犬のハズバンダリーケア

2026年1月16日 (金)

犬の行動の意味を知れば・・

愛犬が自然に取る行動は様々です。
もちろん、彼らなりに考えた行動です。
その結果、人が見て、思わず微笑んでしまう行動もあれば、
笑ってしまうような行動もあるでしょう。

しかし、よく見てみると、「笑ってしまう行動」の実態は
犬が焦っていたり、びっくりしていたり、怖がっていたりと、
犬が平常心でないときに起こることが多いものです。

見ていて笑えるからと、同じ状況を作ってしまえば、
犬はさらにストレスを溜めてしまわないとも限りません。

なんで犬がそんな行動を取るか考えてみましょう。
場合によっては対処が必要なこともあるので、
観察することが大事ですね。


さて、よくある掃除機に戦いを挑む犬。

恐らく最初から戦いを挑む犬はいません。
大きなモーター音と、床の上を素早く動く姿を見て、
警戒心と追いかけたい衝動が合わさっての行動と言えるでしょう。

小型犬が掃除機に挑んどいても、大して大きなダメージはありませんが、
中・大型犬が同じことをすれば、掃除機を破壊しないとも限らないし、
家の中に限らず、どこかで同じような状況を目にしたら、
当然同じ行動を取ることになります。

そうならないために、小さいころから、掃除機のように
大きな音を立てて動くようなものに馴らすというプロセスが重要になります。

先日パピートレーニングに伺ったSさん、生後5か月。
メイドさんが掃除をしていると、掃除機に挑みかかってくると笑っておっしゃっていたので、
少しずつ、気にしないでいるための練習プロセスをお見せしました。

最初は、動かない掃除機の周りでオヤツを撒いてみます。

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気にしないで食べていることに対して、褒めて強化。

次に少し掃除機を移動しても大丈夫かどうかの確認。

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その後、スイッチを入れないで掃除機を動かしてみます。

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これらのプロセスを踏んで、問題なければ、次はスイッチを入れて観察していきます。

初めから仔犬の周りで大きな音を立てて動かさないこと。

そうでなくても、犬たちは動くものに対して反応します。

夕方の散歩の途中、子供たちが遊ぶ公園を横切っていたら、
急に立ち話をしていた子供の一人が奇声を上げて走り出したので
そばにいた見習いがびっくりして跳ね上がってました。

急な動きには人間もびっくりします。
少しずつ大丈夫を増やすことが大事。

見習いは子供は苦手ではないので、敢えて「馴らし」の練習はしていませんが、
何度も子供を見ていれば、子供とはそういう行動をするものだと
学習していくはずです。

いい経験値を増やしてあげることが大事ですね。

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2025年12月30日 (火)

犬との接し方は犬の状況(レベル)に合わせて

昨日のインスタグラムで、仔犬に無理強いをしないということをお話しました。

可愛いからと、急に抱き上げたり、抱っこしっぱなしだったり、ずっと身体を触り続けていたり。
対象物が仔犬でなかったら、ハラスメントに相当してしまいそうな行動に見えませんか?

仔犬が人間に身体を委ねてくれるのは信頼があってこそです。
信頼できていればこそ、何をされても、許容してくれますが、、
まだ知り合って数日、数週間で、相手との信頼関係が出来ていなければ
許容することはできません。

そこで、「無理強いしない」というお話になるのですが、
これは、「犬の嫌がることは絶対やらない」ということではありません。

例えば、前足を触られるのが苦手だからと言って、一生前足を触らない生活は難しいもの。
要は、「苦手だ」ということを理解して、少しずつ、苦手意識を減らしてあげながら、
最終的には、「触ってもいいわよ。」と言ってもらえる状況にするためにサポートすることです。

「苦手だから」と伝えてくれているのに、無理やり前足を掴むのは犬への裏切り行為になります。

裏切られた犬はどうするか。

「嫌だな。」と手を引っ込めたのを無視していれば、次はこちらから手を出そうとしたときに恐らく唸るでしょう。
この唸りを無視していれば、次は噛もうとするかもしれません。
もちろん、逃げ場があれば逃げてしまうでしょう。

そんな関係性ではお互い疲れてしまいます。

そこで、犬よりもいろいろ工夫出来る人間が、犬にとっての「嫌」を少しずつ減らしてあげられるようなサポートをしていくことが必要になるわけです。

犬との関係性はまず「信頼」から。
その後、少しずつコミュニケーションを取りながら、「嫌」を減らしていかれると、その先の十数年のドッグライフが少し楽になってくるはずです。

