犬のデイリートレーニング

2020年12月 1日 (火)

ドッグトレーニング:お散歩の目的は?

午前中は生後6か月のお嬢さんのレッスンでした。

前回のハウストレーニングで、ハウスに入るのも気持ちよく走って行ってくれるようになり、これからは少しずつ待機時間を伸ばしていく練習に入ります。
ハウスは楽しい場所、落ち着ける場所と思えるようになってもらえるように、飼い主さんの工夫が見せどころです。

Aさん、お散歩の足取りが重いとのことでしたので、後半はお散歩の様子を見させていただきました。
確かに、トットコ行く感じではなく、地面ばかり気になって途中でよく止まります。

ところが、公園に入ると落ち葉を口に入れながらどんどん進んで行きます。
なるほど、拾い食いが楽しいようです。
したがって、全然飼い主さんのことも気にしていません。

ちょっと開けた場所で、おうちで破壊するほど気に入っているおもちゃを見せたのですが、全く興味を示しません。
ひたすら落ち葉食いを楽しんでいる様子。
よほど美味しいのでしょう。

202012011

そこで、おもちゃ遊びも楽しいと気づいてもらえるように、飼い主さんと私で遊ぶことに。

すると、自分のことを気にしないで遊んでいる私たちの方が気になって、遊びに参加してくれるようになりました。

最後は引っ張りっこにも。

202012012

おうちの中で遊べる子が外でも同じように遊べるとは限りません。
なぜなら、外にはおうちに無いディストラクション(気がそがれるもの)が沢山あるからです。

いろいろなものに興味を示して、自分で確認することはとてもいいことですが、そればかりが気になって、飼い主さんが不在になってしまうと、一緒にお散歩を楽しむというより、拾い食いをさせに外に出て、拾い食いするたびに、それを遮らなければいけなくなってしまいます。

拾い食いより楽しいことがあると教えてあげるとともに、飼い主さんを気にしてくれたら褒めて、ご褒美として好きな物を提供してあげることを繰り返してあげると、飼い主さんへの意識があがってきます。

帰り道は、作業中のお兄さんたちにも跳びつくことなく、上手に挨拶が出来ました。
跳びつかないことを強化していることと、お兄さんがしゃがんでくれたことで、跳びつく必要が無かったことも成功の理由でしょう。

若い犬たちは日々いろいろいなことを経験し、学習していきます。
なるべくいいことを学んで欲しいですね。

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2020年11月30日 (月)

散歩が嫌いな犬

「戸塚お悩み相談」では「お散歩が嫌いなのですが・・。」というのもありました。

「犬なのに散歩が嫌い?あり得ない!
と、中・大型犬を飼っている人は恐らくびっくりされるのではないでしょうか。
しかし、実のところお散歩嫌いな犬は意外と多いのです。
特に小型犬によく見られます。

なぜお散歩が嫌いなのでしょう。

小型犬は当然小さいので、他の大きい犬に会ったとき緊張したり、怖がったり、警戒したりするのが普通です。
そんな小型犬が自分より大きい犬と出会って嫌な経験をしてしまえば、当然大きな犬は怖いと感じるでしょうし、散歩に行けば日常的に大きな犬とも遭遇するので、次第に散歩は楽しくなくなってくるという可能性もあります。

また、夏のお散歩で、飼い主が地面の暑さに気づかず散歩に連れ出していると、歩くことが苦痛になってしまい、散歩嫌いになってしまうというケースもあります。

さらに、車やバイクなど、大きな音をたてて行きかうものが頻繁に通る場所も、犬にとってはあまり楽しい場所ではありませんね。

そうならないように、子犬の頃に社会化を行い、なるべく多くの物に馴らしてあげるということが不可欠になってくるのですが、社会化の方法を間違えてしまうと、これまた外に出るのが嫌な子になってしまったりします。

