犬との生活

2023年1月30日 (月)

3秒ルールを念頭に。

「3秒ルール」と言うと、「床に落ちた食べ物でも、3秒以内に拾えば食べられる。」ということを想像されるかもしれませんが、犬の世界においての3秒ルールはちょっと違います。

では、犬の「3秒ルール」とは何でしょう。

愛犬との散歩中、知らない犬と遭遇した場合、それぞれの犬が相手の犬を確認(チェック)するための時間と言われています。

もちろん、確認の方法は、相手との距離が近ければ、お尻の匂いを嗅ぐ行為に至るかもしれませんが、距離がある場合、相手を見ている時間だけでもすでに3秒ルールは適用されていると言ってもいいでしょう。

つまり、お互いがフレンドリーな犬の場合、相手を認識した後、興味を持って近づいていく行動に出ているとすれば、特に大きな問題には発展しづらいでしょうが、片方がシャイだったり、逆に他犬に対して高圧的な犬の場合は、3秒後に何が起こるかは犬のみぞ知るということが多いものです。

特に散歩中はリードを装着していることもあり、犬の行動に制限がかかっているため、さらにヒートアップしてしまうこともあります。

よくある、「ウチの犬は大丈夫」というパターンでも、相手の犬がそうであるかどうかはわからないので、基本的には、「こんにちは。」「それじゃぁ、また。」ぐらいの時間で離れて行く方が犬にとってのストレスは最小限にとどめることができます。

すでに、他犬が視界に入っただけで大興奮する犬の場合は、挨拶無しで相手から離れることを余儀なくされることもあるでしょう。

愛犬が相手の犬を凝視しながら仁王立ちしているときは、そのまま放置する(犬が自発的に視線をはずすのを待つ)ことなく、「行くわよ。」とさりげなく移動を促すことも必要です。

さて、今日は他犬にちょっと刺激を受けやすいLさんの公園散歩レッスンでした。

街中で他犬と出会うと、距離が取れず、嫌な思いをすることも多いLさんにとっては、すでに他犬自体が興奮の元になっているので、逆に犬との遭遇機会が多く、かつまた距離が十分取れる広い公園での練習を行いました。

今Lさんに伝えたいことは、「世の中には犬は沢山いるけれど、いちいち気にする必要はない。」ということ。

犬が視界に入っても、興奮しなければ褒め、ハンドラーさんにフォーカス出来たら褒め、ハンドラーさんのキューが耳に届いたら褒める。ということを続けながら、ハンドラーさんとのコミュニケーションを楽しんでもらうことを目標にしました。

そんなLさんと、お散歩の合間におもちゃで遊んでいただいたところ、いつもは持ってきてくれないおもちゃを、今日は初めてハンドラーさんの元に届けに行きました。

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少しずつ、二人の世界が密になって、コミュニケーションが取りやすくなっていくといいですね。

ちなみに、レッスン中Lさんは一度も吠えませんでした。
敢えて吠える状況を作らないことが重要なポイントですね。

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2023年1月29日 (日)

若犬のパワーを侮ってはいけません。

子犬の頃はクレート(ベッド)やトイレスペースを完備したサークルの中での生活がメインになるのは仕方がありません。
なぜなら、睡眠を十分に取り、トイレの場所を認識し、危険なものを口にしないための、ある意味管理が不可欠だからです。

見ていてあげられるときはサークルから出してあげて、一緒に遊んであげても、疲れたらハウスに戻したり、トイレのタイミングを予測してトイレスペースにいざなってあげることで、犬も飼主もストレスを軽減することができます。

その後、生後半年を過ぎたころから、子犬の体は大きくなってパワーもアップすると、動きはさらに活発化していくと、サークルやハウスの中だけではエネルギーが発散できず、出せば出したで家の中を走り回るなど、いろいろと今までとは違った問題点が出てきます。

そんな時はどうしたらいいのか。

エネルギーをちゃんと発散させてあげればいいのです。

どうやって?

