犬のエンリッチメント

2026年10月 7日 (水)

散歩のはなし

「小型犬は散歩しなくていいんですよ。おうちの中の運動だけで十分ですから。」
最近はさすがにこんなことを言う人は少なくなったと思いますが、
それでも散歩の必要性をあまり感じていない人はいるようです。

そもそも「散歩」と聞くと、のんびり外を歩くという概念が先行してしまうため、
実際に犬にとってどんなメリットがあるのかに気づかないこともあるかもしれません。

「散歩はこうあるべき」とか「こうでなければ」という全ての犬に当てはまるものはありません。
その個体にとって有意義な散歩が出来ればいいと思っていますが、
最低必要限のことは散歩に含まれていることが大事です。

自然の中をのんびり自由に散歩させたいと思う人は少なくないでしょうが、
そのような理想の散歩が出来ている人は一部の人に限られてしまいます。

都会で暮らす犬たちにとって、外に出れば様々な刺激に晒されて、
もしかしたら犬にとってはあまり楽しくないかもしれませんが、
早くから様々な刺激を受けることは、今後の都会生活には必要不可欠です。

歩く、走る、匂いを嗅ぐ、音を聞く、風を感じる。
どれをとっても、メンタル面、フィジカル面からも重要な刺激です。

もし、家から一歩も出てはいけないと言われたら、
普通の人は滅入ってしまうはず。
リモートワークで家にいてもいいと言われても、
朝から晩まで一歩も家から出なければ、恐らく集中も落ちていきます。
外の空気を吸うだけでも、リフレッシュできるはず。
いわば気分転換はとても大事ということです。


特に犬の場合、自分の足で地面を歩くこと、
地面から漂ってくる様々なにおいを嗅ぐこと、
人や犬など、様々な刺激に馴れていくということは、
少なくとも、人間社会で暮らす犬の生涯にとってはとても重要なことなので、
「うちの犬は散歩が嫌い。」と決めつけるのではなく、
あたりまえのことにしていくことが必要ですね。


さて、我が家の犬たちはボーダー・コリー。
当然のように、普通の散歩で満足できる犬たちではありませんが、
散歩の途中で、トレーニングをやって頭を使ってもらったり、
たまにロングリードで走ってもらったりと、
家の中で頭を使うトレーニングをやったりと
それなりに工夫します。

愛犬とのお散歩の形は様々ですが、犬にとって楽しいものになることが大事ですね。

202610071
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年10月 5日 (月)

ハンドラーは忙しい

仔犬をお迎えしたご家庭に、まず最初にお願いするのは、
ハウスの心地よさやトイレの場所など、おうちのルールを教えてあげることですが、
関係性を深めていくためには一緒に遊ぶことが一番なので、
どうやったら、仔犬が「もっと遊んで♪」と誘いに来てくれるか
仔犬の様子を観ながらアドバイスをさせていただいています。

「遊び」と言うと、仔犬の前にオモチャを沢山並べて
「何が好き?」と聞いてしまう人がいますが、
仔犬はオモチャの形状よりも、オモチャの動きに魅了されるので、
どんなオモチャ、というより、どういう風に動かしたら
仔犬の気持ちを掴めるかを考えることが大事です。

なぜなら、仔犬は「オモチャ」と言う名のもとに売られていたものよりも、
洗濯籠に入っていた履き古した靴下が好きだったりするからです。

そうならないために、仔犬のために用意された安全なオモチャを好きになってもらえるよう
ハンドラーは思考錯誤しながら、仔犬の気持ちを掴む必要があります。

スマホ見ながら片手間に遊んでいては、仔犬はどこかに行ってしまいます。
全身を使って、全力で遊んであげることが大事。

かつて「犬を動かそうと思ったら、犬の3倍動かないとダメ」と言った人がいました。
まさにそのとうり。

じっとしている者、床に落ちて動かない物より、
目の前で動く人や物の方が犬にとっては刺激的です。

愛犬と楽しく遊ぶためには、ハンドラーも一生懸命動きましょう。

202610061

アシスタントとの引っ張りっこは毎朝のルーティン。
「もっと引っ張って!」とアシスタントから来るように、ハンドラーは動きながら一緒に遊びます。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年10月 4日 (日)

社会化期はいつまで?

