犬の学習理論

2026年5月15日 (金)

行動の問題は、生活全般の見直しから

愛犬のお困り行動に対するお問い合わせは沢山あります。

・噛み癖
・吠え
・家中のマーキング
・リソースガーディング
・分離不安
などなど

これらの問題点を単体で解決しようとするとうまく行かないことがあります。

つまり、家の中での犬の生活全体を見直さないと、
犬の行動を変えてあげることができないということです。
それは、ある意味、人間との関係性と深く関係してきます。

犬にも意思があるので、「これが家のルールです」と言ったところで、
「はい、そうですか。」と素直に聞いてくれないことはみなさんも御存知の通り。

犬がきちんと理解して、自分から好ましい行動が取れるようにサポートしてあげないと
いつまでたっても犬と喧嘩し続けることになってしまいます。


何かひとつ、「これはちょっと変だな」と言う行動が観られたら、
「なんでそんな行動になったんだろう。」と原因を究明しながら
対応策(解決策)を考えていくことが重要です。

すると、ちょっとした犬の勘違いが原因だったりすることも少なくありません。

「ノー!」という前に、「こうしてください」と伝えた方が早いときもあります。
同時に、コミュニケーションが取りやすくなるために、
楽しい基礎トレーニングをやっていくことも大事ですね。


さて、今日のレッスンで、クライアントさんから「犬と一緒に寝たらダメでしょうか」というお話がありました。
衛生上の問題を考えると止めた方がいいでしょう。
しかし、我が家の犬もベッドの上に乗って、一緒に寝ることがあります。

要は、「下りて。」と頼んだ時にすぐに下りてくれるかどうか。
犬が先に乗っていても、「どいて。」と言ったときに、
すぐに応じてくれるかどうか。

もし応じてくれないとしたら、ちょっと関係性を見直してみた方がいいかもしれませんね。

ちなみに我が家のアシスタント(右)は、私が寝ようと電気を消すと、ハウスから出てきてベッドに乗ります。
っが、左の見習いは、パピーの頃からベッドに乗せていないので、4歳を過ぎた今でも乗ることはありません。

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誘ったら乗ると思いますが、勝手に乗ったり、乗ろうとチャレンジすることもありません。
子犬の頃から決めたルールはちゃんと身についているようです。

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2026年5月13日 (水)

犬のエンリッチメント満たせてますか?

先日、犬と真剣に遊べているかというお話を書きました。

かつて、「愛犬と遊んでますか?」と尋ねると、
「遊び方がわからない。」というお答えが多かったのですが、
今は様々な情報もあって、みなさんいろいろ工夫しながら遊んでくださっていて
とてもいいことだと思います。

ドッグスポーツなどの競技に出ることも、結果だけでなく、
その過程を愛犬と楽しめているなら、それは人にとっても犬にとっても、
とても充実した時間になるでしょう。

御存知のように、仔犬は沢山遊びます。
仔犬同士の様子を観ていると、
もちろん喧嘩もするでしょうが、
それぞれが楽しんでいることがよくわかります。

そもそも、何もしない仔犬はいません。
大人しくて、あまり動かない仔犬がいたら、病気を疑うべきでしょう。

元気に走り回る仔犬はエネルギーの塊です。
その仔犬ときちんと向き合ってあげないと、
犬たちの犬生は、恐らくつまらないものになってしまうかもしれません。

人間の子供と同様、じっとしていては何も学習できません。
多くを経験してこそ、社会化にも繋がり、
沢山遊ぶことで、人との関わり方を学び、人との関係性を強めていくものです。

もちろん、犬種の特性もあります。
どちらかというと、あまり動かない愛玩犬タイプ。
動きたくてたまらない、中型の作業犬たち。
おっとりした大型犬などなど、
犬種によって、行動パターンは違いますが、
それぞれの個体特性に合わせて対応してあげないと、
欲求不満になったり、あるいは疲れすぎてしまったりと
精神的にも肉体的にも疲弊させてしまう可能性があります。

今目の前にいる犬にとって何が必要なのか。
よく話し合ってみることが大事ですね。

さて、我が家の犬たち。
小さいころから職業柄トレーニングが日課です。

自分の番が早く来ないかと、ジタバタするのを自制するのが大変な見習い。

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正しい待ち方👇

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話が通じるようになるには、時間がかかりますね。

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2026年5月12日 (火)

