子犬生活

2024年7月17日 (水)

子犬の学習は目覚ましい。

子犬をお迎えすると、とても楽しい反面、とても大変なことが後から後から起こって、なかなか気が休まる暇がありません。
人間の赤ちゃんと同じですから仕方ないですね。

しかし、人間の赤ちゃんと違って、子犬は産まれてまだ数か月であっても、どんどん学習していくので、日々驚かされることばかりです。
今までできなかったことが、気が付いたら急に出来ていたり、新たな課題が出て来たりと、子犬の成長は止まりません。

子犬のサポートは、出来ることを増やしてあげたり、人にとって問題とならないようにルールを伝えていくことです。

個体差があるのは当然ですが、伝え方を間違えなければ、必ず伝えられるので、日々楽しい子犬育てを続けて欲しいですね。

さて、今日は生後3か月のO君のプライベートレッスン。

飼い主さんが頑張って続けて下さいっているので、ケージから出るときも落ち着いて座ってくれるO君。
前回からお散歩の練習を始めましたが、今日もリードを着けて練習していただきました。

初めはルアーリングで行動に馴らしていきます。

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馴れてきたら、ルアーリングではなく、トリーツはご褒美から渡していきます。

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最後は休憩を入れた後、リード無しで一緒に歩く練習。

動きに慣れてくると、リードが無くてもリードが付いているときと変わらず横を付いて歩くO君。
さすがですね。

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リードは愛犬の安全を守るための命綱ですが、リードに頼り過ぎると、リードが付いていないときに糸の切れた凧になってしまうので、リード無しの練習も重要ですね。

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2024年7月16日 (火)

ドッグトレーニング:愛犬の好きなものを効果的に使う

犬のトレーニングは、いわゆる「犬のお勉強」ですが、犬にとって楽しくなければ学習が進まないので、強制して犬にやらせるのではなく、犬の「やりたい」気持ちづくりが重要です。

そのためには、犬にとって「ご褒美」となるものが必要になるのはいつも書いていることですが、「ご褒美」は犬によって、あるいはその時々で変わると言うことを常に頭のどこかに置いておく必要があります。
なぜなら、犬へのご褒美は、人間から与えられるものばかりではないからです。

例えば、犬同士の遊び、地面の匂い取り、草食べ、動くものを追いかけること、などなど沢山あります。
海外のトレーニング本ではよく、「裏庭のリス」を追いかけるのがご褒美になっていたりして面白いですね。

つまり、目の前に差し出したオヤツや、いつも飼い主と遊ぶオモチャが、犬にとっての一番のご褒美にはならないということです。

しかし、一番のご褒美では無いからと言って、トレーニングをあきらめてしまうわけにはいかないので、周りの環境に合わせて、一番犬を惹きつける方法を飼い主は考えなくては行けなくなります。
いつも同じに行かないところがある意味大変であり、面白いところです。

さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。
1歳半の男の子は、まだまだ未成年のようなものですが、日々のトレーニングを頑張って頂いているので、飼い主さんとのコミュニケーションも大分取れています。

しかし、庭で遊ぼうとすると、芝生がディストラクションになって、すぐ食べ始めるそうなので、今日はその行動が出る前に、まずその日のお気に入りのオヤツを使いながら、飼い主さんと動くことから始めました。

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最初から「好きにしていいよ」と言えば、ずっと芝生を食べ続ける可能性もあるので、そこは避けたいところ。
「ダメ」と言っても、目の前に美味しいものがあると思っているM君にすれば、叱られ続けているのは楽しいことではありません。

こんな時のオヤツは、敢えてM君に見せて、オヤツと芝生どちらを選択するかで、そのあとの遊び方も変わってきます。

M君のアテンションがとても良くなってきたところで、今度はM君の好きなオモチャにシフトして遊ぶことにしました。

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遊びの中にも、オモチャを出すことや取りに行くことなど、飼い主さんのお願いが盛り込まれているので、M君が一人で勝手に遊んでいるわけではありません。

それでも、自分から飼い主さんの元に走って行ってくれるので、楽しい遊びが継続されます。

最後はM君が飽きる前に、飼い主さんのキューで終わります。

要は、M君が飼い主さんとの協働作業を楽しいと思ってくれるようにすること。
今日はとてもいい感じでした。
上手に持続できるようになるといいですね。

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2024年7月13日 (土)

気質に合わせた対処法

犬の性格や気質が個体によってそれぞれ違うのは人間と同じ。
「犬だから」と十把一絡げにする人はいないと思いますが、そうは言っても、「犬なんだから」とどこかでひとくくりにしていたりしませんか?

