犬のデイリートレーニング

2021年2月11日 (木)

ドッグトレーニング:違いを教える(弁別)

子犬や若い犬はいつもバタバタとせわしく動いているものです。
特に興奮しやすい場合は、跳びついたり、踵に噛みついたりと、楽しいことに全集中しています。
そんなとき「ダメ、ダメ、跳びついたらダメ」や「噛みつかないで~」と言っても、さらに犬は興奮してしまいます。

そこで役に立つのは、しばらく待って、犬が自分からオスワリやフセをしたときをマーク(クリッカーなどであっていると伝える)して、褒めることで、その行動が強化されていくと、犬は跳びつくよりも座ったり、伏せたりする代替行動を取るようになり、自然と問題行動が減少していくというトレーニング法です。

プライベートレッスンのAさん、元気のいいお嬢さんで、興奮すると跳びつきが出ます。
そこで、レッスンを始めたときから、座ったり、伏せたりする行動が出るたびに、クリッカーを使いながら強化していったところ、Aさんの伏せる確率がとても高くなりました。

当然Aさんは、自発的に座ったり伏せたりしているので、最初の頃は「フセ」というキューは付けていませんでしたが、次第に安定してきたので、「フセ」というキューを教えたところ、キューでも伏せられるようになりました。
ところが、今度は「オスワリ」をお願いしても、「フセ」をしてしまうことが増えていきました。

以前は「オスワリ」でも「フセ」でも、跳びつかなかったら褒めていたので、Aさんにとっては、「フセ」でも「オスワリ」でも「いいこと」に変わりがないと学習しているようです。

そこで、先日から、「フセ」と「オスワリ」が違うということを少しずつ教えていきました。

飼主さんから見ると、同じことを何度も何度もしつこく繰り返しているだけで、果たしちゃんと出来るようになるのだろうかと思われたようですが、Aさんは確実に、繰り返し多分学習していました。

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まだ少し悩むときもありますが、ちょっと前まで、オスワリもフセも同じだと思っていた時に比べると、確実に「オスワリ」が安定してきています。

練習量は裏切りませんね。

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2021年2月 2日 (火)

なんで愛犬は呼んでも来ないのか?

「愛犬は呼んだらすぐに来ますか?」
とお伺いすると、おうちの中では呼ぶ機会があまり無いという風におっしゃられることがあります。

ごはんのときは、用意しているときにすでにそばに来て待っているので呼ぶ必要はないそうです。
楽しいときは、呼ばれなくても飛んでくるわけですね。

一方お散歩に行くときハーネスを着けようとして呼ぶと、なかなか来てくれないことなど、呼んでも来てくれないことはあるそうです。
お散歩への要求がハーネス装着の嫌悪感に勝てれば、おそらく呼ばれてもすぐ来てくれると思いますが、あまり好きでない場合は、呼ばれると逃げたり、仕方なくトボトボ歩いてくるという行動になるようです。

人間だって、行けば叱られるような状況だと、ついつい聞こえないふりをしてしまいますよね。
愛犬も、呼ばれて行ったら、怒られたり、嫌いなレインコートを着せられたり、爪切りされたり、シャンプーされたりと、あまり好きでない時ばかり名前を呼ばれるとついつい名前とネガティブなことがリンクされ、名前自体に好印象を持たなくなります。

つまり、子犬が呼んだらすっ飛んでくるように教えるには、まず自分の名前が呼ばれることと楽しいことがリンクされていること一番大事なことと言えるでしょう。
名前を呼ばれて自分から来るか無視するかの分かれ道はそんなところにあるようです。

家の中で呼んでこなければ、外では絶対に来てくれません。
なぜなら外には刺激(誘惑)が沢山あるので、犬はそっちが気になり、ますます戻れない状況になることは明白です。

家の中でも、呼ばれていけば楽しいことがあると刷り込むためには、名前の価値をあげることが重要なポイントになります。

名前を呼んで嫌なことをするもなるべく避けたいところですが、それだけでなく、日常的に意味なく連呼しすぎないこと。

「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、あっ、ダメよ、××したら。」
「〇〇ちゃん、ごはん美味しい?」
「〇〇ちゃん、〇〇ちゃん、本当にかわいいわね。」
「〇〇ちゃん、どこに行ったのかしら。」

