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2026年6月

2026年6月 9日 (火)

引っ張られていませんか?

愛犬との生活の中でのお困りごとのひとつに「お散歩時の引っ張り」があります。

歩かないのも困りものですが、引っ張られるのも大変です。

引っ張る理由を考えてみましょう。

①行きたいところがあって気持ちが急く。
②怖いものから逃げたくて一目散。
③ひたすらマイペースで、先に行きたがる。

①のケースは、公園に行きたい。ドッグランに行きたい。友達に早く会いたい。など、
犬が興奮している状態です。
②のケースはあまりないかもしれませんが、我が家のアシスタントは近寄ってくる犬が苦手なので、早くその場を立ち去ろうと足早になります。
③のケースは、飼い主を引っ張って歩くことが犬の習慣になっている状態です。

仔犬や小型犬の引っ張りは、ある意味大人がハンドリングしていればそんなには困りません。
ハンドラーが引っ張る犬について行かなければ、犬がグイグイ前に行こうとしても、自分のペースで歩くことが出来るからです。

しかし、中・大型犬が大人になったら、自分のペースで歩きたくても、グイグイ手を引っ張られて、痛い思いをしたり、腰が痛くなったりと、様々な弊害が起きてきます。

まずは、③のように引っ張りを習慣にしないこと。
そのためには、大勢に影響がない仔犬のころであっても、引っ張ったら前には行かれないと学習させることが重要です。
大きな刺激が無い環境で、平常心を保って引っ張らない習慣をまず付けること。

次に、①のように、刺激が目の前にあって、犬が行きたがっている場合でも、犬のペースにさせないこと。

そのためには、犬がハンドラーに意識を向けられるように環境づくりをしていくことが大事です。
つまり、一人で散歩しているのではなく、ハンドラー(飼い主)と一緒に散歩に行くということを意識させることです。
顔を見てくれたら褒めてご褒美をあげたり、名前を呼んだときに、直ぐに振り向いてくれたらご褒美をあげるなどして、ハンドラーの存在をちゃんとアピールしておくことが重要です。

リードが張った状態でハンドラーを引っ張り続けることで、ハンドラーの存在を意識させるのではなく、リードが張っていなくても、ハンドラーを傍に感じていることが大事。

引っ張ると首が閉まって痛いから引っ張るのを止めるのではなく、ハンドラーのそばにいると楽しいからと思えるようになるといいですね。


さて、一か月ほど前から、お散歩を見させていただいているTさん。
当初は右へ行ったり左へいったり、好きなように歩いていたそうですが、
飼い主様の努力の甲斐もあり、集中力もとてもよくなってきました。

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楽しそうに飼い主さんを見上げる顔がいいですね。

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2026年6月 8日 (月)

仔犬は日々変化する

仔犬と暮らし始めると、楽しいこと半分、大変なこと半分。
仔犬の寝顔を見て、全てがチャラになるという生活ではないでしょうか。

仔犬育ては子育てと同じで、放っておいてもコミュニケーションは取れません。
伝えるべきことはちゃんと伝え、直ぐには理解できなくても、
日々繰り返して、時間をかけて学習をサポートしていくことがハンドラーのお仕事です。

そこで、重要なのは、仔犬が極力ミスしない環境を作って、
仔犬の成功体験を増やして自信をつけさせてあげること。

人間は失敗から多くを学ぶと言いますが、
犬は失敗ばかりしていると、まったく褒められず、
場合によってはネガティブワードばかりを投げられて、
人との暮らしが楽しくないと感じるようになってしまいます。

ポジティブに育てるには、仔犬が「出来る」環境を作って、
沢山褒めてあげること。

褒められて報酬が出ることで、仔犬はもっと行動しようとしていきます。

報酬は食べ物に限りません。
仔犬にとって楽しいことはすべて報酬です。
・ケージから出ること
・遊んでもらうこと
・散歩に行くこと などなど。

日常生活の中での報酬、つまりライフリワードもとても重要です。

目の前の仔犬にとって今何が一番の報酬になるのかを見極めるのはハンドラー(飼い主)の役目。

気が付けば、昨日まで出来なかったことが急に出来るようになったり、
あるいは、昨日までやらなかった変なことを始めてみたり、
仔犬は日々刻々と変化し、成長していきます。