犬の予測を利用する

「正の強化」メソッドで、犬に新しい行動を教える方法は様々ですが、
全てに共通していえることは、犬が必ず報酬を得られるということ。
つまり、頑張って正解を出せたら、必ずいいことがあると犬が学習することで、
犬は意欲的に行動を起こすようになり、
学習自体がスムースに進んでいくというわけです。

例えばハウストレーニング一つとっても、
犬は最初から「ハウス」などのキューを聞いてハウスに飛び込むわけではないので、
ハウスに入ると、楽しいことがあると刷り込むことが重要です。

そのためには、犬のお尻を押して無理やりハウスに入れるのではなく
犬が自らハウスに入りたい状況を作ってあげることがポイントです。

ちょっと覗いてみたら、美味しそうなオヤツが入っていれば、
犬は安全を確認してから、こっそりオヤツを食べて、直ぐに出てくるでしょう。

出たり入ったりが自由にできると学習すれば、
犬は頻繁にハウスの中を覗きに行くようになります。
宝くじではありませんが、「当たり」があるかもしれないからです。

安全だと犬が学習すれば、犬は頻繁にハウスを覗きに行き、
オヤツが落ちていれば中で食べるようになります。

そんな自発的な犬の行動に、「ハウス」というキューをさりげなく付けてあげれば、
犬は「ハウス」=「トリーツが入っている入れ物に入ること」と学習し、
「ハウス」と言われれば、自分からハウスに向かっていくようになります。

オヤツが無くても、ハウスに入れば、それこそ沢山褒めて、
ジャックポットと言われるくらい、あとからオヤツをハウスに入れてあげれば、
犬はハウスに入ることが楽しいことだとさらに学習していきます。

ハウスを利用するメリットは数多くあります。
人にとってだけでなく、犬にとっても大きなメリットがあるので、
年齢を重ねても、是非ハウストレーニングをやっていただきたいですね。


さて、今日は5歳の男の子のハウストレーニングでした。

お伺いする前から、ハウスの中でご飯を食べてもらうことをお願いしていたので、
伺ったときは、ハウスの中に身体半分まで入れるようになっていました。

そこで、コングにオヤツを詰めたり、ご飯を詰めたりしながら、
ハウスの魅力を高めたところ、なんと、ハウスの中に入ってUターンできるようになりました。

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ちょっと扉を閉めてみましたが、閉塞感を感じないで、オヤツが食べられました。
しかも、ハウスの滞在時間も少し伸びてきました。


最後は、ハウスに何も入っていなくても、自分から入ってUターンして、
期待のまなざしを向けてくれるまでになりました。

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犬の学習能力って素晴らしいですね。

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2026年5月11日 (月)

犬と向き合うときは真剣に。

愛犬と遊ぶのはとても楽しいものです。
しかし、ついつい片手間になってしまうことありませんか?

よくあるのは、片手にスマホを持って、片手で適当に犬を撫でる。
スマホを見ながらの散歩。
というように、犬に意識がいっていない状況ってありませんか?

例えば、長年一緒に暮らしているのであれば、
お互い知り尽くしているので、
たまにそんなことがあったとしても、犬たちがハンドラーを見捨てることはありませんが、
そんなにまだ親しくなっていないのに、
適当な付き合い方をしてしまうと、
犬もそれなりの行動しか返してくれなくなります。

いつも適当な付き合い方しかしていないのに、
都合のいいときばかり頼みごとをしても
相手は聞いてくれないかもしれません。
つまり、呼んでも来てくれないとか。

例えばよくあるボール投げ。
ボールを投げて取りに行くのが楽しい犬は沢山いますが、
もしかしたら、投げ手があなたでなくてもよかったりしていませんか?
人間が手抜きで、持ってきたボールをただ投げ返しているだけだと、
犬はほかの、投げるのが上手い人の所にボールを持って行くこともあります。