犬の社会化の重要性は今や当たり前のように言われています。
仔犬を迎えるときは、「さぁ、社会化を頑張ろう」と誰もが思うはず。

では、社会化期とはいつのことを言うのでしょうか。

これには諸説あって、生後3週から13週だったり、生後4週から12週だったりと、
若干前後して言われていますが、いずれにしても早いことには変わりません。

なぜなら、人間の子供と同様に、大人になるにつれていろいろなことを学ぶので
今までは何に対しても好奇心旺盛に、フレンドリーに接してこられたのに、
少しずつ警戒心なども芽生え、慎重になってくるからです。

本当はブリーダーさんのところにいるときからやってもらいたい社会化ですが、
なかなかそこまで手をかけてくれるところは多くはありません。
感染症の問題等々から、衛生面ばかりに目が向いてしまい、
ほぼ世間から隔離状態で新しいオーナーさんの所にいく犬も少なくありません。

かつてのクライアントさんの中には、生後3ヵ月で迎えた時は、
いろいろなものが怖くなっていて、その後お散歩に行かれる月齢になっても、
家の玄関から門までも歩けなかったということがありました。

社会化の内容は住んでいる環境によっても異なりますが、
最低限必要なことは、車や自転車、様々な年齢の人、犬など、当たり前に見かけるものに馴らしてあげること。

住んでいるエリアによっては、踏切や飛行機の音もあるかもしれません。
消防や警察のサイレンもあるかもしれません。
それらへの反応を見越して、早くから社会化のサポートをしていくことが、
犬にとってもハンドラーにとっても重要ですね。

そして、社会化自体は、社会化しやすい時期(社会化期)を過ぎても、
成犬になって落ち着くまでは続けていかなければいけないということも知っておきましょう。

特に、小さいお子さんに対しては、小さいころから無反応でいられるようにしてあげないと、
目の前で急に走り出したときに、驚いて吠えたり、跳びついたりすることもよくある話です。
我が家の場合も、カート散歩の頃から公園に連れて行き、
子供たちの遊ぶ様子や、スケートボードの大きな音など、様々な刺激に馴れるように
日々見学させていました。


さて、今日は生後2ヵ月のパピーさんのレッスンがありました。
レッスンと言っても、仔犬に特になにか教えるわけではありません。
安全な場所、トイレの場所、オモチャの遊び方など、
おうちのルールを少しずつ伝えていくだけです。

特に安全な場所となるケージにいる時間はとても重要です。
居心地よい設定が不可欠ですね。

オーナー様とのお話に集中しすぎて画像を取りそこなったので、
可愛いパピーさんの代わりに、我が家に来て2日目の見習いのリラックス状態の画像を。

202610041

ちなみにこのお嬢さんはクッション、マットの類をチューイングする癖があり、破壊活動にいそしむので、時期は冬でしたが、ドッグベッドはすべて撤去しました。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年9月 1日 (火)

コレクション(Correction)とは

最近SNSにあがってくる犬のトレーニング動画でよくみられる言葉「コレクション」。
コレクションとは単純に訳すと「修正」です。
「修正」とはなにか。
AI曰く「不十分な部分を直して、より良い状態にすること(必ずしも明白な間違いとは限らない)。」

意味だけみると、全然悪いことではありません。
より良い状態にすることはとても大事なことです。

なぜこんなことを書くのかと言えば、「コレクション」の名のもとに、
結果犬をチョーキングしているところをよく見かけるからです。

ずっと以前、とある専門学校のウェブサイトの謳い文句に、
「チョーキングの仕方教えます。」と書かれていました。
当時は「チョーキング」が当たり前のように行われていたからです。