例えば、「こんなに愛しているんだから、何をやっても怒らないはず。」なんて思ったりしていませんか?

ハンドラ―と犬との関係性がしっかりと築かれ、犬に信頼されているのであれば、犬は多少のことは我慢しますが、まだ子犬だったㇼ、暮らし始めて数か月の間柄で、どこまで心を許してくれるかは個体によって異なります。

また、多少のことは我慢していても、それ以上は無理ということもあります。

かつて、我が家のアシスタントが生後8ヵ月の頃でしたでしょうか。
いつも行く公園で、いつも可愛がってくれる少年がいました。
少年はいつもアシスタントを見ると傍によって撫でてくれていました。
その時のアシスタントにはさほどストレスを感じているようには見られませんでしたが、ある日少年が抱きついて離してくれなかったとき、「ワン!」と一声吠えました。

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いっぱいいっぱいだったのでしょう。

それからは、抱きつきはご遠慮いただくようにしました。

先代アシスタントが常にウェルカムだったのと比べると、やはり違いがあります。

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それを理解して、個体に合わせた接し方が必要ですね。


さて、今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
Yさん、私が行くと耳が平行になるくらい大歓迎をしてくれるのですが、なかなか傍に行かないと、「早く来い!」とお怒りになるタイプです。
当然私は落ち着くまで行きません。

落ち着いてから挨拶をしに行くと、やっぱり喜んでスリスリしてくるので、隣に座って「お利口さんね」と声をかけたり、「オスワリ出来る?」と言って、頑張ってくれたらご褒美をあげていました。
私に寄りかかっているので、さりげなく撫でていたら、ブルブルと体を震わせました。
「そろそろやめてね。」のサインなので、離れました。

するとYさんは、ゆっくりくつろいでお昼寝し始めました。

要は犬の機嫌を取るのではなく、犬の嫌がることを無理強いしないこと。

もちろん、一緒に暮らしていれば犬にとって嫌なことをお願いしなければならないときは沢山あります。
それを、少しずつ「大丈夫」にしてあげるためのサポートはとても大事です。
初めから敢えて嫌がることをしないということが、信頼関係を築いて行くためには不可欠ですね。

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2024年7月11日 (木)

愛犬は触られるのを喜んでいますか?

「愛犬を撫でていたら急に噛まれた」という事例は少なくありません。
飼い主にとってみれば、「かわいがっているのになぜ?」と言う感じでしょう。

しかし、この場合愛犬が急に機嫌を悪くして噛んだわけではありません。
ではなぜ噛んだのでしょうか。

犬の「噛む」行為自体は嫌なことをされたときの反射的行動です。
そう言われると、飼い主は、「いつも撫でて欲しくて傍に寄ってきます。」とおっしゃいます。

そうです。
犬も撫でて欲しい時もあるので、そういう時は自分から寄ってきます。
っが、途中で「もういいからやめて」と言ったわけです。

そもそも、犬は束縛されることはあまり好きではありません。
その中には、「抱きしめる」や「顔や体を撫でまわされる」というのも入っています。
子犬を捕まえようとしたり、抱きかかえようとすると、手足をバタバタさせてもがく犬は少なくありません。

そういう人間からの接触に対して、好きになるように馴らしてあげたり、あるいは好きではなくても、我慢できる程度にしてあげる人間側のサポートは不可欠です。
なぜなら、犬にとって人間のサイズは大きいので、圧を感じやすいからです。

人間馴れしていない保護犬と暮したことがある方はご存知ですが、初めから人間に親和性を持っている犬ばかりではありません。
人間への親和性は小さいころからの、ブリーダーさんたちのケアがあって初めて人間はいいものだというように刷り込まれていくわけです。
※パピーミルのように、ケージに入れっぱなしで手をかけられていない子犬たちは人に対して親和性を持ちづらいです。

