犬の叱り方
とあるコミュニティサイトで話題になった「仔犬(3ヶ月)の叱り方。」で
「体罰」の是非が論点のひとつになっていた。
「体罰」といえば聞こえは悪いが、
「こらっ!」(ゴツン・べチッ)、ぐらいの体罰は行われているのではないだろうか。
もちろん、「ウチは絶対手をあげません!」という家もあるだろうが。
ウチでは、仔犬の頃はよく鼻っ面をペシッとしたり、
お尻をパンと叩くくらいはやっていた。
大人になってからは、びっくりするような悪戯はほとんどないが、
現場を見つけたときに「あ~ぁ!」とか「あっ!!」と言うと、
気まずそうな顔ですぐやめる。
確かに小さい頃にしっかりしつけておいた方が、
大きくなって直すより格段楽である。
小さいうちに、「この子のため!」と愛情を持って叱ることに反論は無いが、
床に叩きつけたり、家族が見ていられないほど
叩くというのはちょっと違うような気がした。
犬も人間と同じで、個性、個体差があるから、
この方法以外はダメ!ということはないと思う。
その子の資質や性格に合わせて対応していけばいい。
「鈍い子には『体』で。」ということもありなのかも知れない。
でも加減は必要だ。
「母犬が仔犬のしつけをするように」というのもあるかも知れない。
でも母犬の加減ってどのくらいなのだろう。
我が家では今でもたまに度を越して悪いことをすると、
「こらっ!○○!!」と大きな声で該当犬をびっくりさせ、
(本当は名前を呼ぶのは良くないが、
3ついると、「だれのこと?」となるため)
それでもやめないときは耳の下の余った肉を両手で掴んで
「いけないでしょう!」と言いながらごろんと転がす。
道端に転がされると、さすがにいや~な気分になるし、
ハッと我にもかえる。
そこまでしなくちゃいけないほど、しつけが出来ていない犬かと
言われてしまえばそれまでだが、
人前だろうが、家の中だろうが、力任せにぶったり蹴ったりしたことはない。
クリスが小さかった頃、トイレシーツを部屋中に散らかして
出先から帰った管理人にお尻を叩かれ一日すねていたことがあったが、
これは完全に管理人のミスだった。
叱るタイミングをまちがえたからである。
その後管理人も心を入れ替え、留守にする時はシーツを出さない。
トイレが我慢出来ない時間一人にさせないなど工夫をこらし、
出しっぱなしで出かけて散々な結果を見たら、
ひたすら悲しい顔で掃除していた。
すると、彼女のビリビリは無くなった。
犬たちは健気である。
管理人が嬉しそうなら彼らも嬉しいし、
管理人が悲しそうにしていると、傍にきて涙もなめてくれる(塩分補給か?)。
具合が悪くて横になっていれば、みんなベッドの周りに伏せて
管理人が散歩に行こうと言うまで文句ひとつ言わずに待っている。
飼い主のことが好きならば、
飼い主が悲しむことはしないようにしようと思っているに違いない。
ただ、それをどの程度彼らが理解できるかはわからないが。
とりとめがなくなってしまったが、
管理人は我が家の犬たちにとって、とても怖い存在ではないかも知れない。
「おもちゃ取って!」「水が無いわよ」「ハンスが犬舎を取ったの。なんとかして。」等々、
さまざまな要求もされているが、
とりあえず管理人の要求も聞こうとしてくれているし、
その努力も認められる。
同じベッドで枕にされているときなど、
どっちが上なの?と思うこともあるが、
管理人に何か言われた時、ぶたれるのがイヤだからやっておこうとか、
おこられないようにとりあえずやっておこうとは思っていないと信じている。
甘いのかなぁ・・・。
今日のおにぎりと偽おにぎり、白玉あずき。
「は~い、みんな笑って~♪」
ニッキー「これでいい?ママ」
クリス「またなの?」
ハンス「さっき落としたおやつが・・。」
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