パピートレーニング

2025年3月 7日 (金)

人が変わると犬も変わる

恐らく前にも書いた内容ですが、様々なシチュエーションで実感できると思います。

例えば、
人が食べているとき、足元でおねだりしている愛犬についつい何かあげてしまっていたのをピタッと止めると、最初は執拗におねだりしてきますが、そのうちもらえないことがわかってあきらめ、おねだりをしなくなります。

散歩の時間やご飯の時間など、犬が先走って要求しているとき、すぐ応じてしまえば、犬は要求すれば欲しいものがすぐに手に入ると学習しますが、犬の要求を理解したうえで、すぐに応じなければ、犬は待つことを学習していきます。

つまり、犬が悪いのではなく、人の接し方が犬の問題行動を促しているわけです。

人の行動が変わると、犬の行動も変わります。


さて、今日は生後9ヵ月のK君のプライベートレッスンでした。
元気いっぱいなK君。
そのエネルギーをどう発散させてあげるのかが当面の課題ですが、お散歩時の行動も若い犬ならではの問題が沢山あります。
そこで、Kさんに少しずつ新しい習慣を作ってもらうように飼い主様の行動を少し変えていただくようにお願いしたところ、今日は大きな改善が見られました。


日々のお散歩で、飼い主さんが頑張ってくださっている成果ですね。

以前より、飼い主さんへの意識も高まり、

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おうちの中だけでなく、外でも出来ることが増えてきました。

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あきらめずに、繰り返し伝えていくことが重要ですね。


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2025年3月 3日 (月)

愛犬のトイレは、外?中?

子犬のころ、あんなに大変だったトイレトレーニング。
散歩に行かれるようになって、外でもトイレができるようになると、飼い主はホッとします。

それでいいでしょうか。

よくお困りごとの相談にあがってくるのが、
「トイレを覚えてくれない」というもの。

「トイレを覚える」とは、トイレの場所を認識し、排泄したくなったら、トイレまで自力で行って用をたせるようになることですが、実際はそれだけではありません。
欧米の一般的な戸建て住宅の場合、ドアに取り付けられた犬用のドアから犬が勝手にバックヤードにトイレをしに行く話や、大型犬の場合は、ドアを手で掻いて、トイレを知らせるなんてことがよくあるので、トイレトレーニングの最終形は、バックヤードでトイレをすることだったりしますが、日本の住宅事情では、多くの飼い主さんが集合住宅に住んでいたり、あるいは戸建てであっても、庭がなかったりと、犬には厳しい環境だったりします。

そんなときはどうするのか。

外で排泄できるようになれば確かに楽です。
散歩に連れて行ったときにトイレを促してあげればいいのですが、悪天候の場合や、お腹の痛い時など、外まで行く時間がかかるような状態は人にも犬には辛いものです。

そこで、出来ればトイレは中でも外でも、どちらでもできるように教えてあげることが重要です。

外でトイレをするようになると、なかなか家の中ではしてくれなくなりますが、一日一回ぐらいは、トイレのキューでトイレシーツを使って家の中でも排泄する習慣を作っておいてあげると、いざというときや、旅行などの出先でもお互いのストレスが軽減されます。

つまり、トイレのキューを犬が理解できて、お願いした時にトイレをしてくれる状況が、いわゆる日本的なトイレトレーニングと言ってもいいでしょう。

我が家の場合、当然子犬のころにトイレシーツを使ってトイレのキューで排泄することを教えているので、外で排泄できるようになっても、悪天候の時は、家の中にトイレシーツを敷いてお願いするようにしています。
特に自室が3階なので、お腹が痛い時などは当然外まで我慢は出来ません。
夜中でも、私を起こさなくても排泄できる状態にしておいてあげると、犬もストレスが軽減されますね。

海外の人から見ると、日本の犬のトイレ事情はある意味不思議かもしれませんが、集合住宅の敷地内では犬を歩かせられない環境だったり、タワーマンションにお住いの方々にとっては「中トイレ」は欠かせないので、外・中、両方で出来るようにしてあげるといいでしょう。

特に、年齢を重ねると、介護が必要になることもあるでしょう。
先を予測したトレーニングは大事ですね。

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2025年3月 2日 (日)

刺激への対処法は?

