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2026年10月

2026年10月15日 (木)

あきらめることを教える

犬と暮らし始めると、人は犬に家のルールを教えていかなければいけません。
寝る場所、トイレの場所、遊んでいいものとそうでないもの、
噛んでいいものとそうでないもの。
沢山伝えなければいけないことがあります。

多くの行動は、「正の強化」を使いながら、やって欲しくない行動を出づらくすることで
愛犬の進むべき道を伝えていくことができますが、
難しいのは「あきらめること」を教えること。

そのため、あきらめやすい状況を作ったりして、環境を整えるのはハンドラーのお仕事です。

かつて、飼い主さんが食事中、おねだりしようとテーブルに手をかけるたびに叱られていた中型犬。
叱られても叱られても、手をかける行動は止まらないし、
飼い主さんもゆっくり食事が楽しめないので、
テーブルに手が届かないように係留したところ、
その犬は数分で諦めて、床で寝るという行動をとりました。

つまり、いくら要求しても要求はかなわないと自分で学習したからです。
無駄なことはしないのは、ある意味賢いから。


さて、先日小型犬のプライベートレッスンがありました。
小型犬は存在だけでも可愛いので、飼い主さんはついつい手をかけてしまいがち。

気が付くと、お互い離れられない関係になっていたりすることがよくあります。
そうなると、次に起こるのが「分離不安」。
飼い主さんは買い物にも行かれません。

そこで、普段からハウスやケージを利用しながら、
犬のいる場所をちゃんと伝えること。
飼い主さんがいないときばかりハウスやケージに入れるのではなく、
日常的に、家にいる時間であっても、犬を一人にする時間を作ることが重要です。

最初は寂しくて吠えるかもしれませんが、吠えられて相手をするのではなく、
こちら側から誘って出して遊んだりすることで、
自分の要求がいつも叶うわけではないと学んでもらうことがポイントです。

「可愛い子には旅をさせよ。」ではありませんが、
いつまでも過保護にしていると、離れられない犬になってしまうので要注意。

一人でも、落ち着いて待っていられるような環境づくりが必要です。

Tさん、最初はグイグイ要求してくるタイプでしたが、
オヤツひとつもらうのも、むしり取るのではなく、「どうぞ」と言われてから。とか、
かまって欲しくて跳びついても相手にしてもらえるわけではないと
少しずつ学習を重ねていき、あきらめることも分かってきました。

先日は自分からケージに入って落ち着くこともできました。

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焦らず、理解出来るまで、ゆっくり伝えていくことが大切ですね。

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2026年10月14日 (水)

好ましい行動を教える

初めて犬と暮らし始めると、新しい発見が沢山あります。
犬に教わることも沢山ありますが、
犬のペースで暮らしていると、どこかでストレスを感じてしまうことが必ず出てきます。

そうならないために、犬にも家のルールも含め、
やって欲しい好ましい行動を覚えてもらうことが不可欠です。

犬にとってはすべてが新しいことなので、
上手に伝えていくと、すぐにいろいろなことを学んでくれます。
しかし、いつも書いているように、犬はこちらが意図していないことも
すぐに覚えてしまうので、早めにやって欲しいことを教えた方が
お互いのストレスを軽減することができます。

例えばお散歩中、右に行ったり左に行ったりと、犬の好奇心に任せて
好きに歩かせていると、通りがかりの自転車にあたったり、
ハンドラー自身が犬に躓いてしまったりと、
ある意味安全ではないので、ハンドラーの管理下で歩いてもらうように
ルールを伝えることはとても大事です。


さて、昨日は思春期が始まったばかりのKさんのプライベートレッスンがありました。
特に大きな問題はありませんが、若干分離不安気味なので、
一人でいる時間を増やしながら、安心して一人でいられるように学んでもらっています。

同時に、お散歩中ほぼ時分のペースで歩いているようなので、
リードの使い方や、一緒に歩く時のルールを飼い主様にお伝えすることに。

こうやって歩くといいことがあるわよ。とちょっと一緒に歩いただけで、
Kさんのハンドラーに対する意識がとてもよくなりました。

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犬にとってメリットがあることは、犬の学習を速めます。
いいことは、早くから教えてあげるといいでしょう。

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2026年10月13日 (火)