小型犬は片手で簡単に抱っこ出来てしまうことも散歩嫌いに拍車をかけることがあります。
つまり、歩きたがらなかったり、怖がっていたりすると、ついつい抱き上げてしまい、自分で問題を解決する力が育つ芽を摘んでしまうことがあります。
子犬でも中・大型犬の子は意外と重いため、そうそう抱っこして歩くこともままならないので、自分から歩くのを待ってみたり、励ましながらなんとか歩かせようと飼い主さんも頑張りますが、片手でひょいと持てると、そのステップが飛ばされてしまいがちです。

夏にお預かりしていたNさん。
小型犬のパピーでしたが、お散歩の途中にどうしても渡らなければいけないグレーチング(金属の格子)がありました。

初めてグレーチングを目の前にしたとき、Nさんやはり立ち止まりました。
どうするかしばらく見ていると、行ったり来たりを繰り返した後、勢いをつけて跳び越えてきました。
もちろん、そのときは「すごいね~。やったね。」と思いっきり褒めてあげました。
その後も、少し躊躇はしますが、いつも気合を入れて跳び越えるようになりました。
自分で解決できると、満足気に先を歩いていました。

犬に自分で問題を解決できるように考えさせる時間を与えることは子犬に限らずとても大事なことです。
嫌なことがあれば、常に飼い主さんが抱っこしてくれたりして嫌な思いをしないで済むならいいのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。
自分の足で自信を持って歩けるようにサポートしてあげると、お散歩嫌いも軽減されるかもしれませんね。

ただ、急にお散歩が嫌いになったときは、健康面を考えてみたほうがいいときもあります。
どこか(足、関節、足の裏)が痛い。
体重が重くなって歩くのがつらい。
年齢を重ねて、歩くのがしんどくなってきた。
などなど。
そんなときは獣医さんを訪ねてみましょう。

わが家で生まれたボーダーの男の子は、年齢を重ねて、ちょっとした上り坂が辛くなって、歩きたがらないことがありました。
仕方が無いので、彼との散歩はなるべく平坦な道を使うようにしました。

犬のサインを見逃さないことも大事なポイントです。
歩くこと自体が嫌なのか、外に出るのが嫌なのか、行きたくない場所があるのか、といったことを切り分けて考えてみると、理由がわかるかもしれませんね。
外で飼い主さんと楽しく遊べるとわかると、散歩にもつきあってくれるかもしれませんよ。

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2020年11月13日 (金)

デイリートレーニング:経験値は少しずつあげる

子犬のとき重要な社会化は大人になれば終わりではありません。
なぜなら、犬の周りで起こること全てを犬が理解できるとは限らないからです。

人間との共存の中で経験する多くのことを、おおごとにしないためには、
小さい経験の積み重ねが重要です。
苦手だからと避けていたら一生大丈夫にはならないでしょう。

「苦手」の意味は嫌いとは限りません。

嬉しくて大興奮してしまうこともあるでしょう。
つまり平常心でいられないことです。
平常心でいられなければ、当然ハンドラー(飼い主)の言葉も耳に届きません。

いろいろなものに少しずつ馴らしていくことで、ひとつひとつのことをおおごとにすることなく、
気にしないでいられるようにしてあげることが、ハンドラーがやるべき大事なお仕事ですね。

 

今日のプライベートレッスンでは、犬を見つけると興奮してしまうLさんに、犬はいて当たり前と学習してもらうために、距離が取れる大き目な公園で練習。

最初は少々興奮気味だったLさんも、落ち着いて歩く練習をしているうちに、自分から飼い主さんに意識を向け始めました。

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自発的な行動はしっかり褒めてあげましょう。

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2020年11月 8日 (日)

ドッグトレーニング:日々の練習の大切さ

先週、ラリオビのレッスンで、とてもいい集中を見せてくれた若いオス犬のことを書きました。
最初はラリオビ以前の基礎トレーニングから始めなければいけなかった子ですが、飼い主さんの日々の練習の成果で、ラリオビのレベル3もチャレンジできるほどになりました。

今日のレッスンの生徒さんは、コロナ禍もあり、ほぼ8か月ぶりのレッスンでした。
しばらくぶりのレッスン場所ということもあり、最初は多少集中を欠いていたようですが、その後は落ち着いてハンドラーさんの話が聴こえるようになりました。
日々のトレーニングの成果ですね。

