パピートレーニング

2021年9月 4日 (土)

ハウス?フリー?どっちがいい?

パピーレッスンから、ハウストレーニングをお願いしているWanByWanですが、中には、ハウスに入れるのはかわいそうだからと、レッスンを断られたこともあります。

かわいそうではないんですよ。とお話ししても、ハウスやサークルを使うことで、犬を隔離すると考えてしまう方には、なかなか受け入れていただけないものでした。

最近では災害時の同行避難や、地震の時に、家の中で物が落ちてきたりしても、ハウスにいることで安全が確保できることをお伝えすると、最初は気が進まなくても、次第にハウスを受け入れて下さる方が増えてきました。

また、緊急時以外でも、愛犬と一緒に旅行に行くとき、ダイニングルームに犬を連れて入れられないようなケースでは、馴れない部屋に一人で待たせなければいけません。
しかし悪戯や、不安からの排泄の失敗などの心配を回避できることから、ハウストレーニングを歓迎していただけるようになりました。

また、ドッグスポーツなど、様々な競技に参加する際も、待機中はほぼハウス(クレート)になるため、ハウスで落ち着いて待てないのは、犬のパフォーマンスを落とす可能性があるので、出来ればリラックスしてハウスで休んでいて欲しいものです。

先日、クライアントさんから、所用で一日犬を預ける予定があるというお話がありました。
預け先によっては、ハウス管理の場合と、フリーの場合があります。

ハウス管理であれば、ハウスに馴れていない犬は、閉じ込められてストレスで吠えたり泣いたりする可能性があります。
しかし、逆にフリーの場合は、知らない犬たちと接触する可能性があるため、犬が苦手な子にとっては、飼い主さんと離れていることだけでもストレスなのに、他の犬たちとの接触でさらにストレスをためてしまうかもしれません。

ハウスに入っていること自体はかわいそうなことではありません。
ハウスの中でも楽しいことがあると教えてあげることで、ハウスのストレスは軽減されていきます。
フリーお預かりより、ハウスの方が犬にとってストレスが少ない可能性もあります。

ハウス管理か、フリー預かりか。
愛犬の状況を考えながら、お預け先を考えてあげたいですね。

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2021年8月 8日 (日)

子犬をポジティブに育てるには。

子犬の悪戯に日々頭を悩ませている飼い主さんは少なくありません。
代表的なお困りごとは以下のようなものではないでしょうか。

①トイレを覚えてくれない
②悪戯(噛んで物を破壊する)がひどい
③甘噛みが激しい
④要求吠えが激しい


子犬のこれらの行動は当然通る道と言えますが、その度合いは個体によって異なります。
そしてそれを受ける飼い主側の受け取り方も様々です。

「このぐらい当たり前」と感じるのか、「こんなはずじゃなかった。」と感じるかはそれぞれです。

初めて子犬と暮らす家庭であっても、経験者であっても、受け取り方は様々です。

上記の犬の行動に対して、まず最初にやるべきことは、それらの行動が出づらい環境設定をすることです。

①トイレを失敗させづらい環境。
②悪戯をさせづらい環境。
③甘噛みをさせづらい環境。
④要求吠えが出づらい環境。


それらは一体どんな環境でしょう。

①トイレのタイミングを見計らって、トイレスペースに犬をいざないながら、さりげなくトイレのキューを教え、上手に出来たら言葉で褒め、失敗してもネガティブなことは言わない。
ハウスやサークルを効果的に使う。

②悪戯の対象になる物をは犬の居住空間に置かない。

③甘噛みをしたがるときは代替品(噛んでもいいおもちゃ)を提供したり、激しくなるほど興奮しそうになったら、ハウスやサークルにいざなってクールダウンさせる。

④要求に対してすぐ対応していると、要求がかなえられなかった時のストレスが吠えとなって出やすいので、ある意味、吠えても要求がかなわないことを教えてあげることが大事。吠えていないときにいいことが起こる頻度を増やしていく。

