ドッグスポーツ

2025年1月20日 (月)

形も大事

犬の犬種特性や個体の性格がその犬行動のベースになっていることはいつも書いています。
個体の性格や気性は親から受け継がれる天性のものと、その後の環境によって後天的に習得するものがあります。
子犬を探すときは親犬を見てからと言われる所以です。
同時に、生まれた後の子犬の環境も子犬の性格や行動形成に大きく影響していきます。
社会化が重要と言われる所以です。

さて、我が家の犬たちはボーダー・コリーという犬種ですが、羊追いが仕事でもあるので、走る速さには自信があります。
アトラクションの50メートル走でも、1席、2席の実力がありますが、あいにく我が家には羊はいないので、家庭犬として暮らしています。
家庭犬にとって、足の速さはそんなに重要ではありませんが、もともとアクティブな犬であることで、日常の運動量を保障しなければいけません。
動くことが大好きな犬たちにとって、アクティブなことは大好物です。
現在ドッグダンスやオビディエンス、遊びでディスクなどで犬たちと遊んでいますが、目の前に大好物があるとじっとしていられなくなるのが玉にキズ。

そんな犬たちに「マテ!マテ!マテ!」と言い続けていても、気持ちが安定していなければ意味がありません。

じっとしていることは、行動だけの問題ではなく、メンタル面が安定していなければ出来ません。
それはいわゆる「義務感」とは違うような気がしますが、メンタルは目で見えないゆえに難しい。
恐らく、犬が自信をもったときに初めて、その行動が落ち着いて出来るようになるはずです。

見習いに、じっと立つことを教えていますが、最近少しジタバタ感が減ってきたように見えます。
メンタル作りと形、どちらも重要です。

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どこに立てばいいのかのサポートは欠かせません。
人間も、「そのあたり」と言われるより、「バミリ」があった方がわかりやすいのと同じですね。

犬育ては時間がかかります。
根気と忍耐が不可欠ですね。

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2025年1月19日 (日)

平常心を保つのは難しい

巷は受験シーズン真っただ中ですが、どんなに頑張って勉強してきた受験生たちであっても、本番の試験で今までの成果が出せるかどうかは誰にもわかりません。
その理由は、緊張感、慣れない会場の雰囲気、他の事に気を取られて集中できなかったりと様々です。

ドッグトレーニングにおける「ディストラクション」のことをよく書いていますが、犬も同様で、他に気を取られていると集中力が落ちてしまい、ハンドラーの言葉が耳に届かないことはよくある話です。
「家では出来るのに。」や「いつもは出来るのに。」というのがそれです。

家で出来ていることがなぜ外で出来ないのか。
外には犬の集中を欠くものが沢山存在しているからです。
他の犬、人、音、動くもの、匂い、などなど、人が気づかないものもその中には含まれます。


さて、今日はオビディエンスの練習会に参加しました。

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今回の練習会は個別ではなくグループで行う練習なので、他のハンドラーたちも同時に各々の課題を練習します。
つまり、犬の視界には、他人や他犬が入って動いている状況の中でハンドラーと作業するわけです。

完璧に近い犬であれば、本番競技同等レベルの課題をこなすこともよい練習ですが、至らないレベルの場合は、ハードルを上げすぎることなく、成功体験を増やしていくことが犬の自信につながっていきます。

我が家はアシスタントと見習い両方が参加しましたが、アシスタントは本番で緊張しすぎるので、基本のヒールワークと得意の課題を練習しました。
得意のはずがなぜかうまくできない。
得意なのに。
それだけ外部の刺激の影響を受けているということですね。

もちろん練習なので、その状況に合わせてハードルを下げたりしながら様子を見ていきます。

出来ると思って過信しすぎていると、犬がエラーを重ねてしまい、自信を失ってしまうことにもなるので、犬が悩んでいるときはすぐにハードルを下げてあげます。

「できるよ!いつもできているんだから、絶対大丈夫!」と言ってしまいそうなところを言わないことは難しい。
「そっか。今のきもちだと無理なんだね。じゃぁ、こうしてみようか」と犬をサポートしていくことが重要ですね。

今日もたくさんの学びがありました。
講師の先生、ご参加の皆様、ありがとうございました。

見習いのディストラクションのお手伝いもありがとうございました。

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2025年1月10日 (金)

