犬との生活

2025年3月25日 (火)

知っておくことが大事

先週末のイベントでは、ドッグダンスやラリーオビディエンスを開催しました。
参加者の中には「いつも家では出来ているんです。」と当日の出来栄えが悪かったことに落胆していらっしゃる方がいらっしゃいました。

「家で出来ていることが外で出来なかった。」と言うのはあたりまえのことなので、何も落胆することはありません。

なぜできないの?

外には家の中にはない刺激が沢山あるから。

要は、「家で出来ていることが外で出来るかどうかわからない。」という事実を知っておくことが大事というはなし。

それは、「出来なくてあたりまえだから、それでいい。」と開き直っていいのとは違います。

「家の中で出来ることを外(家以外の場所)でも出来るようになるにはサポートが必要」ということが重要なのです。


なぜ家の中で出来ていることが外で出来ないのか?
今回のワークショップはそんな部分を網羅した内容でした。

出来ることを増やしてあげるためのサポート。
簡単そうですが、すぐに出来ることではありません。
根気よく、繰り返し、犬の状態を観ながらステップアップしていかれるようにサポートするという手間がかかるからです。


さて、今日はクライアントさんのリクエストで見習いをレッスンに同伴しました。
まだまだな見習いを観ていただきながら、どうやってサポートしていくのかを実践していただきました。

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他の犬がいても、ハンドラーさんに集中できたら、それだけで褒めてあげます。
ハードルを上げすぎることはありません。

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動いている犬を見ても、冷静でいられることが大事。
それだけでも、褒めてあげたい。

思春期の若い男の子Mくん。
いろいろな刺激に気持ちを持って行かれるのですが、そのままにしておかないことが大事。
少しずつサポートしながら成長を見守っていきましょう。

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2025年3月20日 (木)

愛犬の飛びつき、すべてを禁止する必要はありません。

犬が飛びついてくるには理由があります。

4本の脚を地面につけていると、見たいものが見づらい。飼い主の顔に近づきたい。
興奮してじっとしていられない。
飛びつくといいことがあった=思いがけないものがゲットできた。

などなど。

外出から飼い主が返ってくると、犬は興奮するので飛びつきの確率は高くなります。
嬉しくて大興奮といったところでしょうか。

ただ、子犬であればさほど問題にはならないかもしれませんが、中型犬や大型犬が飛びつくと、飛びつかれた側のダメージも少なくありません。
ということで、基本的には子犬のころから飛びつかないほうがいいことがあるとレッスンしていくと、犬は飛びつくよりお座りをするようになります。

犬は嬉しくて興奮しているだけでも、高齢者や小さいお子さんなどは転んでしまったりすることがあるので注意が必要です。

以前も書きましたが、我が家の犬たちは、「飛びついてもいいよ。」のキューを付けているので、こちらの準備が出来たらそのキューを出してあげれば、犬を満足させてあげることができます。

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もちろんセットで「降りて」のキューも教えてあります。

ドッグダンスではそんなトリックも使えるので、犬が自発的に取る行動に名前を付けてあげれば、犬に教えるのも簡単ですね。

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2025年3月19日 (水)

犬を勘違いさせないために

先日,愛犬の要求について書きました。
様々な要求があるのは当然のことですが、いつも思い通りになるとは限らないということを教えてあげないと、大きな勘違いにつながってしまうことになりかねません。

大きな勘違いとは、

ボク(ワタシ)がこの家を守らなければ。
この家の中のものはみんな自分のものだから。
ママやパパはボク(ワタシ)の言うことは必ず聞いてくれる。
ママやパパの言うことは聞かなくても大勢に影響はない。

などなど。

昔のように、言うことを聞かないからと体罰を受けるようなトレーニングは行っていないので、犬にとってみれば、やらなくても大きなデメリットはありません。

しかし、「やらなくてもいい」という学習をさせているのは人間側の問題とも言えます。

出来ないことは頼まない。
出来ることだけお願いする。

そんなことをベースにしていると、犬はやらない選択をしづらくなります。

さて、犬の要求で、「水が欲しい」というとき。
当然水は無条件にもらえるものですが、無くなったことに気づかないこともよくあります。
我が家の犬たちは、どちらかというとこんな感じで待っていることが多かったので、

