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2008.12.29

「犬バカと呼んで」子供たちの旅立ち2(#044)

気ばかりが焦る毎日だった。

子供たちはまだ外には連れ出せないので、
とにかくかあさんを連れて、

「この子の子供なんですけど・・・。」

と宣伝して歩いたが、なかなか新しい家族は見つからなかった。


7月に入り、2頭の子供たちはつぎつぎと引き取られていった。

残ったニッキーとハンス、そしてもう1頭の男の子。
毎日3頭仲良く遊んいる。
このままいくと本当にこの子が手放せなくなる。

早く新しいオーナーさんを見つけなければと思う反面、ハンスで迷った時のように、情が移ってどこにもやりたくなくなってきているのも事実だった。


そんな葛藤が続く中、七夕の前日、飾った笹に、
『早く素敵な家族が出来ますように』と書いた短冊を吊るした。

7月7日、生後2ヶ月と3日。

その日の朝もいつもの公園に行き、人目につくところに車を停めた。
クリスと園内を散歩して戻ってくると、連絡先の書かれた紙が切り取られている。
もしかしたらというはかない期待をもって家に帰るとファックスが入っていた。


やった~!


連絡すると明日見に来るという。
どんな人だろう。
ワクワクすると同時にこの子との別れが急に現実味を帯びて寂しくなった。

複雑である。

そして翌日、約束の時間にその人は現れた。
子供たちは我先にと挨拶に飛んでいく。
クリスも傍までいって愛想を振りまいた。
ところが、みんなひとしきり挨拶が済むと、さっさといつもの場所に戻って寝てしまった。

しかし、行き先の決まっていなかったその子だけがその人のそばから離れようとしない。
手をなめたり、足元によりかかったりと、まるで必死で自分をアピールしているかのようだ。
見ていて涙がこぼれそうになった。

彼にはちゃんとわかっていたのだ。
この家を出て行かなければいけないことを。


7月9日、他の兄弟たちより少し遅れて、彼は新しい家族のもとに旅立っていった。
新しい家族は、幸い家からさほど遠くないところに住んでいるご一家で、やさしいお兄ちゃんの先住犬がいる。

あきらめずに探し続けて本当に良かったと今更ながら思う。


そしてみんな我が家の子供たちより大きく育って元気に暮らしている。
みんな幸せになってくれて、本当に良かった。


081229
旅立つ前の日、クリスはしつこいほどその子と遊んでいた。


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2008.12.28

「犬バカと呼んで」子供たちの旅たち1(#043)

それからは子供たちが元気に育っていくのを毎日楽しみながら暮らした。
確かに大変である。
目があいて動き回るようになると、部屋中走り回っていたずらのし放題。

0812281
<ニッキーにやり込められるハンス>
(今はハーディングされている)


気がついたら、ソファまるごとつぶされた。


トイレを覚えるまでは雑巾は手放せない。
水溜りを何度靴下で踏んだことか・・。

も~ぉっ!


しかし、寝ている彼らの姿を見ると、疲れは全て吹っ飛んだ。
人間の子供と同じである。


0812282
<食事中も大人しい>


そして彼らと過ごした2ヶ月はあっという間に過ぎていった。

女の子の1頭と男の子1頭は旅立ちの日も決まったが、
突然もう1頭の男の子がキャンセルされてしまった。

ニッキーとハンスとその子とクリス・・。
えっ?
もしかして4頭飼い?


が~ん!


いくら無鉄砲な私でも、急に4頭飼いになるのは無理である。

意を決して里親探しを始めた。

とりあえず、周囲にはみな声をかけてみたが、あいにく私の知り合いは多頭飼いが多く、とてもこれ以上増やせない人たちばかりだった。

またボーダーコリー自体がまだ珍しく、犬図鑑を見ると必ず、『運動量が多い』と記載されているだけに、初めて飼おうとする人は躊躇した。


そこでまずチラシを作った。
その頃はインターネットなどまだやっておらず、ニフティのパソコン通信ぐらいしか使っていなかった。


彼の顔がひときわ愛らしく撮れている写真をカラーで印刷して近所に貼った。


しかし反応は全く無かった。


車のリアウィンドウやサイドウィンドウにも貼った。
特に車で行くほどの距離でなくても、車で出かけていって、わざと人目につくところに停めた。
たまに連絡先が切り取られていたこともあったが、実際連絡はなかった。


このまま行くと、本当に4頭飼いになりかねない。

どうしよう!!


