パピートレーニング

2026年6月10日 (水)

仔犬のご挨拶

昨日散歩中の引っ張りの話を書きました。
小さいころから、引っ張ればハンドラーが付いてくると学習した犬は
引っ張りが習慣になってしまうということもお話しました。

引っ張らないで歩いてもらうにはどうするのか、
単純に、引っ張られてもついて行かないことと、
基本のトレーニングの中で、ハンドラーへの意識付けをしていくこと。

いずれにしても、「ダメ!」というネガティブワードより、
「こっちの方がいいんじゃない?」という「代替行動への誘導」によって
少しずつ犬の行動を変容していくことができます。


さて、今日は生後6ヵ月のパピーさんのお散歩レッスンがありました。

そもそも、警戒心が強いタイプのPさん。
お散歩以前に、テラスに出るのも大変だったので、
お散歩も当初はなかなか歩けませんでした。

ようやくお散歩で少し歩けるようになると、他犬への「吠え」が出始めたそうで、
飼い主さんは悩んでいらっしゃいました。

前回のお散歩では、大分歩けるようになりましたが、
犬への遭遇が少なく、なかなか「吠え」を確認できませんでしたが、
今日はかなりの確率で遭遇出来たので、
その都度対処法をお伝えしました。

するとPさん、吠えないでスルーする経験を積むことができました。

要は、犬を見たらみんな友達ではなく、犬も景色の一部ぐらいに考えるようにすること。
つまり、いくら仔犬が遊びたがっていたとしても、
むやみに他犬に寄せるのではなく、きちんとコントロールすること。
リードが着いているのですから、優しいコントロールが出来るはずです。

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相手の犬の状況はわかりません。
飼い主さんの気持ちもわかりません。

人間はニコニコ挨拶をしても、犬がそれを受け入れるかどうかは別のはなし。
そこで重要なのは、何度もお話している3秒ルール。

「こんにちは。」
「ありがとうございます。」

こんな会話で、今日のPさん、一度も犬に吠えることなくお散歩出来ました。

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嫌な経験をすることもなく、お散歩をこれからも楽しんでくれるでしょう。

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2026年6月 7日 (日)

犬と遊ぶ

犬との遊びについては、プライベートレッスンやグループレッスンでよくお話させていただいています。
なぜなら、犬と遊ぶことはとても大事なコミュニケーションだからです。

以前は「どんな風に愛犬と遊んでいますか?」とお伺いすると、
遊び方がよくわからないというご意見も多かったのですが、
最近は、上手に遊んでいらっしゃる方が増えたように感じます。

しかし一方で、
「ボール投げをして遊んでいるけれど、数回投げると、自分で一人遊びを始めてしまう。」
とか、
「オモチャを投げても、持ってきてくれない。」と言ったお話もお聞きします。

確かに、ボールなどのオモチャは、犬にとってのオモチャですが、
オモチャを介して人と遊ぶことを犬に楽しんでもらうことが重要です。

もちろん、お留守番の時など、退屈しないように、一人で遊べるオモチャも必要ですが、
ハンドラーがそばにいるときは、ハンドラーと遊ぶことを楽しんで欲しいと思います。

犬と暮らすことは、コミュニケーションを深めながら、
時間を共有していくこと。
そのために、一緒に遊ぶことはとても大事なことです。


レッスンでは、ハンドラーが遊びに誘ったとき、
「今忙しいからやりたくない。」とか
「一人で遊ぶからいいよ。」とか言われないような関係性を築いていただきたいので
遊び方もお伝えしています。

最初は上手に出来なくても、次第に犬がもっと遊びたいと思う気持ちにさせてくださるようになると、犬のハンドラーへの意識や集中がとても良くなってきます。

昨日のレッスンでも、咥えたオモチャで一人遊びではなく、
ハンドラーさんの所に一目散に持っていくBさんを見て、ハンドラーさんとBさんの成長を感じました。

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2026年6月 3日 (水)