犬は人が犬を観ている以上に人を観察しています。
どうすれば、自分の都合のいいように動かせるか、
いつもチャレンジしてきます。
そしてすぐに学習してしまいます。

犬のきもちを理解しつつ、上手に人と暮らすルールを教えながら、
遊ぶときは真剣に遊んで、初めて犬もハンドラーといることを楽しむようになります。

一方で、犬が一人でいることも我慢できるようにサポートしてあげることも大事です。
いつも一緒にいてあげることは出来ないのですから。


さて、昨日のパピーレッスン。
エネルギーが有り余っているLさんに付き合うのはとても大変ですが、
真剣に遊んだあとは、Lさんも疲れて休むようになります。

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お互いの生活のペースがつかめるまでは、日々模索しながらですが、
お互いよく観察することが重要です。

愛犬に見捨てられないよう、人間も努力が必要ですね。

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2026年5月10日 (日)

ドッグトレーニング:手の位置は重要

犬に行動を教えるときに使うルアーリングやハンドターゲットでは、手が犬にとっての道しるべになります。

ルアーリングであれば、手の中にオヤツが握られていることもあり、犬の意識は完全に手に集中してしまいます。

手を上手に動かすことで、犬は行くべき方向、やるべき動きを学んでいくわけですが、手の動きが少しでもズレてしまうと、犬に正しい動きを伝えられなくなってしまうので注意が必要です。

ちょっとぐらい、と思っていると、いつまでたっても犬が曲がって立っているなんてこともあります。

以前インスタにも載せていますので、動画を確認してみてください。

https://www.instagram.com/reel/DNauh7VzwIf/

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さて、今日はドッグダンスのプライベートレッスンに伺ってきました。

スタート当初から、ヒールポジションやピボットターンなど、
犬の後肢の使い方の基礎を根気よく頑張っていただき、
効果的なツールでもあるプラットフォームも使いながら、
今日はフロントポジションを導入しました。

フロントポジションとは、ハンドラーと向かい合って、まっすぐに立つこと。

この「まっすぐ」がなかなか難しいのですが、
後肢のエクセサイズを沢山やっていただいたので、
上手に自分で修正することができます。

ルアーリングでフロントポジションにいざなったとき、
なぜかいつも座ってしまうことに疑問を持たれた飼い主様。

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ルアーリングの手の高さを変えていただいたら、
座ることなく、綺麗にフロントポジションに入ってくることができたLさん。

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犬には、わかりやすく伝えていくことが大事ですね。

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2026年5月 8日 (金)

パーソナルスペースのおはなし

犬も人間同様パーソナルスペースが必要なのをご存知でしょうか。

人間の場合、ある程度の空間のあるスペースで、自分の真横に人が立ったり、
あるいは、ガラガラの電車なのに、隣に座ってこられたらある意味恐怖を感じるものです。

つまり、人間には個々に心地よい状態でいるための空間が必要です。
親密な間柄であれば、肩が触れ合うほどの距離でも問題ありませんが、
見ず知らずの人間であれば、それ以上は寄って欲しくないと思うのは当然のこと。

犬同士でも同じです。
初対面の犬が、真正面から向かってきたら、警戒心や恐怖心を感じる犬は少なくないでしょう。

様々なものを受け入れやすい仔犬の頃は、距離感など無縁でも、
思春期を迎え、大人になってくると、パーソナルスペースはそれなりに必要になります。

もちろん、犬種や個体によってもその距離感は異なります。

犬同士を無理やり近づけるのではなく、
犬が自分から近づいて行かれる環境や、「嫌だ」と言える環境が重要になります。


さて、我が家のアシスタント、パーソナルスペースがかなり広いので、
自分から近づいていくことはあまりありませんが、
散歩中、距離を詰められそうになると、私の反対側に逃げます。
相手の犬が小さかろうと大きかろうと関係ありません。

広い公園で遭遇した場合は全く気にせず平常心が保てますが、
狭い路上でのすれ違いはかなりのストレスなので、
道の反対側に移動したりして、喧噪を避けるようにしています。

他犬を怖いと感じるようになったのは、
ドッグランでの噛まれたトラウマもあるようです。

集合写真の時は、必ず一番端で、みんなと距離をとったところにいます。
まだ子犬の頃、イベントの集合写真で、他の参加者たちと一緒に撮ろうとしたとき、
あまりの喧騒にビビッてしまったことも要因のひとつかもしれません。

