パピーレッスン

2024年4月19日 (金)

子犬はいつからフリーに出来る?

パピーレッスンにお伺いするときは、必ず「ハウストレーニング」をお願いしていますが、大半の飼い主さんは、「かわいそうだから」と言って、なかなかハウストレーニングの必要性を感じて下さいません。

パピーのきもちだけでなく、飼い主側のきもちとしても、いつも一緒にいたい気持ちなのは当然のことです。
だって、可愛いんですから。

しかし、頭のいい犬たちは、一緒にいることに慣れてしまえば、一緒にいられない状況に対してストレスを感じるようになります。

また、ストレスだけでなく、フリーにしておくことで、様々な悪戯を始めてしまい、飼い主さんに叱られたり、あるいは、誤飲などのリスクを招いたりと、子犬の安全が確保できなくなる可能性があるので、おすすめできません。

じゃぁ、いつになったらフリーに出来るのでしょうか。

トイレのミスがなくなり、家の中に危険なもの(誤飲するもの)が無い状況であれば、短時間からのフリータイムを作ってあげることが出来るようになります。

しかし、フリーに出来るようになったとしても、寝床や安心できる場所として「ハウス」はあった方が安全です。
例えば犬が苦手な来客や、修理などで訪れる人達の邪魔をしないようにするには、ハウス待機をお願いすることが、人にとっても犬にとっても一番ストレスフリーだからです。

今日は生後6か月のC君のカウンセリングがありました。
C君はとても賢く、ちょっとお話ししている間に、跳びつくより座った方がいいらしいと学んでくれました。

しかし、6か月はまだまだパピー。
ちゃんと出来るように見えても、様々なディストラクションがあれば、出来ないこともあります。
長い目で見てあげることが重要ですね。

我が家の見習い2歳半も、家の中でフリーに出来るかどうかは、設置したカメラを見ながら考えて、2歳3ヵ月になって、ようやく留守中もフリーに出来るようになりました。

フリーになっていても、家の中で走り回ったりすることなく、ソファ(ドッグベッド)やハウスで寝てくれるようになれば大丈夫。

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一方、アシスタントの方は、実は生後4ヵ月からフリーでした。
なぜなら、ハウスで寝ていても自分でトイレをしに出てきてシーツの上で済ませたら、またハウスに帰って行く子犬で、ハウスにあがれるようになったら、ちゃっかり当時のアシスタント犬の横で寝るという、意外と楽な子犬だったのです。

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子犬によって性格や特性は様々。
早くにハウスやトイレの認識が出来て、悪戯をしない子もいれば、2歳過ぎても悪戯がおさまらない子もいます。

やはり、長い目で見てあげることが大事ですね。

最近のアシスタントと見習い。

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ソファを分け合えるようになったようです。

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2024年2月22日 (木)

愛犬は楽しんでいますか?

生まれてすぐの子犬は生理的要求のままに動き、その後自我が芽生えてくると犬たちは好奇心のままに「楽しい」ことを追い求めて生きています。

犬にとって「楽しいこと」は、時として人にとっては楽しくなかったりするのですが、その辺りうまく折り合いをつけていくことで、楽しい共同生活が送れるようになります。

「ドッグトレーニング」と聞くと、犬をビシバシしつけるように思われがちですが、実は違います。
古い手法を使った強制訓練であれば楽しくないかもしれません。
例えば「持来(持ってこい)」を教えるのに、犬の口をこじ開けて咥えて欲しいものを押し込んで、犬が舌で押し出さないようにマズルを抑えるという方法を使っている人もいたからです。
これは犬でなくても嫌ですよね。

これに反して、正の強化(ポジティブトレーニング)においては、犬が咥えて欲しいものに対して興味を示してもらうことから始めます。
興味を示したら、咥えなくても強化(褒めたり、オヤツをあげたりしながら、その行動はいいことだと犬に伝える)して、少しずつ自分から咥えたり、咥えて歩くといった行動を引き出していくので、犬にかかるストレスはとても少なくなります。

