ターゲットもディストラクション
犬のトレーニングで言うディストラクションとは、犬の気を散らすもの(刺激)。
どんなものが犬の気を散らすかと言えば、
・他犬
・音
・匂い
・動くもの
・食べ物
・おもちゃ(楽しいこと)
・人
などなど、様々な環境刺激がディストラクションになります。
ひとつのディストラクションに勝つために、別の刺戟を使うことで、
犬の集中を戻すということは普通に行われています。
例えば、他犬が気になりそうな犬に、好物のオヤツを見せることで、
他犬への集中をはずすということは日常的です。
いずれにしても、犬のトレーニングで使われているものも
ディストラクションにもなりうるというお話。
我が家の見習いに遠隔でサイドステップを教えていますが、
遠隔の作業を分かりやすくするには、
犬の前足が乗るターゲットを使っています。
犬に、ターゲットに乗っているといいことがあると刷り込むことで、
犬はハンドラーが犬から離れていっても、
ターゲットに乗っていることが強化されているので、
ハンドラーにつられてハンドラーのそばに戻ってくることはありません。
それだけ強固にターゲットを教えてしまうと、
遠隔作業中にサイドステップをお願いしても、
前足がターゲットにくっついてしまって、なかなかそこから足が下せないということも出てきます。
つまり、ターゲットがディストラクションになっているわけです。
道具は上手に使わないと、犬が混乱してしまいます。
ある程度、遠隔作業に自信が持てるようになってきたら、
ターゲットを外した方が、犬が次の動きに入りやすくなることもあります。
場合によっては、さらにターゲットを増やして、
次の目標地点を示すという方法もあります。
犬の様子を観ながら、進めていくといいでしょう。
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