犬との生活

2026年5月12日 (火)

犬の予測を利用する

「正の強化」メソッドで、犬に新しい行動を教える方法は様々ですが、
全てに共通していえることは、犬が必ず報酬を得られるということ。
つまり、頑張って正解を出せたら、必ずいいことがあると犬が学習することで、
犬は意欲的に行動を起こすようになり、
学習自体がスムースに進んでいくというわけです。

例えばハウストレーニング一つとっても、
犬は最初から「ハウス」などのキューを聞いてハウスに飛び込むわけではないので、
ハウスに入ると、楽しいことがあると刷り込むことが重要です。

そのためには、犬のお尻を押して無理やりハウスに入れるのではなく
犬が自らハウスに入りたい状況を作ってあげることがポイントです。

ちょっと覗いてみたら、美味しそうなオヤツが入っていれば、
犬は安全を確認してから、こっそりオヤツを食べて、直ぐに出てくるでしょう。

出たり入ったりが自由にできると学習すれば、
犬は頻繁にハウスの中を覗きに行くようになります。
宝くじではありませんが、「当たり」があるかもしれないからです。

安全だと犬が学習すれば、犬は頻繁にハウスを覗きに行き、
オヤツが落ちていれば中で食べるようになります。

そんな自発的な犬の行動に、「ハウス」というキューをさりげなく付けてあげれば、
犬は「ハウス」=「トリーツが入っている入れ物に入ること」と学習し、
「ハウス」と言われれば、自分からハウスに向かっていくようになります。

オヤツが無くても、ハウスに入れば、それこそ沢山褒めて、
ジャックポットと言われるくらい、あとからオヤツをハウスに入れてあげれば、
犬はハウスに入ることが楽しいことだとさらに学習していきます。

ハウスを利用するメリットは数多くあります。
人にとってだけでなく、犬にとっても大きなメリットがあるので、
年齢を重ねても、是非ハウストレーニングをやっていただきたいですね。


さて、今日は5歳の男の子のハウストレーニングでした。

お伺いする前から、ハウスの中でご飯を食べてもらうことをお願いしていたので、
伺ったときは、ハウスの中に身体半分まで入れるようになっていました。

そこで、コングにオヤツを詰めたり、ご飯を詰めたりしながら、
ハウスの魅力を高めたところ、なんと、ハウスの中に入ってUターンできるようになりました。

202605121

ちょっと扉を閉めてみましたが、閉塞感を感じないで、オヤツが食べられました。
しかも、ハウスの滞在時間も少し伸びてきました。


最後は、ハウスに何も入っていなくても、自分から入ってUターンして、
期待のまなざしを向けてくれるまでになりました。

202605122

犬の学習能力って素晴らしいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月11日 (月)

犬と向き合うときは真剣に。

愛犬と遊ぶのはとても楽しいものです。
しかし、ついつい片手間になってしまうことありませんか?

よくあるのは、片手にスマホを持って、片手で適当に犬を撫でる。
スマホを見ながらの散歩。
というように、犬に意識がいっていない状況ってありませんか?

例えば、長年一緒に暮らしているのであれば、
お互い知り尽くしているので、
たまにそんなことがあったとしても、犬たちがハンドラーを見捨てることはありませんが、
そんなにまだ親しくなっていないのに、
適当な付き合い方をしてしまうと、
犬もそれなりの行動しか返してくれなくなります。

いつも適当な付き合い方しかしていないのに、
都合のいいときばかり頼みごとをしても
相手は聞いてくれないかもしれません。
つまり、呼んでも来てくれないとか。

例えばよくあるボール投げ。
ボールを投げて取りに行くのが楽しい犬は沢山いますが、
もしかしたら、投げ手があなたでなくてもよかったりしていませんか?
人間が手抜きで、持ってきたボールをただ投げ返しているだけだと、
犬はほかの、投げるのが上手い人の所にボールを持って行くこともあります。