子犬を迎えたら、圧を与えることなく、人間と暮すことが楽しいと犬たちに思ってもらえるようにしていくことが重要です。
これは、何も甘やかすという意味ではありません。
人間と暮すことの楽しさを教えていくだけです。

実は我が家の見習いは前肢を触れるのはあまり好きではありませんが、トリックで「お手・お代わり」を教える過程で、触っているとオヤツがもらえるという下地を作って、とりあえずは触らせてくれるようになりましたが、無理矢理掴もうとすれば手を引っ込めます。

「イヤだな」と感じることを無理強いするのではなく、少しでも「イヤ」ではなくなるようなサポートをすることが大事です。
「イヤ」と言う気持ちからすぐに噛むようにはなりません。
「イヤ」と言う気持ちを、身体を避けたり、唸ってみたりしながらサインを出しているので、無視しないことが重要ですね。

見習いにがドッグダンスのエンディングポーズで「お手」をお願いすると、「ワン!」と言うときがあります。

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頑張ってやってくれたら沢山褒めてあげます。

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2024年7月 6日 (土)

小型犬のトレーニング

我が家は長年大型犬や中型犬と共に暮していますが、一時期小型犬の子犬をお預かりしながら毎日トレーニングをして、サイズ的には片手で持てるものの、日々のトレーニングは結構大変だ感じたことがありました。
特にヒーリング(脚側)を教えるには、最初は前かがみにならないとなかなか教えづらいものです。
しかし、一度正しい位置を理解してもらえれば、ずっと前かがみになっている必要が無いので、ある意味一時的なものではありますが、大変なのは変わりません。

ターゲットなどのツールを使うことで、前かがみにならなくても伝えていくことは出来ますが、トリーツのデリバリーにはどうしても前かがみは不可欠です。
膝を曲げると言うのも一つの方法ですが、どちらも身体的な負担はゼロではありません。


さて、今日は生後3か月半のO君のプライベートレッスンがありました。
ワクチンが終われば、自分の足で歩けるようになるのを前に、今日は家の中でハーネスとリードを着けて歩く練習です。

最初は当然自由を制限するリードに噛みついていましたが、一緒に歩くとトリーツ(フード)がもらえると学習すると、リードに八つ当たりするのが減りました。

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O君の好ましい行動を褒めてトリーツをあげていたら、棚に頭をぶつけました。
かがんで歩くのは大変です。
っが、ずっとかがんでいる必要はありません。

かつてお預かりしたNちゃんも、最初は腰曲げ状態でしたが、ヒールウォークの意味が分かって来ると、かがまなくてもちゃんと着いてきてくれるようになりました。

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最初はちょっと大変でも、腰を曲げることで跳びつきやすい個体の場合は跳びつき防止にもなります。

後は楽になるので、最初はちょっと頑張ってみてください。

もちろん、オスワリやフセを教えるときは、座って教えてあげられます。

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大変なのは最初だけなので、そこをちょっと我慢すると後が楽になりますよ。

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2024年6月25日 (火)

愛犬を守れるのは飼主

なんとも当たり前のお題ですが、実は意外と守り切れていないことが多いものです。

例えば子犬の社会化においては、お散歩に出られるようになると、飼い主としては他の犬と仲良くしてほしいと思うあまり、ついつい子犬の背中を押すどころか、子犬に無理強いをしてしまうことがあります。

子犬には、なんでも受け入れやすい「感受期」(生後3週令から12週令)があり、その期間に多くのものに触れる機会を持った子犬は、その後の社会化がスムースに進みやすいと言われていますが、実際新しい飼い主の元に来るのは感受期も後半になってからなので、ワクチンプログラムの観点からも、なかなか良いタイミングで社会化出来ないという現実もあります。

もちろん、社会化自体は成犬になっても続くものなので、感受期が終わると出来なくなるわけではありませんが、警戒心や恐怖心などが出てくることで、子犬の一歩が出づらくなることも事実です。

