ドッグトレーニング

2018年7月19日 (木)

ドッグトレーニング:苦手を得意にする


オビディエンス競技には左脚側時の後退があります。
ドッグダンスでは、前進するだけでなく、後退やサイドステップを使うので、ハンドラーとして私はバックステップ自体にあまり苦手意識を持っていません。
実際我が家の犬たちもバックステップやサイドステップは出来ます。
しかし、出来るのと得意なのとは違います。


見習いと脚側の練習をしていると、前進しているときは問題ないのですが、後退やサイドステップになると不安そうにカーミングシグナルや鼻鳴きが出る時があります。

そんなとき、「ちゃんと出来てるよ。」と声をかけてもやっぱり自信なさそうにしています。

きちんとヒールポジションが理解出来ているのに、自信だけがない見習い。
遠隔時にはおもいきり走って行くし、招呼でも必死で走って来るのに、細かい作業に対しては自信がない見習い。

そこでちょっとステップを下げて、一歩下がるたびにクリック&トリーツしていたら、なんと鼻鳴きせずに一歩ずつ下がりはじめました。

新しいことを教えるときは強化(正解だと褒める)の頻度を増やすことが欠かせません。
出来ると過信していると、ついつい見過ごしがちなる犬の気持ち。
「なんとか出来る」のではなく、「自信を持って出来る」ようにしてあげることも大事ですね。


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2018年7月18日 (水)

ドッグトレーニング:ヒールポジションの理解

愛犬と様々なドッグスポーツを行う上で犬がハンドラーの横を付いて歩くヒールウォークはとても重要です。
リードが付いていようといまいと、パートナー(愛犬)がハンドラー(飼い主)から離れてしまっては思うような作業は出来ません。
特に服従訓練(オビディエンス)やドッグダンスにおけるヒールウォークは確固たるヒールポジションを維持していなければ評価されません。

そんなヒールポジションを犬に理解させるにはどうしたらいいでしょう。


犬は飼い主が歩きはじめると付いて来ます。
特に子犬は飼い主が動けば楽しそうに付いて来るものです。

そこを褒めていくと犬は飼い主に付いて来やすくなりますが、ヒールポジションとはちょっと違います。
そこで、正確なヒールポジションを犬に教えるためには、まず止まった状態でのヒールポジションがどこなのかを丁寧に教えてあげることから始めます。


正しい位置が理解出来ると、離れた場所から呼び寄せたとき、飼い主の傍ではなく飼い主のヒールポジションに入ってくることができるようになります。

そこで一歩を踏み出し、ヒールポジションの維持を教えていきます。


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ヒールポジションの意味が分かれば、ハンドラーが前に進もうが後ろに下がろうが、はたまた横に動こうがパートナーはポジションを維持したまま移動し続けることができるようになります。

ちょっとずれても、犬が自分で修正し始めたら、少しポジションの意味が理解出来始めた証です。
正確なポジションを理解するまでは、頻繁に褒めて強化の頻度をあげることがポイントです。
あきらめずに地道に教えてあげましょう。

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2018年7月16日 (月)

犬だって楽な方を選ぶ


犬に「フセ」や「オスワリ」をきちんと教えたのに、気が付くと腰を崩して座っていたり伏せていることはありませんか?

人間も座っているときつい姿勢が悪くなったりするのと同じで、犬も気を抜くと楽な姿勢を取ったりするものです。

以前レッスンに来ていた柴犬くん、おうちでテレビを見ているときにソファの背もたれに寄りかかって横座りをしていることが多いそうで、オスワリをしてもらうと、すぐ腰を崩してしまいます。
楽な座り方に慣れてしまった柴犬くん、きちんと座る練習を再開したら、腰を崩さなくなりました。

さて、オビディエンスの競技でも「オスワリ」や「フセ」、「立って」などの姿勢変更が課目にありますが、当然腰を崩してはいけません。
さらに、姿勢変更をしているときにズルズルと前や横に動いてしまうのもNGです。

離れた犬に姿勢変更のキューを出すと、犬は飼い主の方に近づこうと少しずつ前に出てしまいます。そこで前に出ないよう、その場で姿勢変更するように教えていきますが、気持ちの問題だけでなく、姿勢変更の方法によっても、自然に動いてしまうことがあるので修正が必要になってきます。

