「犬バカと呼んで」トイレトレーニング(#051)
さて、子供たちは無事散歩に出られるようになり、
ハンスも外でトイレができるようになったのだが、
ニッキーだけがどうしても外でトイレをしようとしない。
長い時間外で遊んでいれば、絶対もよおしてトイレをするだろうと思ったが、
ニッキーは是が非でも我慢して、家に帰ってトイレシーツに飛び込む。
いつになったら外でトイレができるようになるだろう。
そんな時、公園の犬仲間達と旅行に行こうという話になった。
泊りがけなので絶対外でトイレをしないわけには行かないだろう。
もしかしたら、外トイレも覚えられるかも知れない。
そして旅行当日。
最初のサービスエリアで人も犬もトイレ休憩。
クリスやハンスがすればニッキーもと思ったが、
相変わらず
『こんなところじゃ出来ないわ。』
と言う顔で私をじっと見ている。
みんながベンチにすわって休憩している間に、
私はトイレシーツを車から降ろし、ニッキーの前に敷いてみた。
しかし周りを行き交う人たちが気になってまったくする気配が無い。
そこで、何度か
「おしっこは?」
と繰り返し聞いてみた。
そばを通る他の旅行客が不思議そうな顔で通り過ぎていく。
あの頃は、スコットの時に比べれば、大分犬を連れて旅行する人も増えていたが、
サービスエリアにドッグランが出来てしまうほどではない。
犬を連れてサービスエリア内を歩いていると、まだまだ珍しがられた。
ましてや、地面の上ではなく、地面に敷いたシーツの上で
トイレをさせようとしているのだから、奇異な目で見られても仕方なかった。
とにかく、しばらく
「おしっこする?」
と根気よく言い続けていたら、
ようやくその気になってアスファルトに敷かれたシーツの上で用を足した。
やった!これで大丈夫。
少し先が明るくなってきたぞ。
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