パピーレッスン

2025年7月 5日 (土)

犬はちゃんと学習しています。

今日は等々力のDogLifeDesignさんでグループレッスンがありました。
それぞれの課題に合わせて進めていきますが、参加犬の1頭はまだパピーさんなので、基礎的なことを集中的にやっていただいています。

そのひとつがマットトレーニング。
おうちでは問題なくできているマットトレーニングですが、おうち以外で、しかも他の犬やら、知らないおばさんやらで、気になるものがあるなかで落ち着いて待機することはなかなか出来ません。

そこで、今日は敢えてリードを係留した形で、Mさんが自発的に好ましい行動を取ってくれたら、集中して褒めていく作戦。

最初は、ハンドラーさんが少し離れただけでも落ち着かなかったMさんですが、

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マットの上で座るたびに褒めていたら、

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何も言われなくても、自分からマットに戻って座るようになりました。

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もちろん、そこでも褒められて報酬が出るので、後半は何も言わなくても、じっとしている時間が増えてきました。

「マテ」同様、静かに待機していることを教えるのはなかなか難しいものですが、繰り返し頻繁に褒めていくことで、犬はその行動には必ず報酬が出ると学習し、次第にその行動を取りやすくなります。

無理に「ああしろ、こうしろ」と言うのではなく、犬が自発的に取りやすい環境づくりをした方が、犬にとって理解しやすいものです。

いろいろな場面で試してみてくださいね。

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2025年7月 1日 (火)

子犬の社会化

子犬にとって社会化が重要なのは明らかですが、ワクチンプログラムの関係で、子犬がなんでも受け入れてくれる時期に自力で散歩に出るのは難しいのが現実です。

そこで、一般的にお願いしているのは「抱っこ散歩」
子犬が自分の足では歩けない時期から、抱っこで外に連れ出し、様々な生活音に馴らしたり、実際に目の前を走りすぎる車や自転車、人や犬を目視させて、いちいち反応しなくていいことを教えていくわけです。

子犬は日々育っていくので、中型犬より大きくなると、抱っこができなくなります。
そこで登場するのがカート。
カートに乗せて、社会化散歩を楽しんでもらうわけです。

我が家は大型犬2頭とのくらしの後、中型犬との暮らしになりましたが、カートは子犬だけでなく、歳を取った犬の散歩のサポートにも使えます。
初代のボーダー・コリーは抱っこ散歩で頑張りましたが、シニアになってカートを購入してからは、子犬が来るとカートで移動するようになりました。

近所をただ散歩するだけでなく、今後犬たちにとって大きな刺激となりそうな車やバイクを見せに幹線道路沿いを歩いたり、交差点で行き交う車を見せたり、公園の中ではドッグランやスケボーのバンクなどを見せました。

おかげで、我が家の犬たちはバイクや自転車、キックスケーターもスルーできています。
要は,犬たちにとって周りにあるものは景色の一部でいちいち一喜一憂しなくてもいいと理解してもらうこと。


さて、今日はパピーさんのレッスンがありました。
カートも準備していただいたので、初カート散歩。

車の走る音だけでなく、風の音、エレベーターの乗り降り、空を飛ぶ鳥など、初めてが盛りだくさん。

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そんななかで、落ち着いていられたら、褒めてフード。
フードが食べられるのはメンタルが落ち着いている証拠。

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自分の足で歩けるようになるまで、少しずつ経験値をあげてもらいます。

かつて社会化のひとつに、「何人もの人に会って抱っこしてもらうのがいい」というのがありました。
確かに人にも馴れてもらうことは大事なことですが、「抱っこしてもらう」と言うのは無理があります。
なぜならそこに子犬の選択肢がないからです。

子犬がもし自分から寄っていくなら問題ありませんが、無理やり抱っこするのは子犬の意思を無視してしまうことになります。
社会化は子犬の意思を尊重しながら行う必要があります。
そして決して無理をしないこと。

これからが楽しみなEさんでした。

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2025年6月27日 (金)

