犬の健康

2025年7月10日 (木)

環境は重要な因子

犬の行動を上手にコントロールするためには「環境設定」が重要といつも書いています。
この「環境」と言うのは、犬の周りにある全てのものなので、箱ものの「家」だったり、「外的刺激」であったり、場合によっては「家族」など、一緒に暮らす人たちだったりします。

つまり、犬の周りを取り巻くもの全てが「環境」になります。

人間も同様で、環境が変わればそれなりにストレスがかかってしまいます。
犬はそんなに繊細ではないと思われがちですが、実はちょっとした変化にも影響されます。

ドッグスポーツなどの競技に出ていると、練習と本番との違いが犬に大きな影響を与えることがよくわかります。
そこで、犬がいつも通りのメンタルを保つために、様々な環境の変化にも馴れるような練習が必要となってくるわけです。

実際に競技に出ていない犬であっても、当然日常生活に影響が出る環境の変化があるのでケアが必要です。

かれこれ25年ほど前、当時我が家にいた生後8か月の若い犬たちは、思春期と引っ越しと言う環境変化が重なり、新しい環境に慣れるまで半年近くかかったことがありました。

馴れるまでの若い犬たちの行動の変化で大きかったのは「吠え」でした。
引っ越し前までは、家の中でも外でもほとんど吠えませんが、家が変わった後、散歩に出て他犬と遭遇すると必ず弟犬が吠えて、他の犬を寄せないようにしたのです。
母犬と姉犬と一緒の散歩していて、女子は問題ありませんでしたが、弟犬だけが新しい環境の中で、警戒モードになってしまったようです。

半年近くたって、それも次第になくなり、ようやく散歩で遭遇する犬たちを見ても反応しなくなりましたが、反対に、今まで吠えた相手に吠えられるという状況になってしまいました。
人騒がせな弟犬でしたが、個体によって、順応性が異なるのは人間も同じ。

ちょっと変わった行動が出ても、平常心が保てるようにサポートしていくことが大事ですね。

さすがにアシスタントは経験値が高いので、多少の環境変化には動じず、今朝はいつもより多めに犬たちが散歩に来ていましたが、いつもと変わらぬパフォーマンスでした。

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2025年6月15日 (日)

犬のフィットネス

犬のバランスエクセサイズが一般に知られるようになって久しいですが、そもそもはスポーツドッグの怪我の防止で広まってきたフィットネスですが、実はそれ以上にメリットがあります。

子犬の頃から始めることで、集中力を高める効果をもたらし、シニア犬にとっては筋力やバランス感覚を維持する効果があります。

正しい姿勢で立つ。
バランスよく四肢を使う。
関節等の柔軟性を育む。

サーカスのようなアクロバティックな動きを求めるためではなく、愛犬の健康維持のために少しずつ続けていくことが大切ですね。

我が家の犬たち、アジリティやディスクなどのアクティブなドッグスポーツはやっていませんが、少しでも長く一緒に楽しめればと、習慣にするよう心掛けています。

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気が付けば、アシスタントも今年の秋で10歳。
遊びでも、こんなことが続けられるように、ケア出来たらいいのですが。

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2025年6月11日 (水)

オヤツ(食べ物)は大事なバロメーター(指標)

犬は猫と違い、出された食べ物を残さないと昔から言われていました。
しかし、最近は犬でもあまり食べることに興味が無い犬もいるので、一概に犬を「食べ物で釣る」と言うのは難しくなってきているようですが、今回は食べ物に関して、ほぼ好き嫌いは無いという犬たちのお話です。

食べ物が好きな犬たちにとって、目の前に出された物は大概すぐ口にします。
犬によっては、飼い主さんからしか食べないという律儀なタイプの犬もいますが、基本的に食べるものは何でも好きな犬が食べ物を口にしないときは「普通じゃない」と考えます。
もちろん体調が悪くて食欲が無い場合もあるでしょうが、健康上問題が無いのに食べないという場合は理由があります。

それは、どんな理由なのでしょうか。

・他のことに気を取られて食べない。
「他のこと」とは、犬にとって食べ物よりも大好きなものです。
目の前に大好きな人がいたり、大好きなオモチャがあったり、あるいは犬友達がいるときなど、食べ物の優先順位がそれ以上の物にとってかわられたときです。