ハンドラーも、仔犬の次の一手を予測しながら、上手に導いてい挙げられるといいですね。


今日はおうちの中でのパピーさんとの遊び方を見せていただきました。

仔犬にとって、それが楽しい遊びになっているか。
オモチャひとつとっても、今仔犬にとってどのオモチャが楽しいと思えるのか。
「オモチャさえあれば、ママはいらないわ。」と言われないように、
楽しい時間を共有していかれるように、サポートしていきます。

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2026年6月 7日 (日)

犬と遊ぶ

犬との遊びについては、プライベートレッスンやグループレッスンでよくお話させていただいています。
なぜなら、犬と遊ぶことはとても大事なコミュニケーションだからです。

以前は「どんな風に愛犬と遊んでいますか?」とお伺いすると、
遊び方がよくわからないというご意見も多かったのですが、
最近は、上手に遊んでいらっしゃる方が増えたように感じます。

しかし一方で、
「ボール投げをして遊んでいるけれど、数回投げると、自分で一人遊びを始めてしまう。」
とか、
「オモチャを投げても、持ってきてくれない。」と言ったお話もお聞きします。

確かに、ボールなどのオモチャは、犬にとってのオモチャですが、
オモチャを介して人と遊ぶことを犬に楽しんでもらうことが重要です。

もちろん、お留守番の時など、退屈しないように、一人で遊べるオモチャも必要ですが、
ハンドラーがそばにいるときは、ハンドラーと遊ぶことを楽しんで欲しいと思います。

犬と暮らすことは、コミュニケーションを深めながら、
時間を共有していくこと。
そのために、一緒に遊ぶことはとても大事なことです。


レッスンでは、ハンドラーが遊びに誘ったとき、
「今忙しいからやりたくない。」とか
「一人で遊ぶからいいよ。」とか言われないような関係性を築いていただきたいので
遊び方もお伝えしています。

最初は上手に出来なくても、次第に犬がもっと遊びたいと思う気持ちにさせてくださるようになると、犬のハンドラーへの意識や集中がとても良くなってきます。

昨日のレッスンでも、咥えたオモチャで一人遊びではなく、
ハンドラーさんの所に一目散に持っていくBさんを見て、ハンドラーさんとBさんの成長を感じました。

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2026年6月 6日 (土)

時にはスタート地点に戻ってリマインド

犬と暮らし始めると、さまざまなルールを犬に伝えていかなければいけません。
そこで、様々な行動を犬に教えていくことになりますが、
犬がある程度出来るようになると、完全に理解したと勘違いしてしまうことがあります。

もちろん、50パーセントの確率であれば、人も「まだまだ練習が必要」と考えますが、
80パーセントぐらい出来るようになると、理解しているつもりになってしまうことが多いものです。

しかし、実際20パーセントの確率でミスをしているとすれば、
もう少し頑張って教えてあげる必要があります。
それは100パーセントでなければいけないということではなくて、
その20パーセントは間違っていると伝えることが大事ということ。

いつも出来ているから、ちょっと間違えたくらい大勢に影響がないからとそのままにしておくと、次第に80パーセントの確率が70、60と落ちていきます。
なぜなら、間違った行動をしても、指摘されないので、犬はそれでOKと学習するからです。

例えば「オスワリ」と「フセ」の違いや「お手」と「おかわり」の違い。
放っておくと、犬は50パーセントの確実で褒められるので、どちらかをやればいいと学習します。

大したことのない話かもしれませんが、ある意味様々なシチュエーションに繋がっていきます。
ドッグスポーツの競技に出る人たちだけの話ではなく、日常生活にも起こりうることです。

そして、もし犬が正解をわからなくなってしまったら、そこから見直すのではなく
ハードルを下げたり、スタートラインに立ち返ってみることをお奨めします。


さて、今日はドッグダンスのプライベートレッスンで、ヒールポジションが若干ズレてきたT家の方々。
プラットフォームを使った最初のステップに立ち返ってみたら、
少し思い出してもらえたようで、正しい位置に戻ってこられるようになりました。

体の使い方も同様です。
上手に後肢を使えていないときは、ターゲットを使ったりしながら、後ろ足の使い方をリマインド。

昨日オンラインレッスンでターゲットを出したとき、見習いが勝手にピボットターンをやっていたので、今日はヒールポジションでのピボットターンをリマインド。

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ヒールワーク中、回転系の動きでポジションをはずさない練習にも最適です。

