犬のデイリートレーニング

2026年6月10日 (水)

仔犬のご挨拶

昨日散歩中の引っ張りの話を書きました。
小さいころから、引っ張ればハンドラーが付いてくると学習した犬は
引っ張りが習慣になってしまうということもお話しました。

引っ張らないで歩いてもらうにはどうするのか、
単純に、引っ張られてもついて行かないことと、
基本のトレーニングの中で、ハンドラーへの意識付けをしていくこと。

いずれにしても、「ダメ!」というネガティブワードより、
「こっちの方がいいんじゃない?」という「代替行動への誘導」によって
少しずつ犬の行動を変容していくことができます。


さて、今日は生後6ヵ月のパピーさんのお散歩レッスンがありました。

そもそも、警戒心が強いタイプのPさん。
お散歩以前に、テラスに出るのも大変だったので、
お散歩も当初はなかなか歩けませんでした。

ようやくお散歩で少し歩けるようになると、他犬への「吠え」が出始めたそうで、
飼い主さんは悩んでいらっしゃいました。

前回のお散歩では、大分歩けるようになりましたが、
犬への遭遇が少なく、なかなか「吠え」を確認できませんでしたが、
今日はかなりの確率で遭遇出来たので、
その都度対処法をお伝えしました。

するとPさん、吠えないでスルーする経験を積むことができました。

要は、犬を見たらみんな友達ではなく、犬も景色の一部ぐらいに考えるようにすること。
つまり、いくら仔犬が遊びたがっていたとしても、
むやみに他犬に寄せるのではなく、きちんとコントロールすること。
リードが着いているのですから、優しいコントロールが出来るはずです。

202606102

相手の犬の状況はわかりません。
飼い主さんの気持ちもわかりません。

人間はニコニコ挨拶をしても、犬がそれを受け入れるかどうかは別のはなし。
そこで重要なのは、何度もお話している3秒ルール。

「こんにちは。」
「ありがとうございます。」

こんな会話で、今日のPさん、一度も犬に吠えることなくお散歩出来ました。

202606103

嫌な経験をすることもなく、お散歩をこれからも楽しんでくれるでしょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 9日 (火)

引っ張られていませんか?

愛犬との生活の中でのお困りごとのひとつに「お散歩時の引っ張り」があります。

歩かないのも困りものですが、引っ張られるのも大変です。

引っ張る理由を考えてみましょう。

①行きたいところがあって気持ちが急く。
②怖いものから逃げたくて一目散。
③ひたすらマイペースで、先に行きたがる。

①のケースは、公園に行きたい。ドッグランに行きたい。友達に早く会いたい。など、
犬が興奮している状態です。
②のケースはあまりないかもしれませんが、我が家のアシスタントは近寄ってくる犬が苦手なので、早くその場を立ち去ろうと足早になります。
③のケースは、飼い主を引っ張って歩くことが犬の習慣になっている状態です。

仔犬や小型犬の引っ張りは、ある意味大人がハンドリングしていればそんなには困りません。
ハンドラーが引っ張る犬について行かなければ、犬がグイグイ前に行こうとしても、自分のペースで歩くことが出来るからです。

しかし、中・大型犬が大人になったら、自分のペースで歩きたくても、グイグイ手を引っ張られて、痛い思いをしたり、腰が痛くなったりと、様々な弊害が起きてきます。

まずは、③のように引っ張りを習慣にしないこと。
そのためには、大勢に影響がない仔犬のころであっても、引っ張ったら前には行かれないと学習させることが重要です。
大きな刺激が無い環境で、平常心を保って引っ張らない習慣をまず付けること。

次に、①のように、刺激が目の前にあって、犬が行きたがっている場合でも、犬のペースにさせないこと。

そのためには、犬がハンドラーに意識を向けられるように環境づくりをしていくことが大事です。
つまり、一人で散歩しているのではなく、ハンドラー(飼い主)と一緒に散歩に行くということを意識させることです。
顔を見てくれたら褒めてご褒美をあげたり、名前を呼んだときに、直ぐに振り向いてくれたらご褒美をあげるなどして、ハンドラーの存在をちゃんとアピールしておくことが重要です。