進歩は一歩ずつ

今までの習慣を変えるのは簡単ではありません。
人間と同じです。

例えば、仕事が変われば、出勤時間も変わるし、
一日のルーティンも変わってきます。
車を買い替えれば、装備も違うので、ボタンの位置も変わります。

つまり、今まで無意識にやっていた行動を変えるのは、そう簡単ではないということ。


すでに思春期に突入しているCさん。
いろいろなものが刺激的で、ついつい過剰に反応する習慣がついていましたが、
新しいご家族の元に来てから、少しずつ習慣を変える練習をしています。

最初は本当に瞬間湯沸かし器状態だったCさんが、
こうした方がいいよ。と新しい行動パターンを日々繰り返して飼い主様が伝えてくださり、大分落ち着くことを学んでくれたことで、少しずつ行動に変化が現れてきました。

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視界に刺激が入っても、ちょっと考える時間が出てきました。

おうちの前だけでなく、散歩の途中でもオモチャで遊べるようにもなりました。

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外での警戒心が少しずつ減ってきた証拠。

おうちの階段もあがれなかったのですが、練習を重ねて、自分で上れるようにもなりました。
飼い主様の努力の成果でしょう。

力づくで何かを教えるのではなく、考えて納得してもらうことが大事。

小さい進歩を見落とさないことが、次への進化に繋がりますね。

これからがますます楽しみです。

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2026年10月12日 (月)

トイレトレーニングはなぜ必要か

先日のイベントで犬に関わる方々とおしゃべりする機会があって
有意義な時間を過ごすことができました。

もちろん私たちは競技者でもありますが、
犬たちは家庭犬として育てています。
当然家の中でフリーになる時間もあるわけです。
つまり一緒に生活している家族の一員として、
おうちのルールもきちんと教えていくことは欠かせません。
家中トイレになっては困るのは、普通に暮らしていくための最低限のルールです。

仔犬は仕方がありません。
まだルールを熟知出来ていないから。

しかし、成長と共に、ルールを理解できるようにサポートすることは
ハンドラー側のお仕事です。

犬なんだから、やりたい場所でトイレをすればいい。
というのは、山の中や、広いバックヤードがあるお宅のお話。

トイレに行きたくなったら、自分でドアを開けてバックヤードで済ますか、
トイレに行きたいとハンドラーに告げてドアを開けてもらうか。
ルールを理解できていれば問題ありませんが
トイレを我慢できなくてその場でしてしまう状況は
犬のためではありません。

マーキングも同様です。
オスだからマーキングは当たり前。と言うのは少し違います。

そもそも、排尿とマーキングを犬はうまく使い分けていますが、
排尿のルールをきちんと伝えておけば、マーキングは全てのオスの当たり前ではありません。
ちなみに、我が家の代々のオス犬たちは、散歩中マーキングは一切しません。
排尿はしますが、マーキングはしません。
小さいころからマーキングを習慣にしていないからです。
去勢・未去勢に関係ありません。

トイレをしてもいい場所を前もってこちらから伝えることで、
好きなところで勝手に足をあげるという習慣をつけなければ
マーキングをしないで生活することはできるのです。

「犬の本能だから、やらせてあげないのは可哀そう」ではありません。
やってもいい場所とそうでない場所をちゃんとハンドラーが管理することが
おうちに大きなバックヤードが無い場合は不可欠です。

一緒にドッグスポーツを楽しもうと思ったり、
いろいろな場所に一緒にお出かけしたい。と考えている人は
特にトイレトレーニングを頑張ってください。

施設に入るたびに、他の犬の匂いに反応して足をあげられては
その施設がトイレ化してしまい、他の犬にも迷惑になってしまいます。

ミスは仕方がありません。
例えば緊張すると、犬もいつものような行動が取れなくなることがあるからです。
しかし、日常的に「どこでもトイレ」を学習しているとしたら、
再度トイレトレーニングを見直す必要があるでしょう。


さて、先日のパピーレッスンで、生後2ヵ月のRさんのトイレスペースを
行きやすい場所に設置したあと、設置場所を変更したら、
トイレトレーが無くても、最初に設置した場所でしようとするそうです。

犬によっては、トイレトレーという物で理解することもありますが、
場所で理解している犬もいます。

ちなみに、我が家のアシスタントは我が家に来たとき、
トイレスペースを2箇所用意していましたが、
その後ひとつに統一しようと片方を片付けたところ
片づけた場所でしかしゃがまなくなりました。
場所で認識したようです。

