犬のデイリートレーニング

2020年3月24日 (火)

お散歩レッスン

「リードを付ければ、犬は勝手に飼い主について来る。」ということはあまりありませんので、
子犬と上手にお散歩に出られるようになるには多少時間がかかります。

子犬をおうちに迎えてすぐにお声をかけていただくと、
首輪やリードに馴らす練習や、家の中でリードを付けて歩く練習など、
ステップバイステップでお伝えしていくので、
さほど時間がかからないうちに、お散歩がそこそこ上手に出来るようになります。

それでも、家の中、家の周りだけでなく、次第に世界が広がっていくと
子犬は多くのことに興味を持つようになり、
今までうまく歩けていたのが、急にダメになったりすることもあります。

例えば、車追い、子供への過剰反応、鳥などの野生動物への執着などなど、
多くの問題が見えてきます。

これらのことは、犬種や個体によっても異なるので、
全ての犬が将来そういう問題を抱えると言う訳ではありません。

わが家の犬たちは、幸い車やバイクなどには全く興味を示しませんが、
以前我が家で繁殖した男の子はスケボーに過剰反応しましたし、
アシスタントのニコルはネコが気になるようで、
散歩で見かければガン見しています。
見習いは全く気にしないのに、不思議ですね。

いずれにしても、その子によって気になるものは違うので、
それぞれ対処していかなくてはいけません。

そして、ある程度は先ほどのような様々な物に、反応する可能性があると
予測しておくことで、早めの対応が可能になります。

午前中の生徒さんは、見るからに地面が気になるタイプです。

202003241

地面の匂いだけでなく、風にのる浮遊臭も気になるので、
どうしても飼い主さんを置いて行きがち。

ずっと顔があがっている必要はありませんが、
拾い食いの癖もあるので、彼の場合はなるべく
顔を上げてもらう方が安全です。

202003242  

午後の生徒さんは、屋内での行動はとてもよく、ハンドラーの声もよく聞いていますが、
外に出ると心ここにあらず。
まぁ、若いオス犬では当然のことでしょう。

体重的にはリードで制御することは出来ても、リードが無い時に制御出来ないのは困ります。
そこで、前半は私がロングリードを持って歩いてみました。

202003243

ちゃんと飼い主さんを見ていないと見失ってしまうこともあります。

最初は地面を歩く鳥が気になり、集中が取れなかったG君ですが、
後半、飼い主さんにリードを持っていただくと、
自分から飼い主さんへのアテンションを向ける頻度が増えてきました。

202003244

日々の練習は欠かせませんね。



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2020年3月13日 (金)

トイレトレーニング

何度も書いているトイレトレーニング。

トイレトレーニングは家の中のトイレシーツの上でトイレをさせることだけではありません。

パピーレッスンに伺うと、「トイレがうまくできません」ということをよくお聞きします。

パピーはオムツをしている赤ちゃんと同じ、パンツが履けるようになるまでには時間がかかります。

トイレのタイミングを予測して、トイレスペースにいざなってあげて、
トイレのキューと排泄の行動をリンク付けさせてやることがトイレトレーニング。
海外では、日本のようにトイレシーツでトイレをさせることはあまりないようです。
なぜなら、裏口を開けてバックヤードに出してやればどこでもトイレだから。

わが家も庭付き一軒家にいたときは、トイレのタイミングに庭に出すだけでOKでした。
もちろん、その時はトイレのキューを言ってます。

都会においては、なかなか庭付き一軒家という好環境が無いこともあり、
家の中でのトイレシーツの使用が一般的ですが、
成犬になると、トイレは外で出来るようにして、
家の中ではさせたくないと考えていらっしゃる人もいます。

当然、外でトイレが出来るようになることも大事ですが、
散歩の途中で、他人の玄関前や敷地で排泄してしまわないようにするのも大事。

トイレのキューを教えてあげることで人に迷惑をかけないようにすることもできます。

しかし、外トイレだけでなく、家の中でもトイレが出来れば、
嵐の中や、深夜体調を崩した犬を連れて外に出なくてもいいでしょう。

人間の勝手と言われてしまいそうですが、寒い中外に行って風邪をひいては
大事な愛犬の世話もままなりません。

2
3日前の深夜、急に体調を崩したアシスタント。
わが家は3階建ての3階。
がまんが出来ないアシスタントを外に連れて出るために、
着替えている暇はありません。
慌ててトイレシーツを引っ張り出して敷いてやると、
すぐトイレを済ませてくれました。

