ドッグトレーニング

2022年10月 1日 (土)

ドッグトレーニング:ターゲットはいつはずす?

犬に新しい行動を教える方法はいくつかありますが、その中に「ターゲッティング」という手法があります。
ターゲットとは「指標」となるものです。

例えば、ターゲットマット、ターゲットスティック、ハンドターゲットなどがそれにあたります。

ターゲットマットと同様に、犬に立っていて欲しい場所を教えるツールとして「プラットフォーム」があります。
米国では、プラットフォームを使ったトレーニングは一般的なので、市販のプラットフォームもありますが、日本ではまだ耳馴染みが無いこともあり、自作しています。

我が家の場合はお風呂用のマットを切って貼りあわせたものですが、犬に正しいポジションを理解してもらうために使っています。

例えば脚側位置やフロントポジションで曲がらないためなどに使います。

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しかし、どんなターゲットも最終的には外していかなければいけません。

では、いつはずすのか。

当然、犬がターゲットがなくても、正しい景色(犬から見る)を学習してからです。

日によって位置が大きくずれたり、体が曲がっているようであれば、まだまだターゲットは外せません。

また、あまり使わないポジションの場合、リマインドが必要になることもあります。
そんなときも、体を押したり引くことすることなく、プラットフォームを出せば、犬は自然と正しい位置に乗ってくれます。

体が馴れて、正しく理解してもらえたら、プラットフォームを外して練習して行きます。

焦らず、ゆっくり、ですね。

見習い2号にフロントポジションを教えているときの動画です👇。


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2022年9月30日 (金)

犬のトレーニングって誰がするの?

犬は人とは種が違うので、当然会ったばかりでは言葉で言ってすぐ伝わる相手ではありません。
犬より多少器用な人間の方が犬に合わせてコミュニケーションを取る努力をする必要がでてきます。

よく言われる「しつけ」や「トレーニング」というものは、飼い主と犬の数だけあるので、同じではありません。
当然教える側(トレーナーやインストラクター)もクライアント(飼い主)さんの要望に合わせて内容を精査していくことが大事ですが、それはクライアントさんの言いなりになることとは違います。

例えば、「ウチは一緒に寝るのよ。」というご家庭に、それを否定することを言う必要はありませんが、もし一緒に寝ていることで弊害が起きているとすれば、それを伝えて、別の解決策を提案する必要があります。
※ウチは一緒に寝る犬もいます。

いずれにしても、犬を育てていく過程で、飼い主さんが間違った方向に行かないように指標をしめしつつ、妥協点も探し、犬と人が出来るだけストレスを少なくして一緒に暮らせる環境を作るお手伝いをするのがプロの仕事です。

「しつけはいらない。」という人がいます。
おそらく「しつけ」という言葉のニュアンスだと思いますが、人と異なる種が人の社会で一緒に暮らしていくには当然その環境に馴らしてあげなければ犬にってストレスです。
それがある意味、犬に「教えるべきこと」で、いい方を変えると「しつけ」という言葉になってしまうのかもしれません。

しかし、それらのことは、飼い主不在ではできません。

例えば、訓練競技会に出るための課題を教えたいというのであれば、全てプロに任せてしまえば速く教えられることでしょう。
自分では出来ないからプロにやってもらう。というのもある意味正解ですが、教える過程を知っておくことは飼主の義務でもあります。
なぜなら、過程を知らないと、犬が教えた行動を崩し始めたときに修正するすべを知らないからです。

最近犬の「しつけ」や「トレーニング」を依頼する方の中に、自分はやりたくないから預けているときにやってもらいたいかたが増えているようです。

確かに忙しくて日中ケアが出来ない場合、犬を預けたいと思っている人は少なくありません。
飼い主が面倒を見られない時、人に託すことは悪いことではありませんし、犬にとっても退屈しないのでいいことだと思います。

昔から「預託訓練」というシステムもありますが、それも全てプロにまかせっきりではなく、きちんと飼い主が参加できるシステムになっているはずです。

トレーニングも含め、全てを人に任せ、出来上がった犬と暮し、壊れそうになったらまた人に任せるというのは「犬と暮す」ことで得られる何か大事な部分が抜けてしまっているような気がします。