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2026年6月 5日 (金)

強化の歴史は裏切らない

「強化」とは、犬のトレーニングにおいては、犬に「それ正しいよ!」と言って褒めること。
逆に言うと、褒めてあげられる状況が無いと、犬は一切強化されないために、正しい行動が学習しづらくなるとも言えます。

「強化の歴史」とは、1回や2回ではなく、数えきれないくらい、さらに、「頻度」も高めで強化されることが重要です。

例えば、一日1回しか「オスワリ」の練習をしなかったとします。
そして7日間強化したとしたら、合計7回強化されたことになります。
一方、1日で7回「オスワリ」を強化したとすると、1週間で7回より1日7回の方が
当然強化頻度が高くなるので、犬は速く学習することができるというわけです。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、集中して、繰り返し練習した方が、
速く身につくということです。

こうして身についたことは、ちょっとリマインドするだけで、直ぐに犬は思い出してくれます。


さて、今日オンラインレッスンで、ピボットターンのお話をしたのですが、
その際、ターゲットとなる台をお見せするために床に置いたところ、
ハウスにいた見習いがすかさず飛び出してきて、
勝手に前足を乗せて「準備万端」という顔をしています。

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このターゲットに乗るといいことがあると、2~3年前のピボット練習で学習しているので、出すだけで、何も言わなくても乗ります。
最近は全くやっていません。

楽しいことはちゃんと覚えているというわけですね。

基本、「強化」は犬にとって楽しいこと。
楽しくなければ、トレーニングは続きません。

愛犬に、何か「強化」したことありますか?
ちなみに、前にもよく書いていますが、「強化」は人間が意図していなくても起きています。

きちんと伝えたいことは、しっかり「強化」しましょう。

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2026年6月 4日 (木)

そんなに見ないで

先日某テレビ番組の中で、「犬は正面から見られると目をそらす」という話が出ていました。

「うちの犬はそんなことはない。」と言う方もいらっしゃるでしょうが、
家族の場合はそうでもなくても、他人や他犬の場合、嫌がる犬は少なくありません。
理由は、真正面から犬が見るのは「敵対心」のボディランゲージでもあるからです。

私が仕事で初対面のワンコさんに会うときは、正面から挨拶にはいきません。
斜に構えて、犬が自分から寄ってきてくれるのを待ちます。


大したことではなさそうなことですが、実はこれがトラウマになっている犬は少なくありません。
知らない人が、「かわいい!」と真正面から小型犬に近寄ったり、
好奇心旺盛な犬が、他犬に向かって正面から突進していく。と言ったようなことに
警戒心や恐怖心を抱く犬は意外と多いものです。

そんなとき、
「うちの犬は大丈夫だから。」と愛犬のペースに任せず、
相手がそうとは限らないということを頭に入れておくことも大事です。


他犬反応が強い犬の場合も、散歩中細い道などで他犬とすれ違う場合、
道幅があればお互い反対側に寄ることができますが、
そうでないとかなり正面からの遭遇になってしまいます。

犬に無用なストレスをかけないためには、そんなことも少し考えてみるといいでしょう。

昨日書いたトイレの話にも通じますが、排泄中の犬に犬を寄せるのもストレスになります。
犬が警戒して途中でトイレを止めてしまうこともあるからです。

人間も鍵が閉まる安全なトイレに入りたいですよね。
犬にも落ち着いて排泄できる環境を提供してあげましょう。


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我が家の犬たちはボーダー・コリーと言う犬種なので、目力で仕事をします。
自分たちは相手をガン見しながら仕事するのに、見られるのは好きではない身勝手なタイプ。
もちろん、仕事以外では目を合わせないようにするアシスタントですが、
見習いは、まだまだ見ちゃうので、修行が足りませんね。

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2026年6月 3日 (水)

トイレトレーニングのはなし

何度も書いたお題ですが、今回台風が来て、犬たちにおうちトイレをお願いしたのでリマインド。

犬の「習慣」を変えるのは時間がかかります。
トイレの習慣も同じ。

仔犬の頃は当然のように家の中で排泄する習慣を付けることに躍起になっていても、お散歩に出られるようになると、早く外で排泄出来るようにしたいと思う人は少なくないでしょう。