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アシスタントには水が無くなったら、水のボウルを前足でたたくように教えました。

その様子を見ていた見習いは、鼻でボウルをツンツンしました。
学習したのか、単なる自己主張か、検証してみないとわかりませんが、
水に関しては、要求はかなうと犬たちは知っています。

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2025年3月18日 (火)

リソースガーディングの予防

リソースガーディングとは犬が資源を独占しようとしてガードすることを言います。
資源とは、場所だったり、食べ物やおもちゃだったり、あるいは人間だったりと様々です。
犬が「自分のもの」と思い込んでいる物すべてが対象になります。

ガードが酷くなると、そばに来る者に対して唸ったり、歯をむいたり、場合によっては攻撃をしてくることもあります。
攻撃と言うより防御と言った方が正しいのですが、いずれにしても、犬は勘違いをしている可能性が高いので、すこしずつ「違うよ」と教えていく必要があります。
これを力で組み伏せようとすればされに事態を悪化させてしまうことにもなりかねないので、私は少しずつ認識を変化させていく方法をとります。

しかし、そもそも勘違いを生じさせないために、子犬のころからあることをやっておけば、リソースガーディングは出にくくなります。

あることとは、

1.子犬が入手しては困るもの(危険なもの)を、子犬の口や手の届くところに置かない。=環境設定

2.子犬と一緒に遊びながら、「ちょうだい(出せ)」を教え、もらったものをまた子犬に渡して遊びが楽しく続くことを教える。=トレーニングの重要性

3.生活全般を許可制にする。=犬との生活の基本
何やら軍隊めいていますが、そういうことではなく、玄関から飛び出たりしないように、「いいよ。」と言われてから出るとか、ごはんもフードボウルがきちんと置かれて「いいよ。」と言われてから食べるとか、簡単なことです。
飛びつくのも同じ。
後ろから勝手に人をどついてくるのではなく、「飛びついてもいいよ。」のキューを教えてあげることで、人もケガをしなくて済みます。

4.対処法として、子犬が何かに執着しそうになったら、代替品を渡すことで回避する

などです。

今日は2歳のYさんのレッスンがありました。
お散歩も上手に出来るようになったYさん。
リソースガーディングがありますが、ご家族みなさまが協力し合って、危険な状況を作らないようにしてくださっています。
もちろん、オモチャ遊びでは、ちゃんと手渡ししてくれるようになりましたが、食べるものは場合によって興奮をあおってしまうそうです。

そこで2歳の誕生日プレゼントにと用意された特大の鹿の角がどうしてもあげられなかったそうなので、私が試しにあげてみることにしました。

初めはなんだかわからなかったYさんですが、齧っているうちにその魅力に引き込まれたようです。

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私は全部を渡さず、一部をもったまま、Yさんのテリトリー内で鹿の角を渡しました。

私の手があっても、Yさんは気にせず齧っているので、途中で一番好きなオヤツを見せながら「ちょうだい」で鹿の角をもらい、オヤツはハウスに入れたところ、Yさんはオヤツを食べにハウスの中に入りました。

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だまし討ちはしないので、食べ終わったらまた鹿の角を見せて「どうぞ」。
しばらく齧ったらまた出してもらい、オヤツを食べてもらう。

こんなことを繰り返し、最後は「ありがとう」でハウスにオヤツを入れておしまいにしました。

このように細かいステップを踏まなくても、日常的に取り上げるだけで終わらせてしまうことが無ければ、犬たちは自分のものを飼い主に取られてもさほど執着することはありません。
もし、唸ったりしているとすれば、その犬に勘違いをさせているのかもしれません。

我が家のアシスタント、たまに食後に牛のひづめが出ます。

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臭いですが、本犬大好きなので、時折あげます。
でも、歯も心配ですから、数分で回収します。

