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2026年8月15日 (土)

ご褒美の使い分け

私が使っている犬のトレーニング(犬に行動を教える)方法では、
犬に対して必ず報酬を与えます。
いわゆる、「報酬ベース」のトレーニングです。

だからと言って、報酬はのべつまくなしに出るわけではなく、
犬が正解を出したときのみ与え、
犬が間違えた時には報酬は出ません。
もちろん「罰」もありません。

学び手である犬は、報酬を得るためには何をすべきか考え、
それによって、学習が進んでいくわけです。

以前何かの時に書きましたが、
ネガティブな言葉ばかりかけていると、犬は何をやっても報酬を得られず、
最終的には何もやらない、いわゆる「学習性無力症」に陥ってしまいます。

そうならないために、「教え手」は、犬が正解を出しやすい環境を作り、
細かいステップで学習を手助けしていかなければいけません。

ちょっと脇道にそれましたが、トレーニングにおいて報酬を使う場合、
その報酬が犬にとっての報酬でなければ意味がなさないことは何度も書いています。
つまり、欲しくない物を見せられても、犬は何の興味も示さないからです。

報酬には様々あります。
食べるもの、遊ぶこと、スキンシップ。
食べるもの一つとっても、すぐに飲み込める物もあれば、噛まないと食べられないものもあります。

これらの報酬を使い分けながら、トレーニングの報酬として犬に提供します。

この使い分けというところでよくあるのが、犬にとって簡単に正解が出せる場合、
馴れた環境で、成功率が高い行動であれば、フードやビスケットなど、
どちらかと言えば、一般的な食べ物を提供し、
刺激が高い場所や、成功率が低い内容の時は、成功した時は
犬にとってランクの高い美味しい食べ物を提供したり、
提供する量をちょっと増やしたりすることで、
犬のモチベーションを高めたりすることがあります。

もう一つの使い分けは、教えている内容によって報酬を変えるということです。
例えば、犬にじっと座っていることを教えているときに、
上手にできたからと、その都度遊んでいては、犬は興奮してしまい、
なかなか平常心に戻せなくなってしまいます。
その代わり、じっとしているときに、ゆっくり褒めながら食べ物を一粒ずつ提供していくと、
犬はじっとしていると、続けて食べ物が提供されると予測して、
じっとしている確率が高くなります。

ある程度持続出来て、そのセッションが終わるときに遊んで終わらせることは問題ありませんが、持続の途中で遊びを入れてしまうと、直ぐに遊んでもらえると犬は予測して、じっとしているよりも、遊びの方に意識を向けてしまう可能性が出てきます。

学んで欲しい内容によって、報酬の使い分けや出し方を工夫することが大事ですね。

ちなみに、ハンドタッチの持続を教えるときも、
上手に出来たら、すぐに飲み込めるような食べ物を使い、
行動が身につきやすいように、繰り返し練習します。

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