パピートレーニング

2020年9月23日 (水)

子犬のトイレトレーニング

子犬が家族に加わって一番気になるところ(問題になるところ)がトイレです。
どう問題になるかと言えば、子犬がところかまわず排泄をしてしまい、トイレの場所を覚えないということ。

そこで「トイレトレーニング」なるものが必要となってくるわけですが、「トイレトレーニング」の目標は、家の中のトイレの場所を覚えることだけではありません。
家の中だけでなく、外出先においても、排泄してもいい場所を飼い主さんに教えてもらったら、そこで排泄するようになるということです。
簡単に言うと、「排泄コントロール」です。

「コントロール」と聞くと、犬の自主性を重んじる人たちの中には違和感を感じる人もいるかもしれませんが、犬は一人で生きているわけではなく、人間社会の中での共同生活を営む上では、ある意味保護者である人間によるコントロールは必要です。

日常の散歩でよそのお宅の玄関前だったり、あるいは旅先のホテルのエントランスだったり、排泄して困る場所ではしてほしくないので、我慢が出来なくなる前に、排泄してもいい場所を飼い主さんに教えてもらったらそこで済ませるようになるということです。

「そんなの無理。」とおっしゃる方もいます。
「人間だって行きたいときに行くんだから。」

確かにそうですが、小さいお子さんとのお出かけのとき、「トイレに行ってからお出かけしましょう。」や、ドライブの時、「サービスエリアでトイレによって済ませましょう。」というのは当たり前の話ですから、犬だって促すことでできないはずはないのです。

しかし、そのためには、トイレを促す言葉を犬に教えることが重要なポイント。

先日クライアントさんのお宅にあがるので、アシスタントのニコルを車から降ろしたとき、地面にトイレシーツを敷いて促しました。
朝夕二回のトイレが日常の習慣となっているアシスタントですが、緊張したり、いつも以上に頭や体を使えば代謝がよくなり、排泄したくならないとも限りません。
そこで、おうちに入る前に済ませてくれるようお願いしたわけです。

このときクライアントさんが、「必ずトイレシーツを敷くんですか?」と尋ねてこられました。
地面の状態が土出なければ必ず敷きます。
なぜなら、アスファルトやタイルなどに排尿してしまうと、匂いやシミが残ってしまい、周囲にご迷惑をかけてしまうからです。
小型犬の場合量が少ないので被害も多くないかもしれませんが、中大型犬は厚めのトイレシーツがずっしり重くなるほどの量です。
不用意な垂れ流しは出来ません。

「トイレシーツで排泄なんてかわいそう」と思う人もいるかもしれません。
おうちの周りが自然満載だったり、ご自宅の中ではどこでも排泄していいと犬に教えてしまっている場合、急にトイレシーツでの排泄はストレスフルかもしれませんが、日々の繰り返しでトレーニングが出来ている犬にとっては、我慢させるよりは健康的だと思います。

表参道のイルミネーションが綺麗だったころ、観光客や、お酒の入った方が、トイレが無いために路地裏で排泄したことで、住民の大迷惑になったことがありました。

「犬は吠えるものだよ。」
「犬は排泄するものだよ。」
と寛大な目で見てくれる人ばかりではありません。
未だに「畜生」呼ばわりする人もいます。

人間社会でお互い思いやりを持って暮らしていくためには、努力や工夫も必要ですね。

お預かりのNさん、4日ほど前から朝散歩で、トイレのキューを出してあげると、アシスタントたちと同じタイミングで排泄出来るようになってきました。

 

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これで、横断歩道上などで突然もよおして困ってしまうことがなくなるでしょう。

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2020年9月18日 (金)

犬同士の挨拶は難しい

子犬の頃は母犬や兄妹犬たちと一緒に過ごせたとしても、その後上手に社会化を進めて行かないと、犬との関わり方を学習するのは意外と難しかったりします。

飼主さんの中には、愛犬に犬友がいないとかわいそうな気がしてしまい、お散歩で他の犬と出会うと、むやみに近づけて友達を作らせようとする方がいます。
しかし、犬も人間同様初対面の相手に対しては緊張するものです。

姿勢を低くしながら、自分が敵意を持っていないと上手にアピールできる犬もいますが、中には真正面から相手に向かっていくタイプの犬もいて、来られた方はどうしていいかわからず、逃げようとしたり、反撃に出る犬もいます。
犬同士だから全て言葉が通じるわけではないからです。

子犬に犬友を作ろうとして、相手の犬の状況がわからず近づければ嫌がられる場合もありますし、ましてやドッグランに入れてしまうと、怖い思いをさせてしまわないとも限りません。

「犬はお尻の匂いを嗅ぎあって挨拶をする。」というのは確かに間違いではありませんが、最初から相手のお尻に顔を突っ込めるわけでもなく、犬によっては嫌がられることもあります。

また、うまく行かない原因には、お互いがリードに繋がれていることや、お互いの飼い主がそばにいるので、犬の精神状態がニュートラルでないことが考えられます。
嫌ならいつでも「逃げる」という選択肢を与えてあげることが重要なポイントです。