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「Vinちゃん、ありがとう。」

彼は、またいつかもらえるとわかっています。

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2025年3月16日 (日)

犬は予測できる動物です。

自然界で生きている動物たちは、危険回避能力が高いと言われています。
それは当然自分の身を守るためですが、家に飼われている犬たちだって予測することはできます。
自分の身を守るためでなくても、飼い主の行動をよく観察しているので、次に起こるであろうことを容易に予測します。

あのジャケットを着たら仕事。
あのかばんを持ったら散歩。
などなど、予測しながら自分の取る行動を考えているのが犬たちです。
したがってある程度予測できる方が犬をだまし討ちにしないで済みます。
だまし討ちは信頼関係を失いかねないので、そこは十分注意が必要です。

例えば、「おいで~♪」と言われて行ってみたら、爪切りだった。なんてことになると、次からは「おいで~♪」の声を聞くとどこかに隠れてしまうかもしれません。
そこで、我が家ではあらかじめ、「爪切りするよ~」とか、「ブラッシングするよ~。」「ハーネスつけるよ~。」など、オイデと言わずに、先にお願いすることを言うようにしています。
※爪切りのときは、私が床に座るだけで爪切りだとわかっているので、そばに来て横になります。

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いずれにしても、犬たちは様々なことが予測できるので、次に起こることをあらかじめアナウンスしておくというのもいいかもしれません。


例えば、オビデェインス競技などでは、脚側停座から始まるとはいえ、次にやる課目がなんだか犬にはわかりません。
そこで、「次は〇〇だよ。」と声をかけてからスタートポジションに付けば、犬は予測して次の課題に集中することができるわけです。

持来のダンベルや飛越用の障害(ハードル)が目の前にあっても、一番向こうにあるコーンを周ってくるなんてことをお願いするには、ただ送り出すのではなく、次はコーンを周ってくる作業だと伝えて送り出した方が、あわてんぼうのミスは減ります。

我が家のアシスタントは、家に帰ることが好きなので、レッスンが終わると早く帰ろうとジタバタします。
「今日はこのへんで。」とか「お疲れさまでした。」と言うと、必ず吠えて「終わった!終わった!」と騒ぐので、一時期は、その言葉を使わないようにしたりもしました。
予測しすぎるのも考え物ですね💦

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2025年3月14日 (金)

チャンスは有効に。

今日はドッグダンスの練習会に参加させていただきました。
なかなか広い場所で練習が出来ないので、とてもいい機会です。

今期はアシスタント、見習い共に新しいルーティンを考えることにしたのですが、
共になかなか曲がきまらなかったので、構成もまだ全然出来ていません。

ということで、今日はアシスタントのメンタル調整と見習いのパーツ練習をすることにしました。
曲のイメージを具現化するのはなかなか難しいものです。
しかも、犬のレベルが未熟な場合、出来ることも限られてしまいます。
焦らず少しずつ地盤固めをしていきましょう。

さて、見習いにはもうひとつやるべきことがあります。
それは、ディストラクション対策。

見習いにとって一番のディストラクションは犬です。

犬が視界にはいっても平常心でいることが彼女にとっては一番の課題。
それを克服できなければ、どんなにスキルがあがっても役立ちません。

そこで、今回もコットを使って練習。

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犬が動いても冷静でいること。

数か月前はだいぶ慣れてきていたのですが、最近練習会等のチャンスがなかったので、今回は数回興奮して吠えてしまいました。

経験値を伸ばすには繰り返しが欠かせませんね。

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2025年3月12日 (水)

愛犬の要求にどう応える?

