FCIオビディエンス

2025年4月29日 (火)

体幹は大事

週末FCIオビディエンス競技にアシスタントと参加してきました。
第一課目の休止では、犬は2分間停座で待っていなければいけません。
微動だにしなければ10点満点。
匂い嗅ぎ、体重の移動(足の踏みかえなど)だけでも減点対象となります。

ハンドラーは2分間犬が目視できない場所にいるので、
その間犬が何をしているかはわかりません。

今回アシスタントの点数は6.5。
減点の理由は、ちょっと前にかがんで匂いをとったことと、前肢を踏みかえたことだとジャッジに言われました。
確かに友人の撮ってくれた動画で確認すると、ちょっと下を向いたり、前足の体重移動が見られましたが集中はできていたと思います。

今年10歳になるアシスタント。
いろいろ衰えてくるお年頃です。

たった2分間でも、微動だにしないで座っているには
もちろん集中力も重要なポイントですが、体幹も欠かせないところ。

先日の休止練習でアシスタントの座っている姿を見て友人に背中が丸まっているとのアドバイスを受けました。
言われてみれば確かに。
とにかくいつも意欲が先に出て前のめりになっていたので、お尻が地面についているだけで大目に見てきた結果でしょう。

いまさら体幹が付くかどうかは別として、ちょっと意識を変えた練習。

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2025年4月26日 (土)

訓練競技会に参加してきました。

今日はJKC主催春季訓練競技大会に参加してきました。
年に2回開催されるJKC本部主催の競技会なので、全国各地から参加者が集まります。

我が家はアシスタントがオビディエンスIII、見習いが服従スペシャルに出ました。

オビディエンス競技は今年改定されたことで、今まで不明瞭だったところが大分明確になりましたが、その分審査がシビアになった部分もあります。
得点するためには細かく作り上げないと難しいドッグスポーツです。

アシスタントは頑張ってくれましたが、私のミスで得点できない課目が増えてしまいました。

ハンドラーも落ち着いて競技に臨まないとだめですね。

ドッグダンスの競技会も然り。
ハンドラーの緊張感が犬に伝わってしまうこともあります。

競技会の会場という非日常の中でいつも通りふるまうのは人も犬も経験値が不可欠です。
練習で出来ているからと言って、本番で思い通りに行くかどうかは蓋を開けてみないとわからないものです。

もちろん、練習量があることが大前提です。

今回見習いは前回の課題をちゃんとクリアしてくれましたが、また新たな課題をくれました。
いつも簡単には成績に結び付けない見習いです。
ゆっくり育てていきましょう。

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2025年4月 6日 (日)

ヒールワークの難しさ

我が家の犬たちは、オビディエンス競技やドッグダンス、ラリーオビディエンスなどのドッグスポーツを楽しんでいますが、どれも基本はヒールワークです。

子犬のころは無心についてきてくれたのに、ある時期から突然行動が変わってしまうことも。
つまり、「もうできた!」と安心してはいけないということ。

さて、今日たまたまあがってきたSNSで、ヒールワークとまではいかなくても、ハンドラーの横をついて歩くことを教える動画がありました。

まずはハンドラーの足の左側に誘導することから解説してあり、ぐるっと回す手の誘導を小さくすることが書かれていました。
確かに重要です。
でも、正面にいる犬を左脚側に誘導するより、そもそも後ろからまっすぐ入ってくるように誘導してあげた方が、ファーストステップとしてはわかりやすいでしょう。

レベルがあがってくると、正面から左脚側に入るために、後肢を動かすことを教えていくことも重要です。

最後に、太ももをたたきましょうと書いてあったのですが、どうしてもここがよくわかりませんでした。

たまたま、デモの犬は小型犬だったので、ハンドラーが太ももをたたいたところで、頭の上の方ですから大して大きな影響はありませんが、中型犬や大型犬に教えるとき、犬のいる側の太ももをたたけば、犬はびっくりしないでしょうか。
場合によっては顔に手が当たったりしないのでしょうか。
やっぱりよくわかりません。

今日は我が家の犬たちと脚側練習。
しかもディストラクション満載の競技会場。

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見習いの経験値はまだまだ足りないので、地道に練習していきましょう。

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2025年1月19日 (日)

平常心を保つのは難しい

巷は受験シーズン真っただ中ですが、どんなに頑張って勉強してきた受験生たちであっても、本番の試験で今までの成果が出せるかどうかは誰にもわかりません。
その理由は、緊張感、慣れない会場の雰囲気、他の事に気を取られて集中できなかったりと様々です。

ドッグトレーニングにおける「ディストラクション」のことをよく書いていますが、犬も同様で、他に気を取られていると集中力が落ちてしまい、ハンドラーの言葉が耳に届かないことはよくある話です。
「家では出来るのに。」や「いつもは出来るのに。」というのがそれです。

家で出来ていることがなぜ外で出来ないのか。
外には犬の集中を欠くものが沢山存在しているからです。
他の犬、人、音、動くもの、匂い、などなど、人が気づかないものもその中には含まれます。