犬は人が犬を観ている以上に人を観察しています。
どうすれば、自分の都合のいいように動かせるか、
いつもチャレンジしてきます。
そしてすぐに学習してしまいます。

犬のきもちを理解しつつ、上手に人と暮らすルールを教えながら、
遊ぶときは真剣に遊んで、初めて犬もハンドラーといることを楽しむようになります。

一方で、犬が一人でいることも我慢できるようにサポートしてあげることも大事です。
いつも一緒にいてあげることは出来ないのですから。


さて、昨日のパピーレッスン。
エネルギーが有り余っているLさんに付き合うのはとても大変ですが、
真剣に遊んだあとは、Lさんも疲れて休むようになります。

202605111

お互いの生活のペースがつかめるまでは、日々模索しながらですが、
お互いよく観察することが重要です。

愛犬に見捨てられないよう、人間も努力が必要ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月 9日 (土)

犬と海外へ

犬を海外から輸入する話は別として、日本から犬を連れて海外に行く場合、
相手国の基準に従って、様々な書類を用意しなくてはいけないのですが、
それ以上に、日本に帰ってくるときの書類がとても大変という話をよく聞きます。

理由はなぜか?

一応、日本は狂犬病清浄国となっていることから、
海外から狂犬病を持ち込まないことに非常に重きを置いているからです。

これは、先ほど言った、海外から犬を輸入する際にも大きく影響してきます。
つまり、日本に海外から犬を入れるには、狂犬病の予防接種を行った後、一定期間の待機時間が必要となるため、結果として、3ヵ月齢の仔犬を入手することはできないということです。

ただし、輸出国が日本同様狂犬病清浄国の場合は、これにあたりません。

同様に、日本から犬を連れて海外に滞在し、また帰国するためには、相手国が狂犬病清浄国でない限り、出国時に狂犬病の抗体検査を行い、基準値以上の値が出ることが必須条件となります。

もちろん、狂犬病だけの問題ではなく、マイクロチップの挿入による個体識別や、他のワクチン等、個体の健康診断が行われ、必要書類をすべてそろえることが重要です。

何か一つ欠けていても、犬だけ帰国できないというアクシデントに遭遇してしまう可能性があるからです。


なぜこんな話を書くかというと、最近クライアントさんの中で、海外旅行も含め、愛犬と海外に出国し、また帰国する予定のかたが何人かいらっしゃるからです。

現に一人のクライアントさんの愛犬は、抗体検査の数値が基準に達していなかったため、予定日に出国できなくなってしまいました。

人のストレスが犬にも伝わり、ちょっと情緒不安定になってしまうことも。

再検査で抗体があがっていれば、問題なく出国、帰国できるので、今は検査の結果待ちです。
しかも、検査は血清を持ち込んでも、結果が出るのは1週間先。
抗体値があがらなければ、同じ血清で再検査を行う場合もあるとか。

また、個体によっては、狂犬病の予防接種をルール通りに行っても、抗体があがらない子もいるので、その場合は、海外旅行自体が出来なくなる可能性もあります。

いずれにしても、日本は他国よりかなり厳しいルールが適用されているので、世界を飛び回っているクライアントさんにとっては、大きなストレスになっているようです。

オーストラリアも同様に厳しいルールが適用されていると聞きます。

いずれにしても、帰国予定で海外に出国する際は、かなりのペーパーワークが必要となるので、早めの対応がお奨めです。

実は、数年前、我が家で1ヵ月近く預かっていたパピーさんも、海外への出国にあたり、どこでどう取り違えられたのか、必要書類がコピーだったとかで受け付けられず、出国直前にストップとなり、2週間近く待機を余儀なくされたことがありました。

その間、パピーさんはボーダー・コリーとの暮らしを満喫し、ボーダー・コリーのように走り回って過ごしていました。

202605091

犬のストレスを軽減させるためにも、必要書類のチェックは最重要課題ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月 8日 (金)