トレーニングの方法から異なるので、どの方法で犬に伝えるかによって、犬が楽しいかどうかは変わってきます。

「褒めて育てる教え方」は間違ったことを褒めるのではなく、正解を出しやすいようにサポートしながら犬を育てていくことなので、ハンドラ―のプランニングが正しくなされていれば、犬の学習を妨げることはありません。

学習と言うとつまらないそうですが、ポジティブな教え方をしている場合、犬は期待感を持って作業に臨んでいるので、決してつまらなくはありません。

もし、犬が自発的に作業から離脱してしまう場合は、ハンドラ―がついつい楽しくて時間オーバーしてしまい、犬が疲れてしまったか、ハンドラ―がハードルを上げ過ぎて、犬がわからなっくなってしまったような場合です。

何事もやり過ぎは禁物です。

犬が楽しんでいる間にハンドラ―が終了時間を決め、次のセッションまでゆっくり休ませることも必要です。

子犬は自分から人と関わろうと寄って来てくれるので、ついつい時間を忘れてしまいがちですが、今日は何を教えるのか、どこまで出来たらゴールにするかなど、ちゃんと考えておかないとやり過ぎてしまいます。

さて、今日は若いAさんのプライベートレッスンがありました。

飼い主さんとも上手に遊べるようになったAさん。
次は、呼び戻しの練習です。

戻って来ても、1秒でいなくなるのではなく、飼い主さんのOKが出るまでは傍にいることが課題ですね。

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トレーニングは犬が楽しく続けられるようにサポートしていきましょう。

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2024年1月20日 (土)

呼んでも2メートルぐらい離れたところで止まるのはなぜ?

子犬の時からきちんと伝えてあげたいことのひとつに「呼び戻し(リコール)」があります。

子犬の頃は、呼ばなくてもいつも足元にへばりついているので、ついつい呼び戻し練習を飛ばしてしまいがちですが、成長と共に、周りに興味が行くようになると、ますます呼び戻しは教えづらくなります。
犬も賢くなるので、そうそう呼ばれてもすぐには来ないというわけです。

ちょっと前にも、呼んでも来ない犬の話を書きましたが、そう言った理由以外にも、犬が呼ばれてすぐ傍まで来てくれるようになるには、傍まで戻って来てほしいときちんと教えてあげる必要があります。

もちろん、「来て欲しい」とお願いしたところで犬がすぐ来るわけではありませんから、「来たらいいことがあるよ」と伝えていくことで、犬がすぐ傍まで戻りやすくなるのです。

呼ばれて嫌なことがあるわけではなくても、他に興味があればそちらに行きたくなるのが犬です。
そんなとき、呼ばれたら恐らく次は捕獲されるであろうと予測してしまうと、犬は人の手が届かない場所まで戻って来て、リードを着けようと手を伸ばした途端に踵を返していなくなるというのは常套手段になっています。

これではいつまで経っても犬は捕まえられません。

そうならないために、戻って来ても、また遊んで来ていいと言われたり、戻ってくるたびに美味しいものが食べられたりするという経験を積んでいくと、犬は戻ることは嫌なことではないと習得するわけです。

呼ばれて2メートルぐらい先で止まってしまわないように、戻ってきたら必ずハンドラ―の膝の前や、ハンドラ―の傍でトリーツ(おやつ)をあげていると、犬はすぐ傍まで来るようになります。
戻ってきたことをきちんと褒めてトリーツをあげたあとはまた解放してあげることで、犬は戻ることが楽しいことの終了ではないと理解していくことが出来ます。

さて、今日は生後8か月のA君のプライベートレッスンがありました。
飼主さんとも上手に遊べるようになったA君。
遊びはコミュニケーションのベースです。

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ハンドラ―の傍に戻ってきやすくするのも遊びの中で教えていくことが出来ますよ。

ボールやディスクを手前で落としてしまう場合も、手元に持ってきてもらえるように教えてあげることが大事ですね。

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2023年12月25日 (月)

