パピートレーニング

2024年7月17日 (水)

子犬の学習は目覚ましい。

子犬をお迎えすると、とても楽しい反面、とても大変なことが後から後から起こって、なかなか気が休まる暇がありません。
人間の赤ちゃんと同じですから仕方ないですね。

しかし、人間の赤ちゃんと違って、子犬は産まれてまだ数か月であっても、どんどん学習していくので、日々驚かされることばかりです。
今までできなかったことが、気が付いたら急に出来ていたり、新たな課題が出て来たりと、子犬の成長は止まりません。

子犬のサポートは、出来ることを増やしてあげたり、人にとって問題とならないようにルールを伝えていくことです。

個体差があるのは当然ですが、伝え方を間違えなければ、必ず伝えられるので、日々楽しい子犬育てを続けて欲しいですね。

さて、今日は生後3か月のO君のプライベートレッスン。

飼い主さんが頑張って続けて下さいっているので、ケージから出るときも落ち着いて座ってくれるO君。
前回からお散歩の練習を始めましたが、今日もリードを着けて練習していただきました。

初めはルアーリングで行動に馴らしていきます。

202407171

馴れてきたら、ルアーリングではなく、トリーツはご褒美から渡していきます。

202407172

最後は休憩を入れた後、リード無しで一緒に歩く練習。

動きに慣れてくると、リードが無くてもリードが付いているときと変わらず横を付いて歩くO君。
さすがですね。

202407173

リードは愛犬の安全を守るための命綱ですが、リードに頼り過ぎると、リードが付いていないときに糸の切れた凧になってしまうので、リード無しの練習も重要ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年7月16日 (火)

ドッグトレーニング:愛犬の好きなものを効果的に使う

犬のトレーニングは、いわゆる「犬のお勉強」ですが、犬にとって楽しくなければ学習が進まないので、強制して犬にやらせるのではなく、犬の「やりたい」気持ちづくりが重要です。

そのためには、犬にとって「ご褒美」となるものが必要になるのはいつも書いていることですが、「ご褒美」は犬によって、あるいはその時々で変わると言うことを常に頭のどこかに置いておく必要があります。
なぜなら、犬へのご褒美は、人間から与えられるものばかりではないからです。

例えば、犬同士の遊び、地面の匂い取り、草食べ、動くものを追いかけること、などなど沢山あります。
海外のトレーニング本ではよく、「裏庭のリス」を追いかけるのがご褒美になっていたりして面白いですね。

つまり、目の前に差し出したオヤツや、いつも飼い主と遊ぶオモチャが、犬にとっての一番のご褒美にはならないということです。

しかし、一番のご褒美では無いからと言って、トレーニングをあきらめてしまうわけにはいかないので、周りの環境に合わせて、一番犬を惹きつける方法を飼い主は考えなくては行けなくなります。
いつも同じに行かないところがある意味大変であり、面白いところです。

さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。
1歳半の男の子は、まだまだ未成年のようなものですが、日々のトレーニングを頑張って頂いているので、飼い主さんとのコミュニケーションも大分取れています。

しかし、庭で遊ぼうとすると、芝生がディストラクションになって、すぐ食べ始めるそうなので、今日はその行動が出る前に、まずその日のお気に入りのオヤツを使いながら、飼い主さんと動くことから始めました。

202407162

最初から「好きにしていいよ」と言えば、ずっと芝生を食べ続ける可能性もあるので、そこは避けたいところ。
「ダメ」と言っても、目の前に美味しいものがあると思っているM君にすれば、叱られ続けているのは楽しいことではありません。

こんな時のオヤツは、敢えてM君に見せて、オヤツと芝生どちらを選択するかで、そのあとの遊び方も変わってきます。

M君のアテンションがとても良くなってきたところで、今度はM君の好きなオモチャにシフトして遊ぶことにしました。

202407161

遊びの中にも、オモチャを出すことや取りに行くことなど、飼い主さんのお願いが盛り込まれているので、M君が一人で勝手に遊んでいるわけではありません。

それでも、自分から飼い主さんの元に走って行ってくれるので、楽しい遊びが継続されます。

最後はM君が飽きる前に、飼い主さんのキューで終わります。

要は、M君が飼い主さんとの協働作業を楽しいと思ってくれるようにすること。
今日はとてもいい感じでした。
上手に持続できるようになるといいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年7月13日 (土)

気質に合わせた対処法

犬の性格や気質が個体によってそれぞれ違うのは人間と同じ。
「犬だから」と十把一絡げにする人はいないと思いますが、そうは言っても、「犬なんだから」とどこかでひとくくりにしていたりしませんか?

