犬との生活

2021年9月 9日 (木)

子犬が大人になるのはいつ?

子犬を迎えられた方によく聞かれるのが、「いつになったら、落ち着きますか?」というようなこと。
※細かく書けば、「トイレはいつ覚えるのか。」「散歩はいつになったら上手にできるのか」などなど。

確かに子犬の頃は、日々様々な問題に直面し、飼い主はどうしても子犬にかかりっきりになります。
目を離せばトイレ、ごはんの時間は大騒ぎ、場合によっては夜泣き、要求吠え、甘噛み、悪戯と、かた時も目が離せないと感じていることでしょう。

そういった諸々が落ち着くのは果たしていつなのか。

いついつまでには、ちゃんと出来るようになります!
と断言出来れば、恐らく飼い主さんもその目標に向かって頑張れるのでしょうが、実際はどの子もそれぞれで、ステレオタイプのようにはいきません。

男の子と女の子でも成長の速度が違いますし、人間同様頭の造りも違います。

一般的には、おおよそ話が通じるようになるのは1歳前後ですが、実際はそのころはちょうど思春期とも重なり、犬たちは自分の世界をひろげながら、チャレンジしてくる時期でもあります。
同時に、恐怖心が出てくる時期でもあります。

いろいろなことが大分わかってきたからもう大丈夫と安心していると、実は予期していないことを学習していたり、気が付いたら、全く話を聴いてくれない子になっていたりすることもあります。

つまり、子犬育ては、1歳ぐらいではまだまだということ。

日々コミュニケーションを取り続け、なんとなく行き違いがあるようなときは、そのままにせず、再度伝えなおして納得してもらうといった補修作業が欠かせないということです。

阿吽の呼吸で、お互いが分かり合えるようになるまでには、まだまだ時間がかかります。

最近急に大人びて、話がわかるようになってきたと安心して放置してしまわずに、日々コミュニケーションの努力は続けていきたいですね。

※夜の散歩中、出会い頭でオス犬と遭遇。
尻尾があがって前のめりの見習い。
最初は相手と近すぎてこちらの声も耳に届きませんでしたが、一二歩下がって伏せるように言ったら、ようやく平常心に。
もうすぐ6歳なんですけどね。

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2021年8月20日 (金)

犬はイヌという動物です。

なんとも当たり前なお題で、タイトルだけ見て続きを読まない方は、恐らく犬をちゃんと動物として扱っていらっしゃる方だと思います。

もし、「えっ?子供と同じよ。」とか、「ウチの犬は鑑賞用です。」とおっしゃっている方は是非最後までお読みいただけると、こういう考え方もあるのだということを頭の隅において頂けるのではないかと思います。

子犬を迎えると、ワクチン接種が必要になります。
今巷でよく聞くコロナワクチンの接種同様、病気に罹患することを予防するために必要となるものです。
成犬は多少感染しても発症するリスクが低いですが、抵抗力の無い子犬は重症化する可能性があるので、ワクチンを接種し、抗体があがってくるまでの期間を経てからお散歩に連れて出ましょうというが一般的です。

ワクチン接種が済むまでは外を歩かせてはいけないという基本情報を獣医師に言われてしまうと、外に全く連れ出さない飼い主さんの方が当然多くなります。

しかし、犬との生活全般のサポートをする立場のトレーナーとしては、ワクチンが済む前でも、是非子犬を外に連れ出して下さいとお願いしています。
なぜなら、生後2か月程度の子犬は好奇心が旺盛なので、新しい環境への適応能力が高いため、新しい家族の元に行くのにちょうどいいタイミングと言われていますが、ワクチン接種が完了する頃には、少し大人になってしまい、いろいろ怖いものが出てきて、環境への適応速度が落ちてしまうからです。
怖いものが出てきてしまうと、散歩中何かに反応してフリーズしたり、あるいは吠えたりと、犬にとって散歩が楽しいもので無くなってしまう可能性が高いからです。
散歩に出て、よその犬に会う度に吠えずにいられないとしたら、それは犬にとっても飼主にとってもとても大きなストレスになり、飼い主はついつい散歩に出る回数を減らし、犬はさらに社会化不足となり、散歩に行きたくなくなるという悪循環が繰り返されてしまいます。