パーソナルスペースのおはなし

犬も人間同様パーソナルスペースが必要なのをご存知でしょうか。

人間の場合、ある程度の空間のあるスペースで、自分の真横に人が立ったり、
あるいは、ガラガラの電車なのに、隣に座ってこられたらある意味恐怖を感じるものです。

つまり、人間には個々に心地よい状態でいるための空間が必要です。
親密な間柄であれば、肩が触れ合うほどの距離でも問題ありませんが、
見ず知らずの人間であれば、それ以上は寄って欲しくないと思うのは当然のこと。

犬同士でも同じです。
初対面の犬が、真正面から向かってきたら、警戒心や恐怖心を感じる犬は少なくないでしょう。

様々なものを受け入れやすい仔犬の頃は、距離感など無縁でも、
思春期を迎え、大人になってくると、パーソナルスペースはそれなりに必要になります。

もちろん、犬種や個体によってもその距離感は異なります。

犬同士を無理やり近づけるのではなく、
犬が自分から近づいて行かれる環境や、「嫌だ」と言える環境が重要になります。


さて、我が家のアシスタント、パーソナルスペースがかなり広いので、
自分から近づいていくことはあまりありませんが、
散歩中、距離を詰められそうになると、私の反対側に逃げます。
相手の犬が小さかろうと大きかろうと関係ありません。

広い公園で遭遇した場合は全く気にせず平常心が保てますが、
狭い路上でのすれ違いはかなりのストレスなので、
道の反対側に移動したりして、喧噪を避けるようにしています。

他犬を怖いと感じるようになったのは、
ドッグランでの噛まれたトラウマもあるようです。

集合写真の時は、必ず一番端で、みんなと距離をとったところにいます。
まだ子犬の頃、イベントの集合写真で、他の参加者たちと一緒に撮ろうとしたとき、
あまりの喧騒にビビッてしまったことも要因のひとつかもしれません。

202605081

最近は見知ったお仲間以外では、集合写真には入りません。

逆に見習いはパーソナルスペースが小さいので、
グイグイ行こうとします。
それはそれで、相手のあることですから、当然行かないように止めなくてはいけません。

犬たちのきもちを推し量ることも、ハンドラーの大事な仕事ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月 7日 (木)

分離不安の予防策

かつて、コロナ禍から通常の生活に戻ったとき、
愛犬の分離不安で困っている方々からご相談を受けました。

重度の分離不安を抱えてしまった犬たちに必要なのは
不安を取り除くための、習慣変容しかありませんでした。

そこで行ってきたのは、今まで自由に過ごしてきた家の中で、
安心できる場所を提供することでした。

安心できる場所があるとわかることで、
犬たちは、少なくても、家中を走り回って吠えたり、
玄関に一番近い場所で吠え続けることをしなくて済むようになります。


そうならないために、仔犬の頃から、安心できる場所として
ハウスやケージを利用しつつ、
その中でリラックスしたり、一人遊びが出来るようにサポートしていくことが
ハンドラーとしては重要な役割になります。

仔犬と暮らし始めると、「可愛くて仕方がない」とみなさんおっしゃいます。
当然です。
仔犬はかわいいもの。
だからと言って、いつも抱っこして歩いたり、
撫でまわしていることは仔犬の成長を妨げていることに気づいていますか?

人間は忙しいものです。
時には、犬と離れていなければいけません。

人間は我慢できますが、仔犬は我慢できるでしょうか。
急な環境の変化にとまどったりしないでしょうか。

小さいころから、一人でも不安になることなく、過ごすことも教えていかなければいけません。
時には、ちょっと心を鬼にしてみることも必要ですね。


さて、今日はシニアなMさんのレッスンがありました。

環境の変化やライフスタイルの変化から、
ひとりでお留守番ができないというご相談から始まり、
ケージを用意していただき、ケージの中で過ごす時間も悪くないと学習してもらうために、
ケージの中で、美味しいものをゆっくり食べてもらったりと
いろいろやっていただき、少しずつ一人の時間が出来るようになりました。

