犬との生活

2020年11月28日 (土)

犬と子供の関係

さて、今日は戸塚のしつけ相談でお聞きした「犬と子供の関係」についてお話しします。

テレビの動物番組や、投稿動画などでよく見られるのは、犬と子供や赤ちゃんが一緒にいるものです。
くっついてスヤスヤ寝ている様子は微笑ましいものですが、なかには子供が犬に対して嫌がることをしていても我慢している犬だったりすることがあります。

犬と子供の関係は実際難しいものです。
お子さんの年齢や、犬が先かお子さんが先かということも要因になってきます。

しかし、大人でさえ子犬を迎えてうまくいかずに悩むことがあるのに、そこにお子さんまで絡んでくればことはさらに複雑になってきてしまいます。

一生懸命子犬に関わろうと頑張って親御さんと一緒に勉強してくださるお子さんもいれば、まだまだ年端のいかない乳幼児もいます。

また個々の犬の性格も関係してきます。
おっとりしていて、多少のことでは動じないタイプもいれば、神経質で、子供の予測がつかない動きをいつも警戒しているような犬もいます。
つまり、子どもとの相性がいいタイプとそうでないタイプとも言えるでしょう。

わが家の初代ボーダーコリー、クリスはフレンドリーと言うほど人懐こいタイプではありませんでしたが、人に撫でさせたり、人の傍にいることを嫌う犬ではありませんでした。
ところが、小学生の低学年以下の子供がそばに来ると、「私に触るには100年早い。」と言っているかのようにすっと避けたり、しつこく寄ってくると小さく唸って警告を発していました。
子犬の頃、幼稚園ぐらいの子供が茂みから飛び出してきて、びっくりした上に、子供もクリスを見て驚いて大きな声で泣きながら走って行ったのを見ていたからかもしれません。
ところが、小さいころ敬遠していた子でも、小学校の高学年になると、クリスは「触ってもいいわよ。」とその子供を受け入れていました。

確かに乳幼児の動きは予測がつかないので、犬にとっては苦手な存在でもあります。
初めから子どもがいる家庭に子犬がやってきた場合でも、しつこく子犬にからめば子犬はストレスを溜めて、少し大きくなってから反撃しないとも限りません。

犬がいる家庭に子供が新たに加わった場合でも、子供がしつこくすれば犬は子供の手の届かない場所に避難していることもあります。
逆に、子犬がじゃれて「甘噛み」しても、相手がお子さんの場合は「噛まれた」というトラウマになってしまわないとも限りません。

いずれにしても、子供が小さかったり、あるいは犬がまだ幼かった場合は、必ず子供と犬だけにさせないことがポイントです。
犬は主人がいなければ自分で対処しようとします。

子供がまだ小さくて動けないうちはまだしも、あちらこちら自由に動けるようになってきたら、愛犬にはハウスやサークルなど、落ち着ける場所を提供してあげましょう。

言葉が通じる年齢であれば、生き物の大切さをきちんと教え、やっていいこととやってはいけないことを伝えていく必要もあるでしょう。

特に小型犬の場合は、小さい子どもであっても自分よりは大きいので、嫌なことをされ続ければ「噛む」という行動に出ないとも限りません。
犬にストレスを与えない環境づくりをしてあげましょう。

犬と子供という絵は微笑ましくもありますが、犬のストレスサインを見逃さないことが不可欠ですね。

アシスタントのニコルは人が好きです。
大人も子供も関係ありません。

202012281

彼女の性格は持って生まれたものでしょう。
ブリーダーさんのところに当時小学生のお嬢さんがいたからかもしれません。

お子さんとのいい関係が出来れば、子供嫌いにならない犬に育ってくれるでしょう。

飼主さんとしても、親御さんとしても忙しいですね。

-----------------------------
トレーニングブログに参加しています。ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年11月21日 (土)