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基本はすでに理解できていますが、しばらくぶりの喧騒ということもあり、環境刺激が集中の邪魔をすることはよくあることです。
経験値を高めること、冷静でいられることを教えることは犬たちにとっても多くのメリットがあります。

是非日々わずかな時間でも、愛犬のサポートに割いてあげましょう。
犬たちを退屈にさせないためにも、楽しい時間を共有してあげましょう。


愛犬と外で一緒に遊べるようになるということも、愛犬の成長のひとつですね。

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2020年11月 2日 (月)

デイリートレーニング:愛犬との距離は大丈夫ですか?

犬は人間に対して嫌な印象を持っていない限り、人間の傍にいることを好む動物です。
子犬の頃は飼い主の後ろを付いて歩き、動く足にじゃれ付いて遊んだりと、人に対する親和性が高い動物です。

かわいい子犬がやってくれば、いつも手元において撫でていたいと思うのは当然のことです。
しかし、犬には成長のための睡眠時間も必要です。
ひとりで静かに休んでエネルギーを蓄えた、頭の中を整理する時間です。

ところが、子犬がやってくると、最初はトイレトレーニングのこともあって、サークルなどある程度限られたスペースを用意していますが、次第にサークルを開けてフリーにするご家庭が増えています。
「狭い場所に閉じ込めておくのはかわいそう」と思われてのことのようですが、実は犬は狭くて暗い場所が好きなんです。

自由になる時間は必要ですが、危険回避のためにも、目が届かないときはサークルやハウスを活用することで、犬に一人になる時間を提供することも大事です。
いつも人の傍にいられるように自由にしてしまうと、一人でいることが難しくなります。
ひどくなると分離不安を発症しないとも限りません。

今まではいつも一緒にいっていいと言われたのに、お出かけのときは一人にならなければいけないというのは犬にとってはとても苦痛なことです。

最初は吠えたり泣いたりしても、諦めの早い犬もいますが、ずっと吠え続けている犬もいます。
わが家のご近所の小型犬も、飼い主さんが留守の時はず~っと泣いているので、知っている人は、犬が鳴いているから今は留守だとわかってしまうほどです。

人の傍にいられないストレスを抱えている犬は、精神的に不安を抱えているのと同じなので、行動も落ち着かず、質のいい学習もなかなか進みません。
さらに、自由になっているからといっても、いつも相手にしてもらっているわけではないので、いつも飼い主の行動を見張っている状態になってしまいます。

オンとオフをわかりやすくするためにも、サークルやハウスはオフの場所と言うように犬に認識してもらい、サークルから出してもらったときは「好きにしていいよ。」だけでなく、一緒に真剣に遊んだり、トレーニング(遊びを混ぜた)をすることで、人との関わり方を教えてあげることが不可欠です。

「待つ」ことを教わっていない犬は、待たなければいけない状況に非常にストレスを感じてしまいます。
同時に、やりたくないことを指示されたり、やって欲しくないことをされそうになるとさらにストレスを感じて、防衛行動(吠えたり噛んだり)にでることもあります。

犬と真剣に関わる時間は犬とのコミュニケーションづくりに大事な時間であり、犬もそれを望んでいるといっていいでしょう。
是非、真剣に向き合う時間を作ってあげましょう。

昨日プライベートレッスンで伺ったMくん。
いろいろおうちの環境が変わって、疎外感を感じやすくなっていたようですが、飼い主さんとのトレーニングタイムを作って頂いたところ、目がキラキラして、とても満足気でした。

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外の散歩はとても重要ですが、それだけで犬を満足させることは出来ません。
外でも家でも、会話する時間を作りましょう。

沢山頭を使って疲れたあとは、静かな場所でゆっくり休ませてあげることが心身ともに健康でいるために欠かせませんね。

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2020年11月 1日 (日)

ドッグトレーニング:犬の準備は出来ていますか?

