パピーレッスン

2020年3月16日 (月)

パピーレッスン:呼び戻し

先日某スレッドで、「呼び戻し」がうまくいかないという書き込みがありました。

お散歩デビューした日、パピーが広いグラウンドでロングリードを付けていました。
環境は最適ですね。

しかし、当然のことながら初めての屋外はパピーにとっては刺激満載。
見るものすべてが目新しく、恐らく飼い主さんの声も耳には届かないでしょう。

お散歩デビューの時は、どんどん新しいものを吸収させてあげましょう。

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もちろん、そんなときでも、ふと我に返るようなときに声をかけて、
振り向いたら褒めます。

「オイデ」と言いながら後ろに下がって、パピーが付いてきたら、
沢山褒めて遊んであげます。

そんなことを、ロングリードを付けながら日々いろいろな場所でやってみます。
リードの長さが5メートルであっても、後ろに下がることで犬の移動距離は5メートル以上になります。

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動けば動くほど犬は追いかけたくなる衝動が強くなるので、
呼び戻しやすくなります。

他のことが気になっているときは敢えて呼びません。
聞こえないことを習慣にしたくないからです。

そんなことを繰り返していると、子犬でも早い時期に呼び戻しの成功率はかなり高くなります。

見習いが信頼できる程度の呼び戻しが出来るようになったのが生後5か月前。

 202003163

もちろん、その後も子犬は成長と共に多くの刺激や誘惑と遭遇していくので、呼び戻しが100パーセントになったからと言って、それがいつまでも続くとは限りません。

まずは、少しずつ刺激や気になるものへの抵抗力を付けながら、日々呼び戻し練習を繰り返していきましょう。

呼び戻しが習慣になれば、万が一喧騒に巻き込まれても、呼び戻せるようになります。

犬の様子をよく観察しながら、少しずつハードルを上げていきましょう。

4歳になった見習いは、女の子の誘惑があるとついつい呼び戻しが鈍りがち。
犬もいろいろ大変ですね。

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2020年3月15日 (日)

第二の社会化期

生後3週から12週(13週)は子犬が多くのことを受け入れやすい時期ということから「社会化期」と言われていることは最近ではよく知られています。

ワクチン接種との兼ね合いで、直接地面の上を歩かせられなくても、抱っこやカートを使って外に連れ出すことで、今後出会うであろう様々なものに触れさせることで、子犬の怖いものを減らしていくことが目的です。

しかし、子犬も人間の子どもと同様、成長と共にメンタル面も変化してきます。
社会化期の社会化がうまくいったからと言って、その後放置しておけば、せっかく経験してきたものを忘れてしまわないとも限りません。
そこで、重要になるのが第二の社会化期と言われる若年期(若齢期)です。
社会化期に経験したものをさらに強固にすることで、ちょっとしたことでは動じない(リアクティブにならない)ように育てていく大事な時期です。

この時期は生後6か月から12か月ぐらいまで続きますが、
人間でいうところの思春期にもあたり、性成熟の時期とも重なります。
つまりややこしい時期でもあるわけです。

「小さいころ社会化したからもう大丈夫!」ではなく、
「社会化したことがちゃんと身につくように、更に経験を積ませていきましょう」と言う時期です。

抱っこ散歩で、子犬のころから社会化を頑張て下さっていたK家のW君。
最近、いろいろ変化が出てきたとのこと。
難しい時期でもある生後6,7か月。

お散歩レッスンに出ようとしたら、ちょうどお隣さんがご帰宅。
歓迎してくださっているのに、腰がひけていて挨拶出来ないW君。
以前はもっと自分から近づいて行っていたとのこと。

そこでお隣の奥様に持っていたトリーツを手のひらに乗せていただき、
W
君が近づくまで待っていただくと、W君勇気をふりしぼって自分から
お隣の奥様の傍まで。

「ご挨拶上手ね~。」とさりげなく声掛けし、
2
3回トリーツをもらったところで、
ご挨拶終了してもらいました。

警戒心が邪魔をして、なかなか自分から行けなかったW君。
いい経験が出来たので、次回はもう少しフレンドリーになれるかもしれませんね。

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2020年3月11日 (水)

