犬のデイリートレーニング

2025年3月16日 (日)

犬は予測できる動物です。

自然界で生きている動物たちは、危険回避能力が高いと言われています。
それは当然自分の身を守るためですが、家に飼われている犬たちだって予測することはできます。
自分の身を守るためでなくても、飼い主の行動をよく観察しているので、次に起こるであろうことを容易に予測します。

あのジャケットを着たら仕事。
あのかばんを持ったら散歩。
などなど、予測しながら自分の取る行動を考えているのが犬たちです。
したがってある程度予測できる方が犬をだまし討ちにしないで済みます。
だまし討ちは信頼関係を失いかねないので、そこは十分注意が必要です。

例えば、「おいで~♪」と言われて行ってみたら、爪切りだった。なんてことになると、次からは「おいで~♪」の声を聞くとどこかに隠れてしまうかもしれません。
そこで、我が家ではあらかじめ、「爪切りするよ~」とか、「ブラッシングするよ~。」「ハーネスつけるよ~。」など、オイデと言わずに、先にお願いすることを言うようにしています。
※爪切りのときは、私が床に座るだけで爪切りだとわかっているので、そばに来て横になります。

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いずれにしても、犬たちは様々なことが予測できるので、次に起こることをあらかじめアナウンスしておくというのもいいかもしれません。


例えば、オビデェインス競技などでは、脚側停座から始まるとはいえ、次にやる課目がなんだか犬にはわかりません。
そこで、「次は〇〇だよ。」と声をかけてからスタートポジションに付けば、犬は予測して次の課題に集中することができるわけです。

持来のダンベルや飛越用の障害(ハードル)が目の前にあっても、一番向こうにあるコーンを周ってくるなんてことをお願いするには、ただ送り出すのではなく、次はコーンを周ってくる作業だと伝えて送り出した方が、あわてんぼうのミスは減ります。

我が家のアシスタントは、家に帰ることが好きなので、レッスンが終わると早く帰ろうとジタバタします。
「今日はこのへんで。」とか「お疲れさまでした。」と言うと、必ず吠えて「終わった!終わった!」と騒ぐので、一時期は、その言葉を使わないようにしたりもしました。
予測しすぎるのも考え物ですね💦

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2025年3月14日 (金)

チャンスは有効に。

今日はドッグダンスの練習会に参加させていただきました。
なかなか広い場所で練習が出来ないので、とてもいい機会です。

今期はアシスタント、見習い共に新しいルーティンを考えることにしたのですが、
共になかなか曲がきまらなかったので、構成もまだ全然出来ていません。

ということで、今日はアシスタントのメンタル調整と見習いのパーツ練習をすることにしました。
曲のイメージを具現化するのはなかなか難しいものです。
しかも、犬のレベルが未熟な場合、出来ることも限られてしまいます。
焦らず少しずつ地盤固めをしていきましょう。

さて、見習いにはもうひとつやるべきことがあります。
それは、ディストラクション対策。

見習いにとって一番のディストラクションは犬です。

犬が視界にはいっても平常心でいることが彼女にとっては一番の課題。
それを克服できなければ、どんなにスキルがあがっても役立ちません。

そこで、今回もコットを使って練習。

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犬が動いても冷静でいること。

数か月前はだいぶ慣れてきていたのですが、最近練習会等のチャンスがなかったので、今回は数回興奮して吠えてしまいました。

経験値を伸ばすには繰り返しが欠かせませんね。

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2025年3月12日 (水)

愛犬の要求にどう応える?

よく、「ウチの犬はわがままだから」とおっしゃる方がいます。
「わがまま」とはどういうことを言うのでしょうか。
人間でいえば、「自分の要求を通そうとする」ということになるでしょう。

犬にとっての要求とは、

「お腹が空いた。」
「かまって欲しい。」
「散歩に行きたい。」

などなど、いろいろあるとは思うのですが、基本的には当然の要求ですね。
しかしながら、常にすぐに犬の要求に応じてあげられないこともあります。
そこで、今は応じてあげられないと伝えたとき、犬がどう反応するかで、
「わがまま」なのか「そうではないのか」判断されます。
つまり、要求することが悪いわけではないということ。