よく道端で、「もう歩きたくない」とへたりこんでいる犬がいます。
仔犬であれば、怖いものがあるのか?疲れたのか?甘えているのか?などの理由があるでしょう。
そんなときは、仔犬の気持ちを切り替えてあげたり、仔犬が自信を持って歩けるような状況を作ってあげることで解決できるかもしれません。

しかし、成犬の場合、歩かないで帰ることのメリットをすでに学習している場合があります。
そういう場合は、ただ歩きたくなるのを待ち続けていたら、ずっと犬は動かないかもしれません。

すぐに抱き上げてしまわず、犬の自立心をサポートできるようにしてあげたいですね。
小型犬はすぐに抱き上げられますが、中・大型犬は難しいので、
そんな意味でも、犬が歩きたくなる状況を作ってあげると、
いつも抱っこしなくてもよくなるはずです。

要は、犬が嫌いなものは必ずあるので、それをどう対処できるようにサポートしてあげられるかが大事ということ。
ハンドラーの工夫力が試されますね。

我が家の犬たち、気になるものがあって立ち止まっても、経験値はあるので、「行くわよ。」と声をかければ、大体はついてきてくれます。

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嫌だと言われて座りこまれたらアウト。

会話が通じる関係性であることも大事ですね。

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2025年12月27日 (土)

甘やかすのと、信頼してもらうのは違います。

仔犬がエキサイトしすぎて、甘噛みが強くなってしまうことはよくあります。
とにかくまだまだ赤ちゃんなのですから、初めから上手に加減できないのは当たり前。

強く歯があたったからと言って、仔犬を罰するのは少し違います。

エキサイトしすぎているようであれば、ハウスやケージに戻ってもらい、クールダウンしてもらえばいいこと。
人間の子供同様、寝ぐずりすることもあるので、
興奮し過ぎたら、寝かしてあげればいいのです。
叩いたり、マズルを掴んだり、ましてやリードを釣り上げるなど言語道断。
犬には何も伝わらず、人に対する恐怖心だけが植え付けられてしまいます。

すると、手が目の前に出てくると、怖いので歯をむいたりするようになります。
ある意味負のループにはまっていく感じでしょうか。

そうならないためには、噛んでいいものを与えて仔犬と一緒に遊び、
仔犬がオモチャを噛んでいることに対してポジティブな印象を与えながら、
手は優しく子犬に触れたり、オヤツを運んだりするものと教えていきます。


さて、今日は生後4か月のSさんのプライベートレッスン。

伺った当初はよく噛まれていたそうですが、タグ遊びを混ぜてもらったり、
「お名前ゲーム」で呼び戻しの練習をたくさんしてくださったので、
興奮の「噛み」が大分減ったそうです。

私とも、オモチャで一緒に遊んでくれました。

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時折、唸り声を上げながら首を振って獲物をやっつけるSさんに、
人間の手は優しく触ってくれるもので、噛んでもいいオモチャとは違うと教えていきます。

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今日はシェーピングで座る動作の出現頻度があがりました。

どんどん成長していくSさんです。

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2025年12月26日 (金)

家庭犬と競技犬はトレーニングが違う?

パピートレーニングに伺うと、たまに、「ウチは家庭犬で競技はやらないので、適当でいい」と言う人がいます。
「適当」というのは「精度はいらない」ということなのでしょう。

犬のトレーニングは、犬の成長にあわせて行っていきます。
パピーはパピーに必要なこと、生後5~6か月の小学生、生後7か月ぐらいから1歳半の思春期など、犬の成長ステージやレベルにあわせて行わないと、犬には理解できません。

犬の成長にあわせた基礎トレーニングは、一般家庭犬であろうと競技を楽しむスポーツドッグであっても変わりません。
ドッグスポーツを楽しみたい人は、基礎の上に、それぞれの課題にあわせたスキルを積み上げていくだけです。

もちろん競技を目指している場合は、パピーの頃から、競技に向けた体の使い方を教えていく必要があります。
いわゆるプラスアルファですが、犬の健康を考えると、家庭犬はやらなくてもいいのではなく、やった方が怪我が少ないといったメリットもあります。

トレーニング自体でも、「オスワリ」とは何かを教えるのは、家庭犬も競技犬も同じです。
座り方に細かくこだわらなかったとしても、「オスワリ」をお願いした犬が1秒で立ち上がっていたのでは、「オスワリ」の意味がちゃんと伝わっていないことになります。

