バランスエクセサイズ

2023年12月12日 (火)

体をバランスよく使うためには

「犬は運動神経がいいから、ミスなどするはずがない。」と小さいころから思っていましたが、犬たちの生活が長くなると、犬も普通にバランスを崩したり、躓いたりするものだということに気づきました。

かつては、階段の上からフラッと降ってきた犬を抱きとめたこともあったので、犬も目算を誤ることがあるのだと知りました。

もともと犬は前肢の動きは意識していますが、後肢に関してはあまり意識していません。
猫のように障害物の間を上手に避けて歩くということはしづらいものです。

ドッグダンスの場合は、バックステップやサイドステップがあるので、後肢の意識づけを早いうちから行いますが、一般の家庭犬の場合敢えてそんなことを教える人はあまりいません。

しかし、身体をバランスよく使うためには後肢への意識づけも重要になって来るので、時間があったら、バックステップを教えてみるのもいいでしょう。

さて、今日は若いA君のプライベートレッスンがありました。
あいにくのお天気で、お家の中でのレッスンになったので、今回はキャバレッティを体験してもらうことにしました。

キャバレッティとは馬術のトレーニングの一種で、等間隔に並んでいる横木を軽速歩で通り抜けることですが、犬のバランス練習にも取り入れられています。

初めは後肢がピノキオ状態になってしまったA君ですが、慣れてきたら上手に通過できるようになりました。

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そのあとは、飼い主さんと一緒のスラローム練習。
一定の間隔に置かれたコーンの周りをヒールワークで移動していただきました。

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キャバレッティでウォーミングアップ出来たA君は、上手に後肢をスライドさせながら、スラロームすることが出来ました。

しなやかな体使いを覚えてもらえるといいですね。

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2023年10月25日 (水)

愛犬の性格どれくらい理解していますか?

犬の気質は、子犬の頃から見え始めます。
ブリーダーのところにいるころから片鱗が見え始めるので、ブリーダーは新しい飼い主さんのご希望に沿った形で子犬を選ぶこともできます。
例えば、大人しい子、好奇心旺盛な子、我を張らない子、のんびりタイプなどなど、個性は小さいころから見え隠れしています。

いわゆる、見た目だけではなく、性格や気質重視で選ぶ方はどれくらいいるのでしょうか。

もちろん、子犬の頃の性格のまま大人になるわけではありませんが、その子の性格の土台になっているはずです。

愛犬の性格、どれくらい理解していますか?

思込みでレッテルを貼ったりしていませんか?

レッテルとは、「びびり」や「こわがり」、「集中力が無い」、「おもちゃで遊ばない」などなど、愛犬の見せる一面だけを見ていませんか?

どれも、ハンドラーのサポートによってある程度改善していくことが出来ます。


さて、先日2歳になった我が家の見習いはとても天真爛漫です。
他犬に対しても、常に下から挨拶に行くタイプで、まったく攻撃性がない犬です。
しかし、だからと言って、いじめられ続けていれば、「イヤだ!」と言って自分で対処しようとすることができるということがわかっているので、「この子は大丈夫です。」と誰彼構わず言うことは出来ません。
当然のことですね。
「窮鼠猫を噛む」という言葉があることも理解しておかなければいけません。

また、成長過程にあることからも、まだまだ変わっていく可能性があるので、困った部分があったとしても、サポートしながら、出来るだけお互いストレスが軽減できるように工夫していくことも重要です。

今日は見習いのバランスレッスンの日でした。
体のバランスだけでなく、レッスンの過程で何をしたらいいのか一生懸命考えている様子が見られるようになりました。

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集中力の持続がまだまだ課題ですが、少しずつ伸ばしていかれるといいですね。

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2023年8月29日 (火)

体幹は犬も大事

今日は見習いのバランスレッスンの日でした。
現アシスタントの時から通っているバランスレッスンですが、別にサーカスのようなトリッキーなことをするわけではありません。

