犬のデイリートレーニング

2024年12月 1日 (日)

考える犬を育てる。

子犬の頭はスポンジのように沢山のことを吸収していくものですが、たとえ年齢を重ねていたとしても、日常的に考えて行動することを知っている犬は、多くを学習することができます。

考える犬とはどういうことでしょうか。

子犬や思春期の若い犬は、そもそもリスク管理などは出来ないので、目先のメリットや、日々の習慣の中で予測しながら行動しています。

犬にとっての目先のメリットを上手に使うことで、犬に行動を教えていくことは可能ですし、その行動が習慣化していけば、目先のメリットが毎回なかったとしても、犬の行動は身についていくものです。

行動を教えていないのに、体を押したり引いたりして強制しても、犬の学習は進みません。
要は犬が自分から行動しやすい環境を作ることが重要です。

跳びつくより、吠えるより、座った方が美味しいオヤツがもらえると学習すれば、犬は「オスワリ」を連呼したり、お尻を押さなくても自分で考えて座るようになります。

考える時間を奪ってしまうと、犬は何もしなくなってしまいます。
また、犬のエラーばかりをネガティブに扱っていると、やはり犬は行動しなくなります。
行動すると、叱られると学習するからです。

犬のやりたい気持ち、考える力を育てていきましょう。


202412011

ハウスを教えたこともないのに、勝手に先代アシスタントが使っていたハウスに入って寝ていた家に来て間もない頃の現アシスタント(右)。

なぜ入ったのでしょうか。
1月の寒さを避けて、優しいねぇさんのそばにいることのメリットを彼は教えていなくても学習したということですね。
(前アシスタントはちょっと不満げでしたが。)

もちろん、現アシスタントは今でもこのハウスを気に入っているので、中でくつろいでいます。

202412012

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月30日 (土)

トリガーをなくすのは時間がかかる

犬の行動を促すトリガー(きっかけ・引き金)は様々です。
行動に関していえば、いい行動もあれば、好ましくない行動もあります。
いずれにしても、何かがトリガーとなって犬が行動を起こすので、なんのトリガーも無ければ犬は動きません。

例えば他犬反応がある犬にとって、視界に犬が入ることがトリガーになります。
我が家の犬たちにとって、私が散歩バッグを肩にかければ、散歩に行くと予測してソワソワします。
全ての行動にはトリガーがあるわけです。

トリガーによって犬は次に起こることを予測して行動するのですが、好ましくない行動に関していえば、このトリガーと行動の連鎖を遮断しなければなりません。
犬が視界に入ったからと言って吠えたり、あるいは、フードボウルを片付けようとする手に向かって攻撃するような状況は、犬にとっても人にとっても避けたいところだからです。

そこで、トリガーに反応しなくなるようにハンドラー側としては様々なサポートをしていくことになりますが、ある意味行動パターンとして定着してしまっている場合、この連鎖を遮断するのは容易ではありません。
時間をかけ、少しずつ犬が反応しないような環境設定をしていくことが不可欠です。

例えば他犬反応の場合は、犬が反応しない距離で他犬を目視させて、何も起こらないから吠える必要は無いということを犬が納得するようにサポートをしていくことが重要です。
「大丈夫。」と言う言葉はなんの助けにもならないからです。

全ては犬が自分で納得すること。

根気よく、伝えていきましょう。

さて、今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
テリトリーにうるさいYさん。
その中で自分のものに触れるのがお嫌いです。

そこで、ハウストレーニングを頑張っていただいたおかげで、Yさんの私物に触るときは、気持よくハウスに入っていただくことで、大分好ましくない行動が出なくなってきましたが、完全に払しょくされたわけではないので、日々のサポートは続きます。

今日はフードボウルにひとつずつトリーツを入れながら、人がフードボウルのそばにいても、嫌なことは起きないという練習。

202411301

ママとオモチャの引っ張りっこやボール投げも上手に出来るようになったYさん。

202411302

もう一息ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月28日 (木)

犬の吠えを考える

犬が吠える理由は様々と言うお話は以前にも書いています。
つまり吠える理由がわかれば、犬が吠えないでいられるように環境設定することで、犬の吠えを軽減することができるわけです。

しかし、相変わらず、お困りごとの上位に来るのが「無駄吠え」。
無駄に吠えているわけではないのに、「吠え」を十把ひとからげにしてしまうことで、適切な対処法が取れていないのが現状です。

