子犬の社会化

2023年10月22日 (日)

犬の社会化:刺激のレベルは個体に合わせて

「子犬の社会化」については、今は当たり前のように周知されつつありますが、社会化の方法がマニュアルのようになっていて、どの子も同じように行おうとするケースがあるので注意が必要です。

また、古い手法によっては、今では推奨されないこともあるので、さらなる注意が必要です。
例えば、子犬がやって来たら、「沢山の人にだっこしてもらいましょう」ということが以前はまことしやかに言われていましたが、弊害が出る場合もあります。

子犬には、様々な物を受け入れやすい好奇心満載な時期と、恐怖心が出てくる時期があり、タイミングを間違えると、トラウマになりかねないからです。

様々な人と遭遇しても、自分とは関係ないと学習していくためには、多くのタイプの人間を目にすることはとても重要ですが、敢えて関わる必要はありません。
無理矢理の抱っこも必要ありません。
犬が自分から行くのは構いませんが、強要はダメですね。
また、誰彼構わずオヤツをもらっていると、人を見るたびに挨拶しにいこうとして、落ち着いた散歩が出来なったりします。

何度も書いていますが、「犬の社会化」とは、犬がいちいち興奮しなくてもいいように、様々なものに馴らして平常心を保てるようにサポートすることです。

さて、昨日はコロナ禍もあり、4年ぶりに大きな花火大会が開催された地域がいくつかあったようです。

犬にとって理解できない物音は犬を不安にさせます。
何かが落ちた音や、日常的に繰り返される工事の音などでさえ、音の原因が犬にちゃんと認識されているかどうかはわかりません。

しかし、人間社会で共存していくためには、そういった音にも慣れて欲しいもの。
花火の音も同様ですが、夏場になると、外飼いの犬が庭から逃げたり、屋内飼いの犬でも、窓やドアが開いたすきに外に飛び出してしまったというのはよく聞く話です。

ずっと以前、某SNSでの書き込みで、子犬を連れて花火を見に行ったところ、翌日急死してしまったというものがありました。
果たして、死因が前日の花火との因果関係があったかどうかは誰にもわかりませんが、遠くで鳴っている花火の音を、安心していられる家の中で聞くのと、頭上で爆音が響くような大会現地に行って聞くのではまったく違います。

大きな刺激に馴らすには、距離や時間なども考慮しながら、少しずつ進めていくことが大事ですね。

我が家の犬たちは、初代のボーダー・コリーだけが2歳を過ぎて急に「音響シャイ」を発症してしまい、その後耳が遠くなるまでは、花火、雷、爆竹、金属バットに球が当たる音などが全てダメになってしまいました。
そうならないためにも、いろいろなことに馴らしてあげることは大事ですが、焦らないことも大事ですね。

そして、社会化は子犬の時期だけに限るわけでは無いということも忘れてはいけませんね。

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我が家の初代ボーダー、クリス、生後10か月のころ。

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2023年10月16日 (月)

社会の中の犬

先日、クライアントさんとのお散歩レッスン中に遭遇した小型犬が、クライアントさんの方に猛進してきたことがありました。
その子はアグレッシブには見えず、ただただ遊びたかったのでしょう。
飼い主さんの「ダメよ~。」の声にも耳を貸さず、グイグイこちらに来ましたが、ちょうどこちらは「出来るだけ他犬に対して平常心を」の練習中でしたので、「〇〇ちゃん、行くわよ~。」と、挨拶させることなく通り過ぎました。
もちろん〇〇ちゃんは後ろ髪をひかれていましたが、挨拶しない時もあるということを伝えて行くことも重要なので、〇〇ちゃんの要求は通りませんでした。

その小型犬にしても、〇〇ちゃんにしても、攻撃性は無いので、極端なことを言えば、「他の子と挨拶したがっているのをやめさせるなんて理不尽だ。」とか、「犬のきもちを尊重すべき。」と言われてしまいそうですが、経験値の低い犬はどういうときが良くて、どういうときが悪いかの弁別がしづらいものです。
挨拶しようと突進していったけど、相手の犬が犬嫌いであれば、場合によっては双方トラウマにならないとも限りません。