生後1歳10ヵ月の見習いは、アシスタントと同じ犬種でありながら、身体の使い方は全く違います。
歩き方ひとつとっても全く違うので、見習いに合わせたメニューでやっています。

オビディエンスやドッグダンスをやりつつある見習いは、動きはとてもいいのですが、まだまだ体が安定していません。
瞬発力も悪くはありませんが、それだけでは彼女の安定感は得られないので、ちゃんと「立つ」という基本に戻ることになります。

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じっと立っていることは実は結構難しいものです。
寝ていると時以外は、犬はどちらかというとよく動いています。
特にウチのアシスタントは見習い以上によく動くので、じっと立っていることも伝える必要があります。

メンタル面で落ち着くことも大事ですし、フィズィカル的にも、筋肉のバランス面から体幹を鍛えるためにも不可欠です。

アシスタントも体が安定したのは4歳になった頃。
見習いも長い目で見るしかありませんね。
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2023年7月18日 (火)

リラックスはいいけれど。

昨日たまたま点いていたテレビ番組での一場面。

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かなりリラックスした姿勢のワイマラナーがソファに座っていて、眠気と戦っているというものでした。

見れば確かに睡魔と戦ってるように見えましたが、その座り方がなんともだらけていて笑えました。
恐らく、誰が見ても笑える座り方でしょう。
しかし、もしこの犬がいつもこんな風に座るとしたら、少し心配になってしまいます。

子犬の体はやわらかいので、きちんと座らせる方が無理ですし、子犬の頃からそこまでさせる必要はありません。
しかし、ある程度体がしっかりして、大きさも成犬と変わらないくらいになってきたら、体の筋肉をしっかり使って、きちんと座ったり伏せたりすることも教えていかなければいけません。
それは、競技に出るからと言う話ではなく、体を弛緩させる癖がついてしまうと、筋力も付かないということにつながるからです。

さらに、犬は重たい頭を支える前肢の方に荷重がかかるので、前肢の筋肉は発達しやすいですが、後肢はなかなか鍛えられないため、シニアになってくるとすぐに衰えてしまうのが後肢です。

そういった面からも、体のバランスをよくすることや、筋力をつけること、関節の可動域を拡げることなど、ある程度の筋トレは不可欠です。

以前通っていた生徒さんで、オスワリをお願いするといつも横座りをする子がいました。
飼い主さんに伺うと、家でソファに座って斜めに寄りかかってテレビを見ているそうです。

お家でリラックスることはかまいませんが、きちんとしたオスワリやフセを教えてあげることで、バランスよく筋力がアップ出来るので、「ウチの子はこういう癖だから」とそのままにしないで、いい姿勢を教えてあげましょう。

ちなみに、我が家の見習いは、後肢の外転筋ばかりが発達して、内転筋が少ないようなので、現在調整中です。

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最近、少しずつきれいに座れるようになってきました。
地道に頑張りましょう。

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2022年10月13日 (木)

じっと立つ。

犬は動いているのがあたりまえなので、ドッグスポーツをやっているとさらにその瞬発力やスピード感を求めがちです。
しかし、何をおいても一番基本となるのはじっと立っていること。

なぜじっと立つことを重視するかと言えば、体のバランスが良くなければ人間同様じっと立っていることが出来なきくなるからです。
人間で言えば「姿勢よく」立つということですね。

4本の足に均等に体重を乗せて立っていることで、バランスよく動き出すことができます。

さて、まだまだ成長過程にある見習い2号。
妙に足が長くて、まだまだバランスがよくないので、きちんと立つことを教えていきます。

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ポイントは背線と飛節の角度。

メス犬の場合、2歳ぐらいまでに体が完成してきます。
メンタル面も含め、まだまだ成長途上です。

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2022年8月14日 (日)

