしたね。
動くものにはこう、ぶわぁあっ!と行きますものね。
投稿: minitowa | 2009.03.17 07:41