例えば、「こんなに愛しているんだから、何をやっても怒らないはず。」なんて思ったりしていませんか?

ハンドラ―と犬との関係性がしっかりと築かれ、犬に信頼されているのであれば、犬は多少のことは我慢しますが、まだ子犬だったㇼ、暮らし始めて数か月の間柄で、どこまで心を許してくれるかは個体によって異なります。

また、多少のことは我慢していても、それ以上は無理ということもあります。

かつて、我が家のアシスタントが生後8ヵ月の頃でしたでしょうか。
いつも行く公園で、いつも可愛がってくれる少年がいました。
少年はいつもアシスタントを見ると傍によって撫でてくれていました。
その時のアシスタントにはさほどストレスを感じているようには見られませんでしたが、ある日少年が抱きついて離してくれなかったとき、「ワン!」と一声吠えました。

202407131

いっぱいいっぱいだったのでしょう。

それからは、抱きつきはご遠慮いただくようにしました。

先代アシスタントが常にウェルカムだったのと比べると、やはり違いがあります。

202407132

それを理解して、個体に合わせた接し方が必要ですね。


さて、今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
Yさん、私が行くと耳が平行になるくらい大歓迎をしてくれるのですが、なかなか傍に行かないと、「早く来い!」とお怒りになるタイプです。
当然私は落ち着くまで行きません。

落ち着いてから挨拶をしに行くと、やっぱり喜んでスリスリしてくるので、隣に座って「お利口さんね」と声をかけたり、「オスワリ出来る?」と言って、頑張ってくれたらご褒美をあげていました。
私に寄りかかっているので、さりげなく撫でていたら、ブルブルと体を震わせました。
「そろそろやめてね。」のサインなので、離れました。

するとYさんは、ゆっくりくつろいでお昼寝し始めました。

要は犬の機嫌を取るのではなく、犬の嫌がることを無理強いしないこと。

もちろん、一緒に暮らしていれば犬にとって嫌なことをお願いしなければならないときは沢山あります。
それを、少しずつ「大丈夫」にしてあげるためのサポートはとても大事です。
初めから敢えて嫌がることをしないということが、信頼関係を築いて行くためには不可欠ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年7月11日 (木)

愛犬は触られるのを喜んでいますか?

「愛犬を撫でていたら急に噛まれた」という事例は少なくありません。
飼い主にとってみれば、「かわいがっているのになぜ?」と言う感じでしょう。

しかし、この場合愛犬が急に機嫌を悪くして噛んだわけではありません。
ではなぜ噛んだのでしょうか。

犬の「噛む」行為自体は嫌なことをされたときの反射的行動です。
そう言われると、飼い主は、「いつも撫でて欲しくて傍に寄ってきます。」とおっしゃいます。

そうです。
犬も撫でて欲しい時もあるので、そういう時は自分から寄ってきます。
っが、途中で「もういいからやめて」と言ったわけです。

そもそも、犬は束縛されることはあまり好きではありません。
その中には、「抱きしめる」や「顔や体を撫でまわされる」というのも入っています。
子犬を捕まえようとしたり、抱きかかえようとすると、手足をバタバタさせてもがく犬は少なくありません。

そういう人間からの接触に対して、好きになるように馴らしてあげたり、あるいは好きではなくても、我慢できる程度にしてあげる人間側のサポートは不可欠です。
なぜなら、犬にとって人間のサイズは大きいので、圧を感じやすいからです。