人間社会で日々当たり前に起こる様々な事象に関して、平常心を保てる犬は素晴らしい。
また、多少びっくりすることがあったとしても、リカバリーが速い犬はよく社会化されていると言っていいでしょう。

しかし、現実的には、様々な「物」や「事」に対して社会化トレーニングを行ってきても、100パーセント社会化できるとは限らないので、「社会化は犬にとって一生涯続くもの」といつも書いているわけです。

「社会化」とは「馴らしてあげる」ことです。
人間社会においてあたりまえに往来する、車、バイク、自転車、他犬、他人、走る子供、道端に置かれたゴミ袋や店先の上り旗、シャッターの開閉音、緊急車両のサイレンなどなど、毎日遭遇するものから、たまにしか遭遇しないものまで、多くの刺激に馴らしてあげることが「社会化」です。

全てにフレンドリーである必要はありません。
気にしないでいられることが大事です。

そのためのトレーニングの過程で、反応性が高くない場合は、普通でいられたら褒めてその行動を強化してあげればいいのですが、すでになにがしかの反応が出ている場合は、少しずつその刺激対象物に「馴らす」作業が必要になります。

では、日常の散歩で遭遇してしまう刺激対象物に対してはどう対処したらいいのでしょうか。

ここで重要なのは、刺激に対しての反応の度合いです。
どれくらい距離が取れれば大丈夫なのかが重要なポイントになります。

距離が取れない状態で遭遇してしまったときの緊急時どう対処すればいいのか。
一番簡単なのは、距離を取るために逃げること。
犬にやって欲しくない行動を取らせないためには、刺激に馴れていない状態で刺激と遭遇するのは出来れば避けたいので逃げるしかありません。

逃げられないときは、気持ちをそらしてあげること。
そんなシチュエーションで有効なのが食べ物や大好きなオモチャだったりしますが、犬が先に刺激に気づいてロックしたらそれも有効ではありません。
早めに気づいて気をそらすことが必要です。

オヤツを使って気をそらす方法に対して、一生オヤツ漬けになったら困ると思ってやらない人がいます。
そんなことはありません。
なぜなら、オヤツを見せて気をそらすのではなく、犬がハンドラーに対して意識を向けたことに対してご褒美としてオヤツをあげているからです。
つまり、犬の目の前にいつもオヤツをぶら下げているわけではないということです。

もう一つは鉄板のキューを作ること。
例えば「オスワリ」と言ったら、何があっても座ることと教えておくことで、飛びつきなどが回避できる場合もあります。

こういった対処法をその犬のレベルや状況によって使い分けながら、少しずつ刺激に馴らしていくトレーニングが別途必要になります。
一発殴って言うことを聞かせようとは思わないでくださいね。

今までやってきた行動パターンをすぐに変えることはできません。
時間をかけて、犬にとって「大丈夫」な気持ちを作ってあげることが大切です。

しかし、ここでもうひとつ大事なことは、犬は機械ではないので、行動変容が済んだからと言って、一生同じ状況が続くわけではありません。
犬にも感情はありますから、何か気に入らないことがあれば、今までやらなかった行動が急に出ることもあるでしょう。
油断は禁物ですね。


さて、今日も意識改革中のKさん。
お散歩とは、周りを気にして吠えることではなく、ママと一緒に楽しく歩くことと理解してもらうことが目標。

ママの意識が変わると、Kさんの意識も変化します。

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人が近くに来ると吠えることが今は課題のKさんが、ママへの意識強化で、狭い道で人とすれ違ってもスルーすることができました。

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座っているのは、ママがKさんのアイコンタクトに対してご褒美のオヤツをあげようとしたら、自主的に座っただけで、人が来たから座らせたのではありません。