そして、一番大事なことは、犬と真剣に遊び、犬の学習をサポートし、心地よい疲労感で休む時間を取らせることです。

子供と同じで、よく遊び、よく食べ、よく寝ることが子犬育ての基本です。

小さいころにやらなかった悪戯を大きくなって急に始めることはあまりありません。

困った行動が出始めたら、原因を究明し、その行動が出づらい環境づくりを考えてみましょう。
試行錯誤しながら、子犬と一緒に成長していくことはとても楽しいことです。

そして、どうしても困ったら、一人で抱え込まないで、プロに相談してみましょう。

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手を噛みたくなったら、噛んでもいいおもちゃを提供しながら、遊びたくなるように誘ってあげます。

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2021年8月 2日 (月)

言葉のキューが理解できるまでには時間がかかります。

犬は跳びつくもの。
子犬は特に跳びつきやすいものですが、跳びつき癖がついてしまうと、飼い主以外に対しても跳びついてしまいます。

小型犬であれば、「かわいいですね。」で済むかもしれませんが、中・大型犬の場合、相手が子供やお年寄りであれば怪我をさせてしまう危険性もはらんでいます。

そこで、出来るだけ、跳びつくよりは座ってくれるようにと子犬の頃からレッスンで教えていきます。

どうやって教えるかと言えば、跳びついたときを強化せず、跳びつかなかった時だけを強化するという方法です。

「強化」と言うとわかりづらいですが、跳びついているときにはお相手をせず、跳びつかないでいるときに言葉で褒めたり、ご褒美にオヤツをあげたりしていくと、子犬は自分からオスワリするようになってきます。

しかし、子犬は「オスワリ」という言葉のキューを知りません。

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※S君はオスワリの言葉の意味を知っていますが、言われなくても座ってくれます。

座る確率があがってきたとき、犬が腰を下ろす直前に「オスワリ」と声をかけ続けていると、犬は腰を下ろすことが「オスワリ」なんだと少しずつ理解できるようになってくるのです。

言葉のキューが理解できていなくても、犬はオスワリすることができるので、ついついハンドラーは犬が「オスワリ」を理解したと思い込み、「オスワリ」と犬に言ってしまいがちですが、「オスワリ」の行動を理解していたとしても、「オスワリ」という言葉のキューと紐づけされたとは限りません。

紐づけされるまでには、繰り返し犬が自主的に座ることを強化し、言葉のキューをのせていく工程が必要になるからです。

もちろん、ハンドシグナルやトリーツをルアーのように使って「オスワリ」という行動を教えるのは一般的な方法ですが、跳びつきと相反する行動として上記のように「オスワリ」を教えていく方法も有効です。

跳びつきが気になっている人は是非トライしてみてください。

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2021年5月22日 (土)

パピーレッスン:甘噛みのはなし

子犬を迎えられたお宅にお伺いすると、必ず出てくるお困り行動の一つが「甘噛み」です。
「甘噛み」に対しては何度もとりあげていますので、お時間がある方は覗いてみてください。
👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2019/02/post-789c.html

おうちに来た時はやらなかった「甘噛み」も成長と共に、歯の生え変わりとの兼ね合いもあって出てくることがあります。
ほぼ、どの子も出てくると思います。
ただ、受け手の感じ方によって、許容できる範囲なのか、我慢できないレベルなのかは変わります。

前にも書いていますが、歯が当たる、歯を当てることを全く許容させないトレーナーさんもいますし、そう望む飼主さんもいます。

個人的には、甘噛みは「甘え」の表現のひとつと考えているので許容しています。
しかし、「甘噛み」と思って許していたら、実は「本気噛み」に移行していたなんてこともあるので、注意は必要です。

では、子犬はどういう状況で、人間の手を噛もうとするのでしょうか。

①人間の手は常に動いているので、つられて噛もうとする。
②人間が手をおもちゃにして犬と遊ぶので、犬も噛んでいいものと認識する。
③撫でてもらっているときに、甘えて噛んでくる。
④おもちゃを介して遊んでいるとき、間違って手を噛んでしまう。
⑤おもちゃを介して遊んでいるとき、興奮しておもちゃを持っている手を噛もうとする。
⑥自分のお気に入りを取り上げられそうになって、手を噛んでくる。
⑦ご飯を食べているとき、ごはんの傍で手が動くと、取られると思って噛んでくる。