このような観点から考えると、「適当」に教えていいトレーニングなどありません。

先日も、コンビニの前に繋がれていた小型犬がいました。
夜なので本当は気づかないはずでしたが、飼い主が出てくるまで10分以上ずっと吠えていたので気づきました。

寂しいからなのか、置いていかれて怒っているのか、その犬のことは知らないので何とも言えませんが、ストレスがかかっているのは間違いありません。

コンビニの前に繋ぐうんぬんは別として、「待っててね」と言われて静かに待てなかったのは、待つことを教えられていなかったからでしょう。

いずれにしても、日々人間と共に暮らしている生活は、競技犬であろうと家庭犬であろうと違いはありません。

きちんと教えてあげることが大事ですね。


さて、今日は生後3か月のPさんのプライベートレッスンがありました。
ケージの位置を変えたことで、トイレの失敗が減ったことや、お名前ゲームで名前に対する意識が少し出てきたことは飼い主様の努力の賜物。
Pさんは日々着実に成長しています。

今日はリッキーマットを使って、身体に触らせてもらう練習と、「オスワリ強化」練習。

初めてのリッキーマットで、ちょっと楽しくなったPさん。
しつこくならない程度に、足回りを触らせてもらいました。

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何も言わなくても、呼ばれて飛んでくると座ってくれるPさんなので、キャプチャリングしながら、「オスワリ」のキューを刷り込んでいきます。

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初対面の時は、エネルギーが溜まっていて、思い切り歯が刺さりましたが、オモチャ遊びをお伝えしたら、大分加減ができるようになって、今日は本当の甘噛みでご挨拶。

これからが楽しみなPさんです。

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2025年12月20日 (土)

犬の要求に応えない理由。

仔犬は何をやってもかわいいもの。
ついつい、要求に応えてしまいがちです。

犬の要求は無視するというのが今は一般的なしつけの常識です。

なぜ犬の要求に応えないのか。
答えは、犬の要求に応えることで、犬の要求がさらにエスカレートしていくからです。

では、なぜ無視するといいのでしょうか。

犬は学習する生き物です。
犬が行動を起こして、その行動に対してなにがしかの報酬が得られた場合、
その行動の出現頻度は増えていくことが様々な研究によって明らかにされています。
これが一般的に言われている「正の強化」です。

逆に、報酬が何も得られなければ、その行動はどんどん消去されて行きます。
つまり、何か行動する度に、楽しいことが減っていく場合、その行動の頻出頻度が下がるというもので、いわゆる「負の罰」と言われています。

つまり、吠えても、跳びついても、いいことが起きないことが学習されると、「吠える」や「跳びつく」という行動の頻出頻度が減るので、犬の要求に対してリアクションしないことが推奨されるわけです。

しかし、ただ無視するだけではダメなんです。

犬が無視される行動を取るのをやめて、好ましい行動を取ったときに、すかさず「褒める」ということが重要なポイントになります。

つまり、犬の要求を無視しているだけでは解決しないということ。


仔犬育ては時間がかかるので、繰り返し、あきらめずに伝えていくことが大事ですね。


さて、今日はパピーレッスンが続きましたが、雨のやみ間を縫ってPさんと抱っこ散歩に出かけました。

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抱っこ散歩は、ワクチン未接種期の仔犬たちの社会化には欠かせない課題です。
急に外で独り歩きを始める前に、安全な場所で、様々な刺激にさらしてあげることで、
社会化を進めていくことができます。


初めて入るバッグも、トリーツを使いながら、入りたくなる気持ちづくりから始め、入ったあともトリーツがもらえたり、撫でてあげたり、褒めてあげたりと、バッグの中で静かにしていることを褒めながら歩きました。

何事も、楽しいことと関連付けることが大事ですね。

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2025年12月17日 (水)

犬だって怖いものがある

犬も人と同じで、具合が悪くなれば獣医さんのお世話にならなければいけません。
具合が悪くならなかったとしても、ワクチンや狂犬病接種など、定期的に行かなければいけないので、出来れば嫌いになって欲しくないもの。

そこで重要なのが、初めての獣医さんでトラウマを作らないこと。
一度トラウマを作ってしまうと、その後本当に苦労してしまいます。(経験から)

初代の犬たちの通っていた獣医さんは、行くとオヤツがもらえるので、犬たちは病院に行くのを楽しんでいました。

それから犬たちを初めて病院に連れて行くときは、必ず犬にとって好きなオヤツを持参するようになりました。
待合室や診察台の上でもオヤツを食べてもらいながら診察してもらうようにしています。

それでも、初めての病院で知らない人に急に体を触られれば、犬だって緊張します。
その緊張感を和らげるものとして、食べ物が効果的な犬は沢山いるので、是非使って欲しいものです。