どういうことかというと、立っている犬にフセをさせるとき、犬が後ろ足の位置を変えずに伏せようとすると、前足少し前に出てしまいます。そのフセの状態からオスワリをさせるとき、今度は前足を動かさないで座ろうとすればさらに前に出ます。

しかし、前足か後ろ足のどちらかだけを基軸(基準)にして姿勢変更を行うと、同じ場所から動くことなく姿勢を変えることができるのです。

ところが、この基軸を変えないで姿勢を変更するというのは犬が無意識に出来るものではないので、姿勢変更の方法を犬に教えることが必要になります。

それでも、犬は楽な方を選ぶ確率が高いので、日々の習慣にすることが大事です。

オビディエンスに挑戦中の見習い、課目に姿勢変更が入っているため、その場から動かない練習をしていますが、後ろ足基軸で教えているため、立止からフセをするときにはお尻を下げなければいけませんが、ちょっと気を抜くと前にずるっ。

そこでどれくらい動くのかコーンを周りに置いて検証しながら練習を続けたところ、大分コーンを飛ばさなくなりました。

しかし、これが本番でも発揮できるとは限らないので、日々の練習は欠かせません。
無理ではなく、意識的にでもなく、無意識に習慣になってくれるといいのですが。


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2018年7月14日 (土)

ドッグトレーニング:アイコンタクトには理由がある


人間同士の会話で、相手と視線があっていなかったり、返事が返ってこなかったりすると、ちゃんと聞いていたのか心配になることはありませんか?

相手が犬の場合、ある程度ハンドラー(飼い主)を気にしている犬は、視線があっていなくても耳だけ開けていてくれるので、こちらから出したキュー(指示)に素早く反応してくれますが、他に気を取られていたり、常態的にハンドラーに意識を向けていない犬は、何か言われてもやってくれないことの方が多いものです。

そんな時ハンドラーは何度も犬に言わなくてはならず、犬もそのうちやればいいぐらいに考えていることがよくあります。


相手の顔を見るアイコンタクトは、少なくとも相手に意識を向けているので、言われた言葉をきちんと聞いています。
聞いていてやるかやらないかは日常生活の習慣にもよりますが、言ったことはきちんとやってもらう習慣がついていれば、アイコンタクトが取れた方が指示に反応してくれる確率は格段と高くなります。

日常の散歩中、常にハンドラーの顔を見上げている必要はありませんが、時折こちらに意識を向けたり、ハンドラーが声をかけた時は聞く耳を持ってほしいものです。

人大好きなM君、街中の散歩では、気になるものが多いので、再度アイコンタクトの強化。
聞こえているM君は、アイコンタクトが取れていない時より反応も速く、ストレスも少ないです。


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2018年7月12日 (木)

ドッグトレーニング:左脚側の弊害

ドッグトレーニングでは通常犬はハンドラーの左側にいます。
どの競技会でも、犬は左脚側を維持することが基本動作にあります。

停座(オスワリ)や伏臥(フセ)も遠隔作業でなければ左脚側で行われ、右脚側では行いません。

一方ドッグダンスでは脚側(ヒールポジション)は左右のみならず、両足の間や足の前、後ろなど様々です。
つまり、犬とハンドラーとの位置関係はそれぞれ異なるため、ハンドラーを見上げる犬の体づかいにもバリエーションが出ます。

とはいっても、日常は左脚側で歩く人が多いことも事実です。
すると、どうしても体の使い方が片側に傾き、体重ののせ方や首の曲げ方なども癖になっていることが多いものです。

元々体が柔らかいアシスタント、ぴったり私の足にくっつくほどではないにも限らず、斜に構えて私を見上げる傾向があり、フロントポジションも歪みがちです。


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ラリーオビディエンスでは、フロントポジションでの停座が課題によく出るのですが、顔をまっすぐあげて私を見ようとすると、お尻が少し曲がったりします。
おそらく左脚側時で私を見上げる動きに関連していると思われます。