ハンドラーの許可が出てから挨拶しにいく。
ハンドラーの許可が出たら好きにしていい。
という基本を教えてあげないと、犬たちは自分のペースで動いていいと学習します。


先日とあるSNSの投稿で、ドイツで暮す犬たちの、社会に溶け込んでいる様子が紹介されていました。
それは一面かもしれませんが、犬飼いの一人としては様々な場所に愛犬を連れていかれることを羨ましいと思い、職業的には日本も犬という動物に対する考え方を根本的に変え、接し方を見直していかないと、社会に溶け込めるようにはならないだろうと感じました。

ずっと以前の出来事ですが、通っていた公園に初めてドッグランが出来た時のこと。
公園の中を犬たちと散歩していたら、知らない老人がこちらに向かってきて、「ドッグランがあるのだから、犬をそこから出すな。」と言われ、開いた口がふさがらなかったことがありました。
公園の半分ぐらいがドッグランだったら、ある程度納得もできたかもしれませんが、テニスコート1面半ぐらいのドッグランがあったからといって、犬たちを全部そこに押し込めることは出来ません。

まだまだ「犬」への認識が低い日本です。
犬たちとの暮らしのこと、もっと伝えていかなければいけませんね。

今日は久しぶりに見習いの「平常心」の練習でした。

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2023年10月 8日 (日)

子犬の社会化:興奮する前に

子犬や若犬の社会化とは、人間社会で暮らしていくためにストレスを感じないように、一生のうちで遭遇するであろうものに慣れることが重要です。

慣れるというのは、特に親和性をもつということではなく、目の前にあっても気にしないメンタルを作ることです。

昨日の競技会で、見習いが遭遇した犬たちを見ては、遊びに誘おうと興奮していたと書きました。
まだまだ社会化が足りていないということですね。
犬同士仲良く出来ることが社会化ではありません。
他犬がいても、平常心でいることです。

さて、今日は若いP君のプライベートレッスンでした。
ようやく涼しくなってきたので、今日もお散歩の様子を拝見させていただきました。

P君は犬や子供に反応があるとのこと。
あいにく犬に遭遇することはできませんでしたが、小さいお子さんとは公園で遭遇することが出来ました。

P君の反応は、見習い同様「好き♪」から来るものですが、フレンドリーなら全て許されるわけではありません。
相手のあることですから、ちゃんと自制することも覚えなければいけません。
そのためには、そういう刺激に慣れる練習が不可欠となります。

ということで、遠目に子供さんが遊んでいるのを静かに見ていられるように練習していきます。

見るのはOK。
でも、見続けているうちにテンションが上がってしまっては意味がありません。

いつものように、飼い主さんに意識が戻った瞬間もマークして褒めていきます。

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少しずつ「出来る」を増やしていきましょう。

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2023年10月 1日 (日)

パピーレッスン:考えることを教える

今日は若い男の子P君のプライベートレッスンがありました。

ようやく涼しくなったので、今日は散歩の様子を観させていただきました。

日常的に、トレーニングも含め、飼い主さんとP君の関係がとても良くなっていたので、お散歩中も頻繁に飼い主さんへの意識があって、とても落ち着いて歩けていました。

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車、自転車、踏切(電車)など、多くの物を無視できているP君はとてもよく社会化出来ていると言えるでしょう。

今回犬と遭遇しなかったので、残念ながら、犬に対する興奮を検証することは出来ませんでしたが、それ以外についてはとても上手に散歩が出来ていたと言えるでしょう。

ただ、帰り道、家が近くなると足早になってしまい、リードを引っ張り気味に歩いてしまうので、その辺りを少し対処させていただきました。

家が好きな子は少なくありませんし、逆に散歩に行きたくて引っ張る子も少なくありません。
そんな時は、オヤツが役に立たないこともあります。
なぜなら、先に行くことの方が犬にとって報酬になっているからです。

そこで、今日お願いしたのは、引っ張っても先には行けないと学習してもらうこと。

ちょっと頑張ってくれたら、少し混乱も見られましたが、落ち着いて歩いてくれました。

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一回でわかることではありませんが、日々の繰り返しで学習してもらうことが大事ですね。

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2023年9月 3日 (日)