褒めてあげることはかまいませんが、あまり名前を呼び過ぎると、犬にとってはただのBGMになってしまい、本当に大事な時に関心を持ってもらえなくなります。

名前を呼ばれたら、とりあえず来てくれる犬に育ってくれると、安全も確保できるので安心ですね。
昨日のレッスンのAさん、呼び戻し練習に楽しく参加してくれました。

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👇は昨年お預かりしていたNちゃんの屋外での呼び戻しの様子です。


まずは、呼ばれていくと美味しいものがもらえるところから始めました。

※食べることに興味が無い犬にはご褒美にならないので、この方法は使いません。
ご褒美には「撫でる」「遊ぶ」「美味しいものが出る」など、いろいろなご褒美があるので、個体に合わせて使い分けていきます。


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2021年1月31日 (日)

ドッグランでの犬同士のトラブル回避法

昨日SNSの書き込みに、某ドッグランで起こった犬同士の交渉事件の様子が書かれていました。

当該犬は最初から(顔を見たときから)喧嘩を始めていたわけではなく、最初は遊びのレベルだったようです。
しかし、一頭がしつこくもう一頭にちょっかいを出しているうちにエスカレートして、ちょっかい出された方がキレて執拗に相手に向かって行き、最終的には人間が介入して流血沙汰になったそうです。

向かって行った方はまだ10か月の中型犬だったそうですが、生後7~8か月から1歳ぐらいまでは人間でいうところの思春期。
自我が芽生えて、いろいろなことを主張し始める時期でもあります。
それが全て喧嘩になるわけではありませんが、大人への階段を上がりつつあるときですから、ある意味人間がきちんと行動を管理する必要があります。

そのドッグランがある公園は、クライアントさんとパピーさんのお勉強を兼ねて時折足を運びます。
公園自体が広く、知らない犬や人との距離が取りやすいので、子犬の社会化強化も含め、ロングリードを着けて、どう行動したらいいのかを子犬に学習させるとともに、ハンドラーが呼んだら戻ることを教えていきます。
つまり呼び戻し(リコール)練習ですね。

特に中型犬や、今後ドッグランで自由に走らせたいと思っている飼主さんには、しつこいほど呼び戻しの重要性をお伝えしています。

よその犬が視界に入っても、飼い主さんの声で必ず戻れるようになってきたら、少しずつドッグランのような場所を利用し、入っている犬が少なく、かつおとなしそうな犬たちがいるときに、リードが着いていない状況で呼び戻し練習をし、最後は犬たちがエキサイトする前にドッグランを出ます。

家の中では戻ってきても、他の犬、知らない人、広い場所など、ディストラクションになる場所で戻って来る確率は非常に低いです。

そんなトレーニングをしているのを見て、以前「犬は犬を見て学ぶから、呼び戻しなんかできなくても、ドッグランに入れてしまえばいい」と言っていた人がいました。

リードが着いていても、飼い主さんを引きずりながら他の犬に向かって来る犬もいる世の中。
自分の犬を呼び戻せなかったら、誰が自分の犬を守れるのでしょう。

もちろん、「ウチは絶対リードは外しません。」と言う方には必要無いのかも知れません。
でも、もし、ドッグランで遊ばせようとか、旅先で犬を放せるような場所に連れていくような場合、あるいは、ドッグスポーツを楽しみたいと思ったら、呼び戻しは不可欠です。

おそらく今回の交渉事件も、飼い主さんが自分の犬がエキサイトしそうに見えたとき、すかさず呼んでクールダウンさせていれば、避けられたかも知れません。

生後6か月の頃の見習い。
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お互い正面から行かず、回り込むように挨拶しながらチェックをしていますが、次に何が起きるかはわかりません。
それぞれの犬たちの尻尾が若干上がり気味ですが、ピンと立っていないので、さほど大きな緊張は見られません。。
この状態であれば、そばでよく観察していればいいでしょう。