犬のボディバランス

今日は見習い2号のボディバランスレッスンの日でした。

犬の成長には個体差があります。
一般的に、小型犬の方が中型、大型犬より速く成長します。

かつて初代ボーダー・コリーとドッグショーに出ていた頃のこと。
生後7か月だった彼女は、急に胴が伸びたり、脚が伸びたりと、見た目が非常にアンバランスでした。
個体差があるので、バランスよく伸びている子と比べると、大層貧相に見えたものです。
また、この時期は人間の成長期同様、骨格がしっかりするための期間なので、激しい運動は避けたいところです。

さて、犬の体の使い方は何度も書いていますが、きちんと伝えないと犬は自分に楽な動きだったり、自然に身についた動きをするようになります。

以前トレーニングで見させていただいた中型犬は、家にいるときいつもソファに寄りかかるように横座りしていたそうで、レッスン中にオスワリをお願いすると、必ず腰を崩して座っていました。
競技会などに出なければ、別にどんな座り方をしてもいいのかもしれませんが、まっすぐ座っていないということは、背骨が歪む可能性があったり、きちんと体を支える筋力がつかない可能性があります。
犬も人間同様、楽な方に傾くようですね。

単純に「立ってじっとしている」という行動さえ、個体によっては足をバタつかせたり、動き回ったりして出来ない子もいますが、この「立ってじっとしている」というのは本来犬自身の体重をきちんと四肢に載せるという意味では重要なポイントでもあります。

成長途上にある生後9か月の見習い2号の立ち姿はまだまだ未完成ですが、できるだけニュートラルに、かつきちんと筋力を使いながら立っていることを教えるのは大事です。

下の画像は、後肢を後ろに引きすぎているため、体重が四肢に均等にかかっていません。

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少し足場を変えて、もう一度やってもらったら、少しニュートラルになってきました。

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誘導しなくても、普通にこの形が取れるようになるといいですね。

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2022年7月22日 (金)

キャバレッティ

今日は見習いたちのキャバレッティの練習を行いました。

キャバレッティとは乗馬用語で「横木(おうぎ)が等間隔で並んでいるところを軽速歩(けいはやあし)で通り抜けること」と記載されていますが、犬のバランスエクセサイズにも取り入れられていて、犬の「肘、膝、関節の可動域を改善するのに最適なエクセサイズ」と考えられています。

犬の場合は横木ではなく、ハードルに使うようなポールが高さ調整できるようなスタンド(穴が開いたコーンなど)に設置されています。

各パーツの可動域を改善することで、ドッグスポーツにおける怪我のリスクを軽減することができるので、トレーニング前のウォーミングアップとしても有効です。

キャバレッティ自体に馴れていない犬の場合は、ポールの高さは低めに設置します。
このポールは高く跳ぶためのものではないですし、速さを競うものでもないので、まずは四肢を確実にポールとポールの間に置くことがポイントです。
そのために、ポールとポールの間隔は、地面から犬の馨甲までの高さと同じくらいに設定することから始めて、犬の歩様を観察しながら調整するといいと言われています。

さて、見習い2号はきちんと前を向いて歩けるので、ポールを踏んだり躓くことなく移動することができますが、1号は私の顔を見ながら歩こうとするので、足元への注意が散漫になる傾向があります。
そこで、ポールとポールの間にトリーツを置いて、意識が足元に向くようにして練習しました。

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犬は歳をとってくると、前肢より後肢の衰えが早く出てきますので、四肢の可動域を改善するためのエクセサイズはとても有効だと思います。

落ち着いて出来るようになったら、少しスピードをあげたり、ポールの高さを犬の飛節を超えない高さにまで上げることも出来ます。

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2022年7月16日 (土)

無理強いしないで馴らす。

我が家の犬たちはバランスエクセサイズをやっています。
アジリティやディスクといったアクティブなドッグスポーツはやっていませんが、オビディエンスをやるにあたっても、基本となるものはボディバランスです。
ボディバランスは単に体の動きをよくするだけでなく、犬が自分の体の各パーツを意識することによって、日常的にも怪我のリスクを減らすことができます。