犬とのコミュニケーション:行動を教える以前に。

犬のトレーニングにおいて、「オスワリ」や「マテ」といった行動は、家で完璧に出来ていなければ、当然刺激のある外(家以外の場所)でできるかどうかはわかりません。

しかし、それ以上に重要なのが、たとえ「行動」として理解できていて(教えてあって)、周囲に気をそらす大きな刺激が無くても、そのときやるかやらないかは日ごろの習慣にもよるということです。

つまり、日ごろ愛犬に何かお願いしても、やりたくないと言われてそのままにしておく習慣がついていれば、犬は外でも同様、やらないことを選択する可能性があります。
それを「なぜやらないのか」と責めるのは理不尽です。
家ではやらなくてもよかったのに、外でちゃんとやれというのはちょっとおかしいですよね。

では、犬がわかっているのに「やらない」理由はなんでしょう。
「やる」ことにメリットが無いと犬が感じていれば、やらないことを選択する可能性は高くなります。
やらないことを選択する犬のことを「義務感が無い」と言う人がいます。
個人的には私は「義務感」という意味がよくわかりません。
逆に、犬が飼い主に言われたことをやるのが「義務感」からであって欲しくないという気持ちがあります。

では「やる」メリットは何でしょう。

犬は楽しいことを優先します。

そのあたりを考えてみると、愛犬と真剣に向き合う時間を作るきっかけになるはずです。
これはトレーニング技術以前の部分です。

「ウチの犬は言うことを聞いてくれない」けどそれでいい。という人は気にしないでください。
でも、「愛犬と上手にコミュニケーションが取れるようになりたい。犬の気持ちに近づきたい」と思ったら、ちょっと自分の行動を見直して見ると、愛犬のあなたを見る目が変わってくるかもしれませんよ。

遊んでいるときの犬の表情はとても楽しそうです。
202011211

こんな表情で一緒に作業をしてくれるといいですね。

-----------------------------
トレーニングブログに参加しています。ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年11月19日 (木)

犬界でも空気が読めるのは女子(?)

今日はアシスタントと見習いを連れてプライベートレッスンに伺いました。
見習いは特に何をするわけでもないのですが、こちらのお宅では歓迎していただけるので同伴しています。

さて、レッスン中はアシスタントがデモをやったり、私が生徒さんと動いたりしているのを見習いは通常室内で伏せて待っているのですが、勝手に動き回って邪魔をしないようにリードは係留してあります。

レッスン中はもちろん静かに待っていられたのですが、レッスンが終わって生徒さんとおしゃべりが始まった頃には飽きてきた見習いが、「かまえよ」と要求してきました。
すると、アシスタントがわざわざ見習の傍にいって遊びに付き合ってやっています。
さすがおねぇさん。

通常生徒さんが遊びを要求して吠えても、仕事柄ウチの犬たちは私がOKを出さない限り遊びには応じません。
要求吠えをしている方は、相手にされなければあきらめ、そのうち静かになります。
いわゆる要求吠えには応じないというルールを守ってあげると、相手が犬であっても要求がかなわないことが理解できるわけです。

しかし、見習いが要求することで、周りにご迷惑をかけてはいけないと思ったのか、アシスタントが要求に応じたようです。

そこで、二頭でしばし寝技で遊んでいる声が聞こえていたかと思ったら、今度は静かになりました。

そこでふと振り返ると、なんと見習いがおもちゃで遊んでいます。
そのおもちゃはどこから来たのかと見れば、生徒さんのベッドの上に置いてあったおもちゃ。

どうやら生徒さんまで見習いの気持ちを察して、自分のおもちゃを持ってきて貸してくれたようです。

202011191

男子より女子の方が空気が読めるのは犬も同じ(?)。
二頭の女子に相手をしてもらい、ご機嫌な見習いでした。

もちろん、飼い主さんがどう要求に応えるかはなかなか難しいところ。
吠えている状態に対してリアクションしてしまえば、犬はその状況を学習していきます。
つまり、吠えれば要求が通るということを簡単に学習し、要求吠えがエスカレートする可能性が高くなるわけです。

