ドッグトレーニング

2022年1月25日 (火)

ドッグトレーニング:5割増しの練習

オビディエンスやドッグダンスには遠隔作業があります。
つまり、犬がハンドラーから離れて単独で動く作業です。

オビディエンスであれば、20数メートル離れた場所まで犬を走らせ作業してもらったり、ドッグダンスであれば、20メートル四方のリンク内で、犬を前進や後退などでハンドラーから離れさせるなどです。

例えばドッグダンスで犬に10メートルバックしてもらおうと思ったら、10メートルバックする練習をしていては本番で10メートル下がることは出来ません。
なぜなら当然本番は練習とは違う上に、周囲の雰囲気やハンドラーの緊張も加わり、犬がいつもの自分を発揮できないからです。

練習をするときは、5割増し程度、つまり15メートルぐらいバックできる練習をしてあげると、本番では10メートルぐらいなら自信を持って下がれるようになるわけです。

ギリギリの練習ではなく、少し多めの練習をしましょう。

今日の火曜ドッグダンスクラスでは、Nさんのバックが大分安定してきていますが、時折同じ方向に曲がってしまうことも。

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時には、短い距離でまっすぐ下がる練習を繰り返した後、少しずつ距離を伸ばすといったリマインド練習も必要ですね。

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2022年1月21日 (金)

ドッグトレーニング:体はバランスよく使ってもらおう

犬は人間と違い、自分の体の使い方のことはあまり気にしません。
変な言い方ですが、体をバランスよく使わなければと思うことはありません。

そこで飼い主としては、犬が怪我をしづらいよう、バランスよく体を使えるようにサポートしてあげるわけです。

オビディエンス(服従訓練)などでは左脚側が基本のため、右脚側をすることはほとんどありません。
しかし、いつも同じ方向に意識(顔)を向けていれば、体の使い方のバランスが崩れてしまう可能性があります。
そこで、右脚側もプラスアルファとして練習してあげるとバランスがよくなるというわけです。

特にドッグダンスでは様々なポジションでのムーヴが出てくるので、当然右脚側も使います。
左右の脚側中にスピンなどの回転系の動きがあれば、左回りだけでなく右回りも教えてあげる必要があります。
それはある意味犬たちのためでもあるので、左右あるものは是非両方練習していきましょう。

今日のプライベートレッスンではL君が上手に左旋回をやってくれたので、今度は右旋回の練習をお願いしました。

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さすがに左旋回で鍛えた後肢の使い方。
すぐに左後肢がスムースに動き始めました。
きっとすぐに右旋回も出来るようになるでしょう。

さて、今日は見習い2号の散歩デビューでした。

朝は家の前で歩く練習と、先住犬たちの練習を静かに見る練習。
午後は少し足を伸ばしてワンブロック歩いてみました。

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地面がとっても気になる生後3か月です。

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2022年1月19日 (水)

ドッグトレーニング:犬に予測させない練習

日々同じことが繰り返されていると、人間だけでなく犬もルーティン化して、次に起こることを予測します。
ごはんや散歩といった日常生活のルーティンも然り。
ごはんを前にしてハンドラーが「オスワリ、フセ、マテ、ヨシ」と言っていれば、言われなくても勝手にやるのも同じです。

しかし、ドッグスポーツはいつも同じとは限りません。
特にアジリティやオビディエンス競技においては、その日の朝に課題の詳細が決まります。

個々のスキルを身に着けてもらうことは大事ですが、次に起こることを勝手に予測してフライングされることはペナルティになります。

例えばFCIオビディエンスの課題では、招呼(呼び戻し)の途中で犬を止めることがあります。
止まった時の姿勢はいろいろですが、止まることを犬は予測しているので、ハンドラーがキューを出す前に勝手に速度を落として止まってしまう犬もいます。
見習い1号もまさにそれをやります。

そこで、本番では止めなくてはいけなくても、練習では止めない練習も入れていく必要が出てくるわけです。

「次はこれでしょ?」と犬に言わせないために、ハンドラーはいろいろ工夫しながら練習をプランニングしなければいけません。
ある意味知恵比べのようなものですね。

FCIオビディエンスクラスIIIの課題には、ハンドラーの元から離れてコーンを周った後、ハンドラーのキューで止まり、その後指示された方向にあるダンベルを咥え、目の前のハードルを跳んで戻ってくるというものがあります。

コーンを周って、ハンドラーのキューを聴き、ダンベルを咥えてからハードルを跳ぶという一連の作業自体はきちんと覚えて欲しいのですが、勝手に止まってしまうとペナルティになります。
なぜなら、ハンドラーのキューにきちんと反応するというのがオビディエンスの基本だからです。

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ややこしいルールをきちんと犬たちに教えていくのは時間がかかりますね。

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2022年1月18日 (火)