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最近は見知ったお仲間以外では、集合写真には入りません。

逆に見習いはパーソナルスペースが小さいので、
グイグイ行こうとします。
それはそれで、相手のあることですから、当然行かないように止めなくてはいけません。

犬たちのきもちを推し量ることも、ハンドラーの大事な仕事ですね。

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2026年5月 7日 (木)

分離不安の予防策

かつて、コロナ禍から通常の生活に戻ったとき、
愛犬の分離不安で困っている方々からご相談を受けました。

重度の分離不安を抱えてしまった犬たちに必要なのは
不安を取り除くための、習慣変容しかありませんでした。

そこで行ってきたのは、今まで自由に過ごしてきた家の中で、
安心できる場所を提供することでした。

安心できる場所があるとわかることで、
犬たちは、少なくても、家中を走り回って吠えたり、
玄関に一番近い場所で吠え続けることをしなくて済むようになります。


そうならないために、仔犬の頃から、安心できる場所として
ハウスやケージを利用しつつ、
その中でリラックスしたり、一人遊びが出来るようにサポートしていくことが
ハンドラーとしては重要な役割になります。

仔犬と暮らし始めると、「可愛くて仕方がない」とみなさんおっしゃいます。
当然です。
仔犬はかわいいもの。
だからと言って、いつも抱っこして歩いたり、
撫でまわしていることは仔犬の成長を妨げていることに気づいていますか?

人間は忙しいものです。
時には、犬と離れていなければいけません。

人間は我慢できますが、仔犬は我慢できるでしょうか。
急な環境の変化にとまどったりしないでしょうか。

小さいころから、一人でも不安になることなく、過ごすことも教えていかなければいけません。
時には、ちょっと心を鬼にしてみることも必要ですね。


さて、今日はシニアなMさんのレッスンがありました。

環境の変化やライフスタイルの変化から、
ひとりでお留守番ができないというご相談から始まり、
ケージを用意していただき、ケージの中で過ごす時間も悪くないと学習してもらうために、
ケージの中で、美味しいものをゆっくり食べてもらったりと
いろいろやっていただき、少しずつ一人の時間が出来るようになりました。

そもそも、人と関わることは好きでも、オモチャで遊ぶ経験のないMさんにとって
一人遊びはおろか、人ともほとんどオモチャを介して遊んでくれないので、
食べることが好きならばと、オモチャにオヤツを詰めることを提案してみました。

そこで、とりあえずあるオモチャに、オヤツが詰められるようにちょっと形を変えてみたところ、

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なんと、ひとりで頑張ってオヤツを取り出そうとすること10分以上。

人間に頼ることもなく、楽しそうにオモチャを転がしながら
オヤツをゲットしようと頑張っている姿に、
飼い主様も喜んでくださいました。

成犬になっても、シニアになっても、犬は学習することができます。

ゆっくり、行動変容のお手伝いをしていきましょう。

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2026年5月 6日 (水)

ドッグトレーニング:繰り返し練習の重要性

犬に新しい行動を教えるときは、通常家の中で行うことが多いものですが、
実際は家の中だけでなく、外でも出来るようにならないと意味がありません。

もちろん、訓練所などで教わる場合もありますが、
訓練所内での練習と日常生活は異なるので、
そのあたりのすり合わせも重要になってきます。

基本は、刺戟の少ない場所で、基本トレーニングをきちんと伝え、
出来るようになってきたら、刺戟を少しずつ増やしながら、成功体験をサポートしていくこと。

急に刺激満載の場所でやらせようとしても、犬は気が散ってしまい、
人の声など耳には届きません。

家の中(馴れた場所)で出来るようになったら、外でも出来るようにしていくことが大事ですね。


さて、今日は午前と午後でボーダー・コリーのレッスンがありました。
まだまだパピーのLさんと、思春期真っ盛りのBさん。
それぞれ課題は違いますが、目指すところはひとつ。

飼い主さんの日々の頑張りで、今日は2頭ともとても進化している様子を観ることができました。

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やればできる。
練習量は裏切りません。
自信をもって、今やっていることを続けていきましょう。

