「犬バカと呼んで」訓練の話その4(#036)
以前にも書いたことがあるような気がするが(ボケたか・・)、
犬でも人でも、何かを教える方法はひとつではない。
最終型は決まっていても、それに至る道はさまざまであり、
教え方もいろいろだと思う。
かつてスキーやテニスを大人になって人から教わったとき、
その人自身はとても上手な人でも、教え方も上手いとは限らないことを知った。
私の理解力が欠けていたと言われてしまえばそれまでだが、
別の人が同じことを違った言い回しで教えてくれて
すぐ出来たことが何度かあった。
犬だって人と同じように個体差があるのだから
同じ方法で違う犬を教えても、同じ結果になるとは限らないことを
クリスの子供たちに訓練を教えるようになって
身をもって教えられた。
例えば「スピーク(吠えろ)」。
クリスの時は、「スピーク」というコマンドと一緒に、
私も「ワフワフ」と吠えるまねをしてみた。
毎日、何度も繰り返しているうちに、
「ワ・・・ワフ・・ワン!」と言えるようになった。
しかし、ニッキーにはその方法ではダメだった。
そこで、おやつを目の前にちらつかせながらじらしてコマンド。
欲しくてたまらなくなって「ヒャン」と言ったら、おやつを口に入れる。
そんなことを繰り返していたら、4日目に、「ワン!」
しかしこういう発想の転換はA型には結構大変なのである。
脳細胞が死滅するまでに、あとどれだけ彼らに教えられるだろう。
つづく。
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