いい先輩は成長に不可欠

我が家の見習い1歳10ヵ月は天真爛漫で、一見誰にでもフレンドリーに見えますが、実は意外と警戒心が強く、ちょくちょく警戒アラート(吠え)も出します。
天真爛漫さゆえに、他犬に自分から近づこうとするので、日常的にリードを装着しているときは向かって行かないように伝えていますが、フリーで対面出来るときは彼女に任せています。
無作法に向かって行って叱られることもありますが、そういう場合は引いているので、余計な喧騒にはなりません。
しかし、日常的にはなかなかそういう場面には遭遇しないので、まだまだ経験値が低い状況です。

以前は様子を見ながらドッグランを利用したりしましたが、常連さんで、執拗に見習いを攻撃する犬がいたので、足が遠のきました。

週末、飼い主同士以前から見知った仲間内のキャンプに参加してきました。
区切られた空間なので、犬たちも基本的にはフリーです。
つまり、嫌ならいつでも逃げられるということです。

そんな中で、自分からアクションを起こしたり、ニアミスで叱られたり、これ以上はダメだよとサインを出されたりと、いろいろ先輩犬たちから学んだ見習いです。

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また、参加犬たちはみな飼い主さんとのドッグスポーツを楽しんでいることもあり、ある意味コントロールされているというところが、見習いにとっても安心材料だったと思います。

さらに、普段はあまり接触の機会のないお子さんとも触れ合うことが出来たので、わずかではありますが見習いの経験値が上がったことを期待したい一飼主です。

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2023年8月 6日 (日)

子犬に選択肢、あげていますか?

子犬にとって社会化はとても重要なお仕事です。
つまり、多くのものを見て、触れて、聞いて、嗅ぎながら経験値をあげていくことが、その後子犬がどれくらいストレスを軽減させて人間社会で生きていかれるかの重要なカギになるからです。

子犬を迎えると、飼い主さんは必死で子犬の社会化をサポートしていこうとします。
とても大事なことですが、時として、意図していなくても、子犬の気持ちを無視してしまうことがあります。

例えば、早く人に慣らそうと思って、出会う人みんなに触ってもらおうとすると、子犬には大きなストレスになってしまうことがあります。
なぜなら、そこに子犬の気持ちが置き去りにされてしまっているからです。

つまり、触ってもらうのではなく、子犬が近寄っていかれる環境を作ってあげることが重要です。
多くの人に出会うことはとてもいいことです。
出会っても、子犬が自分から寄って行こうとしていないのに、無理に抱っこして(子犬にとって)見知らぬ人に近寄って行ったり、抱っこしてもらったりというのは、ある意味子犬を怖がらせてしまいます。
そういう場合、一度目はなんとかクリアできても、二度目は無理ということがよくあります。

子犬が自ら寄って行かれる時期(感受期)であれば、多くの経験を積みやすい時期とも言えますが、警戒心が芽生え始めた時期に無理強いは禁物です。

相手が人ではなく、犬の場合も同様です。
好奇心旺盛で、犬に向かって行かれる時期であれば、多くの犬と触れ合うことは重要なことですが、怖いと感じるときに、リードを引っ張りながら「お友達だからご挨拶しなさい」というのは逆効果です。

自分からそっと近寄っていくきもちを後押ししてあげる環境を作ってあげられるといいですね。

さて、今日は5か月のM君とお散歩に行きました。
飼い主さんが日々外に連れ出してくれたおかげで、元気よく歩き出せるようになったM君ですが、まだまだ怖いものが沢山あって、警戒吠えや遊んで欲しい時の要求吠えも出ます。

今日はたまたま小さいお子さんと遭遇。
お子さんがM君に興味を持って、近寄ってこようとしています。
M君もおっかなびっくりでしたが、お母さんが上手にお子さんをサポートしていることもあり、自分から傍に寄っていくことが出来ました。

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※最初はちょっとおよび腰なMくん

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※大丈夫とわかると、自分から一歩近づきました。

お子さんもお母さんも上手に接してくれるので、M君も落ち着いてご挨拶ができましたが、ずっとその状態を続けることは、M君にとってストレスにならないとも限らないので、途中で呼び戻して解放してあげます。

M君が自分から行きたいという行動に出たら、お母さんの了解を得て近くに行きます。

お子さんが動くと、M君ちょっと吠えてしまったので、そんなときはM君には一度お子さんとの距離をとってもらいます。
吠えたことに対して「ダメ」というより、「吠えちゃうとご挨拶できないねぇ。」と言いながら距離を取って、吠えなければ挨拶ができると繰り返しました。