リードが張った状態でハンドラーを引っ張り続けることで、ハンドラーの存在を意識させるのではなく、リードが張っていなくても、ハンドラーを傍に感じていることが大事。

引っ張ると首が閉まって痛いから引っ張るのを止めるのではなく、ハンドラーのそばにいると楽しいからと思えるようになるといいですね。


さて、一か月ほど前から、お散歩を見させていただいているTさん。
当初は右へ行ったり左へいったり、好きなように歩いていたそうですが、
飼い主様の努力の甲斐もあり、集中力もとてもよくなってきました。

202606091

楽しそうに飼い主さんを見上げる顔がいいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 7日 (日)

犬と遊ぶ

犬との遊びについては、プライベートレッスンやグループレッスンでよくお話させていただいています。
なぜなら、犬と遊ぶことはとても大事なコミュニケーションだからです。

以前は「どんな風に愛犬と遊んでいますか?」とお伺いすると、
遊び方がよくわからないというご意見も多かったのですが、
最近は、上手に遊んでいらっしゃる方が増えたように感じます。

しかし一方で、
「ボール投げをして遊んでいるけれど、数回投げると、自分で一人遊びを始めてしまう。」
とか、
「オモチャを投げても、持ってきてくれない。」と言ったお話もお聞きします。

確かに、ボールなどのオモチャは、犬にとってのオモチャですが、
オモチャを介して人と遊ぶことを犬に楽しんでもらうことが重要です。

もちろん、お留守番の時など、退屈しないように、一人で遊べるオモチャも必要ですが、
ハンドラーがそばにいるときは、ハンドラーと遊ぶことを楽しんで欲しいと思います。

犬と暮らすことは、コミュニケーションを深めながら、
時間を共有していくこと。
そのために、一緒に遊ぶことはとても大事なことです。


レッスンでは、ハンドラーが遊びに誘ったとき、
「今忙しいからやりたくない。」とか
「一人で遊ぶからいいよ。」とか言われないような関係性を築いていただきたいので
遊び方もお伝えしています。

最初は上手に出来なくても、次第に犬がもっと遊びたいと思う気持ちにさせてくださるようになると、犬のハンドラーへの意識や集中がとても良くなってきます。

昨日のレッスンでも、咥えたオモチャで一人遊びではなく、
ハンドラーさんの所に一目散に持っていくBさんを見て、ハンドラーさんとBさんの成長を感じました。

202606071

202606072

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 6日 (土)

時にはスタート地点に戻ってリマインド

犬と暮らし始めると、さまざまなルールを犬に伝えていかなければいけません。
そこで、様々な行動を犬に教えていくことになりますが、
犬がある程度出来るようになると、完全に理解したと勘違いしてしまうことがあります。

もちろん、50パーセントの確率であれば、人も「まだまだ練習が必要」と考えますが、
80パーセントぐらい出来るようになると、理解しているつもりになってしまうことが多いものです。

しかし、実際20パーセントの確率でミスをしているとすれば、
もう少し頑張って教えてあげる必要があります。
それは100パーセントでなければいけないということではなくて、
その20パーセントは間違っていると伝えることが大事ということ。

いつも出来ているから、ちょっと間違えたくらい大勢に影響がないからとそのままにしておくと、次第に80パーセントの確率が70、60と落ちていきます。
なぜなら、間違った行動をしても、指摘されないので、犬はそれでOKと学習するからです。

例えば「オスワリ」と「フセ」の違いや「お手」と「おかわり」の違い。
放っておくと、犬は50パーセントの確実で褒められるので、どちらかをやればいいと学習します。

大したことのない話かもしれませんが、ある意味様々なシチュエーションに繋がっていきます。
ドッグスポーツの競技に出る人たちだけの話ではなく、日常生活にも起こりうることです。