そもそも、人と関わることは好きでも、オモチャで遊ぶ経験のないMさんにとって
一人遊びはおろか、人ともほとんどオモチャを介して遊んでくれないので、
食べることが好きならばと、オモチャにオヤツを詰めることを提案してみました。

そこで、とりあえずあるオモチャに、オヤツが詰められるようにちょっと形を変えてみたところ、

202605071

なんと、ひとりで頑張ってオヤツを取り出そうとすること10分以上。

人間に頼ることもなく、楽しそうにオモチャを転がしながら
オヤツをゲットしようと頑張っている姿に、
飼い主様も喜んでくださいました。

成犬になっても、シニアになっても、犬は学習することができます。

ゆっくり、行動変容のお手伝いをしていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月 6日 (水)

ドッグトレーニング:繰り返し練習の重要性

犬に新しい行動を教えるときは、通常家の中で行うことが多いものですが、
実際は家の中だけでなく、外でも出来るようにならないと意味がありません。

もちろん、訓練所などで教わる場合もありますが、
訓練所内での練習と日常生活は異なるので、
そのあたりのすり合わせも重要になってきます。

基本は、刺戟の少ない場所で、基本トレーニングをきちんと伝え、
出来るようになってきたら、刺戟を少しずつ増やしながら、成功体験をサポートしていくこと。

急に刺激満載の場所でやらせようとしても、犬は気が散ってしまい、
人の声など耳には届きません。

家の中(馴れた場所)で出来るようになったら、外でも出来るようにしていくことが大事ですね。


さて、今日は午前と午後でボーダー・コリーのレッスンがありました。
まだまだパピーのLさんと、思春期真っ盛りのBさん。
それぞれ課題は違いますが、目指すところはひとつ。

飼い主さんの日々の頑張りで、今日は2頭ともとても進化している様子を観ることができました。

202605061

202605062

やればできる。
練習量は裏切りません。
自信をもって、今やっていることを続けていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月 3日 (日)

犬は右側?左側?

服従訓練などでは、通常犬はハンドラーの左側にいることが多いものです。
いわゆる、ハンドラーの左側で座っているのがディフォルトの状態です。
訓練競技などでは、一般的に、「脚側停座に始まり脚側停座に終わる」と言われているので、
犬のトレーニングを始めるときは、犬に左側に来るように教えていきます。

202605031

しかし、一般の飼い主さんの場合、「いつもどちらにつけてお散歩していますか?」とお聞きすると、
左に特定されているわけではなく、右側だったりすることもよくあります。

個人的には、競技会に出ないのであれば、右だろうが左だろうが、どちらでもいいと思っているので、一緒に並んで歩くことを教えるときは、右側で教えることもあります。
要は犬が右でも左でも、きちんと言われた方のポジションを理解していればいいのです。

ところが、実際に犬と歩き始めると、犬が右に行ったり、左に行ったりと、右往左往していることもあります。
犬のサイズの問題もありますが、あまり左右に往ったり来たりすると、ハンドラーが歩きづらかったり、周りを歩いている人の迷惑になってしまうこともあるので、犬には左右どちらか、あるいは、両方のポジションを教えておくといいと思います。

例えば、左につけて歩いているとき、左横を車がかすめていくような場面では、犬に右側に移動するよう伝えることもできますし、歩道で信号待ちをする際も、車が往き来する側ではない方に犬を座らせておく方が安全です。


日常的な場面に限らず、訓練で、左側ばかりにいる癖が付いていると、犬の顔をあげる向きがいつも同じ方向になってしまって、バランスに偏りが出ることもあります。
両方教えておいてあげると、いいでしょう。

202605032

WCRL規定に限らず、FCI規定のラリーオビディエンス競技では、左と右両方の脚側が求められるので、日常的に左右のポジションを練習せざるを得ませんが、犬の健康面を考えると、とてもいいことですね。

