犬の健康

2021年10月28日 (木)

ウンチは健康のバロメーター

都内に住んでいますが、散歩に行くと、以前に比べれば格段と減ってはいるものの、たまに放置ウンチをみかけます。
恐らく夜の散歩時、スマホに夢中になっていて自分の犬を見ていない方の愛犬ではないでしょうか。
もちろん、故意に置いて行かれる人もいなくはありませんが。

しかし、愛犬の便はとても大事なものです。
色、形、固さなど、今の愛犬の健康状態をとてもよく反映しているので、是非きちんと確認して欲しいものです。

例えば、いつもよりやわらかかったり、あるいは血が混じっていたり、変な物がまじっていたりしてはいませんか?

特に子犬はよく誤飲をします。
おもちゃの一部(我が家の場合、コングのへそ部)や、ドッグベッドの糸など、びっくりするようなものが出てくることもあります。
特に大型犬は、靴下やタオル、ラップに包まれた食品など、丸ごと食べてしまうこともあります。
ウンチに紛れて出てくれればまだしも、中には開腹手術となることもあるので、便の確認はとても大事です。

また体調不良の時は、粘液便(包状便)、水様便、血便など、いつもと見た目が違う状態であれば、何か病気を疑わなければいけません。

そろそろ寒くなってきたので、毎朝拾う犬たちのウンチも暖かく感じるようになってきましたが、先日アシスタントのウンチを拾ったらやけに熱かったので、帰宅してから体温を計ったら39度ありました。
幸い大事には至らず、その翌日には平熱に下がっていました。

健康な犬の便は地面につかない程度の固さです。
成犬になれば、一日2回ぐらいが平均回数ですが、少し多めに運動したりすると、回数が増えて、いつもより少し緩めになることもありますが、軟便が続かなければ問題ありません。

いつもやわらかめの場合は、フードが合っていないか、量が多い場合もあります。
子犬の場合は消化機能も発達途上ですから、回数を増やして一回量を減らしてあげると改善される場合もあります。

いずれにしても犬のウンチは健康のバロメータ、是非拾って確認しましょう。

チビの頃、ドッグベッドを3台破壊して、お腹を壊した見習い。
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2021年9月15日 (水)

太りやすい犬種?

今日のチワワさんのレッスンで、トリーツを貸していただいたところ、なんとも小さい。
確かに、小型犬の場合大きなトリーツをあげてしまうと、食べることの時間が取られてしまい、何のご褒美だったかわからなくなってしまうことがあります。
さっと口に入れて、すぐに飲み込んでくれると、続けて行動を強化しやすくなるので、ドッグトレーニングにおいてはトリーツの大きさも重要になってきます。

飼い主さんは、チワワさんが太ってはいけないので、トリーツの大きさや量もよく考えていらっしゃるようです。

確かに、トリーツをあげすぎてしまうと、当然一日の適正食事量をオーバーしてしまい、結果ウェイトオーバーしてしまう可能性は高くなります。
そこで、子犬の場合は、一日の食事量からトリーツとして与える分を分けておくと、全体量を増やすことなく、適正体重を維持しやすくなります。

先日、別の犬種のパピーさんのレッスンに伺ったとき、飼い主さんがブリーダーさんに、「この犬種は太りやすい犬種」と言われたそうです。

太りやすい犬種?

適正量の食事と、適正な運動量があれば、おそらくどんな犬種であっても、太り過ぎを防ぐことはできるのではないでしょうか。

確かに、避妊や去勢といった施術後に太りやすくなることがあります。
ホルモンのバランスが変わったり、基礎代謝量が減ったりすることで、施術前と同じ量の食餌量を与えていると、当然のことながら消費量が少ないので、ウェイトオーバーしてしまうからです。

太りやすい犬種ではなく、太らせてしまうのは人間側の問題とも言えるでしょう。

「かわいいからオヤツをあげる。」
「欲しがるからあげる。」

あげるのは構いませんが、多めに上げたときはご飯を減らしたり、あるいはちょっと運動量を増やすといった工夫も必要ですね。

ちなみに、我が家のアシスタント、ちょっと運動量が減って、ちょっとオヤツが増えたとき、ウェイトオーバーしたことがあります。
お腹にくびれがなくなり、走っていても重そうで、板障害を跳び越えるときにお腹をぶつけてしまいました。
ちゃんと管理してあげなかったこちらの責任です。