さて、今日はオビディエンスの練習会に参加しました。

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今回の練習会は個別ではなくグループで行う練習なので、他のハンドラーたちも同時に各々の課題を練習します。
つまり、犬の視界には、他人や他犬が入って動いている状況の中でハンドラーと作業するわけです。

完璧に近い犬であれば、本番競技同等レベルの課題をこなすこともよい練習ですが、至らないレベルの場合は、ハードルを上げすぎることなく、成功体験を増やしていくことが犬の自信につながっていきます。

我が家はアシスタントと見習い両方が参加しましたが、アシスタントは本番で緊張しすぎるので、基本のヒールワークと得意の課題を練習しました。
得意のはずがなぜかうまくできない。
得意なのに。
それだけ外部の刺激の影響を受けているということですね。

もちろん練習なので、その状況に合わせてハードルを下げたりしながら様子を見ていきます。

出来ると思って過信しすぎていると、犬がエラーを重ねてしまい、自信を失ってしまうことにもなるので、犬が悩んでいるときはすぐにハードルを下げてあげます。

「できるよ!いつもできているんだから、絶対大丈夫!」と言ってしまいそうなところを言わないことは難しい。
「そっか。今のきもちだと無理なんだね。じゃぁ、こうしてみようか」と犬をサポートしていくことが重要ですね。

今日もたくさんの学びがありました。
講師の先生、ご参加の皆様、ありがとうございました。

見習いのディストラクションのお手伝いもありがとうございました。

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2024年12月22日 (日)

JKCの訓練競技会に参加してきました。

今日は今年最後のJKC訓練競技会に参加してきました。

参加競技はFCIオビディエンスですが、いつもはアシスタントがクラス3、見習いがクラス2で参加しています。
しかし、クラスが違う2頭を参加させると、出陳順の兼ね合いでバタバタしてしまい、ハンドラーも犬もメンタル的にストレスがかかってしまいます。
これはすでに経験済み。

そこで今回は見習いの参加クラスにアシスタントを合わせ、同じクラスで参加することにしました。

同じクラスだったので、休止のグループがバッティングすることがないよう、今回は配慮していただきました。
これで、競技リンクと駐車場の間を犬を連れて走らないで済みました。

関東の競技回数が少ないことは以前にも書きましたが、そのせいか、今回は思った以上にオビディエンス競技参加者が多めでした。


アシスタントは、さすがに経験済みのクラス2なので、パフォーマンスは安定しているはずでしたが、コーンを周ってハードルを跳ぶ際、いつもはハードルの前にダンベルが置いてあるのに、クラス2ではダンベルが無いので、多少練習はしましたが、やはりダンベルを探してしまいました。

さらに、臭気選別の木片がイチョウの枯れ葉と同じ色で見失い、探す時間をロスしてしまったことで、慌てて目に入った最初の木片を咥えてNG。
こんなこともあるんですね。

いずれにしても、得点はそこそこで、3席を頂きました。
252.0pt/320pt

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またしばらく競技会はありませんが、日々の練習は欠かせませんね。

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2024年11月24日 (日)

JKCの競技会に参加してきました。

今日はJKC主催のST連合会東日本訓練競技会にアシスタントVincentと参加してきました。
カテゴリーはFCIオビディエンスクラス3です。

10個の課題は、集団休止から脚側(ヒールワーク)のほか、持来や障害飛越などの遠隔作業が含まれ、なかなか得点するのが難しい競技です。

特に今回のジャッジングは世界大会基準を念頭に、指導手(ハンドラー)態度も大きな評価対象となったようで、評価点はかなり辛口でしたが、ジャッジから細かいアドバイスをもらえるよい機会にもなりました。

もちろん、犬の作業においても、「ただやればいい」のではなく、集中力、冷静さなど、細かい点を指摘していただき、今後の課題が明確になったとも言えます。

競技会の数が少ないのが難点ですが、犬と共に作業することの楽しさを味わえるオビディエンス競技。
安定して高得点を出せるにはまだまだ時間がかかりそうですが、後半のアシスタントの頑張りは評価できるところもたくさんあって、楽しい競技時間となりました。

あきらめずに続けることが大事ですね。

画像は、アシスタントの得意な遠隔作業のひとつ、コーン周りと持来および障害飛越。

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結果は11頭中5席でした。

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2024年11月 2日 (土)

FCIオビディエンス競技に参加してきました。

今日はJKCの本部訓練競技会があったので、見習いとオビディエンスクラス2に参加しました。

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関東でのJKC競技会は4月以来なので、半年ぶり。
尋常でない夏の暑さもあり、練習量はとても少ない状況での参戦でした。
当然のことながら、結果もそれなりだったのですが、いままでの競技に比べると、ヒールワークの集中に多少の成長が見られると同時に、今後解決すべき課題も明確になってきました。

「競技会に出るには犬のスキルが万全でなければならない。」と言う同業者は沢山います。
犬のメンタルも含め、レベルに達していない犬を競技に出すことは、ある意味犬に負荷をかけすぎるのでおすすめしませんが、本番同様の練習がなかなか出来ない場合は、どうしても本番の経験値を増やすことも不可欠です。