体を使って一緒に遊んだり、散歩中に走る場面を作って運動を保障したり、トレーニングなどで、頭と体を一緒に使わせたりすることで、ある程度のエネルギーはちゃんと消化することが出来ます。

小学生の子供さんを考えてみましょう。
コロナ禍で、外に出てはいけないと言われた3年前。
ご家族はみなさん苦労されたことでしょう。
家の中に閉じ込められた子供たちのパワーの発散が出来なかったからです。

若い犬も同様です。
サークルから出せば、走り回って大騒ぎをするからと閉じ込めておけば、動きたいエネルギーは身体に押し込められ、暇つぶしにサークルやハウス、トイレを破壊したり、吠えて要求したりと、好ましくない行動ばかりが目立つようになるでしょう。

若い犬のパワーを閉じ込めておくことはできません。
真剣に遊んだり、ロングリードを使って走らせたり、トレーニングで頭を使わせたりと、成長をサポートしてあげることが不可欠です。

とあるしつけ教室の方に、生後7か月のオス犬をサークルから出すと大暴れをすると相談したところ、一日中クレートに入れておくように言われたそうです。

まだまだ犬のことをよくわかっていないプロが沢山いらっしゃるようですね。

さて、我が家の見習い、1歳3か月は、私が目を離していても、ソファで少しくつろげるようになってきました。
散歩から帰って、ごはんまでの1時間ちょっと。
時折アシスタントのクレートに顔を突っ込んで嫌がられていますが、とりあえず大騒ぎや悪戯は無し。

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クレートの中に入れておくだけでは、クレートの外にいるときの過ごし方は伝えられませんね。

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2023年1月27日 (金)

落ち着かない子犬は、そのうち落ち着く?

子犬の頃はドタバタ落ち着かなくても当然ですが、
「大人になってくれば自然と大人しくなるから大丈夫。」と言う方がいらっしゃいます。
確かに、子犬の頃のように、コロコロと走り回ったりすることはなくなるでしょうが、何も教えていなければ、自然にじっと落ち着いていられる犬にはなりません。

大人になる過程で、さまざまな強化の歴史(よきにつけあしきにつけ)が積み上げられていきますが、小さいころからちゃんと伝えていないことが、大人になって急に出来るようになるわけではないからです。

例えば、ドッグダンスのレッスンに通っていらっしゃるM君。
始めた頃は、レッスン中自分の番以外のときにマットの上でじっとしていることが出来ませんでしたが、2歳を過ぎた頃には、レッスン中はマットの上で静かに待てるようになりました。
これは勝手にM君が静かになったのではなく、飼い主さんがマットトレーニングを続けて下さっていたからこそです。

例えば、我が家の見習い。
小さいころから、跳びつかないといいことがあるとずっと教えています。
確かに、知人に会うと大興奮で、跳びつきたい気持ちを抑えるにはまだ少し時間が必要ですが、私と遊んでいるときに、跳びついていいと言われたとき以外はほとんど跳びついてきません。

ディスクやボール遊びをしていて、咥えて戻って来ても、見習いはわたしの足に体当たりすることはあっても、体に跳びついては来ません。

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その様子を見た人が、なぜ跳びつかないのか私に尋ねました。
その方の犬は、戻った時は必ずハンドラーに跳びついているそうです。

そこで、私が跳びつきは強化していないことをお伝えすると、その方は、跳びつきを強化しているとおっしゃいました。

つまり強化の歴史が違っているだけのことです。
跳びつき自体も、ハンドラーが良しとしているのでそれはそれで問題ありません。
我が家の場合、96歳の年寄や、ご近所に小さいお子さんがいることで、最初から跳びつかないことを強化しているだけです。
もちろん、跳びついてもいい時はちゃんとキューで伝えています。