体が重いと、人間も動きづらくなるもの。
体重管理、大事ですね。

こちらの方は、ちょっと増やしても太ることはありません。
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その代わり、量が増えるとお腹がゆるくなります。
ちゃんとコントロールしないといけないですね。

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2021年9月 3日 (金)

ドッグトレーニング:犬も体作りから

愛犬と一緒にドッグスポーツを楽しもうと思うと、ついついそのスポーツの技術だけを教えればいいと考えがちですが、人間同様、まずは体作りから始める必要があります。

かつて、アジリティやディスクの世界では、犬が元々持っている身体能力を生かしたうえで、技術を体得させていくことが一般的でした。

もちろん、犬の身体能力は素晴らしいので、それを伸ばしながら、技術を教えていくことに問題があるわけではありません。
しかし、人は欲張りなので、ついつい高みを狙ってしまいます。
そこで、気づいたときには犬を壊してしまっていたということが多くありました。

そんな経験を踏まえ、10年ほど前から、健康な犬であっても、日常的なボディメンテナンスに目を向けるようになってきました。
良いパフォーマンスを引き出すには、それなりの体作りが必要ということですね。

もちろん、日常生活に問題がなければ、シニアになってから考えてもいいのですが、愛犬と一緒にドッグスポーツを楽しもうと思うなら、愛犬に無理をさせず、愛犬の身体能力を引き出すサポートも欠かせません。

今日は見習いのバランスレッスンの日でした。
難しいことを要求されて、頭がいっぱいになることも。

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無理なく体を使えるようになってくれると、頭ももう少し整理されると思うのですが。

さて、帰りに伺ったプライベートレッスン。
あいにくの雨で、外でのディストラクションレッスンは出来ませんでしたが、おうちの中での基礎オビ練習。

休憩中、バランスディスクが置いてあるのが目に入ってお伺いしたところ、Mさんは膝をはずしたこともあるので、獣医師から筋力アップをすすめられたそうで、おうちでバランスディスクに乗る練習をしていらっしゃるそうです。

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小さいサイズですが、Mちゃんが座ったり立ったㇼするにはちょうどいい大きさ。

練習しているうちに、筋肉が付いて来たと獣医さんにも言われたそう。
インナーマッスル、大事ですね。

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2021年8月17日 (火)

トラウマ(心的外傷)のはなし

人間同様、犬も大きなショックを受けると心に傷を受けることがあります。
いわゆる「トラウマ(心的外傷)」です。

先日のレッスンで、子犬が成犬に噛まれてしまった場合トラウマになるかという話になりました。

子犬はしつこく遊びに誘って来るので、大人の犬にとってはしばしば教育的指導の対象となることがあります。
大人の犬が教育的指導する場合、マズルを当てたり、軽く噛んだり、あるいは吠えながらマズルをあてて歯があたってしまったりすることもあります。

基本的に、繰り返し執拗に噛んだり、噛みついた後首を振ったりしなければ、攻撃行動ではありません。

教育的指導、あるいは、「うざいからあっちに行け!」と言った大人の犬の言い分は良くある話です。
教育的指導は母犬によっても行われているので、子犬は多少びっくりしても、同じ行動が繰り返されなければトラウマになることはあまりないと思われます。
しかし、どの犬も良き先輩とは限らないので、子犬を年上の犬と会わせるときは注意が必要です。

去年我が家に一か月ほど滞在していたNちゃん。
我が家に馴れた頃、まったくアシスタントに相手にしてもらえないNちゃんは、見習いのVinにかまってもらおうと、何度もVinの入っているクレートの前でアピールしていたところ、あまりのしつこさに見習いがウツボのようにクレートから顔を出して、Nちゃんの顔目掛けて一声「ワン!」

びっくりしたNちゃん、キャンと叫んで、そのまま部屋の隅までピューと走って行って壁に向かって二足立ち。
よほど怖かったのでしょうね。

これで見習いの傍には当分行かないだろうと様子を見ていましたが、しばらくすると、ウツボに捕まらない距離でアピールしています。
時折、クレートギリギリまで行っては素早く下がってみたりと、賢く動き回るようになり、10日後にようやく見習いを懐柔しました。
トラウマにはなっていなかったと言っていいでしょう。