我が家の犬も同様で、家が大好きなアシスタントは、仕事が終わると「早く帰ろう!」と催促し、見習いは、アシスタントと練習していると「自分もやりたい」とジタバタします。
っが、すぐに応じられないと伝えると、とりあえず我慢します。
多少口では文句を言ったりしていますが、ずっと言い続けるわけではありません。
なぜか。

要求し続けても、要求がすぐには通らないと学習しているからです。

しかし、一度でも要求がすぐにかなった経験があれば、当然犬は「すぐにかなう」とチャレンジし続けます。
いわゆるあきらめの悪い状態です。

「わがまま」とレッテル(ラベル)を付けてしまう前に、人間側の行動を見直してみることも大事ですね。

気を付けなければいけないのは、「わがまま」とレッテルを貼られた犬は、時に自分の要求がかなわなかったときに、唸ったり噛んだりする行動を取る可能性があるということ。

そうならないためには、自分の行動が犬に勘違いをさせていなかったか、生活習慣から見直してみることも重要です。

もちろん、どの犬の性格にも個体差があるので、同じ接し方をすれば必ず同じ行動をする犬になるとは限らないので、よく観察することが必要です。

さて、昨日レッスンが終わりかけたとき、わたしが上着に手を通したら、「早く帰ろう!」と待機していたアシスタントが吠えました。
一声程度ならいいのですが、「早く!早く!」とアシスタントは少し吠え続けたので、「まだだから。」と言ったところ、吠え止みました。

催促しても、すぐに帰るわけではないと理解したからです。

人間側の都合で同伴しているので、彼の言い分はもっともですが、協調してもらえると助かるので、ネゴシエーションは必要ですね。

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2025年3月11日 (火)

ことばのキューはいつ付ける?

犬に行動を教えるとき、目力で圧をかけて教えたりしていませんか?
例えば、オスワリしない犬をじっと睨みつけたりしたことありませんか?

犬はことばを覚えらえる動物です。
つまり、弁別が出来るということ。

かつて、1000個の名前(ことば)を覚えたボーダー・コリー、Chaserの話を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

アメリカの行動心理学者であったオーナーがChaserと暮らすなかで、犬の認知と言語学習の研究をおこない、その結果、Chaserが1000ものことばを覚えたというわけです。

ことばのわかる犬にとって、行動それぞれに名前(ことば)が付いていることは、手振り身振りで認識してもらうよりわかりやすいはずです。

もちろん、年齢を重ねて耳が遠くなったら、視符や体符を使って伝えることは大事なことですが、元気な犬にジェスチャだけで、細かい動きを弁別させるのはなかなか難しいものです。
何しろ、犬はこちらが思っている以上にこちらの動きを観察しているのですから、ちょっと手を動かしただけでも、「次はなに?」と手ぐすねを引いて待っている状態です。

だとしたら、紛らわしいボディシグナルだけでコミュニケーションを取るのではなく、きちんと伝えてあげる方が犬にとっては優しいのではないでしょうか。

そこで問題になるのが、ことばのキューを付けるタイミングです。

行動自体をわかっていない犬に、「オスワリ」を連呼しながらトリーツを見せてルアーリングをしても、すぐにことばと行動はリンク付けされません。
動体視力のいい犬達にとって、手の動きが刺激になってしまうからです。

トリーツで誘導しても構わないので、まず腰を下ろす行動を何度も練習して習得させ、オヤツが目の前になくても、腰を下ろす行動が理解できて来たら、「オスワリ」ということばを言ってからハンドシグナルを使って行動を促すことで、犬はことばのキューを認識しやすくなります。

何事も段階を踏んで教えていかないと、犬が完璧に理解するには時間がかかります。
焦らず、丁寧におしえてあげましょう。

今見習いに教えている「前を向く」動作。
通常のオビディエンスでは前進させた後犬を止めると犬は振り返るのですが、今教えているのは前を向いたまま立っていること。

前を向いているときにクリッカーでマークしながら、「前を向く」という行動に「ヘッド」というキューを付けていきます。

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視線を合わせられない状況では、視符や体符は意味をなさないので、しっかりことばで伝えることが大事ですね。

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2025年3月 7日 (金)

人が変わると犬も変わる

恐らく前にも書いた内容ですが、様々なシチュエーションで実感できると思います。

例えば、
人が食べているとき、足元でおねだりしている愛犬についつい何かあげてしまっていたのをピタッと止めると、最初は執拗におねだりしてきますが、そのうちもらえないことがわかってあきらめ、おねだりをしなくなります。