様々な場所に同伴するようになると、当然外出時間も長くなるので、家の中でしか排泄できないのは犬にとっては不健康です。

しかしながら、ある程度成長してくると、安心できる場所でなければ排泄できないという犬は少なくありません。
当然です。
とても無防備な体勢なので、落ち着いた場所でなければできないのは人間と同じです。

散歩が出来るようになって、直ぐに外で排泄出来る犬もいれば、なかなか出来ない犬もいますが、次第に慣れてくると、外でも排泄が出来るようになってきます。
個体差がありますが、我が家で繁殖した仔犬たちのうち、男の子は散歩に出始めてすぐに出来るようになった一方、女の子はなかなか出来ず、生後5ヵ月過ぎて旅行に行ったときも、ずっとトイレを我慢していて心配しましたが、現地に到着した夕方、林の中を散歩していてようやくしゃがみました。

いずれにしても、時間をかけてあげれば外でも排泄できるようになりますが、今度は家の中でのトイレを使わなくなる犬が意外と多いので、外で出来るようになっても、家の中と両方で出来るようにしてあげることが重要です。
なぜなら、台風で飛ばされそうになっても、外に連れ出さなければいけなくなるからです。

基本的に、トイレトレーニングが出来ていれば、犬はハンドラーに言われた場所で排泄することができます。

トイレトレーニングとは、排泄を促すキューを聞いたら、犬が排泄行為に及ぶというもの。
他のトレーニング同様、行為を意味するキューを犬が理解することが早道です。
そのためには、家の中でトイレをしている仔犬の頃から、さりげなく排泄中にキューの言葉がけをするという、いわゆる「キャプチャリング」手法で犬に言葉を教えていくことで、「オスワリ」と言われて犬が座るのと同様、「トイレは?」と言われて、排泄するようになるわけです。

トイレトレーニングのポイントは、仔犬のトイレを見逃さないことですが、だからと言って見張っていてもなかなかしてくれないので、排泄のタイミング(食後、寝起き、遊んだ後など)で、トイレスペースに犬をいざないなって待ち、排泄行為が始まったら、さりげなく(圧をかけず)声をかけること。

声掛けにはいろいろあります。
盲導犬のトレーナーさんなどは「ワンツー」という言葉を使うと聞いたことがあります。
一般的には、「トイレ」。
我が家は、大と小を分けてコールするので、そのまま「ウンチ」と「おしっこ」。

外を散歩しているときでも、あまり他人様のご迷惑にならない場所で声をかけ、嵐の日は家の中のトイレシートの横で声をかけるだけで、犬たちは済ませてくれます。
特に、ドッグスポーツの競技に参加するときは、リンクイン前にお願いしておかないと、緊張して行きたくなったりすることもあるので、必ず声をかけるようにします。

犬に強要するようで嫌だと思う人もいるかもしれませんが、道の真ん中や、横断歩道の上など、間が悪いときにしたくなることがないように、早めの声掛けをすることは、小さい子供にお出かけ前に促すのと同じなので、強要にはなりません。
「今行っておけば?」と声をかけてあげるだけ。

大人になってから外トイレをおうちトイレに変えるには時間がかかる犬もいます。
先々代の犬たちは、トイレトレーニングは出来ていましたが、成犬になってから引っ越しをしたとき、3頭中2頭はその日のうちに新しい家のバスルームがトイレになっても文句を言いませんでしたが、先ほど書いた女の子は1週間かかりました。
時間がかかるということは、それだけ犬がストレスを感じているとも言えるので、小さいうちから、両方できるようにしておいてあげるといいですね。

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※ちょっと頭が固かったのは真ん中の娘犬でした。

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2026年6月 2日 (火)

「般化(Generalization)」のはなし

今日も専門用語のようなお題ですが、「般化」とは、簡単に言うと、普段できることを、いつでもどこでも出来るようにしましょうということ。

犬のトレーニングで言うと、
「家の中ではオスワリができるけれど、外に行くと出来ません」というのは、
犬は「オスワリ」という行動を理解はしているが、「般化」が出来ていないということ。

見知った人しかいない家の中で、しかも何の刺激もない場所であれば、ハンドラーの「オスワリ」という言葉に対して行動に移せても、玄関の外で、視界によその人がいたり、車の音やバイクの音などの生活音がしていると、途端にできなくなってしまうのは当然のことなので、そもそも、そういう場所でも犬が出来るように練習していきましょうということです。