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※懐柔された見習いと、大胆な行動をとるNちゃん。

しかし、かつて我が家にいたハスキー君、おっとりした性格で、未去勢ながらどの犬ともフレンドリーに接することが出来た犬でしたが、シニアに差し掛かった頃、急にハスキーが増え始め、犬友たちと仲良く遊んでいた時、その中の若いハスキーの男の子に突然噛まれてしまいました。
新顔の若い雌のハスキーの登場で、その場がザワついたようです。

その時の傷は結構深かったのですが、彼は治療を嫌がることも無く、その後も他の犬とフレンドリーに接していました。
ところが、その数か月後、夜公園内を自転車で走行中、突然暗闇からノーリードのオスのハスキーが追いかけてきて、シニアな彼はダッシュで逃げることも出来ず、耳を食いちぎられてしまいました。

彼にとってこのような事件が2繰り返されたことで、まさにトラウマを抱えてしまうことになってしまいました。
以降オスの大型犬が近づいてくると、唸ったり、吠えたりしてあからさまに嫌悪を表すようになりました。

トラウマは嫌悪刺激の回数とは関係ありません。
要は犬がその状況をどう受け止めたかによります。
たとえ一度でも大きな衝撃であれば、トラウマになる場合もあります。

犬同士の問題だけでなく、例えば人間側から継続的に嫌悪刺激を与えられ場合は、当然トラウマになって、犬はその状況になる前に防御策を取るようになります。

例えば、頭を叩かれ続けていれば、手があがった瞬間に逃げたり、叩かれる前に歯を当てるという行動を取ります。

かつて、柴犬の子犬の甘噛みに悩まされていた飼い主さんは、獣医師から、「甘噛みが始まったら、首輪に着けたリードを吊り上げて、甘噛み出来ないようにしなさい。」とアドバイスを受け、それを続けたそうです。
その都度子犬は、キャンキャンと鳴いていたそうですが、ある時から、飼い主さんがリードに手をかけようとすると、その手に噛みつくようになりました。

犬も心的外傷を受けることを理解したうえで、愛犬に接することが不可欠です。

トラウマへの対処法は、原因によって異なります。
原因を解明してから、時間をかけて治していく必要があります。

お互いのストレスを軽減するためにも、よりよい環境設定に気を配ることが不可欠ですね。

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2021年8月 7日 (土)

犬の身体的能力を過信しすぎない

高いところから飛び降りても、ひらりと体を回転させ、怪我ひとつしないで着地するネコ科の動物たちを見ていると、ついつい、犬の身体能力も優れていると思いがちです。

確かに、アジリティやディスクを追いかけて華麗に跳んでいる犬たちを見ていると、並外れた身体能力を過信してしまいがちになります。
私は子供のころから、ある意味犬たちの本能的な動きや身体能力の素晴らしさをずっと信じてきた方なのですが、実際犬たちと長く暮らして、意外とそうではないことを知り、過信してはいけないと日々思うようになりました。

例えば、二階から階下に降りる階段の上にベビーゲートをつけていたとあるご家庭の話。
犬が勝手に下りないようにとの配慮で付けていましたが、犬はなんなく跳び越えてしまいました。
その身体能力は素晴らしいのですが、その先に下る階段があったことに気づかず、骨折してしまったそうです。

我が家の先代のボーダー・コリーは、私がごはんを持って上階に上がって行こうとしたとき、階段の上からごはんが来るのを見ていて、上から降ってきました。
すでにシニアだったので、恐らくふらっとしたのでしょう。
私は持っていたごはんを放り出して、降ってきた犬を抱きとめました。
歳を取ったら気をつけなくてはいけませんね。

今回オリンピックの総合馬術のクロスカントリーを見ていて、素晴らしい身体能力を持つ馬たちが、躓いたり、飛越しそこなう場面も見ました。
私もよくふり落とされました(汗。

犬たちの能力も過信しすぎてはいけませんね。
特に、犬種によっては痛みに強いタイプの犬たちがいます。
怪我をしても、何も無かったかのように遊んでいて、あとで流血を見て怪我に気づくというタイプです。
倒れるまで走り続ける犬もいます。
先ほど上階から降ってきたボーダーも、若い時は走り回り過ぎて腰を抜かしたことも。

夏場は犬たちも熱中症や水中毒、低体温症など、様々な危険がありますので、強制休憩を入れるなどして十分ケアしてあげましょう。

生後9か月で水遊びに目覚め、唇が紫色になっても上がって来ないので、強制休憩させられた見習いです。

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2021年6月 2日 (水)