しかし、この状況に入ったら、見習いは呼び戻します。
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反撃はしませんが、ちょっと緊張しているのが顔の表情と耳の倒し方でわかります。

本犬が落ち着いて、また「行く」と言えば送り出しますし、足元から離れなかったり、相手がしつこくしてきたら、呼び戻してドッグランから出ます。

しつこくされても、平気な犬もいますが、見習いはちょっと苦手なので、嫌な思いをする前に其の場を離れるようにしています。


加害者にも被害者にもならないためには、安全な距離感を保つことも必要です。
経験の浅い若い犬たちの場合、お互いの主張がぶつかることもあるでしょう。
野良犬の喧嘩ではないので、ハンドラーが早めに介入して呼び戻すことも必要ですね。

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2021年1月18日 (月)

トリーツ(オヤツ)をもっと効果的に使ってみませんか?

今日は保護犬を迎えたおうちにカウンセリングに伺ってきました。
保護犬の場合、ブリーダーさんから直接迎え入れるのと異なり、迎え入れる前にどんなことがあったのかすべてを知ることは難しいものです。

保護団体さんにおける生活状況などは情報として知ることが出来ますが、それ以前のことはわかりません。

保護犬でも、人懐っこい子もいれば、警戒心が強くて、なかなか人に懐きづらい子もいます。
ようやく人に慣れてきたからと言って、誰にでも慣れるとは限りませんし、時間を要することはあたりまえなので、焦ることもありません。

保護犬に限らず、子犬は社会化の段階で、出来るだけストレスが無いレベルで多くの経験をさせて、人間社会への抵抗力を高めていくことが、今後人間と一緒に生活するうえでとても重要なサポートとなります。

慣れないことや、嫌なことをしなくてはいけないとき。
意図して嫌なことをするわけではありませんが、犬にとって、あまり好きではないこともやらなければいけないことがあります。

例えばシャンプー。
水浴びが好きな子もいれば、苦手な子もいるので、強引にやっても好きになるとは限りません。
好きにはならなくても、我慢できる程度になればいいので、少しずつ水(お湯)に馴らしていくことから始めることも大事です。
最初は足先だけにして、次回は腕まで洗ってみるなど、いろいろ試行錯誤してみるといいでしょう。

さて、本題のオヤツですが、食べることに興味が無い犬でなければ、ご褒美としてだけではなく、いろいろな場面でオヤツは効果を発揮します。

例えば、ハーネスや首輪。
保護犬の場合、散歩時に、ハーネスと首輪のダブルリードを着けるケースがあります。
万が一手からリードが一本離れても、もう一本を保険代わりに付けておくということです。

首輪は日常的に付けている家庭は少なくありませんが、ハーネスは散歩時に付けます。
首輪よりホールド感があるハーネスを嫌がる犬は少なくありません。

実は我が家の犬たちも、散歩に行く行かないに関わらず、首輪以外のものが体に付くのをあまり好ましく感じていません。
そんな時は、オヤツをあげながら付けることもあります。

オヤツはご褒美として効果的ですが、行動を促したり、気持ちをそらせるときにも使える優れものです。

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また、獣医師の診察を受けるときも、特に子犬の場合は、知らない人に急に触られることに抵抗感を持っている場合は、オヤツを食べているときに触ってもらったりすることも有効です。

つまり、好ましくないと感じることを、大好きなオヤツと組み合わせることで、さほど嫌なことと認識しづらくなるわけです。

もちろん、すでに大嫌いになっていることに関しては、オヤツの効果が望めないこともあるので、嫌いにならないようにするために使うといいでしょう。

獣医師だけでなく、普段何気なく使っているハウス。
ハウストレーニングでは、ハウスの中に美味しいものを入れておくのは常道です。
ハウスに入ったらあげる。というご褒美方式は、自分から進んで入れるようになってから。
ハウスが嫌いにならないように、最初からハウスの中に美味しいものを入れて、犬が入りやすい環境を作ってあげることが大切です。