そして、もし犬が正解をわからなくなってしまったら、そこから見直すのではなく
ハードルを下げたり、スタートラインに立ち返ってみることをお奨めします。


さて、今日はドッグダンスのプライベートレッスンで、ヒールポジションが若干ズレてきたT家の方々。
プラットフォームを使った最初のステップに立ち返ってみたら、
少し思い出してもらえたようで、正しい位置に戻ってこられるようになりました。

体の使い方も同様です。
上手に後肢を使えていないときは、ターゲットを使ったりしながら、後ろ足の使い方をリマインド。

昨日オンラインレッスンでターゲットを出したとき、見習いが勝手にピボットターンをやっていたので、今日はヒールポジションでのピボットターンをリマインド。

202606061

202606062

ヒールワーク中、回転系の動きでポジションをはずさない練習にも最適です。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 5日 (金)

強化の歴史は裏切らない

「強化」とは、犬のトレーニングにおいては、犬に「それ正しいよ!」と言って褒めること。
逆に言うと、褒めてあげられる状況が無いと、犬は一切強化されないために、正しい行動が学習しづらくなるとも言えます。

「強化の歴史」とは、1回や2回ではなく、数えきれないくらい、さらに、「頻度」も高めで強化されることが重要です。

例えば、一日1回しか「オスワリ」の練習をしなかったとします。
そして7日間強化したとしたら、合計7回強化されたことになります。
一方、1日で7回「オスワリ」を強化したとすると、1週間で7回より1日7回の方が
当然強化頻度が高くなるので、犬は速く学習することができるというわけです。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、集中して、繰り返し練習した方が、
速く身につくということです。

こうして身についたことは、ちょっとリマインドするだけで、直ぐに犬は思い出してくれます。


さて、今日オンラインレッスンで、ピボットターンのお話をしたのですが、
その際、ターゲットとなる台をお見せするために床に置いたところ、
ハウスにいた見習いがすかさず飛び出してきて、
勝手に前足を乗せて「準備万端」という顔をしています。

202606051

このターゲットに乗るといいことがあると、2~3年前のピボット練習で学習しているので、出すだけで、何も言わなくても乗ります。
最近は全くやっていません。

楽しいことはちゃんと覚えているというわけですね。

基本、「強化」は犬にとって楽しいこと。
楽しくなければ、トレーニングは続きません。

愛犬に、何か「強化」したことありますか?
ちなみに、前にもよく書いていますが、「強化」は人間が意図していなくても起きています。

きちんと伝えたいことは、しっかり「強化」しましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 3日 (水)

トイレトレーニングのはなし

何度も書いたお題ですが、今回台風が来て、犬たちにおうちトイレをお願いしたのでリマインド。

犬の「習慣」を変えるのは時間がかかります。
トイレの習慣も同じ。

仔犬の頃は当然のように家の中で排泄する習慣を付けることに躍起になっていても、お散歩に出られるようになると、早く外で排泄出来るようにしたいと思う人は少なくないでしょう。

様々な場所に同伴するようになると、当然外出時間も長くなるので、家の中でしか排泄できないのは犬にとっては不健康です。

しかしながら、ある程度成長してくると、安心できる場所でなければ排泄できないという犬は少なくありません。
当然です。
とても無防備な体勢なので、落ち着いた場所でなければできないのは人間と同じです。

散歩が出来るようになって、直ぐに外で排泄出来る犬もいれば、なかなか出来ない犬もいますが、次第に慣れてくると、外でも排泄が出来るようになってきます。
個体差がありますが、我が家で繁殖した仔犬たちのうち、男の子は散歩に出始めてすぐに出来るようになった一方、女の子はなかなか出来ず、生後5ヵ月過ぎて旅行に行ったときも、ずっとトイレを我慢していて心配しましたが、現地に到着した夕方、林の中を散歩していてようやくしゃがみました。