犬に何かを伝えようとするとき(トレーニングを行うとき)、一番気をつけなくてはいけないのは、今その犬が学べる状況にあるかどうかを見極めることです。

簡単に言うと、周りの刺激に飲まれて興奮したり、気が散っていれば、当然学習することは出来ません。
興奮とは、楽しいことだけでなく、警戒していたり、怖がっていたりなど、いわゆる平常心でない状態のことをいいます。

つまり、落ち着いて人の話が聴ける状態でなければ、集中することもできず、意欲的に作業することもできません。

そもそも、安全な場所でなければ、自分の身を守ることばかりに気を取られ、集中して作業することはまずできないでしょう。
では、安全な場所とはどういうところを言うのでしょうか。

それは、信頼すべきハンドラー(飼い主)がそばに居て、何かあればその人が守ってくれると確信できる場所です。
そのためには、まずは犬に信頼されるハンドラーになることが第一歩。
ハンドラーとの関係性が無い中で何か言われても、恐らく犬たちは何もやってくれないでしょう。

信頼関係は食べ物(トリーツ)で築くものではありません。
犬にわかりやすく伝えられるようになれば犬は信頼してくれるようになります。
こちらの意図をわかりやすく伝えるためにご褒美として食べ物を使うことは、食べることが大好きな犬にとってはとてもわかりやすいものですが、目の前のご褒美を釣り餌にするだけでは、犬は言うことはきいてくれません。

まずは、安全な場所を与え、一貫性を持った態度で犬とコミュニケーションを取ることから始めます。
それを繰り返していくと、犬はハンドラーを信頼するようになり、ハンドラーの言葉に耳を傾けてくれるようになってくるでしょう。


今日は新しい飼い主さんと暮らし始めて3か月ほど経った保護犬の若犬Kさんのプライベートレッスン。

新しい環境に馴れ、飼い主さんとのコミュニケーションも大分取れるようになってきました。
まだまだ環境刺激など気になる物は沢山ありますが、お散歩中自分から飼い主さんを気にしてくれるかの確認も兼ねて、ロングリードを使ってのルーズリーシュウォーキングにチャレンジしていただきました。

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多少地面が気になったりしたものの、思った以上に飼い主さんに意識を向けて歩くことができました。

リードが緩んだ状態でも、落ち着いて散歩が出来るようになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、日々の練習は大事ですね。
愛犬と真剣に向き合ってくださるので、これから先が楽しみです。

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2020年10月28日 (水)

ドッグトレーニング:馴れることが大事

今日は公園でのプライベートレッスン。

オーナーさんは早めに到着されて、一周りされたそうで、その際Lさんのテンションが高かったので、公園レッスンがまだ早いのでは?と心配されていらっしゃいました。

確かに公園には多くのディストラクションがあります。
しかし、ディストラクションとの距離が十分に取れるのであれば、公園で様々な刺激と遭遇するのはとてもいい練習になります。

ご近所のお散歩の場合、なかなかディストラクションとの距離が取れなくて、犬が興奮しすぎてしまうことがあります。
公園とご近所ではディストラクションの内容が少し違いますが、様々なディストラクションを経験して経験値をあげることは若い犬の成長過程においてはとても大事です。

今回のLさん、最初は大興奮でしたが、少しずつ周りの環境に馴れてくることで、次第に落ち着ける時間が増えてきました。

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自分からハンドラーを見る余裕も出てきました。

202010282

その行動をしっかり褒めてあげることで、その行動はさらに出やすくなります。

もちろん、トリーツのご褒美が全く効果がないほど周りの刺激に飲まれているときもあります。

まずは無理をしないで、セルフコントロールを少しずつ学んでもらいましょう。


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2020年10月23日 (金)

犬はなんでいたずらするの?

ドッグトレーニングのご依頼の際、問題行動として愛犬のいたずらが上位にランキングすることはあまりありませんが、ご自宅にお伺いすると「実は・・。」と出てくることがよくあります。

洗濯かごから靴下などを持ち出して遊んでいるとか、壁や床を噛むとか、靴を噛むとか、ゴミ箱を漁るなどなど色々出てきます。

犬は何でいたずらをするのでしょう。
大きく分けると理由はふたつ。
1.
退屈しているから。
2.飼い主さんの注意を惹きたいから。


どうでしょう。
思い当たることはありませんか?