人間馴れしていない保護犬と暮したことがある方はご存知ですが、初めから人間に親和性を持っている犬ばかりではありません。
人間への親和性は小さいころからの、ブリーダーさんたちのケアがあって初めて人間はいいものだというように刷り込まれていくわけです。
※パピーミルのように、ケージに入れっぱなしで手をかけられていない子犬たちは人に対して親和性を持ちづらいです。

子犬を迎えたら、圧を与えることなく、人間と暮すことが楽しいと犬たちに思ってもらえるようにしていくことが重要です。
これは、何も甘やかすという意味ではありません。
人間と暮すことの楽しさを教えていくだけです。

実は我が家の見習いは前肢を触れるのはあまり好きではありませんが、トリックで「お手・お代わり」を教える過程で、触っているとオヤツがもらえるという下地を作って、とりあえずは触らせてくれるようになりましたが、無理矢理掴もうとすれば手を引っ込めます。

「イヤだな」と感じることを無理強いするのではなく、少しでも「イヤ」ではなくなるようなサポートをすることが大事です。
「イヤ」と言う気持ちからすぐに噛むようにはなりません。
「イヤ」と言う気持ちを、身体を避けたり、唸ってみたりしながらサインを出しているので、無視しないことが重要ですね。

見習いにがドッグダンスのエンディングポーズで「お手」をお願いすると、「ワン!」と言うときがあります。

202407111

頑張ってやってくれたら沢山褒めてあげます。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年7月10日 (水)

なんで愛犬は戻ってこないのか。

かつて、我が家の初代ボーダー・コリー、クリスが若かったころ、毎朝公園のお仲間たちと楽しい時間を過ごさせて頂いていました。
楽しい時間と言うのは、犬同士で遊ぶというより、周りはラブラドールが多かったこともあり、飼い主さんが愛犬にボールを投げて、犬がそれを取りに行くというピストン運動を楽しそうに追いかけていただけです。

私とのボール遊びが終わって、そろそろ帰ろうかと思うと、クリスは他の子たちの遊びにくっついて走って行ってしまい、まったく帰ろうとしませんでした。

そこで、ある日私を無視し続けているクリスから離れて、近くの茂みに隠れて待つことにしました。
しかし、しばらく待っても、クリスはまったく気づきません。
そのうち、お友達も一人帰り、二人帰りと数が少なくなってきたとき、ようやく私の不在に気づきました。

どうするのかとしばらく見ていたら、周りを見回し、それでも見つけられず、ソワソワし始めたので、すかさず名前を呼んで姿を見せたらダッシュで戻ってきました。

以来「帰るわよ~♪」と声をかけると、クリスはすぐに戻ってくるようになりました。

楽しいものを見つけた犬たちは、飼い主がいつも同じ場所にいるとわかると、安心しきって遊びに興じ、飽きるまで戻ってきません。
呼んでも戻ってこない理由のひとつです。

さて、一昨日のワークショップの合間に、林のドッグランで、犬たちが何かに気を取られてついてこなかったので、こっそり木の陰に隠れたところ、しばらくして私の不在に気づいた2頭はそろって数分間フリーズしていました。
探さないのか?と思うほど、2頭共微動だにせず。

待ちくたびれて動いたら、慌ててダッシュで戻ってきました。

そのせいか、今日林のランに入ったら、見習いが私の傍から離れません。

202407101

もちろん、「おりこうさん」と一声かけておきます。

たまには母の存在を気にしてもらわないといけませんね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年7月 6日 (土)

小型犬のトレーニング

我が家は長年大型犬や中型犬と共に暮していますが、一時期小型犬の子犬をお預かりしながら毎日トレーニングをして、サイズ的には片手で持てるものの、日々のトレーニングは結構大変だ感じたことがありました。
特にヒーリング(脚側)を教えるには、最初は前かがみにならないとなかなか教えづらいものです。
しかし、一度正しい位置を理解してもらえれば、ずっと前かがみになっている必要が無いので、ある意味一時的なものではありますが、大変なのは変わりません。

ターゲットなどのツールを使うことで、前かがみにならなくても伝えていくことは出来ますが、トリーツのデリバリーにはどうしても前かがみは不可欠です。
膝を曲げると言うのも一つの方法ですが、どちらも身体的な負担はゼロではありません。