つづく。

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2008.12.25

「犬バカと呼んで」クリスの子供たち(#042)

クリスの子供たちは結局女の子が2頭、男の子が3頭の計5頭。
みんな元気いっぱいだ。

最初に生まれた女の子を我が家に残すことに決め、ニッキーと名づけた。

1番最後の女の子は生まれる前から声をかけて下さった家に行く。

2番目と3番目に生まれた2頭の男の子達も新しい家が決まっていた。

問題は白玉君である。


左右非対称の顔の柄は愛嬌があってかわいいが、犬図鑑で見るボーダーコリーのイメージとはかなり違う。
今の時点で4頭目の希望者は無い。

困った。

彼はこの先どうなっていくのだろう。


そんな時息子が言った。

「僕の犬にする。名前はもう決めてあるから。ハンスだよ。」

「?????」


今までまったく犬の世話をしていないのに、急にそんなことを言われても…。
しかし内心は嬉しかった。
反抗期に入った息子が、少しでも犬に興味をもってくれたのだ。
しかし、現実はそう甘くはなかった。

あれから9年。
彼は一度も犬たちの散歩に行った事がない。
ごはんさえやったことが無い。


やられた・・・。

いずれにしても、里親が決まらないまま白玉君を育てていくことに不安があった私は彼を残すことに決めた。


さて、これからどうなることやら。

081225
<牛柄がいっぱい>


我が家はあっという間に犬たちに占拠されたのだった。


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2008.12.22

近況報告

さて、ここで、
いろいろご心配をおかけしているクリスとニッキーの状況報告を。

先週末医療センターで2頭診察してもらいました。

ここから先はちょっと生々しいので、
貧血を起こしそうな方はご遠慮下さい。


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医療センターに行くまでの一週間の間で
ニッキーの腫瘍は毎日刻々と変化を続けた。
大きさも当初の2センチほどの直径から、
むくむくと隆起し、色も肌の色から、赤、赤紫と変化。
水曜日には直径が7センチちかくにもなり、
表面の皮がはがれて爆発。
中からべたべたした水分(漿液?)が出始め、多少出血も見られる。

そして木曜日には表面に直径2ミリ程度の穴があいた。
分泌液はまだ出続けており、ニッキーの内股はガビガビ状態。

色の変化が出始めた頃からかかりつけの医師には連絡を入れたが、
「大丈夫です!」と言われたので、とにかく朝晩消毒してカレンデュラオイルを塗り続ける。

そして土曜日の朝、腫瘍は最初に発見したくらいの大きさに戻っていた。
この一週間はなんだったんだ!!

バリカンでお腹を刈られ、エコーなどの検査を受けたニッキーは
年明けに腫瘍摘出と子宮摘出の手術が決まった。

今は、なるべく自然食、生食、ヨーグルト、サプリなどを多めに摂らせて
体力と免疫力が落ちないようにしている。

同様に診察してもらったクリスかあさん。
おできの根はかなり深く、切除は難しいとのこと。
(尻尾の壊死の可能性が高い)
抗生物質による治療方法が決まったが、
適した抗生剤を見つけるために検体の病理検査依頼中。
クリさんもニッキー同様、ごはんがグレードアップ。
(ハンス文句言うなよ!)