好奇心旺盛な犬たちにとって、たいくつは最大の敵。
そのためには、十分な運動や脳への刺激が欠かせません。
体や頭を使った犬はぐっすり寝てくれます。

身体的な疲労はすぐにチャージされてしまうことが多いですが、頭を使うともっと疲れてくれるものです。
満足した犬はいたずらにまで気は回らなくなります。

また、群れの生活に馴れている犬たちにとって一人でいることは結構辛いものです。
そこで、飼い主さんにかまって欲しい犬たちは、自分の気持ちをアピールするために、飼い主さんの周りを跳びまわったり、足に噛みついたりしながら自分に注意を向けようとします。

それでもうまくいかなかったとき、退屈した犬たちは自分でゲームを作り出そうとしますが、そのゲームが人間にとって都合が悪いとき、人間はそれに対してリアクションするので、犬は教えたわけでもないのに、いたずらをするとかまってくれると学習していくのです。

今日プライベートレッスンでお伺いしたLさん。
まだまだお子様のお嬢様。
私が伺うと、コロナ禍で人との接触が少ないこともあり、大歓迎してくれます。

レッスンの合間、飼い主様とお話をしていると、早速始まりました。
コルクマットの端っこをはがすゲームです。

お気に入りのおもちゃは床に落ちているので、遊ぼうと思えば十分遊べるのに、今は一人遊びの気分ではないようです。

普段飼い主さんはいたずらを見ておもちゃを投げてあげたり、「やめてね。」と声掛けをしたりされるそうです。

そこで今日はちょっと知らん顔していただくようお願いしました。
L
さんは、端っこに噛みついてピリピリはがしながらちらちらこちらを見ています。
それでも、気にせずお話をつづけていたところ、

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なんと寝てしまいました。

L
さんがいたずらしようと画策しているときは、遊んで欲しい時。
それがわかっていれば、その兆しを見せたときはこちらから声をかけて遊んであげれば満足させてあげることができるのです。

知らないうちに犬のペースにのせられてしまうと、犬にとって思い通りにいかないときにストレスを感じさせてしまいます。

犬との関わりの中でもネゴシエーションは必要です。
お互いがストレスにならないよう、うまく付き合っていきたいですね。

※もともと犬がいたずらすると危険な物(ごみ箱やケーブルなど)は犬の口は手の届かないところに置いておきましょう。

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2020年10月11日 (日)

ドッグトレーニング:犬はやって欲しくないことも学習する

犬に何かを教えるということは、犬に学習してもらうことです。
つまり、トイレの場所を覚えることや、オスワリなどの行動にキューを付けて、犬に言葉と行動の関連付けを教えるということは、犬に新しいことを学習してもらうことに他なりません。

しかし、犬たちは人間側の意図したことを学習するだけでなく、当然のことながら、意図していないことも知らないうちに学習しているのです。

やっては困るようなことも、気が付かないうちに身につけていることもあります。
一度学習したことをやめさせるには、止めることにメリットが無いとなかなか難しいものです。

特に知らないうちに学習してしまっていることは、犬にとってメリットがあったから学習されていると考えられます。
したがって、それ以上にメリットがあることを犬に提示して、その行動と正反対の行動をとってもらうような環境を作ってあげることが対処法となります。

例えば「引っ張り癖」。
気が付けば散歩中いつも犬が飼い主を引っ張って歩いている場合、犬は別に悪いことをしているのではなく、行きたい方向にずんずん引っ張って行っても、飼い主が付いて来ると学習しているので引っ張っているだけなのです。

対処法としては、引っ張ったら止まって、引っ張っている間は前には進めないと伝えていく方法や、引っ張らない状態を褒めて犬にメリットがある報酬を出していく方法などがあります。
もちろん両方をコンバインすることで、学習速度は上がっていきますが、飼い主としては忙しくなります。
犬を観察し、いい行動をキャッチして、その都度褒めなくてはいけないからです。