ただ、犬が暇を持て余していることを理解し、少し間をとってから、きちんと時間を作って相手をしてやるのが飼い主の義務と言えるでしょう。

-----------------------------
トレーニングブログに参加しています。ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
88_31_20201101211401
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年10月 5日 (月)

犬関連グッズ

犬関連グッズはわが家が初めて犬を飼い始めたころ(35年ほど前)とは比べ物にならないほど多種多様で目を見張るものがあります。
フードやトリーツなどの食べ物は当然のことながら、おもちゃ、ケージやサークル、トイレシーツなどの消耗品から、お手入れ関連グッズ、ウェア、リードやハーネスなどの日用品、お留守番の際に犬の様子を見るIPカメラなどまで、数えられないほどのグッズがあります。
そしてそれらのグッズはある意味必要に迫られたものです。

25
年ほど前、年老いてヘルニアを患ったハスキーが、どうしても足を引きずって毎回流血しながらの散歩になってしまうので靴を探しましたが、力の無い老犬がうまく歩ける靴を探すことはできませんでした。
仕方なく最後の手段として用いたのはテーピング。
散歩の時に毎回巻いて足をガードするというものでした。
しかし、今は様々な用途に合わせた靴があります。
有難いものです。

介護用ハーネスやカートも、初代のボーダーコリーたちが歳をとったとき、とても役に立ちました。
散歩の際の家の階段の上げ下ろしが大変だったので、ハーネスで体を半分吊り上げるようにすると、抱きかかえやすく、カートは、行きは元気に歩いていても、帰りに歩けなくなってしまう20キロの老犬の散歩には欠かせませんでした。
おかげで、親子二頭とも、老衰で無くなる1週間前まで公園に連れていくことが出来ました。

こういった犬のサポートグッズは大変重宝しますし、犬たちの時分の足で外を歩きたいという気持ちに寄り添ってやれるので、飼い主としては嬉しい限りです。

しかし、中には「???」というものもあります。

先日たまたまテレビのCFで流れた商品がそれでした。
犬用オムツです。
確かに、犬用オムツは我が家の老犬も使っていました。
自力で立って排泄が出来なかったために、体が汚れてしまい、清潔を保てなくなってしまうことから、寝たきりになってから使いました。
オムツが悪いのではありません。
キャッチフレーズが、「どこにでも一緒に出掛けられる」というようなことでした。
つまり、若い犬がお出かけのとき、やって欲しくない場所で粗相をしてしまわないようにオムツをするというものでした。

確かに犬の排泄を完璧にコントロールすることは出来ないかもしれません。
わが家の犬も、精神的にストレスがかかったときは頻尿になってしまうことがあります。
オス犬の方は、普段マーキングはしませんが、たまたま女の子の匂いに刺激されてちびってしまうこともあります。
しかし、それはどこでも勝手にトイレをしていいと教えられたからではありません。
小さいころから、トイレトレーニングを行なうことで、落ち着いた精神状態であれば、犬たちはところかまわず排泄するようにはなりません。

先日、パピーのレッスンに伺ったときのこと、なかなかトイレを覚えないので、オムツをした方がいいかと言う質問がありました。
いえいえ、人間の赤ちゃんと一緒で、排泄したくなったら教えてくれるように環境を整えなければ、いつまで経ってもトイレは覚えられません。
トイレのタイミングを見計らって、トイレスペースにいざなってあげることで、失敗(人間側にとって)は減らしていくことができます。

うまくできないからとイラっとするのであれば、トイレの場所を増やしたり、トイレシーツを広めに敷いてサポートしてあげればいいのではないでしょうか。
生後3~4か月の子犬はまだまだ赤ちゃんだということを忘れてはいけません。

もちろん、この商品が必要な場合もあるでしょう。
つまり、施設によっては、オムツをさせないと入場できないと決められているところもあるからです。
そういう施設があるからオムツが必要なのか、トイレのトレーニングが出来ないからオムツが必要になるのか。
そのあたりをきちんと見極める必要があります。


個人的には、病気になったり、歳をとるまでは、オムツ無しで一緒にお出かけして欲しいです。

昨日まで我が家でお預かりしていたパピーさん、トイレシーツと排泄の関連性を理解してくれたら、外出先でも自分でトイレスシーツを探して排泄しに行ったり、散歩中声をかけたら、我が家の犬たちと一緒に排泄もできるようになりました。

202010051

教えれば出来るようになるはず。
犬にわかりやすく、根気よく教えるのがポイントですね。



-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年10月 3日 (土)

犬は人間の気持ちを察する?

