犬の健康

2024年12月 2日 (月)

お腹のはなし

愛犬の健康が大事なのはどんな飼い主も同じです。
大きな病気はもちろんのこと、日常的な不調に関しても、何かあれば心が痛むのはあたりまえです。
特に子犬のころや、初めて子犬を迎えたときは、子犬のちょっとした異変も気になってしまいます。

子犬の不調でよくあるのはお腹です。
いつも通りのごはんなのに、突然お腹が緩んでなかなか治らなかったりすると、心配になるのは当然です。

原因は様々です。
ひとつは回虫。
ブリーダーさんによっては、新しい飼い主さんに渡す前に、いわゆる虫下しを飲ますこともありますが、虫によっては、簡単に駆虫できないものもあり、特にジアルジアと言われるものは、完治までに時間を要すので、じっくりケアしてあげることが必要です。

ほかにも、ちょっとした寒暖の差や気圧の変化による体調不良だったり、腸内細菌のバランスからくる不調だったりと、子犬のお腹は様々な試練と向き合うことが多いです。

虫が原因の場合は、最終的に駆虫することで回復しますが、腸内細菌のバランスはなかなか厄介なことも多く、定期的にお腹を壊すことになったりするものです。

いずれにしても、子犬や若い犬の場合は、体が成長途上にあることもありなかなか安定しないので、じっくり向き合うことが重要です。

なかなか治らない場合は獣医師の診断を仰ぐことが不可欠ですし、日常的なフードの見直しなどが必要になる場合もあるので、日々の観察も必要です。


さて、我が家のアシスタントも小さい頃はよくお腹を壊しました。
幸い虫はいませんでしたが、生後7か月あたりから定期的にお腹を壊して体重が増えなくなったので、ビフィズス菌のサプリを飲ませたりしながら様子をみました。
それでも2歳過ぎてもひょろひょろして体重がのってきませんでした。

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<生後1歳半の現アシスタント>

体が出来てきたのは3歳を過ぎてから。

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<8歳の時のアシスタント>

男の子の成長はメンタルだけでなく、体の成長もゆっくりなタイプがいるので、あまり神経質にならないことも必要かもしれませんね。

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2024年11月18日 (月)

ぴょんぴょん跳ばないでもらうには。

小型犬の跳びつきやジャンプは見ていてもかわいいので、ついつい見過ごされがちですが、常同行動になってしまうと、犬種や個体によっては膝や腰に負担がかかってしまう場合もあるので、基本的には4足で立っていて欲しいものです。

中・大型犬の場合は、跳びつき行動によって、子供や高齢者がケガをする可能性もあるので、なるべくやめてほしいと思う方は少なくありません。

では、どうやってやめてもらうのか。

「ダメ!」とか「イケナイ!」と言いながら振り払ったり押したりしても犬には通じません。
なぜでしょうか。

犬同士の遊びの中で、体当たりをしたりしているのを見たことがありませんか?

犬は相手にぶつかったりすることで、楽しみながら遊んでいるので、押し返されればさらにエキサイトしていく可能性があります。

では、どうすればいいのか。

まずは、犬がなぜ跳びついたり、跳んだりするのか理由を考えてみるといいかもしれません。
例えば、人の顔に近づきたくて跳んでいるのであれば、犬と接するときは人間の位置を低くしてみるのもひとつです。
何かが見えなくて跳んでいるのであれば、さえぎっているものをなくしてあげるのもひとつです。

また跳びつくことによって、先ほどお話ししたように、遊んでもらっていると勘違いされているとしたら、跳びついてくるようなときは、一度犬から距離を取ってみるのもひとつです。

さらに、跳びつくよりも好ましい行動、例えば4足で立っているときや、オスワリをしているときを沢山褒めてご褒美をあげていると、跳びつくよりも座った方がメリットがあると犬が学習することで、犬の飛びつき回数が格段と減ります。