見習い1号とボディバランスを始めるまでは、こんなことはできないだろうと思っていたことも少し出来るようになりました。

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さて、今日は見習い2号もちょっと練習してみました。

踏み台に乗ることは大分馴れてきましたが、ポウパッドは初めて。

前肢だけでも乗るかと誘導してみましたが、避けて乗りません。

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当然ですね。

「お手」「お変わり」に抵抗が無い場合は、ルアーだけでなく、前肢を持ち上げて乗せることもできますが、あいにく2号は手に触れられることはあまり好きではありません。
オヤツに盲目になるほどでもないので、別の手を考えました。

つまり、前肢用に2個のポウパッドを置くのではなく、手元にあるポウパッドを全部並べてみました。

すると、あまり足元を気にすることなくポウパッドの上に前肢を乗せてくれたので、すかさずクリッカー&トリーツ。

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その後リリースしながら、繰り返しトリーツをあげ続けておしまいにしました。

自分から意識して乗れるようになるまではまだまだかかりそうですが、のんびりいきましょう。

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2022年5月14日 (土)

後肢の意識は大事

今日は見習い2号のバランスエクセサイズレッスンがありました。

バランスエクセサイズはアクロバティックなことを犬にやらせるのではなく、犬の体幹やインナーマッスルを鍛えて、バランス感覚をしっかり身につけてもらうものです。

犬は動物だからミスが無いと思いがちですが、犬もいろいろミスをします。
ワイヤーフェンスを乗り越えようとして、後肢をフェンスにひっかけてしまったり、跳べると思ってジャンプしたところ、着地に失敗してみたり、階段の上り下りで躓いたりすることもあります。

ドッグダンスでは、後退歩行やサイドステップ、ピボットターンなどを行うため、後肢の動きはとても重要になってくるので、後肢を意識した動きの練習も行いますが、後肢に限らず、体全体をバランスよく使えるようにするのがバランスエクセサイズです。

今日はキャバレッティにトライしました。

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2号は視線を前に向けているので、初めてなのに上手に四肢の可動域を有効に使うことができました。

2号とは対照的に、かつて1号が練習したときは、視線が私に向いてしまい、足元に意識がなかなかいかず、ポールを踏んづけることがよくありました。

それぞれの目標をちゃんと見極めて犬に伝えていくことが大事ですね。

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2020年1月 3日 (金)

犬も体のバランスは大事

見習いVincentは常に動いている犬です。
家の中では、まったりしていますが、
私が動くと、「次は何があるのか?」と動き出す。
つまりすぐスイッチがオンになるタイプ。

彼は今FCIオビディエンス競技の課目を勉強しています。
精度を重視するこの競技では、ちょっとしたミスも命取り(ポイントにならない)になることがあります。

犬がミスを犯すことが問題なのではなく、ミスを犯してしまう精神状態にあることが問題とも言えます。

もちろん課目の内容を犬にきちんと教えておくことは大前提ですが、その作業を落ち着いて行えるかどうかということは重要なポイントです。

おっちょこちょいや早とちりは言い訳にはなりません。

犬にはそれぞれ様々な癖があります。
身体の使い方も同様です。
バランスが悪ければ姿勢も悪くなりますし、
動きにも余計な負荷がかかってしまう可能性があります。

犬のパフォーマンスをよくするだけでなく、
精神的にも落ち着くことを教えることは重要なポイントなので
まだまだ不安定な見習いはバランスエクセサイズを受けています。

バランスエクセサイズでも、何回も繰り返してやったことは自信を持って行動できますが、
慣れないことにはまだまだ鼻泣きが出て、足がバタつきます。

身体の細部を意識して動くことを学ぶことも大事。
じっとしていることを教えることも大事ですね。

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