犬たちと暮らしていると、時折「えっ?どうして?」と思うようなことがあります。
なぜわかるのだろうか。
といったことです。

「子供は親を選べない」というように、「犬は飼い主を選べない」とよく言われます。
確かに、諸状況を考えると、人間が決めて犬を購入(譲り受ける)していることはわかりきっていることですが、その状況を生み出しているのは、もしかしたら犬の方かもしれないと考えざるを得ないことが多々あります。

別に犬を擬人化しての「この子が私を選んでくれた」という意味ではなく、犬は人の感情を推し量りながら、自分で決断しているともいえる行動を取ることがあります。

わが家で1999年に繁殖したボーダー・コリーの話。
この話は個人ブログやホームページなどでも書いているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、我が家で生まれた5頭の犬たちのうち、2頭残して、3頭新しいご家族の元に送り出す予定が、急なキャンセルで、我が家に3頭残る可能性が出てきてしまったことがありました。

さすがに当時はプロのトレーナーではありませんでしたので、姉弟犬2頭は残せても、3頭では手が足りなくなることは容易に予想できました。
なんとか新しい家族を探さなければという気持ちと、無理に気に入らないところには出したくないという気持ちが私の日々の態度に表れていたのだと思います。

生後2か月を過ぎたとき、たまたま新しい家族募集の張り紙を見てくださった方が我が家に見に来てくださいました。
母犬含め子犬たちもお客様に大歓迎の挨拶をしにいきましたが、募集をしている子犬以外はみんな自分の思い思いの場所に戻ってしまい、行き先が決まっていない子犬だけがお客様の傍から動かないという状況になりました。
この子だけでなく、我が家の犬たちはみんな事態を把握していたということでしょう。
その子はここで自分がお客様の元に行くことが、一番いいことだとわかっていてこの行動を取ったことで、当然お客様はその子を気に入り、翌日引き取りにきてくださいました。

ブリーダーさんのところに子犬を選びに行くときも、なんとなく犬の行動を観ながら人間が決めていることは多いと思います。
そんな行動を取る彼らの気持ちの中にも、やはり好きな人のところに行こうとする犬の気持ちが現われているかもしれません。
特に保護犬の場合、成犬であることも多く、まさに犬が選んでくれる状況も沢山あるはずです。
嫌がっている犬を無理やり家族にしようとする人は少ないでしょうし、犬の方から寄っていくことで、お互いの気持ちが通じやすくなるということもあるでしょう。

また、昨日お散歩が苦手なパピーさんのレッスンに同伴したお預かりのNさん。
アシスタントのボーダー・コリーたちの中でたくましく育っているNさんは、外ではあまり怖いものがありません。
小型犬であっても、地面に降ろしてもいいという許可を頂いてからは、なるべく自身の足で歩いてもらったり、先輩犬にくっついて歩き回ることで、時に怖い思い(バイクの爆音にフリーズなど)をすることがあっても、意外と早くにリカバリーしてくれます。

パピーさんがトラックの騒音や、様々な環境刺激に足が止まって動かなくなると、ロングリードを持って待っている飼主さんや私の気持ちを察してか、自分からパピーさんの傍に行って回り込みます。
すると、パピーさんがこちらに向かって一歩を踏み出すというようなことが何回かありました。