そんなとき、世間の荒波にもまれていない子犬を、見知らぬ犬の方に無理矢理引っ張って行って近づけて、「お友達だから仲良くしなさい」というのはあまりにも酷です。

本当は、子犬が自分から近づこうと勇気を出すまで待ってあげることが重要なのですが、実際は相手の犬が突撃して来たり、子犬が近づこうとしたら反撃をくらってしまったりと、子犬にとってトラウマになりかねない状況は少なくありません。

そもそも、社会化は、人間社会の中で、様々なものに遭遇しても平常心でいられるようにサポートしてあげることと言うのはいつも書いていますが、子犬の安全が守れない状況にならないように、飼い主としてはサポートしてあげることが重要です。

しかし、「うちの子は大丈夫ですから。」という言葉を真に受けてひどい目に遭う可能性もゼロではありません。
なぜなら、相手の犬にだって好き嫌いがあったりするので、こちらの犬の出方によっては気分を害さないとも限らないからです。

そこでいつも言っているのが「3秒ルール」。
相手が挨拶をさせようと無理矢理寄ってきたとしても、相手の気分が変わらないうちに、「こんにちは。ありがとうございました。」と3秒でその場から離れること。

犬の動きは速いので、最初は機嫌がよかったとしても、相手の出方によって態度が変わらないとは誰も保証できないからです。

また、「うちの子は大丈夫だから」と言われてしまうと、それでも「いえ、ウチの子はまだ子犬なので、ちょっと時間をかけないと」と言うようなことが言いづらかったりするものです。
中には、愛犬をサポートしている飼い主さんにさげすむような言葉を投げかける人も少なくありません。
※ここで言うサポートとは、愛犬を抱き上げて過保護にすることではなく、愛犬が自分の足で前に進むか後退して様子を見るかを選択する時間をとってあげるということです。
そもそも苦手意識がある犬の場合は、最初から距離をとって相手をやり過ごすことも重要です。


我が家の見習いをよく知っている人は、彼女の他犬への接し方の腰の低さを知っているので、見習いが多少吠えたとしても、アグレッシブとは思いませんが、まったく知らない犬や人が、顔の黒い中型犬の見習いが吠えたり、挨拶しようと飼い主(私)を引っ張って向かって来ようとしていたら引いてしまうのは当然のことです。
こちらが、「この子はフレンドリーだから大丈夫です。」などと言ったところで、相手は警戒するでしょう。

そもそも、子犬の社会化とは、視界に入った犬のもとに飛んで行って挨拶をさせろと大騒ぎをすることではありません。
視界に犬が入っても、一喜一憂することなく、平常心を保てること。
見習いの修行はまだまだ続きます。


さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。

飼い主さんの歩調に合わせて上手にお散歩も出来るようになりましたが、時に他犬に対しての反応が過敏だったりするので、散歩中飼主さんとのコミュニケーション強化をお願いすることにしました。

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それには、お家で出来ることが外でも出来るようになるということも重要なポイントです。

飼い主さんの声が耳に届くように、呼び戻しの練習を兼ねて、散歩中でも飼い主さんと遊ぶ時間も作っていきます。

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犬に自信を付けさせることも大事ですね。

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2024年6月13日 (木)

前の子(犬)と比べない

二頭目、三頭目を迎えると、同じ犬種であれば当然前の子や先住犬と比べてしまうことが多いものです。
特に、シニアまで共に過ごして見送った後にお迎えした子犬の場合は、ネガティブに比べられることが多いようです。
なぜなら、先住犬との長い暮らしの中で子犬の頃の大変さはいつしか忘却の彼方に去り、落ち着いた、阿吽の呼吸が通じる理想的な犬暮らしが長く続いていたからです。
子犬との暮らしは日々大変です。
ついつい前の犬と比べがちになります。

当然のことながら、犬たちにも個性があり、思考回路も様々です。
同じ犬種だからと言って、行動が同じになるはずがありません。
もちろん、行動が似ている犬たちはいます。
我が家のアシスタントも姉妹犬と行動がよく似ているところがあります。