そうならないためにも、早くから犬を新しい環境に馴らしてあげる必要があります。

では、どうすればいいのか。

そこで、「抱っこ散歩」をお奨めしているわけです。

小型犬であれば抱っこ散歩はさほど大変ではありませんが、中・大型犬の場合は次第に重くなって、抱っこもなかなか大変です。
我が家も初代ボーダー・コリーを迎えたときは、家の近所を30分程度子犬を抱いて歩き回りました。
当時の家の前はバス通りで、車の往来が多かったのと、学校が隣接していて、散歩の途中で幼稚園生、小学生、中学生、高校生や大学生と遭遇する機会が多かったからです。
しかし成長と共に次第に重くなって、抱いて歩くのは結構大変でした。
もしそのころ、犬用のカートがあったら、もっと楽だったと思います。

今の見習いが我が家にやってきたときは、先住の犬たちがシニアになってから購入したカートがあったので、カートに乗せて散歩に出ることが出来ました。

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地面に降りられなくても、車や自転車、よその人や犬など、多くのことを観察することができました。
カートに乗っているときはほぼ箱乗り状態で、まったく飼い主の方など見ようとしません。
それぐらい、周囲の様子は彼にとってとても刺激的だったということです。

カートはとても便利ですし、特にマンションなどの集合住宅にお住いの方は、共有部分では犬を歩かせられないという規定があったりすると、カートが子犬の社会化期だけでなく、その後の日々の散歩でも、共有部分の通過時に使用できるのでコストパフォーマンスはとてもいいと思います。
当然シニア期のお散歩でも使えます。

しかし、敷地の外を歩かれるときは、是非自力で歩かせてあげて下さい。

犬は視覚だけでなく、嗅覚を使いながら多くの情報を入手します。
自分の足で歩き、様々な匂いで物を確認するという行動で、多くを学習していきます。
怖いものと遭遇した時の対処法なども、自分の足で歩いていなければ経験できません。

「この犬は散歩はいらないですよ。」と言われて入手されたとしても、もし一生犬を家の中から出さないのでなければ、是非散歩に連れ出してあげましょう。

なんの下準備(経験)も無い犬を、突然家族旅行に行くからと見知らぬ場所に連れていけば、犬のストレスは想像以上のものとなるでしょう。

犬はいろいろなことを感じ、考え、学習する動物です。
人間社会で共に暮らすことをお願いするのであれば、過保護にすることなく、きちんと自立できるようにサポートしてあげることが人間の役目とも言えるでしょう。

「かわいそうだから。」とか、「この子には無理だから。」と犬が自立するチャンスを奪うことなく、犬という動物との生活を一緒に楽しみながら学んでいってほしいですね。

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2021年8月 6日 (金)

コロナウィルスと犬(ペット)

CDC(米国疾病予防管理センター)がコロナウィルスのペットへのリスクについてネットにレポートをあげています。
https://www.cdc.gov/healthypets/covid-19/pets.html

犬だけでなく他の動物においても同様ですが、ペットとして人と共に生活をしている限り、飼い主が病気になった場合、病気の種類によっては犬に感染する、あるいは、犬が人に感染させる病気があることはご存知の通りです。
人獣共通感染症(ズーノーシス)と言われるものです。
誰もが知っているのが狂犬病です。

今回のコロナ(COVID-19)についても、やはりそのあたりは気になるところですが、CDCの発表では、濃密な接触があれば人から犬(動物)に感染する可能性はあるとしていますが、必ず発症するとは限らないようです。

いずれにしても、飼い主が感染している場合は、飼い主からうつる可能性があります。

しかし、犬から人に感染させたという事象はないようです。
そのため、犬にマスクをしたり、犬の被毛に消毒液をかけたりしないようにと記載されています。

ただ、そうは言っても人から犬に感染させる危険がある以上、知らない人が自分の犬に触りたいと近づいてきた場合は、やんわりと当たり障りのない理由を言ってでお断りしたほうがいいかも知れません。