犬の不思議な能力はなかなか解明しづらいものですが、人間が犬に操られている可能性はゼロではないでしょうね。

8
14日からお預かりしているNさんも明日渡星の準備のためにお引渡しとなります。
「ママ」ではないんだよという気持ちは当然Nさんにも伝わっているはずなので、オーナーさんの元に行けばきっとそのひとが本当の「ママ」だとわかるに違いありません。
一か月半余りの合宿生活がNさんにとってよい経験となってくれればいいのですが。

202010041

-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年9月22日 (火)

犬の居場所

犬の居場所は各家庭によって当然異なります。
家じゅうどこでもアクセスしていい家庭、入っていはいけない部屋がある家庭、寝室以外はOKの家庭など様々です。

しかし、例えどの部屋にいてもいいルールであったとしても、落ち着いて寝られる場所を提供してあげることが一番重要なポイントになってきます。
中には、いつも人の後ろをついて歩くタイプの犬もいますが、ある意味その子は不安を抱えているために、よりどころとなる人の傍を離れられないとも言えます。
※人間を管理したくて見張っているタイプの犬もいます。

いつもいる場所が決まっていて、家の中で家族が動き回っていても、ある程度家族の行動パターンがわかってくるといちいち後ろをくっついて歩かなくても、見送った後自分の場所に戻って休むことが出来ます。

以前某テレビ番組で、留守中の犬の様子を撮影したものがありました。
ご主人が出かけた後、居間に戻ってソファでくつろぐ犬、悪戯をする犬、玄関ドアの前でひたすらご主人の帰りを待つ犬など様々でした。

ドアの前で待っている犬はご主人の帰りを一日千秋の思いで待っているかのようで、飼い主としては嬉しい限りですが、留守中はのんびり寝ていてくれるとある意味安心です。

以前分離不安になってしまった犬のことを書きました。
ご主人が出かけた後、ずっとリビングのドアの前で二足立ちしてドアをひっかいている様子はあまりにも可哀そうした。

私も家にIPカメラをつけているので、留守中の犬たちの様子を確認していますが、大概はハウスに入って寝ているかソファに乗って寝ているか、水を飲みに立つか、床で行き倒れているかというところなので、安心して仕事に励むことが出来ますが、たまに見習いが天を仰いでいると、「遠吠えか・・・。」とちょっと心配になります。

人と犬とのスタンスはあまりべったりしすぎても、一緒にいられないときに多くのストレスを感じさせてしまいます。
犬にとっては一人でいる時間も大事。

今日カウンセリングに伺ったK君。
クレート(ハウス)に慣れていないので、いつもご家族の足元など、そばにいることで安心しているようです。
静かに寝そべっていてくれることはとてもいいことなのですが、クレートに入ってリラックスできることも覚えてくれると、これからの長い共同生活の中で、無用なストレスを回避することもできるのでクレートトレーニングを行いました。

今のK君にとっては、ご家族から離れた場所のクレートは隔離感満載で、落ち着ける場所とは言い難かった、クレートの位置をご家族がいらっしゃるダイニングに移動していただき、その前にお気に入りのマットを置いてみました。

クレートトレーニングを2セッションほどおこなった後、自分からクレートの前のマットにいってお昼寝。

202009221

今まではクレートの傍にさえ近寄らなかったというお話だったので大進歩でした。

クレートの設置場所も考慮するとクレートトレーニングも進めやすいかもしれませんね。

-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年9月14日 (月)

犬のパーソナルスペース

コロナ禍にあって、ソーシャルディスタンスという言葉があたりまえになってきている昨今ですが、実は犬にも相手の犬(人、モノなど)との距離がとても重要なポイントになります。

コロナの距離とは別に、エレベーターにたった一人で乗っているとき、後から乗ってきた人が自分のすぐ横に立った、目の前に立たれたら、誰だって嫌ですよね。
いわゆる知らない人(モノ)との距離は誰だって取りたい。

犬も同様です。
仲のいい犬たちであれば、プロレスだって楽しいし、そばで匂いを嗅がれたり、口を舐められたって我慢はできますが、知らない犬がズンズン向かって来たら犬だって緊張します。
犬にだってパーソナルスペースがあるので、そのスペースが広い子の場合、むやみに近づけば無用な興奮をさせてしまうことになります。