子犬と遊ぶときに注意しなければいけないこと

愛犬とのコミュニケーションは遊びからスタートするといつも書いています。
つまり、子犬の頃から一緒に遊ぶことが習慣になっていると、コミュニケーションが取りやすくなるということです。

そこで、飼い主さんたちはどうやって愛犬と楽しく遊べるか試行錯誤するわけですが、子犬のすばしっこい動きや、並外れた身体能力を見て、ついつい力が入り過ぎてしまうこともあります。

しかしながら、体がまだ出来ていない子犬に激しい運動は禁物です。
特に大型犬はゆっくり成長するので、小さいころから無理な動きを強いてしまえば当然関節や骨に異常を来してしまう可能性もあります。
犬のペースに合わせて遊ぶことが重要なポイントになってきます。

人は犬の外見上(体の大きさ)の成長に驚かされるものの、なかなか骨の成長については意識がいかないことが多いものです。

人間でいうところのオスグッドは成長期に体が急に大きくなったり、激しい運動をし続けたりすることで出る骨の異常です。
かくいう私も、特に激しい運動をしたわけではありませんが、中学に入ってすぐ、身長が急激に伸びたことで発症し、それはうん十年経った今でも日常生活に弊害を及ぼしています。
つまり、正座が出来ない。
膝のお皿の下の骨が突出しているため、正座をすると床にあたって痛いのです。

まぁ、人間の話はさておき、とにかく犬も体がきちんと出来るまでに激しい動きや過度の運動量を課すると、弊害が起きるということです。

下記のレントゲン写真でもわかるように、生後2週間程度の子犬は骨と骨がまだ繋がっていません。

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その後成長と共に骨はしっかり繋がっていきます。
7か月ぐらいの犬たちは大きさの見た目は成犬に近くなりますが、さらに成長板(下図の白くなっている部分)が伸びて、新しい骨を作っていきます。

 202105282

この時期にも過度な運動で成長板を傷つけてしまうと、成長を阻害してしまい、体がうまくできあがらないままになってしまうこともあります。

参考:成犬の骨の状態
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X-Rayの参照元:Gray's American Bulldogs

今日、たまたまFacebookで、子犬の運動量についての記事(参照元:Perfect Fit Haness)が、あがってきたので引用させていただきます。

202106021

<翻訳文>
成長板(骨端軟骨)とは、(骨の端の軟骨の部分で)伸びて新しい骨となる部分をいいます。成長板が閉じるのは、だいたい12ヶ月齢頃といわれます。成長板はデリケートで、荒っぽい遊びや家具からの転落、過剰な運動などにより簡単に傷つくことがあります。
(子犬の)長すぎる散歩は、怪我や、将来、関節炎を患う可能性があります。
安全を考慮した目安は、月齢x5分程度の、負担の少ない(犬の体に優しい)運動です。

訳 藤田則子氏


愛犬の健康と将来を考えながら、楽しく遊んであげられるといいですね。

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2021年2月13日 (土)

愛犬の体調管理は大丈夫ですか?

季節の変わり目は、犬も体調を崩しがち。
アレルギーも犬には出やすいもの。
理由がわからない体調不良であっても、獣医師に診てもらうことで大事に至らずに済むことがあるので、とりあえずは連れていくことをおすすめします。

今回見習いの左目が充血したために、診ていただくことに。
理由ははっきりしませんが、恐らくどこかに顔を突っ込んで異物が眼に入った可能性があるとのこと。炎症が起きていることは確かだったので、目薬を頂いて様子を見ることに。
幸い、日に4回の点眼で、症状は改善されました。


ところが、診察の翌日の午後、急な腹痛が起きて、なんと1時間半おきに、トイレタイム。
最後は血便にまで。

目視でしかわかりませんが、便の中に土や砂のような異物も交じっていました。

普段の練習場は砂地のため、ダンベルを咥えるときや、トリーツを拾うときなどに必ず砂が口に入ってしまいます。

ボールなどのおもちゃで遊ぶときも同様です。
咥えるときに、落ち葉や土も一緒に口に入ってしまいます。

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同様なことはアシスタントにも起こるのですが、彼女は定期的に異物を吐いたり、排泄したりしているのと、もともとお腹が丈夫なこともあり、お腹を壊すことはほとんどありません。

しかし、見習いの方は一切吐かない上に、元々生後7か月ごろから腸が弱くて、下痢を定期的に繰り返していたという歴史があります。

そのようなことを鑑みると、今回の体調不良の理由は異物の摂取ような気がしますが、いずれにしても、犬も人間同様個体差があるために、同じ行動を取っていても、問題の無い子もいれば、体調不良になる場合もあります。