散歩の時間やご飯の時間など、犬が先走って要求しているとき、すぐ応じてしまえば、犬は要求すれば欲しいものがすぐに手に入ると学習しますが、犬の要求を理解したうえで、すぐに応じなければ、犬は待つことを学習していきます。

つまり、犬が悪いのではなく、人の接し方が犬の問題行動を促しているわけです。

人の行動が変わると、犬の行動も変わります。


さて、今日は生後9ヵ月のK君のプライベートレッスンでした。
元気いっぱいなK君。
そのエネルギーをどう発散させてあげるのかが当面の課題ですが、お散歩時の行動も若い犬ならではの問題が沢山あります。
そこで、Kさんに少しずつ新しい習慣を作ってもらうように飼い主様の行動を少し変えていただくようにお願いしたところ、今日は大きな改善が見られました。


日々のお散歩で、飼い主さんが頑張ってくださっている成果ですね。

以前より、飼い主さんへの意識も高まり、

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おうちの中だけでなく、外でも出来ることが増えてきました。

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あきらめずに、繰り返し伝えていくことが重要ですね。


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2025年3月 6日 (木)

まったく、若犬ってやつは・・・。

思春期の犬たちの様々な問題については以前も書いたような気がします。
誰もが上手く乗り越えていかなければいけない、思春期の犬たちの扱い方。

「教えたはずなのに」
「そんなこと、今までやったことなかったのに。」
「それは、この前も見たヤツでしょ?」

どれをとっても、もうわかっているはずと思っていたのになぜ?

若犬の行動はなんとも理解に苦しむようなことがたくさんありますが、別に特にその子が変なのではありません。
一般的な思春期の犬の行動パターンと言っていいでしょう。
できなくて当たり前。
できなかったらまたサポートしてあげ、わかるまで付き合えばいいのです。
忍耐と根気は不可欠です。


さて、今日はラリーオビディエンスの定期レッスンがありました。
若いBくん、いろいろなことがわかってきてスキルはあるのですが、コース練習を始めたとたん、室内に置かれたスティック型のクリーナーにロックオン。

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毎月来て見てるのに、なぜ?

いろいろなことに衝動的になるのが思春期の犬の行動でもあります。

とりあえず一度確認したら、次からは気にならなくなりました。

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次回はどうかな?

経験値をあげながら、メンタルが落ち着くのを見守っていきましょう。
もちろん、放置しておくのではなく、日々ちゃんと観察しながら、対処していきましょう。

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2025年3月 3日 (月)

愛犬のトイレは、外?中?

子犬のころ、あんなに大変だったトイレトレーニング。
散歩に行かれるようになって、外でもトイレができるようになると、飼い主はホッとします。

それでいいでしょうか。

よくお困りごとの相談にあがってくるのが、
「トイレを覚えてくれない」というもの。

「トイレを覚える」とは、トイレの場所を認識し、排泄したくなったら、トイレまで自力で行って用をたせるようになることですが、実際はそれだけではありません。
欧米の一般的な戸建て住宅の場合、ドアに取り付けられた犬用のドアから犬が勝手にバックヤードにトイレをしに行く話や、大型犬の場合は、ドアを手で掻いて、トイレを知らせるなんてことがよくあるので、トイレトレーニングの最終形は、バックヤードでトイレをすることだったりしますが、日本の住宅事情では、多くの飼い主さんが集合住宅に住んでいたり、あるいは戸建てであっても、庭がなかったりと、犬には厳しい環境だったりします。

そんなときはどうするのか。

外で排泄できるようになれば確かに楽です。
散歩に連れて行ったときにトイレを促してあげればいいのですが、悪天候の場合や、お腹の痛い時など、外まで行く時間がかかるような状態は人にも犬には辛いものです。

そこで、出来ればトイレは中でも外でも、どちらでもできるように教えてあげることが重要です。

外でトイレをするようになると、なかなか家の中ではしてくれなくなりますが、一日一回ぐらいは、トイレのキューでトイレシーツを使って家の中でも排泄する習慣を作っておいてあげると、いざというときや、旅行などの出先でもお互いのストレスが軽減されます。