処置で、尻尾の上の方がライオンカットされたクリさん。

昨日ビッグサイトで踊った時はちょっと恥ずかしかったね。

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ということで、現状維持のまま、新年に突入しそうです。

お見舞い、お気遣い頂き、本当に有難うございます。
考えれば考えるほど暗くなるのですが、
私が暗くなれば、犬たちも感じるものがあるでしょうから、
とにかく前向きに年を越そうと思っていますので
今後とも宜しくお願い致します。

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「犬バカと呼んで」クリスの出産 その4(#041)

それからの一時間は場所を変えて穴掘りしてみたり、
子犬の入っているカゴを覗いてはクンクン鼻を鳴らしたり、
そしてまた横になったりと落ち着かなかったが、
しばらくしてまたいきみはじめた。


やっぱりまだ入ってるんだ!

っが、なかなか出てこない。


最初の3頭がすんなりだっただけに、ちょっと心配。


頑張れ!クリス!!


そして、


出てきた~。

・・・・。


なんだか顔がほとんど白くて頭がやけに大きい。


ボ・・ボーダー?


産湯をつかわせてからゆっくり顔を見てみると、
両耳と左目のところだけが黒く、あとはほとんど白い。


0812221


『白玉あずき』。これが彼を見て一番最初に私の頭に浮かんだ言葉だった。

そしてさらに待つこと30分。
クリスが大きく息をすっていきんだ。


来た!来た!来た!


おっ、今度は頭が黒い。


もう少しだから、頑張れクリス!

そしてツルツルツルリン。

『白玉君』がその大きな頭で産道を広げたのか、最後の子はすぐに出てきた。
女の子だった。


良かった~、みんな元気だ。


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2008.12.19

「犬バカと呼んで」クリスの出産 その3(#040)

ベッドから飛び降りそうになるクリスを

「大丈夫!ベスのお父さんだから!!」

と必死でなだめて止めた。

頭の中が真っ白で、チャイムを鳴らさないよう伝えるのを忘れていた。
2階から玄関に向かって叫ぶ

「あいてるから入ってきて~!」


ベスのお父さんの顔を見るとクリスは小さくパタパタ尻尾を振って挨拶をした。

そうしているうちに3頭目も無事に出てきた。
まずは一安心。


クリスも少し落ち着いてきたので、子犬達に産湯をつかわせる。
ようやく赤ちゃん達の顔をゆっくり見ることが出来た。
色は予想通り黒と白。
もちろんまだ目は開いていない。


最初に生まれたのは女の子だった。
白い模様が首の周りに巻いていて、クリスよりずっと派手。
きっとお父さんに似たんだろう。

次は男の子。
お腹のあたりに白くVの模様が入っている。
この子も派手目。

3頭目も男の子。
ちょっと地味目でかあさん似。


みんな元気に生まれて本当に良かった。


クリスも少し落ち着いたのか、子供達をそばに寄せるとやさしく舐めてやっている。


そうだ!
写真も撮らなくっちゃ!


きれいになった子供達は早速お母さんのおっぱいに吸い付いた。
チュパチュパチュパチュパ・・・。


見ているだけでこちらも幸せな気分になる。


わずか40分ほどの間にツルツル三頭生まれてしまったが、その後もクリスの息づかいはあらい。
っが、一向に生む気配はない。

「まだ入っているかなぁ。」

「もうおしまいかなぁ。」

とおなかを触ってみるが、素人にはよくわからない。

こんなことなら、レントゲンでちゃんと確認しておけば良かった。


そうしているうちに、クリスがまた部屋の隅を掘り出した。

来るの?来るの?


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2008.12.17

「犬バカと呼んで」クリスの出産 その2(#039)

ご存知の方もいらっしゃいますが、
ただいまクリ家は年末も押し迫っているのに、
ワンたちの病気が発覚したり、悪化したりで、少々てんぱっております。

でも、まだなんとか管理人の意識ははっきりしていますので、
引き続き「犬バカ・・」は書いていきます。

どこまで行けるか・・。


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白黒のかたまりはすでに半分出ている。


ひぇ~!
枕もベッドも血だらけだ~!


さて、何をすればいい。


クリスのお産に必要なものは全て階下の居間に用意してあった。
もちろん三脚付ビデオカメラもセット済み。

なんてこった!