「ウチはオヤツではつりません。」というご家庭もあるでしょうが、人間もボーナスが出ると思えばやる気がアップすることもあるでしょう。

犬にも気持ちよく行動してもらった方が、のちのちスムースに事が運ぶので、是非ご検討を。

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2020年12月 5日 (土)

ドッグトレーニング:拾い食いをやめさせるには

今日は6か月のパピーさんのレッスンでした。

ちょっと引っ込み思案で、散歩に出始めたころはなかなかリラックスできなかったMさんも、少しずつ経験を積んで、今では外で飼い主さんとおもちゃを引っ張りっこしたり、取りに行ったりと、一緒に遊べるようになったそうですが、同時に新たな問題も浮上してきたようです。

つまり、外に馴れ、余裕が出てきた分、落ちている物にも気づきやすくなり、拾い食いが始まったそうです。
緊張して歩いていた時は、落ちている物を見る余裕も無かったのですが、成長と共に新しい課題も出てくるのは子犬では当たり前のことですね。

では、どうやって拾い食いを止めさせたらいいのでしょうか。

一番簡単なのは、勝手に拾わないように、飼い主さんが常に道に気を配り、リードを短く持って歩くことです。
しかし、せっかくお散歩を、常にリードを引っ張り気味で歩けば、人も犬もあまり楽しめませんね。

地面の上には何が落ちているかわかりません。
タバコの吸い殻、食べ物、汚いもの、などなど、気は抜けません。
拾い食い自体がなくなるまでは、どうしても飼い主さんのケアは欠かせませんが、犬が執着する前に呼び戻し、戻ってきたことを褒めてご褒美をあげながらやり過ごすという方法もあります。

ただし、戻って来ない犬であればこの方法や役に立ちませんので、日常的に、名前を呼ばれたら飼い主さんの方に意識を向ける練習を積んでおく必要はあります。

同様に、犬が対象物に向かってリードを引っ張った時にリードを止めて(引っ張り返すのではなく、それ以上行かないように止めます)から、名前を呼びながら後ろに下がって、対象物に向かわなかったことを褒めることもできます。
引っ張りそうになった時、「あっ」ぐらいは言ってもいいかもしれませんね。

それでも犬が口に入れてしまった場合、無理に取ろうとすると、犬は口に入れたものがよほど大事なものなのだろうと、ますます出さなくなってしまったり、飲み込んでしまったり、あるいは反撃して来たりすることもあるでしょう。
そんなときは、ポケットからさりげなくオヤツを取り出して地面に落とすという方法もあります。
犬は美味しいものを見つければ咄嗟にそれを口にしようとして、口に入っていたものを吐き出すので、そのとき取り上げることができます。
しかし、ここでポイントとなるのが「さりげなく」です。
ここに美味しいオヤツがあるから、それを口から出しなさいと教えると、確かに口から出すようにはなりますが、オヤツ欲しさに落ちている物を咥えることを学習する犬もいます。
犬は賢いですからね。

家の中で、この「オヤツと交換」という方法を使いながら、「出せ(アウト、オフ)」と言うキューを教えることで、犬が反射的に咥えている物を口から出せるようにすることが出来ます。

オヤツの提供の仕方やタイミングが難しいのと、個々の犬の性格や、オヤツのレベルなどによって効果のあるなしがあるので、詳細の方法は是非プロに聞いてみてください。

最後に、「Leave it.(それは放っておいて)」と教えることもあります。
この場合、Leave itの対象物は、落ちている物に限らず、向こうからくる犬であったり、子供たちが遊ぶボールであったり様々に対応できます。
Leave itも上手に教えないとわからないので、教え方はプロに聞いてみてください。


とりあえず、無理矢理口の中に手を突っ込むのは緊急事態の時ぐらいにして、普段から拾い食いしない習慣づけをすることが大事です。

「咥える(口に入れる)」という行動は、子犬の遊びの中では自然のことなので、ゲーム感覚でトレーニングすると、ストレスを軽減させながら問題行動を減らしていくことができますよ。

トレーニングが終わって、ハウスにいざなうと、疲れているので「出せ!」とも言わず、すぐに寝てくれるMさん。
ハウス好きになってくれて本当によかったです。

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2020年12月 1日 (火)

ドッグトレーニング:お散歩の目的は?

