「犬バカと呼んで」アンディ帰る。(#023)
我が家にいる間にアンディの新しい家族を見つけようと、私は息子に学校の同級生に声をかけろとはっぱをかけた。
学校の友達ならば家も近いし、いつでも会えると踏んだのだ。
春休みだと言うのに、我が家にはひっきりなしに息子の友達が遊びに来て、犬たちと遊んで帰ったが、世の中はそう甘くはなかった。
一件とても気に入ってくれたおうちがあって、ママが犬舎まで用意したと言うのに、パパの反対で話は流れてしまった。
残念。
そして約束の日が来て、アンディはお迎えにきたブリーダーさんと一緒に帰っていった。
急に家の中が静かになった。
2頭でドッタンバッタン走り回っていた音はもうしない。
するとクリスの標的は私になった。
私が立ち上がると必ず私の後ろを付いてくる。
部屋の中を移動するだけでも、トイレやお風呂に行く時も、必ず後からついてきて、扉の外で待っている。
仕事をしていても、足元にきちんとお座りをして「ねぇ、遊ぼう!」と目をキラキラ輝かせながら訴える。
いつもある程度の距離感を持っていたスコットとは全然違う。
ボーダーってこんななんだ。
確かにかわいいが、いつもいつも彼女の相手をしてやるわけにはいかない。
そこで私は彼女に「あとで。」という言葉を教えた。
「あとで。」と言ったら、その後何回彼女がアピールに来ても一切無視。
そして5分くらいして私からクリスに声をかける。
「クリちゃん、遊ぼうか。」
この5分を10分、20分と次第に伸ばしていき、「あとで。」はすぐに相手が出来ないことを彼女に学んでもらうことにした。
すると、「あとで。」と声をかけると、彼女はすぐにきびすを返してソファに乗って伏せて待つようになったのだった。
すごい!
ボーダーって頭いいんだ。
私が「犬バカ」への一歩を踏み出したときだった。
っが、彼女の「あとで。」の感覚ではなぜか短かった(汗)。
つづく。
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