強化頻度をあげるとは
犬のトレーニングでは、犬の好ましい(正しい)行動を褒めることで、犬にその行動が身につくようにサポートしていきます。
先日クライアントさんに「強化頻度」とはどういうことを言っているのかと聞かれました。
「強化」とは、目標とする行動が起きやすくするように、その行動が出るたびに褒めるということです。
つまり沢山褒められれば、犬はその行動を自発的に取ろうとするので、その行動は身につきやすいというものです。
「強化頻度をあげる」とは、褒める回数を増やすということです。
回数を増やすということは、単純に褒めればいいということではなく、犬の理解度に合わせて、確実に理解できるようにマークし、褒めて行くということです。
そのためには、犬がエラーを出さないようなプランニングが必要です。
なぜなら、犬がエラーばかり出してしまうレベルであれば、当然「強化の頻度」は低くなってしまうからです。
例えば、まだ行動と言葉のキューのリンク付けが出来ていないのに、キューを連発して「違う」とか「間違ってる」を連発してしまうと、当然犬は強化できないので、いつまで経ってもその行動は身につかないというわけです。
「強化頻度をあげる」とは、犬が確実に学べるようなプランニングが前提になるので、トレーニング自体も行き当たりばったりではダメと言うことですね。
さて、見習いのヒールワーク、脚側停座はきちんと出来ても、ヒールポジションを維持しながら歩くのはなかなか簡単ではありません。
一歩が二歩、二歩が三歩というように、持続を教えていくには、短いスパンで褒めることが重要です。
エラーばかり出させていては、強化頻度はあがりませんね。
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