大人になれば、確かにメンタル的には落ち着いてくるものですが、行動自体が大人しくなるわけではないので、やって欲しい行動や、やって欲しくない行動については、小さいころから伝え、強化の歴史を積み上げておかなければ大人になっても出来るようにはなりません。

行動自体が大人しくなるとしたら、10歳過ぎてシニアになった時でしょう。
それはそれでちょっと寂しいものです。

そのうち治るから。
そのうち大人しくなるから。
そのうちなんとかなるから。

と言うのはあてにならないので、気を付けましょう。

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2023年1月23日 (月)

オンとオフを教える

子犬は遊ぶだけ遊んで疲れると寝てしまいます。
しかし、常に人が構っていると、眠くても人と関わろうとします。

家族が多い場合は、誰かが忙しくていなくなっても、次の人がやってきたりして、実際なかなか休めないということも少なくありません。
しかし、子犬に必要な睡眠時間は18時間~20時間(AKCより)とも言われています。

成長と共に、個体に必要な睡眠時間は変わってきますが、それでも12時間から16時間程度と言われているので、休むことは不可欠です。

では、睡眠や休憩を取らないとどうなるか。
当然、肉体的にも精神的にも成長の妨げになりますし、頭を休めなければ、学習も進みません。

成犬でも同様です。
常にオンの状態であれば、脳は休むことが出来ず、学んだことを咀嚼する時間がありません。

特に作業犬の場合は、常にハンドラーからの指示待ちの状態にある犬は少なくありません。
ワーカホリックと言われるゆえんはそこにありますが、だからと言っていつもオンでは体も頭ももたないので、休息をとる時間を強制的に提供する必要があります。


さて、我が家のアシスタントも見習いもボーダー・コリーなので作業犬です。
さすがにアシスタントは7歳ですので、こちらの様子をよく観察しています。
机に向かっているときは相手にしてもらえないことがわかっているので、ハウスやソファで休憩しています。
しかし、見習いは若干1歳3ヵ月。
強制的にハウスに入っていない限り、自由に私にアクセス出来るときは、常にかまって欲しくてちょっかいを出しに来ます。

初めは椅子の横に座ってじっとこちらを観ています。
オスワリという行動自体はいいことなので、さりげなく「おりこうさんね。」と声をかけると、しめたとばかりに、今度は足に顎を乗せてみたりします。

知らん顔をして仕事を続けていると、足と腕の間に顔を突っ込んで来て、私の顔に自分の顔を押し付けてきます。
こんな犬は今までいませんでした。

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※オンラインレッスン中の私の邪魔をする見習い

こちらが相手をするまで、チャレンジ精神旺盛な見習いは、グイグイ来ますので、そういうときは、「ハウスで休憩しようね。」とハウスにいざない、物理的に私にアクセスできないようにします。

ハウスに入ることで、見習いはようやくあきらめ、休息を取るというわけです。

ハウストレーニングをお奨めすると、「可愛そう」とおっしゃる方が少なくありません。
ハウスは犬にとって安心して休める場所です。
上から何か降って来ることはありませんし、後ろから襲われることもない。
しつこく構われることもないし、寝ていて踏まれることも無い。

ハウスに入る選択肢を犬に与えることや、ハウスに入ることで危険が回避できると考えることは、決して犬にとってかわいそうなことではありません。

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※私が階下で食事中のとき、犬たちはソファに乗ることもハウスで寝ることも選択できます。

車での移動も同様です。
もらい事故があることも否めない昨今。

時折、膝の上に小型犬を乗せてハンドルを握っている方や、助手席の窓から顔を出している犬を見かけます。
運転に自信がおありなのでしょうが、いくらあなたが安全運転をしていたとしても、横から突っ込んでくる車や、後ろから追突してくる大型車両がいないとも限りません。

フロントガラスを突き破って愛犬が飛び出さないように。
車体が押されて愛犬が挟まらないように。
開けていた窓から愛犬が落ちないように。

いろいろ想定しながらハウス(ハードクレート)を利用することも考えてあげられるといいですね。

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2023年1月17日 (火)

