「犬バカと呼んで」クリスの子供たち(#042)
クリスの子供たちは結局女の子が2頭、男の子が3頭の計5頭。
みんな元気いっぱいだ。
最初に生まれた女の子を我が家に残すことに決め、ニッキーと名づけた。
1番最後の女の子は生まれる前から声をかけて下さった家に行く。
2番目と3番目に生まれた2頭の男の子達も新しい家が決まっていた。
問題は白玉君である。
左右非対称の顔の柄は愛嬌があってかわいいが、犬図鑑で見るボーダーコリーのイメージとはかなり違う。
今の時点で4頭目の希望者は無い。
困った。
彼はこの先どうなっていくのだろう。
そんな時息子が言った。
「僕の犬にする。名前はもう決めてあるから。ハンスだよ。」
「?????」
今までまったく犬の世話をしていないのに、急にそんなことを言われても…。
しかし内心は嬉しかった。
反抗期に入った息子が、少しでも犬に興味をもってくれたのだ。
しかし、現実はそう甘くはなかった。
あれから9年。
彼は一度も犬たちの散歩に行った事がない。
ごはんさえやったことが無い。
やられた・・・。
いずれにしても、里親が決まらないまま白玉君を育てていくことに不安があった私は彼を残すことに決めた。
さて、これからどうなることやら。
<牛柄がいっぱい>
我が家はあっという間に犬たちに占拠されたのだった。
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