ドッグトレーニング:四肢の動かし方をサポートする

今日はLさんのプライベートレッスン。
他犬が苦手なので、公園で行いました。

昼間の公園は沢山お散歩に来る犬たちがいて、良いディストラクションになります。
距離を取って、Lさんが自分で対処できるようにサポートしていきます。

ドッグランの横目に飼い主さんと遊んだり、園内をリラックスして歩いたりと、今日は落ち着いて散歩が出来ました。

途中ベンチで休憩タイム。
マットトレーニングもしているので、マットを敷くとちゃんと乗っていられます。

最初は立っていましたが、そのうち自分から伏せられるように。

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Lさんは、先日後肢の動きを少し練習したところ、上手にヒールポジションに入って来られるようになったそうです。

犬の後肢は前肢の動きにあわせて動くのが普通です。
後肢だけを動かすことは日常的にはあまりありません。
そこで、後肢を意識するようにサポートしてあげると、犬は後肢にも意識を向けることが出来るようになります。
四肢に意識を向けられるようになると、動きもスムースになり、ストレスも軽減されますね。

さて、今日は見習い1のオビ練習で、止まり方のサポート。

FCIのオビ競技では、リコール中に犬を止める課題があります。
しかし、ストップのキューの後、ズルズルと前に歩いて行ってしまうとペナルティがついてしまいます。

つまり、キューに対して出来るだけ速く反応することが要求されるわけです。

特に何も言われなければ、見習い1は「タッテ」のキューを聴いても、数歩前に進んでしまいます。

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そこで、出来るだけ素早く止まれる止まり方を少しサポートしてあげると、両足を同時に止める方法にも気づけるようになります。

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動き方が身に着くまでは時間がかかりますが、少しずつ練習することで、別の動き方も学んで行くことが可能です。
焦らずゆっくり経験値を積んでいきます。

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2022年1月17日 (月)

ドッグスポーツに不可欠な要素とは。

愛犬と一緒にドッグスポーツを楽しみたいと思う人は沢山います。
現に様々なドッグスポーツを楽しんでいる人がいますが、競技に参加し、高みを目指そうと思えば練習は欠かせません。

ディスクやアジリティ、フライボールといった、目の前に犬にとって大きなモチベーターとなるものがあったとしても、どのペアも完璧に出来ていい成績が出せるとは限りません。

それぞれのスポーツに必要なスキルの練習は当然不可欠ですが、それ以前に犬の行動の完成度をあげるために犬に教えておかなければいけない要素がいくつかあります。
その代表的なものが「正確さ」。
つまり、犬がそのキューをきちんと理解しているかどうかです。
理解していなければ、当然ハンドラ―のキューに正確に反応することはできません。

3月のワークショップでは、愛犬との協働作業において必要なベースとなる要素も合わせてお伝えする予定です。
※イベントの詳細はこちら👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2021/12/post-ac5cfb.html
ワークショップ残席わずか。

さて、今日はいつもイベントを手伝ってくれているスタッフの練習会でした。

今回初ドッグダンスにチャレンジするKさん。
シニア犬ですが、やる気満々で、最後まで集中が切れませんでした。

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ルーティンの初披露楽しみですね。

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2022年1月16日 (日)

ディストラクションレッスン

今日はディストラクションの中でのトレーニング。

きちんと教えた行動を、ハンドラーからキューを出されたとき、いつでも出来るようになっていなければ、教えた意味はありません。

しかし、犬の気を散らすものがいろいろあるのが現実。
他の犬が視界に入ったり、大きな音がしたり、苦手な物がそばにあったりすれば、当然気もそぞろになってしまい、ハンドラーの言葉は耳に届かないこともあるでしょう。

ハンドラーの声が耳に届くようにサポートするのがハンドラーの務め。

日常的にも、何もない静かな場所だけでトレーニングをするのではなく、いろいろな場所(環境)で出来ることを増やしていくことが大事ですね。

初めはディストラクションのレベルを下げて練習。

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少し馴れてきたら、遊びを混ぜてみました。

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少しずつ出来ることが増えるといいですね。

さて見習い2号は、合間に呼び戻し練習。

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まだまだこれからですね。

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2022年1月14日 (金)

トレーニングの基本はハンドラーとの関係性作りから

ドッグトレーニングはハンドラー(人間)が一方的に犬にしつけをすることではありません。
トレーニングはハンドラーが犬に強制的に何かを押し付けるものではなく、犬が学習できるようにサポートしていくものです。

つまり、ハンドラーは教え手であり犬は学習者という関係です。
教え手は学習者が理解できるようになるまで手助けをします。

そもそも、犬は楽しいと思わなければトレーニングには付いてきません。

簡単な話、呼ばれても楽しいことが無ければ犬は戻ってきません。
犬が楽しいと思える環境を作ってこそ、犬の学習は進んでいきます。

ドッグスポーツは本来人が犬と楽しむために始めるものです。
それを犬も楽しいと思えるようにならなければドッグスポーツ自体が成立しません。

どうやって楽しい気持ちにさせるか、ハンドラーの腕の見せ所でしょう。

今日のプライベートレッスンはドッグスポーツを楽しむS君。
ハンドラーさんと楽しくコミュニケーションを取ることが、次のステップに繋がりますね。

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さて、今日の見習いは相変わらずカート生活で散歩を楽しみました。

ジョギングする人、吠える犬、凧あげする子供、公園で伐採する職人さん、スケボーする若者たち。
沢山の物を見て帰ってきました。

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自分の足で歩けるようになったとき、少しでもこの経験が役に立っているといいのですが。