子犬は正直

子犬は自分にとってプライオリティの高いことを優先するものです。
敢えて「子犬」と書いたのは、長年ハンドラ―と暮しを共にしていると、プライオリティが高くてもそちらを優先せず、ハンドラ―のお願いもちゃんと忖度(笑)してくれるようになるからです。

プライオリティの高いこととは、美味しいものや楽しいことです。
場合によっては、寝ることや排泄などの生理的要求も入ります。

犬にやって欲しいことをちゃんとやってもらうためには、まずそれをやることが犬にとってメリットがあるように環境設定する必要があります。

例えばハウスに入って欲しいとトレーニングを始める場合、力づくで中に押し込むのではなく、子犬が自分からハウスに入る気持ちになるようにハウスの価値をあげる必要があります。

跳びついて欲しくない場合は、跳びつく犬を力で抑え込むのではなく、跳びつかない方が犬にとってメリットがあると学習してもらうことが、犬にとってはストレスレスです。
敢えて「オスワリ」という必要もありません。
オスワリの頻度があがったら、「オスワリ」のキューをのせながら褒めていくだけです。

さて、今日は多少リソースガーディングが見られるYさんのプライベートレッスンがありました。

物理的に犬との距離を取ることは、リスク回避にとってはとても重要です。
そこで、リソースガーディングへの対応方法だけでなく、ハウストレーニングも行ったところ、後半は、ハウスの中でオスワリが出来るほどになりました。
因みに、どちらのトレーニングにも、ネガティブワードは一切ありません。

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少しずついい経験値をあげていかれるといいですね。
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2023年12月24日 (日)

子犬生活は褒めるだけ

子犬を初めて迎えたご家庭では、子犬の行動についつい「あ~!ダメ!」と言いたくなる場面が沢山あるはずです。
「ダメ」は行動を制止する意味があるので、「ダメ」を連発された子犬は行動することを止めてしまうことがあります。

好奇心旺盛な子犬が行動することを止めてしまうということは、学習することを止めてしまうことです。

そうならないためには、子犬の好ましい行動を褒めていくことが重要ですが、ほうっておいても、子犬はなかなか好ましい行動はとってくれません。

本来ならば、クレートやケージの中にいても、上手に一人遊びをしていたり、静かに休んでいられること自体を褒めたいところですが、なかなかそれに気づく人はいません。
目につくのは、トイレの失敗や悪戯ばかり。

子犬の好ましい行動を見つけて褒めてあげることが、子犬の好奇心を満足させながら、人と関わることを楽しいと思ってくれるようにります。

さて、今日は生後3か月のパピーさんのカウンセリングに行ってきました。

ケージの中で、吠えることなく静かに待っていられるMさん。
もちろん、日常的にはケージに入ることに少しネガティブな印象があって吠える場面や、甘噛み、トイレの失敗等々いろいろあるそうですが、トイレの失敗にはサポートを、甘噛みには程度に合わせた対応等々お話ししたあと、ケージを楽しい場所にしながら、呼び戻し練習をしたところ、楽しそうに動いてくれました。

かわいいからと、子犬のペースになってしまうと、あとで現実とのギャップで子犬がストレスを感じないとも限りません。
子犬を迎えたら、その先の生活を予測しながら、伝えるべきことをわかりやすく伝えてあげることが大事ですね。

今日は見習いのうちの子記念日でした。

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トイレを覚えるまでは、サークルはトイレシーツ全面敷。
トイレトレーをちゃんと覚えるまでには、数日かかりました。

子犬育ては焦らず、根気よく。
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2023年12月11日 (月)

愛犬に教えたこと、ちゃんと伝わっていますか?