トイレトレーニングのはなし

何度も書いたお題ですが、今回台風が来て、犬たちにおうちトイレをお願いしたのでリマインド。

犬の「習慣」を変えるのは時間がかかります。
トイレの習慣も同じ。

仔犬の頃は当然のように家の中で排泄する習慣を付けることに躍起になっていても、お散歩に出られるようになると、早く外で排泄出来るようにしたいと思う人は少なくないでしょう。

様々な場所に同伴するようになると、当然外出時間も長くなるので、家の中でしか排泄できないのは犬にとっては不健康です。

しかしながら、ある程度成長してくると、安心できる場所でなければ排泄できないという犬は少なくありません。
当然です。
とても無防備な体勢なので、落ち着いた場所でなければできないのは人間と同じです。

散歩が出来るようになって、直ぐに外で排泄出来る犬もいれば、なかなか出来ない犬もいますが、次第に慣れてくると、外でも排泄が出来るようになってきます。
個体差がありますが、我が家で繁殖した仔犬たちのうち、男の子は散歩に出始めてすぐに出来るようになった一方、女の子はなかなか出来ず、生後5ヵ月過ぎて旅行に行ったときも、ずっとトイレを我慢していて心配しましたが、現地に到着した夕方、林の中を散歩していてようやくしゃがみました。

いずれにしても、時間をかけてあげれば外でも排泄できるようになりますが、今度は家の中でのトイレを使わなくなる犬が意外と多いので、外で出来るようになっても、家の中と両方で出来るようにしてあげることが重要です。
なぜなら、台風で飛ばされそうになっても、外に連れ出さなければいけなくなるからです。

基本的に、トイレトレーニングが出来ていれば、犬はハンドラーに言われた場所で排泄することができます。

トイレトレーニングとは、排泄を促すキューを聞いたら、犬が排泄行為に及ぶというもの。
他のトレーニング同様、行為を意味するキューを犬が理解することが早道です。
そのためには、家の中でトイレをしている仔犬の頃から、さりげなく排泄中にキューの言葉がけをするという、いわゆる「キャプチャリング」手法で犬に言葉を教えていくことで、「オスワリ」と言われて犬が座るのと同様、「トイレは?」と言われて、排泄するようになるわけです。

トイレトレーニングのポイントは、仔犬のトイレを見逃さないことですが、だからと言って見張っていてもなかなかしてくれないので、排泄のタイミング(食後、寝起き、遊んだ後など)で、トイレスペースに犬をいざないなって待ち、排泄行為が始まったら、さりげなく(圧をかけず)声をかけること。

声掛けにはいろいろあります。
盲導犬のトレーナーさんなどは「ワンツー」という言葉を使うと聞いたことがあります。
一般的には、「トイレ」。
我が家は、大と小を分けてコールするので、そのまま「ウンチ」と「おしっこ」。

外を散歩しているときでも、あまり他人様のご迷惑にならない場所で声をかけ、嵐の日は家の中のトイレシートの横で声をかけるだけで、犬たちは済ませてくれます。
特に、ドッグスポーツの競技に参加するときは、リンクイン前にお願いしておかないと、緊張して行きたくなったりすることもあるので、必ず声をかけるようにします。

犬に強要するようで嫌だと思う人もいるかもしれませんが、道の真ん中や、横断歩道の上など、間が悪いときにしたくなることがないように、早めの声掛けをすることは、小さい子供にお出かけ前に促すのと同じなので、強要にはなりません。
「今行っておけば?」と声をかけてあげるだけ。

大人になってから外トイレをおうちトイレに変えるには時間がかかる犬もいます。
先々代の犬たちは、トイレトレーニングは出来ていましたが、成犬になってから引っ越しをしたとき、3頭中2頭はその日のうちに新しい家のバスルームがトイレになっても文句を言いませんでしたが、先ほど書いた女の子は1週間かかりました。
時間がかかるということは、それだけ犬がストレスを感じているとも言えるので、小さいうちから、両方できるようにしておいてあげるといいですね。

