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2026年8月22日 (土)

食べられることは大事

犬のトレーニングに食べ物は使わないという人はいます。
食べ物を使わないで、力で強制することなく何かを伝えられるのであればそれはそれでいいと思います。
「強制」と聞いて、かつて「食べ物を使うのも強制だ」と言った人がいました。
食べ物で無理やりつっていると。

しかし、犬は食べたくなければ食べないという選択ができます。
食べ物を無理やり口に投げ込んでいるわけでなければ、
それは犬の自由意志と言っていいでしょう。

それはさておき、食べ物を使うことで弊害が生じてしまう犬もいるので、
食べ物を使わないで、犬に優しいトレーニングが出来るのであれば
それはいいと思います。

一般的に、食べることが好きな犬たちにとって、「食べられない状況」と言うのは
ある意味かなりストレスがかかっている状況と言えます。
体調不良もそうですし、周囲の環境によって、緊張感が高まっていれば
食べることなどできないからです。

人間もリラックスした状態でなければ、食べるものを口にできないというひとは
沢山います。
競技の出番前とか、試験の前とか、緊張して何も喉を通らないということはよくあります。

逆に言えば、何かを口に出来るということは、大分リラックスできているということ。

そんなバロメーターとして、食べるものを使うのはとても有効です。

食べる、咀嚼する、舐める、という行為は、犬をリラックスさせることにも繋がります。


さて、今日は保護犬のパピーさんのカウンセリングがありました。
保護犬だからというより、個体の性格として、ちょっと警戒心が強いTさん。

初対面の私に、ちょっと離れたところから小さく唸っていました。
警戒心も芽生える年頃ですし、私は外からの侵入者ですから、
大歓迎でないことは別に問題ありません。

お部屋に入れていただいた後も、私は床に座って、
Tさんとは目を合わせずにいたら、
Tさんの方から、少しずつ距離をつめてくれました。

その時、持っていたトリーツを床に転がしたら、
自分から近寄って食べてくれました。
もちろん、食べたらまた離れます。

そんな無言の会話を続けているうちに、
少しずつ傍によってくれましたが、
私は自分からは手を伸ばしませんでした。

その後、おうちの中でハーネスとリードを着けて頂いたところ、
お散歩は好きということでしたが、ちょっと自分の世界に入ってしまったので、
フードを床に転がしてあげたら、自分から立ち上がって取りに行きました。

202608221

気持ちは理屈ではないので、新しい家族との絆が出来るまでは
焦らず、ゆっくり、が大事。
人間の忍耐が欠かせません。

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