馬のはなし
最近、某FM放送で、競馬の話で盛り上がっているので、今日のお題は『馬』。
私は馬好きである。
小さい頃、「ローハイド」や「ララミー牧場」、そして「名犬リンチンチン」の再放送を毎日楽しみにしていた私にとって、馬は非常に身近で親近感のある動物だった。
(こんなことを書くと歳がバレる?)
しかし、東京の社宅暮らしでは、本物にはお目にかかれることはまずない。
そこで、たまに家族で旅行に行くと、目ざとく観光用の馬を見つけては父に乗せてくれとせがんむのだが、4つ年上の姉ばかりが沢山乗って、私は少ししか乗せてもらえなかった。
高校生の頃だったろうか、一時期住んでいた家の近くで、競走馬を預かっている場所を見つけ、休みの度に馬を見に行った。
あまりしょっちゅう行くものだから、厩舎の人が、「乗るかい?」と声をかけてくれた。
嬉しさのあまり、ちゃんと習ったことも無いのに、「ハイ。」と答えてしまったら、地方競馬で現役で走っているような大きなサラブレッドが出てきてビックリ。
当然乗馬学校でもないし、観光牧場でもないので、引き綱はない。
それでも一人で乗って、速足なんぞさせていたのだから、知らないと言うことは恐ろしい。
その後も何度か乗せてもらい、いつかはちゃんと習おうと心に決めた夢は、それから10年近く経ってかなった。
東京に戻ってきて、近くに乗馬学校を見つけた私は早速通い始めた。
と言っても乗馬はお金のかかる遊びである。
毎日乗りたくてもそれは無理。
仕事の合間、週二回ほどのペースで通うことになった。
乗るのも楽しいが、乗せてもらった後の手入れもまた楽しい。
私のお気に入りの馬は、中間種で名前はムスタッシュ。
1年半ほど通い、子供が出来て行かれなくなってしまった。
それからは、旅先で乗馬クラブを見つけると、子供と一緒に乗ったり、外乗したり。
習っていたのはブリティッシュだったが、旅先ではウェスタンでも乗せてもらったし、たまに大学の馬術部がアルバイトでやっている馬場では、障害も飛ばせてもらって、見事に落ちた。
最近はドップリ犬漬けでなかなかのんびり馬と会話することもないが、また機会があったら乗りに行きたいものである。
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コメント
良いなァ~。
クリままさん、馬にも乗れるのね。
むかーし、トリマー修業時代、犬の勉強(犬学?)は全て馬の事が基本だと教わりました。
馬の骨格、馬の訓練、馬の…
机の上のお勉強は苦手だったから、軽く流して過ぎてしまったけど、今でも競馬中継を見ると走る馬の筋肉の動きに目が釘付けになります。
走るワンコと姿が重なるような気が。
投稿: サンディの母。 | 2005.05.29 06:10
★サン母さん
そうそう。何度も落とされたけど、好きだわ~。
咬まれたこともあるけど、イヌと一緒で嫌いにはならなかったなぁ(笑)。
以前ディスクの大会でシーラさんちのジャウ~の走りを見て、まさに馬を髣髴(ほうふつ)させられました。
地面を駆っていく音、姿、その力強さはまさしく馬でした。
投稿: クリまま | 2005.05.29 07:49