ざっと以上のような状況が思いつきますが、「本気噛み」に繋がりそうな場面は、②、⑤、⑥、⑦あたりでしょうか。

①の対処法は、興奮して手に向かって来たら、犬の目の前から対象物を消すこと。
座っているのであれば、立って動きを止めることです。
人間が動かなければつまらないので噛みません。

②の場合は、早めに手をおもちゃにするのをやめて、手で遊ぼうとしたら、代替品を用意してあげることを繰り返し、代替品で遊べるように誘導していくといいでしょう。
おもちゃと勘違いされると、結構力強く噛んでくるようになってしまいます。
ここで気をつけたいのは、手をおもちゃにされるのは男性が意外と多いということ。
男性は多少歯があたっても大したことはありませんが、女性や子供の場合はそうもいかないので、早めに代替品に変えてあげましょう。

③は完全に甘えているので、私は許容していますが、力が強くなったら、「そっとねlと言って一度手を隠し、落ち着いたときにもう一度手を見せて強く噛まなかったら、「そうそう。」と褒めます。
強く噛もうとしたら、また同じことを繰り返して、優しくできるようになるまで待ちます。

④は不可抗力ですが、「痛い」と気持ちを伝えるのはOK。
ただ、叱ることはしません。犬がミスしただけですから。

⑤の場合は、興奮しているので、まずはクールダウン。一度動きを止めます。
落ち着いたら再開。それでも手を狙って来たら再びクールダウン。
何度も繰り返すことで、おもちゃはいいけど、手はダメだよという気持ちを伝えていきます。
ここで、「イケナイ!」と強く出たり、マズルを掴んだりすると逆効果です。

⑥や⑦に関しては、所有欲が強い状態になっているので、その行動自体を叱責するのではなく、人がそばに近づくと嫌なことではなくいいことが起きるというように環境を変えていきます。
特に⑥の場合は、取り上げるのではなく、その子にとって同等かそれ以上の物と「交換」という作業を繰り返して、持っている物を渡してくれるという「キュー」を教えてあげると、口から出せるようになるので、無理矢理取り上げる必要は無くなります。

蛇足ですが、以前持ち逃げされては困る物を咥えて逃げて、追いかけられるのを楽しんでいたパピーさんがいました。
飼い主さんは無理矢理取り上げようとしたところ、逆ギレされて噛まれるようになったそうです。

そこで、その子には「ハウス」を教えてあげました。
「ハウス」と言われたら、一目散に飛び込むほど鉄板になったところで、持って行かれては困る物を咥えているパピーさんに「ハウス」と言ったところ、頭はハウスに入ることにシフトし、咥えていたものを落としてハウスに飛び込みました。

その子は落としてくれましたが、中には咥えたまま入る犬もいるかもしれません。
そういう場合は、咥えている犬の傍に犬が好きな食べ物をいくつかばらまくというのも一つの方法です。
食べ物に夢中になっている間にさりげなく片づければ、大事には至りません。

子犬とのやりとりは言わば知恵比べ。
次から次へと進化していく子犬の成長を楽しみながら頑張りましょう。

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2021年5月14日 (金)

パピートレーニング:エラーを減らす環境設定

今日の午後のレッスンは生後7か月の女の子Mさん。

7
か月と言えば、人間でいうところの思春期。
いろいろ変化が出てくるところでもあります。
その分、丁寧に、納得してもらいながらいろいろなことを教えていくことに。

M
さんとは、いろいろなことに挑戦していきたいそうなので、基本は大事。

様々なドッグスポーツのスタートだけでなく、日常生活においても危険回避に役立ちます。
つまり、「脚側停座」。
文字にすると固いですが、簡単に言うと、ハンドラーの左隣で座っていること。

理想はこの位置。

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気をつけなければいけないのは、誘導の手の高さ。
ちょっと手の位置が高いと跳びついてしまうようになります。