とにかく階下へ駆け下りる。

産箱は大きすぎて持ち上げられないので、とりあえずタオルとたらい、キッチンスケール、そしてビデオカメラをかつぎ、途中キッチンでやかんを火にかけ2階に駆け上がる。


ビデオと三脚をセットしてから、クリスが臍の緒を引っ張りすぎるといけないので、
臍の緒を糸で結んでからはさみで切ろうとするのだが、
すべてが小さい上に、血液で手がベトベト、ヌルヌルして思うように結べない。

いらいらする。


やっと結んで臍の緒を切ると、息つくひまもなく、クリスの息遣いが荒くなってきた。


えっ、もう次の子が出てくるの?


人手が足りない。

時計を見る。
午前4時。

公園の犬友達のお父さんに、人手が足りなかったら手伝って欲しいと頼んでいたので、時間も省みず電話をかける。

幸い連休中だったので快くオーケーしてくれる。
良かった~。


電話をかけているうちに次の子が生まれてしまった。


早く臍の緒を結ばなくては!


1頭目のときは気づいたらもう生まれ出ていたのでわからないが、2頭目の子は羊膜が半分破れて生まれてきた。
出てくるまでに多少時間があったので、クリスが上手に臍の緒を噛み切った。


臍の緒の処理がすんでから、階下に戻ってやかんと、子犬たちを入れるカゴを取って来る。
そうそう、玄関のカギをあけておかなければ。
チャイムの音でクリスが吠えて飛び出さないとも限らない。


寝室に戻ると3頭目の頭が出てきていた。


早すぎる!

0812211

今度はしっかり羊膜に包まれている。
クリスは上手にそれを噛み切った。
まるでストッキングをかぶった銀行強盗みたいだ。


ちゃんと息をしているのを確認するまではちょっと怖かった。


3頭目が生まれてくる間、最初の2頭はカゴの中に入れておいたが、
おっぱいが欲しいのかピーピー泣きっぱなしである。


その時玄関のチャイムが鳴った。


助っ人のお父さんだ!


ワンワンワン!


クリスがベッドから飛び出そうとした。


ぎゃぁ~、仔犬が落ちる~!!!


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2008.12.14

「犬バカと呼んで」クリスの出産(#038)

新緑の5月。

予定日が過ぎてもなかなか生みそうにない。
部屋のあちこちでガリガリ巣作りはしているようだが、すぐやめてしまい、一向に生む気配がない。

今か今かと待ち続け、結局「今日もダメか。」という日が何日か過ぎた。

5月3日、その日も朝からソファや居間の隅を片っ端から掘っている。
せっかく用意した産箱には見向きもしない。

おい、おい、わざわざ友人宅から重たい思いをして借りてきたんだから、そこで掘ってよね。

食欲もだんだん落ちてきた。
かかりつけの先生も「今日あたりでしょう。」とおっしゃっていたので、こちらも気合をいれて遅くまで待っていたのだが、夜十時を過ぎると、自分から寝室にあがってさっさと寝てしまった。

「今日もダメだったか。」仕方なく私もベッドに入った。


ところが夜中にまた絨毯を掘る音がする。

「やっと始まったかな。」と起きてみると、クリスは私の顔をチラと見てやめてしまう。

空振りか。


そして又寝ると、ガリガリガリガリ。

起きるとやめる。

こんなことを何度も繰り返しているうちに静かになった。
クリスが私の枕元で横になっている。
これでやっと眠れると思って眠りに落ちたその直後だった。

「キュウキュウ」


「うっそ~!」


飛び起きて電気を点けると、私の枕元で寝ているクリスの足の間に白黒のかたまりが動いている。

突然起こされた私はアドレナリンが大量に分泌され、心臓のバクバクが止まらない。
とにかく落ち着かなければ!