よく、「ウチの犬はわがままだから」とおっしゃる方がいます。
「わがまま」とはどういうことを言うのでしょうか。
人間でいえば、「自分の要求を通そうとする」ということになるでしょう。

犬にとっての要求とは、

「お腹が空いた。」
「かまって欲しい。」
「散歩に行きたい。」

などなど、いろいろあるとは思うのですが、基本的には当然の要求ですね。
しかしながら、常にすぐに犬の要求に応じてあげられないこともあります。
そこで、今は応じてあげられないと伝えたとき、犬がどう反応するかで、
「わがまま」なのか「そうではないのか」判断されます。
つまり、要求することが悪いわけではないということ。

我が家の犬も同様で、家が大好きなアシスタントは、仕事が終わると「早く帰ろう!」と催促し、見習いは、アシスタントと練習していると「自分もやりたい」とジタバタします。
っが、すぐに応じられないと伝えると、とりあえず我慢します。
多少口では文句を言ったりしていますが、ずっと言い続けるわけではありません。
なぜか。

要求し続けても、要求がすぐには通らないと学習しているからです。

しかし、一度でも要求がすぐにかなった経験があれば、当然犬は「すぐにかなう」とチャレンジし続けます。
いわゆるあきらめの悪い状態です。

「わがまま」とレッテル(ラベル)を付けてしまう前に、人間側の行動を見直してみることも大事ですね。

気を付けなければいけないのは、「わがまま」とレッテルを貼られた犬は、時に自分の要求がかなわなかったときに、唸ったり噛んだりする行動を取る可能性があるということ。

そうならないためには、自分の行動が犬に勘違いをさせていなかったか、生活習慣から見直してみることも重要です。

もちろん、どの犬の性格にも個体差があるので、同じ接し方をすれば必ず同じ行動をする犬になるとは限らないので、よく観察することが必要です。

さて、昨日レッスンが終わりかけたとき、わたしが上着に手を通したら、「早く帰ろう!」と待機していたアシスタントが吠えました。
一声程度ならいいのですが、「早く!早く!」とアシスタントは少し吠え続けたので、「まだだから。」と言ったところ、吠え止みました。

催促しても、すぐに帰るわけではないと理解したからです。

人間側の都合で同伴しているので、彼の言い分はもっともですが、協調してもらえると助かるので、ネゴシエーションは必要ですね。

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2025年3月11日 (火)

ことばのキューはいつ付ける?

犬に行動を教えるとき、目力で圧をかけて教えたりしていませんか?
例えば、オスワリしない犬をじっと睨みつけたりしたことありませんか?

犬はことばを覚えらえる動物です。
つまり、弁別が出来るということ。

かつて、1000個の名前(ことば)を覚えたボーダー・コリー、Chaserの話を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

アメリカの行動心理学者であったオーナーがChaserと暮らすなかで、犬の認知と言語学習の研究をおこない、その結果、Chaserが1000ものことばを覚えたというわけです。

ことばのわかる犬にとって、行動それぞれに名前(ことば)が付いていることは、手振り身振りで認識してもらうよりわかりやすいはずです。

もちろん、年齢を重ねて耳が遠くなったら、視符や体符を使って伝えることは大事なことですが、元気な犬にジェスチャだけで、細かい動きを弁別させるのはなかなか難しいものです。
何しろ、犬はこちらが思っている以上にこちらの動きを観察しているのですから、ちょっと手を動かしただけでも、「次はなに?」と手ぐすねを引いて待っている状態です。

だとしたら、紛らわしいボディシグナルだけでコミュニケーションを取るのではなく、きちんと伝えてあげる方が犬にとっては優しいのではないでしょうか。

そこで問題になるのが、ことばのキューを付けるタイミングです。

行動自体をわかっていない犬に、「オスワリ」を連呼しながらトリーツを見せてルアーリングをしても、すぐにことばと行動はリンク付けされません。
動体視力のいい犬達にとって、手の動きが刺激になってしまうからです。

トリーツで誘導しても構わないので、まず腰を下ろす行動を何度も練習して習得させ、オヤツが目の前になくても、腰を下ろす行動が理解できて来たら、「オスワリ」ということばを言ってからハンドシグナルを使って行動を促すことで、犬はことばのキューを認識しやすくなります。