気になるものが一つずつ減っていくといいですね。

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2025年2月19日 (水)

犬を暇にさせない

なんとも抽象的なお題ですが、好奇心が旺盛な犬ほど、暇な時間があるといろいろやらかします。
犬はただ、楽しいことはないか、刺激は無いか、と周りばかりを気にして、自分の世界の中で満足することを考えて行動しているので、何も悪いことをしているわけではないのですが、外部からの刺激に興奮してしまうようになると、ハンドラーの声も耳に届きにくくなってしまうので、常にハンドラーの存在は意識しておいてほしいものです。

もちろん、一人でいる時間をリラックスしていることも大事です。

では、どうすれば犬のきもちを満たしてあげることができるのでしょうか。

答えは、犬と関わる時間を濃密なものにすることです。
犬と関わっている時間は真剣に犬と向き合い、遊びだろうがトレーニングだろうが、一緒に楽しみ、休む時は一人で静かに休む習慣をつけていくことです。

真剣に遊んだりトレーニングしたりすれば、犬は頭も使うし、体も使うので、ある意味疲れます。
疲れたら一人で休むことを習慣にすることで、犬は一人でいることが苦痛ではなくなります。

子犬のころは一人遊び用のグッズを使うのは問題ありません。
それによって、クレートやケージの破壊が防げるのであればどんどん利用しましょう。

しかし、成長と共に人とのコミュニケーションが取れるようになってきたら、オンとオフをきちんと教えてあげること重要です。
「じっとしていなさい」と言ってもなかなか出来ないので、じっとしていやすい環境づくりも大事です。


これは家の中だけでなく、外でも同じです。
犬が多少なりとも一緒に散歩している飼い主に意識を向けていなければ、落ちている物を拾い食いしたり、視界に入ったカラスやハトにロックオンしてしまうこともあるでしょう。
たとえ一瞬気持ちが刺激に持って行かれたとしても、すぐに飼い主の声で我に返ってくれれば問題ありません。
そのためには、日ごろから、飼い主への意識づけを強化しておくことが重要ですね。


さて、今日は若いK君のお散歩レッスンがありました。
おうちの中の行動はだいぶ落ち着いてきて、ご家族とのコミュニケーションもとてもよく取れるようになっていますが、思春期真っただ中の彼にとって、外は刺激満載。
一歩外に出ると、何か面白いことはないかと、気持ちは全部外向きになっているので、少し飼い主のことを気にかけてもらうように練習していただきました。

活動的なボーダー・コリーにゆっくり歩けと言うのはなかなか難しいので、歩度を速めていただいたところ、お互い少し歩きやすそうになりました。
日々の努力のおかげで、今や車には無反応なK君です。

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思春期はまだまだ続くので、サポートは欠かせませんね。

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2025年2月17日 (月)

勉強は楽しくないと続かない

人間の学校教育において、子供たちがなかなか勉強がはかどらない理由として、「つまらない」や「楽しくない」などがあります。
好きな科目は楽しいけれど、苦手な科目は楽しくない。
これは当然のことです。
そこで先生方の中には、子供たちが興味を持ってついてこられるように様々な工夫をしています。
本当に大変でしょう。

犬のトレーニングでも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
うまくできずに罰ばかり受けている犬が、果たしてトレーニングに参加しようと思うでしょうか。

どうやったら、犬の集中を持続させることができるのか。
いつもハンドラーを悩ませる問題です。

そもそも、子犬は集中力が持続出来ないので、最初から高望みをしてはいけません。
しかし、ある程度わかってきたら、犬達が自分から作業(トレーニング)に参加しようというきもちづくりが大事になってきます。

集中を欠くようなディストラクションがあったとしても、あるいは、黙って待っていなければいけない状況であったとしても、犬がその作業に期待感を持つためのモチベーションを無視してはいけませんね。