その後も何度もトイレシーツへ。
持病の膀胱炎が出てしまったのでしょう。
そのあと嘔吐。
昼間走りながらむしった草のせいでしょう。

わが家の犬たちは、トイレシーツでトイレをすることだけではなく、
キューを出せば、よほどのことが無ければその場でトイレを済ませてくれます。

競技に参加するには、トイレトレーニングは欠かせませんが、
競技に出なくても、トイレトレーニングが出来ていると、
人と犬のストレスが軽減できますよ。

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2020年3月 8日 (日)

ドッグトレーニング:キューを聴く

日常生活、特に家の中では、多少愛犬が話を聴いてくれていなくても
大勢にさほど影響はありませんが、意思の疎通は大事。

信頼関係が築けるかどうかは、話が通じる相手かどうかが指標になることもあります。

今日のプライベートレッスンは若い女の子。
おうちのルールもマスターし、ハンドラーさんの話もよく聞いています。
っが、何か気になるものがあると、ついつい気を取られがち。
若いので当然ですが、きちんと教えてあげなければ
歳をとっても変わらないでしょう。

特に動くものに反応性が高い犬種なので、
今日は衝動に任せて勝手に動かないことを練習してみました。

大好きなおもちゃを投げてもらうとき、

202003081

最初はつられて動いていましたが、

202003082

飼主さんの「いいよ。」という「解除の言葉」が出るまでは
勝手に動いてはいけないと教えてあげました。

最初は「マテ」と言う言葉で、動いてはいけないと伝えていきますが、
最終的には、「いいよ」と言われるまでは、
目の前に何が飛び出してきても勝手に取りに行ってはいけないと理解してもらうことが大事。

すぐにはわからなくても、少しずつ伝えていきます。

数回の練習で、とりあえずフライングは無くなりました。

202003083 

実は我が家の見習いも、オビの競技でよくフライングをします。
2年ちょっと前は、ハードルを見ただけで勝手に飛び出そうとしていた見習い。
何度か練習して、勝手に飛ばないことを理解しました。

https://youtu.be/I2w5E4frr9M
まだまだ多くのことを修行中です。
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2020年2月28日 (金)

ドッグトレーニング:ご褒美は犬のその時の状況に合わせて

愛犬のご褒美は何をあげていますか?

そもそも、「ご褒美」という言葉に馴染みのない方は、
この際是非、愛犬が頑張ったら「ご褒美」をあげてみましょう。

巷には犬のオヤツが数多売られています。
どれにしようかと悩むことも多いでしょう。

・食べやすいもの。
・栄養分を考えたもの。
・価格がリーズナブルなもの。
・犬が喜ぶもの。などなど。

いろいろ選ぶ指標があると思います。

トレーニングをしていないご家庭では、飼い主があげたくなったときや
犬が催促したときにおやつをあげるケースが多いのではないでしょうか。
「かわいいからあげちゃう。」と言うこともあるでしょう。
それらは「ご褒美」ではありません。
何もしなくてももらえるものは月給のようなもの。
特に頑張らなくても、クビにならない程度にしていればもらえるからです。

「ご褒美」は犬が頑張った時にあげるもの。
言わばボーナスのようなものです。
ですから、もらえるときは言葉で飼い主が喜んでいるというのも一緒に伝えてあげると、なおわかりやすくなるでしょう。
ただ、黙って口に放り込んでやるのでは、犬はなぜもらったのかわかりませんし、
もらうためには、何をすればいいのだろうと考えることもしないでしょう。

「ご褒美」は食べることに限りません。
今犬が欲しいと望んでいる物が「ご褒美」になります。

「天秤にかける」という言葉がありますが、
犬は自分の欲しいものが目の前にあるとき、飼い主が持っているものとどっちが自分にとって価値があるものかと天秤にかけることがあります。
そういう時は、飼い主が提供しようとしている「ご褒美」が全く「ご褒美」の役割を果たしてくれないときもあります。

