誘惑には勝てない?
我が家のワンズは食べ物に弱い。
おやつに釣られてしまうところなんぞは、「ちゃんと訓練いれてます」なんて恥ずかしくてとても言えない。
ただひとつ声を大にして言えるのは、私が食卓で何か食べていても、彼らが食べたことの無いものに関しては、決して欲しがろうとしないということである。
おかげで、今流行のカフェなんぞに連れて入っても、みんな大人しく足元で伏せていてくれるので、ゆっくり食事をしたり、おしゃべりに興じることが出来るのである。
ところが、一度口にした食べ物には貪欲なまでに敏感で、特にクリスの鼻がすごい。
階下でレバーを茹でていたり、家人が焼き芋を食べていたりすると、寝室のドアの下に鼻をつけて、必死で匂いを味わおうとするのである。
レバーはドッグショウや訓練の時に使ったことがあり、食欲の無い時などは、キャベツと一緒に茹でてフードにかけたこともあるため、彼女にとっては目の無い食材。
そして焼き芋。これは週末行く公園の仲間が、人間用に買った残りを愛犬に分けているとき、おすそ分けを頂いてから大ファンになってしまった。
冬場の公園の入り口には必ず焼き芋屋さんの軽トラが停まっていて、いい香りを撒き散らしている。
今日も公園に入ろうとすると、ワンズは一直線に軽トラに向かおうとしたので、「ダメダメ。これからお散歩だから、あとで!」と、あるかどうかわからない「あとで」でごまかし公園に入った。
公園で2時間ほど遊んだ帰り、車に戻るためには、また焼き芋屋さんの前を通らなくては行けない。
案の定、信号待ちの時からワンズの鼻は軽トラの方に向いている。
さっき「あとで」って言ったしなぁ。
とりあえず信号を渡り始めたら、運転席にいたおじさんが笑いながら車から降りてきた。
そして渡り終わると、おじさんはいつものように、ちょっと時間が経って売れなくなったお芋を犬用にと分けてくれた。
今日はなんと三つも。
家に帰ってワンズに分けようと切り分けながらちょこっと味見。むむっ、結構いける(笑)。
なお、誤解の無いように書き加えておきますが、人間用に調達する時は、ちゃんとお金を払って買っております。ハイ。
ワンズ用はおじさんのご好意で頂いております。でも美味しい(笑)。
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