大きな勘違い
先日フリースタイルの競技会とセミナーに参加してきたことは
本サイトや娘のブログにも載せていますが、
今回のセミナーで、本当にFS(フリースタイル)って奥が深いんだと改めて実感したので
ここにも書いてしまいます。
(しつこいかも・・・。)
中・上級者向けのセミナーとは言え、まず最初にならった「トリック(技)」は
犬に決まった場所まで行って、自然に止まるように教えるというものでした。
たまたまそれが前方のターゲットに向かうという練習方法だったので
私はすっかり「訓練競技会」で言うところの「前進」だと思い込みました。
「前進」とはハンドラーの横で脚側停座している犬にコマンドをかけ
ひとりで前に歩かせ、10メートル先のリンク上で止まらせるというものです。
この場合、ハンドラーは目的地点に到着する犬を確認して「待て」や「止まれ」などの
コマンドをかけて、犬を止めます。
そしてまたコマンドでハンドラーのもとに呼び戻すという課目です。
そういう頭があったので、今回の練習方法で私は
「いつ、どんなコマンドをかけるのがいいでしょうか?」とDr.アティラに聞きました。
無論答えは「無」。
なぜなら、遠く離れた犬にコマンドをかけるには大きな声を出さねばならず、
FSにおいて、音楽より目立つようなコマンドは減点になってしまうのです。
(当然犬の吠える声も減点対象です。)
しかも、ハンドラーと犬が背あわせに反対方向に歩いていく振り付けもあるので
犬を見ていない状態でコマンドはかけられません。
何を隠そう、そんな高度な技は端から考えていなかったので
そこまで頭がまわっていなかったのです。
まったく修行が足りません。
その方法を教えると、直線的にハンドラーと犬が離れていくだけでなく、
ハンドラーと犬が円形に離れて(円の外周を半分ずつ移動し)、
反対側でおちあうという高度な技も出来るのです。
すばらしい!の一言に尽きます。
我が家のワンズたちは果たしてどこまで近づけるでしょうか。
楽しくもあり、半分あきらめもありの管理人でした。
photo by ORIBE mam
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