今は鎖のチョークチェーンを使う訓練士は大分減りましたが、
似たような道具を使って、犬の首を絞めている手法は無くなってはいません。

好ましくない行動を罰して、犬に不快感を与えることで、その行動を出づらくするのは
「正の罰」と言われる手法です。
「正の罰」を使って結果を出すことはできますが、
報酬ベース(褒める)の「正の強化」のトレーニングとでは
犬の受け取り方は全く異なります。

嫌なことをされるから仕方なく従う。

問題はどう修正するか。
犬の行動が好ましくないのであれば、それをどう修正するのか。
犬の福祉は考慮されているのか。

愛犬の育て方は人それぞれです。
どの方法を選ぶかは飼い主さん次第です。
もちろん、犬の個体によっても、教え方は異なります。

言葉(ネーミング)ではなく、実際どうやるのかを精査してみることが大事ですね。

ちなみに、欧州で盛んなオビディエンス競技で上位を占めるトレーナーたちは
私の知る限り「正の強化」で犬たちを育てています。
大事なのは犬とハンドラーとの関係性と犬のきもち。

さて、あなたはどうやって愛犬を育てていきたいですか。

202609012

アシスタントは秋には11歳。
世界レベルのヒールワークのように、頭がグッと上に上がってはいませんが、
彼の自然な動きの中で、ヒールワークを理解してもらっているので
私は頭の位置はあまり気にしていません。
意識だけちゃんと持っていてくれればOKです。
もちろんリードでヒールワークを教えたこともありません。
外での練習では安全のためにリードを装着しているだけ、
そもそもトレーニングはノーリーシュで教えます。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年8月31日 (月)

「挨拶すれば満足します。」

犬に対して興味津々な犬は沢山います。
犬と遭遇すると興奮して、自分から近寄って行こうとする犬。
中には「ハッハッハ・・」と息遣いを荒げながら突進していく犬もいます。

そんな犬の飼い主さんの中には、
「うちの子は挨拶出来れば満足できるんです。」とおっしゃる方もいます。
確かに、ちょっと挨拶すれば気が済んで、
興奮が収まる犬もいます。
どちらかと言うと、我が家の見習いもその類ですが、
だからと言って、初めての犬や、見知らぬ犬に対して、同様のことはさせられません。
なぜなら、相手の犬の気持ちを無視した行動だからです。

逆に言うと、我が家のアシスタントはちょっと犬が苦手です。
安全な女の子でないと、挨拶は出来ません。
したがって、突進してくる犬を見ると、私の後ろに隠れるか、
その場を離れようと足早になります。
それを良しとするかどうかは別として、
10歳超えたおじさんに、あまりストレスをかけたくないというのが本音です。

よって、我が家の見習いがいくら挨拶したいという気持ちを持っていても、
散歩中に遭遇した一見さんの犬とは一切挨拶をさせていません。
近寄って来る犬がいるときは、黙って遠ざかり、
飼い主さんが声をかけてこられたら、「ごめんなさい、犬が苦手な犬なので。」と
アシスタントの方を優先します。
それを聞いて、納得される方もいれば、
「犬と挨拶できないんですか?かわいそうに。」と言う方もいますが構いません。

日々こんな感じなので、見習いも、行きたい気持ちはあっても
勝手に行ってはいけないとわかっているので、
リードが緩んでいても、他犬に向かっていくことはありません。


さて、昨日若い男子のプライベートレッスンがありました。
彼も本来犬にはフレンドリーなタイプですが、
小型犬に酷く吠えられた経験から、ちょっと小型犬が苦手なってしまったそうです。