いずれにしても、跳びついたり、跳んだりしてもあまりメリットが無いと犬に学習してもらうことが大事ですね。

昨日のプライベートレッスンでは、Eさんが素晴らしい身体能力を見せてくれましたが、足腰の負担が心配なので、出来るだけ跳びづらい環境づくりをお願いしました。

お散歩レッスンでは、上手に飼い主さんに集中しながら歩けたEさん。

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好ましい行動はどんどん褒めていきましょう。

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2024年11月13日 (水)

犬はいくつになっても学習する

あたりまえのことですが、犬は大人になっても多くのことを学べます。
シニア犬も同じ。
もちろん、子犬の方が吸収力は高いので、飲み込みは速いですが、身に付くまでには時間がかかります。
その点、ある程度経験値の高い成犬の方が、納得するのに多少時間はかかったとしても、身に付くのは速かったりするものです。

かつて、コロナ禍で在宅勤務になったご家庭の愛犬が、再び出勤になったとき、分離不安を発症したことがありました。
コロナになるまでは、普通にお留守番が出来ていたのに、在宅勤務でご家族が当たり前のように毎日家にいる生活に慣れてしまい、一人でのお留守番が出来なくなってしまったのです。

静かにお留守番が出来なくなったその子の取った行動は、リビングから玄関に通じるドアの前で2足立ちをして、ずっと吠え続けるというもの。
2足でじっとしていることはできないので、当然足踏み状態が続き、体型さえもかわってしまい獣医さんもびっくりされたそうです。

職場から自宅に置いた見守りカメラを観ていたご家族は心を痛め、なんとかならないかと相談されました。

そこでお願いしたのが、「クレート(ハウス)トレーニング」でした。

留守中2足で立ち続けることを回避するためには、2足立ちがしづらい制限されたクレートの中で、落ち着いてくつろげるようにしてあげることが一番犬にとってわかりやすいと考えてのことでした。

クレートの中では楽しいことが起こると日々刷り込みを続け、クレートの扉が閉まっていても、不安にならずに落ち着けるようになるまでは2ヵ月ほど要しましたが、結果なんとか静かに留守番ができるようになりました。

シニアでもちゃんと学習できるのですから、若い犬ならもっと速いはず。

前回から、クレートトレーニングの強化を頑張っているTくん。
今日はレッスン中、クレートの中で動き回ったり、吠えたりすることなく、同居犬が飼い主さんと作業をしていても、落ち着いて待っていられるほどクレートになじんでいました。

飼い主さんと作業している犬だけが褒められるのではなく、静かに待っている犬もちゃんと褒めらえるとわかると、待たされている犬も大騒ぎしなくなります。

途中で、飼い主さんが席を立って、見えないところに行っても、犬たちはみんな静かに待っていることができました。

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日々の練習の成果ですね。

次のステップは、おうちの中で出来ていることを、別の場所でも出来るようにしていきます。

ポイントはあきらめないこと。

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2024年10月28日 (月)

筋力は大事

愛犬とドッグスポーツを楽しむ人は少なくありません。
犬の素晴らしい身体能力に魅せられて始める人もいらっしゃるでしょう。

確かに、犬たちの身体能力は素晴らしいのですが、どの犬も同様に身体能力が高いわけではありません。
同じ犬種であっても、同じ動きは出来ません。
しかし、体のバランスを整えることで、パフォーマンスを上げることもできるし、ケガを減らすこともできます。

ドッグスポーツを安心して楽しめるように、愛犬の体のことをチェックすることは大事ですね。

さて、今日は見習いがバランスレッスンに参加しました。

アシスタントとは少し違った体の使い方をする見習い。
3歳になったばかりで、まだまだ力強さに欠ける見習いです。

アシスタントのような最速の動きや、それに見合った制動性を身に着けるには、まだまだ時間がかかりそうですが、今日はとてもよく頑張りました。

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日々のトレーニングは、ここでも重要ですね。

わたくし事ですが、今年5月から20年ほどぶりにテニスを再開しましたが、ふくらはぎが急な運動についていけず、毎回つってしまう状況になりましたが、医師のアドバイスに従い、ふくらはぎにテニス用の筋力アップの負荷をかけ続けていたら、足がつらなくなりました。
筋肉は大事ですね。