・他のことが気になって食べられない。
いつもと違う不慣れな場所で緊張していたり、危険を感じているときは食べ物が口にできないときがあります。
特にこれからのシーズン、花火や雷鳴などによって、恐怖心が出てしまうと、犬は食べることができなくなります。

また、食べ方も犬の心理状態によって大きく影響されます。

いつもお腹が空いているような犬で、なんでもかんでもがっついて、指まで食べてしまう勢いの犬には、ゆっくり食べることを教えておくことが必要ですが、普通に手から食べ物をもらって食べる犬が、手からむしり取るようにがっついているときはメンタルが安定していない状態です。

先ほど書いたように、「食べない」状態や「食べられない」状態まで行かなくても、興奮しているようなときは、落ち着いて匂いを嗅いだり、味わうことなく、飲み込もうとします。

犬のポジティブトレーニングでは当たり前のように使う食べ物(トリーツ)ですが、犬に渡す方法も、単に口に放り込めばいいのではなく、落ち着いて食べられるように、状況によってはデリバリー方法を変えていく必要もあるでしょう。

「食べ物さえあればなんでも言うことをきく」と食べ物を過信し過ぎず、犬の心理状態を観察しながら、上手に使っていかれるといいですね。

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犬のきもちづくりは大変ですね。

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2025年5月30日 (金)

犬(個体)にあったトリックを教える

ドッグダンスでは犬に様々なトリックを教えることができます。
特にFS(フリースタイル)のカテゴリーであれば、トリックの数がコンテンツとしてカウントされ、評価の対象にもなります。
もちろん作品の評価の対象はコンテンツだけではありません。
曲にあっているか、曲のイメージが表現できているかなどの評価項目も重要です。

では、どんなトリックを教えたらいいのだろうかと考えた時、昔から普通に犬に教えている、「お手お代わり」もトリックとして使えるので、まずは身近で出来ることから教えていけばいいと思います。

今は様々な動画サイトでトリックの教え方やトリックを観ることができますが、どんなトリックも教えれば必ず出来ると思わないことも大事。
恐らく頑張ってしまう犬は出来るようになるかもしれませんが、出来るようになるまでの犬へ負荷も考えてみましょう。

犬はサイズや犬種によって体の構造やバランスが異なります。
体の小さい犬は見るからに動きが速く身軽ですが、体の大きな、それこそ「超」が付く大型犬であれば、小型犬のような機動力がないかもしれません。

要はその犬(個体)にあったトリックを教えてあげることが、ハンドラーにとっても犬にとっても大きなストレスをかけず、楽しい時間が過ごせるということです。

今日たまたまテレビで上方にジャンプする中型犬を目にしました。
助走をつければ飛び超える犬は沢山いますが、何もないのに上方に飛ぶ犬は多くはありません。
教えなくても跳ぶのが、トイプードルやジャックラッセルテリアなどの小型犬や、そもそも跳ねる動きが得意なシェルティやオーストラリアンシェパードです。
このような犬種は助走がなくても上に跳ぶことができるタイプです。

我が家のボーダー・コリー、実は運動神経がいいと一般に言われていますが、上方に跳んでも、安定した着地が出来る犬は6頭中2頭でした。

恐らくきちんと教えていけば、猫のようにしなかやかな着地法を身に付けられたかもしれませんが、何も言わなくても上手に跳べたのは2頭だけ。
1997年に初めて迎えたボーダー・コリーと現見習いです。

この犬たちの跳躍力は秀でていて、教えなくても上手に体を使うことができたので、跳躍系のトリックやディスク遊びができましたが、残りの4頭はあまり向いていなかったので、敢えて跳躍系のトリックは教えませんでした。

2足歩行なども同様です。
教えなくても勝手に2足で立って自立できる犬たちもいれば、自分の体を上手に支えるまでに時間のかかる犬もいます。
以前海外のドッグダンスコンペで、二足歩行の時間が多かったルーティンに対してジャッジがそんなことをコメントしていました。

以前も書きましたが、犬がその動きを習得するまでにとても長い時間を使ったとすれば、ある意味それは犬に負荷をかけすぎているとも言えます。

誰かがやっているから真似をするのではなく、その動きが愛犬(の体)にあっているかどうか考えてみることも大事ですね。

さて、小技が苦手な見習いは、跳躍力だけはあるので、腕跳び、フリップジャンプに続き、今回足跳び、背跳びいろいろジャンプ系のトリックを教えてみました。
問題はその弁別がちゃんと出来るようになるかどうか。