かつてのクライアントさん、甘噛みが酷いと獣医さんに相談したら、首輪に付けたリードを引っ張り上げて首を吊り上げてくださいと言われ、真面目に繰り返していたら、家族全員が噛まれるようになったため私が呼ばれました。

獣医さんは獣医のプロですが、犬のトレーニングのプロではありません。

先日お聞きした話では、獣医師に甘噛みした仔犬のマズルを獣医師が掴んで、仔犬が悲鳴をあげたそうです。
なぜ、仔犬にそんな怖い思いをさせなければいけないのでしょうか。

我が家のアシスタントはトラウマがあるので、獣医師に行くときはマズルガードを付けていきます。

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15キロの成犬のオスの歯には殺傷能力があるので、獣医さんの安全を確保しなければいけません。

しかし、診察していないときは、獣医さんや看護師さんにもこんな風に愛想を振りまきます。

怖いことをされることに対する自己防衛行動とは言え、出してほしくないもの。

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仔犬が甘噛みでなく、本気で噛もうとしたのなら、それほど怖い経験をしたという風に考えましょう。

トラウマを作らないように。
サポートしてあげたいですね。

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2025年12月14日 (日)

慣れるには時間がかかります。

犬に限らず、人も新しい行動を習慣にするには時間がかかってしまいます。
ましてや、初めての体験となると、犬の受け取り方によって、その後の行動に大きく影響を及ぼすこともあります。

そこで、初めての経験には、老婆心となったとしても、犬にとってポジティブな経験にしてあげることが大事です。

犬との生活は15年以上。
「あれはやだ、これはやだ。」と言われてしまうと、
共に暮らしていくのはいろいろ大変です。

そうならないために、楽しい初体験を作ってあげることがポイントですね。


さて、今日は生後4か月のEさんのプライベートレッスンがありましたが、
クライアントさんのご要望で、車に乗る練習でした。

車に乗るなんて、抱いて乗れば簡単。と思われてしまいますが、
基本は安全のためにクレートを利用していただきたいので、
車の中でも、クレートの中で、落ち着いて待機出来るようにサポートしていきます。

後部座席に入れたクレートはフラットにならないので、
まずは、クレートをフラットにするために、クレートの下にタオルを挟んで安定させます。

次に、クレートがぐらつかないように、助手席の椅子を後ろに下げてクレートをホールドさせます。

それからEさんをクレートにいざないますが、
最初は、トリーツを入れたり、ご飯をコングに詰めたり、大好きなオモチャやタオルを入れて、
大好きな場所を作ります。

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もちろん、ドアは閉めず、車も移動せず、ゆっくり過ごします。

慣れてきたら、扉を閉めてからも、落ち着いていられたら褒めてトリーツをあげます。

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こんなことを繰り返していると、次第にEさんも落ち着いて来て、
自分から伏せてくれるようになりました。

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伏せているときも、褒めてトリーツをあげます。

大分落ち着いてきたら、ようやく車を動かしてみたところ、
クレートの扉が閉まっていても、興奮したり、パニックになることもなく、
落ち着いていることができました。

と言っても車が動いている間の乗車時間は10分足らず。
Eさんの、乗車初練習の日でした。

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2025年12月 3日 (水)

仔犬の苦手を減らすためには

犬にとって苦手なものは沢山あります。
仔犬の頃の対処がうまくいくと、苦手を減らしてあげることができますが、
苦手意識を気づかなかったり、苦手を無視して強要していたりすると
犬によっては悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。

例えば、ブラッシングや爪切り、歯磨きなど、人間にとっては当たり前のことでも
犬にとっては「とんでもない!」ことは沢山あります。

家の中で人と一緒に暮らすようになって、足を拭くことが日常的になっていることも同様です。

特に日本の家庭は土足厳禁ですから、飼い主は当たり前のように足を拭こうとしますが、
自然の中で走り回っている犬たちにとって、足拭きなんて言語道断。
センシティブな部分を無神経にゴシゴシこすられたら、嫌がる犬は少なくありません。

人間の立場と犬のきもちが違うことを理解して、
ちょっとでも嫌がるそぶりを見せたら、強要せずに、苦手意識を減らすサポートを
していきましょう。

四の五の言わずに言うことを聞かせようとは思わないでくださいね。


さて、今日は生後3か月のG君のカウンセリングがありました。

カウンセリングの大きな課題は、「噛み対策」と「身体に触られることを嫌がらなくすること」。

噛み対策は、そもそも仔犬なので、甘噛みは当たり前。
本気噛みとの違いを観察し、上手にコントロールしていく方法をお伝えしました。

そのためには、まず思い切り遊ばせて、噛みたい衝動を他に向けて発散させること。

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持参した紐付きオモチャで楽しそうに遊んでいただき、
遊びに興じている間に、身体にも触らせてもらいました。

