嫌なことを受け入れてもらうためには
犬と暮らすことは、楽しいことばかりではありません。
犬のお世話も不可欠。
楽しいお世話もあれば、犬にとってはちょっと嫌なこともしなければいけません。
足拭き
ブラッシング
爪切り
歯磨き
シャンプー
これらどれをとっても、手抜きは出来ませんが、どの犬も喜んで受け入れてくれるわけではありません。
よくあるのが、初めてやったときは問題なかったのに、2度目にやったら嫌がって噛まれた。というケース。
初めの一回目は、犬も何が何だかわからずフリーズしていたために出来たけれど、2度目は犬が学習しているので、嫌なことをされまいと抵抗するというものです。
前足を触れることを好まない犬も少なくありません。
そこで、無理やり前足を引っ張られて拭かれたり、爪切りをされるとなると、犬は抵抗する可能性が高くなります。
そうならないために、最初のアプローチから、犬のきもちを考えて、いやにならないための工夫をしながらサポートしていくのが重要です。
効果的な方法のひとつが、リッキーマットを使ったもの。
リッキーマットとは、でこぼこしたマットの表面に、ペースト状のトリーツを塗ることで、犬がそれをなめている間に、少しずつ嫌なことが嫌でないかもと感じさせるためのものです。
ある意味気をそらすわけですが、気をそらしているからと、全部の足をいっぺんに爪切りしようと考えないこと。
短い間に嫌なことを済ませ、リッキーマットが出てくることを楽しみに待てるように行動と関連付けていくことがポイントです。
お散歩から帰って足を拭くことが日課だったK君も、玄関にリッキーマットを張り付けて、足拭きの間、トリーツを舐めてもらっていたら、足拭きに対して過剰反応しなくなり、最終的にはリッキーマットが無くても、落ち着いて足を拭かせてくれるようになりました。
犬が嫌がることをお願いするときは、一回では終わらないことなので、先を見据えて、ゆっくり馴らしてあげることが大事ですね。
チビの頃、リッキーマットで爪切りをしていた見習い。
今もそんなに好きではありませんが、とりあえずやらせてくれます。
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