パピーレッスン:自分の頭で考える力を育てる。

今日のパピーレッスンでは、一生懸命考える子犬の姿が見られました。

子犬にとって「社会化」がとても重要だということは昨今当たり前になっています。
「社会化」とは、好奇心を持って物事に向かって行かれる時期に
多くのことを経験させながら経験値をあげて、メンタル面の抵抗力をつけさせようとするものです。
そこで、気をつけなければいけないのが「無理強い」。

やらなければいけないという気持ちから、いろいろなものに対して
子犬を無理やり近づけようとしてしまうことがあります。

以前我が家の犬たちと公園に行ったとき、チワワの子犬を連れた人が、
嫌がる子犬を無理やり我が家の犬に近づけようとしたことがありました。
かわいそうだから、地面に降ろしてチワワの行動を見守ってあげるように伝えましたが、
意味がうまく伝わらなかったようで、その後出会ったときも、抱っこしながら他の犬に近づけ、
その度にチワワはギャンギャン吠えていました。

初対面の犬を見て子犬がどんな行動を取るのか、
子犬の自由意思に任せてあげることが大事。
リードは長めで、いつでも逃げられるようにしておきます。

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ちょっと腰が引けていますが、強要はされていません。

その後も、近づいては、自分から離れるといった行動を繰り返し、
最後は我が家の犬たちに「遊べ!」と催促するまでに。

大事なのは犬に選択肢を与えること。

その後は、日常的にやっていただいている
跳びつくことより座ることを強化する練習。

犬によっては、跳びついてから下りるといいことがあると勘違いしてしまうことがあります。

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そこで、跳びつきをやめても褒めるのを少し待っていると、
跳びつき自体の頻度が減ってきました。

もちろん、自発的に座ったらすかさず褒めていきます。

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明日には忘れてしまっているかもしれませんから、
定着するまで(習慣になるまで)日々の繰り返しは欠かせませんね。


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2020年3月10日 (火)

お家のルールはいろいろでも、きちんと教えることが大事。

家庭犬のトレーニングではよく「しつけ」という言葉を耳にします。
人間の子どもに対しても「しつけ」という言葉が使われます。
昔は「躾がいい」というと、いい印象がありましたが、
最近は「しつけのため」という言葉を聞くとネガティブな感じがしますね。

人間の子どもはいずれ独立して、社会の中で一人で生きていかなければいけないので、
大人になって本人が困らないための「礼儀」や「作法」としての「しつけ」は必要だと思いますが、
犬の場合、最後まで面倒を見るのは飼い主で、責任は常に飼い主にあります。
そのため、人間社会の中で共存していくために最低限のことと、
各家庭のルールを愛犬に教えることが飼い主の仕事なので、
「しつけをする」というのとはちょっと違うような気もします。

いずれにしても、犬に教えることは個々の家庭のルールです。
トイレの場所、寝る場所、遊び方などなど、
飼主が家の事情を考慮しながら愛犬に教えていく家庭のルールは
家の数だけあると言っていいでしょう。

ベッドで一緒に寝てもいい家がある一方、寝るときはクレートやサークルを利用する家。
家の中にトイレスペースがある家がある一方、トイレは外と決めている家。
人間の食べ物を食べてもいいとしている家と、人間の物は一切与えないと決めている家。

どっちがいいとか悪いとかではなく、それぞれの家庭のルールです。
もちろん、犬にとって最善の策を考えながら決めて欲しいと思います。

ただ、それぞれルールは異なっていたとしても、きちんと犬に伝えていなければ、
犬は自分で勝手にルールを作ってしまいます。

これらのトレーニングに大事なのは一貫した対応です。
常に同じスタンスで伝えていかないと、犬は混乱してしまい、
やって欲しい行動もなかなか身につきません。

焦らず、根気よく、愛犬の成長を見守りながら、伝えていきましょう。


ハウスに入っていても吠えが大分収まってきたPくん。
トレーニング中投げられたトリーツを見失うと
得意の嗅覚で探し出します。

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彼にはこんな遊びも楽しみのひとです。

お勉強ばかりでなく、好きなことが出来る解放の時間も大事ですね。

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2020年2月18日 (火)