多頭飼いのトレーニング

多頭飼いの場合、年齢の差や経験値の問題もありますが、まず最初に教えなければいけないのは、他の犬が練習しているときに「静かに待つ」こと。

我が家の最初のボーダー・コリーが母になって、今まで一人っ子状態だったのが急に3頭になったとき、母子3頭のトレーニングを始める前にまず最初にやらなければいけないことは、彼女に「待つこと」を教えることでした。

子犬たちが散歩に出られる頃に、初めて本格的に1頭ずつのトレーニングを始めることにしました。
子犬たちはまだトレーニングの楽しさを知らなかったので、母犬と私が作業していても、姉弟で一緒に遊びながら待つことができましたが、母犬は自分が置いていかれた瞬間から大騒ぎをしました。

なぜなら、彼女は今まで待たされたことがなかったからです。
「待てない」のは、バカだからでもなんでもなく、「待つこと」を教えていなかったから。

そこで、母犬と3分一緒に何かしたら、子犬Aと10秒ぐらい遊んで、次に母犬3分、次に子犬Bと10秒というように、母犬の時間を多めにしながら、少しずつ待っていれば自分の番が来ると教えていったら、1週間ぐらいで騒がなくなりました。
2歳半という母犬の経験値と、賢さのおかげでしょう。

その後、犬たちの代が変わっていっても、犬たちは待つことを知っているので、新しい子犬に待つことを教えることが大きな仕事になりました。

昨日もレッスンで多頭飼いの話になりましたが、その時誰に何を教えたいかによって、フォーカスする内容は変わってきます。

静かに待つことを教えるのであれば、静かに待っていられることを「強化」していくことが重要なので、他のことに意識を向けすぎないことが大事。
作業を集中的に教えたいのであれば、待っている犬が邪魔しない状況を提供してあげないと、作業自体がおろそかになりますし、さらに待っている犬が動いてしまえば、待つことが強化できなくなります。

さて、今日は見習いがアシスタントの練習中に伏せている練習。
慣れた練習場所であれば、交替で練習することは全く問題なく待てる見習いですが、姿勢を保つことはできないので、敢えて「フセ」ている練習。

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エラーが出ないうちに、短い時間から少しずつ時間を伸ばしていきます。

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2025年1月 5日 (日)

犬種の特性のはなし

犬と暮らそうと考えたとき、あなたはどんな基準で愛犬を選びますか?

大きさ、外見(容姿)、色、犬種・・・・。

昔はよく「ペットショップで目があったから」という声が多く聞かれましたが、最近では、みなさんよくお勉強されていることもあり、犬種の特性も考えて選ぶ方も増えています。

何度も書いていますが、犬種には特性があります。
JKC(ジャパンケネルクラブ)のサイトを見ると、「世界の犬」のカテゴリーの中に、10個のグループ分けがされています。
詳細はJKCのサイトで確認してください。

1グループ:牧羊犬・牧畜犬
2グループ:使役犬
3グループ:テリア
4グループ:ダックスフンド
5グループ:原始的な犬・スピッツ
6グループ:嗅覚ハウンド
7グループ:ポインター・セター
8グループ:7グループ以外の鳥猟犬
9グループ:愛玩犬
10グループ:視覚ハウンド

つまり、犬種にはそれぞれ目的があって、その目的に合わせて選択交配が長い年月に渡って行われてきたという歴史があるわけです。
その犬種ごとに、特性が異なるのは当然のことです。

例をあげれば、我が家の犬たちはボーダー・コリーなので1グループの牧羊犬に入ります。
牧羊犬は羊を追うのが仕事なので、当然動くものへの反応性がとても高い特性を持っています。
バイクや自転車、車に対しての追いかけが出やすいのもこの遺伝子の影響です。

今や世界的に有名な犬、大谷選手の持つコイケルホンディエはオランダの鳥猟犬です。
カモなどをおびき寄せるために、フサフサした尻尾を動かすのが仕事と言われていますが、基本猟犬なので、運動量はそれなりに必須です。

こういった犬種特性を知らずにその犬と暮らし始めると、犬がストレスを溜めてしまい、問題行動をおこしてしまうようなこともあるので注意が必要です。
要は一緒に住む相手のことをよく知る必要があるということですね。