午前中は生後6か月のお嬢さんのレッスンでした。

前回のハウストレーニングで、ハウスに入るのも気持ちよく走って行ってくれるようになり、これからは少しずつ待機時間を伸ばしていく練習に入ります。
ハウスは楽しい場所、落ち着ける場所と思えるようになってもらえるように、飼い主さんの工夫が見せどころです。

Aさん、お散歩の足取りが重いとのことでしたので、後半はお散歩の様子を見させていただきました。
確かに、トットコ行く感じではなく、地面ばかり気になって途中でよく止まります。

ところが、公園に入ると落ち葉を口に入れながらどんどん進んで行きます。
なるほど、拾い食いが楽しいようです。
したがって、全然飼い主さんのことも気にしていません。

ちょっと開けた場所で、おうちで破壊するほど気に入っているおもちゃを見せたのですが、全く興味を示しません。
ひたすら落ち葉食いを楽しんでいる様子。
よほど美味しいのでしょう。

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そこで、おもちゃ遊びも楽しいと気づいてもらえるように、飼い主さんと私で遊ぶことに。

すると、自分のことを気にしないで遊んでいる私たちの方が気になって、遊びに参加してくれるようになりました。

最後は引っ張りっこにも。

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おうちの中で遊べる子が外でも同じように遊べるとは限りません。
なぜなら、外にはおうちに無いディストラクション(気がそがれるもの)が沢山あるからです。

いろいろなものに興味を示して、自分で確認することはとてもいいことですが、そればかりが気になって、飼い主さんが不在になってしまうと、一緒にお散歩を楽しむというより、拾い食いをさせに外に出て、拾い食いするたびに、それを遮らなければいけなくなってしまいます。

拾い食いより楽しいことがあると教えてあげるとともに、飼い主さんを気にしてくれたら褒めて、ご褒美として好きな物を提供してあげることを繰り返してあげると、飼い主さんへの意識があがってきます。

帰り道は、作業中のお兄さんたちにも跳びつくことなく、上手に挨拶が出来ました。
跳びつかないことを強化していることと、お兄さんがしゃがんでくれたことで、跳びつく必要が無かったことも成功の理由でしょう。

若い犬たちは日々いろいろいなことを経験し、学習していきます。
なるべくいいことを学んで欲しいですね。

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2020年11月30日 (月)

散歩が嫌いな犬

「戸塚お悩み相談」では「お散歩が嫌いなのですが・・。」というのもありました。

「犬なのに散歩が嫌い?あり得ない!
と、中・大型犬を飼っている人は恐らくびっくりされるのではないでしょうか。
しかし、実のところお散歩嫌いな犬は意外と多いのです。
特に小型犬によく見られます。

なぜお散歩が嫌いなのでしょう。

小型犬は当然小さいので、他の大きい犬に会ったとき緊張したり、怖がったり、警戒したりするのが普通です。
そんな小型犬が自分より大きい犬と出会って嫌な経験をしてしまえば、当然大きな犬は怖いと感じるでしょうし、散歩に行けば日常的に大きな犬とも遭遇するので、次第に散歩は楽しくなくなってくるという可能性もあります。

また、夏のお散歩で、飼い主が地面の暑さに気づかず散歩に連れ出していると、歩くことが苦痛になってしまい、散歩嫌いになってしまうというケースもあります。

さらに、車やバイクなど、大きな音をたてて行きかうものが頻繁に通る場所も、犬にとってはあまり楽しい場所ではありませんね。

そうならないように、子犬の頃に社会化を行い、なるべく多くの物に馴らしてあげるということが不可欠になってくるのですが、社会化の方法を間違えてしまうと、これまた外に出るのが嫌な子になってしまったりします。