愛犬との生活が長くなってくると、阿吽の呼吸とは言わなくても、お互い考えていることがわかるようになるものですが、まだ若い犬の場合は、共通言語を作り上げるまではなかなかうまく伝わらないこともあります。

ドッグトレーニングにおいては、そもそもお願いしたいことを明確に伝えないと、犬は混乱してしまうので、それぞれの言葉(キュー)が持つ意味を分かりやすく伝えることが不可欠ですが、ともすると、まったく伝わらず、お互いイライラすることも少なくありません。
どうして伝わらないのでしょうか。

ひとつには、いろいろ言い過ぎてしまって、犬は何を聞き取ればいいのかわからない場合です。

例えば、「今は〇〇さんとお話ししているんだから、あなたは大人しく座っていてちょうだい。」と言った場合、長年の付き合いであれば、「ママの立ち話は長くなるから、座って待って居よう。」と犬は考えて行動することができます。
しかし、若い犬であれば、この長い文章のどこを読み取ればいいのかわからず、ハンドラ―の周りでウロウロしながら、「早く行こうよ。」と跳びついたり吠えたりすることになります。
「オスワリって言ってるでしょ。」とハンドラーがイライラしたところで、犬に伝えきれていなければ、犬は何でハンドラ―が怖い顔をしているのかわからないでしょう。

例えば、興奮して甘噛みの力が強くなってしまったとき、「ダメでしょ!」と言いながら犬を押し返した場合、犬は押されたことで、遊んでくれるのかと勘違いし、さらに興奮して甘噛みがエスカレートしたり、跳びついて来たりすることがあります。
「ダメだって言ってるのに、なんでわからないの?」とハンドラーはイライラするかもしれません。
犬の歯が当たって「痛い」と言うことは伝えても、それに対する罰は必要ありません。
「痛い」とはっきり伝えて、いったん犬との関りを止めることが大事です。
人が動けば動くほど犬は興奮するので、まずはハンドラ―の動きを止めることも重要です。
そのあとで、ハウスにいざなうなどして一時的に距離をとることで、犬をクールダウンさせることが出来ます。

ドッグスポーツ競技においては、もっとキューに対する明確さが必要になってきますが、一般家庭犬であっても、犬にわかりやすく伝えることで、お互いのコミュニケーションが取りやすくなることは事実です。

犬に座っていて欲しいと思って、「オスワリ」と言って犬が座らなかったとしたら、あなたはどうしますか?

イラっとする前に、
今言った言葉を犬がちゃんと聞いていたのか。他に気はいってなかったか。
「オスワリ」というキュー(言葉)の意味を犬がちゃんと理解しているのか。もしかしたら、家の中で、向かい合って、人差し指を立てていないと座れないんじゃないだろうか。などなど、いろいろ原因を考えて、犬が故意に座らなかったのか、座れなかったのかを検証してみるといいでしょう。

さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。

外でも飼い主さんと一緒に本気で遊んでくれるM君ですが、ディストラクションが入ったら、意識が飛んでしまいました。

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少しずつ、ディストラクションに負けないような練習も必要ですね。

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2023年12月 9日 (土)

パピートレーニングはタイミングが大事

犬のトレーニングは、きちんと形を教えていく時期は生後6か月以降でもかまいませんが、メンタル面で、ハンドラー(飼い主)との関係性を作り上げていくためには、おうちに来た時から始まっていると言えます。

トイレを教えたり、寝場所を教えたり、様々なおうちのルールを教えていく過程で、少しずつコミュニケーションが取りやすくなっていきます。

中でも一番教えやすいのが「オイデ」。
なぜなら、子犬は好奇心満載でハンドラ―の後をついて歩くほど、ハンドラーのことが気になって仕方が無いからです。

いつもくっついているから、「オイデ」はいらないと思われがちですが、子犬も人間の子供同様、外部の刺激や、成長の過程で思春期を迎えると、ハンドラ―よりもほかのものが気になり始めてくるので、いつもハンドラーにくっついているわけではなくなってくるのです。
そうなってからあわてて「オイデ」を教えても、なかなか戻って来てはくれません。