犬にも人間の右利き、左利きのように、利き足を持っている場合があるようです。
ちなみに我が家のアシスタントは、黙っていると勝手に左周りをします。
敢えて右回りをお願いすると、だんだん円が小さくなって、途中でやめてしまいます。

我が家は羊追いを生業としていないので、どちらも同等に動けるようになる必要はありませんが、
左右ある動きは、同じように動けるようになるとバランスよく身体を使えるのではないでしょうか。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年5月 1日 (金)

「お手・おかわり」の話

犬を連れていると、遭遇する子供によく言われるのが、「お手・おかわり出来る?」

先日も某番組内で、某コメンテーターが「お手・おかわり」は犬のしつけで最初に教えるんじゃないかと言っていました。
そう思っている人は少なくないのでしょう。

しかし、現実的に必要が無いと思っている人は教えないそうです。
いわゆる「芸」のようなものなので、しつけとは関係ないからでしょう。

「芸」、つまり「トリック」はドッグダンスなどでは不可欠なので、
我が家は当然「お手・おかわり」も教えますし、一般的な飼い主さんも、「かわいいから」という理由で
「お手・おかわり」を教える人は少なくないようです。

先日伺った小型犬のお宅では、その日はオーナー様が不在で
(成人した)お嬢さんが対応してくださったのですが、
トレーニングを観ていて、「お手・おかわり」を教えて欲しいとおっしゃいました。

ということで、とりあえず左前足を上げるという動きを引き出すことから始め、
レッスン中に、言葉のキューとハンドシグナルで左前足をあげるところまでできるようになりました。
後半はお嬢さんにやっていただいたところ、大変喜んで下さり、
何度もやってくださるので、当分は必ずオヤツをあげてくださいとお願いしました。
正解を繰り返し出してもらえれば、すぐにマスターすることでしょう。

左右ある行動を教えるときは、ある程度片方の概念を理解してから
もう片方を教えてあげないと、犬が混乱することがあります。

つまり、最初から、「お手」「おかわり」と左右続けてやってしまうと、
必ずどちらか適当にあげてしまうことが発現したり、
ハンドラーも褒めるタイミングがずれてしまったりすると、
犬はどちらか挙げておけば問題ないと学習してしまいます。


トリックは、一般的には実用性がないかもしれませんが、
教える過程が犬とのコミュニケーションの時間なので、
犬が退屈そうにしていたら、誘ってみるといいかもしれませんね。

アシスタントはダンスはほぼ引退なので、今さらトリックを教える必要もないのですが、
たまに、こんなことをして遊んでいます。

202605011

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年4月26日 (日)

犬は景色で覚える

愛犬に新しい行動を教えるとき、当然のことながら、最初から言葉のキューを理解できる犬はいません。

教える方法は様々ですが、手にオヤツを持って、「ルアーリング」という手法で、犬を誘導する方法があります。

犬はオヤツに集中し、オヤツを追いかけて動くため、オスワリを教えるのであれば、鼻先にオヤツを見せて、犬の鼻を上の方に持ち上げるように手を動かすと、必然的にお尻が落ちて座る姿勢になることができます。
同様に、座っている犬の鼻先にオヤツを見せて、地面の方に誘導すると、伏せの姿勢を取ることができます。

これらの動きを犬に何度も体感させて、体に動きを学習させたあと、行動を表す言葉のキューをつけながら、少しずつ誘導の手を減らしていくことで、犬は言葉のキューと行動をリンク付けすることが出来るようになります。

しかし、誘導の時点で、犬が行動できるようになると、犬が理解できたと勘違いしてしまうことがあります。
つまり、鼻先に手(オヤツなど)を見せる行動が外れていないのに、犬が理解できたと思ってしまい、誘導しないで言葉だけ言って、犬ができないと、「教えたはずなのになぜ?」と頭を抱えてしまうわけです。

この時点で、犬はオヤツを持っている手であったり、オヤツは持っていなくても、ハンドラーの手が目の前で動く動作と併せて言われた言葉のキューを理解しているので、言葉だけになってしまうとわからなくなってしまうのです。