つづく


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2008.12.13

「犬バカと呼んで」再び多頭飼いへ(#037)


クリスが2歳を迎えようと言う頃、私の中にはまた多頭飼いへの思いがむくむくとわいてきた。

かつてスコットとアルフが一緒に過ごしたわずか1ヶ月間の楽しかった日々が思い出された。

クリスはスコットとは違い女の子である。
そこで、私の多頭飼いの夢をクリスに託すこととなったのだった。

お散歩友達には『母犬と娘』という多頭飼いの方もいたので、
どんな風になるのかを想像するのは簡単だった。

しかも、クリスはトイレシーツの悪戯以外で私に手を焼かせたことがほとんど無かった。

えっ?
そうだったっけ・・・。

(『犬バカ』なので、たとえあったとしても、クリスのかわいさに負けてほとんど忘れている。)

「こんなに良く出来たクリスの子供なら、ここでもう一頭増えても、大勢に影響はない」
と何も疑わなかった私はクリスのブリーダーさんに相談し、素敵なお婿さんをみつけてもらうことになった。


また、クリスの子供たちの新しいオーナーさんとして挙手してくれた人もみつかった。

これで準備は整った。

クリスのお見合いは春先に実現した。

飼い主としてはドキドキワクワクするだけ。
もちろん多少のお手伝いはしたが、あとは当人、いや当犬同士の問題である。

そして、お見合いから1ヶ月ほどたった3月末、超音波で妊娠が確認された。
確実なところは3頭。


クリスは本当におかあさんになるんだ。

私は孫を待つおばあちゃんの気分である。

それからは運動量を普段に近づけ、食餌の量も少しずつ増やした。

わずか2ヶ月の妊娠期間だったが、出産間近には、心なしか「ぽっちゃり」、
と言っても顔ではなく、お腹からお尻にかけて母の体形になっていた。


つづく

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2008.12.12

パソコンは・・・、

翌日出社すると、パソコンはとりあえず元気そうな顔をしている。

っが、ちょっと動きが鈍いようにも見える。

せっせと社内の共有ドライブにデータをバックアップしてみるが、
共有ドライブもそろそろ満杯らしい。

再起不能になる前に、なんとか容量を増やしたいが、
全てのデータを共有ディスクに入れるのも少々・・・。

「外付けハードが欲しいのですが・・・。」

と上司に打診すると、


「稟議書書いてね。」


稟議書書くほど高くないと思うけど・・・。
ということは、買う気がないってことか。

データ復旧費の方が、はるかに高いんじゃないでしょうかね。

あれっ、
もしかして、管理人自身が用無し?


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2008.12.10

綱渡りの1時間。


間もなく5時になろうというときだった。
それは突然に起こった。

パソコンのエラー。


いつものことだと再起動をかけたところ、
再起動の後パスワードを入れても全く立ち上がる気配が無い。

強制終了を繰り返したが、効果はなし。


そこで、PCのメーカーに連絡してサポートを受ける。
解決すれば2,000円。

会社のPCだし、解決してもらわないと困る。


サポート担当者の言うとおりにいろいろやってみるが全く動かない。

セーフティーモードでさえ立ち上がらない。

結局40分近くサポートをしてもらったが、解決できなかった。
当然2,000円はかからなかったが、お先まっくら。


ほぼ絶望的な状況だが、そのまま放置して他の仕事をしていたら、
なんと10分後に画面が変って、
「復元ポイント」に戻るか聞いてきた。


やった!

何とかなるかもしれない。


ところが、「復元ポイント」は今日。
しかもPCがダウンした時間である。
一つ前のポイントに戻したいが無い。

そこで「先月のポイントでお願いしたい。」とクリックすると反応無し。

が~ん。


一か八か。
今日の「復元ポイント」に設定して様子を見る。


じわじわとゆっくりしたスピードではあったが、
なんとか立ち上がった。

大事なファイルだけ、共有ディスクに投げ込み、
とりあえず終業時間となった。


果たして明日PCは立ち上がるのだろうか。

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2008.12.09

「犬バカと呼んで」訓練の話その4(#036)

以前にも書いたことがあるような気がするが(ボケたか・・)、
犬でも人でも、何かを教える方法はひとつではない。
最終型は決まっていても、それに至る道はさまざまであり、
教え方もいろいろだと思う。