今日個人のFacebookでちょっと愚痴ってしまいましたが、トイレ中の我が家の犬たちに犬を近づけてきた方がいたので、犬を遠ざけてくださるようお願いしたところ、意図がうまく伝わらなかったようです。

犬たちのこと、沢山学べる機会が増えているにも関わらず、未だに犬同士を無理やり近づけて友達を作ろうとする飼い主さんがいたり、自分の犬は大丈夫だからと、見ず知らずの犬に自分の犬を近づけようとする人がいるというコメントを頂きました。
確かに、子犬であれば犬友を作りたいと思う気持ちはよくわかりますが、何分相手がいるはなし。
子犬にとっても選択肢は必要ですし、
相手の犬が嫌がっていれば無理に近づけることでお互いよくないトラウマを作らないとも限りません。

不用意に知らない犬に自分の犬を近づけない。
遠ざけて欲しいと言われたら、気分を害することなく、「犬が苦手なんだな。」と理解して、遠ざかってあげるようにしましょう。

誰にでもフレンドリーな犬を持っている人はある意味羨ましいですが、誰とでも友達になろうと興奮する犬を持っている人は大変です。
ハンドラーそっちのけで他の犬に突進していけば、返り討ちにあわないとも限らないですし、ましてや愛犬とドッグスポーツを楽しもうと思ったら、ハンドラーへの集中より、他の犬が気になって、協働作業はうまく行かないでしょう。

いずれにしても、自分の犬のコントロールは気合を入れて頑張りましょう(自戒も含め)。

202009141
わが家は今預かり犬もいるので、犬たちの反応もそれぞれ違ったりします。

この日は、近づいてくる犬に思い切り吠えていたのはNちゃんで、アシスタントと見習いは気にしていませんでした。
その時々で犬たちの態度は変わるので、「うちのコは大丈夫」はあてにならないかもしれませんね。

-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年9月11日 (金)

犬と怪我

犬を飼っていれば、人間(飼い主)の怪我は当然想定内です。
子犬の頃はじゃれついて甘噛みをしたり、踏みそうなのを避けようとして躓いたり。
大人になれば引っ張られて転んだり、体当たりされて打ち身になったり。

私も犬が原因で何度か骨折しています。
半年ほど賃貸生活を送っていた時、塀の向こうから急に人が顔を出してびっくりしたニキーが網戸に突進したため、慌てて首輪を掴もうとして室内で転倒。

咄嗟に貸家の網戸を突き破ったらまずいと思ったケチ根性からですね。
左足の小指を骨折しました。
たかが小指、されど小指で、しばらくは足を地面に付けられず、自転車と車を乗り継いで移動しなければいけなくなりました。

その数年後、公園でのんびり読書を楽しんでいた時、突然目の前をスケートボードが通過し、過剰反応したハンスと尻馬にのったニキーを止めようとしたところ、パワーが強すぎてリードを握っていた左手薬指を骨折しました。
それでもリードは離せませんでした。
この後しばらく指が固定されてしまったのでリードが握れなくなり、肩掛けリードで3頭繋いで散歩に行っていました。
かれこれ20年ぐらい前のことです。

ボーダー・コリーと暮らすと怪我は日常茶飯事とも言えます。
そもそもの原因は私の不注意です。
つまり、危険予知が足りないことから起こったアクシデントと言えるでしょう。
しかし、自分が怪我をするなら仕方がありませんが、他人や他犬に怪我を負わせるわけにはいきません。

中型犬のボーダー・コリーに限らず、大型犬はおっとりしていると安心していると、とっさの時には男性ですら止められないことがあります。
「ウチは小型犬だから大丈夫。」とか、「自分の犬は大丈夫。」と思っても、相手の犬が過剰反応して、飼い主さんを引きずって来ないとも限りません。
「ウチには関係ない。」と思われるかもしれませんが、相手に非があったとしても、どちらも負傷するのはやはり避けたいところ。