パピーレッスン:初公園

今日はパピーさんの初公園レッスン。
都内の大きな公園は初めてのW君。

最初は少し草の匂いが気になっていましたが、慣れてくると飼い主さんの声が聞こえるようになり、
呼ばれると嬉しそうに走って戻って来るようになりました。

そこで、次のエリアに移動。
今度は遠くで犬の吠え声が聞こえるエリア。

一歩一歩、周りの音を気にするように慎重に歩くW君。
時々、飼い主さんの傍から離れようとしない場面も見られましたが、
少し待ってあげると、自分から音のする方に踏み出しました。

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ドッグランの傍まで行き、ベンチに座る人や、ランを走る犬を見て、
いっぱいいっぱいになったので今日はおしまい。

帰り道は少し余裕が出て、先に行く様子も見られました。

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そんな時は、飼い主さんにちょっと好きな方に歩いて頂きました。
すると、W君が飼い主さんの動きを気にするようになりました。

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もちろん、自発的に戻ってきたらすかさず褒めてあげます。

初めての公園散歩、楽しく終了です。
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2020年2月11日 (火)

トイレの場所はそこでいいですか?

パピーがやってくると、一番最初に教えたいのがトイレではないでしょうか。
連れて帰って来たら、我慢していただろうからと、
すぐにトイレにいざなってあげたいところ。

サークルなどがあれば、トイレシーツを敷き詰めて中に入れ、しばらく待って、
幸運にもトイレをしてくれたら、「トイレ上手だね~。」と
さりげなく言い続けることで、少しずつトイレと排泄をリンクさせていくことができます。

トイレのタイミングを見計らうことも大事です。

ある程度大きくなってくれば、自分でトイレまで行けるようになりますが、
上手に外さずできるとは限りません。

また、せっかくこちらが決めたトイレが気に入らなければ
使ってくれないこともあります。

いくつか選択肢をあげることも必要ですね。

ちなみに、我が家の若僧は、トイレを二つ設置していたのに、
片方は全く使わず、一つの方だけ使っていました。

わが家に来た翌日にはとりあえずトイレを認識し、
多少はみ出すことはあっても、
全く違うところですることはありませんでした。
居住空間が広すぎないこともひとつの理由かもしれませんね(笑)。


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2020年2月 2日 (日)

パピーレッスン:散歩は楽しく

午前中パピーさんのお散歩レッスンに行ってきました。

前回お会いした時は、カーポートから出るのすら慎重だったWくん。
その後、お家の前の通りを重点的にお散歩していただいたので、
お家の周りを歩くときは嬉々として、少し先を行くくらい。

落ち葉や小石も相変らず気になりますが、
早めの声掛けと呼び戻しで、ムシャムシャは避けられています。

一緒に歩きながらも声をかけてあげると、
こちらに目を向ける頻度も高くなります。
そうすることで、一人で散歩をしているわけではないことも伝えていきます。

今回もBATのロングリードを使いながら歩いてみました。

途中道端に座り込んでいる怪しげな人に近づきそうになれば、
後ろに下がって呼び戻し、
落ちている空き缶が気になっても、ちょっとおよび腰になっているときは、
リードを伸ばして、自らチェックするのを待ってあげます。

初めての階段も、少し先に降りて待っていたら、
自分から下りてこられました。

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階段の下では「フセ」する余裕も見せるW君。

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ロングリード散歩で、怖いものを減らしながら、呼び戻し強化中です。

お家に帰れば、沢山頭を使て疲れたのか、ハウスの中でまったり。
「出せ~!」と暴れることなく、トイレも済ませて静かにしていられました。

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2020年1月26日 (日)

パピーレッスン:初散歩

あいにくのお天気でしたが、今日はパピーさんの初散歩となりました。

普段から「抱っこ散歩」を続けてくださっていますが、
実際自分の足で歩くのは初めて。

いつもやっていただいているお家の中のリード付きウォーク練習のあと、
初めて玄関に自分の足で立つことになりました。

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ドアを開けても自分から飛び出そうとはしなかったので、
その状態を褒めていきます。
フードが食べられるので、精神的にはゆとりがあります。