もちろん、犬種だけでなく個体の特性や気質もあるので、一概にミスマッチとは言えませんが、犬種の特性を知っておくことはとても重要です。

嗅覚ハウンドで知られるビーグル犬は、検疫探知犬のような嗅覚を使った使役犬としても仕事をするほど一流の鼻を持っています。
そして、かつてはウサギ狩りの先頭に立って、吠えながらハンドラーに知らせていたという歴史があるので、当然遠くまで響く声を持っています。

家庭犬としてだけでなく、一緒にドッグスポーツを楽しもうと考える場合も当然そのスポーツにあった犬種や個体の骨格などが重要視されてきます。

同じボーダー・コリーであっても、我が家のアシスタントと見習いは似て非なるもの。
足の速さは変わらなそうですが、跳躍力はまったく異なります。
見習いの方がしなやかに高く飛び、着地も安定しています。
恐らく、ディスクやアジリティなどのドッグスポーツに向く身体能力を兼ね備えているのでしょう。

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っが、実際はドッグダンスやオビディエンスのパートナーをお願いしている我が家の犬たち。
特に骨格的に四肢が長すぎる見習いは、若干不向き感は否めませんが、それでも出来る限り能力を生かしていきたいですね。

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いずれにしても、犬たちの特性はそれぞれ。
その特性を個性として理解し、共生していくことが大事ですね。

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2025年1月 3日 (金)

アンチエイジングの話

犬も歳を重ねていくとあちこち衰えが出てきます。
人間と同じです。
目や耳もそうですが、足腰にも衰えが見え始めます。
特に後肢の衰えが著しいので、様々なドッグスポーツを楽しむ人たちは特に愛犬の四肢のエクセサイズに気を遣っています。

キャバレッティも一つの方法ですし、後退歩行の練習なども筋力の衰えの予防策の一つと言われています。

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我が家のアシスタントは9歳。
走る速度はまだまだ余裕がありますが、コーナリングに若干の不安があります。

走るための外転筋だけでなく、インナーマッスルとも言われる内転筋の補強も重要です。

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若いうちから習慣にしておくといいでしょう。

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2024年12月25日 (水)

ハンドシグナルは手の動きに注意

愛犬に様々なトリックやムーヴを教えるとき、ルアーリングと言って、オヤツやオモチャを犬の鼻先に見せながら誘導することがあります。
口で言っても当然わからないので、最初は誘導しながら動きを犬に教えていきますが、ある程度動きが熟達してくれば、次は手にオヤツを持たず、ハンドシグナルと言葉のキューをリンク付けしていくことがオヤツを外していくプロセスとなります。

その時注意してほしいのが、ルアーリングからハンドシグナルに移行する際の手の形です。

よく、人差し指を立てて犬に行動を促そうとすることがありますが、犬によっては、人差し指の先を見てしまって、動けなくなる場合があります。
なぜかと言うと、犬は指の先に注意を向けることが出来るからです。

人はあまり気にしないで、床の上に落ちたオヤツに対して、「〇〇ちゃん、ここに落ちてるわよ。」と人差し指で床の上のオヤツを指していることがあります。
犬は最初は何のことかわかりませんが、何度も続けば、さすがに指が指している先に注意を向けるようになってきます。

すると、ハンドシグナルのつもりで人差し指を立てて動かしてしまうと、犬はその指の先に集中してうごけなくなることがあるわけです。

では、どうすればいいのか。

ハンドシグナルを出すときは、手のひらを使うようにしましょう。
手のひらを使うことで、ハンドシグナルを振付のように見せることもできます。

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※ドッグダンストリック、ウィーヴを教えているときのハンドシグナル。

愛犬がうまく動いてくれなかったときは、ちょっとご自身の手の動きを見直してみるといいかもしれませんね。

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2024年12月22日 (日)

JKCの訓練競技会に参加してきました。

今日は今年最後のJKC訓練競技会に参加してきました。

参加競技はFCIオビディエンスですが、いつもはアシスタントがクラス3、見習いがクラス2で参加しています。
しかし、クラスが違う2頭を参加させると、出陳順の兼ね合いでバタバタしてしまい、ハンドラーも犬もメンタル的にストレスがかかってしまいます。
これはすでに経験済み。

そこで今回は見習いの参加クラスにアシスタントを合わせ、同じクラスで参加することにしました。

同じクラスだったので、休止のグループがバッティングすることがないよう、今回は配慮していただきました。
これで、競技リンクと駐車場の間を犬を連れて走らないで済みました。