要求に応えていないつもりでも、実は報酬になっていることも。

我が家の見習いは間もなく1歳3ヵ月。
私が部屋にいるときはフリーにしています。

ソファに乗って寝ていたり、アシスタントを遊びにさそったりしていますが、まだまだお子ちゃまなので、退屈すれば私のところにもやってきます。

机に向かってPCなどの作業をしていると、私の横に座ってじっと見ることから始まり、それでも相手にしてもらえないと、足に顎を乗せてみたり、机と肘の間に顔を突っ込んで来たり、果ては人の顔に自分の顔を押し付けてくる始末。

その間、私は座っている見習いを見ては「アーちゃん、お利口さんね」と声をかけ、次第にエスカレートしてくると、「アーちゃん、今お仕事だからあとでね。」と声をかけています。

実は初代のボーダーコリーは「あとでね」と声をかけると、自分からソファにあがって静かに待っていられる子でしたが、見習いは、グイグイとさらに力をかけてきて、一向に諦めません。

最後は、「アーちゃん、ちょっとハウスに行ってようか。」ということになるわけです。

吠えることはありませんが、ある意味要求をしながら、自分で私にコンタクトを取って要求を満たそうとしているわけです。
そこで、物理的にコンタクト出来ない状態にするわけです。

声をかければ、それなりに見習いは報酬を受け取っているので、なかなかあきらめはつかないようです。

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さて、愛犬の要求は様々。
要求を伝えるために、人間とコンタクトを取ろうとする犬たちは、吠えて訴えることもあります。

ついつい、「吠え」に声をかけてしまうと、犬によってはコンタクトが取れたことで、もう少し頑張れば、チャンスが来るだろうとあきらめない子もいます。

要求に対しては一貫した態度の方が犬にはわかりやすいものです。

「今日だけよ。」や「今だけよ。」は犬にとっては逆にわかりづらいので、要求は止められなくなることもあります。

時には心を鬼にして、見て見ぬふりも必要かもしれませんね。

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2023年1月16日 (月)

環境の変化は犬の行動を変える

犬の行動を変える(変容させる)には、犬だけに注視するのではなく、犬を取り巻く環境から考えると解決への道は速いものです。
つまり、環境はそれほど重要だということですね。

今日は実際に環境が変化したことで、アシスタントの行動が変わったことを例に挙げてお話ししたいと思います。
これは私が意図したことではなく、結果として起きた事象です。

我が家の犬たちは留守中基本フリーです。
もちろん子犬の頃はサークルを利用しているので、成犬になってからということです。
クレートもあるので、入りたければ自由に入ることはできます。

前アシスタントや現アシスタントは、留守番時はソファで2頭並んで寝ていることが多かったのですが、前アシスタントが旅立ってからは、いつIPカメラを覗いてみても、現アシスタントがソファにいることはなくなりました。

どこにいるかと言えば、自分のハウスに入っています。

理由のひとつは、前アシスタントが旅立つ前から我が家にやってきた見習い(子犬)の存在です。
現アシスタントにとっては、まさに鬱陶しい存在の見習いが、同じ部屋にいるということがソファでゆっくり寝られなくしていると考えられます。
もちろん見習いはサークルやクレートに入っているのですが、アシスタントが動く度に反応されるのが嫌なようです。

さらに、見習いが来るまでは、ブラッシングや爪切りなどのお手入れ時、前アシスタントと先を争って私の前に来て転がっていたのに、前アシスタントが旅立ってからは、自分からは来なくなりました。
張り合う相手がいなくなったことと、見習いの視野内でゴロンとお腹を出すこと自体を避けたかったようです。
呼んで来てもらっても、断固としてゴロンと横になりません。
仕方なく、前回は立ったまま爪切りをすることになりました。

