犬のボディランゲージのはなし
犬のボディランゲージを読み取ろうということが言われるようになって久しいですが、
そもそもボディランゲージは人間が犬のきもちを推し量るためだけではなく
犬同士のコミュニケーションにおいて、とても重要な役割を果たしていることを
忘れないようにしましょう。
なぜそんなことを今さらと言われてしまいそうですが、
犬同士のコミュニケーションにおいては、よほどのことが無い限り、
各々がそれなりの感情表現を体で表現しています。
愛犬と他犬との遭遇時、それぞれの気持ちを見過ごしてしまうと
お互い嫌なトラウマを抱えてしまうことにもなりかねません。
以前もご紹介しましたが、Lili Chinさんの本の中には
犬たちの様々な気持ちの表し方が図解されています。
楽しい、怖い、緊張などなど、犬のきもちを表すシグナルは様々で
顔の表情、耳の動かし方、体の動かし方、尻尾の振り方などが
大きなバロメーターになっていることがよくわかります。
加えてもうひとつ覚えておいて欲しいのは、
犬の尻尾の形状です。
犬の尻尾は下がっている犬、横に伸びている犬、立ち上がっている犬など
本来の形がある程度決まっている犬がいます。
ちなみに我が家のボーダー・コリーたちのニュートラルな尻尾はこんな感じです。
ゆったり下に下がっているのが平常心。
楽しいときはこんな感じ。
この尻尾がもっと高く上がると、警戒や興奮になります。
尻尾のボディランゲージでは、尻尾が高く立ち上がっているときは
警戒や緊張、興奮などのサインでもあるので、
そもそも尻尾が高く立ち上がっている犬を遠目に見た犬は、
その時点で緊張してしまう可能性があるということです。
相手にそんな意識はなかったとしても、見る側がそういう風に捉えてしまわないとも限りません。
いずれにしても、犬同士でもサインを読み違えることもあるので、
挨拶をさせたいと思っても、人間側の気持ちではなく
犬のきもちを優先して、お互いがストレスを感じないようにサポートしてあげることが大事です。
蛇足ですが、一般的に足の間に尻尾を挟んでいる犬は
怖がったり、不安を感じたりしているときと言われます。
しかし、ボーダー・コリーの場合、真剣に仕事をしているときは
尻尾が後肢の間から前方方向に入り込むことがあります。
同種の犬のサインでも、ちょっとした違いがあるわけです。
犬同士の挨拶の中でよく言われているのが3秒ルール。
見知った犬でなければ、「こんにちは。」と飼い主同士が軽く挨拶を交わした後、
「それじゃぁ。」ぐらいの間隔で別れていく方が、犬の平常心が保たれ、
お互いストレスを感じなくてすみます。
犬同士でも、人間同様相性があるので、無理は禁物ですね。
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