パピートレーニングは楽しいが基本

子犬を迎えると、いろいろと教えてあげなければいけないことが出てきますが、どれ一つとっても、子犬にとって楽しく、ポジティブなことでなければ子犬は学習を続けてくれません。
子犬は正直なので、嫌なことをされれば逃げるし、寄ってこなくなるからです。

基本は、人と関わると楽しいと教えていくこと。
「しつけは最初が肝心」と力づくで言うことを聞かせようとは思わないでくださいね。

「我が家のルール」を楽しく教えていきましょう。


さて、今日は生後3か月のEさんの2回目のレッスンでした。
1回目はハウスを居心地よくすることと、飼い主様へ子犬に接するときの基本のお話。

1週間頑張ってくださったおかげで、ケージでの要求吠えもさほどなく、トイレのはずしも数パーセントだそうです。
素晴らしい!

そして今日は子犬が人間にとって好ましい行動を取りやすくするための環境づくりと、遊びのお話。

あまりの可愛さに、ご家族みなさまがメロメロになることは明らかなのですが、これから先15年以上に渡るドッグライフを快適にするためい、さらなる「忍耐」のお話もしてきました。

Eさんの名前の価値をあげ、呼ばれて行くといいことがあるという刷り込み。

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最後は楽しく遊ぶこと。

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遊びに飽きてエキサイトしそうになったので、ケージに誘導してあげたら、ちゃんと排泄を済ませてくれました。
成功体験を積み上げていくことが大事ですね。

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2025年6月21日 (土)

環境の変化が新しい習慣作りのチャンス

新たに犬を迎えるときは、犬にとっては全く環境が変わるときでもあります。
子犬であれ成犬であれ、今までの環境と異なる環境になることで、当然様々なルーティンも変化することになります。

それはある意味「リセット」のチャンス。

今までやっていた好ましくない習慣をなくすことができる場合もあります。
例えば、戸建ての1階が居住エリアだったときは、窓の外を眺めながら、バイクや宅配便のトラックに吠えるという習慣がついていたとしても、マンションなどの集合住宅に引っ越し、窓の外の景色が変わった場合、当然そのような習慣は出なくなります。

我が家の場合、一時的に仮住まいをしていたときは、庭で排泄がさせられなかったため、子犬の頃のように、家の中でのトイレに変更せざるを得なくなりました。
当時3頭のボーダー・コリーと暮らしていたので、近くに公園などが無い住宅街での散歩中に排泄をさせることは近所迷惑以外の何ものでもなかったからです。

室内トイレを再開したことで、その後現在の家に越した後も、外と中と両方でのトイレが出来るようになり、老犬になってからの介護生活も楽になったのを覚えています。

長年の習慣を変えるのは難しいものですが、環境が変わることで必然的に変えざるを得ないことも出てくると、リセットしやすくなるかもしれませんね。


さて、今日はお迎えしたばかりのパピーさんのレッスンがありました。

レッスンと言っても、現時点でのメインは飼い主様へのアドバイス。

賢い犬との暮らしは、人間も頑張らないとなかなか大変で、気が付いたら犬のペースになっていたと言うことも沢山あります。

愛情は沢山かけて、伝えることはきちんと伝えてあげることが大事。
子犬に勘違いをさせないように、上手にサポートしていきましょう。

今日の学びは、
・名前を呼ばれるといいことがある
・ハウスを覗くと美味しいものが入っていたりする
・人との遊びは楽しい

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うまく伝わったでしょうか。

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2025年6月 4日 (水)

自分から落ち着くのを待つ

我が家にもいますが、そもそもテンションが高い犬、興奮しやすい犬、いい意味で意欲的な犬はいます。
しかし、犬も人同様、冷静でいなければ、人の声は耳に届かないので、必要なときはテンションがあがってもいいのですが、普段からあがりっぱなしにならないようにすることも必要です。