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※ちょっと頭が固かったのは真ん中の娘犬でした。

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2026年5月31日 (日)

自分で考えた行動は身につきやすい。

犬に教えた行動を鉄板にするには時間がかかります。
まず、動きに体を慣らすことに時間がかかります。
その行動と、行動を示すキューをリンク付けすることにも時間がかかります。
さらに、キューを聴いて、いつでも、どこでも出来るようになる(般化)には
もっと時間がかかります。

いつも書いているように、出来ると思っていたことがまだだったというのは
それぞれにきちんと時間をかけていなかったことによって生じる状況です。

そうならないためには、ひとつひとつ、どこまで犬が理解できているのかを検証し、
段階を経て完成させていくことが重要になります。

一方、敢えて犬に教えなくても、犬が考えてとる行動は、
ある意味犬の自発的に、この状況ではどうすればいいのかを考えているので、
繰り返しその行動が起きやすい状況を作っていくと
犬は言葉のキューを聞いたからやるのではなく、
犬が自身を持って自ら行動するという点で、出現頻度が高くなります。

つまり、「やってちょうだい。」と言われたからやるのではなく、
この状況ではこの行動を取った方が褒めてもらえる(いいことがある)と理解して行動するため
行動が起こりやすくなり、身につきやすくなるのです。

例をあげると、大興奮する仔犬に対して、ネガティブワードを使うより、
興奮しづらい環境を作って、自分から座ったり伏せたりしたときを
ピンポイントで褒めていく(強化)と、「オスワリ」や「フセ」の言葉を知らなくても、
自分からその行動をとって、落ち着くことができるようになります。


さて、今日は5か月のLさんのレッスンがありました。
自転車、人、車、様々なものが刺激になって興奮してしまうお年頃ですが、
刺激対象物から距離をとったり、跳んだり跳ねたりできない状況の中で
自発的にとる、「オスワリ」や「フセ」を褒め続けて行ったら、
何も言われなくても、座ったり伏せたりするようになってきました。

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もちろん、その都度褒めて、「その行動はあっている」と伝えていくことで
さらにこれらの行動は鉄板になっていくでしょう。

同時に、言葉のキューをのせていけば、
「キャプチャリング」という方法で、言葉も覚えていくことができます。

確実に育っているLさんでした。

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2026年5月27日 (水)

ディストラクションの話

ディストラクションと言うと、様々なドッグスポーツの本番で
普段通り出来るようにするために行う、競技に特化した練習と考えがちですが、
実は一般家庭犬であっても同じで、
おうちで出来ることが外で出来ないのは、さまざまなディストラクションの中で
「出来る」ようにする練習がなされていないからに他なりません。

つまり、ドッグスポーツをやらなくても、ディストラクション練習をしないと、
「愛犬に教えた」や
「愛犬は出来る」と思っていたことが、
外に行くと全くやってくれないというになりかねないというお話です。

そうならないためにはどうすればいいのでしょうか。

おうちの中で出来る簡単な行動を、家の前で出来るか、人通りの少ない公園で出来るか、街中でも出来るか、少しずつ刺激を加えながら、犬の成功体験を増やしていくことで、犬は次第に自信をつけて、様々な環境下でも出来るようになっていくわけです。

つまり、ディストラクションがあっても、落ち着いてハンドラーとコミュニケーションが取れるようにサポートすることが重要ということです。

遊びも同様。

おうちの中では遊べるけれど、外では遊ばない犬の場合、
周囲の刺激が強すぎて、興味を持っていかれることもあるでしょうし、
安心できない場所ではリラックスできないために遊べない場合もあります。

いずれにしても、場所が変わっても平常心が保てる、
あるいは、早く平常心も戻れるような練習が大事ですね。


さて、今日は思春期の男の子のプライベートレッスンでお散歩に行きました。

家の中では、楽しそうにボールを咥えて持ってきてくれるのに、

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公園では全くその気になりません。

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転がすと、本能的に追いかけてはくれますが、咥える気にはならないようです。