小型犬であれば多少引っ張っても痛くもありませんが、大型犬は結構大変です。

出来れば子犬のうちから引っ張らない歩き方を教えてあげると後が楽ですね。

今日プライベートレッスン中、通りかかったとある飼い主さん、フレキシブルリードでこちらに飼い犬を寄せてきました。
犬は行きたい方向に引っ張ればリードが伸びていきたい方向に行けると学習しているので、全く戻る様子はありません。

知らない犬に自分の犬を寄せる人は少なくありませんが、人間だって知らない人が急に真横に立ったら警戒するように、突然傍に来られたら嫌がる犬もいます。
一言相手に確認するための時間が持つために、犬をコントロールすることも大事ですね。
犬任せでは、相手に迷惑になることもあります。

さて、レッスン中のS君はノーリアクションでしたが、アシスタントの方が、急に近づいてきた犬に警戒して一声。
その後近づいてきた別の犬は、飼い主さんが先に挨拶をされて、「いいですか?」とおっしゃってくれたので、ニコルも自分から挨拶をしにいきました。
犬は相手の犬だけを見ているのではなく、飼い主さんを見ていることがあります。
安心できる飼主さんだと、犬も心を許します。
もちろん犬同士の相性がありますので注意は必要ですね。

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S君、今日は思いのほか刺激満載だった場所で、少しずつ飼主さんに集中する時間も増えてきました。
繰り返し練習は欠かせませんね。


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2020年10月 2日 (金)

愛犬はお散歩好きですか?

「犬にとってお散歩は楽しいもの。」と思っていらっしゃる方は沢山いますが、実際はそうでないことがかなり多いことを最近痛感させられています。

散歩に行こうとしてリードやハーネスを手にすると、犬が固まってしまったり、逃げてしまったり。
無理にリードを着けようとすると噛まれそうになったりといろいろです。

なぜお散歩が好きではないのでしょうか。

お散歩が嫌いな犬たちの中には、単に「外が嫌い。」と言うタイプと、「外を歩くのが嫌」。というタイプの子がいます。

「外が嫌い」な子は、外に出ただけですぐ家に帰ろうとしますし、玄関を出ることさえ難しい犬もいます。
「外を歩くのが嫌」な子は、出るとすぐ抱っこをせがんだりします。

いずれにしても、自分の足で外を歩くことが苦手な犬たちで、無理に引っ張ろうとすると、場合によっては首輪やハーネスが抜けてしまいそうになることもあります。

なぜお散歩が苦手なのでしょう。

原因のひとつは、「社会化不足」です。
自分の足で歩けない時期から抱っこ散歩などで外の環境刺激に馴らしてあげないと、実際お散歩に出られる時期になって、怖いものが増えてくる時期と重なった時に、車の騒音や、建築現場の雑音などと遭遇すれば、ますます外に出るのが怖くなるのは当然のことです。

また、小さいころ社会化を行っていたとしても、その後お散歩の回数がほとんど無かったり、日常的におうちの中が静かであったりすれば、外の生活音にさらされる機会を失ってしまい、たまにしか出ない外の環境刺激に馴れるには時間がかかってしまいます。

中にはブリーダーさんの環境が人里離れた静かな場所だったために、オーナーさん宅の都会の環境との違いに適応できず、外が嫌いになってしまった犬もいました。
社会化はブリーダーさんのところにいるときから始まっているのです。

外が嫌いだからと言って、一生犬を家の中に閉じ込めておくわけにはいきません。
どうしても連れて出なければいけないことはあるわけで、たまにしかないからとその都度犬にストレスを与えてしまうよりは、ちょっと手間でも、愛犬を外に連れ出す機会を増やし、少しずつでも馴らしてあげることがその後の15年以上の犬生を楽しいものにしてあげることにつながるでしょう。

ひとりでは、なかなかその一歩が踏み出せなくても、仲間がいると行けることもあるので、今日はお預かりのNさん同伴でお散歩レッスン。

大きな音に時折立ち止まり、動かなくなることはありましたが、一緒に並んで歩く姿も確認できました。

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焦らず、少しずつですね。


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