« 条件付けによる行動変容 | トップページ | トイレトレーニングのはなし »

2026年6月 2日 (火)

「般化(Generalization)」のはなし

今日も専門用語のようなお題ですが、「般化」とは、簡単に言うと、普段できることを、いつでもどこでも出来るようにしましょうということ。

犬のトレーニングで言うと、
「家の中ではオスワリができるけれど、外に行くと出来ません」というのは、
犬は「オスワリ」という行動を理解はしているが、「般化」が出来ていないということ。

見知った人しかいない家の中で、しかも何の刺激もない場所であれば、ハンドラーの「オスワリ」という言葉に対して行動に移せても、玄関の外で、視界によその人がいたり、車の音やバイクの音などの生活音がしていると、途端にできなくなってしまうのは当然のことなので、そもそも、そういう場所でも犬が出来るように練習していきましょうということです。

特に呼び戻しなどは、家の中では飛んできても、ドッグランではどうでしょうか。

だからと言って、急にドッグランなどの刺激の高い場所ですぐに練習するのはNGです。
失敗ばかりが繰り返され、犬は結果、まったく褒められないどころか、
叱られたりしていい経験に繋がらないからです。

少しずつ様々な場所に馴らしていくためには、犬の失敗を増やすのではなく、成功体験を増やすことがポイント。
「出来る」を増やしていくことで、最終的には日常生活や競技中においても、ハンドラーの言葉のキューをしっかり聴いて反応出来るようなっていきます。


さて、我が家の見習い、ちょうど2ヵ月前から、ドッグダンスのトリックである、「クロスハンド(paws)」を教え始めました。

とは言っても、一から教えたのではなく、それ以前に、座っていても、立っていても、あるいは伏せていても、右前足と左前足を挙げることはマスターしていました。

ですから、伏せた状態で前足を交差させながら挙げて、反対側の前足の上に乗せるという動きを教え始め、2ヵ月経って、ハンドラーとの位置関係をいろいろ変えても、言葉のキューに反応出来るようになったということです。

この場合も「般化」が必要でした。
なぜなら、最初は目の前で教えたので、目の前ならば、多少距離があっても、外でもやれるようになったのですが、いざドッグダンスのルーティンに入れるために、並んでやってもらおうと思ったら、こちらを見ようとして、思い通りに前足が動きませんでした。

202606021

「教えたはずなのに、なぜできない?!」と思いたくなる状況のひとつです。

ボディシグナルもハンドシグナルも必要なく、言葉のキューだけで反応出来るのだから、ハンドラーが違う場所にいても出来るだろうと考えてはいけません。
もしかしたら、出来る犬もいるかもしれませんが、状況が変わっても、あなたのやることは同じだと伝えることも大事なことです。

ハンドラーが正面にいるときだけでなく、横にいてもやることは変わらないと、少しずつ教えていくと、いろいろな位置関係でもきちんとできるようになります。

202606022

焦らず、分かりやすく伝えていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

|

« 条件付けによる行動変容 | トップページ | トイレトレーニングのはなし »

犬との生活」カテゴリの記事

ドッグライフアドバイス」カテゴリの記事

WanByWan」カテゴリの記事

犬のデイリートレーニング」カテゴリの記事

ドッグトリック」カテゴリの記事

犬の学習理論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 条件付けによる行動変容 | トップページ | トイレトレーニングのはなし »