そんな現アシスタントですが、昨年暮れ辺りから、留守番時にソファでくつろげるようになってきました。
クレートから飛び出してこないことを確信したのでしょう。

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同時に、前アシスタントが留守で、部屋に自分しかいない時は、よくソファの上で遠吠えしていたのが、最近はまったくやらなくなりました。
見習の存在がプラスに影響しているのかもしれません。

さらに今日は久しぶりに、アシスタントの方から、私の傍に来てゴロンと横になりました。
別に爪切りをしようとしたわけではありませんが、自分から体を預けてきました。

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見習いはそのときクレートに入っていました。
クレートに入っていても、中から自己アピールして吠えるときがあるのですが、今日は静かに待機していました。

ファミリーメンバーが変わるという環境の変化によって、アシスタントの行動パターンも変化を余儀なくされましたが、少しずつまた日常に戻ってきたのかもしれませんね。

いずれにしても、意図していなくても、環境の変化で犬の行動は変わります。
いつもやってくれることを急にやらなくなったときは、何かライフスタイルに変化があったのかもしれません。
ちょっと見直してみると、原因がわかるかもしれませんね。

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2023年1月15日 (日)

リードの話し

リードなんて、犬を繋ぐ紐程度に考えている人は少なくないかもしれませんが、犬飼い歴が長くなってくると、使いやすさや手になじむ素材など、いろいろと好みも出てきます。

逆に言うと、子犬の場合は齧ってしまう可能性もあるので、手になじみつつも、丈夫な物であった方が無難ですね。

しかし、一番に考えなくてはいけないのは、リードは犬に負担をかけることなく、犬の安全を守る道具であるということです。

犬が引っ張った時に、手から離れてしまうようであれば、犬の安全が保障できませんし、歩いているとき、常に犬がリードに引っ張られているように短ければ、犬も歩きづらく、リードが張った状態が常態化してしまうことで、犬は常にリードを引っ張るようになってしまいます。

つまり、犬との距離感を上手にコントロールできる長さがある程度必要ということです。

ラリーオビディエンス競技では、レベル1のカテゴリーはリード付きで行いますが、リードが張るたびに、ペナルティとして1点ずつ減点されて行きます。
リードが張らないようにするリードさばきが必要となるわけですね。

もちろん、レベル1ですから、どちらかと言うと初心犬が参加しているので、当然100パーセントのヒールワークが出来るわけではありません。
途中で気が散って止まったり、あるいは別の方に行きそうになったりしたところで、リードが張る前に犬の意識を戻して張らないようにするのです。
その場合あまり短いリードでは上手にコントロールできません。
すぐにリードが張ってしまうからです。
適度の長さのリードを緩めたり、短めに持ったりしながら、犬をコントロールするのです。

日常生活においても、このリードさばきはある意味重要です。

そのためには、リードの長さもとても重要になるということです。
小型犬であれば、当然リードを装着するハーネスの位置はかなり低めになるので、リードの長さは長めが必要です。
では、長めとはどれくらいのことを言うのでしょうか。

我が家の場合、中型犬ですが、通常の散歩では1メートル40cm程度を使っています。

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※理想はリードがUの字あるいはJの字に緩んでいる状態です。

ちょっと走れる広場に行くようなときは4.5メートルぐらいのロングリードを、緩めたり、短めに持ったりしながらコントロールします。

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ロングリードというと、フレキシブルリード(機械でリードの長さを調節するもの)を想像される方がいらっしゃいますが、このリードは若い元気な犬にはあまり向きません。
なぜなら、動きが機敏で、急に走り出したりするからです。
犬が急に動くと人間は反射的にストッパーをかけますが、その止め方は犬にはかなりの衝撃になります。
小型犬の場合、体が宙に浮いてしまうこともあるでしょう。
ハーネスではなく、首輪に付けていたとすれば、首への衝撃ははかりしれません。
自分の首で想像してみて下さい。
急に首に衝撃を受けたら、むち打ち症になってしまうかもしれませんね。