一度のことで学習できるわけではありませんが、少しずつ伝えていきます。

小さいお子さんは吠える犬に対して恐怖心を持ちます。
「犬は喜んでいるんだから。」なんて言っても、怖いと思って泣き出してしまえば、犬に対する恐怖心を払拭する時間をとってくださる親御さんはそうそういません。

お互いが嫌な気持ちにならずに済むようにサポート出来るといいですね。

我が家の見習い、声が野太いので、「おはよう!」と吠えてもご近所のお子さんの中にはびっくりする子もいます。
慣れてくださったお子さんもいらっしゃいますが、出来れば吠えないで挨拶できた方がいいに決まっています。
見習いもまだまだ修行中です。

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2023年7月21日 (金)

他犬に過剰反応しないようになるには。

若いオス犬だけでなく、我が家の見習い(女子)もそうですが、よその犬を全く気にしない若い犬はあまり見たことがありません。

「好き」か「嫌い」かのどちらかで興奮する若い犬たちに、どうやって「犬がいる社会が当たり前だからいちいち気にしなくていい」と教えればいいのかは、子犬と暮らし始めた人にとっては永遠の課題とも言えるでしょう。

しかし、根気よく伝え続けていけば、思春期を上手にやり過ごして、早ければ2歳から4歳ぐらいまでの間に、他犬への過剰反応は大分減らすことができるようになります。

この場合の過剰反応と言うのは、視野内に犬が入っただけで吠えてしまったり、あるいは、遠くから相手が近づいてくるのを待って動かなくなったりするというレベルのことです。

ドッグランを上手に使って、他犬に馴らす方法もありますが、場合によってはトラウマを作ってしまうこともあるので、よく犬を観察する必要があります。
いじめっ子にも、いじめられっ子にもなって欲しくないですね。


今日は午前中若い男の子たちのプライベートレッスンがありました。
この男の子たちは御近所同士なのでよく遊びますが、道端でよその犬と遭遇すると、どう接していいのかわからないケースがあるため、今日は見習いを同伴して、ディストラクション役をやってもらうことにしました。

まだまだ未熟な見習いですが、とりあえず私の声は大分耳に届くレベルになってきたので、初仕事です。

A君は体も大きいので、相手によっては怖がられたりしますから、飼い主さんのマネージメントは必須です。

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「行ったらダメよ。」ではなく、「一緒に歩いた方がいいんじゃない。」というスタンスで根気よく続けていくことが大事です。

見習いはじっとしていられるだけで沢山褒められました。


次のレッスンでは、若い男の子にちょっと無作法な挨拶をされ、見習いは、自分より年下とすぐに認識して、「それは違うでしょ!」と一喝。

いつもは体当たりで友達と遊んでいるM君、同じように接すればいいとは限らないことを学習し、こっそり後ろからチェックに行きました。

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嫌なことはされていないので、伏せて匂いをかがせている見習いはそれだけで沢山褒められました。

犬同士のコミュニケーションは、犬同士に任せたいところですが、双方マナーがわかっていないと喧嘩になることも少なくありません。
犬同士だから大丈夫と放任していると、いじめっ子やいじめられっ子ができてしまうこともあるので、よく観察してサポートしてあげられるといいですね。

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2023年7月17日 (月)

パピーレッスン:初めてのものは慎重に。

子犬に「初めて」はつきものです。
子供と同じで、未経験、未体験のものが沢山ありますが、それらの導入は慎重に行う必要があります。

もちろん、何も知識が無い状態で子犬と暮らし始め、特に大きな問題も無く育てられる場合もあります。
ある意味、ラッキーな犬との出遭いとも言えるでしょう。

しかし、多くの飼い主さんは子犬と暮らし始めると、いろいろ気になることが出て来たり、問題を抱えたりするようになり、ひとつひとつ解決していくために苦労されることになります。

しかし、ある程度予防策を講じておくことで、将来起こりうるであろう様々な問題を軽くしたり、回避することも可能ですので、出来るのであれば、時間をかけて新しいものを導入していくことがおすすめです。


今日はパピーのM君に移動用のバッグに入ってもらう練習をしました。

小型犬のM君は抱っこでバッグに入れることも可能ですが、出来れば自分の足で入ってもらいたい。
狭くて暗い場所に無理矢理押し込めるのではなく、自分から安心できる場所と確認してから入ってもらいたいのです。