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要は、体に触れることが嫌じゃない状況を増やしていくこと。

これからが楽しみな元気なパピーさんでした。

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2025年10月29日 (水)

嫌なことを受け入れてもらうためには

犬と暮らすことは、楽しいことばかりではありません。
犬のお世話も不可欠。
楽しいお世話もあれば、犬にとってはちょっと嫌なこともしなければいけません。

足拭き
ブラッシング
爪切り
歯磨き
シャンプー

これらどれをとっても、手抜きは出来ませんが、どの犬も喜んで受け入れてくれるわけではありません。

よくあるのが、初めてやったときは問題なかったのに、2度目にやったら嫌がって噛まれた。というケース。
初めの一回目は、犬も何が何だかわからずフリーズしていたために出来たけれど、2度目は犬が学習しているので、嫌なことをされまいと抵抗するというものです。

前足を触れることを好まない犬も少なくありません。
そこで、無理やり前足を引っ張られて拭かれたり、爪切りをされるとなると、犬は抵抗する可能性が高くなります。

そうならないために、最初のアプローチから、犬のきもちを考えて、いやにならないための工夫をしながらサポートしていくのが重要です。

効果的な方法のひとつが、リッキーマットを使ったもの。
リッキーマットとは、でこぼこしたマットの表面に、ペースト状のトリーツを塗ることで、犬がそれをなめている間に、少しずつ嫌なことが嫌でないかもと感じさせるためのものです。

ある意味気をそらすわけですが、気をそらしているからと、全部の足をいっぺんに爪切りしようと考えないこと。
短い間に嫌なことを済ませ、リッキーマットが出てくることを楽しみに待てるように行動と関連付けていくことがポイントです。

お散歩から帰って足を拭くことが日課だったK君も、玄関にリッキーマットを張り付けて、足拭きの間、トリーツを舐めてもらっていたら、足拭きに対して過剰反応しなくなり、最終的にはリッキーマットが無くても、落ち着いて足を拭かせてくれるようになりました。

犬が嫌がることをお願いするときは、一回では終わらないことなので、先を見据えて、ゆっくり馴らしてあげることが大事ですね。

チビの頃、リッキーマットで爪切りをしていた見習い。

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今もそんなに好きではありませんが、とりあえずやらせてくれます。

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2025年10月25日 (土)

犬に予測させる

「毒入りキュー(poisoned cue)」については以前も書きました。

例えば、「オイデ」という言葉を犬に教えた時は、「オイデ」と呼ばれてハンドラーの元に戻ると楽しいことが起きる(褒められて、ご褒美がもらえたり、楽しいことが起きる)としっかり犬に刷り込んだにも関わらず、その後、ハンドラーが犬を呼んだ後に、犬にとって嫌悪刺激になることをやり続けると、犬はハンドラーに呼ばれても、ハンドラーの元に行かなくなるという結果が伴うようなことをいいます。

つまり、「正の強化」によって、犬のモチベーションを上げながら行動を教えようとしているのに、犬のモチベーションを下げてしまう「毒」をキューの中に入れてしまうことで、犬がその行動を取らなくなるというものです。

呼ばれて行ったら、嫌いな歯磨きだったり、爪切りだったり、あるいはシャンプーだったりと、犬にとって嫌悪刺激が与えられたというようなことがそれにあたります。

このような状況が続くと、犬はハンドラーに呼ばれても行かないという選択をするようになります。

ドッグスポーツをやっていると、犬を呼び戻すことはとても重要です。
もちろん、日常生活においても、愛犬が呼んでも来ないというのは問題です。

そうなってしまったら、「毒」をはずすか、そもそも元のキューを変えないと、犬の行動は変えられません。


さて、我が家の犬たちにも、当然あまり嬉しくないことをしなければいけないことがありますが、そういう時は犬を呼ぶのではなく、犬に次に起こることを伝えるようにしています。

例えば、食後の口拭きのときは、「〇〇ちゃん、口拭くわよ~。」と言うと、犬はハウスから出てきて、顔を私の方に持ってきます。
リードの着脱も同様です。
「リード付けるよ~。」と言うと、自分から寄ってきて首輪が届くようにしてくれます。

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犬は賢いので、次に起こることをちゃんと伝えてあげることで、心の準備もできます。
もちろん、大喜びで来るわけではありませんが、ちゃんと来てくれます。

犬をだまさないことが大事ですね。

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