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2026年5月 5日 (火)

仔犬の社会化

犬が人間社会でストレスフリーで暮らしていくのはなかなか大変です。
そこで、子犬の頃から「社会化」を行っていくのですが、
どの犬も同じではありません。
なぜなら、犬種の特性や個体差によって、その犬に必要なものは違うからです。

犬種特性を理解していれば、ある程度の予測はつきますが、
個体による差はなかなか見抜けないので、
後手後手に回ってしまうこともあるでしょう。

それでも、その兆しを見たら、予防策を取る必要があります。
犬が繰り返し同じ行動を取るようになれば、それは犬にとってなんらかの報酬になっているので、なかなか払拭できません。

そうならないためには、ある意味古典的条件付けによって対処していく必要があります。

要は犬をよく観察すること。

Aちゃんは〇〇に執着するけれど、Bちゃんは気にしない。と言うこともあります。
その犬にとって必要な対策を講じていくことが大事ですね。


さて、昨日は思春期のSさんのお散歩レッスンがありました。
小さいころは、外が怖くて本当に歩けなかったのですが、
ロングリードを使ったり、大丈夫を増やしなが練習してきて
楽しく歩ける場面も増えてきました。

今でもおうちが好きなことには変わりありませんが、
外でも少し余裕が出てきました。

以前は子供を見るとなぜか自分から喜んで突進していたのが、
少しずつ景色の一部と認識できるようになり
落ち着いてスルーできるようにもなりました。

犬に対しても、怖いトラウマを作っていないので、
興味は示しても、大騒ぎもしなくなりました。

間もなく海外生活になるSさん。

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外でも、ハンドラーの声が耳に届くようになり、
オヤツも口にできるようになりました。

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いろいろなものに動じないでいられるように、出来る限りサポートしていきます。

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2026年5月 2日 (土)

小型犬の仔犬と他犬との挨拶

仔犬がお散歩デビューすると、様々な刺激に惑わされて
なかなか前に進めないのはよくある話です。

特に小型犬の場合は、おうちの中だけだった世界が急に広がり、
見るもの聞くもの匂うもの全てが好奇心の対象であると同時に
警戒心の対象となります。

抱っこ散歩やカート散歩の手順を踏んでいても、
実際自分の足で歩くとなると、それなりに状況は変わります。

地面の素材の違いだけでも戸惑ってしまったり、
どこかで犬の鳴き声がすると、釣られて吠えてしまったり、
車や自転車など、動くものの刺戟も大きく影響したりするものです。

特に、犬同士の挨拶は、相手の犬の状況がわからないので、
むやみに近づけるのは危険です。

相手の飼い主さんが、自分の犬の性格を知ったうえで、
挨拶をさせてくれることもありますが、
敢えて近寄ってこないような場合は、仔犬が苦手な犬だったりするので
仔犬が行きたがっても、向かって行ってしまうことが無いようにしましょう。

いつも書いているように、そもそも犬の社会化においては、
他犬と仲良くすることが目的ではなく、他犬がいても平常心を保てることです。
従って、無理やり挨拶をさせるのではなく、安全が確保でき、
仔犬も好奇心を持って近寄っていこうとしているときに限られます。

怖がっている仔犬を、「大丈夫だから」と無理やりリードを引っ張って近寄せるのは禁物。
仔犬自身が、「大丈夫」と確信するまで待ってあげるといいでしょう。

特に相手が大型犬など、サイズが全く違う場合は、
アクシデントで仔犬が怪我をしてしまう可能性もあります。


さて、今日は生後5か月のパピーさんのお散歩レッスンがありました。
もともと警戒心が強いので、石橋を叩くタイプ。
オヤツが助けになることもあれば、まったく役に立たないこともあります。

今日のPさんは、大好物のオヤツがまったく食べられなかったので
メンタルはいっぱいいっぱいの状態。
パパについて歩くだけでも上出来です。

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たまたま遭遇した犬たちが大変大人しい子たちだったので、
興奮しすぎることなく、ちょっと挨拶をさせてもらうことができました。

飼い主さんによっては、スルーしてくれるので、
当然落ち着いてやり過ごすことも教えていきます。

いい経験値を増やしていきたいですね。

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