左脚側を日常的に使っているからといって、すべての犬がそうなるわけではありませんが、右側に顔をあげる癖がつきすぎると、こんな弊害が出る可能性もあります。


何事も左右バランスよく使うことが大事ですね。

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2018年7月11日 (水)

ドッグトレーニング:ハードルは少しずつあげる

出来る場所で出来ることを少しずつ増やして成功体験をさせながら経験値を増やすことが、犬たちにとって自信を付けることにもつながります。
失敗から学ぶのは人間で、犬ではありません。

ということで、今日のプライベートレッスンでは、慣れた敷地内での呼び戻しと、集中力アップの練習を行いました。

当然何もなければすぐ戻れるレベルですから、よく知った見習いをディストラクションに使い、お互いが遊びモードに入る前に呼び戻します。

本来ならばご褒美は犬同士の遊びでもいいのですが、今回は大きさの差もあるので、戻ったご褒美はトリーツにしました。

その後ディストラクションが近くにいてもハンドラーに集中する練習を行いました。


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見習いは「マテ」と言われているので、勝手に動くことは出来ません。
しかし、見ることはかまいません。

自分の目で相手を見て、見習いは動かないことを選択し、Kさんはハンドラーと歩くことを選択すればいいのです。


お互いがディストラクションになっての勉強でした。


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相手の犬がいても気にしない練習は、ディストラクションとなる犬がコントロールできないと刺激が強すぎて呼び戻せなくなる可能性があります。

刺激のレベルは犬の状況(レベル)に合せて設定しましょう。


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2018年7月 9日 (月)

ドッグトレーニング:あらゆる状況を想定する。

犬と外に出ればどんなことがあるかわかりません。

散歩の途中で、すれ違いざまによその犬に吠えかかられたり、旅先の宿で見知らぬ犬に咬みつかれそうになったり、よその犬が急に走って近寄ってきたり。

どんな時でも、「お互いリードが付いているから安全」と相手任せにしてはいけません。
相手の飼い主さんが自分の犬をコントロールできるとは限らないからです。
中には、端からコントロールする気が無く、犬を近寄らせる人もいます。

そんな時でも、自分の犬に伏せて待つや座って待つなど、よその犬を相手にしないことを教えておくことはとても大事なことではないでしょうか。


わが家の場合は、落ちている気になるものや向こうから歩いてくる犬など、いちいち反応しないでほしい時には「Leave it(放っておいて)」を使っています。
もちろん、状況に合せて早めに言うことが必要なときもあります。
目の前で刺激がマックスになってからでは飼い主の声が聞こえなくなる可能性が高いからです。


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たまたま近くに呼び戻しが効かない犬が来たときでも、自分の犬をコントロールすることで、大事に至ることを避けることもできます。


もちろん、時間があるときは危険回避のために、愛犬とさっさと逃げることも必要ですが、逃げられない時は「マテ」をさせることも有効です。


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J君は慣れた場所でなくても、大分落ち着いて待てるようになりました。


この日は近くでテニスやサッカーなど、J君にとって大きな誘惑がありましたが、それでも飼い主さんの早めの声掛けなどで興奮を避けることもできました。

日々確実に成長する犬たちです。


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2018年7月 7日 (土)

ドッグトレーニング:出来る場所で成功体験を増やす

ドッグトレーニングでは必要なことを愛犬に伝え、行動に移せるようにサポートするのですが、周囲に気になるものがあれば、人間の子供と同じで集中することは難しいものです。

そこで、慣れた場所で出来ることを確実にしつつ、出来る場所を少しずつ広げていく作業が欠かせません。

家で出来るからと言って、どこでも出来ると思っては大間違い。


ということで、慣れた場所では2~3メートル離れてもマテが出来るKさんですが、


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お散歩コースには気になるものが沢山あって、まだまだ1~2歩ぐらいしか離れて「マテ」が出来ません。


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当然のことです。


ハードルを上げすぎず、少しずつ成功体験を増やしていきましょう。

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2018年7月 6日 (金)

