戦いはいつ終わる（？）

我が家のクリ母さん、一昨年の夏から急に分離不安になって
管理人が会社に出かけると部屋で「ひゃんひゃん」泣いている。
子どもたちがいるのに・・・。

1月に10歳になったクリ母さん。
見た目では子どもたちと間違われるくらいの若作り。
そして本犬も元気にはしゃぎまわっている。
っが、管理人の姿が見えなくなると「ひゃんひゃんひゃん。」

あの有名なシーザー・ミランの本を読み、
眠くても頑張って出勤前に自転車で走り、
クリさんだけ長めに遊び、
ごはんも少し多めにして、
余計なことは言わないで、
リーダーたる威厳を保とうと努力したのだが、
効き目があったのは正月明けの3日間だけ。
4日目からはまた「ひゃんひゃんひゃん。」

もうどうすることも出来ないのかと半ばあきらめていたが、
日曜日出先から戻ってみると、
玄関で待っているはずのクリ母さんがいない。
（クリが泣くと、家人がクリを部屋から出し、１階の玄関におろす。
玄関にいれば泣かないのだ。）
聞くと管理人の姉が管理人の留守中泣いたクリを「イケナイ！」と
叱ったそうである。
一度は「ひゃん」と言ったが、さらに叱られ、何も起こらないと知ると
そのまま大人しくなったそうである。

ならば母にも、もっときつく叱ってもらおう。
ところが管理人の母は声のトーンがかなり高く、
60近い頃から、電話だと20代に間違われるほど。

そこで、母に言ってみた。
「死ぬほどのぶとい声で、『イケナイ！』って叱ってみてよ。」
「え～っ？ダメよ。わたしが言ってもクリは聞かないもの。」
「いいから言ってみて！」

というわけで、言われた母はキャピキャピの高い声をやめて
ふとめの声で叱ったそうである。
するとのぶとい声が功を奏したのか、現状３日間泣いていない。
最初は「ひゃんひゃん」言うそうだが、「いけない！！」と言われて
あきらめているそうだ。

果たしていつまで続くだろう。
母！ガンバレ、クリにバカにされるなよ。

「わたしはだまされないわよ～。」by クリ