特に呼び戻しなどは、家の中では飛んできても、ドッグランではどうでしょうか。

だからと言って、急にドッグランなどの刺激の高い場所ですぐに練習するのはNGです。
失敗ばかりが繰り返され、犬は結果、まったく褒められないどころか、
叱られたりしていい経験に繋がらないからです。

少しずつ様々な場所に馴らしていくためには、犬の失敗を増やすのではなく、成功体験を増やすことがポイント。
「出来る」を増やしていくことで、最終的には日常生活や競技中においても、ハンドラーの言葉のキューをしっかり聴いて反応出来るようなっていきます。


さて、我が家の見習い、ちょうど2ヵ月前から、ドッグダンスのトリックである、「クロスハンド(paws)」を教え始めました。

とは言っても、一から教えたのではなく、それ以前に、座っていても、立っていても、あるいは伏せていても、右前足と左前足を挙げることはマスターしていました。

ですから、伏せた状態で前足を交差させながら挙げて、反対側の前足の上に乗せるという動きを教え始め、2ヵ月経って、ハンドラーとの位置関係をいろいろ変えても、言葉のキューに反応出来るようになったということです。

この場合も「般化」が必要でした。
なぜなら、最初は目の前で教えたので、目の前ならば、多少距離があっても、外でもやれるようになったのですが、いざドッグダンスのルーティンに入れるために、並んでやってもらおうと思ったら、こちらを見ようとして、思い通りに前足が動きませんでした。

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「教えたはずなのに、なぜできない?!」と思いたくなる状況のひとつです。

ボディシグナルもハンドシグナルも必要なく、言葉のキューだけで反応出来るのだから、ハンドラーが違う場所にいても出来るだろうと考えてはいけません。
もしかしたら、出来る犬もいるかもしれませんが、状況が変わっても、あなたのやることは同じだと伝えることも大事なことです。

ハンドラーが正面にいるときだけでなく、横にいてもやることは変わらないと、少しずつ教えていくと、いろいろな位置関係でもきちんとできるようになります。

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焦らず、分かりやすく伝えていきましょう。

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2026年6月 1日 (月)

条件付けによる行動変容

専門的なワードのお題ですが、簡単に言うと、犬にやって欲しくない行動を変えるために、新しい習慣を作るといった感じでしょうか。

犬の行動を変えるためには、その行動を取ることによって、犬がメリットを感じる必要があります。
メリットを感じることで、犬はその行動をとる度にいいことがあると学習し、結果、その行動が頻出するというわけです。

例えば、散歩中他犬を見ると反応してしまう犬の場合、他犬が視界に入ってロックしそうなときに、愛犬にトリーツを渡す新しい習慣を作っていくと、犬は他犬が視界に入ったら吠えるという行動よりも、ハンドラーを見て、トリーツをもらうという行動に変わっていくというもの。

もちろん、直ぐに変わるわけではありません。
繰り返し「強化」していくことで、時間はかかるかもしれませんが、少しずつ行動は変わっていきます。

インターホンが鳴ると吠えるという場合。
インターホンが鳴ると、オヤツが落ちてくるという新しいパターンを作ることで、犬は吠えるよりもオヤツを食べることを優先するようになります。

我が家の犬の場合、あるときから突然にインターホンに反応するようになってしまったので、インターホンが鳴ったら、犬が一瞬吠えても、すぐにハウスにオヤツを投げ込んで、「ハウス」と声をかけるようにしました。
普段から、ハウスは大好きなので、刺激がなければ、オヤツが無くてもハウスに入りますが、インターホンが鳴ると、対応のために私が部屋を出ると予測し、興奮するようになってしまったため、繰り返しハウスにオヤツを投げていたら、インターホンが鳴ったらハウスに飛び込むようになりました。

最初の一声は出ますが、吠え続けることはなくなりました。

もっと来客が多いと、もっと沢山練習が出来るのですが、あいにくたまにしか来客がないので、なかなか学習が進まないのも事実。

学習を速めるためには、繰り返しの練習が不可欠ですね。

散歩中、ハンドラーを見るとトリーツがもらえるという習慣づけをしたので、特に大きな刺激がないときは、こんな感じでご近所散歩する犬たち。

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刺激が高いときは、鉄板の「ダウン」をお願いすることもあります。
そういう意味で、基礎のトレーニングはとても大事ですね。

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