小型犬は片手で簡単に抱っこ出来てしまうことも散歩嫌いに拍車をかけることがあります。
つまり、歩きたがらなかったり、怖がっていたりすると、ついつい抱き上げてしまい、自分で問題を解決する力が育つ芽を摘んでしまうことがあります。
子犬でも中・大型犬の子は意外と重いため、そうそう抱っこして歩くこともままならないので、自分から歩くのを待ってみたり、励ましながらなんとか歩かせようと飼い主さんも頑張りますが、片手でひょいと持てると、そのステップが飛ばされてしまいがちです。

夏にお預かりしていたNさん。
小型犬のパピーでしたが、お散歩の途中にどうしても渡らなければいけないグレーチング(金属の格子)がありました。

初めてグレーチングを目の前にしたとき、Nさんやはり立ち止まりました。
どうするかしばらく見ていると、行ったり来たりを繰り返した後、勢いをつけて跳び越えてきました。
もちろん、そのときは「すごいね~。やったね。」と思いっきり褒めてあげました。
その後も、少し躊躇はしますが、いつも気合を入れて跳び越えるようになりました。
自分で解決できると、満足気に先を歩いていました。

犬に自分で問題を解決できるように考えさせる時間を与えることは子犬に限らずとても大事なことです。
嫌なことがあれば、常に飼い主さんが抱っこしてくれたりして嫌な思いをしないで済むならいいのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。
自分の足で自信を持って歩けるようにサポートしてあげると、お散歩嫌いも軽減されるかもしれませんね。

ただ、急にお散歩が嫌いになったときは、健康面を考えてみたほうがいいときもあります。
どこか(足、関節、足の裏)が痛い。
体重が重くなって歩くのがつらい。
年齢を重ねて、歩くのがしんどくなってきた。
などなど。
そんなときは獣医さんを訪ねてみましょう。

わが家で生まれたボーダーの男の子は、年齢を重ねて、ちょっとした上り坂が辛くなって、歩きたがらないことがありました。
仕方が無いので、彼との散歩はなるべく平坦な道を使うようにしました。

犬のサインを見逃さないことも大事なポイントです。
歩くこと自体が嫌なのか、外に出るのが嫌なのか、行きたくない場所があるのか、といったことを切り分けて考えてみると、理由がわかるかもしれませんね。
外で飼い主さんと楽しく遊べるとわかると、散歩にもつきあってくれるかもしれませんよ。

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2020年11月13日 (金)

デイリートレーニング:経験値は少しずつあげる

子犬のとき重要な社会化は大人になれば終わりではありません。
なぜなら、犬の周りで起こること全てを犬が理解できるとは限らないからです。

人間との共存の中で経験する多くのことを、おおごとにしないためには、
小さい経験の積み重ねが重要です。
苦手だからと避けていたら一生大丈夫にはならないでしょう。

「苦手」の意味は嫌いとは限りません。

嬉しくて大興奮してしまうこともあるでしょう。
つまり平常心でいられないことです。
平常心でいられなければ、当然ハンドラー(飼い主)の言葉も耳に届きません。

いろいろなものに少しずつ馴らしていくことで、ひとつひとつのことをおおごとにすることなく、
気にしないでいられるようにしてあげることが、ハンドラーがやるべき大事なお仕事ですね。

 

今日のプライベートレッスンでは、犬を見つけると興奮してしまうLさんに、犬はいて当たり前と学習してもらうために、距離が取れる大き目な公園で練習。

最初は少々興奮気味だったLさんも、落ち着いて歩く練習をしているうちに、自分から飼い主さんに意識を向け始めました。

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自発的な行動はしっかり褒めてあげましょう。

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2020年11月 8日 (日)

ドッグトレーニング:日々の練習の大切さ

先週、ラリオビのレッスンで、とてもいい集中を見せてくれた若いオス犬のことを書きました。
最初はラリオビ以前の基礎トレーニングから始めなければいけなかった子ですが、飼い主さんの日々の練習の成果で、ラリオビのレベル3もチャレンジできるほどになりました。