当然、最初の場所を残し、もう一つを撤去したら、
失敗はなくなりました。
犬にもこだわりがあるので、見極めも重要ですね。

アシスタントの右側にもトイレがあったのですが、
後ろのドアの前が気に入ってしまったようで、
私としては少々邪魔で不本意だったのですが、
10年以上経った今も、家トイレの時は、この場所です。

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2026年10月11日 (日)

パピートレーニング:今やるべきこと

仔犬を迎えると飼い主さんは仔犬のお世話で大忙しです。

ご飯を食べさせる。
トイレを失敗させない。
悪戯を防止する。
などなど、仔犬の行動をきちんと管理するだけでもいっぱいいっぱいになってしまいます。

しかし、仔犬の頃だからこそ、しっかりやっておかなければいけないことがあります。
それは、トイレトレーニング、ハウストレーニング、名前の認識、呼び戻し、などなどです。

これらはある意味トレーニングによって強化していくことで、
仔犬が学んでいくものですが、それ以前に大事なことは、犬に人と遊ぶ楽しさを通して、ハンドラー(飼い主)との関係性を強くしてもらうということ。

食べ物をくれる人だから好きになるわけではありません。
楽しいことを共有してくれ、理解してくれる人間を信頼するようになっていきます。

よくあるのが、
「いつも世話をして、ご飯をあげているのは私なのに、
なぜ旦那の言うことをよくきくのかしら。」
もしかしたら、ご主人との遊びが楽しくて仕方が無いのかもしれませんよ。


さて、今日は生後2ヵ月のパピーさんのレッスンがありました。
若い飼い主さんは外国の方で、実際に仔犬育ては初めて。

生後3ヵ月までにやっておかなければいけないことを聞かれ、
まずは遊んでくださいとお伝えしました。

遊べるようになれば、話も通じるようになってきます。
もちろん、同時進行で「トイレトレーニング」「ハウストレーニング」「呼び戻し」「社会化」も。

たかが遊び、されど遊び。
上手に遊ばないと、犬は楽しくなくなりその場からいなくなってしまいます。

エンドレスで遊びたい気持ちを作ってあげると、
足や手を噛むより、遊ぶ方が楽しいと学習してくれるはずです。

202610111

ローマは一日にしてならず。
根気よく、続けていきましょう。

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2026年10月10日 (土)

ドッグダンスコンペに参加してきました

今日はJKC主催、ドッグダンス競技会に見習いと参加してきました。

今季新しくしたFS(フリースタイル)のルーティンをインターメディエイトクラスにエントリーしました。
先月DDJPさん主催の競技会では、トリーツも使えるファンクラスで参加しましたが、ずっと練習してきた遠隔サイドステップがうまくいかなかったので、今回はレベルを落として練習を繰り返し、見習いに少し自信をもってもらうようにしたところ、今回はとりあえずやってくれました。

また、新しく取り入れた腕の輪ジャンプもスムースに跳んでくれたので、とりあえず目立ったミスは最小限に減らすことができました。

結果は2席(13頭中)を頂くことができました。
ジャッジはチェコからみえたAlena Smolikova氏。

       202610102       

Presentation: 5.6
Content:6.3
Artistic Interpretation:5.8
Animal welfare:2.9
Total:20.6

1席と同点でしたが、Animal Welfareのポイントが高い方が順位が上になるので、見習いは2席でした。
恐らく、演技中に少し吠えてしまったことが原因かもしれません。
それでも以前よりは大分落ち着いて作業できるようになってきたので、このまま続けていきたいところ。

いずれにしても、現時点の課題に関してはクリアできたので、目標達成。

来春まで、ゆっくり精度をあげていきましょう。

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2026年10月 9日 (金)

ドッグダンス:始点と終点の重要性

様々なオビディエンス競技では、基本的に脚側停座で始まり、脚側停座で終わります。
ある意味、始点(スタート地点)と終点(最終目標地点)が決まっていると言っていいでしょう。

一方ドッグダンスはどこから始まってもかまいませんし、どこで終わっても問題ありません。
遠隔でハンドラーと離れた場所から始めるのか、
ハンドラーとすぐそばから始めるのかは構成次第です。