今何がその子にとって価値があるものなのか、ハンドラー(飼い主)は常に犬を観察していないとわかりませんね。

今日のディストラクションレッスンのEさん。
ボールが大好きです。

近くでバスケをやっている少年たちがいる中での、集中力アップの練習。
ボールや走る少年の方に行きたくて仕方ありません。

202002281

最初はトリーツでも十分落ち着いていられたのですが、
少年たちの数が増えて、動きも活発になってきたら、
トリーツでは集中が保てなくなりました。

そこで、Eさんの大好きなボールのおもちゃ登場。
ママに集中出来たら、ママと楽しくボール遊び。

202002282

その後の休憩時間もやはり目だけは動いているものから離れませんでした。
自発的にリラックスできるようになるまで、もう少し頑張りましょう。

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2020年2月27日 (木)

魅力的な飼い主になる。

どんなドッグスポーツも、犬がハンドラー(飼い主)に集中していなければ
成り立ちません。

それは何もドッグスポーツに限ったことではありません。
日常生活で、よその犬が気になって吠えかかったり、
あるいは、バイクや車が気になって興奮したりする場合、
その時は完全に飼い主不在になっています。

当然周りの刺激が飼い主より強いので、
それに打ち勝つのはなかなか難しいものです。

しかし、普段から飼い主に注意を払う習慣がついていると、
多少の刺激があっても、飼い主の声が届くようになります。

要は日常的に、飼い主の存在を気にしてくれる犬に育てること。
そのためには、ただリードの端っこを一緒に歩いているだけではなく、
犬にとって魅力的な存在であることが欠かせません。

犬にとって魅力的な飼主とは。

今日はそんなことをS君と飼い主さんにやってもらいました。

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ママと遊ぶことが他の刺激より少しずつ比重が大きくなってきたS君です。
会うたびに成長が見られて楽しいですね。


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2020年1月28日 (火)

ドッグトレーニング:衝動を抑える

今日のプライベートトレーニングはあいにくのお天気だったので
久しぶりにおうちの中で基礎の見直しを行いました。

ハウスはすぐに入ってくれるし、オスワリなどもすぐできます。
でも、跳びついたり、テーブルに飛び乗ったり、
キッチンで盗み食いをしたりと、いろいろやりたいことを実践してくれるPくん。

ひとつひとつを「ノー」で片づけることはできません。

飛びつくより座ること、テーブルに乗るよりPくんのお気に入りの場所を提供する、
Pくんの口の届くところに食べられて困る物は置かないなど、
多くの環境設定が必要になりますが、
それだけではなく、精神的にも落ち着くことが必要です。
そこで、ちょっとした練習をやってみました。

テーブルの上にアクセスできるフードを置いても
勝手に食べないことを伝えていく練習です。

202001281

最初はちょっと戸惑っていましたが、
すぐにどうすればいいのか理解しました。

もちろん、一回で大人になるわけではありません。
少しずつ衝動を抑えていく練習をしていきます。

成長と共に、パワーも増加、頭もいろいろ使ってくる犬たちと
うまく折り合いを付けて行くには、上手に伝えていかなければいけませんね。

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2020年1月27日 (月)

ドッグトレーニング:苦手は特にコツコツと。

他の犬たちと楽しく遊ぶことを知っているSくん。
誘惑との距離が近いとなかなか勝てませんが、
少し離れればママの声も聞こえるし、
ママとも楽しく遊べます。

202001271

犬と遊びたがる犬は、散歩中に犬が来ると、
フセをして待ち構えるタイプがいます。

待っている側とすれば、近くに犬がくれば挨拶をしたいと思っているのでしょうが、
相手の犬がみんなそうとは限りません。
待たれて困ることもあるでしょう。

飼主さんの判断で、スルーしたり、挨拶させてもらえるという状況を
興奮せずに受け入れられるようになるといいですね。

「Leave it」でマックスの誘惑も回避できるようになるには、
日々の地道な練習は欠かせません。

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2020年1月23日 (木)