プライベートレッスン:人ごみに馴らす

人慣れしている犬は多いです。
人が近づいてきて撫でても嫌がらない犬もいます。
嫌がらないどころか嬉しくて大興奮の犬もいます。

吠えかかることさえなければ、普通はあまり気にしませんが、あまりに人が好きすぎると、道端で目があっただけでも、人の方に寄っていこうとしたり、伏せて相手が近づいてくるまで動かないなんていうこともあり、それはそれでちょっと困るものです。


さて、今回のレッスンのワンコさん、人が大好きです。
日常生活には全く問題はありませんが、人が居る時は周囲が気になって飼い主さんのキューが聞こえなくなってしまうことがあります。

人に対して極度の警戒を持つ必要はありませんが、他犬に対する態度と同様、存在をあまり気にしなくなってくると日常生活はスムースになります。


人とすれ違うたび、犬を見るたびに興奮しているのはあまり好ましいとは言えません。

そんなわけで、今回はJRの駅前を歩く練習。

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落ち着いて歩けてはいますが、飼い主さんの声が聞こえない時もありました。

そこで、少し人ごみから離れてリセット。

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少しずつ慣れると聞こえるようになるはずです。
あきらめずに、繰り返し練習していきます。


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2018年7月 5日 (木)

ドッグトレーニング:目の前におやつが無くても出来る犬に!

トリーツ(おやつ)を使ったトレーニングに否定的な人は沢山いるでしょう。
なぜなら、おやつが無ければなにもしない犬になってしまうと信じているからです。

トリーツによる弊害はゼロではありません。
しかし、力に頼らず、犬の自主的な動きを引き出すために、トリーツは使い方を間違えなければとても有効なものなのです。

トリーツが目の前になくてもハンドラーのキューに対して反応できるようになるには、ハンドラーとの信頼関係と繰り返しの練習が不可欠です。

では、なかなかトリーツがはずせない理由はなんでしょう。

ひとつには、指示のキューと行動とのリンク付けが出来ていないからです。
もうひとつは、ハンドラーが犬を信頼できず、いつまでも手からトリーツがはずせないからです。


下の画像はアシスタントに「Sit-up」を教えています。

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座っているアシスタントの目の前に美味しそうなトリーツを見せて、鼻先から少し上にトリーツを移動させます。

この動きは通常のスピン(お回り)やウィーブ(足くぐり)などと違い、犬のボディバランスが良くないとできませんので、あまり例には使いたくないのですが、とりあえず画像として説明するのはわかりやすかったので敢えて使っています。

見習いはトリーツに吊られ、座ったままトリーツを取ろうと体を起こし、結果的に前足があがるというものです。

先ほど書いたように、ボディバランスがあまり良くないアシスタントはこの状態になるまで、数年かかりました。私がもっと真剣に取り組んでいれば、おそらくもっと速かったでしょう。
ちなみに、先住のニキーは教えていないのに、自分からやっていました。


さて、このように少しバランスがよくなって短時間でも自立できるようになったら、「Sit-up」のキューを言ってからトリーツを持つ手を少し上にかざしてみせます。
わが家のキューは「Stand」です。


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そして上手にバランスを取りながら数秒でも維持出来たら、クリッカーを鳴らして持っていたトリーツをご褒美として渡します。


頻繁に繰り返し、さらに持続できるようになってきたら、トリーツを持たずに「Stand」のキューを出しながら、ハンドシグナルだけで「Sit-up」の体勢に誘導し、維持出来たらクリッカーを鳴らしてご褒美に別の場所からトリーツを出して渡します。


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最後は、ハンドシグナル無しで「Stand」のキューだけで出来るようにし、ご褒美を渡します。


この練習を何度も繰り返し、簡単に出来るようになれば、ご褒美のトリーツはランダムにあげるようにしていきます。
つまり、その場にご褒美を持っていなくても、そのときもらえなかったとしても、犬は言われたキューにはきちんと反応できるように習慣になっているというわけです。

日ごろ愛犬に「オスワリ」と言ったとき、「おやつ持っていないなら座らない」と言われることがあれば、このステップを踏んだ繰り返し練習がきちんと出来てないからかもしれません。

簡単なトリックから練習してみませんか?

DogLifeDesign@駒沢でのトリックレッスンは7/22、10:30からです。
お申し込みはDogLifeDesignさんで。


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