HTM(ヒールワークトゥミュージック)においては、ポジションを維持することが基本なので、
必然的に始点は決まってきますが、
FS(フリースタイル)の場合は、様々なムーヴやトリックがあるので、
始点と終点は決まっていません。

しかし、ルーティンの構成の中で、一つ一つのムーヴやトリックをつなげていくには
始点と終点が不可欠です。
例えばウィーヴ(足くぐり)をどこから始めてどこで終わらせるかによって
次のムーヴへの繋がり方が変わってくるからです。

FSだからと言って、ただのトリックの寄せ集めにしないためには、
流れるように動くことが大事。
そのためには、どこから始めてどこで終えるのか、次はどこに繋がっていくのかを
きちんと考えておくことが重要ですね。


さて、見習いのFSのルーティン。
今季から新しくしたので、まだまだ完成には至っていません。
パーツとパーツをどう組み合わせて、どう繋げていくが課題。

特にジャンプトリックを入れるときは、どこからどこへ跳ぶかもポイントです。

202610091

このジャンプの場合は、前から跳んで、ハンドラーの後ろを周って、再度ハンドラーの腕を跳ぶムーヴ。

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この場合は、ハンドラーの左側から右側へ跳ぶムーヴなので、犬が右側にいれば跳べません。

どんなムーヴにも始点と終点があるので、流れを切らないことが大事ですね。


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2026年10月 8日 (木)

ドッグダンストリック:ジャンプ

ドッグダンスには様々なジャンプトリックがあります。
足跳び、腕跳び、腕の輪跳び、背跳び、フリップなどなど。

一度「ジャンプ」のキューを理解したからと言って、
どのジャンプも簡単に出来るようになるわけではありません。
それぞれ状況が違うからです。
高さ、周りの景色、スタート位置など、
全てが異なるので、「ジャンプ」のキューだけではスムースに行かないこともあります。

そしてもう一つの課題が助走距離です。

犬によっては、助走が無くてもジャンプできる筋力を持つタイプと
助走することでエネルギーを上手にジャンプに繋げていくタイプの犬がいます。

ちなみに、我が家のアシスタントは助走が必要で、見習いは助走はあまりいりません。
その分見習いは高さのあるジャンプが得意です。
つまり、犬によって得意のジャンプがかわってくることもあります。

さて、今日はDogLifeDesignさんでドッグダンスのグループレッスンがありました。
Mさんがルーティンでジャンプを入れているのですが、
跳ばないでまたいでいるそうなので、
助走距離をとってもらうようにお願いしたところ、
ちゃんと跳べました。

202610081

202610082

慣れてくれば助走距離を少なくすることも可能ですが、
馴れるまでは少しずつ低い高さから練習していくといいでしょう。

ちなみに見習いのフリップジャンプはこんな感じ。

202610083

あまりに高く跳びすぎるので、めったに跳ばしません。
犬にとって安全にジャンプできるようにサポートしましょう。

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2026年10月 7日 (水)

散歩のはなし

「小型犬は散歩しなくていいんですよ。おうちの中の運動だけで十分ですから。」
最近はさすがにこんなことを言う人は少なくなったと思いますが、
それでも散歩の必要性をあまり感じていない人はいるようです。

そもそも「散歩」と聞くと、のんびり外を歩くという概念が先行してしまうため、
実際に犬にとってどんなメリットがあるのかに気づかないこともあるかもしれません。

「散歩はこうあるべき」とか「こうでなければ」という全ての犬に当てはまるものはありません。
その個体にとって有意義な散歩が出来ればいいと思っていますが、
最低必要限のことは散歩に含まれていることが大事です。

自然の中をのんびり自由に散歩させたいと思う人は少なくないでしょうが、
そのような理想の散歩が出来ている人は一部の人に限られてしまいます。

都会で暮らす犬たちにとって、外に出れば様々な刺激に晒されて、
もしかしたら犬にとってはあまり楽しくないかもしれませんが、
早くから様々な刺激を受けることは、今後の都会生活には必要不可欠です。

歩く、走る、匂いを嗅ぐ、音を聞く、風を感じる。
どれをとっても、メンタル面、フィジカル面からも重要な刺激です。

もし、家から一歩も出てはいけないと言われたら、
普通の人は滅入ってしまうはず。
リモートワークで家にいてもいいと言われても、
朝から晩まで一歩も家から出なければ、恐らく集中も落ちていきます。
外の空気を吸うだけでも、リフレッシュできるはず。
いわば気分転換はとても大事ということです。


