ある日の出来事。
先日義父のお墓参りに行った。
訓練のお仲間が転勤でアメリカに行ってしまうので、送別BBQの帰り道だった。
お彼岸なので、さすがに幹線道路が混んでいたが、更に事故渋滞が重なり、お寺さんを目前にして、まったく動かなくなってしまった。
その日はもう予定が無いので、のんびり渋滞の中でクリスと話をしながら動くのを待つ。
そしてやっとお寺さん到着。
無事にお墓でじーじに「影」のことをお願いばかりして帰ってくる。
いつものことだ。
さて、帰ろうかと思うが、何しろまだまだ事故処理が終わっていないらしく、お寺さんの前は車が詰まっている。
急いで帰っても、これじゃぁ..。
ということで、お寺さんの中を見回すと、昨年来たときにはまだ出来ていなかった茶室が。
おぉっ、風情やなぁ。
側まで行って、写真を撮ってもいいか聞くと、どうぞとのこと。
クリスを外で待たせて写真を撮っていると、年配のご婦人と、幼稚園の年長さんくらいの女の子が中から出てきた。
ご婦人が、「ほらっ、お利口なワンちゃんがいるわ。触ってみる?」
ちょっとまった!これはかなりお利口ではあるが、子供は得意じゃない。
触っていいかどうか、先に私に聞いて欲しかった。
が、子供は「いい」と言って及び腰。
良かった。
「あら、大人しいから、こっちにいらっしゃい。」
いいっていってるんだから、無理強いしちゃダメよ。
そう思ってる側から、女の子が伏せているクリスの尻尾を靴で踏もうとした。
うっ、それは危ない!
やっと、「あぁ、踏んじゃダメよ」とご婦人。
そろそろ引き上げようと思ったところ、「そうそう、パンがあったから、もって来ましょう。」
「あっ、いえ、そんな、お気遣い無く。」
「あ~ら、いいんですよ。沢山あるんですから。」
パンなら、少しぐらいならいいか。
私の頭の中には食パンのイメージがあったが、出てきたのは、茶色い食パン。
ライ麦かなにかか?
そりゃ、いやしんぼうのクリスさん、頂けるものは遠慮しない。
「あのぅ、なに味ですか?」
「コーヒーです。」
「……。すみません、コーヒーはちょっと。」
「あらっ、ダメなんですか?」
「ちょっと、刺激がつよいかも.......。」
「そうですか。」と残念そうにするご婦人の側で、先の女の子は「手洗ってね。手洗ってよ。」としつこいくらい言っている。
ご婦人ちょっと困ったように、「大丈夫よ。ちゃんと洗うから。」
「そうね、動物に触ったあとは手は洗わなくっちゃね。」とさりげなくフォロー。
でも、あまりにもしつこすぎました(笑)。
そしてクリスと二人、そそくさとその場を立ち去ったのであるが、なんとか相手を傷つけずに、丁重にお断りする方法は無いものか..。
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コメント
素敵な茶室ですね♪
大きなお寺さんですか?庭園も広そうですが。
おばあちゃまとお孫さんって組み合わせか知らん?
私はよく子供達に先に言います。
「お家のなかで飼っているからこの子は綺麗だけれど、
お家に帰ったらちゃんと手を洗ってね。」とね。
あからさまに言われるとショックだから
先手必勝です。
触りたそうにしていたら、
「ちょっと子供は苦手だから・・・・・。」とかね、
こちらの気が向かないときはこれまた先手で
その場を退散します。
投稿: ジェナママ | 2005.03.28 11:33
「先手必勝」か~。
なるほでね。
ついつい、「どうしようか。」なんて悩んでると
どつぼにはまってしまうんですよね。
そこがリーダーとして足りないところかも(汗)。
頑張ります!
ところで、ピコさんちにも書きましたが、
日曜日の結果は~?
投稿: クリまま | 2005.03.29 06:09