しかし、同じ犬種であっても、初代のボーダー・コリー親子と先代アシスタントは違いますし、さらに現アシスタントや見習いは日々私を驚かせてくれる犬たちです。

ネガティブではなくポジティブに捉えていきましょう。

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※見習いと遊ぶのも体力勝負です。

子犬育てはどの子も大変。
手がかからなかったとすればそれはラッキー。
呑み込みの速い犬もいれば、時間のかかる犬もいます。
その犬の個性と思って根気よく教えてあげることが大事ですね。

その子(犬)との生活をよりよく出来るように試行錯誤しながらも楽しいドッグライフを過ごしていきたいですね。

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2024年6月12日 (水)

(子)犬への接し方は、その先のことも考えて。

愛犬は可愛い。
自明の理です。
可愛いのでついつい甘やかしたくなる。と言うのもよくわかります。
この場合の「甘やかす」とはどんなことでしょう。

愛犬の要求を全部のむ?
愛犬が何をしても笑って済ます?

恐らく、一生一貫性を持ってすべてを受け入れられるのであればどんどん甘やかしてもいいのかもしれませんが、十数年に渡る犬の一生の中で、受け入れられない可能性もあるのであれば、犬が混乱しないために、きちんとルールを作っておくことは大事なことです。
つまり、やって欲しくないことと、許容できることをきちんと伝えておくことです。

ルールは家庭によって異なるので、みんな同じでなくても構いませんが、白か黒かはきちんとわかりやすく教えてあげることが愛犬のためになります。

例えば「跳びつき」。
「この人はいいけど、あの人はダメ。」とか「普段着はいいけど、余所行きはダメ。」など、犬がわかりづらいことはどちらかに決めてあげた方が親切です。

よくあるのが、「古くなった靴下はおもちゃにしていいけど新しい靴下はダメ。」や、「古いタオルはいいけれど、現役のタオルはダメ。」のように、犬にとって区別がつけづらいのも同様です。

ダメなことは、最初からやらせないような環境設定をしてあげれば、大人になって急に始めることはほとんどありません。

臨機応変にやってくれればいいのですが、中にはちょっと頑固なタイプもいて、一度決めたことをなかなか変えてくれなかったりします。
これはトイレトレーニングでよくあることです。
一度散歩中外でトイレをするようになったら、家の中ではさせたくないという方が少なくありませんが、嵐の日でも外に連れて行かないと排泄をしてくれなかったり、体調が悪くて寝込んでいるときでも、外に連れ出さなければいけないというのは結構しんどいものです。
外でも中でも、トイレのキューでトイレが出来るようにしてあげられるとお互いいざというときに辛い思いをしなくて済みます。

我が家も25年ほど前に住んでいた家が庭付き一戸建てだったので、朝夕散歩と関係なく庭に出してやれば、いつでもトイレが出来たのですが、一時的に庭の無い賃貸住まいになったとき、家の中にトイレスペースを変更したら、3頭のうち1頭がなかなか折れてくれなくて時間がかかった経緯があります。

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※引っ越し当時の我が家の犬たち

あとで困らないためにも、先を見越したルールを子犬の頃から教えておくと、犬も人もストレスレスな共同生活が送れるはずです。
もちろん子犬の頃はいろいろな事件が起きるので、その都度対応を迫られることもありますが、そんな中でも、上手にサポートしてあげられるといいですね。

さて、今日アシスタントの練習で、以前何度も繰り返して教えたことに対して大分理解が深まったと思ったら、今度はその行動に固執しすぎて、次に出されたキューが頭に入らなくなってしまうという変な行動が出始めました。

年齢を重ね日々変化するアシスタント。
どうやって冷静さを取り戻してもらいましょうか。
こちらも日々宿題を出されていているようで、安心してはいられませんね。

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2024年6月 8日 (土)