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2024年9月30日 (月)

犬の健康のはなし

先先週末は主催イベント、先週末は参加イベントで、週の半分を遠征していました。
人間は、なかなか疲れが取れないとぼやきながらも、自分の都合で出かけているので、適度に休みながら動いていますが、同伴している犬たちは、私のペースで連れまわされており、次の予測はできません。

アシスタントは11月には9歳なので、大体こんなものと理解できていることもあり、待機時間は競技会場の中でもほとんどクレートで寝ています。
宿泊の部屋に戻れば、自分の好きな場所でくつろいでいることができますが、見習いの方はまだまだいろいろな刺激に影響され、待機中も寝ていることはほとんどなく、伏せた状態で周りの様子をうかがっているので、いわば寝ていない状態。

さすがに夜は寝ているだろうと思うと、夜中にトイレに行ったりしているので、熟睡はしていない感じです。

そんな見習いが、遠征後半に体調を崩し、昨日帰宅した後はハウスから出てきませんでした。
彼女にとっては、ハウスは安心できる場所ですが、周りに犬がたくさんいるイベント会場では全く休めなかったので、帰宅するなり自分の部屋に閉じこもっているという感じでしょうか。

日中私が留守をしている間も、カメラで覗いてみると2頭そろって寝ていました。

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車での長時間移動に加え、遠征先の標高が高く、気圧が低かったことや、周りの刺激が気になって、平常時のようにゆっくり昼寝が出来なかったことで、かなり疲れたようです。

スポーツドッグの遠征だけでなく、日常的に旅行に愛犬を連れていくことは今では当たり前のようになっています。
行った先でゆっくり休める場所を作ってあげたり、たくさん遊んだ翌日はゆっくり休養を取らせてあげることも大事ですね。

体調不良の兆しは胃腸の不調に表れることが多いものです。
絶食や消化のいいものにするなどのケアも必要ですね。

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2024年9月13日 (金)

無理強いしなくてよくなるように

昨日、子犬にとって嫌なことを無理やりやらないお話をしました。
そのためには、子犬の好きなことと関連付けて、「嫌」にならないようにしていくことが大事と言うお話でした。

爪切りや、パッドの毛のカット、耳掃除、歯磨き、ブラッシングは、そもそもそれ自体が痛いことを子犬にしているわけではありませんが、体を押さえられて自由を奪われたり、足をつかまれること自体が好きでなかったりするので、お手入れ関係を嫌いになる犬は少なくありません。

しかし、最初少し怖いと感じたととしても、子犬の好きなものを使うことで気を紛らわすことができれば、好きなものと関連付けて、受け入れてくれるようになることも少なくありません。

さて、我が家のアシスタント、以前も書いたと思うのですが、故アシスタントがトリミングをしていているのを見ながら、早く自分の番が来ないかと待ち遠しく思っていました。
なぜなら、故アシスタントはトリミング中に美味しいものをもらっていましたし、本犬もとてもリラックスして横になっていたからです。

そのせいで、現アシスタントは私がフロアに座ると自分からやってきて、ゴロンと横になります。
その間にこちらはパッドの間の毛を切り、爪も切ります。
もちろん合間にオヤツも出ます。

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毎日のことではありませんが、必要なお手入れなので、気持ちよく付き合ってもらえるといいですね。

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2024年8月30日 (金)

姿勢よく座ることの重要性

先日「バランスよく立つ」ことの重要性について書きました。
いつも落ち着きがない犬にとってはとても重要なことです。
同時に、姿勢よく座ることも犬にとっては重要です。
「オスワリ」なんて、どんな犬でも出来ると思わないでくださいね。