今日のプライベートレッスンは生後5か月のお嬢さんが、外でなかなかよその犬とうまく挨拶ができないということだったので、アシスタントを同伴しました。

個人的には、犬同士の挨拶の中には、道端で相手を認識しても、特に無用な興奮をすることなく、さらっとすれ違えることも含まれていると考えています。
もちろん、どの犬も冷静にさらっと挨拶が出来るわけではないので、場合によっては「避ける」という選択を余儀なくされる場合もあります。

いずれにしても、他の犬に対して大して興奮することなく、マイペースでいられるアシスタントと一緒に伺ったところ、最初Lさんはいろいろな意味で大興奮でしたが、アシスタントとの距離を強要されることがないので、自分から近寄ったり離れたりしながら安全を確保し、次第に自分に向かってこないアシスタントに対して落ち着いて接することが出来るようになりました。
後半はようやくこっそりアシスタントの後ろに回って匂い嗅ぎもできました。

さらに、勝手に座ったり伏せたりするたびに褒められるアシスタントの真似をして、私に飛びつくより、「オスワリ」や「フセ」の方がメリットがあると学習したLさん、アシスタントの横で同じように伏せてくれました。

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犬はいて当たり前。
いちいち大興奮することなく、平常心が保てるように経験値が積んでいかれるといいですね。

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2020年9月16日 (水)

散歩はいらない?

お預かりの小型犬が来て丸一か月。
ある時期から食欲にムラが出始めました。

何しろフード一粒召し上がるのに、結構時間がかかっています。
そのため、トレーニングにフードを使うと、これまた飲み込むまでに時間がかかり、何を褒められたのか忘れてしまうほど。

いずれにしても、まだ1.8キロ弱の体重の子犬では、口の大きさも小さく、バクバク食べるというにはほど遠い状態です。

でも、なんとしても食べてもらうためにはどうするか。
やはりお腹を空かしてもらうほかありません。

そこで、散歩に連れ出したり、見習いが遊びに誘ったりと、いろいろ工夫しています。

ペットショップで子犬を入手するとき、「この犬種は散歩の必要がありません。」と言われる小型犬がいるそうです。
なぜでしょう。
小さいから?

いえいえ、小さくたって犬であることに変わりはありません。

外に連れ出すことには様々なメリットがあります。
自分の足で歩くことで、様々な刺激を自分で確かめ、納得して自信を持つことができます。
視覚、聴覚、嗅覚や触感などが、多くの刺激を犬に与え、犬はそれを自分で分析します。
怖いこともあるでしょう、好奇心をくすぐられることもあるでしょう。
全てが脳を活性化させる大きな要因です。

エネルギーを暇つぶしに使うのではなく、外的刺激を受けながら、自ら体を動かすことが子犬の成長には欠かせません。

そんな刺激がゼロのお散歩なし生活の中で、都合のいい時だけ外に連れ出し、「ドッグカフェでお茶」とか、犬たちが沢山集まるイベントで冷静にしていてもらおうというのはまず無理でしょう。

長時間歩かなくても、外に出て日常生活音に馴らしてあげることで、その後の15年以上のドッグライフのストレスが大きく軽減されるはずです。

散歩がいらない犬はいません。
お散歩があまり得意でない方は、犬ではなくネコの方がいいパートナーになってくれるかもしれませんね。

今日のお客様は、人間の足の横に来る練習。
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お散歩中、楽しそうにピョンピョンしつつ、会う人会う人に興味を示してついていきそうになってしまいます。
少しでも「ヒール」の意味が分かってくれると危険回避にもなるので、もう少し頑張って伝えていきます。


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2020年8月31日 (月)

パピートレーニング:フード以外のご褒美

今月半ばから我が家に滞在中の子犬。
最初は全く寄せ付けなかった見習いが、10日ほど経ってから態度がガラッと変わり、いいお兄さんを演じています。
一方、パピーレッスンではいつも模範的にアシストしてくれているアシスタントの方は、さすがにもう子犬はいいわと言わんばかりに、自分からは寄っていきません。
私も無理強いはしません。

さて、この子犬、初めは私の手からフードを食べることが出来なかったのが、3日目からようやく手からも食べられるようになりました。
しかし、1
週間目辺りからハンストのように、ごはんの時間になるとドッグフードをボイコットしはじめました。
トリーツとして一粒ずつ渡すと食べるのに、食器に入れて渡すとなかなか口をつけませんでした。

小型犬は食に対して貪欲でない子も多いですし、キャパシティ自体も小さいので、そのあたりも難しいところですが、体重は増えているので、焦らず様子を見ていたところ、2週目辺りから完食するようになりました。

わが家の犬たちとの同伴散歩で楽しそうについて来るようになってから、食欲が出てきたようにも見えます。


家の中でのハウストレーニング、トイレトレーニング、リコールトレーニングなどに加えて、おもちゃを使って咥えたり、持って来たりというゲームも楽しそうにやっていますが、今の時点ではフードの価値はあまり高くないようです。

特に散歩中は相変わらず気になるものが沢山あって、フードどころではありませんが、逆に散歩が楽しくて仕方ないこの子犬には、敢えてフードを使わなくても、呼べば一生懸命戻ってきてくれるので、言葉とボディタッチで沢山褒めています。