関東の競技回数が少ないことは以前にも書きましたが、そのせいか、今回は思った以上にオビディエンス競技参加者が多めでした。


アシスタントは、さすがに経験済みのクラス2なので、パフォーマンスは安定しているはずでしたが、コーンを周ってハードルを跳ぶ際、いつもはハードルの前にダンベルが置いてあるのに、クラス2ではダンベルが無いので、多少練習はしましたが、やはりダンベルを探してしまいました。

さらに、臭気選別の木片がイチョウの枯れ葉と同じ色で見失い、探す時間をロスしてしまったことで、慌てて目に入った最初の木片を咥えてNG。
こんなこともあるんですね。

いずれにしても、得点はそこそこで、3席を頂きました。
252.0pt/320pt

202412221
 
またしばらく競技会はありませんが、日々の練習は欠かせませんね。

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2024年12月21日 (土)

ご褒美にオヤツをあげるのは、オヤツで釣っているのとは違います。

ドッグトレーニングには様々な方法がありますが、最近は、犬の好ましい行動を褒めることで、犬の好ましい行動が出る頻度を増やしていく「正の強化」を使った手法が一般的になっています。

以前はリードを使って行動をコントロールしようとしたり、手で押したり引いたり、あるいは、好ましくない行動に対して体罰を与える方法が使われていて、それになんの疑問を持っていなかった時代もありました。

当然以前の手法においても「ボールなどを使って遊ぶ」という方法は使っていましたが「オヤツ」などの食べ物を使う方法はあまり取り入れられていませんでした。

そんな歴史と、「実際オヤツを使ってみたら、犬がオヤツが無いとやらなくなった。」という状況に陥った人が、オヤツを使うことに抵抗を感じているようです。

先日のワークショップでも、「オヤツが無いと犬がやってくれない」というお悩みを持っていらっしゃる方がいました。
しかし、それはオヤツを使うことによる弊害ではなく、オヤツの使い方の勘違いから起きている可能性が高いように思います。

例えば、「持続」を教えるときは、敢えてオヤツを持っているということを犬に伝え、「オヤツをもらうためには、動かないでじっとしていた方がいいらしい」と犬に学習してもらうことがあります。
「持続」の概念を知らないと、犬は言われた行動をやって褒められたら、すぐにどこかに行ってしまったりするからです。
いわゆる「食い逃げ」状態です。

しかし、実際ひとつひとつの行動を教えるときには、行動を促すときにルアーとしてオヤツを使うことがあったとしても、ある程度行動を理解すると、その後はその行動と言葉のキューが関連づけられてきたら、上手に出来たら褒めた後にオヤツを渡すように流れを変えていくので、最終的にはオヤツが目の前になくても犬はきちんと言われたキューを理解して行動することができるようになるのです。

初めはオヤツをふんだんに使っても、その行動が理解できれば、使う頻度は減ってきます。
もちろん、また新しいことを教えるときは、ふんだんにご褒美を用意してあげます。
そんなときは、ご飯の量を減らしてあげることも、ウェイトオーバーにならないための重要なポイントです。

ここでひとつ重要なのは、日常的に、特に犬が頑張っていないのに、「かわいいから」とオヤツをあげすぎてしまうと、オヤツの価値が下がってしまい、「それぐらいの報酬ならやらない。」とそっぽを向かれてしまうかもしれないので注意が必要です。
何もしなくてもオヤツがもらえるのに、敢えてやらなくてもいいと学習してしまった結果です。

いずれにしても、犬のトレーニングは犬が楽しくなければ進みません。
ご褒美は見合ったものを用意しましょう。

さて、昨日のWCRL規定ラリーオビディエンストライアル、ルール上、課目によっては終わった後にオヤツをあげることが許されています。
この場合のオヤツは、頑張っている犬へのご褒美として使うだけでなく、犬の緊張をほぐすためにも使えます。

見習いは特にオヤツをあげなくても、そんなにテンションが変わらないので、作業終了時まであげませんでしたが、アシスタントの方は、次から次へと続く課題に頭がいっぱいになってしまうことがあるので、落ち着いて作業してもらうために途中でオヤツをあげました。

食べること、口を動かすことで、犬は自分を落ち着かせることができます。

アシスタントは、レベル2以上だと、スピード制御が必要だったり、動きがトリッキーだったりするので、声が出そうになります。
そこで、昨日は競技の途中で2回ほどオヤツタイムをあげました。

