「犬バカと呼んで」多頭飼いへの一歩(#018)
アルフのペットロスに悩まされた私はしばらくスコットの他に犬を飼うことなど考えられなかった。
アルフを亡くしたときにも、「違う子を探しましょうか」とショップの人に言われたが、そんな気力さえ起きなかった。
しかし、それから3年ほど経ち、スコットが更に老いてきたとき、私の頭には再び『多頭飼い』がよぎったのだった。
「スコットが元気になるのなら。」と私は本格的に仔犬探しを始めた。
そして白羽の矢が立ったのが『ボーダーコリー』だった。
私もそんなに若くはない。
一人で大型犬二頭は無理だ。
息子もあてには出来ない。
そこで、スコットと世代交代で一戦交えることのないよう、中型犬の女の子にしようと考えて犬種図鑑を読み漁り、『ボーダーコリー』に決めたのだった。
しかし、ボーダーコリーへの知識は図鑑のみ。
生のボーダーコリーをまだ一度も見たことは無かった。
私は都内に住むブリーダーを探し出した。
しかし一人で行っては衝動買いをしないとも限らない。
私は知人のご主人とお嬢さんを同伴して見に行くことにした。
ブリーダー宅の玄関を入ると白黒の犬達がちぎれんばかりに尻尾を振りながら大歓迎してくれる。
部屋でお茶を頂いている間も彼らは私たちの周りで、愛想を振りまきながら撫でてくれとスキンシップを催促していた。
その中の一頭が間もなく母になるという女の子だった。
私は一目で彼女が気に入った。
愛くるしい表情と、フレンドリーな性格。
彼女の娘なら是非家族に迎え入れたい。
スコット、もうすぐかわいい妹が来るよ。
それから彼女の出産を心待ちにする日々が始まったのだった。
つづく。
---------------------------------------------
忍び寄る老いに抵抗する管理人に励ましのワンクリックを!
| 固定リンク
コメント
やっと出て来たわ~
ますます、楽しみにしていますよん!
投稿: さくら | 2008.11.07 08:32
★さくらさん
いらっしゃいませ♪
すみません。
筆がのろくて・・・(汗)。
がんばりま~す。
投稿: クリまま | 2008.11.07 22:39