犬と暮らしている人がすべて全犬種が好きとは限りません。
ある特定の犬種が好きで犬と暮らしている人は沢山います。
もちろん、特定犬種は一つとは限らないので、多頭飼いされている人の中には、異なる犬種を飼っている人もいます。
いずれにしても、犬と暮らしている人が全ての犬種を好きとは限らず、自分のライフスタイルに合う犬種を好んで暮らすケースはよくあることです。
なぜなら、犬と暮らせば暮らすほど、犬種による特性を知ることになるので、自分と合わないタイプの犬種とは暮らしづらいということもわかってくるからです。
我が家も、コリー、ハスキー、そしてボーダー・コリーと暮らし、ボーダー・コリーが自分のライフスタイルにあっているので、今は5頭目と6頭目のボーダー・コリーと暮らしています。
初めて犬暮らしをする人は、外観から特定の犬種や、個体を気に入って迎え入れることが多く、後になってその犬種の特性を知るというケースは少なくありません。
もちろん、お迎えする前から犬種のことを勉強している方もいらっしゃいます。
一緒に暮らし始めてから「こんなはずじゃなかった」となる前に、犬種の特性を知っておくことはとても重要なことです。
例えばスヌーピーで一躍有名になったビーグル。
愛らしい瞳が人を魅了しますが、もともとはセントハウンド。
つまり嗅覚に優れているので、猟や麻薬探知などを得意とする犬たちです。
鼻を使う犬たちにとって、地面の匂い嗅ぎは日常。
さらにハンティング中にあげる吠え声も独特です。
それを知らないで一緒に暮らせば、歩いているとき地面から鼻が離れないとか、吠え声がうるさいとか言われてしまうと、ビーグルたちは困ってしまうわけです。
同様に、我が家にいるボーダー・コリー。
もともとは牧羊犬です。
群れから羊が離れないように常に監視モードに入っていて、その運動量たるや半端ではありません。
そんなボーダー・コリーの目の前を子供が走り出したらどうなるか。
反射的に追いかけたり、歯をあてる可能性はゼロではありません。
そうならないために、その行動を出づらくするためのトレーニングが欠かせません。
放っておけば、バイクや車を追いかけようと大興奮させてしまう可能性があるからです。
この場合、「追うな」と全てを制限するのは犬のエンリッチメントを阻害してしまうので、追ってもいいものを代わりに与えることが重要です。
例えばボールやディスクなど、遊びの中で本能を満たしてもらうことが日常生活での問題を軽減していくためにとても重要になります。
本能を完全に消すことはできませんが、代替行動によって、犬のエンリッチメントを確保することで、ストレスを軽減させながら、人と暮らしやすい状況を作っていきましょう。
我が家の犬たちは基本的に人や車などは追いかけませんが、急に横にあったものが動くというシチュエーションでは反射的に動く可能性があります。
そういう事象に対しても、ある意味「鈍感力」ではありませんが、気にしないでいるように、日常的には様々なディストラクションの中で練習をしています。
昨日はちょうど学校に行く子供たちが走ってきそうな状況だったので、静かに伏せて待つ練習。
全てを予防することはできませんが、予測することである程度の予防トレーニングは可能です。
動きの速い犬たちと暮らすときは、人もアンテナを張っておかないと対処できないので、犬種選びは重要ですね。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!

にほんブログ村
最近のコメント