「ダメ!」と言ってわかるぐらいなら、そもそも犬は吠えません。

環境の変化に対応できずに口が出る犬もいます。
人間で言えば、「あ~、びっくりした!」とか「きゃぁ~!」とか、つい言葉にしてしまうタイプですね。
この場合、吠え続けなければ問題ありませんが、そのあとも続くようであれば、メンタルサポートが必要かもしれません。

いずれにしても、吠えることは犬にとっては意思表示。
「犬は吠えて当たり前」とも言われることがありますが、吠えっぱなしは犬自身いとってはとてもストレスフルな状態です。

吠えないでもいられるように、社会化も含め、日常生活の中で、愛犬と上手にコミュニケーションを取っていくためには、環境設定などのサポートが重要ですね。

子供のころ(今でもまだ子供ですが)は、視界に犬が入ると興奮して吠えていた見習いですが、最近少し吠えも軽減してきました。
競技会会場では、犬めがけて突進しようとしていた見習いも、落ち着いていることも出来るようになりました。

202411281

もちろんまだまだ途上ですので、サポートは欠かせませんね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月26日 (火)

景色が変わると犬は混乱する

犬に様々な行動を教え、それが出来るようになるのを見るのは楽しいものです。

教える過程では、犬の行動を引き出すために様々なサポートをしていくわけですが、最終的には言葉のキューだけでも犬がその行動を理解できるようにしてあげることが犬にとってはストレスレスになります。
なぜなら、ハンドシグナルやボディシグナルが無いと出来ないレベルであれば、同じハンドシグナルやボディシグナルが目の前に表示されないと、行動できなくなってしまうからです。

いつも言っていることですが、「オスワリ」と言いながら、人差し指を立てて、前かがみになって言い続けていると、犬は「オスワリ」と言う言葉を聞いても、ママが両手に何か重たいものを抱えて立っていれば、オスワリできない可能性が出てきます。

つまり、犬は「オスワリ」と言う言葉のキューだけでなく、ハンドラーの向き、手や体の動き全体をひとつの景色として「オスワリ」を理解しているので、どれか一つなくても、「?」となる可能性があるという話です。

では、犬を混乱させないためにはどうするのか。

ハンドラーは最終的にはニュートラルな姿勢でも、犬が言葉のキューを理解できるようにきちんと教えてあげることが重要です。

訓練競技会に出るとか出ないとかの話ではなく、日常生活の中でも愛犬とのコミュニケーションを円滑にするためには、わかりやすく伝えてあげることがポイントです。

一度できたからと言って、その行動が身に付いたわけではないので、エラーが出なくなるまで繰り返し伝えてあげることで、ハンドラー側も「教えたはずなのに。」というイラっとした気持を持つことなく、「まだわかっていないらしいから、伝え方を変えてみようか。」というように、工夫しながら愛犬をサポートしていくことができます。

エラーが出るのであれば、エラーが出てから「違う」と言うのではなく、エラーが出ない高さのハードルをクリア出来てから次の高さにハードルを上げていかなければいけません。

我が家の犬たちも、いろいろわかっていると思っていると、「あれ?」ということをやってくれるので、もう一度やり直さなければいけないことが沢山あります。

犬のエラーは人間側の問題と考えて、落ち着いて対処していきましょう。

ただし、思春期の犬たちは学習したしないに関わらず、心身の成長の過程で、衝動や感情に押し流される傾向があるので、この時期はまた別の対応が必要になることもあります。

愛犬の成長に合わせた接し方も重要ですね。

今日は若い男の子のレッスンに同伴した見習い。

202411261

お互いがディストラクションになって、よい練習ができました。
まだまだサポートが欠かせない見習いです。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月25日 (月)

子犬はチャレンジャー

子犬の学習能力には目を見張るものがあります。
あのキラキラする目で追いかけてくる子犬のかわいらしさにメロメロにならない人はいないでしょう。

子犬の行動は子犬のまっすぐなきもちを表しているだけで、なんの裏もありません。
よく、「これみよがしに・・・。」とか「わざと・・・。」とか言われてしまう犬たちですが、その行動にそんな気持ははいっていません。
あるのは、経験から導かれた学習のみ。

座ると、跳びつくより美味しいものがもらえると学習した犬は、跳びつきよりも座る頻度が高まり、吠えるとオヤツが出ると学習した犬はますます吠えるようになるだけです。


さて、今日は生後5ヵ月のC君のお散歩レッスンがありました。

オヤツを使いながら、いい行動を褒めていったら、最近大分上手に歩けるようになってきたそうですが、なぜか途中で止まってみるC君。

最初のうちは、まだまだ怖いものがあったりして、周りが気になっているようだったので、「行くよ。」と声をかけてついてきたらオヤツを出してあげていたら、止まると最終的にオヤツがもらえるという図式ができたようで、ちょくちょく止まるようになりました。