先住犬の男の子は、どこに顔を突っ込んだのか、顔が急に腫れたこともありました。
同じ行動を取っていた母犬や姉犬は特に問題ありませんでした。

普段とちょっと違うと感じたら、大事に至る前に、早めに獣医師の元に連れていくことをおすすめします。

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2021年1月30日 (土)

犬の身体能力を過信しない

犬たちが走る姿やジャンプしている様子を見ると、動物の本能やその身体能力に驚かされる人は少なくないでしょう。
特にドッグスポーツをやっている人達は彼らの素晴らしい動きに魅了されているからこそ、ドッグスポーツを極めたい気持ちが強いことでしょう。

私もかつては、動物は素晴らしい身体能力を持っていて、それは人間とは比べ物にならない上に、その身体能力のおかげで、あらゆる危険も回避できるものと思っていました。
しかし、実際犬と暮らし始め、ドッグスポーツを楽しみ、闘病生活、老犬介護など、多くのことを経験していく中で、犬たちも目測を誤ることもあれば、老いていけば、人間同様今まで出来ていたことが出来なくなってくるなど、いろいろな経験をさせてもらいました。

しかし、若い犬の身体能力はまるで尽きることの無いエネルギーを感じるほパワーがあり、ついつい過信してしまいがちです。
かつて様々なドッグスポーツにいそしんでいた人たちは、犬たちとの暮らしが長くなるにつれて、若いからと言って、無理をさせてはいけないことに気づき、最近は犬の健康を考えケアの方法も沢山知られるようになっています。

体調が悪くなってからではなく、日常的にケアをしていくことで、犬の健康寿命を伸ばそうというわけです。
年老いてガタが来てから、サプリや薬、施術に頼るのではなく、日常的にボディケアをしていくことが一般的になりつつあります。

身体能力が優れているからと言って、無理をさせてはいけないという風潮も広がっていて、FCIオビディエンス競技においても、犬が顔をあげてハンドラーに集中しながら歩くことをよしとしながらも、極端に首に上げてはいけない(首と背筋の角度は90度以上)ということが規定に載ったり、走って行ってタイトにコーンを周って戻るという課目も、体への負担を減らす目的で、コーンという小さいものではなく、もう少し幅のある物の周りを周ってくる課目に今年から変更になりました。

そう言った配慮は愛犬と長くドッグスポーツを楽しむためにはとても大事なことです。
なぜなら犬は使い捨てではないからです。
歳を取って使えなくなったから捨てる(処分する)という考え方は、今でも一部には存在しています。
ドッグスポーツを楽しむ人たちには恐らくいないであろうと信じたいところですが、法的に「犬は物」扱いの日本なので、そんな考えの人もいるかもしれません。

いずれにしても犬も若いころからのケアで、健康寿命は伸ばせるはず。
最期まで自分の足で歩けるようなケアをしてあげたいですね。

さて、昨日バランスエクセサイズに行った見習い。
身体の使い方がピノキオチックで、ハンドラーとしてはいささか心配なところですが、基本は正しい体重のかけ方を体得してもらうこと。
スピードがある分、無理もしがちです。
かと言って、人間と違い、加減が出来ませんので、こちらでケアをしていくしかありません。
最近ヒールウォークで顔があがって集中力がついてきたところは嬉しいのですが、その分腰が下がりがちに。
当然ですね。
頭があがればお尻が下がる。
(オスワリを教える基本の基です)
頭があがっても腰が下がらない筋力も付けて行かなければ安定した姿勢は保てません。

そこで筋力アップ練習。

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急には変わらなくても、少しずつやることが大事なボディケア。

いつまでも元気で飛び回っていられると思わず、日々のケアも早めにやってあげましょう。

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2020年9月15日 (火)

行動改善には根気が必要

コロナ禍の影響は犬たちにも出ていることは以前にも書きました。
およそ3か月の自粛生活が終わって日常が戻ってきたころ、急に分離不安症状が出てお留守番がストレスになってしまった犬たちがいます。

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月にカウンセリングに伺ってから3か月弱のMさん。
負担になっていたお留守番をどうにか自身で乗り越えられるようになりました。
嬉しいことです。

