犬に伝えるには一貫性を持って繰り返すことが大事
当たり前のお題ですが、ちょっとした手抜きによって、せっかく身に付いた習慣がまた元に戻ってしまうことは沢山あります。
例えば、ドアを出るとき。
どんなドアでも、ハンドラーが先に出るか、あるいはハンドラーが許可してから出るというように伝えておかないと、ドアが開いた瞬間に飛び出すというアクシデントが起きないとも限りません。
玄関のドアは危機管理の面から考えても、きちんと伝えておきたいところですが、出先であっても、宿泊施設のドアから飛び出たりしないように、教えてあげることはとても重要です。
「マテ」や「オスワリ」をさせることで、出にくくすることはできますが、解除されたからと言ってダッシュするのは危険なので、そのあたりも上手に伝えてあげるといいでしょう。
しかし、もうわかっているはず。と勝手に出てしまったことをそのままにしてしまうと、犬はどっちでもいいのかと学習します。
かつて我が家で預かった知人の犬のはなし。
その家では、ドッグフードをボールに入れたまま次の食事の時間まで放置しておく習慣がありました。
そもそもはすぐに食べないからだったと聞いていますが、我が家で預かったとき、フードを提供すると、一粒一粒ボウルから出して床に落として転がしてから食べるという遊び食いを始めました。
遊びながらでもすぐ食べるのかと観ていたら、そのまま他のことをしに行ったりして、一向に食べる気配がないので、我が家の犬が食べてもいけないと思い、下げるようにしました。
次の食餌の時も同じように遊び食いをしたので、すぐに下げたところ、3回目のご飯の時は遊ばずすぐに全部食べ終わりました。
結局預かっている間、ごはんは直ぐに食べないと下げられると学習したので、遊び食いは起こらなかったのですが、自宅に帰ってまた同じ食べ方をしていたために、再び我が家で預かったときは、また遊び食いをしていました。
きちんと続けてくれれば、きっとちゃんと食べられる犬なので、問題は犬の側にはないということです。
そもそも朝から夜までフードを出しっぱなしにするというのは衛生的にも問題ありですので避けたいところ。
犬はどんなところで学習しているかわからないので、気を付けて行動確認してあげることも必要ですね。
見習いにヒールワークを教えるときは、顔をあげるように教えています。
見習いの場合、顔があがっていないと、違うことを考えてしまうからです。
顔が下がっていることをそのままにしておくと、どんどん顔はあがらなくなります。
日々の繰り返しは大事ですね。
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