いずれにしても、時間をかけてあげれば外でも排泄できるようになりますが、今度は家の中でのトイレを使わなくなる犬が意外と多いので、外で出来るようになっても、家の中と両方で出来るようにしてあげることが重要です。
なぜなら、台風で飛ばされそうになっても、外に連れ出さなければいけなくなるからです。

基本的に、トイレトレーニングが出来ていれば、犬はハンドラーに言われた場所で排泄することができます。

トイレトレーニングとは、排泄を促すキューを聞いたら、犬が排泄行為に及ぶというもの。
他のトレーニング同様、行為を意味するキューを犬が理解することが早道です。
そのためには、家の中でトイレをしている仔犬の頃から、さりげなく排泄中にキューの言葉がけをするという、いわゆる「キャプチャリング」手法で犬に言葉を教えていくことで、「オスワリ」と言われて犬が座るのと同様、「トイレは?」と言われて、排泄するようになるわけです。

トイレトレーニングのポイントは、仔犬のトイレを見逃さないことですが、だからと言って見張っていてもなかなかしてくれないので、排泄のタイミング(食後、寝起き、遊んだ後など)で、トイレスペースに犬をいざないなって待ち、排泄行為が始まったら、さりげなく(圧をかけず)声をかけること。

声掛けにはいろいろあります。
盲導犬のトレーナーさんなどは「ワンツー」という言葉を使うと聞いたことがあります。
一般的には、「トイレ」。
我が家は、大と小を分けてコールするので、そのまま「ウンチ」と「おしっこ」。

外を散歩しているときでも、あまり他人様のご迷惑にならない場所で声をかけ、嵐の日は家の中のトイレシートの横で声をかけるだけで、犬たちは済ませてくれます。
特に、ドッグスポーツの競技に参加するときは、リンクイン前にお願いしておかないと、緊張して行きたくなったりすることもあるので、必ず声をかけるようにします。

犬に強要するようで嫌だと思う人もいるかもしれませんが、道の真ん中や、横断歩道の上など、間が悪いときにしたくなることがないように、早めの声掛けをすることは、小さい子供にお出かけ前に促すのと同じなので、強要にはなりません。
「今行っておけば?」と声をかけてあげるだけ。

大人になってから外トイレをおうちトイレに変えるには時間がかかる犬もいます。
先々代の犬たちは、トイレトレーニングは出来ていましたが、成犬になってから引っ越しをしたとき、3頭中2頭はその日のうちに新しい家のバスルームがトイレになっても文句を言いませんでしたが、先ほど書いた女の子は1週間かかりました。
時間がかかるということは、それだけ犬がストレスを感じているとも言えるので、小さいうちから、両方できるようにしておいてあげるといいですね。

202606031
※ちょっと頭が固かったのは真ん中の娘犬でした。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 2日 (火)

「般化(Generalization)」のはなし

今日も専門用語のようなお題ですが、「般化」とは、簡単に言うと、普段できることを、いつでもどこでも出来るようにしましょうということ。

犬のトレーニングで言うと、
「家の中ではオスワリができるけれど、外に行くと出来ません」というのは、
犬は「オスワリ」という行動を理解はしているが、「般化」が出来ていないということ。

見知った人しかいない家の中で、しかも何の刺激もない場所であれば、ハンドラーの「オスワリ」という言葉に対して行動に移せても、玄関の外で、視界によその人がいたり、車の音やバイクの音などの生活音がしていると、途端にできなくなってしまうのは当然のことなので、そもそも、そういう場所でも犬が出来るように練習していきましょうということです。

特に呼び戻しなどは、家の中では飛んできても、ドッグランではどうでしょうか。

だからと言って、急にドッグランなどの刺激の高い場所ですぐに練習するのはNGです。
失敗ばかりが繰り返され、犬は結果、まったく褒められないどころか、
叱られたりしていい経験に繋がらないからです。