犬育てにどんどん関わっていきましょう。
一喜一憂しながら、その子全部を請け負うということが人にとっても犬にとってもコミュニケーションを強固なものにしていくプロセスのような気がします。

さて、基本的には犬大好きな見習い2号ですが、だからと言って突撃されては相手が迷惑。
犬を見かけても、テンションマックスにならないよう声をかけていきます。

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まずは、刺激が少ない場所で、こちらのキューに反応出来るようにトレーニングしておくことが大事ですね。

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2022年9月29日 (木)

ハードルは少しずつ上げていく

どんな行動を犬に教える場合でも、一回で犬が完璧にこなせるようになるわけではありません。

「オスワリ」ひとつ教えるだけでも、
①腰をおろす行動を教える。
②行動と「オスワリ」という言葉のキューの関連付ける。
③ハンドラーの目の前でなくても、言われたときにすぐ座ること。
④家の中だけでなく、どんな場所でも、言われたときに座れるようにすること。
⑤解除されて、初めてオスワリを止めてもいいこと。

以上のことが出来るようになって、初めて完璧に「オスワリ」が出来るということになります。

こんなに細かいこと言われたくない。と思われる方もいるでしょうが、これらが一つ欠けても、犬は本当の「オスワリ」の意味が理解できていないので、失敗する可能性があります。

「オスワリ」の失敗なんて、大したことじゃない。
と思っていらっしゃる方は、犬が「オスワリ」と言われて出来なくても、決してバカ呼ばわりしてはいけません。
なぜなら、ちゃんと教えてあげていない人間のミスなのですから。

例えば、パン屋の店先で犬を座らせて待たせようと思ったのに、パン屋から出て来たら犬が立ちあがっていた。なんてことはよくある話。
別に大勢に影響はないからと放っておけば、当然犬はいつでも立っていいものと理解していくだけです。

店の前で座って待っていて欲しい時は、家の中でも座って待つ練習をしたり、外でも座っていられる練習をする必要があります。

要は犬に何を伝えたいかですね。

さて、見習い2号は将来的にオビディエンスの競技にも出てみたいので、コーン周りの練習をしています。
誘導でやったところ、うまくいかなかったのでシェイピングから始めて2ヵ月半。

最初は室内。
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別の場所でコーンとの距離を伸ばす。
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屋外で至近距離から。
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ディストラクションがある屋外で本番に近いコーンの量で。
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この先は、コーンまでの距離を少しずつ伸ばしたり、往復走行の速度を上げていくことが課題になります。

その途中で、あまり大回りしないことも教えていきます。

単なるコーン周りですが、ステップをひとつずつ踏んで教えて行かないと、途中でやり直さなければいけないことにもなりかねません。

焦らず、少しずつですね。

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2022年9月28日 (水)

スタートは大事

訓練競技やオビディエンス競技においては、ヒールワーク(脚側での移動)がとても重要になります。
特にレベルが上がってくるとノーリードでの作業になるため、犬がフラフラしていれば当然制御不能になってくるので、リードが着いている状態で、ヒールポジション(脚側位置)を犬にきちんと教える必要があります。

いわゆる脚側行進(ヒールでハンドラ―の横を歩く)の評価は、犬がハンドラーの横で顔をあげて、ピッタリハンドラーにくっついて歩くことで良しとされてきましたが、犬の福祉の観点から、不自然な体の使い方は推奨されないということになりました。
例えば首が上がり過ぎているなどがそれにあたります。

とは言え、犬のハンドラーへの集中力を確固たるものにするためには、犬の意識がハンドラーに向いていることが欠かせません。
もちろん、たとえ顔があがっていなくても、ハンドラーに全集中している犬はいます。
それは、犬の耳がどっちを向いているかで確認することができます。

しかし、犬は動体視力がいい動物でもあります。
目に入ったものに気持ちがそがれることはゼロではありません。
そういうことを考え合わせると、ある程度顔が上がっていてくれる方が犬の反応の遅れを防ぐことが出来ます。