ずっと以前にレッスンに通っていた子に「オスワリ」をお願いすると、必ず横座りをしました。
いつお願いしても横座りなので飼い主さんに尋ねたところ、ご自宅のソファに座って、斜めに寄りかかってテレビを観ているとおっしゃいました。
人間でもいそうな感じですね。

寄りかかっていれば確かに楽なので、ついつい気も緩んで、足も崩れてしまうでしょう。
それが、ソファのない時でも習慣として出ているために、横座りになってしまったというわけです。

横座りの何がいけないのか!と言われそうですが、横座りの状態は背骨が曲がった状態ということです。
まっすぐ座ろうと意識していないので、当然筋肉も使っていません。
背骨のゆがみや、内臓に影響が出そうですね。
後肢も開くので、内転筋もあまりないような感じです。
そもそも体幹が衰えてしまい、日常の運動でも怪我をしないとも限りません。

姿勢よく座ることの重要性は、スポーツドッグに限ったことではないということです。

もちろん、様々なドッグスポーツをする場合において体幹はとても重要ですし、筋力も不可欠です。

我が家の見習いは、座ったときに後肢が開く傾向があるので、脚側停座をさせたときに、足を踏んでしまったことがありました。
また、後肢が開いた状態でフセをすれば、当然伏せたときも後肢が外に広がっているので、ドッグダンスのトリックなどで使う「ロールオーバー」も出来ません。

怪我をしないためにも、体幹と筋力は大事なので、ちょっと変だなと思ったら、きちんと正しい姿勢を教えてあげることも重要です。

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もちろん、子犬のころはまだ体がぐにゃぐにゃなので、激しい運動同様、無理な姿勢づくりもよくありません。
成長板が閉じるまでは無理は禁物ですね。

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2024年8月27日 (火)

バランスよく立つことを教える。

犬は動き回っているのが当たり前と思っていると、ついついバランスよく立つことを見逃してしまいます。
そもそも、バランスよく立つというのはどういうことでしょうか。

人間でいうところの姿勢の良しあしは健康面にとても大きな影響を及ぼすことを知らない人はいないと思います。
バランスが悪くなると、弊害として、腰が痛い、足が痛い、内臓の調子が・・等々、直接関係のないようなところに出てくるのはよくあることです。

犬たちとのトレーニング風景を動画で撮ってみると、犬の動きより、自分の姿勢の悪さに気づく人は少なくないでしょう。
「姿勢よく」はとても大事ということですね。

同様に、犬も四足にバランスよく荷重して立つのはとても重要なことです。
前肢は首と頭を支えていることから、知らないうちに大きな負荷がかかっていますが、対照的に後肢への荷重は少なく、そもそもぴょんぴょん飛び跳ねる犬も多いので、安定して4足にバランスよくじっと立つことができない犬は少なくありません。

我が家の見習いも、走ることは得意ですが、走る時に使う筋肉と、自立して立つ筋肉は別物なので、走ることばかりを優先してしまうと、速筋にあたる外転筋ばかりが増えてしまい、オスワリをするときに外側に足が引っ張られてガニマタになってしまうこともあります。

きちんと立つことは実は意外と重要ということですね。

さて、今日はあいにくの荒天だったので、家の中でゆっくりバランス練習。

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※前肢のボーン(ディスク)がまっすぐの状態になるともっといいのですが。

不安定なものに足をのせていても、グラグラしないでちゃんと立っていることがポイントです。

併せてフセの動きも混ぜながら、体感アップを頑張ってもらっています。

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2024年8月 6日 (火)