少しずつ様々な場所に馴らしていくためには、犬の失敗を増やすのではなく、成功体験を増やすことがポイント。
「出来る」を増やしていくことで、最終的には日常生活や競技中においても、ハンドラーの言葉のキューをしっかり聴いて反応出来るようなっていきます。


さて、我が家の見習い、ちょうど2ヵ月前から、ドッグダンスのトリックである、「クロスハンド(paws)」を教え始めました。

とは言っても、一から教えたのではなく、それ以前に、座っていても、立っていても、あるいは伏せていても、右前足と左前足を挙げることはマスターしていました。

ですから、伏せた状態で前足を交差させながら挙げて、反対側の前足の上に乗せるという動きを教え始め、2ヵ月経って、ハンドラーとの位置関係をいろいろ変えても、言葉のキューに反応出来るようになったということです。

この場合も「般化」が必要でした。
なぜなら、最初は目の前で教えたので、目の前ならば、多少距離があっても、外でもやれるようになったのですが、いざドッグダンスのルーティンに入れるために、並んでやってもらおうと思ったら、こちらを見ようとして、思い通りに前足が動きませんでした。

202606021

「教えたはずなのに、なぜできない?!」と思いたくなる状況のひとつです。

ボディシグナルもハンドシグナルも必要なく、言葉のキューだけで反応出来るのだから、ハンドラーが違う場所にいても出来るだろうと考えてはいけません。
もしかしたら、出来る犬もいるかもしれませんが、状況が変わっても、あなたのやることは同じだと伝えることも大事なことです。

ハンドラーが正面にいるときだけでなく、横にいてもやることは変わらないと、少しずつ教えていくと、いろいろな位置関係でもきちんとできるようになります。

202606022

焦らず、分かりやすく伝えていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年6月 1日 (月)

条件付けによる行動変容

専門的なワードのお題ですが、簡単に言うと、犬にやって欲しくない行動を変えるために、新しい習慣を作るといった感じでしょうか。

犬の行動を変えるためには、その行動を取ることによって、犬がメリットを感じる必要があります。
メリットを感じることで、犬はその行動をとる度にいいことがあると学習し、結果、その行動が頻出するというわけです。

例えば、散歩中他犬を見ると反応してしまう犬の場合、他犬が視界に入ってロックしそうなときに、愛犬にトリーツを渡す新しい習慣を作っていくと、犬は他犬が視界に入ったら吠えるという行動よりも、ハンドラーを見て、トリーツをもらうという行動に変わっていくというもの。

もちろん、直ぐに変わるわけではありません。
繰り返し「強化」していくことで、時間はかかるかもしれませんが、少しずつ行動は変わっていきます。

インターホンが鳴ると吠えるという場合。
インターホンが鳴ると、オヤツが落ちてくるという新しいパターンを作ることで、犬は吠えるよりもオヤツを食べることを優先するようになります。

我が家の犬の場合、あるときから突然にインターホンに反応するようになってしまったので、インターホンが鳴ったら、犬が一瞬吠えても、すぐにハウスにオヤツを投げ込んで、「ハウス」と声をかけるようにしました。
普段から、ハウスは大好きなので、刺激がなければ、オヤツが無くてもハウスに入りますが、インターホンが鳴ると、対応のために私が部屋を出ると予測し、興奮するようになってしまったため、繰り返しハウスにオヤツを投げていたら、インターホンが鳴ったらハウスに飛び込むようになりました。

最初の一声は出ますが、吠え続けることはなくなりました。

もっと来客が多いと、もっと沢山練習が出来るのですが、あいにくたまにしか来客がないので、なかなか学習が進まないのも事実。

学習を速めるためには、繰り返しの練習が不可欠ですね。

散歩中、ハンドラーを見るとトリーツがもらえるという習慣づけをしたので、特に大きな刺激がないときは、こんな感じでご近所散歩する犬たち。

202606011

刺激が高いときは、鉄板の「ダウン」をお願いすることもあります。
そういう意味で、基礎のトレーニングはとても大事ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月31日 (日)