さて、今日は生後3か月半のO君のプライベートレッスンがありました。
ワクチンが終われば、自分の足で歩けるようになるのを前に、今日は家の中でハーネスとリードを着けて歩く練習です。

最初は当然自由を制限するリードに噛みついていましたが、一緒に歩くとトリーツ(フード)がもらえると学習すると、リードに八つ当たりするのが減りました。

202407062

O君の好ましい行動を褒めてトリーツをあげていたら、棚に頭をぶつけました。
かがんで歩くのは大変です。
っが、ずっとかがんでいる必要はありません。

かつてお預かりしたNちゃんも、最初は腰曲げ状態でしたが、ヒールウォークの意味が分かって来ると、かがまなくてもちゃんと着いてきてくれるようになりました。

202407063

最初はちょっと大変でも、腰を曲げることで跳びつきやすい個体の場合は跳びつき防止にもなります。

後は楽になるので、最初はちょっと頑張ってみてください。

もちろん、オスワリやフセを教えるときは、座って教えてあげられます。

202407061

大変なのは最初だけなので、そこをちょっと我慢すると後が楽になりますよ。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年7月 5日 (金)

犬と遊ぶことの大切さ

愛犬との「遊び」の重要性は以前も書いていますが、愛犬にとって楽しいことはなんでしょうか。

犬は本来好奇心が強いので、遊ぶことが大好きです。
しかし、時として愛犬にとって楽しい遊びが、飼い主にとっては楽しくないこともあります。
一緒に暮らしていくのですから、出来れば楽しいことも分かち合えるといいのですが、なかなか思うようにはいかないときはどうすればいいのでしょうか。

世の中には犬のおもちゃが沢山溢れています。
「犬のおもちゃ」と書いてあるのだから、犬はこれで遊ぶだろうと買ってきて愛犬に渡しても、愛犬が楽しく遊ぶかどうかはわかりません。

床に無造作に置かれたおもちゃに興味を示す犬もあれば、まったく無関心で、ダイニングテーブルの脚を齧る方が好きな犬もいます。

ここで、「ウチの犬はおもちゃで遊ばないんです」と決めつけてしまったら、きっとその犬は一生飼い主さんと一緒におもちゃで遊ぶ楽しさを知らずに過ごしてしまうことになるでしょう。

これもだめ?あれもだめ?と新しいものをどんどん買ってきて買い与えるのではなく、どうすれば愛犬が興味をもってくれるのかを考えてみることが大事です。

もちろん、追いかけて咥えて持ってくるのが楽しい犬もいれば、咥えたものを誰かと引っ張りっこするのが好きな犬もいます。
また犬の月齢によっては、何かを噛むことに執着する犬もいます。
その犬にとって何が楽しいのか見極めてあげることがポイント。

犬は人を介したり、人と一緒に遊ぶことが楽しいと学習すると、人に対しての興味が湧いてきます。
すると、次は人とのコミュニケーションを楽しむことが出来るようになります。

道具(おもちゃなど)を使ってもいいですし、自分が興味の対象となるように動いてあげてもいいので、犬にとって、「この人と一緒にいるとおもしろい」と思わせることが重要です。

そのベースが出来ていると、「ドッグランに行くと、呼んでも戻ってこない犬」にはなりにくいものです。

愛犬と真剣に遊んでみましょう!

202407052

引っ張りっこ好きな我が家の犬たち。
こちらも体力勝負で頑張らないと、力負けしてしまいます。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年6月26日 (水)

ディストラクション対策

犬にとって刺激的なものは沢山あります。
いわゆる「ディストラクション」と言われるものです。

他犬、人、車、バイク、自転車、食べ物などなど、犬の気持ちをもっていってしまうもので世の中は溢れていますが、それらを犬にとって大したことではない(関係ない)ものに変えてあげることは簡単ではありません。
そこで、犬の意識を変える方法のひとつに、いつもお話ししている「社会化」があるわけです。