そこで嫌なトラウマを緩和するために、昨日は犬が視界に入る場所で、
怖いことは何も起こらないと学習してもらう練習。

傍には飼い主さん私もいるので、安全は確保されています。

最初は若干緊張気味でしたが、自分からアクションを起こさなければ
嫌なことは起こらないと繰り返し経験してもらい、
少しずつ落ち着いてきました。
後半は、飼い主さんに集中でき、オヤツも口に出来るほどに。

202608311

要は、見知らぬ犬と不用意に接触する必要はないということ。
特にオス犬同士の場合は、いつ状況が一変するかわからないので
そんなリスクを負う必要もないということ。

真の社会化とは、犬がいようがいまいが、
犬が平常心を保って、ハンドラーのそばにいられること。

愛犬と一緒にカフェに行くという目標があればなおさら。
カフェでワンプロされたら困りますよね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年8月23日 (日)

愛犬は目を見てくれますか?

何とも変なタイトルですが、なぜこんなことを聞くかと言うと、
本来、犬は人に凝視されるのが苦手な動物だからです。

知らない人に見られると、視線を外したり、警戒して吠えたりするのは
ある意味不安な気持ちからです。

しかし、今目の前にいる愛犬たちは、あなたが見つめたからと言って
目をそらしたり、いなくなったりはしませんよね。
なぜなら、そこには信頼関係が構築されているからです。

道端で知らない人に凝視されると、吠える犬がいます。
「怪しいやつだ!」と言っているわけなので、
別に叱る必要はありません。
刺激対象物からちょっと距離をとってあげればいいだけのこと。

いずれにしても、知らない人にじっと見られると
視線をそらしたくなるのは、ある意味人間も同じでしょう。
見返す度胸のある人はそうそういません。


昨日、ちょっと警戒心がある保護犬のお宅に伺ったとき、
私は目を合わせなかったと書きました。
プレッシャーを与える必要がないからです。

向こうから来てくれれば応えるだけです。

信頼関係が出来てからこそ、アイコンタクトが意味を持ちます。
「次は何をするの?」と犬から問いかけてくるような関係になれると、
犬が視線を逸らすことはなくなります。

もし、いつも視線をそらしているとしたら、何かストレスを感じているのかもしれません。
目があうたびに、悪戯を責められたりしていると、くじら目になってしまっているかもしれませんよ。

お互いオキシトシンが出る関係になるといいですね。

202608231
※遠慮のない我が家の見習い、いつもグイグイ来ます。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年8月22日 (土)

食べられることは大事

犬のトレーニングに食べ物は使わないという人はいます。
食べ物を使わないで、力で強制することなく何かを伝えられるのであればそれはそれでいいと思います。
「強制」と聞いて、かつて「食べ物を使うのも強制だ」と言った人がいました。
食べ物で無理やりつっていると。

しかし、犬は食べたくなければ食べないという選択ができます。
食べ物を無理やり口に投げ込んでいるわけでなければ、
それは犬の自由意志と言っていいでしょう。

それはさておき、食べ物を使うことで弊害が生じてしまう犬もいるので、
食べ物を使わないで、犬に優しいトレーニングが出来るのであれば
それはいいと思います。

一般的に、食べることが好きな犬たちにとって、「食べられない状況」と言うのは
ある意味かなりストレスがかかっている状況と言えます。
体調不良もそうですし、周囲の環境によって、緊張感が高まっていれば
食べることなどできないからです。

人間もリラックスした状態でなければ、食べるものを口にできないというひとは
沢山います。
競技の出番前とか、試験の前とか、緊張して何も喉を通らないということはよくあります。