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ちなみに背跳びや足跳びを教えるときに重要だったのが、見習いのスタート位置。
「そこ」ではなく、ターゲットとなるマットを置くことで、いちいち見習いの場所を指定する必要がありませんでした。

こんなときもターゲットとなるものがあると便利ですね。

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2025年4月30日 (水)

犬とクルマ

何度も書いているお題ですが、連休ともなれば、犬連れドライブも当たり前の昨今ですので、改めて注意喚起のために。

かつてV社のCFでご覧になった方もいるでしょうが、車の衝突時の衝撃は想像を超えるものがあります。
実際私もアンダーパスで、ノーブレーキの車に追突されたことがありました。
幸いバックミラーを見ていたので、身構えることができましたが、やはりひどいむち打ち症になりました。

近所では、横から追突されたトラックの助手席にいた若い男性が窓から転落して死亡したという事故も起きていました。

ハンドルを握る人は、「自分は安全運転だから」、「自分が事故に巻き込まれることはない」という根拠のない自信を持っている人もいますが、昨今はもらい事故が多発しています。

追突、逆走、正面衝突など、自分だけでは避けられないこともあります。

窓を開けて、小型犬を抱っこしてのドライブは危険です。
小型犬の体重であれば、窓から落ちてしまったり、フロントガラスにぶつかってしまう可能性もあります。
中・大型犬であっても、衝撃でフロントガラスを突き破らないとも限りません。

頑丈なクレートに入れて、飛び出さないように固定するなどの安全確保をお願いいたします。

今の季節、毛を風になびかせながら助手席の窓から顔を出している犬を見ることがよくあります。
助手席に乗っている人が抱っこしているのかもしれませんが、人間はシートベルトで守られていても、衝撃で手から離れてしまわないとも限りません。
ましてや、運転席の膝の上など言語道断。
賢くて、じっとしていられる犬であっても、大きな衝撃時、犬自身がその姿勢を保つことは難しいでしょう。

楽しいドライブが、楽しく終わられるよう、愛犬の安全確保をお願いいたします。

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2021年当時の我が家の車内

後部のカーゴが犬仕様になっていますが、これで絶対安全とは言えません。
しかし、出来るだけ安全を確保できるようにしてあげたいですね。

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2025年4月14日 (月)

犬も体幹が大事

犬のバランスエクセサイズと聞いて、「それなに?」と言われなくなって久しい今日この頃。

そもそも、ことの発端は、アジリティなどのアクティブなドッグスポーツを楽しむハンドラーたちが、パートナーの健康に気遣うようになって始まったと言われているバランスエクセサイズ。

我が家はアジリティはやっていませんが、アクティブでハイパーな犬種と暮らしている分、犬たちの健康は気になるところ。

ボーダー・コリーという犬たちと暮らし始めた30年近く前のこと、彼らの身体能力に日々驚かされていた私は、犬はミスをしないと思い込んでいたのですが、晩年彼女がフラッとして階段から降ってきた姿を見て、犬も人間と同じようにミスをするんだと改めて感じたことを覚えています。

年齢を重ねれば、当然後肢が弱くなり、立つことすら難しくなるのは人も犬も同じ。
日々鍛えておけば、多少は衰えを遅らせることもできるでしょうし、現役の犬たちであれば、怪我の防止にも役立つはずです。

昨日のグループ相談会で犬の運動能力について出た話の中で、レスキューされたボーダー・コリーが、預かりさんのお宅の2階に設置されたゲートを飛び越したらその先が階段で、階下まで落ちて骨折したという実際にあったお話をしました。

犬自身も、「飛び越えられる」という自信から飛び越えていったのでしょうが、その先に階段があるとは知らなかった。

犬の身体能力はほんとうに素晴らしいのですが、猫のようなしなやかさはありません。
過信しすぎないことが大事ですね。

さて、我が家の犬たち、いろいろ修正しなければいけないので、できるだけリマインドするようにしています。

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無理せず、少しずつ、重ねていきましょう。

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2025年4月 7日 (月)

