最近多くみられるご相談事に「子犬がトイレを覚えない」というのがあります。
いわゆるトイレトレーニングがうまくいかないということですね。
なぜでしょうか。
トイレトレーニングはトイレの場所を覚えることもひとつですが、最終的には、トイレの「キュー」を聞いたら、排泄すればいいことを犬に理解してもらうことです。
子犬のころは家の中が子犬の世界なので、まずはそこでトイレの場所を教えてあげることが必須となります。
子犬のトイレのミスは失敗ではありません。
子犬はまだ理解していない可能性があるからです。
理解できていないのに叱られるようなことがあれば、それは子犬にとってフェアではありませんね。
子犬のミスを減らすためにはどうしたらいいのでしょうか。
第一に、子犬がトイレにアクセスしやすい環境づくりをすることです。
先日、お伺いしたクライアントさんから、某預託訓練所から、子犬のトイレはケージの外に出すように言われて、そうしていたら、子犬がケージの中でトイレを我慢できず、ケージの中でお漏らしをしてしまったとのこと。
トイレトレーをケージの外に出すまでは、ケージの中でちゃんとトイレができていたそうです。
子犬のトイレ回数はとても多いです。
1時間か2時間おきぐらいに行く子もいます。
でも、ケージの中で休ませる時間も必要です。
出来ればゆっくりお昼寝をさせてあげたいところ。
寝起きにトイレに行くのは子犬の行動としては当たり前。
ケージの中で目覚めてトイレに行こうとしてトイレがなかったら当然子犬はミスをしてしまう。
子犬のトイレのタイミングは、朝寝起き、遊んだ後、飲水のあと、ご飯の後などなどたくさんあります。
そのタイミングをみはからって、おうちにまだなれない頃は、トイレに促してあげることが大事ですね。
よくあるのが、ケージから出して遊んでいると、あちこちでトイレをしてしまうというもの。
時間を見計らって、トイレにいざなってあげたり、あるいは、遊んでいて間に合わない時を考えて、部屋の中に、いくつかトイレシーツを敷いておいてあげることが子犬にとっても優しい環境設定と言えるでしょう。
子犬がトイレで上手に排泄してくれたら、足が一本トレーから外れていたとしても、自発的にトイレに向かって行ったことを褒めてあげることが重要です。
排泄の最中にさりげなくトイレのキューをかけてあげることで、犬は排泄行為とトイレのキューを関連付けていきます。
子犬は賢いのですぐいろいろなことを覚えてしまうように見えますが、実際はまだまだ赤ちゃんなので、日々継続していなければ忘れてしまいます。。
時間をかけて、安心して排泄できるように教えてあげることが大切ですね。
前にもお話ししましたが、我が家のアシスタントは、二つあったトイレの一方でしかしないと決めたら、もう一つでは絶対しませんでした。
場所も犬にとっては大事なポイントのようですね。
我が家の犬たちは、外では、トイレをしても大丈夫な場所でキューを出し、家の中ではいつもの場所にトイレシーツを敷いてあげればいつでもトイレをしてくれます。
見習いはトイレのキューも理解していますが、我慢が出来なくなるとすぐしゃがむので、早めにトイレにいざなってあげないといけません。
大人になっても、体調の良しあしで、トイレが近い時もあります。
安心してトイレができるようにしてあげられるといいですね。
※生後2か月の見習い。
我が家に来て2日目。
子犬のあるあるな寝場所です。
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