ハンドラーが気になる時期に、ハンドラ―の元に戻ってくるといいことが沢山あると刷り込んで、習慣化していくことが重要なのです。

さて、今日は生後6か月のAさんのプライベートレッスン。

前回はお家の中でのハウス練習でしたが、飼い主さんがとてもよく練習してくださったので、Aさん、自分からハウスで待つほどハウス好きになっていました。
嬉しいですね。

そこで今日はお外のお散歩の様子を見せていただきました。
お話にあったように、気持ちは全て外に持って行かれて、リードも引っ張り気味。

そこで、ロングリードを使った呼び戻しゲームをやって頂いたところ、声をかけなくても、飼い主さんの存在をちょっと気にしてくれるようになりました。

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最後は大好きなオモチャを使って引っ張りっこと持来。

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楽しければ、犬はどんどん吸収していきますね。

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2023年12月 2日 (土)

パピーレッスンは褒めるだけ

「褒めるしつけ」と言われて久しいですが、「褒めるしつけ」は間違っていることをしている犬を褒めることではなく、好ましい行動を取っているときに褒めることを言います。

では、好ましくない行動のときはどうするのか。
子犬にとって、何も報酬が得られないだけです。

子犬の生死にかかわる重大な事象においては、大きな声で制止することもありますが、通常の行動に関して言えば、大きな声を出す必要もありません。

そのためには当然のことながら、子犬が好ましい行動を取りやすい環境設定が不可欠です。

環境設定が出来ていれば、子犬の行動にはある程度制限がかかっているので、キッチンに入ってゴミ箱を漁るという行動は出てきません。
※悪戯する可能性があれば、ゴミ箱を子犬の口や手が届かない場所に移動するか、ゴミ箱にしっかり蓋をする、あるいは、キッチンへの出入りをゲートなどで制限することが「環境設定」です。

そういった中で、跳びついてきたときは特に構わず(別に背中を向けたり無視する必要はありません。撫でたり、興奮させたりしないだけです)にこやかに待っていれば、そのうち子犬は跳びつくのを止めたり、勝手に座ったりするので、その時褒めてあげるだけです。
ハンドラ―に必要なのは忍耐だけです。

ハウスを教えてあげるときも、子犬の好きな食べ物をハウスに投げ入れて、子犬が入ったら褒めて、もっと食べ物をあげるようにすれば、子犬はハウスの中にいることが楽しいと学習していきます。

子犬が何か悪戯をしようとしていたら、楽しそうに名前を呼んで、来てくれた時に沢山褒めて、美味しいものをあげれば、子犬は呼ばれることを楽しみに待つようになります。

どれをとっても、子犬を叱る状況は見当たりません。

甘噛みも然り。
甘えてきたら優しく接し、歯が強く当たった時だけ、「痛い」と伝えるだけです。
「あっ、痛い。」と言うだけでも、子犬の行動は一瞬止まります。
それでも興奮してきそうになったら、「ハウスでクールダウンしようか~。」とハウスにオヤツを入れてあげれば、子犬はハウスに飛び込むので、少しの間扉を閉めて、落ち着いたらまた出してあげるだけです。

こういった行動を繰り返すと、子犬は自分の欲しいものを得るためには何をすればいいのか一生懸命考えるようになります。

子犬の頭はスポンジに例えられるほど、多くのことをどんどん吸収していきます。
いい経験を沢山してもらうことが大事ですね。

ということで、今日のパピーレッスンのAさんも、特に叱られることも無く、美味しいものを食べ、沢山遊んで、終わりました。
また次回お会いするのが楽しみですね。

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写真は、昨日のオビ連で頑張った見習い。
沢山考えて、頭の中がいっぱいになったようですが、楽しそうに最後まで作業に付き合ってくれました。

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2023年11月25日 (土)

可愛いいからと犬を混乱させないで。

愛犬はみんな可愛いものです。
可愛いから家族に迎え、その可愛さに日々癒され、愛おしくて仕方がないのが愛犬です。

でも、ちょっと待ってください。

可愛い仕草についついほだされて、実は愛犬にとって酷なことをしていませんか?

まず第一に、愛犬と接するときは一貫性が大事です。
・昨日はよかったけど、今日はダメ。
・パンはいいけど、味付きの物はダメ。
・ママにはいいけど、他の人にはダメ。

こんなことを愛犬に強いてはいませんか?