逆に言えば、何かを口に出来るということは、大分リラックスできているということ。

そんなバロメーターとして、食べるものを使うのはとても有効です。

食べる、咀嚼する、舐める、という行為は、犬をリラックスさせることにも繋がります。


さて、今日は保護犬のパピーさんのカウンセリングがありました。
保護犬だからというより、個体の性格として、ちょっと警戒心が強いTさん。

初対面の私に、ちょっと離れたところから小さく唸っていました。
警戒心も芽生える年頃ですし、私は外からの侵入者ですから、
大歓迎でないことは別に問題ありません。

お部屋に入れていただいた後も、私は床に座って、
Tさんとは目を合わせずにいたら、
Tさんの方から、少しずつ距離をつめてくれました。

その時、持っていたトリーツを床に転がしたら、
自分から近寄って食べてくれました。
もちろん、食べたらまた離れます。

そんな無言の会話を続けているうちに、
少しずつ傍によってくれましたが、
私は自分からは手を伸ばしませんでした。

その後、おうちの中でハーネスとリードを着けて頂いたところ、
お散歩は好きということでしたが、ちょっと自分の世界に入ってしまったので、
フードを床に転がしてあげたら、自分から立ち上がって取りに行きました。

202608221

気持ちは理屈ではないので、新しい家族との絆が出来るまでは
焦らず、ゆっくり、が大事。
人間の忍耐が欠かせません。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年8月21日 (金)

ドッグトレーニング

犬のトレーニングには様々な手法があることはいつも書いています。

私は基本的に「正の強化(Positive Reinforcing)」と呼ばれる、報酬ベースで犬の行動を強化していく方法を使っています。
そのため、「犬が悪いことをしたらどう罰するのか?」という質問を頂いたときは、緊急性のある場合は犬の行動を止めなければいけないので、そのための方法を「正の強化」でお伝えしていきます。

そもそも、犬は悪いことをしようと思ってやっているわけではないので、
結果的に、問題行動になりそうな場合は、環境設定で予防する方法もお伝えしています。

これは一般的な家庭犬のトレーニング方法としてお伝えしていることですが、
犬にはさまざまな作業犬もいるので、そのトレーニングの手法も様々です。
犬の安全や福祉を考え、目標に向けて犬に教えていくためには、
人間側の工夫も不可欠ですね。


さて、今日は縁あって、来日しているイギリスのドッグトレーナーさんとお話する機会がありました。
イギリスの犬事情、トレーニング事情などなど、
いろいろなお話を聴くことが出来て、とても楽しい時間でした。

共通して言えることは、「犬のトレーニングには忍耐が不可欠」ということ。
一夜にしてスーパードッグはできないということですね。

留守番中の我が家の犬たちと言えば、

202608211

静かに休んでいてくれるので、私もゆっくり外出できます。

ちなみにソファにかけてある布は防水(吸水)シーツ。
半年ほど前、10歳のアシスタントが2日続けておねしょをしてしまい大変だったので、
最近はずっとこれをかけるようにしています。
失敗されても、イラっとせずに済みますね。

見習いも、悪戯防止策が功を奏して、
最近は大人しく寝ていてくれることが多くなりました。
たまにソファは掘っていますが、破壊には至っていないので
良しとしましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年8月18日 (火)

予測することは大事

愛犬とのお散歩のことでよく聞かれるのは、
「いつも同じルートで行った方がいいか、違うルートの方がいいか。」というご質問。

答えはどっちもありです。
つまり、犬の状態にあわせて散歩のルートは決めてあげればいいと思うからです。

例えば、怖がりの犬の場合、毎回ルートを変えてしまうと、
いつもドキドキしていなければいけなくなってしまうかもしれません。

まずは、いつも馴れた場所で安心して歩くことが出来ると学習してもらってから、
少しずつルートを変えていくことをお奨めしています。

特に、新しく環境が変わったような場合、年齢を重ねて経験値の高い犬の場合、
多少景色が変わってもあまり動じませんが、
若い犬の場合は、興奮してしまうことが少なくありません。
ポジティブに興奮しているのであればまだいいのですが、
怖くて先に進めないような場合は、まずはその場に馴らすことから始めるといいでしょう。

逆に、犬が勝手にルートを決めてどんどん歩いて行ってしまうような場合、
ハンドラーが「今日はこっちにしようかな。」とその日の気分にあわせて変えてみる方が
犬任せにならなくていいでしょう。