自分の足で一歩を踏み出すまで待ってみると、
おそるおそるカーポートへ。

落ち葉が気になって口に入れてみましたが、
自分からペッと吐き出したので、そこも褒めます。
食べてしまう子もいるので注意は必要です。

別の葉っぱも口にしようとしましたが、以前から教えている「Leave it」で
振り返ってくれたので、そこも褒めます。

カーポートからアスファルトに降りるまで少し時間がかかりましたが、
これもリードを緩めて様子を見ます。

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ようやく道路に出られましたが、意外と落ち着いているので、
ロングリードに付け替えて、声をかけながら歩き始めると
一生懸命付いてきました。

上手についてきたらクリック&フード、
顔を見上げてくれたらクリック&フードと言ったように、
好ましい行動に対してはすべて強化していきます。

気になるものに向かって行きそうになったら、
楽しそうに名前を呼びながら後ろに下がります。
もちろん、走って戻ってきたらクリック&フード。

「ノー」ばかりのネガティブなことではなく、
いいところをどんどん褒めて、散歩が楽しいものと刷り込んでいく時期ですね。

202001263
10分程度の初体験でしたが、お家に戻るとハウスでウトウト。
頭を沢山使いましたね。

ハウストレーニングもばっちりなので、休憩時間(オフ)も取ってあげられます。
沢山寝てしっかり育ってくれるといいですね。


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2020年1月16日 (木)

パピーレッスン:いいことは習慣に

子犬にとっては毎日が新しいこと。
飼主さんはおうちのルールを含め、これから先子犬が人間と一緒に暮らしていくために必要なことを子犬に教えていくことは大事な責任です。

しかし、そうそううまく伝えられるとは限りません。
何度も繰り返しながら、「それは合ってるよ。」「それはやって欲しくないな。」ということを伝えていきます。
そのためには、上手に出来たときはすぐに褒めることも忘れてはいけません。
褒められたことで、犬は心地よいと感じ、その行動の出る頻度が高くなります。

先日からお伺いしているパピーさん。
初日にハウストレーニングをしたところ、その後飼い主様が根気よく強化してくださったので、今では、ハウスにもすぐ飛び込み、出てくるときも、解除のキューが無ければ、じっとしていられるようになりました。

とは言え、この行動が身につくまでにはまだまだ時間がかかります。

今日は今月末のお散歩デビューを前に、リードをつけておうちの中で歩く練習。

ディストラクションの少ないおうちの中で出来るようにならなければ、外で出来ることは100パーセントありません。

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今はゆっくり下地づくりですね。

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2020年1月 9日 (木)

パピーレッスン

今日は生後4か月のパピーさんの2回目のレッスン
パピーレッスンで一番多くご相談を受けるのが、トイレ、吠え、甘噛みなどです。

しかし、これらのことも比重的には大きいものですが、
実は飼い主さんが意外と気づかないのが興奮によるとびつきや
かまいすぎて休む時間が取れないことなどがあります。

小型犬の飛びつきはついつい見過ごしがちですが、
膝を痛める危険性もあるので、できるだけとばせたくはありません。
また、とびつくことで興奮度があがってしまうと、
人の声も聞こえなくなってしまうことも。

またハウストレーニングは子犬に休む時間を与えるためにも重要です。
無理矢理入ってもらうのではなく、自分から入りたい場所にしてあげることも大事。

オーナー様がちゃんと繰り返して教えてあげているので、
W君、楽しそうに入ってくれます。

トレーニングというと、ついつい「オスワリ」や「フセ」「マテ」を一生懸命言葉で教えようとしてしまいますが、自発的にその行動が現われるような環境設定をしてあげると、子犬たちはすぐに覚えてくれます。
言葉はその行動に重ねていくだけ。

ハウスに入ったら、「解除(出てもいいという言葉)」のキューがあるまでは中にいるんだよ。と教えていくには、中にいる間にトリーツ(フード)をあげ続け、解除と同時にドアを広く開けてあげるだけ。

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Wくん、とってもお勉強に興味があって、今日はおもちゃの名前を憶えてしまいました。
これからが楽しみですね。

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