犬にとって気になるものは、楽しいものだけではありません。
どちらかと言うとネガティブなものもあります。

例えばオヤツなどの食べ物はポジティブなディストラクションですが、爆音を立てて走り過ぎていくバイクなどはネガティブな物の部類に入るでしょう。

犬が好きな犬にとって、他犬はポジティブなディストラクションですし、犬嫌いな犬にとってはネガティブなディストラクションです。
どちらも犬の平常心を奪ってしまうという点では同じですが、出来ればネガティブよりポジティブな方が犬へのストレスは少ないですね。

さて、我が家の見習い。
小さいころから他犬への好奇心旺盛で、特に走っている犬はご馳走でした。

2年前、原っぱに連れて行くと、サッカーや野球をしている子供や、飛び交うボールよりも、ディスクを追っている犬が気になって仕方が無かった見習い。
サッカー少年など子供は毎朝練習場所に沢山いて、お互い干渉することなく過ごすことに慣れていたので、原っぱの子供たちは全く気になりませんでしたが、犬への反応はかなりのもので、じっとしていることを教えるにはとても時間がかかりました。

202406261

毎朝見る子供たちと違って、走る犬は週に1~2回しか見ていないからです。
ここで大事なのは、子供たちが犬に関心を持っていなかったということ。
みんなサッカーや野球に夢中で、カートに乗っている黒い顔の子犬のことなど眼中にはなかったことも幸いしたのでしょう。
見習いは、子供たちを風景の一部と理解したわけです。

あれから2年近く、今日原っぱに行くと、久しぶりに、あちこちで走り回る犬たちと遭遇しました。
もちろん、どの犬も(一部を除いて)ちゃんとコントロールされているので、見習いに向かってくる子はいなかったこともあり、見習いはじっと待機していることが出来ました。

202406262

ディストラクション対策は、その犬にとっての刺激の度合い、ネガティブなのかポジティブなのか、刺激との距離も含め、日々の繰り返し練習が欠かせません。
たまにしか遭遇しなければ、なかなか経験値も上がらないので、敢えてそういう場所に連れて行くことも必要です。
ハードルを上げ過ぎることなく、大丈夫(平常心)を増やして行かれるといいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年6月25日 (火)

愛犬を守れるのは飼主

なんとも当たり前のお題ですが、実は意外と守り切れていないことが多いものです。

例えば子犬の社会化においては、お散歩に出られるようになると、飼い主としては他の犬と仲良くしてほしいと思うあまり、ついつい子犬の背中を押すどころか、子犬に無理強いをしてしまうことがあります。

子犬には、なんでも受け入れやすい「感受期」(生後3週令から12週令)があり、その期間に多くのものに触れる機会を持った子犬は、その後の社会化がスムースに進みやすいと言われていますが、実際新しい飼い主の元に来るのは感受期も後半になってからなので、ワクチンプログラムの観点からも、なかなか良いタイミングで社会化出来ないという現実もあります。

もちろん、社会化自体は成犬になっても続くものなので、感受期が終わると出来なくなるわけではありませんが、警戒心や恐怖心などが出てくることで、子犬の一歩が出づらくなることも事実です。

そんなとき、世間の荒波にもまれていない子犬を、見知らぬ犬の方に無理矢理引っ張って行って近づけて、「お友達だから仲良くしなさい」というのはあまりにも酷です。

本当は、子犬が自分から近づこうと勇気を出すまで待ってあげることが重要なのですが、実際は相手の犬が突撃して来たり、子犬が近づこうとしたら反撃をくらってしまったりと、子犬にとってトラウマになりかねない状況は少なくありません。

そもそも、社会化は、人間社会の中で、様々なものに遭遇しても平常心でいられるようにサポートしてあげることと言うのはいつも書いていますが、子犬の安全が守れない状況にならないように、飼い主としてはサポートしてあげることが重要です。

しかし、「うちの子は大丈夫ですから。」という言葉を真に受けてひどい目に遭う可能性もゼロではありません。
なぜなら、相手の犬にだって好き嫌いがあったりするので、こちらの犬の出方によっては気分を害さないとも限らないからです。

そこでいつも言っているのが「3秒ルール」。
相手が挨拶をさせようと無理矢理寄ってきたとしても、相手の気分が変わらないうちに、「こんにちは。ありがとうございました。」と3秒でその場から離れること。