我が家のアシスタントは自分から挨拶に行くタイプなので、まさに気をつけなければいけない状況です。

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「かわいいですね。触っていいですか?」と言われると、ついつい目じりが下がってしまいがちですが、病気の感染とは関係なかったとしても、どんな触り方をするかわからないですし、犬にとってストレスになる場合もあるので、よく犬の状況を見てから決めましょう。
特に小さいお子さんの場合、動きが読めずに犬が警戒して吠えたり、噛んだりすることもあるので要注意です。

人も犬も距離を取らなくてはならない昨今のコロナ禍は、様々な意味で生きにくい状況ですが、なんとか乗り越えていきたいですね。

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2021年7月28日 (水)

犬との生活:トレーニングを始めると、会話が成り立つようになる。

引っ越しを機にライフスタイルが変わって、困惑しているC君でしたが、お散歩トレーニングやハウストレーニングを始め、飼い主さんがわかりやすくC君にやって欲しいことを伝えられるようになると、C君の飼主さんへの意識が次第に変わってきました。

今までは自分の要求だけを飼い主さんにぶつけていたようですが、最近では、飼い主さんの言っていることを一生懸命考えて、行動に移すようになってきたそうです。

レッスンスタート当初からハウストレーニングをやって頂いていたので、今ではハウスの中に入ってじっとしていられるようになりました。

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おもちゃで遊ぶのも習慣になってきたそうです。

お散歩も、少しずつコミュニケーションが取れるようになって、飼い主さんのお願いも聴いてくれるようになったとか。

私ともちゃんと視線を合わせてくれるようになりました。

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何をすればいいのか、一生懸命考えながら行動するC君。

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シニアになっても、きちんと伝えてあげれば、意識や行動は変えることができます。

力ではなく、話し合いで決めていかれるといいですね。

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2021年7月25日 (日)

子犬を迎える:ブリーダー心得と飼い主心得

先日、とあるブリーダーさんとブリーディングに関してお話しする機会があり、改めて繁殖の大変さを確認しました。

実は我が家も1999年に一度ブリーディングしています。
もちろん、一回繁殖したからと言って、ブリーダーではありません。
先輩ブリーダーにアドバイスを頂きながらの繁殖でした。

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犬は「安産」の象徴のように言われていますが、実はそんなに簡単なことではありません。
私も、自宅での出産の他に、知人の出産に立ち会っていますが、どの子もがみんな元気に生まれてくるわけではありません。
死産だったり、蘇生が必要だったり、どんなハプニングが起こるのか想定し、準備しておかなければいけません。
そのための勉強や知識も不可欠と言っていいでしょう。

さらに、生まれた子犬の引き取り手を探すこともブリーダーの仕事です。

一般的に、良心的なブリーダーは前もって繁殖計画をオープンにします。
両親犬が繁殖に適した個体であるかどうかを確認し、両親犬の遺伝的疾患等がクリアかどうかも公開します。
犬種特有の遺伝疾患や、股関節(ヒップスコア)の状態などもそれに入ります。
毛色の問題もあります。
掛け合わせてはいけない毛色同士をかけたりしないように注意深く確認しなければいけません。
そのために、血統書はとても重要な情報源です。

人気の犬舎はオープンする前に、口コミで予約が入ってしまうことが多いものです。
いずれにしても、オープンになったら希望者はブリーダーに予約を入れ、希望の子犬が産まれたらブリーダーから入手することになります。
しかし、予想していた頭数より生まれる子犬が少ない場合もあります。
すると、予約の遅かった人は次の繁殖まで待たなければいけません。

万が一希望者が少なければ、ブリーダーは自宅に残すことも想定しておかなければいけません。
不幸にも病気を抱えていたり、障害を持って生まれた場合も同様です。

最近はインターネットという便利な物があるので、情報の拡散は速いため、残ってしまう可能性は少なくなったかもしれませんが、ゼロではありません。

いずれにしても、ブリーダーのやるべきことは少なくありません。
子犬の行先を決める以前に、母犬の健康管理、出産準備、出産、産後の母犬のケアや子犬のケア。
どれも重要なことです。

子犬を迎える側も、ブリーダーがこれらのことをきちんとやってくれるところかどうか、自分の眼で確かめる必要があります。
つまり、子犬を迎える前の下調べはきちんとやらなければいけないということです。