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もう少し食べることにどん欲になってきたら、タイミングよくトリーツをあげたいところですが、食べることに時間のかかる現状ではまだまだフード以外のご褒美を多用していきます。

これからどんどん変わっていくでしょうが、このテンションを維持したままオーナーさんにお渡ししたいところですね。

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2020年8月20日 (木)

子犬の好奇心と警戒心

子犬の成長過程には、好奇心満載で、なんでも受けいれやすい時期と、警戒心が出てきて、馴れるのに時間がかかる時期とがあります。
一般に言われている「社会化期」はなんでも受け入れやすい時期になるべく多くの体験(経験)をさせて、将来人間社会の中で生きやすくさせてあげようという大切な期間です。
もちろん、社会化期の期間を過ぎてしまったからと言って社会化が出来ないわけではなく、たとえ社会化期が過ぎたとしても、更に社会化を強化してあげないと、ますます警戒心が強くなってしまう可能性があります。

好奇心が旺盛な時に、多くの経験をさせたい。
ある意味人間の子育てに近いのですが、好奇心が旺盛だからと、全てを自分で確認させなければいけないということではありません。
子犬にとって危なくないものは、例え最初は腰が引けていても、自力で近づいて確認させる時間をとってあげることが大事ですが、近寄って危ないもの、あるいはやって欲しくないことなどは、止めることが飼い主のお仕事です。

例えば、見習いはチビの頃、家の近所に急に現れたカバー付きの大型バイクを見てフリーズ。
腰が引けている中、しばらくどうするか待っていたら、自分で近寄って匂いを嗅いで、翌日からは気にしなくなりました。

危険度は飼い主の考え方や、子犬の種類(大型犬か小型犬か)によっても異なるで、それぞれに合わせた対応が必要ですが、ある意味危険ではなくても、子犬の取る行動によっては危険になることもあります。
例えば、地面に落ちている小石。
犬なら食べられるものとそうでないものの区別は出来るだろうと思われがちですが、意外と楽しんで口の中で転がしているうちに食べてしまったり、「あっ!」と言った瞬間に、ごくっと呑み込んでしまうケースもあります。
飼主がおおごとにしないで、素通りしてしまえば、犬も大して面白くないと思ってくれる場合もありますが、なかなか思い通りにいかないこともあります。

家の中でも同様です。
何気なく床に落ちている毛玉や、ドッグベッドについているファスナー。
大して気にしないでいると、いつの間にかカミカミして食べてしまったり、壊してしまったり。
「あ~ぁ。」となる前に、それより楽しいものを提案することで、エスカレートを防げるかもしれません。

もちろん、家の中では、当然子犬の口や手の届くところに危険なものを置かないことが鉄則ですが、道端にはいろいろなものが落ちています。
タバコの吸い殻、殺鼠剤、人間の食べ物や焼き鳥の串など、目の離せないものが沢山あります。
子犬育ては目が離せませんね。

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今日の散歩で、Nちゃんは地面のシミやら車、玄関前を掃除する人などなど、いろいろ気になるものがありました。

🍀2020年9月4日~6日
3Days イベント申し込み締め切りは8月22日
残席わずか。
詳細はこちら👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2020/06/post-6d5890.html

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2020年8月16日 (日)

パピートレーニング:怖いものは突然やってくる

夕方のパピーNさん散歩。
公園の広場でロングリードをつけて、場慣らしの練習。

呼び戻しには大分反応してくれるようになりました。
周りの状況が気になるのは当然のことですが、その中でも一生懸命人の話をきいてくれていました。

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ところが、尻尾をあげて楽しそうに動いているとき、珍しく(普段はそんなタイプのバイクはほとんど通らない通り)爆音を上げながらバイクが数台が10メートルほど離れた道を走り抜けていきました。

それを聞いたNさん、固まりました。
楽しそうな尻尾は一気にダウン。

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こればかりは、いくら環境設定していても、予測できない部分でしたが、さすがにトリーツも口に出来ないほど。

これからも沢山怖いものに遭遇することがあるでしょうが、それをどう受け止めるかが今後の犬生にも影響を及ぼしてくるので、軽く見ることはできません。
だからと言って、大げさに「大丈夫よ~、怖くないわよ~。」と言うのも、逆にその言葉で怖いこととリンク付けされる可能性があるので、特別にしないことが大事ですね。

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2020年8月15日 (土)

パピーレッスン:初散歩

今日はNさんの初散歩。
とは言え、あまりにも暑さが厳しいので、アシスタントたちの練習場まで抱いて行き、そこで初めて地面におろしてみました。

昨日家の中でハーネスとリーシュを付けて馴らしておいたので、ハーネスも嫌がらず、初めて地面に下りても固まることなくついてきてくれました。

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その後レッスンに同行してくれたNさん、レッスン場の初対面の人にも愛想を振りまき、レッスン中は夕べコングに入れて凍らせた一食分のごはんを静かに完食。

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帰りに寄った公園では、初めての草の上での初トイレ。

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警戒心は多少あるものの、好奇心旺盛。
この先どうなるか楽しみですね。


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