犬が「こっちに行くんだ!」と我を通そうとする場合は、
ハンドラーが、「私はこっちに行きたい」と主張していただくのはいいと思います。
例えば、この道の先には大好きなドッグランがあるという場合は、
ルートを変えて向かうのもいいでしょう。

一方、犬が「こっちには行きたくない!」と言っているときは、
その道に何かトラウマを持っていることもあります。
かつて散歩中、道路沿いの家の中から突然犬が吠えかかってきたとか、
散歩中に遭遇する気の合わない犬の家が近いとか、
何かしら理由があるときがあります。

そういう時は無理せず、ネゴシエーションしてみるのもいいでしょう。
例えば、美味しいオヤツがあるけれど、食べる?とか。
食べられないくらいであれば、メンタル的に難しいので無理はせずに
ハンドラーが決めた迂回路を通りましょう。

いずれにしても、犬は何かを予測することができます。
それは経験値から来るものです。

「この道は安全」と経験上わかっているので、
年齢を重ねた犬たちは普通にお散歩ができますが、
経験値が低い仔犬や警戒心が芽生え始めた若い犬にとっては
いろいろなものが気になるもの。

上手に乗り越えられるようにサポートしてあげることが大事ですね。

ちなみに我が家の犬たちの家からの散歩ルートは大きく分けると3パターン。
商店街コース、住宅街コース、公園コース。
その日の犬たちの状況や、時間、買い物の必要性など、
いろいろな条件で私が決めています。

今日は運動不足だったので、公園コースでした。

202608181

公園コースでは多数の犬とも遭遇するので、
犬が苦手なアシスタントがストレスを感じない距離を保ちながら歩くことがポイントです。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年8月17日 (月)

ズーミーズ(Zoomies/Zoomy)、知っていますか?

私がこの単語を知ったのは最近ですが、これはいわゆる俗語で、
実際は「Frenetic Random Activity Periods(FRAP)」、犬や猫などのペットが
突発的に激しく動き回る短時間の行動のことを言います。

理由は様々ですが、ドッグランなどの広い場所で、
突然犬が全速力で走り回り始めたら、おそらく「FRAP」でしょう。

家の中などの、狭い空間であれば、走りながらソファなどに飛び乗ったり、
いわゆる縦方向の移動もあるでしょう。

では、なぜ起こるのでしょうか。

一般的には、体にたまったエネルギーを発散するためと言われています。

ずっとじっとしていなければいけなかったり、緊張していたりすると、
それを発散するために、スイッチが入るわけです。

我が家の初代ボーダー・コリーは、夜寝室に上がる前に、
「そろそろ寝るわよ。」と声をかけると、
居間でひとしきり走り回った後、トイレを済ませるのが日課でした。

当時は「FRAP」なども知らなかったので、
彼女の合理的な行動に対して、「賢い。」と感じていただけでした。
なぜなら他のシチュエーションでは見たことがなかったからです。

ドッグスポーツの競技中にも、時折そういう犬を見かけるようになり、
ストレスが溜まっているときにも出る行動なのだと理解しました。

さて、現見習い、先日たまたまインスタグラムにアップしましたが、
雨続きで運動量が足りてないときの散歩の出始めでは、
まさに「FRAP」したい状態が身体から滲み出ていて、
明らかに平常心ではないのがわかりました。

声をかけても、興奮さめやらずで、リードが着いているため
当然走り回ることはできませんが、同居のアシスタントに飛び掛かったり
バウしてみせたり、私に対しても、跳びつきそうな勢いで飛んでいました。
まさしく、たまったエネルギーのはけ口を探しているかのよう。

202608171

生きとし生けるものは、メンタル的にも、フィジカル的にも
適度な運動が欠かせません。

もし、おうちの中で意味なく走っている愛犬を見たら、
ストレスを発散する工夫をしてあげましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (2)

より以前の記事一覧