例えばヒールワークの作業において、スタート時にすぐ方向変換があったり、歩度(スピード)が変わるような場合、顔が前を向いている犬の場合、歩き出し時の視線の向きによっては、他に気を取られてしまい、作業の開始が若干遅れてしまうことがあります。
日常生活上では大したことではありませんが、競技に臨む場合は、犬にわかりやすく伝えることが一番重要になるので、犬が他のことに気を取られてしまわないような環境づくりも必要です。

見習い1号はワーキング系のボーダー・コリーなので、そもそも頭があがりづらいタイプです。
無理に上げようとするのであれば、体の使い方から教えていかなければ負担になってしまいます。
そこで、顔が凄く上がっていなくても個人的には良しとしてましたが、やはりスタート時などの反応速度(Latency)に若干お遅れや、耳より目の方が優先されていることがあるので、少しずつ修正しています。

その修正が1号にとって楽しいものになってくれると競技における集中も上がってくれるのではと期待しています。

🍀修正中
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🍀修正前
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2022年9月26日 (月)

サイドステップを教える

犬のサイドステップは前肢と後肢を平行に横方向に動かす動きです。

ドッグダンスのムーヴで使いますが、オビディエンスにもあります。
オビディエンスの場合は前肢が若干先に動いても問題ありませんが、ダンスにおいては平行に動かないと評価が低くなります。
いわゆる「曲がっている」状態になるからです。

犬のサイドステップは、犬だけが単独で行う場合と、ハンドラーとのポジション維持の中で行うものとがあります。
ハンドラーとのポジションを維持したまま動くときは、ハンドラーがターゲット(指標)になるので、犬にとっては動きやすくなりますが、ハンドラーと距離がある場合はターゲットが無いので、曲がらないで動くことは結構難しくなります。
つまり、遠隔のサイドステップを教えるのは時間がかかります。

どのレベルのサイドステップを望んでいるのかによって、行動を教えるステップは変わってきます。

ドッグダンスのHTM(ヒールワークトゥミュージック)で横方向に動くには、前肢と後肢が平行に動くことをきちんと教える必要があります。

これは言葉で言ってもわかることではないので、犬の体の使い方を引き出す必要があります。
トリーツを使ったり、おもちゃを使ったりする誘導も出来ますが、体をまっすぐすることを教えるには、ターゲットとなるハンドラーがいた方がわかりやすと思います。
そこで、脚側(ヒールポジション)をすでに教えてある犬の場合、私はヒールポジションをベースにサイドステップを教えていきます。

今日はディスクのムーヴにもサイドステップを取り入れたいS君のレッスンで、サイドステップの導入をやりました。

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後肢の意識を持つ練習からですね。

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2022年9月21日 (水)

ウチの犬は犬が好きなんです。っが・・・。

見習い2号は我が家の代々の犬たちの中で、一番犬に興味があるタイプです。
犬をみつけると挨拶をしたいので突撃しようとジタバタします。

子犬とは言え、ボーダー・コリーなので、当然ある程度のサイズがあります。
相手が中・大型犬であれば問題ありませんが、小型犬の場合、2号の姿を見ただけで逃げようとしたり、吠えられることは少なくありません。
「子犬だから大丈夫です。」という話ではないのです。

そこで2号には、冷静になることから教えることにしました。

散歩中犬に遭遇すれば当然相手との距離によってこちらの行動は変えなければいけませんが、とりあえず距離が取れないときは、避けるようにしました。
至近距離で遭遇すれば、当然落ち着かせることが出来ないからです。

万が一遭遇してしまった場合は、「アーちゃん、行くよ~♪」と先を急ぎ、決して「行っちゃダメよ!」とは言っていません。
つまり犬との遭遇にネガティブな感情を入れたくないからです。

相手の飼主さんは、行きたくてウズウズしながらウナギ踊り状態の2号を見て、笑って下さる方もいれば、こっちに来ないでね~という顔をされる方もいらっしゃいます。
この状態で2号を突撃させれば、2号はリードを引っ張れば行きたいところに行けると学習してしまい、この行動自体が無くなる可能性は低くなります。