特に犬の場合、自分の足で地面を歩くこと、
地面から漂ってくる様々なにおいを嗅ぐこと、
人や犬など、様々な刺激に馴れていくということは、
少なくとも、人間社会で暮らす犬の生涯にとってはとても重要なことなので、
「うちの犬は散歩が嫌い。」と決めつけるのではなく、
あたりまえのことにしていくことが必要ですね。


さて、我が家の犬たちはボーダー・コリー。
当然のように、普通の散歩で満足できる犬たちではありませんが、
散歩の途中で、トレーニングをやって頭を使ってもらったり、
たまにロングリードで走ってもらったりと、
家の中で頭を使うトレーニングをやったりと
それなりに工夫します。

愛犬とのお散歩の形は様々ですが、犬にとって楽しいものになることが大事ですね。

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2026年10月 6日 (火)

仔犬を叱るのはどいういうとき?

仔犬を迎えると、飼い主は思いもよらぬことに翻弄されて、
ついつい、「あっ、それダメ!」とか
「イケナイ!」とか言ってしまいがちですが、
果たして仔犬は叱られるようなことをしたのでしょうか。

・噛んではいけない物を噛んだ。
・甘噛みする。
・トイレを失敗する。
などなど。

どれも飼い主にとってはお困りごとですが、
どれ一つとっても、仔犬に非は無いので、叱る必要はありません。

ではどうするのか。

仔犬にとって危険なものはすべて仔犬の口や手の届くところから取り除くこと。
甘噛みはある意味仔犬の愛情表現。
エキサイトし過ぎたら、子供のぐずりと同じなので、一度遊びをやめてリセットする。
トイレをミスするときは、仔犬がトイレの場所を理解できていないだけ。
時間をかけて、トイレのタイミングにトイレにいざなうようにすることで、
ミスを減らしていくことができます。

仔犬を叱りたくなったら、なにか間違った環境設定をしていなか
周りを確認することが大事。
つまり、仔犬がミスをしたのではなく、ハンドラーがミスをしている可能性があるからです。
そうなると、当然仔犬を叱る必要はありませんね。


さて、今日は生後6ヵ月のパピーさんのカウンセリングがありました。

とてもキュートで、おうちの中では特に大きな問題はありませんが、
長い目で見ると、ちゃんと教えてあげないとわからないことがまだまだ沢山あります。

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これからゆっくり伝えていきます。
ケージの壁をひっかいても、ママは出してくれないことも学んでもらいます。

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2026年10月 5日 (月)

ハンドラーは忙しい

仔犬をお迎えしたご家庭に、まず最初にお願いするのは、
ハウスの心地よさやトイレの場所など、おうちのルールを教えてあげることですが、
関係性を深めていくためには一緒に遊ぶことが一番なので、
どうやったら、仔犬が「もっと遊んで♪」と誘いに来てくれるか
仔犬の様子を観ながらアドバイスをさせていただいています。

「遊び」と言うと、仔犬の前にオモチャを沢山並べて
「何が好き?」と聞いてしまう人がいますが、
仔犬はオモチャの形状よりも、オモチャの動きに魅了されるので、
どんなオモチャ、というより、どういう風に動かしたら
仔犬の気持ちを掴めるかを考えることが大事です。

なぜなら、仔犬は「オモチャ」と言う名のもとに売られていたものよりも、
洗濯籠に入っていた履き古した靴下が好きだったりするからです。

そうならないために、仔犬のために用意された安全なオモチャを好きになってもらえるよう
ハンドラーは思考錯誤しながら、仔犬の気持ちを掴む必要があります。

スマホ見ながら片手間に遊んでいては、仔犬はどこかに行ってしまいます。
全身を使って、全力で遊んであげることが大事。

かつて「犬を動かそうと思ったら、犬の3倍動かないとダメ」と言った人がいました。
まさにそのとうり。

じっとしている者、床に落ちて動かない物より、
目の前で動く人や物の方が犬にとっては刺激的です。

愛犬と楽しく遊ぶためには、ハンドラーも一生懸命動きましょう。

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アシスタントとの引っ張りっこは毎朝のルーティン。
「もっと引っ張って!」とアシスタントから来るように、ハンドラーは動きながら一緒に遊びます。

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2026年10月 4日 (日)

社会化期はいつまで?