「挨拶すれば気が済む」と言われても・・。

他犬に反応する犬のる理由はいくつかあります。

①そもそもアグレッシブで他犬に攻撃的な犬
②他犬が怖いので距離を取りたい犬
③友達になろうと興奮する犬
などなど、犬によって理由は様々です。

中には、「挨拶させれば気が済む」という犬もいます。
相手が誰かわかれば落ち着くことが出来るというものです。

確かに、人間でも相手が誰かわからないのに、自分の方にツカツカ向かってくる人がいればちょっと怖いので緊張してしまいます。

私も20年以上前のことですが、夜誰もいない公園で犬たちとかわりばんこに練習していたら、突然二人組の男の人が公園に入って来るなり私の方にまっすぐ向かって歩いてきたことがありました。
街灯も少ない薄暗い公園内だったので、思わず叫びたい気持ちにかられましたが、公園管理の人でした。
暗い場所で知らない男の人が急に近寄ってきたら嫌ですよねぇ。

犬だって同様で、無遠慮に突進してこられてにこにこしていられる犬はそんなにはいないでしょう。
たとえ自分の犬が「挨拶させてもらえれば落ち着くんです。」と言われても、それはそちらの都合で、こちらの犬にとっては至って迷惑だったりするものです。

実は我が家の見習いもこのタイプで、道端で遭遇しても、距離が取れていると気にしませんが、向こうからやってくる犬に対しては、「だれ?だれ?」と騒いで、近くに行くと途端に低姿勢で挨拶をするタイプです。
しかし、黒い顔の中型犬が体をくねらせながら興奮してやって来られて平気でいられる犬は多くありません。
相手の犬の気持ちを考えたら、「挨拶させてよ~!」と興奮していても、「残念!そのテンションじゃ無理~」となるわけです。

見習いにとっては不完全燃焼が続くわけですが、相手のいることなので、見習いの満足のために他犬のきもちを犠牲にするわけにはいきません。

犬がいても知らん顔出来る犬になるまで、あとどれくらいかかるのか。
先代アシスタントがよく出来た子だったばかりに、ギャップの激しさに翻弄させられる飼主です。

今日のパピーレッスンでも、他犬との関わり方についてご質問を頂きました。
なかなか難しい問題です。
幸いMさんは現時点では他犬に対してとても低姿勢で挨拶をされるそうですが、どの子とも挨拶出来るわけでは無いと教えていく必要があります。
そうでないと、挨拶させてもらえなかったとにストレスを感じて興奮したり吠えたりする可能性があるからです。

いわゆる「社会性のある犬」とは、「他犬がいても平常心でいられる犬」です。
「誰とでも率先して挨拶しに行く犬」ではありません。


今日はとりあえず家の中でリードを着けて歩く練習。

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ディストラクションが無ければとてもいい集中力です。
少しずつディストラクションを増やして練習していきましょう。

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2024年6月 7日 (金)

犬の気持ちを少しずつ変えていく

犬に新しい行動を教えることはさほど難しくありませんが、犬の気持ちを変えるのは難しいといつも書いています。
つまり時間がかかるということです。

先日初めて会ったDさんは私を侵入者と認識して、最初の日は全く受け入れてくれず(一度外に出てDさんと一緒に家に入ってもダメでした)、2回目で少し気分を和らげてくれましたが、お気に入りのおもちゃを前にすると再び表情が変わりました。
そうそう気持ちは変えられませんね。

そもそも、外でのDさんは至って普通のパピーさんなので、今日も外でのレッスンからスタート。
何も言わなくてもオスワリしてくれますし、歩いていてもこちらを見ながら、「オヤツくれる?」と言ってくるDさん。
何をすればいいのかはちゃんと理解しています。
通っている幼稚園の先生たちの努力のおかげでしょう。

今日は一緒におうちに帰っても、一度も表情を変えることはありませんでしたが、気分が変わらないように、こちらの動きも注意したり、Dさんに楽しい気持ちになってもらうためにフードサーキットも混ぜたりといろいろ工夫しました。

すると、今回は唸ることなくDさんお気に入りのおもちゃ遊びに参加させてくれました。

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ノーズワークを楽しんでくれた後は、最近覚えたばかりの「フセ」の練習。

まだ言葉の意味がわかっていないということでしたが、ちょっと待ってみたら、手にオヤツを持っていなくても自分から「フセ」の姿勢を取ってくれました。

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お勉強もゲームのひとつと思ってもらえると、楽しそうに付き合ってくれますね。
次回が楽しみです。

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