道端で冷静さを求める練習はなかなか難しいので、このような練習は公園や広い場所を使って行います。
他犬との距離が取りやすいからです。

特にドッグランの横などの広い場所で楽しそうに遊んでいる犬たちをフェンスの外から傍観する練習をしています。
最初はかなり距離を取りましたが、それでも私を吹っ飛ばして飛んでいきそうな勢いでした。

マットトレーニングを初め、基本の服従訓練(フセやマテ)を屈指しながら少しずつ犬を見ても飛んで行かない習慣をつけていきます。

さて、今日は同じような悩みを持つLさんのレッスン。
2号同伴で、お互いをディストラクションにしながら練習しました。

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ご褒美は、ハンドラーからのご褒美や遊び。

一朝一夕に出来ることではありませんが、日々の繰り返しで、少しずつ習慣にしていくことが出来ます。
あきらめないで頑張りましょう。

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2022年9月20日 (火)

きらいな物には馴らさなくてもいい?

子犬の社会化とは、犬が恐怖を感じる前に、様々なものに少しずつ晒しながら、気にしなくても大丈夫と言うことを教えていくことです。
それは家の中のドライヤーや掃除機の音だったり、散歩中の車の音や、高速で走り去るバイクであったり、これから先子犬が遭遇するであろう様々なものに早くから馴らしてあげることで、将来的なストレスを軽減させるのが目的です。

成犬になってからの社会化も同じですが、一度恐怖心などネガティブな感情を持ってしまうと、それを払拭するためのトレーニングはとても時間がかかり、人も犬も根気が必要です。

だからこそ、そうなる前に経験値をあげるために、いろいろな物を見せてあげることが大事ですが、やり過ぎも禁物。
なにごともその子の状況に合わせて進めていくことが重要です。

中には、かわいそうだから無理に馴らす必要はないと考える人もいます。
もちろん、家の中から一歩も出なかったり、あるいは家の中でもしーんとした環境を提供できるのであればいいのでしょうが、なかなかそうもいかないでしょう。

我が家の犬たち、掃除機に馴らす練習をしました。
スイッチをいれないで、そばに置いておくところから始め、動かさずにスイッチだけ入れてみるとか、少しずつハードルをあげて練習しました。
もちろん、反応しなければご褒美が出るという仕組みです。

反応してしまう場合は、ハードルを下げる必要があります。

以前床用掃除用具を子犬の前で動かしても気にならなくするトレーニングの様子を動画にあげました。
詳細は👇こちら


この時は、犬が最終的にはフリーの状態でも出来るようにしましたが、掃除機に関しては敢えて無理をする必要はないし、掃除の邪魔にもなるので、ハウスに入ってもらうことにしています。
もちろんその方が犬にとっても安心だからです。

目標は犬が冷静でいられること。
嫌な思いを我慢させることではありません。
犬にとって無理にならないように馴らしてあげることが大事ですね。

少しずつ、犬のレベルに合わせて馴らしていくためには、人間の観察力も重要です。

そもそも犬たちの聴力は人間をはるかに超えているので、うるさい音自体が嫌悪刺激になりやすいものです。

その昔、初代ボーダー・コリーと都心の公園を散歩していた時、急に爆音がしたので見上げたら、頭の上をかすめてヘリコプターがすぐ先に降りてきたことがありました。
さすがに私もびっくりしましたが、犬は大パニック。
一生に一度あるかないかの状況を想定して、ヘリコプターの爆音に馴らす必要はありませんが、何があるかわからないことは常に念頭に置いておくことは必要かも知れませんね。

さて、いろいろなことを想定した中で、見習い2号のマズルガードの装着練習。

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この話の続きはまた。

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2022年9月17日 (土)

オビの練習会に参加してきました。

今日は久しぶりにオビディエンスのグループ練習会に参加してきました。
日ごろはクライアントさんの動きを観てドッグトレーニングのアドバイスをさせていただいていますが、自分の犬のトレーニングに関しては、自撮り動画を見ながら改善点を考えたりしているので、場合によってはタイムリーに修正することが出来ないこともあります。
しかし、グループ練習会ではその場で客観的な意見が聞けるのでとても有意義です。
他の参加者の練習方法の工夫も勉強になります。