つまり、トイレのキューを犬が理解できて、お願いした時にトイレをしてくれる状況が、いわゆる日本的なトイレトレーニングと言ってもいいでしょう。

我が家の場合、当然子犬のころにトイレシーツを使ってトイレのキューで排泄することを教えているので、外で排泄できるようになっても、悪天候の時は、家の中にトイレシーツを敷いてお願いするようにしています。
特に自室が3階なので、お腹が痛い時などは当然外まで我慢は出来ません。
夜中でも、私を起こさなくても排泄できる状態にしておいてあげると、犬もストレスが軽減されますね。

海外の人から見ると、日本の犬のトイレ事情はある意味不思議かもしれませんが、集合住宅の敷地内では犬を歩かせられない環境だったり、タワーマンションにお住いの方々にとっては「中トイレ」は欠かせないので、外・中、両方で出来るようにしてあげるといいでしょう。

特に、年齢を重ねると、介護が必要になることもあるでしょう。
先を予測したトレーニングは大事ですね。

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2025年3月 2日 (日)

刺激への対処法は?

人間社会で日々当たり前に起こる様々な事象に関して、平常心を保てる犬は素晴らしい。
また、多少びっくりすることがあったとしても、リカバリーが速い犬はよく社会化されていると言っていいでしょう。

しかし、現実的には、様々な「物」や「事」に対して社会化トレーニングを行ってきても、100パーセント社会化できるとは限らないので、「社会化は犬にとって一生涯続くもの」といつも書いているわけです。

「社会化」とは「馴らしてあげる」ことです。
人間社会においてあたりまえに往来する、車、バイク、自転車、他犬、他人、走る子供、道端に置かれたゴミ袋や店先の上り旗、シャッターの開閉音、緊急車両のサイレンなどなど、毎日遭遇するものから、たまにしか遭遇しないものまで、多くの刺激に馴らしてあげることが「社会化」です。

全てにフレンドリーである必要はありません。
気にしないでいられることが大事です。

そのためのトレーニングの過程で、反応性が高くない場合は、普通でいられたら褒めてその行動を強化してあげればいいのですが、すでになにがしかの反応が出ている場合は、少しずつその刺激対象物に「馴らす」作業が必要になります。

では、日常の散歩で遭遇してしまう刺激対象物に対してはどう対処したらいいのでしょうか。

ここで重要なのは、刺激に対しての反応の度合いです。
どれくらい距離が取れれば大丈夫なのかが重要なポイントになります。

距離が取れない状態で遭遇してしまったときの緊急時どう対処すればいいのか。
一番簡単なのは、距離を取るために逃げること。
犬にやって欲しくない行動を取らせないためには、刺激に馴れていない状態で刺激と遭遇するのは出来れば避けたいので逃げるしかありません。

逃げられないときは、気持ちをそらしてあげること。
そんなシチュエーションで有効なのが食べ物や大好きなオモチャだったりしますが、犬が先に刺激に気づいてロックしたらそれも有効ではありません。
早めに気づいて気をそらすことが必要です。

オヤツを使って気をそらす方法に対して、一生オヤツ漬けになったら困ると思ってやらない人がいます。
そんなことはありません。
なぜなら、オヤツを見せて気をそらすのではなく、犬がハンドラーに対して意識を向けたことに対してご褒美としてオヤツをあげているからです。
つまり、犬の目の前にいつもオヤツをぶら下げているわけではないということです。

もう一つは鉄板のキューを作ること。
例えば「オスワリ」と言ったら、何があっても座ることと教えておくことで、飛びつきなどが回避できる場合もあります。

こういった対処法をその犬のレベルや状況によって使い分けながら、少しずつ刺激に馴らしていくトレーニングが別途必要になります。
一発殴って言うことを聞かせようとは思わないでくださいね。

今までやってきた行動パターンをすぐに変えることはできません。
時間をかけて、犬にとって「大丈夫」な気持ちを作ってあげることが大切です。

しかし、ここでもうひとつ大事なことは、犬は機械ではないので、行動変容が済んだからと言って、一生同じ状況が続くわけではありません。
犬にも感情はありますから、何か気に入らないことがあれば、今までやらなかった行動が急に出ることもあるでしょう。
油断は禁物ですね。