今の犬のレベルを把握しつつ、犬をサポートしていくためには、競技会経験も大事なので、我が家はなるべく機会があれば出陳するようにしています。

半年ぶりの競技会では、春には海のものとも山のものとも判別し難かった見習いの弱点が浮き彫りになったので、今後の練習の励みになります。
ただただ、課題に沿った練習だけでは、見落とされがちな部分がよくわかりました。

しかも、今回は雨の中での競技という、見習いにとっては初めての天候状態もよい経験となりました。

ジャッジが最後に、「楽しそうでしたね。」とコメントをくれたことで、見習いに無理強いせず、見習い自身が課題を楽しんでいることも客観的に見てもらえたので、あきらめずに続けていく気持を後押ししてもらったように思えます。

次回は12月。
それまで、どれだけ修正出来るか楽しみです。

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2024年10月22日 (火)

客観的に見てもらうのは大事

今日は外部の講師にお願いして、オビディエンスの練習仲間と一緒に練習会に参加してきました。

ドッグトレーニングのメソッドはその犬の数、ハンドラーの数だけあります。
基本の教え方は共通であっても、その先に課題が出てくれば、それに対処する方法は様々です。

今回は、参加者の日ごろの問題点や課題を見ていただきながら、アドバイスをいただきました。

当然我が家も、現在のアシスタントや見習いの状況や、犬の理解度も含めて見ていただき、対処法によっては、ディストラクションとなる犬を入れていただきながら作業しました。

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我が家は練習時ビデオ撮りしているので、自分で見返すことで問題点を見つけることができますが、思い込みなどで、気づかないことも沢山あるので、客観的に観てもらうことはとても助かります。
他の参加者へのアドバイスも勉強になるので、機会があれば、是非グループ練習会やセミナーに参加されることをおすすめします。

ドッグスポーツだけでなく、日常生活においても、多くの気づきが得られますよ。

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2024年8月24日 (土)

オビディエンスの練習会に参加してきました。

今日は同業者主催のオビディエンス練習会に参加させてもらいました。

7月から猛暑続きで、全くオビディエンスの練習ができていない我が家の犬たちだったので、今回の練習会は大変助かりました。

参加したのは見習いのみ。
こちらの集中が持たないので、アシスタントにはかわいそうでしたが、見習いに集中することにしました。

場所は関東北部だったので、東京よりは若干気温が低めではありましたが、湿度は高く、陽がさすとかなり暑くなり、見習いの集中力が途中で切れてしまいました。

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しかし、他の参加者や参加犬のいる中での練習はとても貴重なので、客観的に観てもらいながらアドバイスももらい、大変有意義な時間でした。

日常の練習は動画で撮ってはいますが、後から見直すので、その時どうだったかというところが見落とされがちになりますが、客観的にその場でみてもらうと、タイムリーに分析できて修正することができます。

また、他の参加者の様子も間近に見学出来て、とてもいい勉強になります。
グループ練習の利点ですね。

秋の競技会に向けて、地道に見直しを続けていきましょう。

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2024年7月29日 (月)

オビディエンス世界大会

週末はラトビアで開催されたFCIオビディエンス競技のライブを観ていました。

世界大会には各国から数チームずつがエントリーし、日本からも代表メンバー3ペアがエントリーしていました。

世界大会のジャッジは当然のことながら大変厳しく、普段国内大会で頂いているような得点はなかなか出ません。
そもそも、ファイナルい出られる上位20ペアを決める競技ですから、重箱の隅をつつくように減点されていきます。

陸続きの欧州勢と違い、遥か海を越えて参加する日本チームは様々な点でハンディを抱えていますが、それぞれが今出来る精いっぱいのことをやり遂げたはずです。

犬たちの素晴らしい作業もさることながら、ハンドラの一挙手一投足にも目がいってしまいます。

FCI
オビディエンス競技においては、遠隔作業以外では声符(言葉のキュー)のみしか許可されず、視符や体符はペナルティとなります。
そのために、ハンドラーは余計な動きをしないように、細心の注意をして臨みますが、場合によってそれが不自然に見えてしまうこともあります。

左右の腕の動き一つとっても、明らかにターゲットのように動かない腕や手は違和感があります。
しかし、人間なので癖もあるので、紛らわしい動きをしないためにも、自分自身の動きにはチェックが必要です。

我が家も日々の練習を動画に撮っていて、犬の動きの甘さをチェックするだけでなく、ハンドラの動きがおかしくないかも確認しています。
元々猿手(腕)なので、どうしても腕をニュートラルに振ろうとすると、肘から先が外に向きがちです。
これも気を付けないと視符にとられてしまうかもしれませんね。


さて、今朝の練習場には一般の飼い主さんたちがお散歩がてら井戸端会議をしていました。
いつもならば、犬を見ただけで大興奮の見習いでしたが、他の犬たちが無視してくれているので、見習いも気にせず練習することが出来ました。

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道端で遭遇する犬も、「一切関係ありませんオーラ」を出していてくれると、見習いもチラ見程度で素通りできますが、ギャンギャン吠えられたり、リードを引っ張りながら向かって来ようとするとジタバタします。
無視できるようになるまであとどれくらいかかるでしょうね。

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