さて、今日の朝練では、昨日に引き続き新たなディストラクションが見習いを誘惑し続けていました。
刺激が視界に入った瞬間少し集中を欠きましたが、その後はちゃんと付いてきてくれました。

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こんなときは、簡単な作業でも、ちゃんと出来たらしっかり褒めて遊びます。

先日の競技会でも、その前の競技会でも、主催団体はそれぞれ異なりましたが、作業前や作業中に、犬の首輪を何度も引き上げているハンドラーを見ました。
これから競技リンクに入ろうというとき、グイッとリードを引いたり、犬の集中が落ちかけたときに、リードを引き上げたり。
恐らく無意識にやっているのだと思いますが、犬は決して楽しそうには見えませんでした。

「楽しい」きもちをなくさないようにサポートしていくことが大切ですね。

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2025年2月16日 (日)

社会化は日々つづく

「犬の社会化」と言うと、「子犬の社会化」のみが浮き彫りにされがちですが、実際は、子犬のころの社会化は当然のこと、その後若い思春期の時代から成犬に至るまで、さらには成犬になってからも、犬達は様々なことや物に遭遇するので、社会化はずっと続くと言っていいでしょう。
「社会化」が犬達のメンタルを成長させていく糧になっていきます。

愛犬の成長にあわせて、社会化サポートをしてあげることが大事ですね。


さて、今日の見習いの朝練は、見習いにとってはとても刺激的でした。
人や犬に興味津々な見習いにとって、バスケットボールで遊ぶ小学生や、自前のボールを追いかけて走り回る小型犬は大好物です。

子犬のころのように、走って行こうとすることはありませんが、視界に入ったとたんに一声吠えたり、集中力が落ちてしまうことはよくある状況です。
しかし、今回は一瞬目で確認した後、すぐにトレーニングモードに戻ることができました。

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我が家の練習している場所の中には、子供たちや犬が遊びまわる所もあるので、とてもいいディストラクション環境です。

気持ちがそれたことをネガティブに叱るのではなく、集中が取れていることを褒めて強化していくことで、それが習慣になっていくのは、すべての社会化練習に共通しています。
状況の変化に対してリアクティブに反応しなくても大丈夫なメンタルづくりが重要ですね。

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根気よく続けていきましょう。

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2025年2月 4日 (火)

犬との折り合い

犬の要求すべてを受け入れてあげられるのであれば、どうぞ応えてあげてください。

でも、「今日はダメ」とか、「これは食べてもいいけど、それはダメ」とその時々で人間の都合を押し付けなければならないのであれば、阿吽の呼吸が出来るまでは、ある程度の行動制限をかけながら、わかりやすいルールを教えてあげましょう。

「かわいそうだから」と言って犬の要求に応じてしまえば、いつでもどこでも犬の要求に応えてあげないと、犬は「ダメ」と言われるたびにストレスを感じてしまうようになります。

まずは、習慣になるまで、体が自然に動くようになるまでは、愛犬の安全を確保して、愛犬が理解しやすい方法で伝えていくことが肝心ですね。

今から30年近く前に我が家に初めて迎えたボーダー・コリー。
生後2ヵ月でやってきて、とにかく賢かった(飼い主バカ)ので、夜寝るときは寝室で一緒に寝ていました。
ケージはありますが、夜中にトイレに行かれるように開けたまま。
幸い寝室には特にいたずら出来るものがなかったこともあり、問題行動は出ませんでしたが、毎朝5時になると私のベッドに上ってきて、私の顔を舐めるようになりました。

子供のころから犬と一緒に寝る生活にあこがれていた私にとって、この瞬間は極上の時間だったのですが、3日目ぐらいに気づきました。
毎朝5持、犬に起こされて起きる習慣をこれから先十何年も続くのだろうか・・・。

最初は楽しくて起こされるままに起きていましたが、もし起きなければもっと激しく起こしに来る可能性もあるし、具合が悪くて5時に起きられないことも出てくるはず。
そんなとき、この子はストレスにならないのだろうか。

