隠れたジーン？

★かなり年季の入った写真ですが....（笑）。

昨日の朝、ラジオから「ワールドカップ女子ゴルフで宮里藍と北田瑠衣のチームが初代女王に！」と聞いたとき、せっせと顔を作っていた私は思わず「やった～！」と声を上げてしまった。と言って、特に彼らのファンとか、プレーを観戦しながら応援していたわけではない。でもゴルフは私にとってちょっぴり特別なのである。

私の父は大のゴルフ好きだった。
私の記憶の中には、蓄音機をかけながら、部屋でパターの練習をしている父の姿が焼きついている。
地方勤務だった当時、休日と言えば、カントリークラブなるところでプレーをしている父に付いて行き、ゴルフ場の隅っこでバッタを追いかけていた。

ものごころつく頃には練習場に足を運ぶ父にくっついていき、何発か打たせてもらったりしたが、私は父ほどにのめりこんだりはしなかった。
父も私には全く強要しなかった。娘をプロゴルファーにしようとは思わなかったらしい。
ただ、ゴルフのテレビはよく見ていた。往年のプレーヤーの名前なら結構知っている（笑）。

結婚当初、父はムコさんに「ゴルフはやらないのかね。」などと、ちょっとお誘いの言葉をかけていたようだが、ムコさんはその頃全く興味がなく、父の相手をしてやろうなどとは思わなかったらしい。

その後私は何度か友達にコースに誘われることがあり、真面目に練習場に通ったこともあったが、道具はみな父のお古だった。特に新品を買おうという気にもならなかった。テニスのラケットやスキーの板はしょっちゅう買い換えていたのに..。クラブにはほとんど執着しなかった。
また、誘われれば行くが、自分から率先してコースに行こうという気にはならなかった。と言ってスコアがひどいから行きたくないというわけではない。人並みに飛んでいたし、そんなにセンスは悪くなかったと思っている。
緑に囲まれたコースに出ると気持ちがいいのも分かっている。ただ芝目は読めないが（爆）。

何を言いたいのかと言えば、テニスやスキーは自分がやりたくてのめりこんで遊んだから、ウィンブルドンだフレンチオープンだなどと聞くと、結構気になって当然だが、今となっては全くやらなくなってしまったゴルフに対し、○○オープンで日本の誰かが勝ったなどと聞くと、「よし！」と思わず力が入ってしまうのは、遺伝子に組み込まれた何かか、幼い頃に刷り込まれた何かに体が反応しているに違いないと思うのである。