自分で考えた行動は身につきやすい。

犬に教えた行動を鉄板にするには時間がかかります。
まず、動きに体を慣らすことに時間がかかります。
その行動と、行動を示すキューをリンク付けすることにも時間がかかります。
さらに、キューを聴いて、いつでも、どこでも出来るようになる(般化)には
もっと時間がかかります。

いつも書いているように、出来ると思っていたことがまだだったというのは
それぞれにきちんと時間をかけていなかったことによって生じる状況です。

そうならないためには、ひとつひとつ、どこまで犬が理解できているのかを検証し、
段階を経て完成させていくことが重要になります。

一方、敢えて犬に教えなくても、犬が考えてとる行動は、
ある意味犬の自発的に、この状況ではどうすればいいのかを考えているので、
繰り返しその行動が起きやすい状況を作っていくと
犬は言葉のキューを聞いたからやるのではなく、
犬が自身を持って自ら行動するという点で、出現頻度が高くなります。

つまり、「やってちょうだい。」と言われたからやるのではなく、
この状況ではこの行動を取った方が褒めてもらえる(いいことがある)と理解して行動するため
行動が起こりやすくなり、身につきやすくなるのです。

例をあげると、大興奮する仔犬に対して、ネガティブワードを使うより、
興奮しづらい環境を作って、自分から座ったり伏せたりしたときを
ピンポイントで褒めていく(強化)と、「オスワリ」や「フセ」の言葉を知らなくても、
自分からその行動をとって、落ち着くことができるようになります。


さて、今日は5か月のLさんのレッスンがありました。
自転車、人、車、様々なものが刺激になって興奮してしまうお年頃ですが、
刺激対象物から距離をとったり、跳んだり跳ねたりできない状況の中で
自発的にとる、「オスワリ」や「フセ」を褒め続けて行ったら、
何も言われなくても、座ったり伏せたりするようになってきました。

202605311

もちろん、その都度褒めて、「その行動はあっている」と伝えていくことで
さらにこれらの行動は鉄板になっていくでしょう。

同時に、言葉のキューをのせていけば、
「キャプチャリング」という方法で、言葉も覚えていくことができます。

確実に育っているLさんでした。

202605312

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月30日 (土)

仔犬散歩のルール

仔犬は日々成長しているので、昨日出来なかったことが急に出来るようになったり、
昨日は気にしていなかったものが急に気になりだしたりと、変化の連続です。

何が悪いとか、何がいいとかというより、今仔犬にとって必要なことな何なのかを判断してサポートしていくことが大事なポイントになります。

例えば、まだまだ怖いものが沢山仔犬の場合は、自信がつくまでひとつずつ自分で確認させてあげることが重要です。
※相手が生き物の場合は無理をさせないこと。

一方、好奇心満載で、なんにでも突撃していくような場合は、途中で止めることも大事です。
特に仔犬は動いているものに反応しやすいので、人や犬、バイクや自転車など、
突撃したくなるものは沢山ありますが、
どれをとっても、安全を確保できるとは限らないので、
そういう場合は仔犬の動きを止めることも重要になります。

先日、新広尾公園ドッグランで行われたしつけ教室でもお話しましたが、
好奇心のままに、他犬に突撃していく仔犬の場合、
相手がいい子であれば、受け入れてもらえるかもしれませんが、
仔犬が苦手だったり、そもそも犬が嫌いな犬の場合は、
返り討ちにあわないとも限りません。

そうならないためには、仔犬の突撃を止めることが重要です。
引っ張るリードを引っ張り返すのではなく、
自分が電柱か岩になったつもりで、仔犬のリードをしっかり止めること。
引っ張りっこのように、引っ張り返すのとは違います。

202605302

202605303

仔犬が我に返って戻ってきたら、そこをきちんと褒めてあげます。
つまり、好ましい行動のみを強化していくということです。

繰り返しの練習が、犬の学習を速めます。
ネガティブではなく、ポジティブに伝えていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

より以前の記事一覧