もちろん、年齢を重ねていけば、多少落ち着きは出てくるかもしれませんが、子犬の頃から放置していれば、高いテンションのままという犬もいます。

楽しく遊ぶときはテンションが高くても構いませんが、作業をお願いしたり、日常生活の中では冷静でいることを教えてあげることも重要です。

例えば散歩に出ると聞いて、ほぼ半数以上の犬たちはワクワクしながらその瞬間を待っているので、その勢いで外に出てしまえば収拾がつかなくなるのは火を見るよりも明らかです。

そこで、玄関のドアを出るマナーを教えたり、玄関から外に出ても、どこかにダッシュで行かないことを子犬の頃から少しずつ伝えていくわけです。

一方では、警戒心が強くて、玄関から外に出られなくて困っていらっしゃる方もいて、そういう方にとっては、飛び出していく犬たちはうらやましいかもしれませんが、出た先が公道だった場合、車にはねられるかもしれないので、きちんと伝えることは大切です。

一人で散歩に行くのではなく、ハンドラーと一緒に行くことを教えていくのは犬によっては時間がかかりますが、早く先に進もうとせず、まず落ち着けるメンタル作りからしていくといいでしょう。
当然「落ち着け」と言ってもわからないので、落ち着ける環境で落ち着くのを待つことも大事です。

犬によっては外に出ると様々な環境刺激に飲まれてしまい、人の声すら耳に届かなくなる場合もあります。
いつも書いているように、家の中で出来ていることを、少しずつ外でも出来るようにサポートしていきましょう。

さて、今日は1歳になったばかりのK君のプライベートレッスンがありました。
おうちの中ではコミュニケーションも取れて、とてもいい子に育っていますが、犬種柄、外の刺激が大敵です。

それでも日々飼い主様が頑張ってくださっているので、自転車への反応も大分なくなってきました。

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思春期真っただ中なK君にとって、他犬の存在が今は何よりも気になるようです。
少しずつ、自分とは関係ないと学習してもらうことが重要ですね。

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2025年4月28日 (月)

ハイパーな犬との散歩

愛犬とのお散歩に問題を抱えていない人は少なくありません。

ではどんな問題が多いのでしょう。

引っ張り
拾い食い
車などへの興奮(吠え)や飛びつき
他犬への過剰反応
歩かない
などなど。

どんな犬も最初から上手に散歩ができるわけではないので、
こちらからやってほしい行動を教えてあげなければいけません。
子犬だからと、何をやってもいいと許していると、どんどん犬のペースで散歩するようになってしまうので、注意が必要です。

また、これらの行動にはそれぞれ理由があるので、なぜその行動を取るのかを解明してみると、解決法がすぐ見つかるかもしれません。

理由のひとつには、犬が興奮しすぎていることが原因になっていることがあります。
散歩に行きたくて大興奮している犬を勢いで連れて外に出れば、当然大興奮しながら歩き始めることにもなります。

そこで、散歩前にちょっとガスを抜いてみたり、落ち着くのを待って歩き始めるなどの方法が効果的なこともあります。
試してみましょう。

さて、今日は若いK君のプライベートレッスンがありました。

おうちの中ではほぼ問題ない状況で、ご家族との話もちゃんと聞けるようになったK君ですが、外では多少問題行動が見られます。
それは彼の思春期という年頃が大きな要因になっていることもあります。

人間でも、思春期の男子は扱いづらいもの。
犬も同様で、いろいろわかってきたと安心できる一方、どうにも思い通りにいかない行動にイライラしてしまうことも少なくありません。

そんな状態の犬を頭ごなしに叱っても改善はされないので、時間をかけて、代替行動を教えていくことが重要です。

今日はちょっとガス抜きしてからお散歩に行ってもらいました。

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飼い主さんと一緒に遊ぶことも大事なコミュニケーション。
家でも外でも遊べるようにしていくと、飼い主さんに集中しやすくなりますね。

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2025年4月27日 (日)