かつてスキーやテニスを大人になって人から教わったとき、
その人自身はとても上手な人でも、教え方も上手いとは限らないことを知った。
私の理解力が欠けていたと言われてしまえばそれまでだが、
別の人が同じことを違った言い回しで教えてくれて
すぐ出来たことが何度かあった。


犬だって人と同じように個体差があるのだから
同じ方法で違う犬を教えても、同じ結果になるとは限らないことを
クリスの子供たちに訓練を教えるようになって
身をもって教えられた。

例えば「スピーク(吠えろ)」。
クリスの時は、「スピーク」というコマンドと一緒に、
私も「ワフワフ」と吠えるまねをしてみた。
毎日、何度も繰り返しているうちに、
「ワ・・・ワフ・・ワン!」と言えるようになった。

しかし、ニッキーにはその方法ではダメだった。
そこで、おやつを目の前にちらつかせながらじらしてコマンド。
欲しくてたまらなくなって「ヒャン」と言ったら、おやつを口に入れる。
そんなことを繰り返していたら、4日目に、「ワン!」


しかしこういう発想の転換はA型には結構大変なのである。


脳細胞が死滅するまでに、あとどれだけ彼らに教えられるだろう。


つづく。


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2008.12.07

「犬バカと呼んで」訓練の話その3(#035)


いろいろ悩んでいた頃、初心に戻る方法のひとつとして、
とてもいいやり方をみつけた。
それは、人の練習を見ることである。


自分だけでやっていると、いつの間にか人間の動きがいい加減になっていたり、
褒めるタイミングがずれてしまったりするが、
他人の練習を第三者の立場で見ていると、いろいろなことが見えてくる。


『犬がちょっと遅れている。』

『犬の気持ちがよそに行っている。』

『ハンドラーの指示のタイミングがずれている。』

などなど。
犬と一緒に歩いているときに自分で気づかなかったことが人のを見ているとよくわかるのである。


そして、自分の動きはどうなっているのかもう一度考えてみると、
やっぱり犬をよく見ていなかったことに気づくのである。

競技会に出ていたころ、みんなでビデオを撮りあったが、
家に帰ってゆっくり見ると、穴を掘りたくなることが何度もあった。

こんだけ離れたら「脚側行進」とは言わないだろうというほど
犬が横や後ろを歩いていたことも多々あり、
改めて教えることの難しさに頭をかかえた。

それでも、彼らが嬉しそうに動いてくれていればいいのだが、
つまらなそうにしていると、課題はどんどん増えていく。

何度もやめてしまおうかと思いながらもやめられなかったのは
犬たちと何かすることが楽しかったからにほかならない。


Jkc020429c4
(2004年の競技会で)


いい意味でも、悪い意味でもドツボにはまっていたのである。


つづく。

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2008.12.05

「犬バカと呼んで」訓練の話その2(#034)

なぜ競技会本番ではクリスは楽しそうにやらないのか。


どんなに考えても未熟な私では答えは出なかった。


そこでブリーダーさんから対処方法としてひとつのアドバイスをもらった。
最初はそれで問題が解決されたように見えたがが、
次の問題が出た時、最初のアドバイスに固執してしまうため
以前のようにはうまくいかない。
何しろA型、頭が固いのだ。


ひとつの方法でうまくいかないときは、
また別の方法を試さなくてはいけないことを私は少しずつ
クリスに教えてもらったような気がする。


また、今まで出来ていたことが出来なくなったときに

「こんなはずはない!」

ではなく、

少しレベルを落として、もう一度教えてやればいいと思うようになった。
また、犬の状態よって、教える方法が違うこともわかってきた。

まず、犬を見ることが大切なんだと。


クリスの場合、私はいつの間にか『彼女は出来てあたりまえ』と思ってしまい、褒めることを忘れていた。
出来なかった時に怒ってばかりいては、クリスだって楽しくない。

出来なければ初心に戻ってやり直し、
出来たらまた褒めてやるという基本をいつしか忘れていたようだ。


クリスと暮らすことで、私もいろいろなこと教えてもらっている。
ある意味、知恵比べのようだが、
これが少しでも老化防止になれば一石二鳥と言えるかも知れない。

つづく。

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2008.12.03

「犬バカと呼んで」訓練の話その1(#033)