犬は賢いので、多くの経験値を積めば、多少の弁別は可能になります。
つまり、「ママにはおねだりしてもダメだけど、パパは大丈夫」といった感じです。

しかし、若い犬の場合や、日常的に一貫していないことをお願いするのは無理です。

例えば、人間の食事時、傍に来てウルウルしたまなざしで欲しそうにしているのを見て、「かわいい!」と人間の食べ物をあげてしまったとします。
一度もらえた犬は、人間が食べ始めれば当然傍に来てねだります。
でも、犬が食べられないようなものの場合、人はフツウに「今日はダメよ~。」と言ってあげません。
これって酷じゃありませんか?
犬はもらえるまでそばを離れなかったり、よだれを垂らしたり、あるいは要求吠えをしたりするでしょう。
「いつもくれるのに、なんでくれないの?」
これはある意味犬にとってストレスですね。

愛犬が飼い主さんに向かって跳びついてくる場合。
当然「かまって~♪」や「抱っこ~♪」と言っているので、その仕草の可愛さに負けて、「まぁ、なんて可愛いのかしら。」と相手をしてしまえば、犬は「跳びつけばいいことがある!」と学習してしまいます。

ところが、雨上がりの散歩中、いつも犬をかわいがってくれる人と遭遇した犬が、同じように跳びついてしまった場合、その人は飼主と同じような接し方をしてくれるでしょうか。

経験値を積めば、この人は跳びついたらいけないかもしれないと学習するかもしれませんが、若い犬の場合はなかなか難しいものです。

我が家の犬たちは「跳びつき」は許可制にしていますが、見習いの場合、許可が無くても私の友人が相手をしてくれれば興奮して跳びつこうとするので、その都度「アーちゃん、Sitでご挨拶でしょう。」と声をかけて我に返ってもらったりしています。

要は犬に混乱させないこと。
わかりやすく伝えてあげることの方が、犬にとって優しいですね。


今日は9か月になるM君のプライベートレッスン。

お散歩も大分上手になりましたが、時々、ディストラクションに気持ちをもっていかれるので、
今日は遊びながら呼び戻しの強化練習。

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冷静に聞こえているときに声をかけるのがポイント。
そして戻ってきたら必ず褒めることで、呼び戻し自体が楽しいことになっていきます。

日々の繰り返しが重要ですね。

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2023年11月24日 (金)

JAPDTカンファレンス

今日からJAPDT(日本ペットドッグトレーナーズ協会)主催のカンファレンスが始まりました。

今回のカンファレンスのメインテーマは「犬の攻撃性」。

犬界における様々なプロが「犬の攻撃性」について分析し、対処法や解決策について話してくれます。
初日の今日は獣医行動診療科認定医やPet Grooming Specialist、そして弁護士による講義でした。

ライブ配信とアーカイブで受けることが出来るので、仕事や散歩の合間にライブ、聞き漏らしたところはアーカイブで聴講予定です。

ドッグトレーナー(ドッグトレーニングインストラクター)の立場においては、犬の攻撃性についてのご相談は珍しいことではありません。
特に、ご家族など限定された方に対しての噛みつき行動に悩まれる飼い主さんは少なくなく、それに対処するためのアドバイスやトレーニングの引き出しは多い方が有効です。

また、パピートレーニングにおいては、攻撃行動の兆候を見逃さないことも重要です。
そのためには、飼い主様にご愛犬の日々の変化を伺うことも不可欠です。

さらに、子犬の頃からなんの兆しもなかった子が、環境の変化によって、攻撃行動を取ってしまったという事例もあります。

「犬の攻撃行動」は単に犬が攻撃的だから起こるとは限りません。
その背景には様々な犬にとっての理由(原因)があるので、それを見逃さないことも大事ですね。

明日は世界中のプロに伝授しているマイケル・シカシオCDBCの講義です。
楽しみですね。

Michaelshikashio
JAPDTホームページより

アーカイブ配信のみの方は2023年12月22日(金)24:00までお申し込み出来ます。

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