犬の社会化の重要性は今や当たり前のように言われています。
仔犬を迎えるときは、「さぁ、社会化を頑張ろう」と誰もが思うはず。

では、社会化期とはいつのことを言うのでしょうか。

これには諸説あって、生後3週から13週だったり、生後4週から12週だったりと、
若干前後して言われていますが、いずれにしても早いことには変わりません。

なぜなら、人間の子供と同様に、大人になるにつれていろいろなことを学ぶので
今までは何に対しても好奇心旺盛に、フレンドリーに接してこられたのに、
少しずつ警戒心なども芽生え、慎重になってくるからです。

本当はブリーダーさんのところにいるときからやってもらいたい社会化ですが、
なかなかそこまで手をかけてくれるところは多くはありません。
感染症の問題等々から、衛生面ばかりに目が向いてしまい、
ほぼ世間から隔離状態で新しいオーナーさんの所にいく犬も少なくありません。

かつてのクライアントさんの中には、生後3ヵ月で迎えた時は、
いろいろなものが怖くなっていて、その後お散歩に行かれる月齢になっても、
家の玄関から門までも歩けなかったということがありました。

社会化の内容は住んでいる環境によっても異なりますが、
最低限必要なことは、車や自転車、様々な年齢の人、犬など、当たり前に見かけるものに馴らしてあげること。

住んでいるエリアによっては、踏切や飛行機の音もあるかもしれません。
消防や警察のサイレンもあるかもしれません。
それらへの反応を見越して、早くから社会化のサポートをしていくことが、
犬にとってもハンドラーにとっても重要ですね。

そして、社会化自体は、社会化しやすい時期(社会化期)を過ぎても、
成犬になって落ち着くまでは続けていかなければいけないということも知っておきましょう。

特に、小さいお子さんに対しては、小さいころから無反応でいられるようにしてあげないと、
目の前で急に走り出したときに、驚いて吠えたり、跳びついたりすることもよくある話です。
我が家の場合も、カート散歩の頃から公園に連れて行き、
子供たちの遊ぶ様子や、スケートボードの大きな音など、様々な刺激に馴れるように
日々見学させていました。


さて、今日は生後2ヵ月のパピーさんのレッスンがありました。
レッスンと言っても、仔犬に特になにか教えるわけではありません。
安全な場所、トイレの場所、オモチャの遊び方など、
おうちのルールを少しずつ伝えていくだけです。

特に安全な場所となるケージにいる時間はとても重要です。
居心地よい設定が不可欠ですね。

オーナー様とのお話に集中しすぎて画像を取りそこなったので、
可愛いパピーさんの代わりに、我が家に来て2日目の見習いのリラックス状態の画像を。

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ちなみにこのお嬢さんはクッション、マットの類をチューイングする癖があり、破壊活動にいそしむので、時期は冬でしたが、ドッグベッドはすべて撤去しました。

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2026年10月 3日 (土)

行動変容とは。

やって欲しくない愛犬の行動をやめさせるにはどうすればいいのかと悩む人は少なくありません。
特に何もかもが新しい仔犬にとっては、日々好奇心を満たすものを見つければ、いろいろなことをやり始めます。
「昨日までやらなかったのに・・。」と言うのはよくあるはなし。

それらの行動は、ある意味犬が本能的にとっていることがよくあるので
止めるのは極めて難しかったりします。
動くものを追いかける行動は、犬全般の本能的な行動です。

それらの行動を「止める」よりも「変える」ことで、
もともとの行動を出づらくすることができます。
つまり「代替行動」ですね。


さて、今日は生後4ヵ月のTさんのプライベートレッスンがありました。
今回初めてお散歩の様子を見せていただいたところ、
パピーさんとは思えないほど落ち着いていて、
公園の茂みで声をかければ、ちゃんとトイレも出来るほど。

Tさんにとって、最近で始めたお困り行動は、ハト追いだそうです。
ハトはどこにでもいますし、急に飛び立ったりするので
犬にとっては絶好の獲物。
もちろん、捕獲できるのはある種の犬だけなので、
当然Tさんも追いかけ行動が出たようです。

そこで、Tさんがハトを目視してロックする前に名前を呼んで、
こちらを見たらすかさずトリーツをあげたら、
ハトよりトリーツを選んでくれました。

恐らく、今日飼い主さんと一緒にやった、リコール練習の成果が
こんなところにも出ているのでしょう。

202610031

202610032

効果のある方法は、日々繰り返すことで頑丈になります。
一度で改善されることはありませんが、
根気よく続けることで、代替行動が習慣になっていくので、
あきらめずに続けていきましょう。

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2026年10月 2日 (金)

どうしたらいい子になるの?

