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2006.12.28

訓練所の話


Kuroさんちに書いてあったので、管理人も書いてみた。

20年前我が家に7ヶ月でやって来たハスキーのスコット君。
かなりのいたずら好きでパワー全開。
男の子は初めてだったので、戸惑うことばかり。
普段自転車でのお散歩はブリーダーさんちでやっていたので問題なかったが、
歩いて行くと結構ひっぱる。

訓練なんて知識が無かったけど、テニス仲間のご主人が訓練士をしていると聞いてお願いした。
4ヶ月間の前半は訓練士さんとスコットが知り合いになる期間。
後半の2ヶ月間は管理人がスコットとの接し方を勉強する期間。
不真面目な生徒だったが、お勉強が終わったあとも、管理人は腱鞘炎になることも
自転車をひっくり返されることも無く、
スコットは「影」と二人だけでも、ちゃんと散歩して無事戻ってこられる良い子になった。

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その後我が家にやってきたハイパー嬢ちゃんクリス。
幸いなことに、彼女のブリーダーさんは訓練士さん。
ひっぱり癖だけを直して、平穏な生活を送ったスコットとは違い、
朝もはよから管理人の顔をなめて起こすし、
すぐ退屈しては管理人を呼びに来て、一日中管理人にストーカーしている。
スコットとのギャップに驚かされることばかりだったが、
ちゃんと相手をして遊んでやればやるほどいろんなことを覚える彼女との生活は新鮮だった。

管理人は彼女に、「訓練」という堅苦しいものより「人間と一緒に暮らすためのマナー」を教え、
彼女は管理人に「イヌとはどんなものか」ということを教えてくれた。

確かに甘やかしたからとてもわがままに育っている。
なんでも「はい。はい。」と言われたことだけちゃんとやる子は楽かも知れないが、
彼女のように、「次は何するの?」と好奇心いっぱいのまなざしを投げてくれる子は楽しい。

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さて、みなさんはどんなイヌと暮らしたいのだろうか。

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2006.12.23

部屋探しは大変。

ここんところ、住まいのことでいろいろ考えさせられる管理人。
ひきつづき家の話で引っ張ります。

管理人は父親の転勤で、物心ついたときには名古屋に。

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<千種区の公団住宅>
ゲッ、白黒だ・・。


そして東京に戻ったときは社宅。
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<杉並区の社宅で仲良しの友人と『ん十年』前>

その後郊外の一軒家へ。
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<テラスでまったりすごす初めての愛犬ポリー>


それから独立して部屋探しを2回経験したのち小さい家を建てました。
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<居間のソファでくつろぐクリとしま>


っが、追い出されてまた部屋探し。

当然のことですが、部屋探しは予算さえあればかなり楽しい(笑)。
住みたいエリアで住みたい間取りに絞って探せばいいのです。
ところが、世の中そんなに甘くはありません。
限られた予算の中で、住める場所と広さを考えなければならないのです。

住まいが決まると、その部屋にあった家具のレイアウトを考えます。
これも結構楽しい。
昔インテリアコーディネーターなどをやっていたせいでしょうか。

家を建てるときは、そういうものすべてをひっくるめて間取りや造作を考えました。
多少周りからの制約はありましたが、それでもやっぱり楽しかった。
ところが、この家、間取りばかりに気をとられ、大事なことに気づきませんでした。
実は土地が若干南東にふっていたのです。
ところが、予算の都合で、シンプルな長方形の家を作ってしまったので
南に面して作ったつもりの広い窓やベランダはお昼近くにはお隣の松ノ木のせいで
陽があたらなくなり、庭にはった芝生も全滅。こんなはずじゃなかったなぁ・・・。
冬になると、午後1時過ぎには居間が冷えはじめ、
最後まであったかかったのは南西の「影」の部屋だけ。
まぁ、かわいい(当時)「影」のためだからしかないですね。

ところが、その後路頭に迷って部屋探しをしたときが最悪。
なぜってボーダーコリーが3つもいたのです。
賃貸で「ペット可」の部屋は少ないですし、あっても非常に高い。
しかも、1つならまだしも、3つもワサワサ。
やっとめぐりあえた物件を決めかねていたとき、
係りの人がおっしゃいました。
「犬の数と種類は大家さんには言わなくていいですよ。中型犬ということだけで・・」