そして4日目の朝、私は顔をどんなに舐められても起きずに寝たふりをしました。
あきらめた子犬は、ベッドの足元まで下がって伏せて待つようになりました。
私は薄目を開けて、子犬が伏せたのを確認できたら、勝手に起きるようにし、
自分のペースで朝は起きると彼女に伝えることができました。
このやり取りの中で、私は子犬に一切ネガティブなことは言っていませんが、子犬にはちゃんと伝わりました。

犬と暮らし始めると、様々な感動があります。
かわいい彼らについついほだされてしまうこともあるでしょう。
長年暮らしたパートナーであれば、犬も人間のパターンを学習しているので、多少の臨機応変さは出てきますが、一緒に暮らし始めた犬たちにとっては全てが新鮮で、学習の対象になります。

「こうやればうまくいく」と学習した犬たちは根気よく自分のペースで人を動かそうとします。
そしていつの日か大きな勘違いをしてしまうのです。

「この家は私が管理するわ。」

インターホンが鳴れば、吠えながら玄関に走り、窓辺に知らない人が見えれば、近づかないように警戒吠えをし、お客さんが帰ろうとすると、勝手に群れから離れないようにと威嚇し、ご飯が遅いと吠えて催促し、食べ始めると、自分のものだと主張して周りに人を寄せ付けない。

これらは、ちょっとした犬の勘違いから始まっています。
犬が悪いのではありませんが、頑張りすぎる犬は時に歯をむくこともあるでしょう。

そうならないように、犬が勘違いしないように、小さいころからわかりやすく共存生活のルールを教えてあげることが大事ですね。

ちなみに現アシスタントは私と一緒に寝ているので、特に起こしには来ません。
見習いの方は、ドッグベッドで寝ているので、私が起きたように見えると挨拶に来ますが、軽く挨拶する程度で、しつこく起こしには来ません。
しつこく来ても起きないことを学習しているからです。

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愛犬との共同生活、お互いなるべくストレスレスに出来るといいですね。

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2025年1月30日 (木)

首輪を持たれることに馴らす

今日たまたまポップアップされたSNSの投稿。
首輪を持たれた子犬が必死で反抗して自由になろうと、首輪を持っている人に唸ったり噛もうとしていました。
そして、その動画を見た人が「虐待」とコメントしているというお話。

確かに、必死でもがく子犬を保定している様子はある種の虐待にも見えるかもしれませんが、その後子犬は少し静かになりました。
もがいても無駄だと少し学習したのでしょう。

力づくで犬を押さえつけるのはいただけませんが、犬の動きを止めることはある意味重要です。
それは犬の安全確保においても大事なことだからです。

先日、「首輪を掴まれることに馴らす」ことを書きました。
犬はそもそも自由を束縛されるのを好みません。
初めてリードを付けた子犬はリードによって自由が阻害されて暴れることもあります。
それを「イケナイ」と叱るよりは、リードが付いているといいことがあると犬に教えた方が犬のストレスは軽減されます。

首輪を持たれることも同様です。
犬が好きなオヤツを使いながら、首輪に触ったり掴んだりされることに馴らしてあげることで、犬は首輪を持たれても反抗しなくなります。

要は楽しいことと結びつけることで苦手を減らしていくことです。

首輪を掴んでガンガン引っ張ったりするのではなく、首輪を掴みながらおいしいオヤツを一つずつ継続的に上げていくだけで、首輪への嫌悪感が軽減されます。

大したことには思えないかもしれませんが、嫌なことを無理強いするのではなく、小さいころから馴らしてあげるといいでしょう。


さて、我が家の見習いは、アシスタントが練習中静かに座っていることを学んでいます。
静かに待っていれば自分の番が来ることはわかっていますが、それ以前に静かに待っていられたらアシスタント同様見習いにもオヤツが届けられます。

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トレーニングは楽しくなければ続きませんね。

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2025年1月26日 (日)