つまり、オヤツやハンドシグナルを外す手順を踏まないと、犬は最初に教わったときの、目の前の景色全てをまとめて、行動のキューと理解し続けてしまうことになるということです。


さて、今日はDogLifeDesignさんでのグループレッスンがありました。
参加犬の若い犬に「フセ」を教えたいということでしたので、まずは、すでに教えたヒールポジションから伏せる行動をルアーリングしてもらいました。

居場所を犬がきちんと理解していることで、犬があちこち動くこともありません。

最初は座っている状態から、伏せの姿勢に誘導してもらったところ
飲み込みは早く、スムースに伏せの姿勢に入れるようになったので
今度は一緒に歩いているときにも、誘導で伏せの姿勢を教えてもらいました。

つまり、伏せはオスワリからするとは限らないということも併せて教えていくわけです。

202604271

手の誘導や、ハンドラーの動きも、少しずつ減らして、ニュートラルに近くしていきます。

そのあとは、「フセ」の持続練習。

202604272

「フセ」と言われて一度は伏せても、次の瞬間立ち上がってしまっては意味がありません。


言葉だけで出来るようになるには、まだまだ練習が必要ですが、
目標を明確にして伝えていくことで、ハンドラーも犬もわかりやすく進められます。

愛犬に教えたことがうまく伝わっていないような気がしたら、
まずは自分の動きを鏡でチェックすることから始めてみるといいでしょう。
犬が混乱するような動きをしているかもしれませんよ。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2026年4月24日 (金)

犬の認識の個体差

犬は聴覚や嗅覚にすぐれているので、
様々な刺激に反応しやすいものです。
しかし、その度合いは個々の犬によって異なります。
それは、社会化以前の犬の気質や特性によっても異なります。

その良し悪しは別として、人間でも、物事に動じない人もいれば、
ちょっとしたことでも大声をあげてしまう人がいるのと同じです。

そういった個性を踏まえて、個々の犬が平常心を保てるようにサポートしていくことが重要です。

さて、そんな様々な反応を示す犬たちですが、
テレビに関してはどうでしょうか。

かつて、「テレビを観る犬」という取材で、我が家の犬が新聞に載ったことがありました。

1頭は、スポーツ番組が大好物で、テニスや野球など、ボールが飛んでくるものに大興奮していました。
もう1頭は、動物番組が大好きで、じっと座って見続けていました。
動いている動物に反応しているのかと思ったら、ネコの絵が出ただけでも、急いでテレビの前に来るほど、ちゃんと認識していたようです。

今の犬たちは全く反応しません。
特に見習いは、窓から聞こえる近所の犬の声には反応するのに、
テレビから流れてくる吠え声は、「リアルじゃないでしょ。」と無視。

テレビを観ているときに、テレビの後ろ側を覗き込む犬もいるそうです。

先日、クライアントさんのお宅のテレビに、犬が登場したら、
パピーさんが激吠えしました。
大画面ということもあったのでしょうが、四角い箱の中の犬という認識なのでしょう。

いずれにしても、犬たちには様々な認識があって、どの犬も同じなわけではありません。

インターホンに反応する犬に、録音したインターホンの音を聞かせて慣らすという方法がありますが、犬によっては、本当の音と、録音された音の違いを認識してしまう子もいるので、別の方法を考えなければいけません。

トレーニングも同じ。
個々の犬の認識の違いによって、方法を変える必要があることも覚えておく必要がありますね。


今日は間もなく生後4か月のパピーさんのレッスン。
苦手なものを苦手でなくするために、少しずつ慣らしていきます。

自転車も苦手なそうなので、今回は自転車持参で、少しずつ。

202604241

飼い主さんへの集中力を高めていくトレーニングも大事。

202604242

もちろん、遊びも混ぜながらの練習。

少しずつ言葉が通じてきたかな。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

より以前の記事一覧