今日のレッスンの生徒さんは、コロナ禍もあり、ほぼ8か月ぶりのレッスンでした。
しばらくぶりのレッスン場所ということもあり、最初は多少集中を欠いていたようですが、その後は落ち着いてハンドラーさんの話が聴こえるようになりました。
日々のトレーニングの成果ですね。

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基本はすでに理解できていますが、しばらくぶりの喧騒ということもあり、環境刺激が集中の邪魔をすることはよくあることです。
経験値を高めること、冷静でいられることを教えることは犬たちにとっても多くのメリットがあります。

是非日々わずかな時間でも、愛犬のサポートに割いてあげましょう。
犬たちを退屈にさせないためにも、楽しい時間を共有してあげましょう。


愛犬と外で一緒に遊べるようになるということも、愛犬の成長のひとつですね。

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2020年11月 2日 (月)

デイリートレーニング:愛犬との距離は大丈夫ですか?

犬は人間に対して嫌な印象を持っていない限り、人間の傍にいることを好む動物です。
子犬の頃は飼い主の後ろを付いて歩き、動く足にじゃれ付いて遊んだりと、人に対する親和性が高い動物です。

かわいい子犬がやってくれば、いつも手元において撫でていたいと思うのは当然のことです。
しかし、犬には成長のための睡眠時間も必要です。
ひとりで静かに休んでエネルギーを蓄えた、頭の中を整理する時間です。

ところが、子犬がやってくると、最初はトイレトレーニングのこともあって、サークルなどある程度限られたスペースを用意していますが、次第にサークルを開けてフリーにするご家庭が増えています。
「狭い場所に閉じ込めておくのはかわいそう」と思われてのことのようですが、実は犬は狭くて暗い場所が好きなんです。

自由になる時間は必要ですが、危険回避のためにも、目が届かないときはサークルやハウスを活用することで、犬に一人になる時間を提供することも大事です。
いつも人の傍にいられるように自由にしてしまうと、一人でいることが難しくなります。
ひどくなると分離不安を発症しないとも限りません。

今まではいつも一緒にいっていいと言われたのに、お出かけのときは一人にならなければいけないというのは犬にとってはとても苦痛なことです。

最初は吠えたり泣いたりしても、諦めの早い犬もいますが、ずっと吠え続けている犬もいます。
わが家のご近所の小型犬も、飼い主さんが留守の時はず~っと泣いているので、知っている人は、犬が鳴いているから今は留守だとわかってしまうほどです。

人の傍にいられないストレスを抱えている犬は、精神的に不安を抱えているのと同じなので、行動も落ち着かず、質のいい学習もなかなか進みません。
さらに、自由になっているからといっても、いつも相手にしてもらっているわけではないので、いつも飼い主の行動を見張っている状態になってしまいます。

オンとオフをわかりやすくするためにも、サークルやハウスはオフの場所と言うように犬に認識してもらい、サークルから出してもらったときは「好きにしていいよ。」だけでなく、一緒に真剣に遊んだり、トレーニング(遊びを混ぜた)をすることで、人との関わり方を教えてあげることが不可欠です。

「待つ」ことを教わっていない犬は、待たなければいけない状況に非常にストレスを感じてしまいます。
同時に、やりたくないことを指示されたり、やって欲しくないことをされそうになるとさらにストレスを感じて、防衛行動(吠えたり噛んだり)にでることもあります。

犬と真剣に関わる時間は犬とのコミュニケーションづくりに大事な時間であり、犬もそれを望んでいるといっていいでしょう。
是非、真剣に向き合う時間を作ってあげましょう。

昨日プライベートレッスンで伺ったMくん。
いろいろおうちの環境が変わって、疎外感を感じやすくなっていたようですが、飼い主さんとのトレーニングタイムを作って頂いたところ、目がキラキラして、とても満足気でした。

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外の散歩はとても重要ですが、それだけで犬を満足させることは出来ません。
外でも家でも、会話する時間を作りましょう。

沢山頭を使って疲れたあとは、静かな場所でゆっくり休ませてあげることが心身ともに健康でいるために欠かせませんね。

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