獣医師が苦手な犬の話

今は年に一度の狂犬病予防接種のシーズンです。
どうしても獣医さんに行かなければいけないのに、獣医さんが苦手な犬は少なくありません。

今回は病院が苦手ではなく、獣医さんの診察が苦手な犬の話です。

我が家の場合、1986年から犬暮らしをしていますが、最初の犬(ハスキー)の時代から、獣医師が嫌いな犬はいませんでした。
当然嫌なことをされたりもしますが、上手に気をそらしたり、美味しいものをもらったりしていると、嫌なこと(注射など)があまりクローズアップされずにやり過ごせるので、毎回楽しそうに病院に出かけていく犬ばかりでした。

中には、家の垣根をよじ登って脱走したあと、獣医さんの玄関前で確保された犬もいました。
いつも美味しいオヤツをもらっていたので、直行したのでしょう。

ところが、犬の気質は様々ですので、どの子も大丈夫というわけにはいきません。

特に我が家の7頭目の犬、現アシスタントですが、子犬の頃の初めての検診でかなりビビっていたので、オヤツをあげながら頑張ってもらっていたところ、目の検査で唸ってしまい、その瞬間リードを釣られたことでますます嫌悪刺激が増加してしまい、以後獣医師の診察が受けられなくなりました。

診察台までは喜んで乗り、獣医さんとも挨拶ができるのですが、体に触られたとたんにスイッチが入ってしまいます。
獣医さんを変えても同じでした。
つまり、病院に入りたがらないということは全くなく、女性の看護師さんや男性の獣医師さんでも、診察が始まらなければ大喜びで挨拶するほど人は大好きなのです。

ということで、彼には必ずマズルガードを装着して診察を受けるようにしてもらうことにしました。

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こんなにも繊細で神経質なタイプとは思っておらず、個体の気質の差には日々驚かされます。

しかし、犬も怖ければ反撃に出ないとも限らないわけで、そうなったときに、誰も怪我しないために「マズルガード」は有効です。
特にこのタイプは装着したままオヤツも食べられます。

今回予防接種と血液検査、触診と彼にとっては受難続きでしたが、オヤツを食べながら頑張りました。

獣医師や看護師の方々にとっても、危険と隣り合わせのお仕事ですから、安心してお仕事ができるためにも、マズルガードによって安全を確保することが大事です。

最初からマズルガードをすぐに受け入れられる犬は少ないので、日常生活のトレーニングの中に、マズルガード練習も入れておくといいでしょう。

一方見習いの方も大分緊張は見られましたが、こちらも診察中オヤツを食べながらしのぐことに。

しかし、本当にいっぱいいっぱいになると、オヤツを食べるどころではなくなります。
そんなときは、言葉で励まし、また食べられるようになるまで待ちます。
食べられなくなったのは、注射が終わって爪切りが始まった瞬間と、肛門腺を絞ってもらうとき。
誰だって緊張しますよね。

その後はまた食べられ、リラックス。
回復力も大事です。

ハズバンダリーケアの動画はこちら👇からご覧になれます。


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2025年3月10日 (月)

犬とドッグスポーツ

ドッグスポーツには様々あります。
活動的なドッグスポーツの身近で代表的なものは、アジリティ、フライングディスク、フライボール、それほどアクティブではなければ、ドッグダンス、ノーズワーク、オビディエンスなどなど、数え上げたらきりがないほどあるでしょう。

ドッグスポーツを楽しむ人たちは、犬と一緒に楽しさを分かち合いたいという気持ちから始めたはずです。
しかし、競技や順位が絡んでくると、ついつい犬に多くを望んでしまいがちです。

きちんとした手順を踏んで、犬が理解できていることが最低条件ですが、それ以前に犬の健康状態がとても重要になります。
特にアクティブなドッグスポーツにおいては、犬の福祉を度外視することは出来ません。

先週末イギリスで年に一度開催される犬のイベントCruftsがありました。
我が家はドッグダンスをやっているので、やはり観るのはドッグダンス。
イギリスでは「Heelwork to Music」と称されていますが、3日目はインターナショナルフリースタイル部門で10ヵ国の代表が華麗なパフォーマンスを披露してくれました。

演技の合間に、観客に向けてインタビュアーがジャッジ(3名)に、ヒールワークとフリースタイルの違いや評価の仕方などを質問していましたが、興味深かったのは、出来栄えも大事ですが、犬の福祉が保たれているか、犬が安全であるかということに重点がおかれているというコメントでした。