さて、今日も意識改革中のKさん。
お散歩とは、周りを気にして吠えることではなく、ママと一緒に楽しく歩くことと理解してもらうことが目標。

ママの意識が変わると、Kさんの意識も変化します。

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人が近くに来ると吠えることが今は課題のKさんが、ママへの意識強化で、狭い道で人とすれ違ってもスルーすることができました。

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座っているのは、ママがKさんのアイコンタクトに対してご褒美のオヤツをあげようとしたら、自主的に座っただけで、人が来たから座らせたのではありません。

気になるものが一つずつ減っていくといいですね。

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2025年3月 1日 (土)

交替制は早く教えてあげましょう。

以前にも書いていますが、多頭飼いの場合、個別対応中に、残りの犬たちが静かに待っていられるかどうかが大きなポイントになります。

そもそもハンドラーと一緒に何かやることに意欲を感じていなければ、別に他の犬たちがハンドラーと作業していても気にならないかもしれませんが、一般的には、ハンドラーが他の犬たちと一緒に遊んでいれば、「自分もやりたい!」と主張しない犬はいないでしょう。

しかし、そばで大騒ぎをしている犬がいれば、ハンドラーだけでなく、犬も作業に集中できなくなるので、出来れば静かに待機していてほしいもの。

そこで、小さいころから教えておきたいのが「交替制」です。

幸い、我が家の今までの犬たちは意外と早くこの交替制を理解してくれたので、現在も多頭飼いが続いているわけですが、今の見習いが子犬のころも、他の犬たち同様、先住犬たちと練習を始めると大騒ぎをするので、「交替制」を教えました。

先住犬と一緒に歩くだけで、見習いが騒がなければすかさず褒めます。

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実際このとき先住犬とは真剣な練習はしていません。
集中は見習いの方に向けています。
なぜなら、先住犬に集中していていると、見習いの褒めるタイミングを逸してしまうからです。

そして、ちゃんと待っていてくれたら、見習いともちゃんと遊んであげます。

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つまり、静かに待っていれば、ちゃんと自分の番がまわってくると学習してもらうためです。

すぐには理解できなくても、時間をかけて教えてあげましょう。

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2025年2月28日 (金)

鉄板のキューありますか?

以前も書きましたが、愛犬に鉄板のキューを教えておくことはとても重要です。
特にボーダー・コリーのように動きの速い犬たちの行動を止めようとするのは難しいので、「マテ」よりも「フセ」や「オスワリ」の方が有効です。
もちろん、「オイデ(招呼)」は必須のキューですが、刺激対象物が目の前にあると、誘惑に負けてしまうことも少なくないからです。

一般家庭犬の場合は「オスワリ」を鉄板にしておくことは様々な点から有効です。
飛びつきの予防だったり、うろうろ動き回ってしまうようなときに使うことで、犬を落ち着かせることが出来るからです。

我が家の場合はボーダー・コリーなのでやはり「フセ」が犬達にもわかりやすいキューになっています。
特にまだまだ落ち着きが足りない見習いにおいては「フセ」をしてもらうことで、知らない人や犬に挨拶しに行こうとする気持ちを一旦リセットしやすくなります。


さて、今日はドッグダンスのプライベートレッスンがありました。
とても動きが俊敏で意欲的なKさんは、まだ若いこともあり、飼い主さんが何か始めようとすると、ついつい先走ってしまいがちです。
そんなときは、「フセ」をしてもらうことで、まず落ち着くことから教えていきます。
上手に伏せられたら、前足の間のオヤツをおいてあげます。
手から直接渡そうとすると、取ろうと立ち上がってしまうからです。

一度リセットしてから、本題のウィーヴの練習。
目が回る速さに圧倒されて、ハンドラーのキューが遅れてしまうと、Kさんどうしていいのかわからず、さらにバタバタしてしまうので、まずは一回ずつ落ち着いてウィーヴをしてもらうことから始めました。

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ここで大事なのは、ハンドラーのキューをきちんと聞いてから動くこと。

どんなドッグスポーツも、犬が楽しんで参加してくれるのは嬉しいのですが、先走ってハンドラーを置き去りにしてしまうのは避けたいもの。
キュー出しのタイミングはハンドラーの問題なので、そこはハンドラーがきちんと伝えていくことが重要ですね。

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