「犬バカと呼んで」クリスとの出会い(#019)
女の子の仔犬が生まれたら我が家に迎え入れると決めて数日後の夕方、「生まれましたよ。」というブリーダーさんからの電話。
予定日どおりの出産だった。
私は息子を連れて出先からまっすぐブリーダーさん宅へ向かった。
生まれたばかりの仔犬を見るのははじめてである。
車を運転しながらも、ワクワク、ドキドキ。
他人が行ったらかあさん犬は嫌がらないだろうか。
怒って仔犬を噛んだりしないだろうか。
いろいろ想像しながら部屋に案内されると、そこには大仕事を無事終えたばかりのかあさん犬と、ちっちゃくて黒くてブニブニした仔犬たちが産箱の中で動いていた。
声も出ないほどかわいい。
抱かせてもらっても大丈夫だろうか。
っが、かあさん犬は怒らなかった。
この前会ったことを覚えているのだろう。
手のひらにおさまるほどの小さいな白黒の生き物に私は『クリス』と名づけ、その後我が家に来るまでの2ヶ月ちょっと、指折り数えて待つことにしたのだった。
スコットに早く会わせてやりたい。
スコットもうすぐだからね。
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