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2022年1月12日 (水)

ドッグトレーニング:一度に二つ以上の基準を与えない

犬に行動を教えるとき、人はついつい欲張って二つ以上のことを教えようとしてしまいます。
例えば、「お手とおかわり」。
一見セットに見えるので、ついつい、「お手、おかわり」と続けて犬の手を取ってしまって教えがちです。
何度も繰り返していれば、お手と言われて片手を出し、次にお替りと言われて反対側の手を出すことは可能です。

しかし、この場合犬は単純にパターンで覚えてしまっているので、突然「おかわり」と言われてしまうと、いつものパターン通り「お手」をしてしまうことは否めません。
しかも、向かい合わせに座って、犬の手を同じ側の手を出し続けていれば、当然犬は視覚的にも、出されて手を同じ側の手をあげてしまう確率が高くなります。

「お手」を教えるのであれば、「お手」の意味がある程度わかってきてから「おかわり」を教えた方が混乱しづらいですね。
ハンドラーが手を見せなくても、出されたキューを聴いて犬が正しい方の前脚をあげてくれるようになれば、犬はキューの意味を理解したと考えていいでしょう。

さて、毎朝カートに乗って先輩犬たちの練習を横目に見ている見習い2。
普段はカートに乗って静かに座っていられたら、クリッカーを鳴らして強化していますが、先日はたまたま近くでバスケットボールの練習をしていた人がいました。

ボールが弾む重めの音や、ゴールの壁にあたった音。
さらにボールを追いかける青年の走る様子など、見習い2にとっては初めて見るもののうえ、元々動くものへの反応は過剰に出ているので、この日は座らなくても、静かに見ていられただけでクリックして強化しました。

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まだまだきちんと「オスワリ」も教えていない見習い2です。
座って待てるようになるまでには、まだまだ時間がかかります。

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2022年1月10日 (月)

ドッグトレーニングは一貫性が不可欠

ドッグトレーニングは犬に行動を教えて、キューを理解させることです。
つまり、「オスワリ」は腰を下ろすことであって伏せることではないと伝えなくてはいけませんし、「オイデ」と言われたら、すぐに来て欲しいと伝える必要があります。

きちんと教えてあっても、周囲の環境(刺激)によって出来ないことがあるのは別として、家の中など刺激が無い場所で、愛犬が出したキューの通りに行動してくれない場合の原因はなんでしょうか。

もちろん、まだ行動を理解していないケースもあるかもしれませんが、場合によっては、わかっていても「やらなくてもいい」と犬が学習しているときもあります。

どうして「やらなくてもいい」と思ってしまったのでしょうか。

「オスワリ」と「フセ」なんて、どっちをやっても別に大勢に影響が無いとハンドラーが思っている場合、犬もどっちでもいいと理解します。
なぜなら、間違ったときにハンドラーがきちんと正しいことを犬に伝えないからです。
いわゆる「まぁいいか。一回ぐらい」という感じです。

そのようなスタンスの場合、犬が間違ったからと言って犬を責めたら理不尽ですね。

しかし、様々なドッグスポーツを犬と楽しもうと思っている場合、「どっちでもいい」というスタンスは犬にも伝わるので、本番でも同様の行動が出ます。

日常生活では大勢に影響がなかったとしても、もしきちんと犬に行動して欲しいと思ったら、間違っているときは正解を出せるようにサポートしてあげる必要があります。

見習い1は「フセ」とキューを出したとき、しばらくすると腰を崩すときがあります。
そんなとき、「フセだよ。」ともう一度言うと、「あぁ、これは『フセ』じゃなかった。」と居住まいを正します。

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放っておけば、腰を崩しても「フセ」だと理解してしまいます。

大したことではありませんが、オビディエンス競技をやるのであれば違いを教えておく必要があります。

家の中だからと大目に見てしまうと、外でも同様の行動が出ます。

ちゃんとやって欲しい、呼んだときには必ず来て欲しいと思ったら、きちんと行動できるようにサポートしてあげましょう。

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2022年1月 5日 (水)

ドッグトレーニング:強化したことは裏切らない

昨日のブログで「リマインド」のことを書きました。
ちゃんと教えても、そのまま放置しておくと、せっかく身についた行動も忘れてしまうので、きちんとリマインドしましょうというお話でした。

もちろん、ちゃんと犬が理解したと仮定した時のお話です。
犬がまだ理解できていないのであれば、リマインド以前に強化が必要です。

さて、今日年明け初のレッスンに参加してくれたSくん。
年末年始ペットホテルに滞在していたことで、ちょっと日々の練習をお休みしたために、帰ってきS君は練習してきたことを少し忘れてしまったそうです。

しかし、リマインドしてあげると、「あ~、これ?」というように、前回のレッスンのレベルに戻ってきました。

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犬がその行動とキューを確実に理解するまでは、強化を怠ることはできません。
しかし、一度きちんと理解したことは、もし時間が空いてしまっても、リマインドしてあげれば、すぐ動けるようになります。

教えたことが無駄にならないようにするためには、初めの強化がポイントですね。

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