犬のデイリーエクセサイズ

バランスボールやバランスディスクなどを使って、犬の体幹を鍛えるエクセサイズがあるのを御存じでしょうか。

特にドッグスポーツを行う犬たちの怪我を防止するために、欧米で広まり、かれこれ10年近く前から、日本にも入ってきたエクセサイズです。

「ウチはドッグスポーツをやらないから必要ない」と感じる人は沢山いらっしゃいますが、ドッグスポーツをやらなくても、日常的に元気に飛び回っている犬たちが怪我をしないようにケアしてあげることは悪いことでは無いので、興味のある人は検索してみたり、専門書を読んでみるのもいいと思います。
もちろん、ちゃんと教えて下さる先生もいらっしゃるので、通ってみるのもいいと思います。
要は、サーカス団顔負けのタレントドッグにすることではなく、安全な日常生活と、シニアになっても自分の足で歩くためのサポートです。


さて、今日は若いA君のプライベートレッスンがありました。
こんな暑い時期、なかなか外でトレーニングをしようと思っても、人間だけでなく犬の集中も切れてしまうので、家の中で出来るエクセサイズとして、最初にキャバレッティをやっていただきました。

A
君は以前にトライしていただいてから、お家で道具を用意され練習しているそうなので、道具が出てくると勝手に始めようとするくらい好きになっていました。

キャバレッティとは馬術のウォーミングアップで使われるエクセサイズですが、犬にとっても、四肢の動きを意識するにはとてもいいエクセサイズです。

初めはバーの幅は広くせず、犬がバーを踏むことなくゆっくり歩ける距離に保ちます。
犬がハンドラの顔ばかり見ていると、躓いてしまうので、視線が床に向くように、床の上にトリーツを置くこともあります。

上手にポールをまたいで歩けるようになってきたら、バーとバーの間を少しずつ広げ、歩くスピードも少しずつあげていきます。

A
君は時折後肢がうさぎ跳びになってしまうので、今はバーの幅を拡げず、確実に後肢がバーを跨げるようにサポートしていきます。

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2024年7月23日 (火)

愛犬を見すぎていませんか

子犬を迎えると、いろいろ心配事があることもあり、ついつい子犬の動向を見張ってしまいがちです。
しかし、そもそも子犬には沢山の睡眠時間が必要なので、あまりかかわり過ぎてしまうと、子犬が落ち着いて寝ることができなくなってしまいます。

そういう観点からも、ハウスの活用をお願いしているのですが、ある程度大人になって、ハウスから出る時間が増えてくると、犬は自由を満喫しながら飼い主を見張るようになり、いつも飼い主が視界に入る場所に陣取っていることが多くなります。
すると、必然的に飼い主も犬を見てしまい、お互いがお互いの動向を監視してしまうようになります。

犬が飼い主の動向を見張っているのは、声をかけてもらいたいとか、散歩の誘いがないかとか、ある意味ワクワクした期待感を持っているので、常にオンの状態になっています。

待っている状態の犬たちに目をやってしまえば、期待度はますますあがって、犬たちは落ち着いて寝ることもできなくなります。

犬をゆっくり休ませてあげるためにも、ある意味視線をはずしてあげることが大事です。


さて、今日はお留守番中のM君のシッティングがありました。
一緒に遊んだり、楽しくお勉強したりしながら過ごしますが、集中時間が過ぎたらケージに戻ってもらいます。
ハウストレーニングがちゃんとできているM君なので、お願いすればすぐにケージに入ります。

その後しばらく放っておいてから、そっとケージの方に目をやると、気持ちよさそうに寝ていました。

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以前は、次は何をするんだろうとずっと座って待っていたのですが、私が接触しない時間を作ったことで、私がずっと構うわけではないと理解したのでしょう。

オンとオフはとても大事です。
十分な睡眠が取れないと認知症になるという人の健康に関するデータがありますが、犬の場合ももしかしたら同様のことがあり得るかもしれません。
そうでなくても、犬の睡眠は人間と比べると浅いので、出来るだけ安眠は妨害しないようにしてあげましょう。

最近の雷雨のせいで、見習いは少々寝不足気味。
ひどくならないといいのですが。

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