昨年のコロナ禍以降、日本だけでなく、世界中でペットを飼う人が増えているようです。
新たに迎える犬は十数年一緒に暮らす大切な家族ですから、気軽にお迎えしてしまうと、「犬はトイレでちゃんと排泄出来ると思っていた。」とか、「散歩はいらないと言われた。」など、「こんなはずじゃなかった。」ということが沢山出てきてしまいます。

子犬を迎える前には、経験者(先輩)の話を聴くのも必要ですし、ブリーダーと直接話をしたり、出来ることならブリーダーの元を訪れることも必要ですね。

どんな犬にも罪は無いので、あとは人間の努力次第ということでしょうか。

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2021年7月16日 (金)

犬との生活:クルマに犬を乗せる

中・大型犬以上の場合、犬と一緒に出掛けようと思うと、日本においてはどうしても車での移動が必須になります。
欧州のように、電車に自転車や犬を覆うことなく乗せられるという習慣が無いので仕方がありません。

犬飼いの立場になれば、犬が乗せられれば当然行動範囲も広がるのでしょうが、人口密度が高い都会では特に、電車にかさばる物を乗せることは敬遠されがちです。
場合によってはベビーカーでさえ肩身の狭い思いをしているくらいですから、「犬を乗せろ」とはなかなか言えない現状がありますね。

ということで、どうしてもマイカーなどの車移動になってしまいます。

そこで、問題となるのが、どうやって犬を車に乗せるかということです。
一番に考えてもらいたいのが、「安全」です。

最近あまり見かけませんが、以前とある自動車メーカーのCFで、ダミー人形が追突時に車外に飛び出しているのがありました。
重たい人間でさえ飛んで行ってしまうという状況で、小型犬や中型犬が飛ばない訳がありません。

こういったことを書くと、大概、「ウチは安全運転だから。」という答えが返ってきます。
大事な家族を乗せて乱暴運転する人はほとんどいないでしょう。
ただ、道路を走っているのは自分だけでは無いので、どこから車が飛んでくるかはわかりません。

以前住んでいた家の近所。
住宅街で、しかも一方通行になっていた場所ですが、たまたま横から出てきた車が前方不注意で一方通行を直進してきたトラックの側面に衝突。
助手席側に乗っていた男性がシートベルトをしていなかったことから窓から転落して死亡しました。
その後、のどかな住宅街の角に、「死亡事故発生現場」の立て看板が設置されました。

恐らく、そういう事故に遭う確率はとても低いと思います。
しかし、ゼロではありません。

最近よく見かけるのが、助手席の窓から顔を出している犬や、運転席で運転者の膝の上に乗っている小型犬。
「ウチの犬は大人しいから大丈夫。」でしょうが、災いはどこから降って来るかわかりません。

そこで、お願いしたいのは、
犬のいる場所を固定すること。

・ハードクレートが乗せられる場合はハードクレートを固定しましょう。
※犬が移動するのを防ぐ目的であれば、ソフトクレートでもかまいません。
・車の形状や犬が酔うという原因でクレートが乗せられないときは、ハーネスを付けて、シートベルトなどに固定しましょう。

車酔い対策としては、
・車に乗せる前は食餌を控える。
・車に乗るだけで緊張してしまう犬の場合は、車に乗ってもエンジンをかけないで、中でリラックスする時間を作って、車に馴らす。場合によっては遊んでもいい。
・車が怖くて乗れない犬の場合は、犬の大好きな物を車の中に置いたり、中から犬を呼ぶ。
※この時無理矢理引っ張ると、もっと嫌いになる犬もいるので注意が必要です。
・最初から長距離の移動をしない。
・獣医師から酔い止めを処方してもらう。
・子犬の頃酔っていても、体の成長と共に三半規管が鍛えられてくると酔わなくなる犬もいるので、様子をみる。


我が家もかつて母子3頭のボーダーコリーと暮していた時は、後部座席に3頭フリーに乗っていました。
場合によっては、カーゴスペースに乗っていることもありました。

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ガレージが狭く、リアゲートが開けられないので、クレートを積むことが出来なかったからです。
しかし、車の買い替えを機に、後部スペースをフラットにして、クレートを積めるようにしました。

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おかげで、運転中は犬たちの動向を気にすることなく、運転に集中することが出来るようになりました。
危険回避で急ブレーキを踏んでも、犬が飛んでこないか心配する必要もなくなりました。