のんびり匂い嗅ぎをしながらお散歩する成犬やシニア犬であれば、リードを伸ばしたり、止めたりしてもさほどの衝撃にはなりませんが、元気な犬が走り回れば当然止めるときの衝撃は大きくなります。

犬の状況を確認しながらリード選びをしたいですね。

蛇足ですが、革リードは手になじむと使いやすいのですが、子犬や、噛み癖がある犬の場合はすぐに嚙み切ってしまうのでおすすめしません。
噛みちぎりにくい、ロープタイプの方がいいでしょう。
もちろん、リードを着けたままハウスに入れたり係留すれば、当然暇を持て余した犬のおもちゃになってしまうので、基本的にはお散歩時以外は外しておきます。
噛まない犬の場合(現アシスタント)は革リードは手になじんでとても使いやすいのですが、ついつい馴染み過ぎて経年劣化を忘れてしまいます。
傷み具合の確認は必要ですね。

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2022年12月30日 (金)

2022年仕事納め

今日が仕事納め。

午前中はLさんのプライベートレッスン。
お散歩の様子を拝見しながら、他犬との関わり方などお話ししたあと、おうちでドッグダンストリックの練習。

食べることに欲が出てきたLさん、トレーニングも進みます。
次から次へと技を覚え、今回はまた新しいトリックの練習を始めました。

このトリックは様々なムーブの組み合わせなので、一度に伝えることはできません。
各パーツごとに動きをマスターしてもらい、最後にそれぞれを合体させる形になります。

その途中の一コマ。

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今までにも様々なトリックの組み合わせを完成させてきたLさんなので、飼い主さんの地道な努力で、すぐにマスターしてしまいそうです。
どんな完成形が出来るのか楽しみですね。

朝と夕はシッティングにお伺いしてきました。
飼い主さんが長時間お留守にされる際、お預かりするより、御自宅に伺ってお世話をした方が、犬たちのストレスは軽減されます。

ずっと以前からの知り合いなので、「そろそろご飯にしませんか?」と提案されたりします。

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日常生活で、きちんと話が通じるようになっていると、他人が入ってもちゃんと話を聞いてくれるので、お世話も楽ですね。

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2022年12月29日 (木)

カートに馴らす

ワクチン前のパピーや歩くのが辛くなったシニア犬でもない限り、通常カートに乗って散歩に出る犬はあまりいないのではないでしょうか。
なぜなら、自分の足で歩くことは、生き物として生きていく上ではとても重要なことだからです。

人間同様、歩かなければ筋力は落ち、運動量も足りなければお腹もすかないし、あまり健康的ではありませんね。

しかし、居住環境によっては、共有スペースは歩かせられないというルールが存在するところも少なくありません。
その場合、敷地内や施設内は当然抱っこかカートになります。
小型犬ならまだしも、中型犬以上の場合抱っこでエレベーターに乗せて、敷地を出るまで抱き続けるのはかなりの負担です。

人間側の負担だけでなく、犬にとっても自由を束縛され、しかも抱かれると暑いとなれば、到底じっとしていろと言うのが無理な話です。

そこで、健康な若い犬であっても、カートに乗るシチュエーションが生じます。
カートに乗ることなんて大したことじゃないと考えるのは人間側の都合。
自分の居場所が揺れ始めれば犬は驚き、飛び降りようとします。

ずっと昔、某国際電話会社のコマーシャルフィルムの撮影に参加した我が家の犬たち。
最初はただ座っていて、「吠えろ」のキューで吠えられればOKと言う話でしたが、途中でディレクターの気持ちが変わったのか、左右に揺れている画が撮りたいということになり、なんと座っている台を左右に動かしたのです。

最初は、一番人の話がよくわかっている母犬が参加していましたが、台が揺れた途端飛び降りて、2度と乗ろうとはしませんでした。
そこで、あまり神経質ではない娘に頼んだところ、揺れても気にすることなく、仕事をこなしてくれました。