犬育て:「出来た!」と油断しない

子犬が飼い主の後をくっついて歩くのは自然なことです。
なぜなら動くものを追いかけていく本能的なものがあるからです。
しかも、家の中は外と違って刺激も少ないので、飼い主がそばにいれば一点集中で追いかけてきます。
なかには、トイレやお風呂までストーカーのように付いてくる犬もいます。

子犬が外に出るようになっても、まだまだ世界が狭いので、飼い主の横や後ろなど離れないように付いてくると、一瞬、「この子天才」と思われがちです。
だからと言って放置しておくと、次第に外界に興味を奪われ、気づいたら、地面に一点集中したり、人や犬、カラスやハトなど、追いかけてほしくないものにばかり気がいってしまい、飼い主の言葉が耳に届かなくなるということもよくある話。

自分からついてきてくれる時を最大限利用し、その行動を定着させ、習慣にしてあげることで、飼い主へのフォーカスもあがるようになります。
油断しないことが大事ですね。

今日はDogLifeDesignさんでのグループレッスンがありました。

最近参加し始めたMさんはまだ子犬。
しかも、ちょっと警戒心が出てきているところなので、飼い主さんのそばをあまり離れません。

飼い主さんが動けば、こんな風について歩きます。

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そこを油断しないで、ヒールウォークを習慣にしていくと、お散歩でも声が届きやすくなります。

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飼い主さんのそばにいると楽しいことが起きると伝えていくことが大事ですね。

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2025年4月24日 (木)

遊びはコミュニケーションの始まり

「(愛)犬と遊ぶ」ことの重要性が様々なドッグスポーツの分野で語られるようになって久しいですが、別にドッグスポーツをやるやらないにかかわらず、愛犬と一緒に遊ぶことは楽しいので、どんどん実践してほしいと思います。

ただひとつ大事なことは、愛犬がその遊びを楽しんでいるかどうかを見極めること。

例えば「ボール投げ」
投げて持って帰ってきてくれれば、また投げてほしいと思っているので、少なくても犬はボールを取りに行くことを楽しんでいますが、取りに行った後一人遊びを始めてしまう場合は、人と遊ぶより、オモチャを破壊したりしながら一人で遊ぶことの方が楽しいと思っていることがあります。

例えば「引っ張りっこ」
ロープやひも付きオモチャなどを使って引っ張りっこを楽しんでいるとき、子犬は本気になって噛みに来ていますか?
子犬の口に無理やり押し付けたりしていませんか?
噛んでいるとき、子犬にも勝たせてあげていますか?
「犬に負けたらマウントを取られる。」なんて時代錯誤の遊び方をしていませんか?

犬が楽しんで噛んで引っ張ってくれた時、犬に勝たせたら追いかけないこと。
必ず人間が後ろに下がって、犬が自分から追いかけるようなシチュエーションを作ってあげましょう。

最後は犬が飽きる前に終了すること。
「ちょうだい」を教えるまでは、無理やり取り上げるのではなく、口から離しやすいように、さりげなく床におやつをおいてあげてもいいでしょう。
その時も、小さいのをひとつ。とケチらないで、2~3個床においてあげるとおもちゃを口から離しやすくなります。

食べるものはいろいろな時に使える有効なツールですので、そもそも食べることに興味がなくならないように工夫してあげることが一番の基本かもしれません。

さて、今日カウンセリングに伺ったSさん。
とっても小さいSさんですが、初対面の私とも上手に遊んでくれました。
そのうちオモチャにかじりついてガウガウ言いながら首を振るほど。

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すぐに一緒に引っ張りっこができるようになるでしょう。
これからが楽しみですね。

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2025年4月16日 (水)

毒入りキューにしないために。

「毒入り」と聞くと、なにやら危険を感じさせてしまいますが、
本当の毒が入っているのではなく、言葉の中に「毒」が入っているということです。

どういう意味かというと、「オイデ」や「来い」などの、愛犬を呼ぶキューや愛犬の名前そのもの。
飼い主に名前を呼ばれたり、「オイデ」と言われるたら愛犬は喜んでダッシュしてくるはずが、名前を呼んでも無視したり、「オイデ」と言われると立ち止まったり、どこかにいなくなってしまうということが頻繁にあるとすれば、それは犬の名前や「オイデ」などのキューに「毒」が入っている可能性があるということ。