車好きな私としては、車はただの移動の道具ではないので、見た目や使い勝っても大事です。
しかし、犬と暮らすようになってからは、犬をどこにどうやって乗せるのかが最大の課題。

カッコいクルマには当分乗れそうにありません。
もちろん、大きさとお値段に糸目をつけなければ、カッコよくて、犬を乗せやすいクルマもありますが、そこはガレージの大きさやお財布との相談になるので、贅沢は言えません。

コロナが終息すれば、愛犬とのお出かけも解禁。
是非、安全性を確保して、ドライブを楽しんでください。
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2021年7月 5日 (月)

犬との生活:毛が抜ける犬種ですか?

犬には、毛が抜けるタイプと抜けないタイプがあります。
我が家のボーダー・コリーは抜けるタイプ。
大きく分けると、年に2回大きく抜けます。

時期はそれぞれ。
おおよそは夏前と冬前ですが、個体差があるので、親子3頭飼いをしていたときは、少しずつ時期をずらして抜けるために、家の床が綺麗だったのは年に34か月ぐらいだったような気がします。

さて、ボーダー・コリーの被毛はダブルコートです。
オーバーコートとアンダーコートを着ています。

アンダーコートは名前の通り、オーバーコートの下に着ている、真綿のように柔らかい毛です。
細いのでよくからみ、毛玉になってしまう部分でもあります。

さて、見習いのようなミディアムコートと違い、アシスタントはロングコート。
アンダーコートもしっかりためていますので、日ごろからブラッシングをして、なるべくアンダーコートを抜いておくと風通しもよくなりますし、血行もよくなり、床に抜け毛が落ちる割合も減ってきます。

まず、通常のコーム(金櫛)で軽くブラッシングしながら抜けかかっていた被毛を抜いた後、アンダーコートの毛玉をほぐし、最後にアンダーコートを抜いていきます。

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この時アンダーコートを抜くのに使っているのが、先代のボーダー・コリーの時から愛用しているピロコーム。

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右は銅製、左は真鍮。
銅製の方が少し柔らかめ。

抜いたアンダーコートが櫛の歯に絡みつくので周りに散らないというメリットがあります。
メーカーさんがその後改良を重ねたようで、最近の商品はこんな感じになっています。

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※ボーダー・コリーの場合、右の「かため」か中央の「やわらかめ」が有効です。

犬の被毛ケアの道具はいろいろ出ていますし、私はこのメーカーの回し者ではありませんが、とにかくロングコートのボーダーには使いやすいので、よくおススメしています。

ミディアムコートの見習いは短いので、多分これでなくても大丈夫かも知れませんが、とりあえず同じもので取っています。
よく取れます。

この作業を怠ると、ゴーストタウンのように床の上を毛玉ボールが風で舞う家になってしまいます。

一方トリミング犬種(トイプードルやシュナウザーなど)に換毛期がありませんが、その代わり、定期的にトリミングに連れていかなければいけません。
その分費用もかさみます。
トリミング犬種を迎えるときはそれなりの覚悟が必要です。

大変さはそれぞれですね。

犬を迎えようと思ったときは、そんなことも考えなければいけません。

また、アレルギーがある場合、毛が抜ける犬種は避けた方がいいとも言われています。

それぞれのライフスタイルに合った犬種選びの中に、換毛する犬種か、トリミング犬種か考えることもおおきなポイントになるでしょう。

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2021年6月14日 (月)

犬を飼う資格ってなんでしょう?

SNSで、「犬を飼う資格ってなんだろう。」という話題があがっていました。

かなり前から、日本でも犬を迎える選択肢として「保護犬」が候補にあがることが一般的になってきています。
しかしながら、保護犬を迎える場合、意外とハードルが高いのも事実。
なぜなら、もう二度と犬に寂しい思いをさせたくないと保護団体側が願っているから。

引き取っては見たものの、諸事情で再び遺棄ということにならないよう、保護団体側も審査規定を厳しくしているところは多いのです。

家族構成、年齢制限などは大きなネックになっていたりします。
年齢が高い場合は、万が一の場合、後継する家族がいればクリアすることもできるようですが、いずれにしても簡単ではありませんし、安易に迎えて欲しくないという気持ちもあります。