ただ、分離不安症が治ったわけではありません。
おうちの中でも、ママの姿が見えなくなると、ドアに向かって二足立ちし、ずっと前足でドアをひっかいています。

今回Mさんの行動改善の目標は、安心して留守番できる環境づくりでした。

当初サークルでの留守番において、この二足立ちは数時間繰り返され、体重が落ちたり、足の裏が剥けるという弊害が出ていたので、腰にもよくない二足立ちを止めてもらうためには、二足立ちが出来ない環境を作ることが早急に求められました。

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そこで、サークルの中にクレート(ハウス)を設置し、クレートが心地よい場所と刷り込むこと数か月。
先日ようやく、外出後5分でクレートの中で静かに休めるようになったとお伺いしました。
まずは一安心です。
体重も戻ってきたので、獣医さんからも投薬の必要なしと言われたそうです。

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さんの一番の問題は分離不安からくる常道行動でしたが、クレートの活用だけでなく、今回は普段苦手と言うことでほとんど行っていなかったお散歩を復活させていただき、外からの刺激で脳の活性化を図りつつ、ご家族でMさんと遊ぶ時間やトレーニングの時間を作って、コミュニケーションを取ることもお願いしてきました。

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少しずつ自信が付けば、精神的な安定にも繋がりますし、遊びや散歩による心身ともに心地よい疲労感は、余分なエネルギーを使わせずに済みます。

生活全体を見直すとともに、Mさんのストレス軽減に役立ついくつかの方法を取り入れていただいたことで、お留守番のストレスが大分軽減されたのではないかと思います。

飼主さんの日々の努力の結果ですね。
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歳と言う年齢もあり、行動を改善するにはかなり時間がかかると思われましたが、早くに効果が表れてなによりでした。

今は自分から進んで入っていられるようになったので、お留守番だけでなく、部屋からママが出て行っても、クレートの中で安心して待っていられるように、これからも日常的にクレートを活用していただくといいと思います。

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少しずつ涼しい時期になってきましたので、お散歩自体も楽しんで行かれるようになると、脳にもいい刺激が与えられると思います。

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愛犬の行動を変えるには多少時間がかかります。
飼主さんが根気よく続けてくださると、結果も早く出ますね。
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2020年7月19日 (日)

犬との生活:犬の水遊び

わが家の犬たちは、代々泳ぎが苦手で、先代の親子もなかなか水に入れませんでしたが、唯一息子犬ハンスが、西湖で行われたボーダーコリーのオフ会に参加した時、大好きなおもちゃを他の子に取られそうになって湖に飛び込み、以来泳ぎが大好きになったという経緯があります。

その後迎えた現アシスタントのニコルは、プールに初めて連れて行ったとき、大型犬に追いかけられてプールに落ちてからは大の水嫌いに。
泳げるんですが、自分からは決して入りません。
したがって、水遊びの弊害については、私自身ほとんど知識がなかったのですが、見習いVincentがやってきて、最初はちょっと尻込みしていたものの、おもちゃに釣られて飛び込んで泳ぐ楽しさを知ってしまってからは、川遊びに行っても、湖に行っても、全然水から上がって来ない犬になってしまいました。

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しかし、川の水は夏でも非常に冷たく、長く使っていれば体温がどんどん下がっていきます。
そして最後は唇が真っ白になって、ブルブルと震えだす始末。
それでも自分からは決してあがろうとしないので、強制休憩。

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また、プールで遊んでいるときは、おもちゃを投げなければ中には入らないのですが、投げればエンドレスに戻ってきません。
しかし、何かを咥えながら泳いでいれば当然口には水が入っていきます。
そこで注意しなければいけないのが、「水中毒」。
つまり、水分摂取量が多すぎて、血中ナトリウム濃度が薄まってしまうことによる中毒症状が起きてしまうわけです。

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しかも、川や湖、プールなどで泳いでいるときに限りません。
犬によってはホースから噴き出る水しぶきを楽しそうにパクパクする犬たちもいます。
これもほどほどにしましょう。

楽しそうに遊んでいた犬が急変するということは少なからず起きうることです。

これからの季節、熱中症のみならず、水に関わる事故にも十分気をつけたいものですね。

 

今日生徒さんから、以前書いたブログの記事を見て、プール遊びは十分気をつけて楽しんでこられたと言われ、多少なりともお役に立てて良かったと思ったので、リマインドも含めてまた書いてしまいました。

しかし、こんなに暑いと、水遊び連れて行きたいですね。


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