クリスのブリーダーさんが訓練士さんということもあって、クリスは生後半年ぐらいから大好きなボールを使って訓練をはじめた。

『脚側停座(ハンドラーの左側に座る)』
『脚側行進(ハンドラーの左側を離れず歩く)』
『招呼(離れているところから呼ぶ)』
『伏臥(伏せる)』などなど、
月に1回から2回のペースでブリーダーさん宅に通って基本を教えてもらった。


家の中でもテニスボールで遊んでいたクリスはボールを持っているだけで集中力が高まり、言われたことをどんどん吸収していく。
そんな彼女を見ていると、私はおもしろくなって基本訓練だけじゃなくいろいろなことを教えるようになった。

『吠えろ』
『お回り』
『脚飛び』
『八の字股くぐり』
『股くぐり歩き』
『バック』
『持来(ダンベルを取りに行く』
まるでサーカスの動物使いにでもなったかのように、小技を次から次へと教えていった。


当時私は自宅で仕事をしていたので、時間がかなり自由になり、彼女に十分時間をかけてやることができたことも理由のひとつだが、ひとつの技を一週間もしないで覚えていく彼女をみていると、教えることが本当に楽しくて仕方がなかったのである。


毎日朝夕の散歩の途中で、誰もいない空き地や駐車場に寄って、訓練の合間に遊びながら小技を教えた。
ところが、元来動くことの好きな彼女は、『脚飛び』や『股くぐり歩き』など訓練競技会で自由課目に指定されている『動』的な課目は楽しそうにやるのだが、全ての訓練の基本となる、『脚側行進』や『行進中の作業』など『静』の課目はつまらなそうにやる。


『脚側行進』では私から離れたり遅れたり、『常歩行進中の伏臥』と『常歩行進中の停座』を間違えてみたり、完璧とはほど遠い悪い癖がついてしまったのである。普段の練習ではボールが出るが、本番の競技会ではボールなどのモチベーション(犬の集中力を高めるための道具)を持ってはいけない。


頭の良い彼女はリンクに入ると、絶対ボールが出てこないことを知っているので、自由課目以外は非常につまらなそうに動く。
競技会自体にも飽きてしまって、本番ではなかなか良い点が取れなかった。
なぜ上手くいかないのだろう。
練習ではあんなに楽しそうに動いてくれるのに。


私はどんどんドツボにはまっていった。


つづく。

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バナナ食べてますか?

我が家は管理人もイヌたちもバナナ好き。
毎朝欠かさず仲良く分け合って食べている。

そう言えばちょっと前に「ダイエット」に効くとか報じられ、
スーパーからバナナが消えたときがあった。


やめて~!
私の主食を取らないで!!


バナナのお味もいろいろあって、
青くて若いのから、熟れすぎていたり、いたんでいたりと、
なかなか「うまい!」と言えるものに出会えない。


ところでデルモンテの「謹選 農園限定ハイランドハニーをご存知だろうか。
残念ながら管理人は知らなかった。
バナナにデルモンテのシールが貼ってあるのは見たことがあったが、
実際食べたことはなかった。

フレッシュ・デルモンテの「ハイランドハニー」はフィリピンの通常の栽培地より高い場所、
すなわちたっぷりの太陽と豊富な水と肥沃な土壌に
育てられた特別なバナナなのだそうだ。


0812031


食べてみたくなった。


特に今は「リサとガスパール」のとっておきプレゼントキャンペーン」を
やっているそうだ。


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デルモンテのシールを集めて送ると、オリジナルグッズがいろいろ当たるらしい。
リサとガスパール」のキャラクターは文具店でよく見かけるがなかなかかわいい。


管理人としては「カラードリッパー」セットもいいが、

0812032

ワンコと出かけるには
「保冷バッグとボトルケース」のセットがいいな。

0812033

取らぬ狸の皮算用な管理人であった。


さて、我が家の近所のスーパーでは売っているかな。

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2008.12.01

「犬バカと呼んで」わがままお嬢もびっくり(?)(#032)