いつもと違う状況に馴れるには時間がかかるということを常に念頭に置いておかなければいけません。
「カートなんて簡単!」と思わず、まずカートの中で美味しいものを食べたりしながら落ち着く練習から始めましょう。

好奇心旺盛な若い犬であれば、中でじっとしていることを教えてあげなければすぐに飛び出してしまい、場合によっては骨折なんてことにもなりかねません。

カバーがついているのであれば、カバーをした状態に馴らしたりすることも必要です。

いずれにしても、急に乗せて外に連れ出すのではなく、少しずつ乗ることに馴らしてから動かしてみるようにしましょう。

面倒だからと、カートのまま散歩に行かないように。
自分の足で歩きながら、様々な刺激に触れて、情報を得ることは犬の成長にはかかせまん。

飛び降り防止策としてリードを着けておくことも重要ですが、万が一飛び降りたときに首をつらないよう、ハーネスに繋いだり、リードの長さを確認しておくことも大事なポイントですね。

見習い1号も、カート時代を過ごしました。

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2022年12月11日 (日)

「嫌なこと」にしないために。

子犬と暮らし始めると、いろいろなことを教えていかなければいけません。
しかし、それは子犬にとって楽しいことばかりではありません。
子犬が「イヤ!」と感じることを、どうやってやればいいのでしょうか。

まず「イヤ!」という行動が出そうな場合は、子犬の好きなものを使って、気を紛らわすことから始めます。
そのためには、子犬の好きなものを知っておくことが必要ですね。

子犬が「イヤ!」と思う行動とはどんなことでしょう。
一般的に「イヤ」という行動が出やすいのは、体を掴まれること(自由を奪われること)、手足を触られること、隔離されること、などがあがります。

日常生活では、当然子犬が嫌がることもやっていかなければいけませんが、無理強いは禁物です。
なぜなら、最初は何が何だかわからず我慢しているように見えても、次は我慢しないからです。

では、どんなことが日常生活の中で「イヤ」な部類に入るでしょうか。

・手足に触る:足拭き、爪切り、足裏カット、獣医師の診察
・顔周りを触る(拭く):ブラッシング、トリミング、歯磨き、獣医師の診察
・体に触る:抱っこする、シャンプー、トリミング、獣医師の診察
・体に何かを装着する:カラーやハーネスの着脱、洋服を着せる
・じっとしている:トリミング、獣医師の診察

上記のようなことを最初から喜んで協力してくれる子犬はあまりいないでしょう。

何事にも初めがありますが、最初から無理強いしてしまうと、「イヤ」と言っても聴いてくれなかったと学習した子犬は、次は反撃しようと考えます。
賢い犬ほど、人間観察は優れているので、予測して身を守るようになります。

反撃は、唸りや空噛み、そして本気噛みに発展し、中・大型犬の場合は手に負えなくなることもあります。

そうならないために、様々な「イヤ」に馴らしていくためには、「イヤ」をあまり感じさせないような環境設定が必要です。


さて、今日は生後4か月のOさんのプライベートレッスンがありました。
お散歩デビューを控え、ハーネスの着脱を飼い主さんにトライしていただきました。

初めは私がトリーツを使って装着を試みましたが、ハーネスが両前足を入れなければいけないメガネタイプだったので、トリーツではうまく行かないことが判明。
リッキーマットを使うことにしました。

リッキーマットとは、ペースト状の食べ物を塗って犬に舐めさせるというマットです。
以前、見習い2号の爪切りの時にも使いました。
現在は馴れたので、マットが無くても切らせてくれています。

その時の動画はこちら👇

Oさんのマットへの執着はかなりのものでしたので、舐めている間に装着完了。

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ハーネスはおもちゃではなく、装着も不快に感じないと理解してもらうまでは、リッキーマットでトライしていただくことにしました。

「イヤ」の数が減ることで、犬のストレスは軽減できます。

「ウチの子、〇〇をすると噛むんです。」というお悩みが少しでも減るといいですね。

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