様々な場所で出来るようにサポートしていくことが大事ですね。

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2026年5月21日 (木)

呼び戻しのはなし

ドッグトレーニングにおける「呼び戻し(Recall)」とは、読んで字のごとし。
犬の名前を呼んで犬を呼び戻すことです。

なんだ。そんなの簡単。
と、仔犬の頃は思うものです。
なぜなら、仔犬はいつも人の後を追いかけてくるし、
散歩に出始めた時も、飼い主のそばから離れなかったりするからです。

しかし、いろいろなものと遭遇し、好奇心がさらに強くなったり、
あるいは周りの刺激に負けてしまうようになると、
実はなかなか呼んでも来なくなってしまうことがあります。

そこで、「いつもはちゃんと来るから。」とか
「今は〇〇が気になっているから。」と放置してしまうと、
犬はますます戻らなくてもいいと学習していきます。

もっとも問題なのは、戻ってくることを選択しなくなるということです。

名前を呼ばれて「おいで」と言われているのに、
戻らないことを選択するようになったら、
犬はどんどん飼い主から離れて行こうとするでしょう。

なぜそんなことが起こるのでしょう。

それは、呼ばれて戻っても、楽しいことがないから。

行ってみたら、嫌なことをされた。というパターンがよくある状況です。

・ドッグランで遊んでいるとき、呼び戻されたら、リードを着けられ
楽しいことが終わってしまった。

・家の中で呼ばれて行ったら、嫌いな歯磨きをされた。

・呼ばれていったら、叱られた。

などなど、犬にとって好ましくないことが起きると学習した犬は
賢いので呼ばれてもなかなか戻っては来ません。

「おいで」が犬にとって嫌なことと関連付けられているからです。

まったく戻ってこないまでも、1メートルぐらい手前で止まって、
リードを着けようとすると踵を返していなくなるというのも多いパターンです。

そうならないためには、必ず飼い主の元に戻ると、
いいことが起きると学習してもらうことが重要なポイントです。


さて、今日は思春期真っただ中なSさんのプライベートレッスンがありました。

小さいころは、呼べばダッシュで来てくれたSさんですが、
最近は、ちょっと距離をとって、次に何を要求されるのか考えている様子。

そこで、今日は楽しい呼び戻しのリマインド。

家の中や、外でも同じように練習します。

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ポイントは、1メートル手前ではなく、ハンドラーのすぐ前まで来ること。

そのあと、オモチャを咥えての呼び戻し。

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咥えて戻れば、引っ張りっこが出来て、また投げてもらえるとわかっているから
Sさんは喜んで戻ってきてくれました。

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こんなSさんも、パピーの頃はもっと嬉しそうに走ってきていました。
思春期になると、いろいろ気になるものが増えるので、
無条件に来づらくなることもあります。

あきらめないで、「楽しい」を伝えていきましょう。
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2026年5月19日 (火)

犬が何かにロックしたときの対応

仔犬の社会化では、仔犬が様々なものと遭遇した時の対処法が重要なポイントになってきます。

仔犬にとって、初めて遭遇する様々なものに対するきもちはポジティブでもネガティブでもありませんが、何かのきっかけで様々な感情と共に学習されていきます。

そんな仔犬の気持ちをどうサポートしていけばいいのでしょうか。


今日はたまたまクライアントさんに、犬がロックしてしまったときどうすればいいのか聞かれました。

この対応は、ロックしているときの犬の対象物によって異なります。
つまり、ロックしてしまったときは、犬が次にとる行動は興奮して対象物に突進しようとしたり、吠えたりするのですが、
興奮して吠えてしまった犬に、「ダメ!」や「イケナイ!」と叱ったとして犬にはなかなか伝わりません。