犬の動きは速いので、最初は機嫌がよかったとしても、相手の出方によって態度が変わらないとは誰も保証できないからです。

また、「うちの子は大丈夫だから」と言われてしまうと、それでも「いえ、ウチの子はまだ子犬なので、ちょっと時間をかけないと」と言うようなことが言いづらかったりするものです。
中には、愛犬をサポートしている飼い主さんにさげすむような言葉を投げかける人も少なくありません。
※ここで言うサポートとは、愛犬を抱き上げて過保護にすることではなく、愛犬が自分の足で前に進むか後退して様子を見るかを選択する時間をとってあげるということです。
そもそも苦手意識がある犬の場合は、最初から距離をとって相手をやり過ごすことも重要です。


我が家の見習いをよく知っている人は、彼女の他犬への接し方の腰の低さを知っているので、見習いが多少吠えたとしても、アグレッシブとは思いませんが、まったく知らない犬や人が、顔の黒い中型犬の見習いが吠えたり、挨拶しようと飼い主(私)を引っ張って向かって来ようとしていたら引いてしまうのは当然のことです。
こちらが、「この子はフレンドリーだから大丈夫です。」などと言ったところで、相手は警戒するでしょう。

そもそも、子犬の社会化とは、視界に入った犬のもとに飛んで行って挨拶をさせろと大騒ぎをすることではありません。
視界に犬が入っても、一喜一憂することなく、平常心を保てること。
見習いの修行はまだまだ続きます。


さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。

飼い主さんの歩調に合わせて上手にお散歩も出来るようになりましたが、時に他犬に対しての反応が過敏だったりするので、散歩中飼主さんとのコミュニケーション強化をお願いすることにしました。

202406252

それには、お家で出来ることが外でも出来るようになるということも重要なポイントです。

飼い主さんの声が耳に届くように、呼び戻しの練習を兼ねて、散歩中でも飼い主さんと遊ぶ時間も作っていきます。

202406251

犬に自信を付けさせることも大事ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年6月23日 (日)

いろいろ言う前に、考えることを教える

ドッグトレーニングでは様々な行動を犬たちに教えていきますが、ただ行動を教えるだけでなく、犬たちに考えることも教えていきます。

特に子犬の場合はどうしても人が口を出しがちですが、ちょっと待ってあげると、犬たちはちゃんと考えて答えを出すことが出来ます。
要は焦らないことと、いろいろ言い過ぎないこと。

さて、今日は子犬のO君のプライベートレッスンがありました。
生後3か月足らずのO君は当然まだ赤ちゃんですが、賢いことには変わり有りません。

今日はケージから出る方法を教えてあげることにしました。

一般的に、クレートやケージから犬を出そうとすると、犬が中で大興奮していることがよくあります。
しかし、興奮状態で開いた扉から飛び出すことを覚えてしまうと、様々なドアから出る際も飛び出すようになります。

玄関ドア、車のドア、施設のドアなどなど。
場合によってはその先に危険が待ち受けていることもあるので、ドアの通り抜け方を教えてあげることはとても大事です。

要は「いいよ」という合図をもらってから出ることを教えるわけです。

O君の場合も、ケージの扉に手をかけようとすると、中で跳んだり走り回ったりしています。
そこで、扉に手をかけたまま少し待ってみます。
すると、O君自分から座ってくれたので、すかさず褒めてあげてから扉を開けました。

202406232

この場合のご褒美は出ることなので、敢えてトリーツはあげません。

最初はこんな風だったO君ですが、

202406231

数回繰り返して練習しているうちに、座るまでの時間がどんどん早くなりました。

「オスワリ、オスワリ、オスワリ!」と連呼したり、「マテマテマテ!」と言うより、考えてもらった方がお互い無駄なストレスが軽減されますね。

子犬が自発的に座る様子をキャッチして、「オスワリ上手だねぇ」と褒めていくと、どんどん座る確率が高くなります。
飛びつきを「イケナイ!」と叱責するより、お互い気持ちよく暮らせますよ。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

より以前の記事一覧