さて、わがままなお嬢様クリスだが、そのわがままぶりは私を洗脳するほどすごい。

以前トイレシーツを散らかして私に怒られたときも、ふてくされてピアノの下から出てこなかったと書いたが、とにかくこちらが悪いことをしたと落ち込むほど、人の心をうまく操るのである。
完全に彼女のペースだ。


ある日の早朝、私はクリスを連れていつもの公園に出かけた。
彼女はいつものように、大好きな黒ラブさんのパパの投げるボールを追いかけて遊んでいた。
思いきり遊ばせた後、


「クリちゃん、帰るわよ~。」


いっこうに聞く兆しなし。


「クリちゃ~ん!」


全く無視。


誤解のないように書くが、この時、通常であればクリスは必ず戻ってきていた。
つまり、「呼び戻し」はきちんと出来ていたのだが、
このラブのパパさんと遊ぶのが大そうお気に入りで
いつも一度で戻ってこない。

つまり「呼び戻し」は完璧ではなかったと言うことである。


「もういい!じゃぁね。」


と私は一人で帰り始めた。
っが、お嬢さんは見向きもしない。
しかしここで戻ってはしめしがつかない。


私は茂みに隠れて待った。
隙間から覗いていると、まだ遊んでいる。


そのうち、ラブさんのパパが、

「クリちゃん、おかあさん帰っちゃったよ。」

と言うのが聞こえてきた。


クリスが周りを見回しているのが見える。

まだだ。

そのうち、私を探すように他の飼い主さんの周りを走り始めた。


今だ!


私は茂みからそっと出て、
「クリちゃ~ん、ママ帰るから。」


その瞬間、クリスはまっすぐこちらに走ってきた。


そして私はなにごともなかったように、
「クリも一緒に帰る?」
と言いながら歩き始めた。


それからのクリスはいつも私の居場所を確認し、
呼べば必ず戻ってくるようになった。


っが、最近のクリは聞こえないふりをしていることが多い。
歳のせいで本当に聞こえなくなるのもそう遠いことではないかもしれないが、
わがまま度は年とともに増加していることも間違いない。

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ゆず茶ってご存知ですか?

寒くなってくると、暖かいものが飲みたくなる。
特に週末の公園で犬たちとまったりしていると
冷たい飲み物より温かい飲み物が欲しくなる。


管理人がよく行く公園の売店は、夏はソフトクリーム、
冬はドリップコーヒーと、売店にしては各種取り揃えていて
季節ごとに楽しむことが出来る。


そんな公園の売店ではもうゆず茶が出ている。
甘酸っぱくて、あったかいゆず茶
作り方(レシピ)をご存知だろうか。


管理人は知らなかった。

なんと梅酒のように氷砂糖で作るのだそうだ。


<ゆず茶の作り方>
1. ゆずのへたを取り、流水で洗って水を切ります。
2. ゆずを縦切りにして種を取り除き、 横方向にたんざくに切ります。
3. 広口びん等に、切ったゆずと氷砂糖を3分の1くらいずつ交互に入れます。
4. しっかりと容器を密封して、氷砂糖が溶けるまでときどきびんをやさしく振ります。
5. 約2週間(氷砂糖が溶けきった頃)でゆず茶のできあがりです。
別のふた付きの容器に移して、冷蔵庫で保管してください。
(冷蔵庫で保管しないと発酵して香り、色が悪くなります)


そして飲むときは、

ジャム状のゆず茶を適量コップに入れ、お湯を注いで軽くかき混ぜる。

のだそうだ。

「中日本氷糖株式会社」のホームページに作り方が載っている。


とても簡単そうだ。


0812011

ゆずは香りがよく、料理の添え物か「ゆず湯」ぐらいしか
我が家では出てこなかったので、
今年は是非トライしてみようと思う。


もしかしてホットなアルコールにしても美味しいかな。
体によさそうな気がするのは管理人だけだろうか。

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