リードはちょっと長めがいい。

愛犬とのお散歩にリードは不可欠です。
畑の中の一本道や、自分の裏山などでのお散歩以外であれば、当然他の人やものと遭遇するので、愛犬の安全面だけでなく、他への迷惑防止のためにも必須のツールですが、都会での散歩では、他との距離が取れない分、どうしてもリードを短く持たなければいけない状況になってしまうことも少なくありません。

しかし、もし一緒に歩く練習をするのであれば、短いリードで、いつもリードのテンションが張った状態であるくのではなく、少し長めのリードを使って、リードが緩んでいる状態で歩く練習をすることが大事です。
なぜなら、リードが張っていることで犬の行動が変わってしまうことが多々あるからです。

さらに、リードが短いというのは、犬にとっての選択肢が少なくなるからです。
つまり、犬は刺激対象物から距離を取りたいと思っても、リードの長さが1メートル20cmぐらいの場合、特に小型犬であれば、犬の体高が低いことからも、ハンドラーのそばにいるだけでもリードが張り気味になりやすくなって、ハンドラーの後ろに隠れようと思っても動けない状況になってしまうからです。

ある程度の長さがあれば、長くも短くも手で調整が出来るので、犬の精神状態によって変えてあげることができます。

犬は逃げ場を失うと、「窮鼠猫を噛む」のたとえどおり、反撃に出ることもあります。
要は、犬が自分の安全を確保できる選択肢を持てるようにしておくことが大事と言うことですね。


さて、今日は、若いMさんの屋外レッスン。
日曜日と言うこともあり、都内の公園はあっという間に駐車場がいっぱいになるほどドッグランの利用者が集まります。
そんな中で、走り回る犬達を遠目に見ながら、どう行動したらいいのか、Mさんに少しずつ考えてもらうことにしました。

リードが張らない距離にいることを褒め、刺激が大きすぎないように環境を調整し、Mさんのそばには安心できる飼い主さんがいるということを学ぶレッスンとなりました。

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公園に、ランナーや子供や犬がいるのはあたりまえ。
いちいち気にしないで、ママとの時間を大事にしてもらうために、いろいろ頑張ったMさんでした。とれな

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2025年1月22日 (水)

お散歩練習

「犬のお散歩なんてあたりまえに出来るもの」と犬と暮らし始めるまで思っている人は少なくありません。
なぜなら、みなさん簡単そうにお散歩されているのを目にするからです。

しかし、実際犬と暮らして、子犬とお散歩に出るようになると、いろいろな問題と遭遇します。

拾い食い
落ち葉追い
小石食い
他人への飛びつき
車やバイク追いや吠え
他犬への過剰反応などなど

思いもよらなかったことがあとからあとから出てくるものです。

さらに成長すると、オスであればマーキングが始まり、それはそれで困る場合もあります。

しかし、初めからそういうことが起きるであろうとある程度想定して対処していくことで、酷くなる前に改善することもできます。
犬にばかり勉強(トレーニング)を強いるのではなく、人も犬のことを勉強することが不可欠ですね。

さて、今日は生後8ヵ月のK君のお散歩レッスンがありました。
生後8ヵ月は思春期が始まったところ。
気になるものがたくさんあるので、人の声がなかなか耳に届きにくい状況ですが、お散歩当初からお願いした練習を日々続けていただいていることもあり、おうちのご近所は大分落ち着いて歩けるようになっています。

バイクや車、自転車への反応もほとんどありません。
現在の最大の課題は犬。
なぜなら、K君はよく小型犬に吠えられるそうで、最近はそれに対して吠え返すそうです。
誰だって吠えられたくはありませんが、無視できるようになることが大事。

他犬をあまり気にしないでいられるようになるにはどうすればいいのか。
今日はオヤツやおもちゃを屈指しながら、K君を暇にさせず、コミュニケーションを多く取りながら歩いてみました。

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暇になると、地面に落ちているものや、通りの反対側を歩く犬を探すのはどの子も同じ。

根気よく育てていきましょう。

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