しかし、たとえカップルだったとしても、いつ離婚するかはわからないので、誰にも先のことはわからないというのも事実でしょう。

そのような足かせが無いのがペットショップということで、年齢が高かったり、独身者の場合はペットショップで見つけることが多いという話もききました。

我が家もかつてブリーディングした際には、かわいい子犬たちの行先として、安心できるご家族を探したいという親御心がありましたので、飼育に関して、ある程度の要望は出したのを覚えています。

話を元に戻しますが、犬を飼うにあたって、「資格がない」と言われたことで傷つく人は少なくないでしょう。
では、「資格」とは何でしょう。

もちろん、検定試験があるわけではありません。

犬種によっては、元々ある特性を生かしてあげられる環境を提供できれば一番ですが、それが出来ない場合は、疑似体験であったとしても、特性を殺さない生活を保障してあげることは最低限必要なのではないでしょうか。

ブログでもよく書いていますが、「小型犬だから散歩はいりませんよ。」という根拠のないセールストークに惑わされるのはもってのほか。
昔見た映画「猿の惑星」で、檻の中に入れられた人間の生活を思い出してしまいます。
(知らない人は沢山いるでしょうが。)
寝場所以外、日々の生活が家から一歩も出してもらえないとしたら、なんと不幸なことでしょう。
窓の外から、様々な香りや音がしてくるのに、見に行って体験することが許されない生活。
ある意味虐待と言ってもいいでしょう。

まぁ、そこまで極端な話ではなくても、そもそも犬は動物ですから、歩いたり、走ったり、活動的であるはずです。
なかには、お座敷生活が好きな犬もいるかもしれませんが、原因は社会化不足だったりすることも多いものです。

いずれにしても、犬が犬らしくいられる生活を保障する。
空腹を感じることなく、体に痛みを感じることなく、安全を確保し、人とのコミュニケーションを楽しめる生活を営めるようにサポートしてあげることが出来るのであれば、敢えて「資格」と言う言葉は必要ないのではないでしょうか。

犬を退屈させて、悪戯されて怒るのではなく、犬が退屈しないようにちょっと努力することが最低限必要な資格かもしれませんね。

さて、今日のカウンセリングでお会いしたMくん。
先住犬にいつも遊んでもらっているそうで、まだ飼い主さんと遊んだことがなかったそうです。

ということで、早速遊ばせていただきました。

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初めての引っ張りっこ遊びにしては、とてもいい食いつき加減。
楽しかった~!

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2021年5月28日 (金)

飼い主さん、沢山動いてますか~?

毎回、「犬と遊んでますか~?」としつこく問い続けていますが、なかなか遊び方がわからない方も多いようです。

例えば犬のおもちゃといわれるものを買ってきて、犬の目の前に置いてみる。
犬はすぐに遊びだすでしょうか。

初めは興味を持って近づいて匂いを嗅ぐかもしれませんが、すぐにそれを咥えて遊べる犬はそうはいないでしょう。
場合によっては全く興味を示さない犬もいるかもしれません。

そんな時はまずそれを動かしてみる。
犬は動体視力がいいので、動くものに反応します。
しかし、他に興味が沢山あるような環境(場所)でやっても、全く見向きもされないので、新しいおもちゃを導入するときは、周囲に気が散る物が無いことも大事なポイントです。

少し動かして付いてきてくれたら、楽しそうに声掛けしながら遊びを促していきます。
あまりテンションを上げ過ぎると、犬が引いてしまうこともあるので、加減は大事ですね。

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動かしているうちに噛んでみたり、追いかけてきたらこっちのものです。
犬が捕まえやすい速さで動かしながら、捕まえたら褒めてあげるということを繰り返していきます。

🍀小型犬に初めて遊びを導入した時の動画


小型犬であれば、床に座って、腕だけ動かしていても、子犬は十分動けますが、中・大型犬になると、ちょっとしか動かなければすぐに手に入ってしまい、それはそれで飽きてしまいます。
追いかけさせたり、引っ張りっこをすることで、子犬とのコミュニケーションが増えていきますのでどんどん動いてあげましょう。