裏手に大家さんが住んでいらっしゃいましたが、
幸い犬たちが吠えなかったので、しばらくは何頭いるかご存知ありませんでした。
まぁ、おんなじ白黒ですから、遠目に見れば、ひとつに見えたのかも。

なんとか決まった賃貸住宅。
メゾネットタイプで、小屋裏付きの2LK。
LKは少々小さかったのですが、個室は7畳と6畳で、押入れも3間半という広さ。
トイレと洗面所が1Fと2Fにあり、最後の家が決まるまであけたくなかった荷物は全て小屋裏へ。
あわてて探した賃貸住宅にしては、なんとか不便なく暮らすことが出来ました。

ところが、あとになって少々不便なことが発覚しました。
エリア的には、前の家からさほど遠くないので、環境的にも熟知していたつもりでしたが、
いざ朝犬たちを散歩に連れて行こうとすると、近くに公園がありません。
っというか、土が全然ないのです。
街路樹も無いので、散歩に出ても日中の暑さを避ける場所もありません。
やっぱり環境は歩いて廻らないとわからないものですね。

そして半年後にやっと見つけた今の家。
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<現在の犬たち>


若干の間取り変更は出来ましたが、建売に近かったので床材や玄関周りの配置変更は不可。
そのうえ、犬がいると家族との同居は結構気を遣います。
居間でのんびり犬たちとくつろぐことが許されません。

今更2世帯の豪邸は作れそうも無いので
イヌたちを連れて、ひろ~いワンルームマンションなんていうのもいいかも。
出来れば庭付きの1階がいいなぁ。
年取ると、イヌを抱いて階段の上り下りは厳しいし・・・。

なんて夢のようなことを考えながら、今年も年は暮れていくのでした。

もしもお部屋探すなら、
Happyclover

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2006.12.19

住宅事情

昨日会社から帰って玄関を開けると、廊下にたんすが並んで通路をふさいでいる。
何事かと様子を伺っていると「影」がまた『病気の』部屋の模様替えを始めたらしい。

「通れないじゃない」

「部屋が狭いんだからしょうがないじゃないか!」

ごもっとも。

6年前、「影」が生まれた頃から住んでいた家を出なくてはならなくなったとき、やっと探して買った今の家。確かに狭い。
都心に割合近いこともあって、地価が高く、広い家が買えなかったのだ。

その頃から私の母や姉との同居が始まった。

母や姉はずっと集合住宅暮らし、一軒家は面倒だし寒いからいやだと言ったが、幸か不幸か私には3頭の中型犬がいた。
当然集合住宅にはかなりの制約が付く上に、一般のマンションなどより高くなる。
「玄関開けて、すぐ犬を外に出す」というわけにはいかない。

しかし、何かあるたびに母は昔住んでいた大きなマンションを思い出しながら、我が家の欠点を愚痴るのである。
「階段が面倒だ。」「部屋が寒い。」「音が響く。」・・・。

確かに最近のマンションはペット可能なところも増えている。
大手の建設会社のものであれば管理もしっかりしているし、周辺情報もきちんと確認しておけば犬たちの散歩用の公園や買い物なども便利に違いない。

実は私も昔はマンション派だった。
車で走りながら、お洒落な低層のマンションを見かけるたびに、「いつかはこんなマンションに住みたい♪」と思っていたのである。

玄関を入ればフカフカのカーペットが敷き詰められたゆとりのエントランス、広いリビングダイニングとキッチン、寝室、子ども部屋、ウォーキングクローゼット、そしてバルコニーから眺める景色。
そして実現できずに今に至っている。

ちなみにこんなところ(「マンションってどうよ?関東版」)を覗いていたら、夢ばっかり広がってしまい、現実に戻るのに少々時間がかかってしまった。

そうそう、「影」は気に入らない家具を捨てて、自分好みの部屋にするんだそうだ。
ついでに、本人も独立して出て行ってくれるといいんだけどなぁ。

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2006.12.17

場違い(?)。でも結果オーライ。

昨日知人のお誘いで”End of Year Party”なるものに顔を出しました。
いわゆる忘年会なのですが、場所は代官山なので、パーティでございます。

会社から帰って、ワンコたちの散歩を済ませて身支度。
ここ何年もパーティなどとは縁がないし、イヌとの生活が長いので
スカートもほとんどはきません。
さて何を着ていきましょう。