そこで、「行くよ。」と声をかけて、ついてきたら褒めるだけでおやつをあげない方法に変えてみたり、ついて来たくなるようにメリハリをつけて歩いてみたりと、人間側はいろいろ工夫しながらC君の楽しい散歩をサポートしていきます。

お互いがWINWINになるようにコミュニケーションを取っていかれるといいですね。

202411251

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月23日 (土)

クレート(ハウス)トレーニング

クレートトレーニングは、クレートが犬にとって安全な場所であることを教えて、クレートの中で安心してくつろげるようにしてあげることです。

犬に居場所を提供することはとても大事です。
居場所が無い犬は、うろうろしたり、人に依存したりと、不安を見せる行動を取ることがあります。

特にお出かけの際など、足元でくつろぐための「マット」を用意したり、旅先の部屋でも安心できるようにクレートを置いてあげることは、犬を安心して休ませることができます。
もちろん、そうなるためのマットトレーニングやクレートトレーニングは不可欠です。

さて、前回話題になったBさんですが、先週からクレートトレーニングを始め、飼い主さんが日々、少しずつ練習してくださったおかげで、クレートの扉を閉められるようになったそうですが、我慢できる限界は5分だったそうです。

そこで今日はその続き。

食べることが好きなBさんなので、トリーツを使いながら、クレートに入りやすい状況を作ってから、扉を閉めた状態で、クレートのすぐそばで飼い主さんとおしゃべり。

泣いたり吠えたりしなければ、おしゃべりの間にトリーツをあげます。
その間Bさんの方は見ません。
つまり、「今はあなたを構ってあげられない」というボディーランゲージです。

その状況で30分我慢出来ていたので、今度はBさんの視界からはずれ、気配は感じるけど目視できない場所でおしゃべり。
もちろん、静かにしていられるとトリーツがもらえます。

最初は、そろそろ出られるかとドアの前で頑張っていたBさん。

202411231

鼻泣きしても誰も出してくれないとわかると、そのうち寝てしまいました。

202411232

結果、1時間クレート内で平常心を保てたBさんは、そのあとしっかり飼い主さんと遊ぶことができました。

どんな子もこんなに早く受け入れてくれるわけではありませんが、クレートの中でご飯を食べたり、クレートの中で美味しいオヤツが食べられることを何度も経験して、クレートに対する嫌悪感が軽減したことでBさんのストレスも軽減しています。

今日からは夜寝るときにクレートを使ってもらうことにしました。
果たしてどうなるでしょう。

そもそも、生後2ヵ月で引き取られてから、まったくケージやクレートトレーニングをしていなかったBさんです。
夜もリビングの好きなところで寝ていることが許されていたので、まだまだ試練は続きそうです。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月21日 (木)

小さくても犬は犬

小型犬を抱っこしたい気持はとてもよくわかります。
その暖かさを腕の中で感じるのはお互いに癒されることもあるからです。
中・大型犬の抱っこはなかなか難しい。

しかし、いくら小さくても犬なので、自分の足で歩いたり走ったりする能力は兼ね備えています。

「うちの子は走らないんです。」
「うちの子は散歩が嫌いなんです。」
という場合は、その原因を確かめてみることが必要かもしれません。

つまり、過保護に抱っこばかりしているうちに筋力が衰えて、自分の足で歩いていると疲れてしまったり、あるいは小さいころからの社会化不足で外界が怖かったりしているかもしれません。

かつて我が家でお預かりをしていたNちゃんは小型犬でしたが、毎日我が家のボーダー・コリーたちと散歩に行っていたので、歩くことも楽しそうでしたし、時にはボーダーに負けまいと全力疾走することもありました。

202411210

骨や関節に異常がない限り、犬たちには歩いたり走ったりすることの楽しさを教えてあげることも重要かもしれませんね。


さて、今日は若いMさんのプライベートレッスンがありました。
真っ白でフワフワな毛がドロドロになっても、Mさんは元気に走り回っていました。

202411211

もちろん途中で「マテ」のお勉強もやりました。

202411212

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月20日 (水)

刺激を景色に変える

今日はワンダフルステップスタジオさん主催のドッグトレーニングセミナーに参加してきました。
日常的に、一人で練習することが多いので、客観的に観ていただくのはとても大事。
一人では気づけなかった部分も含め、沢山のアドバイスをいただくことができました。
これからも、コツコツ練習していきましょう。