FCIオビディエンス競技のルールは今年春に改訂されたこともあり、新たな課題を克服するためにみなさんとても頑張っています。

犬も人間同様個体差があるので、理解力は様々。
特に概念的なことは伝えづらいので、地味な練習は欠かせません。

今回は見習い1号とFCIオビディエンスクラスIIIで参加しましたが、生後10か月の2号にとっては、学んでいる犬たちを見ることがとてもいい勉強になりました。
特に走る犬は2号にとって大好物。
見ているだけで大興奮なので、マットトレーニングの強化練習です。

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最後は他犬が走り回っている中での呼び戻し練習。
まだまだロングリードは外せませんが、少しずつ私の声が耳に届くようになってきたようにも見えます。
こちらも地味練習が欠かせませんね。

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2022年9月16日 (金)

行動が身につくまでは小さいステップで。

行動を持続してもらうためには「解除」のキューが大事なことはいつも書いています。
つまり、「オスワリ」と言われたら、いつまでオスワリをしていればいいのかを分かりやすく伝えるためのものです。
「オスワリ」と言われたまま放置しておけば、犬は勝手に解除してしまっていいものと学習していくからです。

同時に、行動の持続を教えていくには、犬との距離も重要なポイントになります。
ハンドラーのすぐそばにいればじっとしていられやすいですが、離れてしまうとついつい動いてしまいます。

そこで少しずつ距離を伸ばす練習をしますが、その時も、急に距離や待ち時間を伸ばすのではなく、少しずつエラー(失敗)が出ないように正解を褒めていくのがポイントです。
その方が犬にとってもストレスがかかりづらくなるからです。

短いスパンで褒めて、何回かセッションを繰り返すことで、犬は成功体験を増やしていくことが出来ます。

蛇足ですが、家の中で出来ているからと、急に外でも同じレベルから始めてはいけません。

今日の練習では、見習い2号の視界に犬が入ると大きなディストラクションになるので、距離や時間より、私に意識を向けてくれた時だけ褒めるようにしました。

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ハードルを上げ過ぎないことが大事ですね。

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2022年9月15日 (木)

正の強化トレーニングは考える犬を育てる。

正の強化トレーニングでは、オヤツ(食べ物)などのご褒美を使いながら、行動を強化し、定着させていきます。
つまり、正しい答えを出したときは必ずご褒美がもらえるので、犬はどうやったらご褒美がもらえるのかを考えるようになるわけです。
ご褒美が犬にとってご褒美になっていなければ犬は考えません。
何もメリットが無いからです。

このように書くと、犬は食べ物のためだけに行動しているように見えますが、モチベーションは誰にとっても重要ですので、食べ物に釣られる犬が悪いわけではありません。

犬のトレーニングに食べ物を使うことを極端に嫌う人もいます。
食べ物が無いと犬が動かなくなると思っているからです。
しかし、犬は行動を学習し、きちんと理解出来るようになれば、目の前にご褒美がぶら下がっていなくても、行動を意味するキューを聴くだけで、きちんと動けるようになります。
ルアーのようにオヤツで犬を誘導するのはトレーニングの導入部分で、その後計画的に行動を伝えていけば、当然オヤツを手に握っていなくても犬は行動を理解できるようになるのです。

一方、首輪に着けたリードを引いたり、体を押したりする方法では、ある意味犬はその状態を不快に感じることで、思考が働かなくなることもあります。
「快」を与えられず「不快(嫌悪)」ばかりが続けば、犬はトレーニング自体を楽しめなくなってしまう可能性も出てくるでしょう。

犬の個体による特性も当然あるでしょうが、犬が正解にたどり着く過程を楽しんでくれるようになると、犬の学習意欲はどんどん出てきます。

考える犬に育ってもらうためにも、犬とのトレーニングは楽しいものであって欲しいですね。

今日は「Leave it(リーブイット=それは放っておいて)」の導入を頑張った見習い2号。

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彼女なりに一生懸命考え、正解を出したときはご褒美がもらえています。

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