学習理論

2022年10月27日 (木)

ご褒美とディストラクションは紙一重

正の強化トレーニング法において、犬に与えるご褒美は当然その犬にとってご褒美とならなければいけないことは何度も書いています。

例えば食べることにあまり興味のない犬のご褒美に食べ物を使ったとしても犬は喜ばないし、触られることが嫌いな子を褒めながら撫でたとしても犬は喜ばないでしょう。

犬が喜ぶご褒美を使うことで、犬のモチベーションはあがり、多少周囲にディストラクションがあってもハンドラーに集中しやすくなるわけです。

つまりモチベーションがあがれば、使った報酬はその環境に適したご褒美と言えますし、もし犬が楽しく動けなかったとすれば、ご褒美レベルよりディストラクションが勝っている状況と言えるでしょう。

さて、おもちゃが大好きな犬にとって、勉強が終わった時のご褒美としておもちゃを与えて一緒に遊べば、犬にとって勉強の時間は楽しいものになるでしょう。

ところが、逆に勉強しているときに大好きなおもちゃが目に入ってしまった場合、犬は早くそのおもちゃと遊びたいと思い、ハンドラーへの集中が落ちてしまうこともあります。
ご褒美とディストラクションは紙一重ということですね。

おもちゃにしてもオヤツにしても、出すタイミングを間違えてしまうと、ご褒美ではなくディストラクションになってしまうことがあるので、ただ与えればいいというものではないことを頭の隅に入れておくと、「なんでうまくできないんだろう」と悩んだときの助けになるかもしれませんよ。

さて、今日の見習い2号は、レッスンが終わった後楽しそうに遊んでいるJさんを見て大興奮。
何を言っても耳に届かなかったので、少し距離をとってから、2号の好きなおもちゃを出したところ、うまく集中力があがってくれました。

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まだまだ時と場合に左右される2号ですが、わずかでも進歩が見られるのは日々の繰り返し練習の成果。
周りが気にならなくなるまで続けていきます。

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2022年10月21日 (金)

褒める回数が増えれば、好ましい行動が身につきやすい。

愛犬に覚えて欲しい行動を速く教えるためには、その行動が出るたびに褒める頻度をあげることが必要です。
専門的な言い方をすれば、「強化頻度をあげれば、行動の出現頻度があがる」

どういうことかと言うと、犬にオスワリを教えようと思ったとき、犬がまだオスワリという言葉を知らなかったとしても、自発的に座った瞬間をキャッチして褒め続けていれば、犬の座る頻度があがり、座る行動が見られたときに、「オスワリだね。」と声をかけ続けることで、行動と言葉のキューの関連付けも早くできて、犬は早く「オスワリ」を覚えることが出来るというわけです。

一日に一回しか座っている状況が目に出来なければ、一日に一回しか褒められないので、犬がその行動を覚えるにはとても時間がかかります。
では、頻繁に褒められる状況はどうやって作ればいいのでしょうか。

オスワリの場合は、手に持ったオヤツを犬の鼻先から少し上に持ち上げると犬の腰がさがりやすくなります。
お尻を押して反発されるより、犬も楽しく覚えられます。
つまり、犬が自分から座りやすい状況をつくってあげるわけです。
これがいわゆる環境設定です。

さて、相変らず犬大好き見習い2号は、今週犬たちが楽しそうに走り回っている姿を遠目に見ながら、じっとしていることや、私と一緒に作業することを練習しました。

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日常の散歩コースではなかなかあり得ない状況なので、わざわざそういう場所に出向き、犬を遠くに見かけると車からおろし、2号が吠えずにいられたり、私との作業に集中できていたらご褒美に遊びました。

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めったにないシチュエーションではなかなか身につかないので、連続して強化していきます。

今週末は1号が競技会に参加するので、競技会場も2号にとっては良い練習場所と言えますが、犬の数が多すぎたり、犬との距離が取れないと褒める状況が作れなくなる可能性もあるので、十分注意する必要があります。
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