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とにかくMさんやる気満々で良く動いてくれますが、実はちょっと警戒心が強いとのこと。
お散歩中にもフリーズしたり、帰り道や異常に急いで引っ張り気味だったりと、ちょっと大変そうなので、後半はお散歩の様子を見させていただきました。

確かに、ちょっと緊張する場所になると、オヤツが食べられないほどでしたが、ちょっとテンション高めに動いてあげると、ついてこられるので、ハードルはさほど高くなさそうです。

引っ張りが強い時は止まってあげると、ちゃんとハンドラーさんに意識を向けてくれます。

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何度か繰り返しているうちに、リードが緩んだ状態でも歩ける場面が増えてきました。

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少しずつ、何度も繰り返して、いい経験を増やしていきましょう。

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2021年5月 7日 (金)

形を教えるだけでなく、行動を教えましょう。

今日のプライベートレッスンは生後6か月のMさん。
二回目のレッスンでした。

おうちの床材が少し滑りやすかったので、前回タイルカーペットをお願いしたところ、今日伺ったときはMさんが歩くスペースには全て滑り止めカーペットが敷かれていました。

すべり止めが敷かれてからのMさんはとても活発に動き、気にしていた足の状態も現状問題ないそうです。

足場が安定していなければ、犬も動きづらかったり、あるいは関節等に痛みを感じてしまい、動くことを躊躇するようになってしまいます。
滑らなくなったのでMさん、後ろ足の蹴りが安定して、おうちの中での遊びも楽しそうです。

さて、M
さんは小型犬なのに、とてもきれいな脚側停座をしてくれます。

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「小型犬なのに」というのは、おうちの中で飼い主さんの足にまとわりついて、足に当たったり、踏まれそうになったりと、結構危ないシーンが多いので、足の傍に寄るのを躊躇するようになる小型犬が少なくないことから敢えて言ったのですが、Mさんはピッタリくっついてくれます。

そこで、今日はそこから一歩一緒に踏み出す練習。

最初は、トリーツをルアー代わりに、初めの一歩を誘導します。

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何度か繰り返すうちに、一歩がスムースに出るようになってきたら、持ってきたトリーツの位置を少し上げていきます。

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一歩ずつ、細かいステップで出来たことを褒めていきます。

ところがMさん、オスワリをするとすぐフセてしまいます。
特に何も言っていないにフセをしてしまうのです。
「フセ」は悪いことではないので、自発的に伏せていることに関しては言葉で褒めたりしながら、強化していきますが、オスワリをお願いしてもすぐフセをしてしまうのでお聞きしたところ、「オスワリ」「フセ」「ゴロン」をいつもパターンでやらせているので、「オスワリ」のあと勝手に伏せるようになってしまったとのこと。
ちゃんと学習しているんですね。

ところが、Mさん立っているときに「オスワリ」と言えば座れるし、オスワリしているときのフセもスムースに出来ますが、フセをしてしまってから「オスワリ」と言っても全くできません。

M
さんの頭の中には、「オスワリ」は立っているときにするものと学んでいるので、フセからオスワリが出来るとは思っていなかったようです。

そこで、いろんなバリエーションがあることを教えてあげることに。

今日はフードでも意欲的に動いてくれたMさん。
少しトレーニングが楽しくなってきてくれたら嬉しいですね。

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2021年4月22日 (木)

パピートレーニング:子犬育ては繰り返し

今日は間もなく生後4か月になる女の子のプライベートレッスンでした。

先住犬は以前からプライベートレッスンをさせていただいているので、飼い主さんもある意味犬飼いベテランさん。
しかし、犬はみんな性格も違う個体。
同じようにやってもうまく行くとは限りません。

今回は日常生活で見られるお困り行動へのアドバイスに伺ってきました。

お邪魔してしばらくすると自ら傍に寄ってくれて、「アタシ出来るのよ。」と言わんばかりにオスワリしてみせてくれました。
すかさず褒めてあげます。

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引っ張りっこがお好きとのことなので、遊んでもらいました。