お散歩中自分の犬をコントロールすることは当然ですが、相手の犬の動向を確認することも必要ですね。

大したことではありませんが、散歩中行く手にトイレ中の犬がいるときは、トイレの処理が終わるまで相手の犬との距離は縮めません。
相手の犬が興奮して急に引っ張って飼い主さんを転ばさないとも限らないからです。

お互い、安全に散歩を楽しみたいですね。

202009111

-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年9月 9日 (水)

少し工夫すると回避できるトラブル

犬と暮らし始めても、人間の生活スタイルを全て変える必要はありませんが、ある意味犬主体で考えてあげなくてはいけないこともあります。

今日は特に初めて犬と暮らす人がちょっと勘違いしてしまうことを書いてみました。

成犬になると、トイレは外だけと決めてしまうおうちがあります。
お庭のあるご家庭では問題ありませんが、そうでない場合、外に行くことイコール散歩に出ることになります。
犬の排泄タイミングを考えると、当然のことながら人間同様食べれば出ると考えます。
これ自体は間違っていませんが、だからと言ってご飯を食べてから散歩に出るというのはあまりおすすめできません。
食後は体を消化のために使うので、出来れば休ませてあげて欲しいからです。
特に大型犬種や、胸の深い犬種は、食後の運動によって「胃捻転」という疾病を発症しやすいと言われています。

理想を言えば、成犬の場合朝一番に排泄を兼ねて散歩に出て、発散させて帰ってきてからごはん。
そのあとはゆっくり休むというルーティンを作ってあげると、仕事で留守をする場合も、犬たちを安心して置いて行くことができます。
もちろん、留守の間に気がまぎれるものを置いて行くというのも犬にとっては留守番の寂しさが紛れていいでしょう。

当然飼い主さんの生活パターンがあるので、これが全てに当てはまるわけではありませんが、留守中に寂しくて泣いてしまう犬や、悪戯ばかりして困ってしまうときなどは、心身ともに適度な疲労感を与えてから出かけると、留守中落ち着いて休む確率が高くなります。
そのためにも、犬にストレスがかかりづらい環境を作ってあげたいですね。

202009091

留守中のんびり寝るアシスタントたち。
時に見習いが遠吠えすることがありますが、基本はこんな感じです。

-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

2020年8月30日 (日)

犬と会話できるようになる

昨日「犬と遊ぶ」ことで、お互いの距離が少し縮まる話を書きました。
共通の話題があると、人間同士も距離が縮まりますから、一緒に遊べることは大事なことだと思います。

先月からレッスンをしていたMさん。
ご家族にMさんとの会話の方法をいろいろご提案したところ、話が通じるようになってきたとのこと。
嬉しいことです。

犬の考えていることを全てわかろうとすることは恐らく人間である以上限界があります。
しかし、人間の勝手な思い込みでなく、犬の目線で考えてみようとすると、見方は少しずつ変わって、犬と話が通じやすくなってくるのです。

「なんで噛みつくの?」
「なんで言うこと聞いてくれないの?」
という、被害者的発想でなく、何がそこまで犬を追い詰めてしまったのか、こちら側のお願いしたいことがうまく伝わっていないのではないか見直して見る必要があるかもしれません。

私はいわゆる訓練士(ドッグトレーナー)ですが、トレーニングのインストラクターとして、飼い主さんに犬との会話の手助けをするのが大きな仕事です。

ご家族みんなでMさんとのコミュニケーションに努力して下さったおかげで、Mさんの行動がガラッと変わったそうです。

202008301
お嬢さんに呼ばれて振り返り、

202008302
呼ばれなくても、リードの反対側に飼い主さんがいることを意識し、

202008303
目標はお互いを尊重しあえる関係。

愛犬との暮らしは日々の積み重ねです。
出来ることを少しずつ増やして自信を付けて行くことは犬も人も同じ。

根気よく、会話の努力を続けていって欲しいですね。

-----------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_24
にほんブログ村

| | コメント (0)

より以前の記事一覧