では、「毒」とは何でしょうか。

名前を呼ばれて行ってみたら、ひどく叱られた。
「オイデ」と言われて行ってみたら、嫌いな爪切りが始まったり、楽しいドッグランでのお遊びタイムが終わってしまった。などという状況が頻繁に起こると、犬は自分の名前や「オイデ」という言葉自体に期待感が持てないので、無視するようになるというものです。

なんでうちの犬は呼んでも来ないのだろう。

そんなときは、「毒入りキュー」になっていないか確認してみるのもひとつです。

パピーレッスンでは、まず子犬の名前の価値を上げることから始めます。
子犬の名前の価値を上げるとは、名前を呼ばれると必ずいいことがあると条件づけていくことです。
呼ばれて振り返ったら、撫でてもらった、相手をしてもらった、美味しいものが食べられた、などなど、子犬にとって楽しいことと自分の名前を関連付けさせることです。

同様に、「オイデ」と言われて行ってみたら、楽しいことが起きると印象付けることがとても重要です。

我が家はオビディエンス競技などをやっていることもあり、「招呼(呼び戻し)」に関しては、何をおいても走ってくることを教えているので、「オイデ」などのキューに対しては一切ネガティブなことを関連付けていません。
※我が家では実際に犬を呼び戻すときは多頭飼いなので、それぞれの犬の名前を呼びます。
緊急事態の時は「来い!」と簡潔にいうこともあります。

我が家では「来い」の代わり、これからやることをその都度伝えるようにしています。

例えば、「爪切りするけど。」とか「口拭くわよ。」とか「足拭くわよ。」などです。
フリーで遊んでいるときにリードを付ける場合も、「リード(ハーネス)するわよ」と言ったりします。
犬たちはその意味を理解したうえで、自分から寄ってきてくれます。

これらの、犬たちにとってはあまり好きでないことに関しては、最初から無理強いするのではなく、少しずつ馴らしていくという「ハズバンダリーケア」を行うことも不可欠です。

愛犬とのコミュニケーションをうまく取るには、「犬の立場」に立ってみるとスムースにいくかもしれませんよ。

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※フリーで遊んでいるときに「リード」というとそばに来てくれる犬たち。

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2025年4月 2日 (水)

やっぱりクレート(ハウス)は大事!

先週から見させていただいている生後4か月のPさん。
ゴージャスなケージにお住いのPさんですが、トイレの意識がうまくできていないというご相談から始まりました。

初めて迎える子犬に飼い主さんはやはり悩むところが沢山あるので、ひとつずつお悩みの解消の助けになればと、とりあえず我が家のクレートをお貸ししたところ、自分から入ってくれるようになり、翌日Pさんのクレートと大き目のネット付きトイレトレーが届き、ケージがさらに居心地のいいおうちになったようです。
自分からケージに戻ってトイレに行ったり、夜はクレートに入って寝たりと、快適に過ごしているとのメッセを頂きました。
とりあえず安堵。

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リコールゲームもご家族で楽しんでやっていただいているそうなので、今日は遊び方のお話。

Pさん、一人遊びは得意のようで、ある意味飼い主としても安心してケージレストをお願い出来るのですが、目標は飼い主さんと遊べるようになること。

今日はちょっと長めの紐の先に縫いぐるみが付いたおもちゃを使って動かしながら興味を持ってもらうのを待ちました。

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この手のおもちゃはすぐに食いつくタイプもありますが、Pさんはちょっと慎重派なので、プッシュせずに待ちます。
オモチャを直接人間が手で持っていないことで、Pさんへの圧がほとんどありません。

少し追いかけるようなそぶりを見せた後、Pさんオモチャを咥えてケージの中へ。
ケージは本当にお気に入りになったようです。

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一緒に引っ張りっこができるようになれるといいですね。

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