次は興奮して吠えるだろうなと思ったら、犬をまず刺激対象物から離し、戻ってきたことを褒めていくことが重要です。
もちろん、その際犬の気持ちは前に向かっているので、呼び戻して声が届かないことは容易に想定されるため、呼び戻しながら、リードを自分の方に引き寄せていく必要があります。

その代わり、戻ってきたときはきちんと褒めてあげないと、犬は戻ってきたことにメリットを感じません。


一方、刺激対象物が生き物でなければ、犬の次の行動を待つことが重要なポイントです。

以前にも書きましたが、アシスタントが仔犬の頃、いつもの散歩コースに止められた大型バイクのカバーを見てフリーズ。
完全にロックしていたので、私は何も言わずにリードを緩めて彼が次にどんな行動を取るのか待ってみたところ、かれはおよび腰ながら自分からそばに近寄り、匂いを嗅いで、「なんだ、ただのバイクか。」と納得して戻ってきたので、そこをしっかり褒めました。
自分で確認したことで、翌日からは同じようなことがあっても、びっくりしなくなりました。


ハンドラーは犬がロックした後の次の行動を予測して、素早く対処することが求められます。

楽しくても、怖くても、吠えたことで、相手が近寄ってきたり、あるいは遠ざかっていくことによって、犬がなにがしかの報酬を得ているとすると、吠える行動は常態化していくからです。


さて、昨日のパピーレッスンで、人や自転車、車の動きに刺戟を受けてしまうLさんが視界に入った自転車にロックした直後、名前を呼んでも行動が変わらなかったので、名前を呼びながらリードを引き寄せ、戻ってきたところをきちんと褒めました。

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※向かってくる自転車にロック中

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※リードを引き寄せます。

インスタで動画がご覧になれます。
https://www.instagram.com/reel/DYf6t-6SRWR/


犬はこちらが予期していないことも学習していきます。
いつもの3秒ルールは、ロックをリセットするときにも有効なので、
犬が吠えだすのをボーっと待っているのではなく、
素早く対処していきましょう。

ゴールは視界に何が飛び込んできても、平常心を保って、ハンドラーの声を聴く姿勢を保てること。

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2026年5月18日 (月)

繰り返し報酬が出ることで、犬は確実に学習する

いつも書いていることですが、
犬は人が思っている以上に人のことを観察しているので、
次はどうなるのかと予測するのもお手のものです。

それはいい意味でも悪い意味でも必ず起きることなので、
出来ればいい意味での学習を進めていきたいものです。

悪い意味の例で言えば、食事中にテーブルから食べ物が落ちてくると学習すれば、犬は必ずテーブルの下で待つようになり、動きません。

いい意味では、人と出会うとき、オスワリやフセの姿勢を取るたびにトリーツをあげながら褒め続けていると、犬は自分からオスワリやフセの姿勢をとるようになります。

どちらも犬にとっては報酬が得られる行動と学習されたので、頻発して出現するようになりますが、人間にとっては、前者より後者の方が好ましい行動と言えます。

頻発して出現するようになったら、さらにその行動を褒めていくことで、犬はその行動がいいことにつながると学習し、最終的には習慣化していくことになります。

食事中、期待感でずっとこちらを見たり、早くよこせとばかりに吠える犬と、静かにオスワリやフセをしてくれる犬とでは、どちらが一緒に暮らしやすいでしょうか。

長い目で見ながら仔犬を育てていくことが重要なポイントなので、よく観察することが大事ですね。


さて、今日はパピーさんのプライベートレッスンがありました。
興奮し過ぎたり、人の声が聞こえなくなったりするのは当たり前ですが、
それをそのままにしないで、いい行動をしっかり伝えていくことが大事。

今日も最初はちょっと興奮気味でしたが、以前より落ち着くまでの時間も早くなり、
どんな行動をすればいいことが起きるのかを日々学んでいることがよくわかりました。

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オーナー様と話が始まると、すぐに自分から伏せたLさん。
もちろん、すぐに褒めてオヤツがもらえました。

ひとつひとつは小さい行動かもしれませんが、
好ましいと思ったことは沢山褒めて、習慣にしていきましょう。

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2026年5月11日 (月)

犬と向き合うときは真剣に。

愛犬と遊ぶのはとても楽しいものです。
しかし、ついつい片手間になってしまうことありませんか?

