待ちに待ったお休み！

せっかくのお休みは早起きしなくちゃと思いながら、毎回グズグズ寝坊してしまう怠惰な犬飼。
それでもなんとか起きて顔造りをしていると、ハンスがそっと側に来て、私の膝に前足を乗せる。
「顔、まだ出来ませんか？」
「..。ハンスはいいよね、顔白くって。ママはこれをやらないと、すぐ黒くなっちゃうのよ。」
「そうですか。じゃぁ、早くやっちゃって下さい。待ってますから。」
そう言ってハンスは犬舎に戻っていった。

そして、あわただしく掃除を済ませて、朝の散歩に。
ここでも、「あっ、思ったより寒いじゃん。マフラー持って行こう。」とか「ぶちょ～に『春』を題材に写真撮るように言われていたから、カメラを持って行こう」とかグズグズ出たり入ったりしていると、
「ママ、まだですか？」と外でスタンバイの3頭がしびれを切らす。

結局今日見つけた『春』は「ユキヤナギ」だけだった。

午前中は、老化した脳みそを活性化しに、ＰＣソフトの個人レッスンに通っているが、そのあとジェミニママとランチのお約束をしていたので、面倒だから犬達も一緒に連れて出ることにした。
ところが、朝食が終わると、いつもの習慣でニッキーがさっさと3階に上がってくつろいでいる。
3頭車に乗せたままレッスンを受けていて、車の中で大騒ぎをされてもこまるし.....。とよぎってしまったので、ニッキーはそのまま留守番になってしまった。ゴメンね。

レッスンのあと、Ｋ公園に車を停め、クリスとハンスを連れて自転車で走る。
ハンスは途中でまたスケボーに反応したので、またまたがまんのお勉強。
「僕行きたいです。」
「ダメ！見てるだけよ。」

その後ハンスは恒例の半額シャンプーに出され、私はクリスとランチに向かう。
犬も入れて、バイキングの食べ放題。
長くいても、昼間は4時までなら追い出されない。

途中から退屈のクリスだが、デザートのバナナの香りに思わず目が釘付け。
「無いわよ。なんにも。ここにはな～んにもありません、黄色いものは。」

ジェミニママとおなじみの犬談義に花を咲かせ、ハンスが出来上がるまでＫ公園でまったり散歩。
今日はめずらしくボーダーを3頭発見。
そのうちの1頭が、やはりスケボーに反応していた。
彼は嬉しくて一緒に付いて行きたいのだそうだ。
ハンスはあのボードが欲しいのだ。みんなそれぞれ違うらしい。

すっかり肌寒くなった頃、ジェミニママと別れてハンスの引き取り。
ハンスの白い顔は益々白くなって、似合わないリボンを耳に付けて帰ってきた。
なんで男の子なのに、リボンなんだろう。
クリスを別の店に頼んだ時は、バンダナだった。
ハンスもそっちの方が似合っただろうに。

食材の買出しを済ませて家に帰ると、待ちくたびれたニッキーが、いつもと違う香りのハンスの匂いをかぎすぎて、ハンスに怒られる一幕。
そしてニッキーを連れて、すっかり暗くなった夜の街に。
あっという間の一日だったなぁ。