タクシーで行くならハイヒールもありですが、
金曜の晩にタクシーはつかまりそうもありません。
となると、手段はバス。

バス停までと、現地のバス停からはちょっと歩きます。
じゃぁ、かかとは低めのブーツでしょうか。
結局かなりカジュアルな服装で現地へ。

会場に着いて中を覗くと、なんとまぁ、ドレスアップしたレディたちが
お洒落なスーツや、肌もあらわなドレスにキラキラひかるハイヒールに身を包んで
いるではありませんか。

こういうとき、男の方はいいですねぇ。
ラフな感じが逆にお洒落に見えたりして。

幸い知人のテーブルは会場の窓際だったので、
壁にくっついて目立たずにすみましたが、かなり場違いです。
無理してもハイヒールとスカートで来ればよかったなぁ。

ところが、帰りはバスが混んでいて乗れません。
結局家まで40分も歩くはめに。

やっぱりハイヒールでなくて正解!
しかも、少々食べすぎたのでいい腹ごなしになりました。

負け惜しみかな?

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2006.12.13

犬の性格

久しぶりの犬話。

我が家の犬達は母と娘、息子という構成になっていますが、
なんと言っても、一番甘やかして育てたのは母犬でした。

先住犬を亡くしてすぐ来た子でもあり、
母となるまでの2年間、管理人と濃密な関係を続けていたので
本犬も自分のことは犬と思っていないようです。

そんな母犬はまさしく「ご長女」。
口うるさいくせに、自分では何一つ解決しようとせず
管理人に全て任せます。

そのせいか、娘が器用に育ちました。
ドアを開けたり、出窓に乗ってぬいぐるみに化けてみたり、
テーブルの上のペンシル型口紅を一本だけ抜いたり、
母犬が欲しがる骨を顎の下に隠してみたり、
そしてなんと言っても母犬と一番違うことは
彼女は自分の欲しいものは絶対手に入れるところでしょうか。

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どんなに障害があろうとも、彼女は決して管理人に頼むことなく
自分で解決するのです。

先日もおもちゃ箱から骨を取り出そうとして出来ずに泣く母を尻目に
彼女は、おもちゃ箱を器用にひっくり返し、
自分のお気に入りの骨を咥え、
さっさとハウスで自分の世界にはいってしまいました。

頼もしいやら、目が離せないやら。

母娘、こうも違うと飽きません。

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2006.12.04

大きな勘違い

先日フリースタイルの競技会とセミナーに参加してきたことは
本サイト娘のブログにも載せていますが、
今回のセミナーで、本当にFS(フリースタイル)って奥が深いんだと改めて実感したので
ここにも書いてしまいます。
(しつこいかも・・・。)

中・上級者向けのセミナーとは言え、まず最初にならった「トリック(技)」は
犬に決まった場所まで行って、自然に止まるように教えるというものでした。

たまたまそれが前方のターゲットに向かうという練習方法だったので
私はすっかり「訓練競技会」で言うところの「前進」だと思い込みました。

「前進」とはハンドラーの横で脚側停座している犬にコマンドをかけ
ひとりで前に歩かせ、10メートル先のリンク上で止まらせるというものです。
この場合、ハンドラーは目的地点に到着する犬を確認して「待て」や「止まれ」などの
コマンドをかけて、犬を止めます。
そしてまたコマンドでハンドラーのもとに呼び戻すという課目です。

そういう頭があったので、今回の練習方法で私は
「いつ、どんなコマンドをかけるのがいいでしょうか?」とDr.アティラに聞きました。
無論答えは「無」。
なぜなら、遠く離れた犬にコマンドをかけるには大きな声を出さねばならず、
FSにおいて、音楽より目立つようなコマンドは減点になってしまうのです。
(当然犬の吠える声も減点対象です。)

しかも、ハンドラーと犬が背あわせに反対方向に歩いていく振り付けもあるので
犬を見ていない状態でコマンドはかけられません。

何を隠そう、そんな高度な技は端から考えていなかったので
そこまで頭がまわっていなかったのです。
まったく修行が足りません。

その方法を教えると、直線的にハンドラーと犬が離れていくだけでなく、
ハンドラーと犬が円形に離れて(円の外周を半分ずつ移動し)、
反対側でおちあうという高度な技も出来るのです。
すばらしい!の一言に尽きます。

我が家のワンズたちは果たしてどこまで近づけるでしょうか。
楽しくもあり、半分あきらめもありの管理人でした。

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photo by ORIBE mam

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