そこで、トリーツを使いながらバッグに入ってみたいと思える状況を作りました。

トリーツが好きなM君は、バッグの中にトリーツが落ちる音を聞いて、バッグに興味を持ってくれました。
すでに、飼い主さんが前足だけは入れるように頑張って下さいましたが、後ろ足が残って入らないということでしたので、無理強いせずに、自分から全部入れるようにトリーツの位置を少し高めに持ってみたら、中まで入ってオスワリしてくれました。

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その状態で、ゆっくりトリーツをひとつずつあげ、適当なところで解除してあげます。

そんなことを何度か繰り返していたら、バッグに入ったきり出てこなくなりました。

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居心地がよかったのかもしれませんね

バッグに入ることが嫌でなくなれば、出先でバッグの中で待機も出来るようになるでしょう。

まずは少しずつ、目標に向かってクリアしていくことが大事ですね。

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2023年6月17日 (土)

マットトレーニング

恐らく前にも書いていますが、愛犬が安心してじっとしていられる場所として「マット」を教えるマットトレーニングはとても有効です。

かつて、小型犬の飼い主さんが、愛犬をカフェなどに同伴する際、愛犬用にマットを椅子の上や足元に直接敷いたりして、犬がじっとしていやすくするための「カフェマット」なるものが流行りました。

なぜ小型犬かと言うと、マットの大きさがさほど必要ないので持ち運びやすいのと、人が座る席に、地面を素足で歩いて来た犬が土足で上がるのはいかがなものかという観点からも広まったようです。

犬飼いは、時に、犬を飼っていない人の気持ちを推し量れなくなることがあるため、「犬可」の飲食店が「犬不可」になったなんて言う話もよく聞いたこともあります。
カフェマットはある意味必需品だったように思います。


我が家の犬たちは小型犬ではありませんが、レッスンに同伴する際、ウロウロしないために「マット」を持参することがあります。
もちろんクレートが持参できる場所であればクレートを使用しますが、そうでない場合は「マット」で代用します。

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特にじっとしていられない見習いには「マットトレーニング」は沢山やりました。

参考動画はこちら👇
https://youtu.be/7iozhuunLdQ


さて、今日のプライベートレッスンでは、パピーのMくんに「マット」を教えてあげることになりました。
将来的なお出かけにも有効ですが、現在のMくんには、社会化も大事なので、「マット」を使うことで、外でも安心していられる場所を提供するためです。

外でもリラックスできるようになるためには、サポートが欠かせませんね。

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2023年5月26日 (金)

散歩は楽しい方がいい。

愛犬とのお散歩、楽しめていますか?

理想のお散歩はそれぞれなので、「こうでなくてはいけない。」というものはありませんが、お住まいの環境に合わせたお散歩がベースになるでしょう。

例えば、のどかな郊外であれば、のんびりリードを緩めて、犬の匂い嗅ぎを自由にしている方もいるでしょう。
一方、都会で、交通量が多いエリアであれば、リードは短めに持って、犬の安全を確保する必要があるでしょう。

環境に合わせるだけでなく、子犬の場合は、いろいろなものを口に入れて確かめる行動が出るので、危険なものが口に入らないように注意することも必要です。

危険な物の中には、吸い殻、石ころ、繁華街であれば、焼き鳥の串など、食べ物に関する危険物も含まれます。

子犬は好奇心旺盛なので、様々なものに興味を示しますし、そんな時は、後ろで何を言っても耳に届かなかったりします。
そこでポイントとなるのはある程度の予測と、早めの危険察知能力です。

「散歩なんだから、のんびりしたい。」と思われる方は少なくありませんが、そんな散歩が出来るようになるまでは、子犬の頃からのサポートは欠かせませんね。

さて、今日は4か月のM君のお散歩レッスン。

3秒ルールが重要であることをお伝えするとともに、M君がアイコンタクトを自発的に取ってくれたら沢山褒めてあげること。

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退屈になって、地面に気持ちが向き始めたら、歩く速度を変えて、リフレッシュすることなどをお伝えしました。

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散歩デビュー当初より、大分ハンドラーの声が耳に届きやすくなってきました。
日々の練習の成果ですね。

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