ロープトイを動かすとすぐ誘いにのってくれます。

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テンションがあがり過ぎると、興奮して制御がきかなくなるそうなので、飼い主さんと一緒に遊んでいる様子も見せていただきました。
とても楽しそうに遊んでいます。

なかなかテンションがあがらない子犬の場合は、なんとかして誘いにのってもらうために、こちらもテンションをあげながら、かつまた押しつけにならないように、子犬が遊びたくなる環境づくりをしていきますが、すでに引っ張りっこ遊びの楽しさを知っているVさんの場合は、テンションがあがり過ぎないようロープをあまり上に上げ過ぎず、左右に動かしていきます。
 
そして、時折ロープをVさんに渡してあげると、Vさん途端に興味が無くなるようなので、興味が無くなった瞬間にロープを投げてみました。

最初は投げられたロープにもあまり興味を示さなかったのですが、何度か繰り返すうちに、自分で取に行くようになりました。
もちろん、持ってきてくれたら再び引っ張りっこ。
楽しい余韻の残るうちに、ロープを投げて、持ってきて欲しいという気持ちを楽しそうに伝えていたら、拾ってきてくれるようになりました。

Vさんの遊びのレパートリーが少し広がったようです。

これからが楽しみですね。

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2021年4月18日 (日)

パピートレーニング:好ましい行動のみを強化すれば「ノー」はいらない。

今朝アシスタントたちの練習をしていたとき、たまたま生徒さん(S君)が散歩で通りかかりました。
そこで、見習いの練習を少し見ていただいた後、アシスタントとご挨拶に行きました。

S君はアシスタントや見習いとの面識が無いので、初対面のリアクションが気になりましたが、アシスタントのニコルは軽く挨拶を済ませると、S君に知らん顔しているので、S君もさほど興奮せず、どちらかというと、私の方に跳びつきながら挨拶をせがんできました。

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それを見て、ついつい「ノー」と言いたくなってしまう飼い主さん。
「ノー」の意味は果たしてS君に伝わるでしょうか。
跳びつきをいさめられているのか、私に関心を向けて挨拶しようとしている気持ちをいさめられているのか、実際はわかりづらいものです。

基本的にこの程度のことであれば、「ノー」は言いません。
言いませんが、跳びつくS君になんのリアクションもしません。
代わりに、オスワリしているニコルを褒めながらトリーツをあげていきます。

すると、S君、ニコルの様子を見ながら自分からオスワリしてくれたので、その瞬間を逃さず褒めて、トリーツもあげます。

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座り続けていられたら、もっと褒めてあげます。

興奮している生後5か月のS君に、「オスワリ」を言ったとしても、外の刺激の中で出来るとは限らないので敢えて何も言いません。
ただ、好ましい行動を取ったときだけマークして褒めるだけです。

跳びつく相手が見ず知らずの人の場合は、リードを止めて跳びつかせないようにします。
相手の方が犬好きとは限りませんし、犬好きの場合は逆に跳びつきを強化させてしまうこともあります。

これからが楽しみなS君です。

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2021年4月17日 (土)

犬の成長に合わせたトレーニング

今日のプライベートレッスンは5か月の男子、S君。

生後2か月の時からお伺いし、パピートレーニングの基礎をお伝えしたので、おうちの中でも外でも、好ましい行動が増えて嬉しい限りです。

しかし、散歩に出るようになれば、また新たな問題にも遭遇し、成長と共に要求も増えて、対応もそれなりに大変になってきました。
当然です。
子犬は日々、体も頭も成長しているのですから。

そこで、これからは今までやってきたことをベースに、成長に合わせたトレーニングを行っていきます。

まずは、「呼び戻し」の強化。
今までは、呼ばれて近くに来てくれたらヨシとしてきましたが、これからはもう少し確実に傍に来るように教えていきます。

いつも50センチくらい離れてオスワリをしていたS君。

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少し練習していただいたら、

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かなり近くまで来て座れるようになりました。

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子犬の頃は体もまだ不安定なので、あまり真上を向かせる必要はありまんが、少し体が出来てきたら、もう少しハンドラーの近くに来るように教えていきます。

確実に来られるようになってきたら、いて欲しい場所、例えば左脚側など、ポジションを教えていきます。
焦らず、少しずつ、伝えていきます。

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2021年3月 7日 (日)

ドッグトレーニング:寝るならハウスの方がいいんじゃない?