おかげで、最後まで吠えることなく作業を終えることができ、今回は吠えのペナルティがなかったことで、210点満点で1席となりました。
愛犬の様子をよく観ながら作業することも大事ですね。

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2024年12月19日 (木)

ワークショップ開催しました。

今日は若い犬を対象としたドッグトレーニングの基礎ワークショップ開催しました。

家を出た時は曇り空でしたが、到着時には雪が降っていて、一面真っ白。
どうなることかと思いましたが、なんとか開催することができました。
ご参加のみなさま、お疲れさまでした。

今回はドッグトレーニングの基礎メソッドに加え、若い犬にとって不可欠なトレーニングエレメントなど、ご参加の犬の状況に合わせてアドバイスをさせていただきました。

若い犬という部分では、我が家の見習いも同じなので、今回もデモをやってもらいましたが、いろいろやらかしてくれるところなどを実際に見ていただきながら、エクセサイズに参加していただきました。

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人にとっては犬のトレーニングですが、犬にとっては楽しいゲームでなければついてきてくれません。
「強化頻度」をあげることの重要性も伝えさせていただきました。

ご参加のみなさまのお役の立てていればいいのですが。

明日はWCRL規定ラリーオビディエンストライアルです。
朝はかなり冷え込むと思われますが、日中は日差しが深く差し込み、少し暖を取ることができるのではと思います。
ご参加の皆様は道中気を付けておいでください。

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2024年12月17日 (火)

ラリーオビディエンス

ラリーオビディエンス競技は世界中で行われているオビディエンス競技のひとつで、オーガナイザーによって多少ルールは異なるものの、大まかなコンテンツは似ています。

いわゆる「双六」のように、番号順に課題をクリアしていく競技で、レベルごとに課題の難易度は異なり、制限時間も変わってきます。

通常のオビディエンス競技は、すでに決まっている課題をひとつずつ行い、それぞれが完結するまで多少の時間がかかり、一つの課題が完結してから少し間があって、次の課題に移ります。
しかし、ラリーの場合は、競技ごとに課題のコースが変わり、決められた順番通りにサインカードに書かれた課題をクリアしてゴールするので、競技自体は3分~4分程度で終わります。

順番通りに課題が並んでいるコースをやりきるという意味では、アジリティ競技と似ていて、出陳前にはコース見分(人間のみ)をすることができます。

先ほど書いたように、オーガナイザーによってサインカードのイメージは違いますが、課題自体は似ています。
例えば、スタートラインを越えてから、最初のカードが「オスワリ」「フセ」、それから次の課題に移り、「速歩」と書かれていれば早足に速度変換する。と言ったように、一般的なオビディエンスの課題が盛り込まれています。

コースに並んだサインカードの数はレベルによって10枚から20枚と数が変わります(WCRL規定の場合)。

通常のオビディエンスと違う最大のポイントは、競技中に犬を褒めることや、課題によってはご褒美のオヤツを渡すことが出来ることです。
犬が緊張しているときなど、声をかけて励ましたり、オヤツをあげて気持をリセットすることができるという点では、若年齢の犬や、シニア犬には優しい競技です。
もちろん、熟練の犬のパフォーマンスは見ていてさすがと思わせてくれます。


どのドッグスポーツも同じですが、犬のミスだけが原因でペナルティがつくのではありません。
ハンドラーのミスも当然ペナルティの対象となります。

ラリーオビディエンスも同様で、多くのハンドラーのミスは、サインカードの読み間違えや見落としなどによって引き起こされます。

ハンドラーと犬との楽しい協同作業を目指してトライしてみてはいかがですか。

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WCRL既定のラリーオビディエンストライアルは現在はOPDESさんとWanByWanが定期的に行っています。
ご興味がおありでしたら、是非参加してみてください。

また、JKCも独自ルールでラリーオビディエンス競技を開催しており、現在はクラス2まで参加できるようになっています。


WCRL規定のトライアルは、今週金曜日、山中湖のドッグリゾートワフ、インドアドッグラン内で開催予定です。

来年は3月23日、同じくドッグリゾートワフインドアドッグラン内で開催予定です。

今日はたまたま2017年に当時のアシスタント犬と一緒に模擬競技に参加した動画が上がってきたので、ラリーオビディエンスについて書いてみました。




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