一般の家庭犬として、普通に散歩し、普通に家の中で静かに過ごすためにはどうすればいいのか。

簡単に言うと、犬の好奇心を満足させて頭を疲れさせ、
適度に運動して、肉体的なストレスを発散させてあげるだけです。

何事もやり過ぎは禁物。

特に仔犬の頃はエネルギッシュですが、
仔犬が疲れるのを待っていては、
人はどれだけ動いても間に合いません。

集中が続く短い時間真剣に遊び、
疲れる前に、休むことを教えていくことがポイントです。

もちろん、全ての犬がマニュアル通りに行くわけではありませんが、
小さいころから身に着いた習慣は、ある意味ずっと続きます。

そのためには、こんな風になって欲しいという理想に向かって、
小さいころからルールを伝えていくことが不可欠です。

成犬になったからと言って、急に行儀がよくなる犬はいません。
仔犬の頃からしつこく伝え続けていくと、
ある時、「最近〇〇ちゃんも大人になったわね。」と感じる日がきっときます。

放置しておいてはならないので、ハンドラーも頑張らないといけませんね。

いい習慣とトレーニングは両輪です。
どちらが欠けてもうまく行かないので、
上手に伝えていきましょう。

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仕事で不在の時は、ほとんどハウスかソファで寝ている犬たち。
悪戯の対象になりそうなものは、仔犬の頃から犬の口や手の届かないところに置いています。

散歩中の信号待ちでは、伏せるか座るかさせて、邪魔にならないようにしています。

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日々繰り返すことで習慣になっていきます。

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2026年10月 1日 (木)

犬に考える時間をあげる

犬は賢いのでいろいろいなことを学びます。
人間の言葉もしっかり覚えるので、
きちんと伝えてあげることが大事。

つまり、テキトーにしていると、犬もテキトーなことしか返してこなくなります。

例えば、「オスワリ」と「フセ」。
日常生活ではなんら大勢に影響がないので、ついついどっちもOKにしている家もあります。
どっちでもOKなら、犬がハンドラーにお願いされたときに、間違っていても気にしないこと。

ちゃんと教えたいのであれば、間違えた時はネガティブワード無しで
ちょっと待ってあげます。

犬は、「あれ?どうして褒めてくれないの?」としばし考えてから
正解を出してきます。

もちろん、ちゃんと理解していなければ、いくら考えても正解には至らないので、
その段階の場合はちゃんと教えてあげることが第一。

教えてある犬が間違えた時は、ちょっと待って、正解を出したらいつも以上に褒めます。

そこで、直ぐに違うことをお願いしないで、もう一度繰り返してあげると
犬は「さっきのと同じ。」と、今度は正解までの時間が速くなるので、
それをちゃんと褒めてあげます。

つまり、褒められるということはあっていること。と犬が理解すれば
犬の学習はどんどん進んでいくことになります。
褒められることが増えることが学習を手助けする早道なので、
失敗しづらい環境づくりが大事です。

しかし、「それ違う」「それも違う!」と矢継ぎ早に否定されると
犬は思考回路が止まってしまうことがあります。
そして、ますます手持ちの技を全部出そうとする。
ある意味、犬も褒めてもらおうと必死です。

学習は落ち着いた時にしか進みません。

昨日たまたまテレビでやっていたクイズ番組。
MCにせかされた回答者の頭がフリーズして回答できませんでした。
そして、ブザーが鳴って落ち着いたら正解が頭の中に浮かんだそうです。

人も犬も焦っているとミスをします。

反射的に正解が出せるくらい習慣にしてあげるには、繰り返し教えてあげること。
ハンドラーの努力は欠かせませんね。

見習いの遠隔サイドステップ。
左に行くキューと右に行くキューは理解していますが、
一瞬止まってしまうこともあります。
そこで、せかさないで、見習いが正解を出すまで待つことも落ち着いたメンタルを保つためには不可欠です。

202610011
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