よくあるのは、片手にスマホを持って、片手で適当に犬を撫でる。
スマホを見ながらの散歩。
というように、犬に意識がいっていない状況ってありませんか?

例えば、長年一緒に暮らしているのであれば、
お互い知り尽くしているので、
たまにそんなことがあったとしても、犬たちがハンドラーを見捨てることはありませんが、
そんなにまだ親しくなっていないのに、
適当な付き合い方をしてしまうと、
犬もそれなりの行動しか返してくれなくなります。

いつも適当な付き合い方しかしていないのに、
都合のいいときばかり頼みごとをしても
相手は聞いてくれないかもしれません。
つまり、呼んでも来てくれないとか。

例えばよくあるボール投げ。
ボールを投げて取りに行くのが楽しい犬は沢山いますが、
もしかしたら、投げ手があなたでなくてもよかったりしていませんか?
人間が手抜きで、持ってきたボールをただ投げ返しているだけだと、
犬はほかの、投げるのが上手い人の所にボールを持って行くこともあります。

犬は人が犬を観ている以上に人を観察しています。
どうすれば、自分の都合のいいように動かせるか、
いつもチャレンジしてきます。
そしてすぐに学習してしまいます。

犬のきもちを理解しつつ、上手に人と暮らすルールを教えながら、
遊ぶときは真剣に遊んで、初めて犬もハンドラーといることを楽しむようになります。

一方で、犬が一人でいることも我慢できるようにサポートしてあげることも大事です。
いつも一緒にいてあげることは出来ないのですから。


さて、昨日のパピーレッスン。
エネルギーが有り余っているLさんに付き合うのはとても大変ですが、
真剣に遊んだあとは、Lさんも疲れて休むようになります。

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お互いの生活のペースがつかめるまでは、日々模索しながらですが、
お互いよく観察することが重要です。

愛犬に見捨てられないよう、人間も努力が必要ですね。

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2026年5月 5日 (火)

仔犬の社会化

犬が人間社会でストレスフリーで暮らしていくのはなかなか大変です。
そこで、子犬の頃から「社会化」を行っていくのですが、
どの犬も同じではありません。
なぜなら、犬種の特性や個体差によって、その犬に必要なものは違うからです。

犬種特性を理解していれば、ある程度の予測はつきますが、
個体による差はなかなか見抜けないので、
後手後手に回ってしまうこともあるでしょう。

それでも、その兆しを見たら、予防策を取る必要があります。
犬が繰り返し同じ行動を取るようになれば、それは犬にとってなんらかの報酬になっているので、なかなか払拭できません。

そうならないためには、ある意味古典的条件付けによって対処していく必要があります。

要は犬をよく観察すること。

Aちゃんは〇〇に執着するけれど、Bちゃんは気にしない。と言うこともあります。
その犬にとって必要な対策を講じていくことが大事ですね。


さて、昨日は思春期のSさんのお散歩レッスンがありました。
小さいころは、外が怖くて本当に歩けなかったのですが、
ロングリードを使ったり、大丈夫を増やしなが練習してきて
楽しく歩ける場面も増えてきました。

今でもおうちが好きなことには変わりありませんが、
外でも少し余裕が出てきました。

以前は子供を見るとなぜか自分から喜んで突進していたのが、
少しずつ景色の一部と認識できるようになり
落ち着いてスルーできるようにもなりました。

犬に対しても、怖いトラウマを作っていないので、
興味は示しても、大騒ぎもしなくなりました。

間もなく海外生活になるSさん。

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外でも、ハンドラーの声が耳に届くようになり、
オヤツも口にできるようになりました。

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いろいろなものに動じないでいられるように、出来る限りサポートしていきます。

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