何事も段階を踏んで教えていかないと、犬が完璧に理解するには時間がかかります。
焦らず、丁寧におしえてあげましょう。

今見習いに教えている「前を向く」動作。
通常のオビディエンスでは前進させた後犬を止めると犬は振り返るのですが、今教えているのは前を向いたまま立っていること。

前を向いているときにクリッカーでマークしながら、「前を向く」という行動に「ヘッド」というキューを付けていきます。

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視線を合わせられない状況では、視符や体符は意味をなさないので、しっかりことばで伝えることが大事ですね。

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2025年3月 8日 (土)

犬もストレスを感じます

ストレスが人の健康に害を及ぼすことは周知のことですが、さらに、ストレスによって人の行動に影響を及ぼすこともみなさんご存じのとおりです。
なにがしかのストレスがかかると、いつも違う行動をとってしまったり、イライラしてしまったりすることがあるはずです。

同様に、犬もストレスを感じていれば、身体的にも精神的にも影響を受けることがあります。

ストレスの原因は様々ですが、環境の変化もそのひとつです。
大きな環境の変化は、引っ越しやファミリーメンバーの変更などです。
かつて、コロナ禍でいつも日中仕事でいないはずの家族が在宅するようになったあと、再び出勤し始めて分離不安を発症したケースが沢山ありました。
これも環境の変化によるストレスです。

同様に、いつも帰ってくる人が来なかったりするだけでも、犬はストレスを感じてしまわないとも限りません。

よくあるのが、長い留守番の日に限ってトイレを失敗したり、部屋の中のものを破壊したりする行動です。
犬は何も嫌がらせをしようと思ってやっているわけではありません。
不安からくる行動の可能性が高いと言われています。

犬も機械ではないし、感情もあるので、普段と違う行動を取っているときは、何かいつもと違う環境になっていないかを考えてみるのもひとつですね。

ストレス発散の一つは体を動かすことですので、お散歩やトレーニングなどで気晴らしをしてあげることも重要です。
特に若い犬の場合は、お散歩に出られないことがストレスになることもあるので、そういう時は家の中でも、頭を使うトレーニングなどをゲーム感覚でやってあげると、ストレス解消になります。

愛犬がいつもと違う行動を取っていたら、環境を見直したり、ストレスを感じていないか考えてみるのもひとつですね。

今日は午後から雨が降り出してしまい、いつもと同じ散歩メニューがこなせなくなったので、家の中でドッグダンスのトリック練習をやってもらいました。

体と頭を使ったことで少しはストレス解消になればいいのですが。

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2025年3月 7日 (金)

人が変わると犬も変わる

恐らく前にも書いた内容ですが、様々なシチュエーションで実感できると思います。

例えば、
人が食べているとき、足元でおねだりしている愛犬についつい何かあげてしまっていたのをピタッと止めると、最初は執拗におねだりしてきますが、そのうちもらえないことがわかってあきらめ、おねだりをしなくなります。

散歩の時間やご飯の時間など、犬が先走って要求しているとき、すぐ応じてしまえば、犬は要求すれば欲しいものがすぐに手に入ると学習しますが、犬の要求を理解したうえで、すぐに応じなければ、犬は待つことを学習していきます。

つまり、犬が悪いのではなく、人の接し方が犬の問題行動を促しているわけです。

人の行動が変わると、犬の行動も変わります。


さて、今日は生後9ヵ月のK君のプライベートレッスンでした。
元気いっぱいなK君。
そのエネルギーをどう発散させてあげるのかが当面の課題ですが、お散歩時の行動も若い犬ならではの問題が沢山あります。
そこで、Kさんに少しずつ新しい習慣を作ってもらうように飼い主様の行動を少し変えていただくようにお願いしたところ、今日は大きな改善が見られました。


日々のお散歩で、飼い主さんが頑張ってくださっている成果ですね。

以前より、飼い主さんへの意識も高まり、

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おうちの中だけでなく、外でも出来ることが増えてきました。

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あきらめずに、繰り返し伝えていくことが重要ですね。


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