ドッグトレーニング:日常生活を見直す

犬のトレーニングは、犬に何かを無理やりさせることではありません。
新しい行動をわかりやすく教えて、習慣にしていくことです。
つまり、新しい行動に名前をつけていくことで、犬に名前を言えば
犬が学習したその行動をやってくれるということです。

新しい行動は、犬にとってのモチベーター(やる気の元)を使うことで、
学習が速く進みます。
モチベーターはときに美味しいものであったり、楽しいおもちゃであったり、
あるいは飼い主さんの優しいタッチであったりと犬によって違います。

しかし、ちゃんと教えてあったとしても、実際犬がやってくれるかどうかは犬次第。
犬がやりたい気持にさせてあげることが大事です。

最後はそれを習慣にすることで、犬は大きなストレスを感じることなく、
飼主に言われた行動をとりやすくなります。

しかし、時としてまだ習慣になっていない場合や、もっと他にやりたいことが
ある場合などは、なかなか飼い主の言葉通りに動いてくれないこともあります。

そんな時は繰り返しの練習あるのみ。

やってくれないからとそのままにしておくと、
犬は「やらなくても別にいいんだ。」と学習していきます。

大勢に影響のないような些細な行動であっても、
やってもやらなくてもいいということを学習してしまうと、
他の行動も、本当に大事な場面でやってくれないことにもなりかねません。

201910311_20200123205301

このお嬢さん、ハウスにも進んで入ってくれるし、
ハウスの中で吠える習慣もなくなったのですが、
今日は「もう少し遊びたい。」とちょっと入るのを躊躇して見せました。

でも、「まっ、いっか。」にしないところが大事。

愛犬の安全性を確保するためにも、きちんと伝えてあげましょう。


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2020年1月14日 (火)

ドッグトレーニング:ディストラクション練習

今日の午後のレッスンは、日常マナーのプライベートレッスンでした。
お天気も良いので、公園にアシスタントも同伴していきました。
この場合のアシスタントはディストラクションです。

S君は若いオス。
最近いろいろなことが気になり始め、女の子にも興味津々。
時には前足をかけることも。

そこで今日の課題の一つは、アシスタントに足をかけさせないトレーニング。
前足をかけるくらいは遊びの一つという場合もありますが、
エスカレートしてマウントする場合もあります。

前足をかけられて気分を害する犬も当然いますが、
そこで怒られても意に介さなかったり、
あるいは逆ギレといったこともありうるので、
飼主さんと相談して、彼の場合は前足をかけてはイケナイと教えていくことにしました。

アシスタントはS君が傍に来ても知らん顔をするタイプなので、
前足をかけさせないよう飼い主さんに頑張ってもらいました。

リードが付いているので、最悪制御することは出来ますが、
ドッグランを利用することもあるので、
リードに頼ったトレーニングでは意味がありません。

どのタイミングで声をかけるのか、
どの程度が許容範囲なのか、
S君の行動をよく観察しながら飼い主さんに対処行動を覚えていただきます。

もうひとつの課題は、ディストラクション(よその犬や人)があっても
出来ることを増やしていくこと。

家の中で出来ることを外でも出来るようになってもらうのは、
外での練習も欠かせません。

ディストラクションから距離を取って、ハンドラー(飼い主さん)の声が
耳に届く環境で練習していきます。

202001141

男の子はゆっくり成長するので、人間側の忍耐が不可欠ですね。

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2020年1月11日 (土)

必ず変われる。

昨日のプライベートでは、最初のころは周りにいろいろ気になるものが多すぎて、落ち着いてお散歩ができなかったHさんのレッスン。
 
気になるものは他の犬だったり、騒音をあげるトラックだったり、制服姿の警備員さんだったりと沢山あるのですが、アイコンタクトを強化し、散歩の途中で遊びを混ぜたりしているうちに、周りもまだ少しは気になるものの、飼い主さんや飼い主さんと遊ぶことにも少しずつ集中できるようになりました。
 
202001111
 
フードサーキットのときは一心不乱で走っていきます。
 
飼主さんとの時間に集中できるようになると、嫌なものを気にする時間も減ってきて、お散歩も少しずつリラックスできるようになってきます。
 
あきらめず、少しずつですね。
 
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