パピーレッスンにお伺いするときは、ほぼハウス(サークルやクレート)が用意されているご家庭ばかりですが、なかなか上手に活用できずに困っていらっしゃる場合がほとんどです。

つまり、ハウスに入れると吠える。
だからついつい出してしまう。
するとなかなか入ってくれなくなる。
という感じです。

吠えなくてもいい状況を作るために、ハウストレーニングは初めから徹底してお願いしていますが、犬たちも、ハウスが心地いい場所だと理解出来れば、自分から勝手に入ってくれるようになります。

我が家の見習いでさえも、眠くなったらハウスに入ることを小さいうちに覚えました。

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勝手に入っているので、ドアが開いていても出てきません。

今日プライベートレッスンでお伺いしたMさんも、話が始まるとさっさとハウスに入って寝てしまいます。
たまたまその時間はお昼寝の時間ということもありますが、以前は、私が伺っている間は大興奮で、ハウスに自分から入ることはありませんでした。

もちろん、ハウストレーニングはしているので、「ハウス」と言えば、飛び込んでくれますが、ドアが開いていればすぐに出てきていました。

今日のMさんの様子を見て、飼い主さんから、いつもハウスのドアを開けておいてもいいかというご質問がありました。
今日のように、眠くなったら自分でハウスに入ってくれるのはとてもいいことですし、ついつい自由にさせてあげたい気持ちになるのはよくわかります。
しかし、現状Mさんは、ちょっと目を離すと小さいお子さんのおもちゃやビニールなど、口にしてほしくない物をかじっていたり、まだまだ悪戯盛りです。

悪戯の楽しさを学習していけば、いつ危険なものを口にしないとも限りません。
一番怖いのは、吐けず、排泄できずで、開腹手術になることです。

もう少し頑張れば、恐らくMさんの悪戯は減ってきます。
小さいころにやっていない悪戯は大人になって急に始めることはあまりありません。
悪戯するより、人間と遊ぶことが楽しいと学習していけば、成長と共に悪戯は減ってきます。
愛犬の安全を確保するためには、人間のちょっとした我慢も必要です。

そもそも、おうちの中に、悪戯の種が全くなければハウスのドアを開けておくことは問題ありません。
もちろん、「ハウス」と言われて素直に入れるくらいトレーニングが出来ていることが前提です。
来客時や、人間の食事時などに、ハウスを活用して問題行動を予防出来ればいいのです。

日常生活上、飼い主さんと一緒にソファに座ってテレビを観ていようが、窓から外を眺めていようが、犬が家の中で自由にしていることは全く問題ありません。

要はハウスに嫌がらずに入っていることが出来ればいいのです。

※テリトリーの意識が広がってしまい、別の問題行動が出てくる場合はその状況によって行動に制限をかけることはあります。

先日あったちょっと大きめの地震のとき、別の小型犬のクライアントさんから、何をどうしようかと慌ててしまったとき、とりあえず愛犬をハウスに入れて、自分の傍に置いておくことが出来たのが一番良かったとおっしゃっていました。
愛犬が走り回ったりすれば、当然そちらの方に気が行き、避難が遅れることもあります。
抱っこしていれば、手がふさがってしまいます。
ハウストレーニングは、愛犬の問題行動を防止できますし、安全を確保することもできます。
そして何より、安心して寝る場所として確保したいところです。

我がアシスタントは、ソファで寝ているとき私が隣に座ればやはり気になりますし、立ち上がればその都度目が覚めるので、自分からハウスに行ってしまいます。

犬も一人になりたいときがあります。
その場所としてハウスを選んでもらうと安心できますね。

ハウスに馴れれば、レッスン中もハウスの中でのんびり寝ていることもできます。
開いていてもOKが出なければ待っていられます。

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ハウストレーニングは、全然かわいそうではありません。
ゲーム感覚で始めてみませんか?

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