犬の身体能力の素晴らしさは何度も書いていますが、そもそも兼ね備えたものもあるでしょうが、練習によって身に着けていくものも当然あります。
それらの行動が、果たしてその犬に負担を与えていないか、負荷をかけすぎていないか、身体的だけでなくメンタル的にストレスをかけていないか。
そんなことも重要な評価点につながることを改めて解説していました。

そもそも、なんのためのドッグダンスなのか。

そのあたりを勘違いしてしまうと、パフォーマンスの出来栄えばかりに目がいってしまい、大事な部分が見落とされてしまうかもしれません。

どんなドッグスポーツであっても、基本を忘れてはいけませんね。

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画像は今年のインターナショナル優勝者とパートナーです。


ボーダー・コリーだから勝てると言うわけではないのがドッグダンスですね。
※ボーダー・コリー飼いの私が言っているので、皮肉でもなんでもありません。

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2025年3月 5日 (水)

適正体重

昨日愛犬の体重の話を書きました。

愛犬に見つめられると、ついつい何かあげてしまいたくなる。というのはよくある話です。
そしていつの間にか重たくなっているなんてことは少なくありません。

腰のあたりのくびれだけでなく、お尻の方にある腸骨が手で触れられるかどうかも指標になります。
つまり、指で触れたとき、お肉の下に骨があることがさりげなくわかる程度がOK。
ゴリゴリに出ていると痩せすぎ、触っても骨の存在がわからないのが肥満です。

環境省のホームページに犬の体調管理についての記事が載っていますが、そこに犬の体重管理について、ボディコンディションスコアをいう指標を載せています👇
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/6.pdf



今日は2歳になったM君のプライベートレッスン。
半年ぐらい前から少々体重が増え始めたようで、ちょっと動いてもすぐ休憩してしまうことが見られました。
触ってみると、やはりちょっとお肉が・・・。

ということで、食餌の量や内容のアドバイスをさせていただきました。
あれから数か月、今日お会いしたら、数100グラム減量に成功したそうです。

言われてみると、半年ほど前の姿がこれ。

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全く同じアングルではありませんが、スリムになった感は伝わるかと思います。

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実際飼い主様もご愛犬の動きがよくなったと感じていらっしゃるようです。

愛犬の適正体重何キロですか?

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2025年3月 4日 (火)

太るからオヤツは使いたくない?

犬を押したり引いたりしないで行動を教える方法の中には、「ルアーリング」と言って、オヤツなどの犬の好きなものを使いながら犬の行動を引き出すメソッドがあります。
つまり、犬の鼻先にオヤツを見せると、犬がそのオヤツにつられて動いてくれるので、こちらが教えたい行動を伝えやすいというものです。
ルアーリングしたあとは、当然ご褒美としてオヤツを犬に与えます。

ルアーリングでなくても、犬が好ましい行動を取ってくれたときはご褒美としてオヤツをあげることで、犬はその行動を頻発するようになることで、学習を奨めていくことができます。

もちろん、最終的にはルアーリングしなくても、犬は言葉のキューを理解すればちゃんと動いてくれるようになるので、オヤツの使用量は減ります。

しかし、オヤツを沢山使う方法に抵抗感を持つ人はいまだに少なくありません。
現に愛犬を太らせてしまったというひともいます。
ではどうするのか。

オヤツを減らしますか?

オヤツをケチると、犬の学習意欲は落ちます。
つまり、見せ餌の状態をずっと続けてしまうと、犬はもらえないストレスで吠えたり飛びついたり、果ては「もらえないならもういいよ。」と離脱してしまう可能性もあります。

そうならないためには、オヤツを使ったときはごはんをちょっと減らしましょう。
あるいは、代謝をあげるために、お散歩の時間をちょっと増やして遊ぶなど、いろいろ工夫してみましょう。

ぽっちゃりした愛犬をかわいいと思う方は少なくないようですが、体が重いと犬もストレスを感じたり、怪我をしたり、あるいは股関節などに負担がかかることもあります。

適正な体型を維持できるように、オヤツやご飯の量は適宜フレキシブルに対応してあげられるといいですね。

上から見たとき、適度なくびれありますか?

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実はこの右側の方は、標準体重12kgだったのに、一時期12.8kgになってしまったことがあり、いつも通り飛び越えられるつもりが、おなかをぶつけてしまったという過去がありました。
いつもは出来るのに・・・。という若干ショックが見られたのも事実です。

愛犬のストレス軽減のためにも、体重管理は重要ですね。

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