ここでポイントなるのは、犬がおもちゃに興味を持って一緒に遊んでくれるのはいいのですが、ハウスなど、自分のテリトリーに持ち逃げして一人遊びが始まってしまうと、飼い主との遊びは終了してしまいます。

一人遊びのおもちゃは別に用意し、一緒に遊ぶおもちゃは飼い主と遊ぶときだけ出すようにすると価値があがります。
そして犬が飽きてしまう前におしまいにしてあげます。

もう少し遊びたいと思ってくれるぐらいにしておくと、飽きっぽい犬の場合は次の遊びにつなげやすくなります。
もちろん、エンドレスに遊びを誘って来る犬たちもいます。
作業犬にはそういう犬たちが多く、だからこそ作業犬に向いているわけです。

🍀我が家のアシスタントたち(成犬)との遊び方


犬種や個体によって遊び方にも差がありますが、人間が手を抜いてしまうと犬も真剣にあ遊んでくれないので、まずは一緒に楽しむことから始めていきましょう。

もちろん、おもちゃを介さなくても遊ぶことは出来ます。
一緒に走ったり、体をタッチしてあげたりすることで、犬と楽しくコミュニケーションを取ることもできます。
中にはトレーニング自体が遊びになっている犬もいます。
それは素晴らしいことですね。
トレーニングに使うご褒美も、オヤツやおもちゃだけでなく、体をタッチしてあげたり、あるいは言葉で褒めることが犬にとってご褒美になってくれれば、トレーニング自体の進歩も速いでしょう。

いずれにしても、愛犬が楽しそうに付き合ってくれることが不可欠。

じっとしていないで動いてあげることが必要ですね。

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2021年5月26日 (水)

愛犬と遊べてますか?

犬とのライフスタイルは、当然のことながら飼い主さんの数だけあります。
「愛犬を迎えたら、こんな生活がしたい!」という理想を持ってる人もいるでしょうし、単に「犬を飼いたい」と思って迎えた人もいるでしょう。
実際に一緒に暮らすようになってから、新しい目標が出来た人もいるでしょう。

ドッグトレーニングのインストラクターとしては、パピーレッスンから始まった場合、まず家のルールを教えてあげることからスタートしますが、お互いコミュニケーションが上手に取れるようになるためのお手伝いをしていきます。
中には、ドッグスポーツなどの競技を目指す人もいますし、一般の家庭犬(家族)として一緒に暮らしていくことを目標としている人もいます。

その違いはなんでしょう。

競技を目指すのであれば、正確にこちらの合図(キュー)を伝えることが必要になります。
何回か言っている間にやってくれればいいというスタンスであれば競技には出られません。
競技によってはタイムアウトしてしまいますし、競技によってはスタートさえ出来ないことにもなりかねません。
そのために最低限必要なこと、ハンドラーのキューをきちんと理解させ、キューが出たらすぐ反応出来るように練習するということが不可欠です。
日常的にはあまり必要のない行動も教えなくてはいけません。

一方、家族として楽しく暮らしていくことが目標であれば、家の中のルールを教えたあとは、「オイデ」「マテ」「オスワリ」といった基本行動を教えますが、座る位置だったり、呼び戻したときの犬の位置などは正確でなくても問題はありません。

しかし、そもそも飼い主さんに興味が無い犬は、飼い主さんの言葉も耳に入らないので、たとえ競技を目指さない家庭犬であったとしても、コミュニケーションが取れなければ一緒に暮らしていくのは難しいでしょう。

では、どうやったらコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

そのひとつが「遊び」です。

犬にとって魅力的な飼主であれば、一緒の遊ぼうと犬の方が誘ってきます。
一人遊びで充分満足できてしまう犬にとって、飼い主さんはご飯を運んでくれて、散歩に連れて行ってくれる僕のような存在になってしまうかもしれません。

今日のプライベートレッスンのAさん。
おうちの中では大分コミュニケーションが取れるようになってきたので、今日はディストラクションのある公園での練習。

おうちの中や馴れている場所では遊べても、馴れない場所でリラックスして遊べるかはわかりません。
少しずつその気になるのを待ちながら、かつ無理強いせず、遊び始めたら楽しいところでおしまいにしてあげることで、もう少し遊びたいという気持ちを残してあげることも大事。

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愛犬との遊びの時間、共有できてますか?
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