考える犬を育てる。
子犬の頭はスポンジのように沢山のことを吸収していくものですが、たとえ年齢を重ねていたとしても、日常的に考えて行動することを知っている犬は、多くを学習することができます。
考える犬とはどういうことでしょうか。
子犬や思春期の若い犬は、そもそもリスク管理などは出来ないので、目先のメリットや、日々の習慣の中で予測しながら行動しています。
犬にとっての目先のメリットを上手に使うことで、犬に行動を教えていくことは可能ですし、その行動が習慣化していけば、目先のメリットが毎回なかったとしても、犬の行動は身についていくものです。
行動を教えていないのに、体を押したり引いたりして強制しても、犬の学習は進みません。
要は犬が自分から行動しやすい環境を作ることが重要です。
跳びつくより、吠えるより、座った方が美味しいオヤツがもらえると学習すれば、犬は「オスワリ」を連呼したり、お尻を押さなくても自分で考えて座るようになります。
考える時間を奪ってしまうと、犬は何もしなくなってしまいます。
また、犬のエラーばかりをネガティブに扱っていると、やはり犬は行動しなくなります。
行動すると、叱られると学習するからです。
犬のやりたい気持ち、考える力を育てていきましょう。
ハウスを教えたこともないのに、勝手に先代アシスタントが使っていたハウスに入って寝ていた家に来て間もない頃の現アシスタント(右)。
なぜ入ったのでしょうか。
1月の寒さを避けて、優しいねぇさんのそばにいることのメリットを彼は教えていなくても学習したということですね。
(前アシスタントはちょっと不満げでしたが。)
もちろん、現アシスタントは今でもこのハウスを気に入っているので、中でくつろいでいます。
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