202411201

さて、今回のセミナーでは、若い犬たちのグループレッスンもありました。
思春期の犬たちは様々な刺激に誘惑され、集中力を欠いてしまいます。

ドッグスポーツをするしないに限らず、思春期の犬たちとの暮らしはいろいろ大変です。

昨日プライベートレッスンに参加されたK君も、今まではあまり気にしていなかったものが少しずつ気になり始め、お散歩に支障が出始めています。
それを放置しておいても改善されないので、出来るだけ刺激に過剰反応しないことを教えていく必要があります。

お散歩の目的には運動も含まれますが、刺激に過剰反応している子犬を刺激の中に投げ込む必要はないので、少しずつ刺激に馴らし、刺激を景色の一部にしていくことが大事。
ハードルを上げすぎず、出来るを増やしていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月19日 (火)

苦手を減らすには。

犬には様々な苦手なものがあり、それは個体によって異なります。

犬が苦手なものに遭遇した時はどんな行動をとるのでしょうか。

①吠える
②排除しようと噛みつく
③隠れる
などなど。

どの行動を取ったとしても、犬にとってストレスであることには変わりありません。

では、犬のストレスを軽減するためにはどうしたらいいのか。

苦手意識を軽減させることで、ストレスも軽減させることができますが、
いくら飼い主が「大丈夫」と言っても犬には伝わりません。
逆に「大丈夫」と言えば言うほど、犬のきもちはぞわぞわしてしまう可能性があるので、
基本的には、人間は何事もないようにふるまうことがポイントです。

しかし、人間がどんなに平常心を保っても、犬のきもちを変えることはできないので、少しずつ苦手なものをなくしていくサポートも不可欠です。

例えば掃除機。
動くものが刺激となって興奮するだけでなく、モーター音が嫌いで苦手意識を持つ犬は少なくありません。

音が出て動き回る掃除機が苦手になってしまった犬は、音が出ていなくても、掃除機本体を見ただけで大興奮してしまうことがあります。


掃除機が苦手になったK君のプライベートレッスンでは、オモチャやオヤツが撒かれた場所に掃除機を置いてみました。

K君はオヤツを食べたり、オモチャに興味を示したりしながら、掃除機のすぐ横を歩いたり、掃除機をまたいだりすることができました。

202411191

そして、最後はその中で遊んでみました。

202411192

まだスイッチは入れていませんが、焦らず、少しずつ馴らしていくことが重要ですね。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2024年11月18日 (月)

ぴょんぴょん跳ばないでもらうには。

小型犬の跳びつきやジャンプは見ていてもかわいいので、ついつい見過ごされがちですが、常同行動になってしまうと、犬種や個体によっては膝や腰に負担がかかってしまう場合もあるので、基本的には4足で立っていて欲しいものです。

中・大型犬の場合は、跳びつき行動によって、子供や高齢者がケガをする可能性もあるので、なるべくやめてほしいと思う方は少なくありません。

では、どうやってやめてもらうのか。

「ダメ!」とか「イケナイ!」と言いながら振り払ったり押したりしても犬には通じません。
なぜでしょうか。

犬同士の遊びの中で、体当たりをしたりしているのを見たことがありませんか?

犬は相手にぶつかったりすることで、楽しみながら遊んでいるので、押し返されればさらにエキサイトしていく可能性があります。

では、どうすればいいのか。

まずは、犬がなぜ跳びついたり、跳んだりするのか理由を考えてみるといいかもしれません。
例えば、人の顔に近づきたくて跳んでいるのであれば、犬と接するときは人間の位置を低くしてみるのもひとつです。
何かが見えなくて跳んでいるのであれば、さえぎっているものをなくしてあげるのもひとつです。

また跳びつくことによって、先ほどお話ししたように、遊んでもらっていると勘違いされているとしたら、跳びついてくるようなときは、一度犬から距離を取ってみるのもひとつです。

さらに、跳びつくよりも好ましい行動、例えば4足で立っているときや、オスワリをしているときを沢山褒めてご褒美をあげていると、跳びつくよりも座った方がメリットがあると犬が学習することで、犬の飛びつき回数が格段と減ります。

いずれにしても、跳びついたり、跳んだりしてもあまりメリットが無いと犬に学習してもらうことが大事ですね。

昨日のプライベートレッスンでは、Eさんが素晴らしい身体能力を見せてくれましたが、足腰の負担が心配なので、出来るだけ跳びづらい環境づくりをお願いしました。

お散歩レッスンでは、上手に飼い主さんに集中しながら歩けたEさん。

202411181

好ましい行動はどんどん褒めていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

より以前の記事一覧